JPS5812427Y2 - 変成器 - Google Patents

変成器

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Publication number
JPS5812427Y2
JPS5812427Y2 JP10249179U JP10249179U JPS5812427Y2 JP S5812427 Y2 JPS5812427 Y2 JP S5812427Y2 JP 10249179 U JP10249179 U JP 10249179U JP 10249179 U JP10249179 U JP 10249179U JP S5812427 Y2 JPS5812427 Y2 JP S5812427Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
bobbin
coil
shaped core
transformer
lead wire
Prior art date
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Expired
Application number
JP10249179U
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English (en)
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JPS5621420U (ja
Inventor
幸平 岡野
Original Assignee
株式会社 タムラ製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 タムラ製作所 filed Critical 株式会社 タムラ製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、変成器に関し、特にそのボビンの部分の改良
に係る。
携帯用のテープレコーダおよびラジオなどは、部品の電
子技術の発達により、小形軽量化の傾向にある。
このため変成器に関しても、小形軽量化の傾向が強くな
ってきている。
ところが従来の一般的なEIココアは、ユーザの仕様に
満足できない場合が多い。
一方、いわゆるOI形ココア、O形の巻き鉄心の透磁率
の改善により、小形化できる要素をもっている。
本考案は、上記のOI形ココア有する変成器に関し、そ
の目的は、2つの成形ボビンを同心的に組合せる構造の
もので、ボビンの巻幅をせまくしたり、あるいはボビン
以外の絶縁物を挿入するなどの手段によらないで、沿面
距離を確実に保持し、しかも組立作業の容易なボビンを
提供する点にある。
以下、本考案を図面にもとづいて具体的に説明する。
変成器1は、その構成部分を大別すると、O形コア2、
I形コア3、第1ボビン4および第2ボビン5により構
成されている。
O形コア2は、方向性硅素鋼帯6を正方形状に巻き付け
て構成してあり、またI形コア3は、長方形状の硅素鋼
板7を積層して構成してあり、上記O形コア2の端面中
央に配置される関係にある。
第1ボビン4は、絶縁体例えば硬質プラスチックで構成
され、角筒状の巻胴8の中心にI形コア3の挿入穴9を
有し、かつ両端部につば10,11を有し、この一方の
つば11につば板12を設け、かつこのつば板12およ
びつば11の両側端部に巻胴8の長手方向に突出する一
対のリード線案内体13を対向した状態で備えている。
一対のリード線案内体13は、外側から巻胴8の外周面
に達する例えば3本の溝14を有し、これらの溝14は
、巻胴8の長手方向の両端面でも開口している。
この溝14が形成されているため、リード線案内体13
は、結果的に4枚の仕切板15を有している。
そして2枚の外側の仕切板15は、その端面において、
2本または1本の端子ピン16.17を支持している。
また一方の仕切板15の端面に穴18が穿設しである。
この穴18は、端子板などの板状体を保持するために付
設しである。
そして第2ボビン5は、上記第1ボビン4と相似形の角
筒状で、上記第1ボビン4を内部に収納する穴19を有
し、その外周部で巻胴20を構成している。
この巻胴20の端部には、つば板21およびつば22を
備えている。
つば板21の外周部分は、巻胴20の周面から突出し、
またつば板21の内周部分は、第1ボビン4に対するス
トッパ23となり、その中心の穴24は、■形コア3の
挿入穴となっている。
なお、はぼU字形の切欠25は、つば板21の左右端に
あって、受片26の間においてリード線の係止に用いら
れる。
またつば22は、幅広に形成され、左右の端部に収納部
27を備えている。
この収納部27は、リード線案内体13の一端を収納す
る部分で、端面および内側面で開口している。
そして上記第1ボビン4および第2ボビン5は、ともに
硬質プラスチックを材料として一体成形により製作する
つぎにこれらの部品を組合せる順序を説明する。
まず、第1ボビン4の巻胴8に第1−コイル28が巻き
付けられ、また第2ボビン5の巻胴20に第2コイル2
9が巻き付けられている。
この変成器1が降圧用の電源トランスとして構成される
場合、上記第1コイル28および第2コイル29は、そ
Itぞれ1次コイルおよび2次コイルとなる。
そして第2コイル29の巻き始めおよび巻き終りのリー
ド線32は、それぞれ切欠25の部分に係止される。
また第1コイル28の巻き始めおよび巻き終りのリード
線31は、それぞれ左右の溝14から端子ピン16にか
らげて半田合金などで溶着して固定する。
なお、第1コイル28が中間タップを有している場合、
それのためのリード線は、他の溝14を通し、他の端子
ピン16に固定することになる。
このようにしてから、第1ボビン4の巻胴8の部分を穴
19の部分に挿入する。
このとき、つば10,11は、穴19の内周面にはまり
込むから、穴19の内径とつば10゜11の外径とはほ
ぼ等しく設定しである。
またつば板12は、つば22の端面に接し、その部分を
完全に閉塞する。
そして一対のリード線案内体130基部は、収納部27
の内部にはいる。
このとき収納部27は、リード線案内体13の基部を外
側および長手方向の端面を閉ぐ。
つぎに挿入穴9に■形コア3を挿入し、両端部をその挿
入穴9から突出させた状態でそれらの第1ボビン4、第
2ボビン5および■形コア3をO形コア2の一方の端面
に載置する。
このようにすると、■形コア3とO形コア2とは、切断
面で接触し、中の字状に組合せられ、外鉄形の磁路を形
成する。
また第2ボビン5は、下方の受片26および収納部27
の下面でO形コア2に乗り、O形コア2の内部でほとん
ど妄動しないようになる。
そしてこの変成器1の完成状態は、第3図に示すようで
ある。
さて、この組立状態において、各部の沿面距離は、第4
図のようになっている。
まず、つは11側において、第1コイル28と第2コイ
ル29との間に沿面距離は、破線で示すDlで表わせる
この沿面距離D1は、つば板12およびつば10を迂回
するため、充分確保できる。
つぎにリード線案内体13の側においても、第1コイル
28と第2コイル29との間の沿面距離D2は、収納部
27の内外周面によって充分大きくとれる。
もつともリード線案内体13の部分以外のつば11の部
分では、そのつば11が穴19の内周面に密着し、また
つば板12がつば22の端面に密着し、空間的な放電路
が存在しないから、絶縁は、完全である。
さらに第1コイル28のノード線31は、溝14の中に
あって、仕切板15によって仕切られているため、O形
コア2に対する沿面距離D3は、仕切板15の幅と高さ
の和となり、また端子ピン16とI形コア3との沿面距
離D4は、リード線案内体13の突出部分によって長く
できる。
本考案では、つぎの利点が得られる。
第1−に、第1コイルのリード線が仕切板の間の溝を通
って1本ずつ引き出され、コアから離れた位置の端子ピ
ンに半田付けされるから、リード線相互およびリード線
とコアとの間の沿面距離が高電圧に対しても充分に確保
できる。
第2に、リード線案内体の基部が収納部の中に入った状
態で被われているから、リード線案内体の溝となる空間
の沿面距離が大きくできる。
また第2ボビンのつば板が沿面距離の迂回路を形成し、
第1ボビンのつは板か゛第2ボビンのつば部の端面を閉
塞するので、第1コイルと第2コイルとの間の沿面距離
が確実にとれるので、高電圧の変成器でも小形、軽量化
が可能となる。
第3に、第1ボビンのリード線案内体に端子ピンが埋込
んであり、またリード線案内用の溝が上記端子ピンと第
1ボビンの巻胴との間を連結するので、配線作業が容易
となり、その作業の省力化が達成できる。
第4に、第1ボビンと第2ボビンとが収納部およびリー
ド線案内体の相互の嵌合によって簡単に位置合せができ
るので、組立作業が能率的に進められる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の変成器の分解斜面図、第2図は同変成
器の第1ボビンおよび第2ボビンの縦断斜面図、第3図
は同変成器の完成状態の斜面図、第4図は同変成器の組
立状態の一部破断乎面図、免:5図は同変成器の組立状
態の側面図である。 1・・・・・・変成器、2・・・・・・O形コア、3・
・・・・・■形コア、4・・・・・・第1ボビン、5・
・・・・・第2ボビン、8・・・・・・巻胴、10.1
11・・・・・・つば、12・・・・・・つば板、13
・・・・・・リード線案内体、14・・・・・・溝、1
5・・・・・・仕切板、16.17・・・・・・端子ピ
ン、20・・・・・・巻胴、21・・・・・・つば板、
22・・・・・・つば、23・・・・・・ストッパ、2
7・・・・・・収納部、28・・・・・・第1コイル、
29・・・・・・第2コイル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 方向性硅素鋼帯からなるO形コアと、このO形コアの側
    端面の中央に配設される■形コアと、第1ボビンと、第
    2ボビンとで構成され、上記第1ボビンは上記■形コア
    に挿入され両端につばを有する第1コイルを巻き付けら
    れた巻胴の一端につば板ならびに外方に突出し上記第1
    コイルのリード線を案内する複数の溝とこれらの溝の間
    を仕切る仕切板と上記リード線を固定する端子ピンとを
    有するリード線案内体を備え、また第2ボビンは上記第
    1ボビンの外側に同心的に組合せられ巻胴で第2コイル
    を巻き付けかつそ、の巻胴の一端に外側に張り出すつば
    板および上記第1ボビンのつばに対向するストッパを有
    しさら(二上記巻胴の他端に上記リード線案内体の基部
    を被う収納部を備えることを特徴とする変成器。
JP10249179U 1979-07-25 1979-07-25 変成器 Expired JPS5812427Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10249179U JPS5812427Y2 (ja) 1979-07-25 1979-07-25 変成器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10249179U JPS5812427Y2 (ja) 1979-07-25 1979-07-25 変成器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5621420U JPS5621420U (ja) 1981-02-25
JPS5812427Y2 true JPS5812427Y2 (ja) 1983-03-09

Family

ID=29335211

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10249179U Expired JPS5812427Y2 (ja) 1979-07-25 1979-07-25 変成器

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JPS5621420U (ja) 1981-02-25

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