JPS5810530B2 - 基礎地盤***用鉄骨 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は基礎地盤挿入用鉄骨に関し、更に詳しくは、硬
化材を注入し改良する基礎地盤層において、硬化材が凝
固しないグラウト時にケーシングに格納した傘型に結節
しだ分枝開管を有した骨休をケーシングと共にグラウト
内に捜入し、その後骨休を一定位置まで押下げてケーシ
ングに穿った分枝開管の先端を嵌めた誘導孔に沿って分
枝開管をケーシングから外方向に張出し、グラウトの硬
化につれて完全に密着し強度のある基礎地盤を造成する
挿入用鉄骨を提供するものである。

即ち、グラウト内に挿入する時は、抵抗を少く、所定位
置で分枝開管をグラウト内で開いて張出させ鉄骨作業の
簡易化を目的としたものである。

以下本件発明に係る基礎地盤挿入用鉄骨の一実施例を添
付図面に基いて具体的に説明する。

１はケーシングで、このケーシング１は複数に分割し、
組立て後連結片２で連結固定する。

３は棒状骨休で、この骨体３には間隔をおいて、分枝開
管４の一端を傘型に結節し、前記ケーシング１内に室内
環５を介して縦設し、更に分枝開管４の先端は、ケーシ
ング１に穿った誘導孔６に挿嵌し、誘導孔６に沿ってケ
ーシング１の外側に向って張出できるようにする。

前記骨体３は、上端をケーシング１の上端より突出し、
押下げた時ケーシング１の上端と略は同一面となるよう
にする。

またケーシング１の上端にはねじ８を螺設すると共に、
ねじ７を設けた継手９を介してキャップ１０を設け、ケ
ーシング１の下端即ち先端は挿入しやすい錐状となって
、しかも挿入時にグラウトが侵入する孔１１を設けであ
る。

１２は中空注入管で、下端部の側壁には複数の噴射孔１
３を穿ち、上端はスイベル１４を連結する。

スイベル１４は高圧ポンプを介して硬化剤槽に連繋した
ホース１５を連結して高圧ポンプ及びホース１５を介し
て硬化材を注入管１２に圧送し、先端の噴射孔１３から
硬化材を噴射させる。

１６は駆動装置で、前記注入管１２を支持して回転及び
上下動するようにする。

尚前記ケーシング１の誘導孔６の内側に内方向に突出し
た誘導板等の誘導機構を設けてもよい。

本発明は前記の構成で明らかなように、ポーリングされ
た孔１７に向は駆動装置１６により注入管１２を挿入し
た後硬化材をホース１５を介して注入管１２内に圧送し
、この圧送硬化材は注入管１２の先端部の噴射孔１３か
ら横方向に噴射しながら回転と上昇によりグラウト層Ａ
を造成し、この注入が終ると、硬化材が硬化しないグラ
ウトに向は骨体３を格納したケーシング１を徐々に挿入
し、所定位置まで挿入するとケーシング１に設けたキャ
ップ１０を取除いてケーシング１の上端から突出した骨
体３の突出した上端を抑圧下降し、この骨体３の下降移
動により骨体３から分岐した分枝開管４はケーシング１
の誘導孔６に沿って押出されグラウトＡ内に張出し鉄筋
として硬化材の硬化に伴って密着させるものである。

上述のように骨体３から多数分岐した傘型分枝開管４を
骨体３と共にケーシング１内に格納し、グラウト内に挿
込んだ後骨体３の操作で分枝開管４をケーシング１から
外側に張出させるものであって、鉄筋作業が安易にでき
る特徴がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る基礎地盤挿入用鉄骨の一実施例を示
すもので、第１図は、鉄骨の一部の縦断面図、第２図は
第１図Ｘ−Ｘ線の横断平面図、第３図乃至第４図は作業
の説明図で、第３図は硬化材注入時の正面図、第４図は
注入を終り鉄骨挿入時の正面図、第５図は鉄骨を挿入し
、開管を開いて鉄筋とした正面図である。 １……ケーシング、２……連結片、３……骨休、４……
分枝開骨、５……案内環、６……誘導孔、７．８……ね
じ、９……継手、１０……キヤツプ、１１……孔、１２
……中空注入管、１３……噴射孔、１４……スイベル、
１５……ホース、１６…駆動装置、１７……孔、Ａ……
グラウト。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 一端を骨休に結節した分枝開管を傘型に斜め下方に
   分岐して設けた鉄骨をケーシング内に縦設して格納し、
   更に分枝開管の先端をケーシングの外周に穿った誘導孔
   に突出可能に嵌め、骨休の操作で分枝開管を鉄筋として
   張出すことを特徴とした基礎地盤挿入用鉄骨。