JPS5811624Y2 - 自動車のヘツドライトハウジング取着装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、自動車のヘッドライト・・ウジング取着装
置の改良に関する。

自動車では、前面左右のヘッドライトの周りに枠状のヘ
ッドライトハウジングを取着し、ヘッドライトの照射角
を調節する場合等には、ヘッドライトハウジングを外し
て行うようになっている。

一般に、ヘッドライトハウジングは、車体の裏板にヘッ
ドライトハウジングの位置に合せて数個のステーを溶接
して突設し、このステーに数個所でビス等を用いて締着
して取着している。

このように、裏板に所定形状に成形した数個のステーを
溶接するのは、製作に手間がかかつてコスト高になる。

又、ヘッドライトハウジングの着脱の都度、数個所のビ
スを着脱しなければならず、着脱の手間も大変である。

この考案は、かかる点に鑑み改善したもので、以下図面
に示す本考案の実施例について説明する。

ヘッドライトハウジング１は、中央にヘッドライト２を
通す貫孔３を設けた枠状のもので、合成樹脂を材料とし
て射出成形によって製作する。

そして、ヘッドライトハウジング１の裏面四隅に、鍵片
４とストッパー片５を組にして一体的に成形して突設さ
せる。

ストッパー片５は筒状になっていて、先端にクッション
ゴム６を挿入固定する。

一方、車体の裏板Ｔには、鍵片４に合せて孔８を設ける
。

ヘッドライトハウジング１は、車体の裏板γの孔８に鍵
片４を掛止め、クッションゴム６を裏板Ｔに押当てて取
着する。

９はボンネット、１０はフロントグリル、１１はバンパ
ーである。

作用について説明する。

ヘッドライトハウジング１は、鍵片４を車体の裏板Ｔの
孔８に差込んで掛止めると、ストッパー片５の先端のク
ッションゴム６が裏板７に押当てられて取着でき、クッ
ションゴム６の弾力によって、振動を受けても音が発生
しない。

又、外す場合は、ボンネット９を開けば、裏板１の裏側
に手が入るので、鍵片４を曲げて掛止めを外すことがで
きる。

こうして、着脱に、ドライバー等の工具も不要で簡単に
着脱できる。

又、鍵片４及びストッパー片５は、ヘッドライトハウジ
ング１の成形時に一体成形でき、製造コストも安価にで
きる。

以上説明したように、この考案は、中央にヘッドライト
を通す貫孔を設けた枠状のヘッドライトハウジングの裏
面四隅に、鍵片とストッパー片を組にして一体的に突設
し、ストッパー片の先端にクッションゴムを挿入し、鍵
片を車体の裏板の孔に掛止めると共に、クッションゴム
を裏板に押当てるようにしたので、鍵片を裏板の孔に掛
止めるだけで取着でき、着脱に工具がいらず、着脱が簡
単にできる。

そして、クッションゴムが裏板に押当てられて弾力を有
しているので、振動を受けても振動音が発生しない。

又、鍵片及びストッパー片は、ヘッドライトハウジング
の成形時に一体的に成形できて製造コストを安価にでき
る。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示し、第１図は正面図、第２図
は第１図Ａ−Ａ矢視断面拡大図である。 １・・・・・・ヘッドライトハウジング、２・・・・・
・ヘッドライト、３・・・・・・貫孔、４・・・・・・
鍵片、５・・・・・・ストッパー片、６・・・・・・ク
ッションゴム、７・・・・・−裏ｔ ８・・・・・・
孔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 中央にヘッドライトを通す貫孔を設けた枠状のヘッドラ
   イトハウジングの裏面四隅に、鍵片とストッパー片を組
   にして一体的に突設し、ストッパー片の先端にクッショ
   ンゴムを挿入し、鍵片を車体の裏板の孔に掛止めると共
   に、クッションゴムを裏板に押当てるようにしたことを
   特徴とする自動車のヘッドライト・・ウジング取着装置
   。