JPS58127744A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物

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JPS58127744A
JPS58127744A JP1035982A JP1035982A JPS58127744A JP S58127744 A JPS58127744 A JP S58127744A JP 1035982 A JP1035982 A JP 1035982A JP 1035982 A JP1035982 A JP 1035982A JP S58127744 A JPS58127744 A JP S58127744A
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JP
Japan
Prior art keywords
thermoplastic resin
carbon black
shielding
weight
digital electronic
Prior art date
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Pending
Application number
JP1035982A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Hasegawa
正 長谷川
Tadanobu Suzuki
鈴木 忠信
Kazuo Haga
芳賀 和夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aron Kasei Co Ltd
Original Assignee
Aron Kasei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aron Kasei Co Ltd filed Critical Aron Kasei Co Ltd
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Publication of JPS58127744A publication Critical patent/JPS58127744A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、デジタル電子装置が放射する妨害電波をシー
ルドするシールド材に関するものである。
IC,LSIに代表されるエレクトロニクス技術の急速
な進歩に伴ない、IC,LSIを使用するコンピュータ
ー、電子ゲーム、テレビゲーム、電子金銭登録機、スイ
ッチング電源、デジタル時計。
電卓、 ワードプロセッサー等のデジタル電子装置が広
範囲に使用されるようになった。
デジタル電子装置は動作の基本として毎秒10.000
パルス以上のパルスを発生しており、このパルスに付随
して無線周波数エネルギーが放射される。
従って、このようなデジタル電子装置を使用する場合に
は放射される無線周波エネルギーがラジオ、テレビ、無
線機にノイズ、画像の乱れ等の問題(いわゆる電磁波障
害)を起こすことがある。
デジタル電子技術の利用技術は今後、各種製造設備、事
務用機器、家庭用機器、輸送設備等、全ての産業分野、
生活分野に広がると考えられ、それに伴なって電磁波障
害の問題が多発すると予想される。
このような事態に対して、電磁波障害を防止するため、
デジタル電子装置には、障害電波を遮蔽すること・・・
・・・・・・シールド・・・・・・・・・が要求される
ようになりCl5PRO規格(国際規格)、FCC規格
(アメリカ規格)、VDE規格(西ドイツ規格)が決め
られている。
デジタル電子装置のハウジングに、ポリスチレン、AB
S、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリプロピレン、
ポリフェニレンオキサイド、ポリ塩化ビニル等の熱可塑
性プラスチックが多く使用されるが、プラスチックは障
害電波領域の電磁波を透過してしまうため、シールド技
術が是非とも必要である。プラスチックにシールド性を
与えるには金属化して導電性にすることが基本とされて
おり、(1)プラスチックの表面に導電性の層を形成さ
せる方法と、(2)プラスチックの中に導電性のフィラ
ーを添加する方法が考えられている。
(1)の具体的な方法としては、亜鉛溶射、導電性塗料
塗布、真空蒸着、スパッタリング、メッキ等があり、(
2)の具体的な方法としては、カーボンブラック、メタ
ライズドガラス、金属リボン、金属フレーク、メタルパ
ウダー、カーボン繊維等の導電性フィラー添加がある。
しかしながら、(1)、(2)について以下のような問
題点が指摘されている。
まず、(1)では導電性層がプラスチックの成形後、数
種類の表面処理を行なってから溶射、スプレー。
蒸着、スパッタリング、メッキ等で形成されるので0時
間がか5る、■人手がか\る、■余分な設備がいる、■
量産性が低い等コスト高になる。
又、耐久性については、長時間使用しているとプラスチ
ックと表面導電性層との密着性が悪くなり、最後にはク
ラック、剥離を起こす。クラック、剥離が生じるとその
場所から、電磁波を外部に放射したり、剥離片がプリン
ト基板や内部配線上に落下し、ショートして故障の原因
や感電事故、火災の原因になり信頼性に乏しい。
(2)は、剥離問題はないが、導電性フィラーを均一に
混入し、しかも均一な成形物を得るのが困難剋 である。これはプラスチックとフィラーの流水特性が異
なるために、シールド特性を良くするには導電性フィラ
ーの量を多くする必要があるが、フ叶 イラーの量を多くすると流水性が悪くなるからである。
従って導電性フィラーを添加する場合、添加量を少なく
してもシールド特性を低下させない工夫が是非とも必要
である。
我々は、デジタル電子装置のプラスチック製ハウジング
にシールド性を与える方法として工程が簡単で、かつ、
信頼性の高い導電性フィラー添加法の問題点を種々検討
した結果、金属フレークと中空シェル状粒子構造を有す
るカーボンブラックをある割合で配合することで添加量
を少なくしてもシールド特性を低下させないという驚く
べき現象を見出した。
金属フレークと中空シェル状粒子構造を有するカーボン
ブラックをある割合で使用した場合、少量でも良好なシ
ールド性が得られることについては、両者の形状に関係
があると考えられる。つまりシールド性の高い低いは導
電性ネットワークの密度に関係し、金属フレークと中空
シェル状粒子構造を有するカーボンブラックを併用する
場合、図1に示すように両者が、導電性ネットワークの
水平方向、垂直方向を構成し、単独の場合よりも少ない
量で効率よくネットワークが゛形成されると想像される
次に本発明を図面を用いて詳細に説明すれば、第1図は
、本発明に係る熱可塑性樹脂組成物の構成を示す断面図
であり、図中1は熱可塑性樹脂を5− 示す。熱可塑性樹脂]の使用については、特に樹脂の種
類に制限はないが、例えば、ポリスチレン。
ABS、ポリアミド、ポリカーボネイト、ポリプロピレ
ン、ポリフェニレンオキサイド、ポリ塩化ビニル等が成
形上適当である。図中2.3は熱可塑性樹脂1に添加す
る金属フレークと中空シェル状粒子構造を有するカーボ
ンブラック(以下Aカーボンブラック3という)である
が、金属フレーク2としては材質がアルミ、銅、ニッケ
ル、亜鉛。
銅−亜鉛合金であり、厚みQ、 1 mm以下、大きな
面の面積が4 rust以下のものが望ましい。
中空シェル状粒子構造を有するカーボンブラック3(以
下Aカーボンブラック3という)については、例えば、
アクゾ社製ケッチンブラックECを使用するが粒子が中
空であり、従って表面積が大きい点に特徴をもつもので
ある。
添加量は、金属フレーク2が25〜35重量%。
Aカーボンブラック3.1〜4重量%の範囲である。こ
れは金属フレーク2の方がシールド性に対して効果的で
あるが25%(容量を省略。以下同6一 じ)より少ない場合は、目的とするシールド性が得られ
ず35%より多い場合は、シールド性は十分であるが流
柔性が悪くなり均一な成形物が得難い。又、Aカーボン
ブラック3に関しては1%よりその添加効果が認められ
るが、4%でほぼ添加効果は上限になる。
金属フレーク2を単独で用いる場合最少40%が必要と
されており、その場合も金属フレーク2が均一に分布し
た成形物を得るため、ゲートの大きさ、数、成形物の形
状等成形条件の検討が必要である。
これに対し本発明は、従来よりも少ない添加量で十分な
シールド性が得られるだけでなく、製造は導電性フィラ
ーを添加しない場合と同様の条件で良いという顕著な効
果を有するものである。
上に述べた金属フレーク2.Aカーボンブラック3を使
用し、デジタル電子装置から放射される障害電波をシー
ルドするプラスチック製ハウジングを製造する工程は、
l)プラスチックに所定の金属フレーク、Aカーボンブ
ラック3を配合、2)押出機で混練り、押出しペレット
加工する。
3)射出成形機で目的とする製品を作る。Aカーボンブ
ラック3以外は従来の工程と同じである。
以下、実施例に基づいて本発明の詳細な説明する。
実施例I JSRABS  85(日本合成ゴム社製ABS樹脂)
68重量部、  Transmet K−102(トラ
ンスメット社製アルミフレーク)30重量部、ケッチン
ブラックEC(アクゾ社製)2重量部を単軸の押出機に
かけ、混線押出し後カットしてペレット化した。
次にこのペレットを使用し、140 X 100 X 
3Mのパネルを射出成形により製造した。
得られたパネルの表面は平滑であり、X線透過法でフレ
ークの分散状態を調べた所分散も良好であった。
次にシールド特性をW、D、Na5on等の方法に準じ
て測定した。180 X 140 X200mmの箱を
銅板で作り、これに120騎の間隔をおいて送信アンテ
ナと受信アンテナを設置する。送信アンテナに安売電気
社製標準信号発生器MG645Bを接続し、受信アンテ
ナに安売電気社製スペクトラムアナライザーMS62A
を接続する。0.5〜1000L M旧の周波数の信号を連続的に送信アンテナに供給し、
この強度をスペクトラムアナライザーで測定する。
同様の測定を送信アンテナと受信アンテナの中間に上で
製造したフレーク、ケッチンブラックECの添加のパネ
ルをセットして行なう。シールド性はパネルが無い場合
の信号強度よりパネルがある場合の強度を差引いた値で
示されるが、0,52 〜100.’OMf[の周波数範囲でほぼ一定の40 
dB(信号強度の99,0%がパネルで吸収2反射され
、パネルを通過する信号強度は1%)であり十分なシー
ルド性を示した。
実施例2 JSRABS  85 74重量部、アルミフレーク 
25重量部、ケッチンブラックEC1重量部のものにつ
いて、実施例1と同様に成形しシールド効果を測定した
。シールド効果はほぼ一定の359− dB(信号強度の98.22%がパネルで吸収9反射さ
れパネルを通過するものは1.78%)でありシールド
性としては下限であった。
実施例3 JSRABS  35 61重量部、アルミフレーク3
5重量部、ケッチェンブラックEC4重量部のものにつ
いて同様にパネルを成形しシールド特性を測定した。シ
ールド効果は約50dB(信号強度の99.67%がパ
ネルで吸収9反射されパネルを通過するものは0.33
%)であり十分なシールド件数 を示すが表面性が流水が悪くなったためか、少し平滑性
が低下気味となった。
比較例I JSRABS  35 60重量部、アルミフレーク3
5重量部、ケッチェンブラックEC5部 、:。
のものについて同様にパネルを成形しシールド特性を測
定した。シールド効果は約50dBであり、実施例3の
場合と比較しdも差が認められなかった。
lO− 実施例4 ノリル781 J (エンジニアリングプラスチック製
ポリフェニレンオキサイド樹脂)68重量部、アルミフ
レーク30重量、ケッチェンブラックEC2重量部を押
出し機にかけて混線押出し後、ペレット化した。
このペレットを使用し、実施例1と同様にパネルを成形
しシールド性を測定した。シールド効果は、約45dB
(信号強度の99.44%がパネルにより吸収9反射さ
れパネルを通過するものは0.56%)で十分なシール
ド性を示し、表面性も問題なかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る熱可塑性樹脂組成物の断面図で
ある。 l・・・・・・・・・熱可塑性樹脂  2・・・・・・
・・・金属フレーク8・・・・・・・・・Aカーボンブ
ラック(中空シェル状粒子構造を有するカーボンブラッ
ク) 特許出願人 アロン化成株式会社 11− 笛 11刀 300−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. l 金属フレーク25〜35重量%、中空シェル状粒子
    構造を有するカーボンブラック1〜4重量%、および残
    部が熱可塑性樹脂からなる障害電波を遮蔽するに有用な
    熱可塑性樹脂組成物。
JP1035982A 1982-01-25 1982-01-25 熱可塑性樹脂組成物 Pending JPS58127744A (ja)

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Cited By (4)

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