JPS58117393A - 送風機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は燃焼機器や家庭用機器などに使用される円筒形
送風機に関するものである。

従来のこの神の送風揄は第１．２図に示すように、円筒
形ケーシング（ａｌ内に回転自在に配設した羽根車（ｂ
ｌを円板形吠の−Ｌ面板（’　ｂ　ｌ　）と下面板（ｂ
２）間に複数枚の羽根ｆｃｌを放射状に固定して形成し
、これらの上下面板（ｂｌ）（ｂ２）と羽根（Ｃ１の外
端径とを同一寸法に形成すると共に羽根車ｆｂｌの下面
板（ｂ２）に近接して配設した戻り通路ｆｄ＋の上面板
（ｄｌ）を羽根車（ｂ）の外径と等しくして羽根車（ｂ
）及び戻り通路内の外周開口端とケーシング（ａｌの内
周面間に環状のディヒユーザ−空間部（ｅｌを設けてな
る構造を有している。

しかしながら、このような構造によれは、羽根車ｆｂｌ
の出口から流出する空気流はケーシング（ａ）の内周面
に衝突したのちディヒユーザ−空間部ｔｅｌで大部分が
周方向の速廖成分の流れとなって環状のディヒユーザ−
空間部内を回流することになるので、ケーシング（ａｌ
の内周面に衝突した際に大きな圧力損失が生じると共に
回流する空気流にケーシング（ａｌの内周面によって壁
面摩擦損失が発生し、又、戻り通路ｉｄｌ側に空気流が
流通する際に径方向の速度成分を軸方向に指向させなけ
ればならないために曲がり損失が生じることになる。

さらに、戻り通路ｆｄｌに流入する際においても、戻り
通路の入口に対する流れの方向が不一致による損失が生
じ、羽根車（ｂ）の有する送風全圧力が戻り通路（ｄ＋
と連通ずるファン出口（ｆｌに達するまでに大巾に低下
して送風性能が悪くなり、このため、燃焼機器の特性等
を良くするに必要なファン圧力を得るにはファンを大型
化しなけれはならない等の欠点があった。

このような欠点を解消するために、第３図に示すように
、ケーシングｔａ＋の内周面と羽根車（ｂ）の外周開口
端間で形成した環状空間部に、渦巻状通路（ｇｌを複数
個、周方向に所定間隔毎に設け、これらの通路ｆｇｌの
上方開口端を羽根車（ｂｌの外周方に連通させると共に
下方開口端を戻り通路側に連通させた構造の送風機が提
案されている。

しかしながら、このような構造によれば、渦巻状通路（
ｇｌを形成する通路壁（ｇｌ）の始端部（ｇ２）は高速
回転する羽根車ｆｂｌの外周に接線方向に近接している
ために羽根車ｆｂ）からの空気の流れが前記始端部（ｇ
２）で瞬間的にカットされる状７Ｆ［（となって羽根車
（ｂｌの羽根枚数と回転数との積で決定される周波数の
サイレン音が発生し、このサイレン音の発生を抑制する
には、消音装置が必要となる。又、渦巻状通路ｆｇｌを
前記環状空間部に各々独立して構成するには構造が複雑
になり、ケーシング（λ）を大きくする必要が生じるば
かりでなく、形成し得る連路面積が制約されて通路内で
の流速が即くなり、一定風惜以上では渦巻状通路ｆｇｌ
内で圧力損失が増大してファン圧力を低下させる等の欠
点がある。

又、羽根車の構造を改良することによって前記欠点を解
消しようとする送風機も案出されているが、隼に羽根車
の形状を変えただけでは羽根車のもっている田力を損失
なく流通させる通風路が榊嘘されていないために大巾な
改善は得られないものである。

本発明はこのような従来の送風機の欠点をなくするため
に、ケーシング内に羽根車出口から戻り通路入口に至る
環状通路に、羽根車の外周方への空気の流れを漸次軸方
向に変化させる偏流しを配設して４数のディヒユーザ−
通路とし、このディヒユーザ−通路の終端をファン出口
と連通ずる戻り通路入口に連通させて高効率の送風性能
を発揮させると共に騒音発生の低減を、可能にしたこと
を４長とする送風機を提供するものである。

本発明の実施例を図面について説明すると、（１）は円
筒形ケーシングで、その上端に天面板（２）を一体に設
りてあり、この天面板（２）の中央に吸入口（３）を穿
設しである。（４）は吸入口（３）の上方に配設した電
動機で、天面板（２）に固着した支持金具（５）に取付
けられてあり、その回転軸（６）の下端部にケーシング
（１）内に配設した羽根車（７）を固定具（８）により
固着して′ある。

この羽根車（７）は、中央部に前記吸入口（３１と連通
する入口（９）を設けた円形の上面板（Ｉｒｊと、この
上面板０（１に対向して一定間隔を存し且つ前記回転軸
（６）と固着した円形の下面板０υとの間に複数枚の羽
根（２）を放射状に取付けてなるものである。

０（は中央に小径筒状のファン出口０４）を設けた円形
の戻り通路底板で、そのＡ周端部をケーシング（１）の
下端内周面に嵌着してあり、この底板０］と、底板α］
から上方に適宜間隔を存して設けた戻り通路上板Ｑ５と
の間に複数枚の戻り通路案内羽根ＯＱを一体に固着して
鉋数個の独立した戻り通路α力を形成し、これらの戻り
通路αηの内周端を前記ファン出口０４）に連通させで
ある。

ヌ、前述した戻りｊＭ路上板０均は羽根車（７）の下面
に対して小間隙（２〜３　ｍｍ　）を存して水平に並設
され、その外周複数個所（図においては四方）に、偏流
間（至）を一体に設けである。

これらの偏流翼叫は、前記羽根車（７）の外周端とケー
シング（１）の内周面との間で形成された環吠通路叫に
沿って彎曲した形状に形成され、この環状通路０ｅを空
気流の方向に対し逆方向に上方に緩斜行させてその上端
部を羽根片（７）の上面板０Ｑに到達させてあり、又、
その外周端面をケーシング（１）の内周面に沿って密着
固定していることにより、これらの偏流板０８）によっ
て環材通路０特を複数のディヒユーザ−通路−に分割し
である。

１２１）は各偏流＝　０８）の下Ｈにおいて俟り通路上
板００の外周端面とケーシング（１）の内周面間で形成
され′た開口部で、前述した戻り通路Ｑ７１に連通しで
ある。

（１５ａ）は戻り通路上板Ｏｆ９の外周神数個所に水平
方向に延出して形成した突出根部で、その端面を凸弧面
に形成して戻り通路上板卵の外周から偏流覚叫の外周端
面に連らねていると共に外端をケーシング（１１の内周
断に密接させである。

又、偏流値ａ印と開口部ぐυ及び前述した戻り通路０′
ｉ）との形成数を同一とし、開口部ン０の周方向の両端
部を戻り通路０ηを形成した隣接する案内羽根１ｆ９　
（１１９の外端に略々一致させである。

（２）は案内羽根０１９０６間の中間に配設された戻り
通路分割用案内羽根で、前述した戻り通路Ｑ７１を通路
（１７ａ）　（１７ｂ）に２分割しているものである。

これらの案内羽根ａＱと分割用案内羽根■の内端はファ
ン出口θ４）の上端開口部周縁に位置させているが、外
端は、戻り通路案内羽根０６１においては通路底板α東
の外周端まで延出している一方、分割用案内羽根（２）
においては羽根車（７）の外周端よりも外方にして且つ
戻り通路案内羽根００の外端よりも内方にしてあり、戻
り通路面における空気流の偏りを防止して分割戻り通路
（１７ａ’）（１７ｂ）への空気流の流入を平均化して
いるものである。

又、これらの案内羽根αＱ＠は空気流の流れ方向に沿っ
て内外端間を凸弧状に彎曲させてあり、さらにこれらの
案内羽根Ｏｅ＠を立設させた通路底板Ｑ、１を外周端よ
りファン出口α滲の上端開口部に向かって漸次下方に傾
斜させると共に前記案内羽根ＯＱ＠の冒さをその傾斜に
従って内端に向かって徐々に高くしてその十端面を水平
端面とすることにより、戻り通路αりを外周開口端から
内周に向かって漸次その縦方向の通路中を拡大させであ
る。

なお、案内羽根（Ｉｆ９（２）と戻り通路上板Ｏｒとの
一体化は、これらの案内羽根ｎａ曽の上端に突設した係
止爪翰を戻り通路上板αυに穿設した係合細孔（ハ）に
挿置、係止させることにより行っており、又、ｌ＆ｌ示
していないが、案内羽根ＯＱ＠を戻り通路底板０３に立
設、固定させる手段も同一構造で行っているものである
。

以上のように構成した実施例の作用を述べると、小動機
（４）を起動して羽根車（７）を回転させれば、気流は
第４図において矢印で示すように吸入口（３）から羽根
車（７）の入口（９）に流入し７、羽根０４の昇圧作用
により圧力を画めて羽根車（７）の出口より複数の偏流
［ＱＳで環状通路Ｑｌを分割して形１ｉｉしてなるディ
ヒユーザ−通路（７）に流出する。

この各ディヒユーザー通路四では、偏流板０８が羽根車
（７）の外周方を軸方向に斜めに横切るようにして周方
向に配設されているので、ディ０ ヒユーザ−通路？１に流出した周方向の気流は偏流賀α
〜の下面に案内されて１ｌｌＩ９ｒ次下方に変化しつつ
戻り通路上板Ｈの外周端面とケーシング（１１の内周面
間で形成された開口部３１）に導入される。

こうして、羽根片（７）の出口から流出した気流は回流
することなく偏流板０８）により開口部■１）に導入さ
れ、この開口部Ｃ１）から円滑に戻り通路αηに流入し
、分割戻り通路（１７ａ）（１７ｂ’）に流れを分割し
て戻り通路内の流れを平均化し、これらの通路での気流
の最大速度を像上させて圧力損失の発生を少なくする。

さらに、この戻り通路ａηは気流が流過する方向に漸次
拡大されているため、流れの速度が徐々に減速して速度
エネルギーを圧力に変換させながらファン出口より吐出
されるものである。

このように、羽根片（７）からファン出口０４）に至る
通路における流体の圧力損失が大巾に低減し且つ戻り通
路での圧力回収が図られるので、その結果、ファン圧力
及びファン効率の大巾な同上を達５レジ得るものである
。

又、羽根車（７）の出口とケーシング（１）の内周面間
の環状通路ＯＩに設けた偏流＄０８は、羽根車（７）の
羽＃　Ｃ１３に対して残る角刷をもってその内周端面、
即ち板厚のみを対向させ、且つ軸方向の偏流ｊｌ　（Ｉ
ＲＩの位置が羽根（１〕の位置シこ対してずれているた
め、遠心方向に羽根車（７）から吐出された気流は偏流
Ｊ！０８により受は継がれ、その際に、偏流翼（至）の
内周端面により気流に疎密波が発生してもその度合いは
極く僅かであり、しかも発生する疎密波も偏流＠ｎ〜の
傾斜によって軸方向の各時点で時間的なずれが生じるか
ら互いに打ち消し合う作用を行ってサイレン音の発生は
殆んどなくなるものである。

第６図は、本発明の送風機と従来例との汗カー風量特性
の比較を示したものであり、実線は本発明の一実施例の
特性を表わし、破線は従来例のファンの特性を表わして
いる。この図からも明らかなように、本発明の送風機に
よればファン圧力を従来の送風機に比べて１５〜３０％
も高くすることが可能である。

以上のように本発明は、ケーシングの内周面側とこのケ
ーシング内に回転自在に配設した羽根車の出口間で形成
される環状通路に、羽根車の出口からの空り流の流出方
向を漸次軸方向に変化させる複数枚の偏流翼を配設して
祷数のディヒユーザ−通路に分割形成し、各ディヒユー
ザ−通路の終端をファン出口に連通した戻り通路に伽１
ませ、さらに戻り通路に通路分割案内羽根を配設した送
風機に係るものであるから、羽根車の出口外周方におけ
る流体の回流をなくしてその流れを偏流翼により円滑に
戻り通路に導入することができ、従って、空気流の圧力
損失や曲がり損失を大巾に減少させることができて効率
の良い送風を可能にし得るものであり、さらに、戻り通
路内に設けた通路分割案内羽根によって流れに無理を生
じさせることなくファン出口まで流通させることができ
るので、ファンの高圧力化が実現できると共に前記偏流
翼は羽根車の出口に対して漸次戻り通路方向に傾斜させ
ているので、流通時におけるサイレン音の発生を著しく
低減でき、ヌ、このような偏流翼は戻り通路を構成する
通路上板と一体的に板金加工やプレス加工等で製作でき
、栖造が藺単にして製造コストの低減を図ることができ
るものである。

【図面の簡単な説明】

ｖ１図は従来例における送風機の一部切欠斜神４図、第
２１！７１はその簡略断面図、第３図は同じ〈従来例の
別な送風機の一部切欠斜視図、第４図は本発明の実施例
を示す一部切欠斜視図、第５図は戻り通路の構成部分を
示す分解斜神１図、第６図Ｃ４本発明と従来の送風機と
のＰ−Ｑ特性図である。 （１）はケーシング、＋３１は吸入口、（４）は電動機
、（７）は羽根車、（９）は入口、０４１はファン出口
、（ｌは案内羽根、０７１は戻り通路、叫（１偏流翼、
０偵は環状通路、Ｃ１はディヒユーザ−通路、Ｑυは開
口部、＠は戻り通路分割用案内羽根。 特許出願人代即人　　　　−１４、 第１図 第３図 ＠５諷 ／４ 第乙ン −ｔ　−ｔ　Ｑ　７％１１、

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ■　ケーシングの内周面側とこのケーシング内に回転自
   在に配設した羽根車の出口間で形成されるｉｆ連通路、
   羽根車の出口からの空気流の流出方向を漸次軸方向に変
   化させる複数枚の偏流翼を配設して複数のディヒユーザ
   −通路に分割形成し、各ディヒユーザ−通路の終端をフ
   ァン出口に連通した戻り通路に臨ませ、さらに戻り通路
   に通路分割案内羽根を配設した送風機。 ■　前記戻り通路を分割する案内羽根の外径を羽根車の
   外径よりも大で戻り通路′の外径寸法より小さくした特
   許請求の範囲第１項記載の送風機。