JPH0424158Y2 - - Google Patents

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JPH0424158Y2
JPH0424158Y2 JP1984084475U JP8447584U JPH0424158Y2 JP H0424158 Y2 JPH0424158 Y2 JP H0424158Y2 JP 1984084475 U JP1984084475 U JP 1984084475U JP 8447584 U JP8447584 U JP 8447584U JP H0424158 Y2 JPH0424158 Y2 JP H0424158Y2
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は多段ポンプまたは多段送風機の板金製
中間ケーシングに関する。
(従来の技術) 一般に多段ポンプの中間ケーシングとしては、
第4図および第5図に示すように、羽根車1を内
設した羽根車室2と戻り通路3とを区画する仕切
板4の外径部に複数の切欠け通路5を設け、前記
仕切板4の羽根車室2側の外径部に複数の案内羽
根6を設けて前記羽根車室2の羽根車1より外径
側に形成された渦室18から前記各切欠け通路5
に連なる複数のデイフユーザ通路7を形成し、こ
のデイフユーザ通路7とは反対側の前記仕切板4
に複数の案内羽根8を設けて前記各切欠け通路5
から次段の吸込口9に連なる前記戻り通路3を形
成した構成の中間ケーシング10が知られてい
る。
この中間ケーシング10においては、渦室18
の外周側に形成するデイフユーザ通路7に要する
寸法分、中間ケーシング10が径大となり、その
ためポンプが大型化して重量も増し、デイフユー
ザ通路7を設ける分構造複雑となることと合わせ
て高価につく欠点がある。
これに対して、第6図および第7図に示すよう
に、羽根車11を内設した羽根車室12と複数の
案内羽根13にて形成した戻り通路14とを区画
する仕切板15の外径部に、前記羽根車室12の
外径側に形成される環状通路である渦室19の後
壁から前記各戻り通路14へ連なり漸次深くなつ
た円弧溝状の戻り通路導入口16を設け、この戻
り通路導入口16をデイフユーザ通路20に兼用
した中間ケーシング17が知られており、この中
間ケーシング17によると、渦室12の外周側に
デイフユーザ通路7を形成しないので中間ケーシ
ング17が径小となつてポンプの小型軽量化が計
れ、構造簡単で廉価となる。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、前記第4図、第5図および第6図、第
7図に示すいずれの中間ケーシング10,17に
おいても、ポンプ効率を低下させないために渦室
18,19は勿論のこと、デイフユーザ通路7,
20や戻り通路3,14など流路の寸法精度と表
面粗さが粗雑であつてはならないが、中間ケーシ
ング10,17が鋳物製であれば、形状複雑であ
ることから前記寸法精度と表面粗さを向上させる
ための切削加工が実用上不可能であり、そのため
精密鋳造を採用すると高価につき、中間ケーシン
グ10,17が樹脂製であれば、前記寸法精度と
表面粗さは満足されるものの極めて高価な金型を
必要とするので、少量生産の場合はコスト高につ
き、樹脂の耐熱性によりポンプ取扱液の温度がお
よび樹脂の強度によりポンプ耐圧力が低く限定さ
れ、また前記耐圧力を向上させるために中間ケー
シング10,17の胴部のみを金属製にすれば、
ポンプ取扱液の種類が金属と樹脂の両方を腐蝕し
ないものに狭く限定される問題がある。
本考案は前記に鑑みなされたもので、径小で加
工製作が容易であり、多段ポンプまたは多段送風
機を小型軽量で廉価に構成でき、流路の寸法精度
と表面粗さが十分確保できてポンプ効率または送
風機効率が向上されるとともに、取扱流体の温度
やポンプまたは送風機の耐圧力が低く限定された
り取扱流体の種類が狭く限定されることのない多
段ポンプまたは多段送風機の板金製中間ケーシン
グを提供するものである。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案の多段ポンプまたは多段送風機の板金製
中間ケーシングの構成は、同形状の案内羽根を複
数配設して形成した戻り通路と羽根車が配設され
る羽根車室とを区画する仕切板の外径部に、この
仕切板の外周縁と前記各案内羽根の交点近傍から
この各案内羽根と略直角に前記仕切板の中央部へ
向つて隣の案内羽根に至りこの隣の案内羽根に沿
いながら前記仕切板の外周部へ向つて途中まで延
在する略L字状の切断線にて形成した前記案内羽
根と同数の切欠け部を設け、この各切欠け部を前
記案内羽根に沿わせて前記戻り通路側へ折曲し
て、前記羽根車室の前記羽根車より外径側に形成
される環状通路である渦室から通路断面積が漸次
拡大して前記戻り通路へ連なるデイフユーザ通路
を形成してなるものである。
(作用) 本考案は、各中間ケーシングは、渦室の外周側
にデイフユーザ通路を設けず、その分径小とな
り、板金構造であるため戻り通路やデイフユーザ
通路などの流路の寸法精度が十分保持でき、その
表面も滑らかに形成できる。
(実施例) 次に、本考案を12段のバレル型多段キヤンドモ
ータポンプに採用した実施例を第1図乃至第3図
に基き説明する。
第3図において、30は多段ポンプ31とキヤ
ンドモータ32とを結合してなる多段キヤンドモ
ータポンプで、前記多段ポンプ31は、前記キヤ
ンドモータ32の一側にボルトなどにて順次液密
に取着した後方バレル胴33、吐出ケーシング3
4、前方バレル胴35および吸込ケーシング36
と、前記前方バレル胴35内に配列され吸込ケー
シング36側から吐出ケーシング34側へ向つて
初段から第6段の各段ポンプを構成する各中間ケ
ーシング37および各羽根車38と、前記後方バ
レル胴33内に配列されキヤンドモータ32側か
ら吐出ケーシング34側へ向つて第7段から最終
段の各段ポンプを構成する各中間ケーシング37
および各羽根車38とから構成されており、前記
初段から第6段の各段ポンプと前記第7段から最
終段の各段ポンプとは互いに軸方向推力を打消す
ようにその中間ケーシング37および羽根車38
が逆向きに配列され、前記各羽根車38は多段ポ
ンプ31内に延長したキヤンドモータ32の回転
軸39に固定されている。
次に、前記各中間ケーシング37の構成を第1
図、第2図について説明する。
前記各中間ケーシング37は、偏平円筒状の金
属製ボール40と、外径部に複数の切欠け部43
を設けた金属製仕切板44と、スポツト溶接にて
または図示しないが突起部を前記仕切板44の係
合穴にかしめるなどの手段にてこの仕切板44に
固着した前記切欠け部43と同数の案内羽根45
とからなり、前記一体に固着した仕切板44と案
内羽根45とは、この案内羽根45の他端縁を前
記ボール40の側板部46に当接されこのボール
40内に配設されるとともに、前記仕切板44の
切欠け部43を除く外周縁が前記ボール40の胴
部47に溶接にて固着されており、隣り合う案内
羽根45と前記仕切板44および前記ボール40
の側板部46とで囲まれる空間がそれぞれ戻り通
路41として形成されている。
そして、前記仕切板44の複数の切欠け部43
は、仕切板44の外周縁と各案内羽根45の交点
近傍からこの案内羽根45と略直角に仕切板44
の中央部へ向つて隣りの案内羽根45に至り、こ
の隣りの案内羽根45に沿つて仕切板44の外周
部へ向う略L字状の切断線43aにて形成されて
おり、この略L字状の切断線43aの案内羽根4
5に沿つた部分が中央部へ向うにつれて前記ボー
ル40の側板部46へ接近して前記切断線43a
の各案内羽根45に略直角の部分が前記ボール4
0の側板部46へ当接するように、かつ前記切断
線43aの外周端縁がボール40の胴部47の内
周面に、内周端縁が案内羽根45の側面にそれぞ
れ当接するように、前記複数の切欠け部43が各
戻り通路41側へ折曲されて、前記羽根車38が
配設される羽根車室57の前記羽根車38より外
径側の環状通路である渦室42から通路断面積が
漸次拡大して各戻り通路41へ連なる戻り通路導
入口49としてのデイフユーザ通路58が形成さ
れている。
また、前記ボール40の胴部47には、前段側
の内周に雌ねじ50が後段側の外周に雄ねじ51
が設けられて、この両ねじ50,51によつて各
段中間ケーシング37が互いに螺合固定されてお
り、各段中間ケーシング37の仕切板44とその
前段の中間ケーシング37間に前記渦室42が形
成されている。
なお、この各段中間ケーシング37を互いに固
定するのに、例えば隣り合う中間ケーシング37
を一段毎にボルト締めする手段を採用しても良い
が、本実施例の手段による方が中間ケーシング3
7の胴部47の厚みが少なくてすみ、その分中間
ケーシング37が径小になる。
また第3図において52,53は多段ポンプ3
1の先端および中間軸受部、54,54はキヤン
ドモータ32の軸受部である。
55は第7段から最終段の各中間ケーシング3
7と後方バレル胴33との間隙を利用した流路、
56は前記流路55と第6段の中間ケーシング3
7を連通するよう吐出ケーシング34に設けた流
路で、吸込ケーシング36から吸込まれて初段か
ら第6段の各段ポンプにて付勢されたポンプ取扱
液が前記流路56および55を通つてキヤンドモ
ータ32側に最も近い第7段のポンプに導かれ、
この第7段から最終段の各段ポンプにてさらに付
勢されて吐出ケーシング34から吐出される。
なお、前記初段から第6段の各段ポンプと第7
段から最終段の各段ポンプとは、その各羽根車3
8の羽根および各中間ケーシング37の案内羽根
45の巻き方向は逆となつている。
このように構成した実施例によると、各中間ケ
ーシング37は、渦室42の外周側にデイフユー
ザ通路を設けないので、この分径小となるととも
に加工製作が容易で、ポンプ全体が小型軽量で廉
価となり、また、板金構造であるため、鋳物製中
間ケーシングに比べて戻り通路41やデイフユー
ザ通路58などの流路の寸法精度が十分保持で
き、その表面も滑らかに形成できてポンプ効率が
向上され、かつ精密鋳造の場合のように高価とな
らず、および樹脂製中間ケーシングに比べて極め
て高価な金型を必要とせず、少量生産にも適して
おり、ポンプ取扱液の温度やポンプ耐圧力が低く
限定されたり、中間ケーシングの胴部のみを金属
製にする場合のようにポンプ取扱液の種類が狭く
限定されることがない。
以上、本考案をバレル型多段キヤンドモータポ
ンプに採用した実施例を説明したが、バレル型お
よびキヤンドモータ駆動以外の多段ポンプや多段
送風機にも適用できる。
〔考案の効果〕
本考案の多段ポンプまはは多段送風機の板金製
中間ケーシングによれば、径小で加工製作が容易
であり、流路の寸法精度と表面粗さが十分確保で
るので、小型軽量で廉価であるとともにポンプ効
率または送風機効率が向上され、取扱流体の温度
やポンプまたは送風機の耐圧力が低く限定された
り、取扱流体の種類が狭く限定されることのない
多段ポンプまたは多段送風機が得られるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すバレル型多段
キヤンドモータポンプの中間ケーシングの断面
図、第2図は同上一部を切欠いた斜視図、第3図
は同上キヤンドモータポンプの断面図、第4図は
従来の多段ポンプの中間ケーシングの断面図、第
5図は同上一部を切欠いた斜視図、第6図は他の
従来の多段ポンプの中間ケーシングの断面図、第
7図は同上一部を切欠いた斜視図である。 41……戻り通路、42……渦室、43……切
欠け部、44……仕切板、45……案内羽根、5
8……デイフユーザ通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 同形状の案内羽根を複数配設して形成した戻り
    通路と羽根車が配設される羽根車室とを区画する
    仕切板の外径部に、この仕切板の外周縁と前記各
    案内羽根の交点近傍からこの各案内羽根と略直角
    に前記仕切板の中央部へ向つて隣の案内羽根に至
    りこの隣の案内羽根に沿いながら前記仕切板の外
    周部へ向つて途中まで延在する略L字状の切断線
    にて形成した前記案内羽根と同数の切欠け部を設
    け、この各切欠け部を前記案内羽根に沿わせて前
    記戻り通路側へ折曲して、前記羽根車室の前記羽
    根車より外径側に形成される環状通路である渦室
    から通路断面積が漸次拡大して前記戻り通路へ連
    なるデイフユーザ通路を形成したことを特徴とす
    る多段ポンプまたは多段送風機の板金製中間ケー
    シング。
JP8447584U 1984-06-07 1984-06-07 多段ポンプまたは多段送風機の板金製中間ケ−シング Granted JPS60195992U (ja)

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JPS60195992U JPS60195992U (ja) 1985-12-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016502624A (ja) * 2012-12-05 2016-01-28 ヌオーヴォ ピニォーネ ソチエタ レスポンサビリタ リミタータNuovo Pignone S.R.L. 背面接続遠心ポンプ

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JP6582086B1 (ja) * 2018-03-23 2019-09-25 株式会社川本製作所 ポンプ装置及びポンプケーシング

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JPS58117393A (ja) * 1981-12-31 1983-07-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 送風機

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