JPS58109525A - 固形レゾ−ル型フェノ−ル樹脂の製造方法 - Google Patents

固形レゾ−ル型フェノ−ル樹脂の製造方法

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JPS58109525A
JPS58109525A JP21100981A JP21100981A JPS58109525A JP S58109525 A JPS58109525 A JP S58109525A JP 21100981 A JP21100981 A JP 21100981A JP 21100981 A JP21100981 A JP 21100981A JP S58109525 A JPS58109525 A JP S58109525A
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phenol
phenolic resin
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resin
solid
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Yukio Saeki
佐伯 幸雄
Katsuyuki Tanaka
克行 田中
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Sumitomo Durez Co Ltd
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Sumitomo Durez Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はシェルモールド、ブレーキライニング、フェル
ト、砥石、ビータ−添加法による成形板等の各種用途の
粘結剤として使用される固形レゾール型フェノール樹脂
に関するもので、速硬化性で、かつ、固結性を改良した
固形レゾール型フェノール樹脂に係るものである。
フェノール樹脂は、ノボラック型フェノール樹脂とレゾ
ール型フェノール樹脂に分類さizる。
ノボラック型フェノール樹脂(以下ノボラックと称す)
は、一般に硬化剤として5〜20重量−のへキサメチレ
ンテトラミン(以下へキサミンと称す)を配合して使用
される。このヘキサミンは、硬化剤として優れた特性を
有しているため、ノボラック樹脂に使用すると、速硬化
性が容易に得られるという特長がある。しかし、この反
面、加熱硬化時におけるヘキサミンの熱分解によって生
じるアンモニアやアミン類の含窒素糸のガスは、最終用
途の成形物中にピンホールやボイドを発生させるため密
度を不均一にさせたり、強度を低下さ□せる。更に、こ
の含窒素系のガスは極めて悪臭があり、作業者にかぶれ
を生じさせ、人体に与える悪影響が大きいという問題が
ある。
この様なノボラック樹脂の欠点を改良するために、ヘキ
サミンを使用しなくても加熱により硬化する固形レゾー
ル型フェノール樹脂(以下固形レゾールと称す)の活用
が誉十られている。
固形レゾールハ、−417VCフ工ノール類1モルに対
してアルfヒト類1モル以上をアルカリ触媒の存在下で
反応して得られる樹脂である。アルカリ触媒としてアル
カリ金属あるいはアルカリ土類金属の水酸化物もしくは
酸化物を用いて反応したレゾール樹脂は親水性のメチロ
ール基が多い樹脂構造を有するため吸湿性が著しく大き
い、このために樹脂は固着状になりにくく、半固形状の
樹脂となり、取扱いが困難である。
一方、アルカリ触媒としてアンモニア、を使用す、ると
疎水性の固形レゾールが得られる。この樹脂は一般にア
ンモニアレゾールと言われて−いる。アンモニアレゾー
ルは触媒を少量使用した場合は、固形状となりにくく、
触媒を多量に使用すると固形状となシやすくなる。しか
し、アンモニアレゾールは基本的には硬化に必要なメチ
ロール基が少ないため硬化速度が遅いという欠点がある
しかし、固形レゾールは下記の様な特長を有しているの
でそのニーズは益々増大している。
■ 固体まだは粉末であるので取扱いが容易である。
■ 基材と樹脂の混合が比、較的簡単、な設備で能率良
く行えるため生木性が向上する。
■ レゾール樹脂は、通常、常温においても少しづつ硬
化反応が進行するため貯蔵期間に制限があるが、液状レ
ゾールに比し、固形レゾールは約2倍の□貯□蔵安定性
がある。
本発明の目的は、アンモニアレゾールよりも固結しにく
く、かつ、速硬化性を有する固形レゾールを提供するこ
とにある。
すなわち、本願は、フェノール類とアルデヒド類を芳香
族アミンとアルカリ触媒の存在下に反応して得られる固
形レゾールである。本発明者らは、芳香族アミンとアル
カリ触媒を併用使用することにより、アンモニアレゾー
ルに比し、速硬化性で、かつ、固結性が、きわめて改良
されることを見出し、本発明を完成するに至った。
更ニ、従来のアンモニアレゾールでは触媒としてのアン
モニアやアミンに起因する含窒素系のガスの発生量は、
ノボラックにヘキサミンを添加した場合におけるヘキサ
ミンの分解によるガ、スの発生量に比べて少量ではある
が皆無ではない。従来のアンモニアレゾールを大量に使
用する作業現場では、やはシ臭気や作業環境の悪化なと
の問題がある。本願によれは、これらの問題をも、−気
に解決しうろことが明らかになった。
本願に使用するフェノール類は、フェノール、クレゾー
ル、キシレノ−・ル、パラターシャリ−5− ブチルフェノール、ビスフェノールAなどであるが、レ
ゾルシン、カテコール、ノ1イ、ドロキノン、尿素、メ
ラミン、カシューナツトシェルオイルなどを存在せしめ
たものも使用できる。
またアルデヒド類は、ホルマリン、パラホルムアルデヒ
ド、トリオキサンなどから選ばれたアルデヒド物、質を
使用する。アルデヒド類の使用量は、フェノール類1モ
ルに対して一般に1〜3モルが望ましい。アルデヒド類
のモル比が3よシ大きい場合、生成樹脂中の遊離のア次
デヒドの量が多くなるため、加熱硬化時に、刺激臭のガ
スが発生し、また最終成形物中にガス欠陥が発生する原
因となる。また、アルデヒド類のモル比が1未満の場合
、得られた樹脂の硬化が遅くなり実用に供し得にくくな
る。
本願に使用する芳香族アミンは、アニリン、トルイジン
寿どのアルキル置換アニリン、クロルアニリン、ナフチ
ルアミン、フェニレンジアミン、ベンゼンジアミン、ア
ルキル置換ベンゼンジアミン、アミノフェノールなどの
芳香族核6− の少なくとも1個所にアミン基が置換された化合物であ
る。尚、推奨される芳香族アミンはアニリンである。こ
の芳香族アミンはフェノール類とアルデヒド類の触媒作
用を及ぼすと共にアルデヒド類とも反応し、樹脂中に共
縮合される。
モルに対し芳香−族アミンが003モル未満の場合では
生成した樹脂が固結しやすい。また、05モルを越える
場合は生成した樹脂の硬化が遅く力るし、コスト高にな
る。芳香族アミンの添加時期はフェノール類とアルデヒ
ド類の反応開始前または反応中のいずれの時点も可能で
ある。
本発明で使用するアルカリ触媒は、アンモニア、モノメ
チルアミン、トリエチルアミン、エタノールアミンなど
のアミン系触媒、ナトリウム、カリウム、リチウムな・
どのアルカリ金属の水酸化物または酸化物、マグネシウ
ム、カルシウム、バリウムなどのアルカリ土類金属の水
酸化物または酸化物、亜鉛の水酸化物など通常レゾール
樹脂の製造に使用される触媒である。これらは1種以上
使用される。就中、好ましくは2価の金属の酸化物また
は水酸化物であシ、2価金属としてマグネシウム、カル
シウム、バリウム、亜鉛である。アルカリ触媒の使用量
は、フェノール類1モルに対して0.001〜02モル
が望ましい。フェノール類1モルに対しアルカリ触媒が
0001モル未満の場合、得られた樹脂の硬化速度が遅
くなり、また、0.2モルを越えた場合、得られた樹脂
の耐固結性が悪化する傾向を示す。
本願の固形レゾールには、樹脂製造中ノボラック4M 
脂やステアリン酸アマイドなどの滑剤を配合することも
できる。
又、固形レゾール単独、又は固形レゾールにノボラック
樹脂を配合して粉砕し、必要によってはステアリン酸カ
ルシウムなどの滑剤、炭酸カルシウムなどの充填剤を配
合して各種用途に供することができる。
つぎに本発明の実施例をあげてさらに説明するが、これ
らによって本発明は限定されるものではない。また各実
施例および比較例に記載される「部」および「%」は「
重量部」および「重量%」を示す。
実施例1゜ フェノール940部、37チホルマリン1136部、ア
ニリン100部、25チアンモニア水30部および水酸
化カリウム10部を攪拌器と還流冷却器を備えた反応釜
に仕込み、98〜100℃に昇温し45分間還流させな
がら反応させる。ついで減圧度650m1mHfにて加
熱し、脱水および脱遊離フェノールを行った。樹脂の融
点が83℃に到達した時点で反応釜から排出操作を行い
急冷して、水分07チ、遊離フェノール5.2チの固形
レゾールを得た0 実施例2゜ フェノール940部%37チホルマリン1461部、水
酸化マグネシウム20部およびアニリン250部を攪拌
器と還流冷却器を備えた反応釜に仕込み、70℃に昇温
し90分間この温度に保った。ついで減圧度650 m
/mHfで加熱し脱水および脱遊離フェー〇− ノールを行った。樹脂の融点が85℃に到達した時点で
反応釜から排出操作を行い急冷して、水分1.3%、遊
離フェノール5.0チの固形レゾールを得た。
実施例3゜ フェノール940部、37%ホルマリン1299部およ
び水酸化亜鉛30部を攪拌器と還流冷却器を備えた反応
釜に仕込み、90℃に昇温した後アニリン180部を2
0分間かけて少量ずつ滴下添加した。
温度を90℃に保ちながら、さらに300分間反応せた
。つぎに減圧度650 m/mHfで加熱し、脱水およ
び脱遊離フェノールを行った。樹脂の融点が80℃に到
達した時点で反応釜から排出操作を行い急冷して、水分
1.0%、遊離フェノール3.9%の固形レゾールを得
た。
比較例 フェノール940部、37チホルマリン1299部およ
び25チアンモニア水60部を攪拌器と還流冷却器を備
えた反応釜に仕込み、90℃で45分間反応させた。つ
いで減圧度650 m/mHfで加熱し、脱10− 水および脱遊離フェノールを行った。樹脂の融点が80
℃に到達した時点で反応釜から排出操作を行い急冷して
、水分1.3チ、遊離フェノール42鳴の固形レゾール
を得た。
実施例1.2.3および比較例にて得られた固形レゾー
ルの耐固結性試験および硬化性試験の結果を第1表およ
び第1図に示す。
第1表 試験法は次のとおシである。
(1)耐固結性試験方法  ” 60メツシユ以下に粉砕した樹脂100 fを厚み0.
07wnのポリエチレン袋にとり輪ゴムで堅くしばる。
0.8kFの荷重をかけて、30’C70%RHの界囲
気中に48時間放置後、4oメツシユ篩で固結分を篩分
しその重量を測定する。
(2)硬化性試験方法 (2,1)ゲル化時間 150℃の熱板の上に樹脂をのせ、スパチュラによ)攪
拌し、ゲル化した時間を測定する。
(2,2)キュラストメーターによる硬化性JSR型キ
ュラストメーターを用い、上下の金型を150℃に加熱
して樹脂を金型に入れて、下部金型を±0.7°の角度
で振動させた時に、上部金型に生じる応力の変化を時間
と共に測定する。
第1表と第1図よシ、実施例1.2.3は比較例に比べ
、固結率が低く、また、ゲル化時間が短く応力が高いこ
とより硬化性の早いことを示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は樹脂のキーラストメーターによる硬化性試験結
果である。 □囚は実施例1 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・CB)は 〃 
2−−−−(C)は 〃 3 一一一一一一(2)は比較例 以上 特許出願人 住友デュレズ株式会社 18− <−q(鉤   。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  フェノール類とアルデヒド類を芳香族アミン
    とアルカリ触媒の存在下に反応して得られる固形レゾー
    ル型フェノール樹脂。
  2. (2)芳香族アミンがフェノール類1モルに対し、0.
    03〜05モル、アルカリ性触媒がフェノール類1モル
    に対し、0.001〜02モルである特許請求の範囲第
    1項記載の固形レゾール型フェノール樹脂。
  3. (3)芳香族アミンがアニリンズある特許請求の範囲第
    1項または第2項記載の固形レゾール型フェノール樹脂
  4. (4)アルカリ触媒が2価金槁の酸化物または水酸化物
    である特許請求の範囲第1項または第2項記載の固形レ
    ゾール型フェノール樹脂。
  5. (5)2価金属がマグネシウム、カルシウム、バリウム
    、亜鉛から選ばれた金属である特許請求の範囲第4項記
    載の固形レゾール型フェノール樹脂。
JP21100981A 1981-12-24 1981-12-24 固形レゾ−ル型フェノ−ル樹脂の製造方法 Granted JPS58109525A (ja)

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JPS6117846B2 JPS6117846B2 (ja) 1986-05-09

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0931405A (ja) * 1995-07-14 1997-02-04 Sumitomo Durez Co Ltd 速硬化性ディッピング塗料
JP2002075357A (ja) * 2000-08-24 2002-03-15 Dainippon Ink & Chem Inc リチウムイオン二次電池
US7094844B2 (en) * 2002-09-13 2006-08-22 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Liquid epoxy resin composition and semiconductor device
US20150239778A1 (en) * 2009-08-11 2015-08-27 Johns Manville Curable fiberglass binder comprising salt of inorganic acid

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US9586862B2 (en) * 2009-08-11 2017-03-07 Johns Manville Curable fiberglass binder comprising salt of inorganic acid

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