JPS5810667A - 誘導電圧の大きい場所における接地抵抗測定法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 大地に、大きな誘導電圧がある発電所、変電所、又はそ
の近地等に設けられた、低接地抵抗値接地電極の、接地
抵抗の測定は、従来から一般的に、第１図に示す回路の
電源１より、絶縁変圧器２を介して、電流位相切替用開
閉器４を切り替えして、電流通電補助接地電極１０と被
測定接地電極９間に、電流計５を接続し、測定電流Ｉを
電圧可変器３を調節して、正逆２回通電し、正通電時に
、被測定極と電圧検出用補助接地電極１１間の電位を、
高入カインピーダンス電圧計６で読み、その電圧をＶｓ
１、逆通電時の電圧をＶｓ２、無通電時の誘導電圧をＶ
０として、第２図の如きベクトル関係と見なして、■■
■■■■■■■■＝Ｖｓと計算し、そのＶｓと測定電流
Ｉより、接地抵抗Ｒを次の如く、Ｖｓ／Ｉ＝Ｒオームと
して計算される、電圧降下法によって測定されている。

測定最大電流は、電流通電補助極１０の接地抵抗、電流
通電線７の導体抵抗、電源の電圧、電圧可変器と絶縁変
圧器の容量によって定まる。

測定は、測定電流値を１〜２回程度変化させて測定し、
その平均値を計算したりして測定値とするのが現状で、
大巾な誤差を生じたものが通用していた。

測定電流が５〜３０アンペアと小さい場合は、第２図の
如きベクトル関係が、計算上成立しない不都合を生ずる
。これは、位相関係式に代入計算して見ると明らかであ
る。

誘導電圧Ｖ０の影響を消去できる、数百アンペアの測定
用大電流を測定回路に通電すると、測定誤差を零に近く
することができるが、現実には、設備その他の関係上、
不可能に近い。

そこで接地抵抗の測定値が、真値に近く測定されたかど
うか、又は、真値を予測する方法が必要になってくる。

本発明は、接地抵抗が真値に近く測定されたか、又は、
真値を簡単に予測することができる測定の方法である。

測定は、第１図の回路で通電測定する。

測定電流■を、電圧可変器３にて調節し、測定電流を１
アンペアから、その形成された回路における通電可能最
大電流迄変化させて測定し、その計算値を第３図、第４
図、第５図等の標準グラフに最も近いグラフに対比させ
ると、接地抵抗値のグラフ収束点を予測することができ
る。

標準グラフは、測定電流を１００〜４００アンペア程度
迄通電して、誘電電圧と抵抗値との関連毎に、次の如く
実施されたものである。

グラフは、 ■■■■ のＲ関係を縦軸にとり、横軸に測定電流■の変化をとっ
て、片対数方眼紙にプロットして、グラフを形成させる
。

本測定の、グラフ対比方法によると、最大５〜３０アン
ペア程度の測定電流毎のＲｓ１、Ｒｓ２、Ｒ’、Ｒの値
を数点求め、グラフにプロットすることによって、測定
計算値の現状を正確に把握することができて至便である
。

又、本グラフは、２回線以上を有する送電線において、
１回線休止時、その休止回線に誘導される誘導電流を通
電して求めたグラフにも適用することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、電圧降下法による測定回路図、第２図は、測
定の電圧ベクトル予想図、第３図はＶ０が０．９１Ｖ、
Ｒが０．０４３５Ω、第４図はＶ０が０．１１Ｖ、Ｒが
０．０４３Ω、第５図は、Ｖ０が０．９Ｖ、Ｒが０．０
８６Ωのグラフ例図を示す。 １交流電源　　７電流通電線 ２絶縁変圧器　８電圧検出線 ３電圧可変器　９被測定接地極 ４切替開閉器　１０電流通電用接地極 ５電流計　　　１１電圧検出用接地極 ６電圧計 出願人　藤井　正視

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 大地誘導電圧の大きい場所における、低接地抵抗を、電
   圧降下法によっての測定時、その測定電流を、１アンペ
   ア程度から、電流通電用補助接地極の接地抵抗値及び、
   その他の条件によって定まる最大電流値迄、多段階に変
   化させて測定し、その測定計算値をグラフとし、予じめ
   作成された標準グラフとを対比させて、被測定極の接地
   抵抗地の真値を算定又は予測することを特徴とした、接
   地抵抗の測定法。