JPS5812302B2 - ナンネンセイセイケイヒンノセイゾウホウホウ - Google Patents
ナンネンセイセイケイヒンノセイゾウホウホウInfo
- Publication number
- JPS5812302B2 JPS5812302B2 JP4545775A JP4545775A JPS5812302B2 JP S5812302 B2 JPS5812302 B2 JP S5812302B2 JP 4545775 A JP4545775 A JP 4545775A JP 4545775 A JP4545775 A JP 4545775A JP S5812302 B2 JPS5812302 B2 JP S5812302B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flame
- pbt
- antimony trioxide
- molded
- butanediol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は難燃性成型品の製造方法に関するものである。
詳しくは、外観が美麗でかつ難燃性の優れたポリブチレ
ンテレフタレート樹脂成型品の製造方法に関するもので
ある。
ンテレフタレート樹脂成型品の製造方法に関するもので
ある。
ポリブチレンテレフタレート樹脂（以下ＰＢＴという）
はその優れた物理的特性および加工成型性により多くの
用途に使用されているが、とりわけギャー、プーリー、
電気用部品等のいわゆるエンジニアリングプラスチック
の分野に多用されている。
はその優れた物理的特性および加工成型性により多くの
用途に使用されているが、とりわけギャー、プーリー、
電気用部品等のいわゆるエンジニアリングプラスチック
の分野に多用されている。
エンジニアリングプラスチックは、その用途上当然難燃
性であることが要求されるが、ＰＢＴも他の熱可塑性樹
脂と同様難燃性が充分でないため、優秀な難燃剤の開発
は急務であった。
性であることが要求されるが、ＰＢＴも他の熱可塑性樹
脂と同様難燃性が充分でないため、優秀な難燃剤の開発
は急務であった。
現在までに種々の提案がなされているが、なかでも難燃
化という点ではハロゲン含有芳香族有機化合物と三酸化
アンチモンの組合わせの難燃剤が最も優れている。
化という点ではハロゲン含有芳香族有機化合物と三酸化
アンチモンの組合わせの難燃剤が最も優れている。
しかし、ＰＢＴ用としては、従来使用されているハロゲ
ン含有芳香族有機化合物は、なお充分満足しうるものと
はいい得ない。
ン含有芳香族有機化合物は、なお充分満足しうるものと
はいい得ない。
例えば、ヘキサブロムベンゼンの場合、難燃という面で
は極めて有効であるにもかかわらず昇華性であるために
労働環境を悪化して加工操作が難しく、かつ、得られる
成型品の外観が光沢に欠ける。
は極めて有効であるにもかかわらず昇華性であるために
労働環境を悪化して加工操作が難しく、かつ、得られる
成型品の外観が光沢に欠ける。
また、テトラブロモビスフェノールＡ１テトラブコモ無
水フタル酸等は成型品を着色し、商品価値を低下させる
。
水フタル酸等は成型品を着色し、商品価値を低下させる
。
更に、従来使用されているハロゲン含有芳香族有機化合
物は、三酸化アンチモンとの極めて狭い範囲の量比にお
いてのみ優れた難燃性を示す。
物は、三酸化アンチモンとの極めて狭い範囲の量比にお
いてのみ優れた難燃性を示す。
本発明者らは鋭意研究した結果、一般式
（式中、ｍおよびｎはそれぞれ１〜３の数を示す。
）（式中Ｒは２価の橋かけ基を示し、Ｒ′は炭素数２〜
６の２価の炭化水素残基を示し、ｎおよびｍはそれぞれ
１〜１０の整数を示し、Ｘ１〜Ｘ８は水素原子、臭素原
子または塩素原子を示し、かつＸ１〜Ｘ８の少くとも１
個は臭素原子または塩素原子である。
６の２価の炭化水素残基を示し、ｎおよびｍはそれぞれ
１〜１０の整数を示し、Ｘ１〜Ｘ８は水素原子、臭素原
子または塩素原子を示し、かつＸ１〜Ｘ８の少くとも１
個は臭素原子または塩素原子である。
）で示される化合物がＰＢＴの難燃剤として、極めて好
適であることを確認し本発明に到達した。
適であることを確認し本発明に到達した。
即ち、本発明の要旨は、ＰＢＴに前示一般式で示される
化合物と三酸化アンチモンとを含有させ加熱成型するこ
とによる難燃性成型品の製造方法にある。
化合物と三酸化アンチモンとを含有させ加熱成型するこ
とによる難燃性成型品の製造方法にある。
以下本発明を詳細に説明する。
本発明に適用されるＰＢＴは極限粘度〔傾）フェノール
とテトラクロ口エタンとの１：１の混合溶液１００ｍｌ
にＰＢＴ１ｇを溶解した溶液の３０℃における測定値が
０．８０〜１．３０の範囲にあることが望ましく、加熱
成型の際の極限粘度の低下を考慮すると、とくに１．０
以上であることが望ましい。
とテトラクロ口エタンとの１：１の混合溶液１００ｍｌ
にＰＢＴ１ｇを溶解した溶液の３０℃における測定値が
０．８０〜１．３０の範囲にあることが望ましく、加熱
成型の際の極限粘度の低下を考慮すると、とくに１．０
以上であることが望ましい。
このようなＰＢＴは、最も一般的にはテレフタル酸ジア
ルキルエステルと１．４−ブタンジオールとをエステル
交換後重縮合することにより得られるが、テレフタル酸
と１．４−ブタンジオールとを直接エステル化後、重縮
合することによっても得られる。
ルキルエステルと１．４−ブタンジオールとをエステル
交換後重縮合することにより得られるが、テレフタル酸
と１．４−ブタンジオールとを直接エステル化後、重縮
合することによっても得られる。
ジオール成分としては通常１．４−ブタンジオールが使
用されるが、２，３−ブタンジオール、２，４−ブタン
ジオール、■，２−ブタンジオール等も使用され、また
、ブタンジオールとともにエチレングリコール、プロピ
レングリコール等のグリコールを併用することもできる
。
用されるが、２，３−ブタンジオール、２，４−ブタン
ジオール、■，２−ブタンジオール等も使用され、また
、ブタンジオールとともにエチレングリコール、プロピ
レングリコール等のグリコールを併用することもできる
。
さらにジカルボン酸成分としてテレフタル酸とともにフ
タル酸、イソフタル酸、アジピン酸等のジカルボン酸を
併用してもよい。
タル酸、イソフタル酸、アジピン酸等のジカルボン酸を
併用してもよい。
なお、ＰＢＴは必要に応じ他の樹脂をブレンドして使用
することもできる。
することもできる。
本発明において、難燃剤の使用量は、普通全組成物に対
じ前示一般式で示される化合物をノロゲン含量で１〜１
５重量係、三酸化アンチモンをアンチモンの含量として
１〜１０重量係程度が使用される。
じ前示一般式で示される化合物をノロゲン含量で１〜１
５重量係、三酸化アンチモンをアンチモンの含量として
１〜１０重量係程度が使用される。
前示一般式で示される化合物と三酸化アンチモンの量比
は、とくに制限を受けないが、成形品の外観を考慮する
とき、三酸化アンチモンの含有量が過大であると、成形
品表面の光沢に欠けるため、ハロゲン量／有効アンチモ
ンの重量比で１〜１０とくに２〜１０の範囲内にあるこ
とが好ましい。
は、とくに制限を受けないが、成形品の外観を考慮する
とき、三酸化アンチモンの含有量が過大であると、成形
品表面の光沢に欠けるため、ハロゲン量／有効アンチモ
ンの重量比で１〜１０とくに２〜１０の範囲内にあるこ
とが好ましい。
本発明方法においては、これら以外に種々の助剤、例え
ば該剤、滑剤、熱安定剤、染料、顔料、帯電防止剤、耐
候性改良剤、あるいはガラス繊維、メタケイ酸カルシウ
ム等で代表される無機充填剤を配合することもできる。
ば該剤、滑剤、熱安定剤、染料、顔料、帯電防止剤、耐
候性改良剤、あるいはガラス繊維、メタケイ酸カルシウ
ム等で代表される無機充填剤を配合することもできる。
前記一般式で示されるハロゲン含有芳香族化合物および
ｖｂ族元素化合物は常法によりＰＢＴにブレンドし、押
出機により加熱溶融してチップ化する。
ｖｂ族元素化合物は常法によりＰＢＴにブレンドし、押
出機により加熱溶融してチップ化する。
なお、ＰＢＴの重縮合前に、これら添加剤を配合するこ
とは、重縮合反応が円滑に進行せず、また着色を招くお
それがあるので好ましくない。
とは、重縮合反応が円滑に進行せず、また着色を招くお
それがあるので好ましくない。
これらの難燃化剤を配合したＰＢＴチツプは、周知の種
々の方法、例えば射出成型、押出成型等により各種形状
の成型品に成型することができる。
々の方法、例えば射出成型、押出成型等により各種形状
の成型品に成型することができる。
実施例 １〜５
ポリブチレンテレフタレート（（ｖ）＝ｉ．１）に２，
２′−ビス（３，５−ジブロモ−４−ヒドロキシエトキ
シフエニル）プロパン粉末（略称ＴＢＡ〜ＥＯ）（Ｇｒ
ｅａｔ Ｌａｋｅｓ社製ＢＡ−５０ＴＭ）と三酸化アン
チモンを種々の添加量で混合した後、４０ｍｍｌ押出機
で２３０℃以上の温度で練り込み、チップを調製した。
２′−ビス（３，５−ジブロモ−４−ヒドロキシエトキ
シフエニル）プロパン粉末（略称ＴＢＡ〜ＥＯ）（Ｇｒ
ｅａｔ Ｌａｋｅｓ社製ＢＡ−５０ＴＭ）と三酸化アン
チモンを種々の添加量で混合した後、４０ｍｍｌ押出機
で２３０℃以上の温度で練り込み、チップを調製した。
実施例４、５については、練り込み時に補強材としてグ
ラスファイバーを混入させた。
ラスファイバーを混入させた。
このチップを乾燥した後、３．５オンス成形機で、燃焼
試験片（長さ１２７ｍ７ｋ幅１２．７７１７，厚さ１．
５ｍｍ）を成形した。
試験片（長さ１２７ｍ７ｋ幅１２．７７１７，厚さ１．
５ｍｍ）を成形した。
この成形時の金型表面への難燃剤の昇華および成形品の
色調について肉眼による観察を行なった。
色調について肉眼による観察を行なった。
その結果を表１に示す。なお、表１中の１成形品の色調
」が○印のものは、成形前のＰＢＴの色調と差異がない
ことを示す。
」が○印のものは、成形前のＰＢＴの色調と差異がない
ことを示す。
また、この試験片をアンダーライターズラボラトリー（
Ｕｎｄｅｒｗｒｉｔｅｒｓ Ｌａｂｏｒａｔｏｒｙ Ｕ
Ｌ一９４）によって制定された材料分類用垂直燃焼試験
法により燃焼特性”ｖ−ｏ”、”Ｖ＝１”および”Ｖ−
２”を調べた。
Ｕｎｄｅｒｗｒｉｔｅｒｓ Ｌａｂｏｒａｔｏｒｙ Ｕ
Ｌ一９４）によって制定された材料分類用垂直燃焼試験
法により燃焼特性”ｖ−ｏ”、”Ｖ＝１”および”Ｖ−
２”を調べた。
即ち、まずこの試験片をクランプで垂直に保持し、下端
に炎長２ｃｍの炎を１０秒間づつ２回接炎した。
に炎長２ｃｍの炎を１０秒間づつ２回接炎した。
この操作を５個の試験片について行ない燃焼性を測定し
、その結果を表１に示した。
、その結果を表１に示した。
比較例 １〜４
ＴＢＡ−ＥＯ以外の難燃剤について全く同様の操作によ
り検討を行なった結果を表１中に並記した。
り検討を行なった結果を表１中に並記した。
なお、燃焼試験結果の欄の上段は、第１回目の１０秒間
接炎を行なった際の燃焼試験結果である。
接炎を行なった際の燃焼試験結果である。
下段は、第１回目試験の時に生じた燃焼が消炎した１０
秒後に、第２回目の１０秒間接炎を行なった際の燃焼試
験結果である。
秒後に、第２回目の１０秒間接炎を行なった際の燃焼試
験結果である。
（１回目の接炎で３０秒以上燃焼したものについては２
回目の接炎は行なわない。
回目の接炎は行なわない。
）また、表１中各記号の意味は次の通りである。
※１ 表１における▲記号の前の数字は、ガス炎を離し
た後の燃焼時間（秒）を示す。
た後の燃焼時間（秒）を示す。
※２ 溶融落下ポリマーの燃焼、不燃焼は、試験片３ｏ
Ｃｒ下に置かれた脱脂綿が着火するか否かにより判定し
た。
Ｃｒ下に置かれた脱脂綿が着火するか否かにより判定し
た。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ ポリブチレンテレフタレート樹脂に、一般式（式中
、ｍおよびｎはそれぞれ１〜３の数を示す。 ）で示される化合物と、三酸化アンチモンとを含有させ
、加熱成形することを特徴とする難燃性成形品の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4545775A JPS5812302B2 (ja) | 1975-04-15 | 1975-04-15 | ナンネンセイセイケイヒンノセイゾウホウホウ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4545775A JPS5812302B2 (ja) | 1975-04-15 | 1975-04-15 | ナンネンセイセイケイヒンノセイゾウホウホウ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS51119750A JPS51119750A (en) | 1976-10-20 |
| JPS5812302B2 true JPS5812302B2 (ja) | 1983-03-07 |
Family
ID=12719873
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4545775A Expired JPS5812302B2 (ja) | 1975-04-15 | 1975-04-15 | ナンネンセイセイケイヒンノセイゾウホウホウ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5812302B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5846270B2 (ja) * | 1979-05-01 | 1983-10-15 | イ−・アイ・デユポン・デ・ニモアス・アンド・カンパニ− | 難燃性樹脂 |
| JPS5821442A (ja) * | 1981-07-31 | 1983-02-08 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 難燃性ポリエステル樹脂組成物 |
| JPH0715048B2 (ja) * | 1986-03-07 | 1995-02-22 | ポリプラスチックス株式会社 | 流動性改良難燃性ポリエステル樹脂組成物 |
-
1975
- 1975-04-15 JP JP4545775A patent/JPS5812302B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS51119750A (en) | 1976-10-20 |
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