JPH1198557A - 所在位置管理装置および方法 - Google Patents

所在位置管理装置および方法

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JPH1198557A
JPH1198557A JP9258811A JP25881197A JPH1198557A JP H1198557 A JPH1198557 A JP H1198557A JP 9258811 A JP9258811 A JP 9258811A JP 25881197 A JP25881197 A JP 25881197A JP H1198557 A JPH1198557 A JP H1198557A
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JP
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portable terminal
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JP9258811A
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English (en)
Inventor
Kensuke Uehara
堅助 上原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】携帯端末の位置情報を把握し、行き先を適切に
指示する。 【解決手段】携帯端末1と無線回線50を介して通信可
能な大きなゾーンを形成する基地局2を病院内に配置し
て、当PBX8にISDN基本インターフェース51で
接続し、さらに、当前記ゾーン内に小さなゾーンを形成
するパイロット基地局3を配置して、基地局2にISD
N基本インターフェース51で接続する。携帯端末1が
パイロット基地局3のゾーン内に入ると当該ゾーンの基
となる電波を受信し、これを電界強度として通信可能な
基地局2に送信する。受信した電界強度をPBX8に接
続された患者情報管理部6に送信する。受信した電界強
度に基づき携帯端末(PS)1の位置を特定し、携帯端
末1を介して患者に適切な行き先を指示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯端末の所在位
置管理装置および方法に関し、特に、当該携帯端末が受
信可能な電波を送信するパイロット基地局を主要なポイ
ントに複数配置することにより当該携帯端末の所在位置
を特定することができる所在位置管理装置および方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】大規模な病院等においては、複数の検診
場所が分散して配置されているため、患者に所望の検診
場所までの行き先を正確に把握させ、一人で到達できる
ようにすることは困難である。
【0003】そこで、従来は図24に示すように(図2
4は、非接触カードおよび当該カードのリーダライタを
患者の位置情報管理に使用した場合の一例を示す概念図
である。)、病院内の主要なポイントに制御センター1
000に接続され、電波のゾーンを形成するリーダライ
タ1002を設置し、非接触カード1001を携帯した
患者がいずれかのゾーンに入ると、当該ゾーンを形成す
るリーダライタ1002が患者の通過を制御センター1
000に通知するように構成し、患者の位置情報を把握
した制御センター1000が当該リーダライタを介して
非接触カード1001に行き先情報を送信し、患者を目
的地まで誘導する方法が考えられていた。
【0004】また、図25に示すように(図25は、構
内PHSシステムを患者の位置情報管理に使用した場合
の一例を示す概念図である。)、構内PHSシステムを
利用して病院内の主要なポイントに制御センター100
0と接続され、電波のゾーンを形成するPHS基地局1
004を設置し、PHS端末1003を携帯した患者が
いずれかのゾーンに入ると、当該ゾーンを形成するPH
S基地局1004が患者の在圏ゾーンを制御センター1
000に通知するように構成し、患者の在圏ゾーンを把
握した制御センター1000が当該PHS基地局を介し
てPHS端末1003に行き先情報を送信し、患者を目
的地まで誘導する方法も考えられていた。
【0005】ここで、上記行き先情報としては音声によ
る指示の他、図26に示すように(図26は、病院内の
地図情報並びに患者の現在位置および行き先方向の表示
したPHS端末の一例を示す立体図である。)、非接触
カード1001またはPHS端末1003に患者が現在
位置するゾーン内の地図情報1100を表示し、該地図
情報中に患者の現在位置1102および行き先方向11
01を示すようなものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、非接触カード
を使用した方法では、リーダライタ1002が形成する
ゾーンの半径は10m程度であるため、患者の位置状態
を完全に把握するためには、非常に多くのリーダライタ
を設置する必要があり、コスト面を考慮するとこのよう
な構成をとることは困難である。
【0007】一方、リーダライタの設置コストを抑える
ため、設置個所を限定すると患者が途中でトイレに行っ
たり、寄り道したりして進路方向がらはずれてしまう
と、制御センター1000は当該患者の位置情報を把握
することができなくなる。
【0008】また、構内PHSシステムを使用した方法
では、PHS基地局1004の設置場所から半径100
m程度の領域をカバーできるが、逆に半径100mのど
こに位置するのかが把握できないため、細かい位置情報
を知ることができない。たとえ、図26に示すようなゾ
ーン内の地図情報が表示されていてもすべての患者が当
該地図情報を正確に理解し、利用することは困難であ
る。
【0009】上記非接触カードを使用する方法と構内P
HSシステムを使用する方法を併用することも可能であ
るが、このような構成にすると、非接触カードで用いら
れている通信方法と構内PHSシステムで用いられてい
る通信方法とを制御センターがコントロールする必要が
あるため、処理が複雑となる。また、患者が携帯する端
末も両方式による電波を受信しなければならないため、
その構成が複雑となる。
【0010】そこで、本発明は、携帯端末に特別な通信
手段を設けることなく、当該携帯端末の位置情報を正確
に把握し、行き先を適切に指示することができる所在位
置管理装置および方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、携帯端末の移動可能領域内
に分散設置された複数の第1の基地局と、前記第1の基
地局が形成する無線ゾーン内にそれぞれ分散設置された
複数の第2の基地局と、前記第1の基地局に接続され前
記携帯端末の位置情報を管理する管理部とを有する所在
位置管理装置において、前記第2の基地局は、前記第1
の基地局が送信する電波の出力よりも小さい出力で、該
第2の基地局固有の周波数の電波を送信する手段を具備
し、前記携帯端末は、前記第2の基地局が送信する電波
を受信する手段と、該電波受信手段によって受信した電
波を電界強度情報として前記第1の基地局に送信する手
段とを具備し、前記管理部は、前記電界強度情報に基づ
き前記移動可能領域内に存在する携帯端末の所在位置を
管理することを特徴とする。
【0012】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記管理部は、前記電界強度情報に
応じて前記携帯端末の移動方向を指示する移動方向指示
手段を具備することを特徴とする。
【0013】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の発明において、前記移動方向指示手段は、前記第2
の基地局が送信した電波の電界強度が所定以上の強さで
ある間、該第2の基地局付近に設けられた表示装置の表
示を更新することを特徴とする。
【0014】また、請求項4記載の発明は、携帯端末の
移動可能領域内に分散して設置された複数の第1の基地
局と接続された管理部が、該携帯端末に関する情報を該
第1の基地局を介して取得し、該移動可能領域内に存在
する該携帯端末の所在位置を管理する所在位置管理方法
において、前記第1の基地局が形成する無線ゾーン内に
分散して設置された複数の第2の基地局が、前記携帯端
末に対して、それぞれに特有の周波数の電波を送信し、
該電波を受信した携帯端末は、該電波を電界強度情報と
して前記第1の基地局に送信し、該電界強度情報を受信
した第1の基地局は、該電界強度情報を前記管理部に送
信し、該電界強度情報を受信した管理部は、該電界強度
情報に基づき該携帯端末の所在位置を特定することを特
徴とする。
【0015】また、請求項5記載の発明は、請求項4記
載の発明において、前記管理部は、前記携帯端末の所在
位置を特定した後、該所在位置に応じて該携帯端末の移
動方向を指示することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】まず、図1を使用して本発明の概
要を説明する。
【0017】本発明は、同図に示すように、携帯端末
(PS)1と無線回線50を介して通信可能な領域であ
る比較的大きなゾーンを形成する基地局(BS)2を病
院内に配置して、当該病院内に設けられているPBX8
にISDN基本インターフェース51で接続し、さら
に、当該各基地局が形成するゾーン内の主要なポイント
に比較的小さなゾーンを形成するパイロット基地局(P
BS)3を配置して、当該ゾーンを形成する基地局(B
S)2にISDN基本インターフェース51で接続す
る。携帯端末(PS)1がパイロット基地局(PBS)
3が形成するゾーン内に入ると当該ゾーンの基となる電
波を受信し、これを電界強度として通信可能な基地局
(BS)2に送信する。当該基地局(BS)2は、受信
した電界強度をPBX8に接続された患者情報管理部6
に送信する。患者情報管理部6は、受信した電界強度に
基づき携帯端末(PS)1の位置を特定し、携帯端末
(PS)1を介して患者に適切な行き先を指示するよう
に作用するものである。
【0018】以下、本発明に係る所在位置管理装置およ
び方法の一実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明
する。
【0019】図1は、本発明に係る所在位置管理装置の
構成の一例を示すブロック図である。
【0020】同図に示す例では、患者が携帯する携帯端
末(PS)1にPHS端末を使用し、病院内に設けられ
たPBX8((Private Branch eXc
hange))にPHSの基地局(BS)2を接続して
本発明を実施する。
【0021】この例に示す所在位置管理装置は、携帯端
末(PS)1と無線通信可能なゾーンを形成する基地局
(BS)2(図中「BS」と表記する。)と、携帯端末
(PS)1(図中「PS」と表記する。)が受信できる
周波数の電波を送信するパイロット基地局(PBS)3
(図中「PBS」と表記する。)と、患者の行き先を画
面に表示して指示する案内表示板(DISP)4(図中
「DISP」と表記する。)とがゾーン単位で通信網の
機能中心となるPBX8にISDN基本インターフェー
ス51で接続される。図1に示す構成では、病院内にゾ
ーンA、ゾーンBおよびゾーンCが形成される。
【0022】また、PBX8には、携帯端末(PS)1
を所持した患者に関する情報を管理する患者情報管理部
6がISDN基本インターフェース51で接続され、さ
らに、当該管理部には、患者に関する情報を格納するた
めのデータベース7が接続されており、患者情報管理部
6は、データベース7に格納された情報に基づき上記管
理処理を実行する。
【0023】また、PBX8には、医師または看護婦が
常駐するナースステーション5がISDN基本インター
フェース51で接続されており、これらの者は、必要に
応じて患者情報管理部6に指示を与えたり、携帯端末
(PS)1を介して患者と通話することができる。
【0024】上記ISDN基本インターフェース51
は、ISDN(サービス総合ディジタル網)で適用され
ている基本インターフェースである。ISDN基本イン
ターフェース51は、CCITT勧告1.430の規定
に従い、伝送線路には1対のツイストペアケーブルの4
線式伝送路を使用し、ユーザ情報を伝送するチャネルと
して、64kbpsの2種類のBチャネル(B1、B
2)および呼制御信号を伝送する16kbpsのDチャ
ネルを使用する。
【0025】上記伝送線路上では、BチャネルとDチャ
ネルは多重化(2B+D)して伝送され、チャネルBは
発着信に際して携帯端末(PS)1とPBX8間で所定
の呼制御手順を経て、PBX8から割り当てられたチャ
ネルB1またはチャネルB2上で音声やデータ等の情報
を転送する。また、チャネルBでの発着信に際するチャ
ネルDでの呼制御情報の転送に関しては、CCITT勧
告Q.921およびQ.931で規定されている。
【0026】PBX8は、ISDN基本インターフェー
ス51で接続された各端末間の通信を所定形式のメッセ
ージを交換することにより実行する。この交換は、PB
X8内部に設けられた交換スイッチ9によって行われ
る。
【0027】次に、図2を使用して、上記各構成要素を
病院内に配置する例について説明する。
【0028】図2は、図1に示す基地局(BS)2が形
成するゾーンとパイロット基地局(PBS)3が形成す
るゾーンの関係並びに基地局(BS)2、パイロット基
地局(PBS)3および案内表示板(DISP)4の病
院内における設置例を示す概念図である。
【0029】同図に示すように、パイロット基地局(P
BS)3を病院内の主要なポイント、例えば図2に示す
例では、小児科の入口付近、内科の入口付近および通路
の分岐点等の患者を誘導するために有効と考えられる場
所に設置する。各パイロット基地局(PBS)3は、1
0mW以下の微弱電波を送信し図中の点線で示す半径1
0m程度の小ゾーン101を形成する。
【0030】また、好ましくは、パイロット基地局(P
BS)3を通路が分岐している場所では各分岐路ごとに
設置する。これにより、患者があやまって移動してしま
った場合にも当該患者の移動を検知することができるた
め位置管理が確実となる。
【0031】ここで、各パイロット基地局(PBS)3
は、それぞれ固有の周波数で電波を送信しており、携帯
端末(PS)1がいずれかの小ゾーン101に入ると当
該携帯端末(PS)1は当該固有の周波数の電波を受信
する。
【0032】案内表示板(DISP)4は、各パイロッ
ト基地局(PBS)3が形成する小ゾーン101内に設
置し、当該小ゾーン101に入った患者に対し、行き先
案内等を表示する。この表示例については後述する。
【0033】基地局(BS)2は、当該基地局(BS)
2が形成する大ゾーン100がすべてのパイロット基地
局(PBS)3および案内表示板(DISP)4を包含
する位置に設置する。この大ゾーン100が携帯端末
(PS)1との通話可能領域となる。ここで、大ゾーン
100は、必ずしも小ゾーン101を包含する必要はな
く、各小ゾーン101の一部が大ゾーン100の中に包
含されていればよい。但し、このように小ゾーン101
の一部のみを包含するように配置すると、大ゾーン10
0の外の領域では携帯端末(PS)1と通話不能となる
ため、小ゾーン101の領域に無駄が発生することにな
る。従って、図2に示すように、大ゾーン100はすべ
ての小ゾーン101を包含するように形成することが好
ましい。
【0034】また、大ゾーンを病院内に隙間なく形成
し、当該病院内であればいかなる場所であっても患者と
コンタクトがとれるように構成してもよい。もっとも、
無線の影響を受けるためにPHS等の使用が禁止されて
いる領域内は除外する必要がある。
【0035】本発明では、図2に示すように、大ゾーン
100を形成する基地局(BS)2と、小ゾーン101
を形成するパイロット基地局(PBS)3とを設け、当
該パイロット基地局(PBS)3を病院内の主要なポイ
ントに配置することによって、患者の所在位置を主要な
ポイントでは小ゾーン101内という詳細な情報として
把握し、その他のポイントでは大ゾーン100内という
大まかな情報として把握することができる。
【0036】また、案内表示板(DISP)4を各パイ
ロット基地局(PBS)3が形成する小ゾーン101内
に設置することにより、当該小ゾーン101内での案内
情報を患者に伝えることが可能となる。
【0037】次に、図3から図8までを使用して、基地
局(BS)2、パイロット基地局(PBS)3、携帯端
末(PS)1および案内表示板(DISP)4の構成例
を説明する。
【0038】図3は、図1に示す基地局(BS)2の内
部構成を示すブロック図である。
【0039】基地局(BS)2は、同図に示すように、
電波を送受信するアンテナ200と、受信時には受信し
た電波から搬送波を取り除き中間周波数信号に変換し、
送信時には変調後の信号を搬送波に重畳し高周波を生成
するRF部201と、受信時に中間周波数信号から変調
成分を取り除きベースバンド信号を生成する復調部20
2と、送信時にベースバンド信号を所定の変調方式(本
実施形態ではπ/4シフトQPSK(Quadratu
re Phase Shift Keying)変調方
式を使用する。)で変調し中間周波数信号を生成する変
調部203と、時分割多重方式によりチャネルの割当を
行うTDMA処理部204(TDMA:Time Di
vision Multiple Access)と、
適応差分方式により信号圧縮または伸張をおこなうAD
PCMコーデック部205(ADPCM:Adapti
ve Differential Pulse Cod
eModulation)と、バス209に接続され前
記各部の制御を行うCPU206、RAM207および
ROM208から構成される。
【0040】ここで、ADPCMコーデック部205お
よびバス209は、PBX8との通信を実現するため、
ISDN基本インターフェース51に接続される。
【0041】上記のような基地局(BS)2の構成は、
一般に使用されているPHSシステムと同じものである
ため、各機能の詳細な説明については省略する。
【0042】次に、図4を使用して、携帯端末(PS)
1の構成について説明する。
【0043】図4は、図1に示す携帯端末(PS)1の
内部構成の一例を示すブロック図である。同図に示すよ
うに、携帯端末(PS)1は、上述した基地局(BS)
2と同様に、アンテナ200、RF部201、復調部2
02、変調部203、TDMA処理部204およびAD
PCMコーデック部205と、バス209に接続された
CPU206、RAM207およびROM208を具備
する。
【0044】さらに、携帯端末(PS)1は、受信した
電波の強度を測定する電界強度測定部210と、ADP
CMコーデック部205による伸張後の信号を音声に変
換するスピーカ211と、外部から入力された音声を電
気信号に変換しADPCMコーデック部205に出力す
るマイク212と、バス209に接続された患者操作用
のキーボード213、患者確認用のディスプレイ214
および患者情報を格納したICカードを読み取るための
ICカードリーダライタ215を備える。
【0045】上記のように構成される携帯端末(PS)
1の外観を図8に示す。
【0046】図8は、図1に示す携帯端末(PS)1の
筐体構造およびICカードの挿入状態を示す立体図であ
る。
【0047】同図に示すように、アンテナ200は携帯
端末(PS)1の筐体外部に、スピーカ211は当該筐
体の上部に、マイク212は当該筐体の下部に、ディス
プレイ214はスピーカ211の下部に、それぞれ設け
られ、図4に示すキーボード213としての発呼時に押
下する呼出スイッチ250および電源投入時または切断
時に押下する電源スイッチ251がマイク212の上部
に設けられる。
【0048】また、携帯端末(PS)1には、その側面
にICカード252を挿入するためのカードスロット2
53が設けられる。ICカード252が当該カードスロ
ット253に挿入されると、図4に示すICカードリー
ダライタ215によって当該ICカード252はアクセ
ス可能となる。
【0049】このICカード252は、患者個人の診察
カードの役目を果たし、患者のID、氏名、診察の種類
等の各種患者情報が格納されている。さらに、高度なI
Cカードになると、現在医療専門家が検討している電子
カルテとしての機能を持たせることも可能である。この
ように電子カルテをICカード252に格納することに
より、いずれの医療機関においても共通のカルテで診察
を受けることができるとともに重複診察等を排除するこ
とができる。
【0050】本発明を実施するに当たっては、ICカー
ド252には患者のIDが格納されていれば十分であ
る。このICカード252に格納された患者IDは、携
帯端末(PS)1のカードスロット253に挿入された
後、ICカードリーダライタ215によって読み取られ
る。
【0051】本発明に係る所在位置管理装置において
は、上記のようにICカード252で各患者を特定し区
別しているが、各患者に専用の携帯端末を与え、当該携
帯端末の端末IDを患者特定用のIDとして使用するよ
うな構成とすることもできる。
【0052】上述したような携帯端末(PS)1および
ICカード252の構成は、一般のPHS端末およびI
Cカードと同様であるのでその詳細な説明については省
略する。
【0053】次に、図5を使用してパイロット基地局の
構成例について説明する。
【0054】図5は、図1に示すパイロット基地局(P
BS)3の内部構成の一例を示すブロック図である。同
図に示すように、パイロット基地局(PBS)3は、I
SDN基本インターフェース51と接続され、入力され
た信号に対してTDMA処理を行うTDMA処理部20
4と、TDMA処理が行われた信号を携帯端末(PS)
1との間で定められた方式で変調する変調部203と、
この変調された信号から送信用の電波を生成するRF部
201と、この生成された電波を空中に発射するアンテ
ナ200から構成され、送信部220はISDN基本イ
ンターフェース51と接続される。
【0055】送信部220は、各パイロット基地局(P
BS)3特有の周波数を生成し、アンテナ200に送
る。この周波数は、携帯端末(PS)1のシステム帯域
内であって、かつ、基地局(BS)2が形成する大ゾー
ン100の周波数とも重ならず、さらに、当該大ゾーン
100内に設置されたパイロット基地局(PBS)3同
士で干渉しないように設定する。即ち、システム帯域内
で可能な限り互いに離れた周波数を確保することが好ま
しい。従って、同じ大ゾーン100内に設置できるパイ
ロット基地局(PBS)3の数は、携帯端末(PS)1
のシステム帯域が広い方が多くなる。
【0056】ここで、図1に示すデータベース7には、
各基地局(BS)2ごとに付された基地局IDと、当該
各基地局(BS)2に設置されたパイロット基地局(P
BS)3が送信する電波の周波数が関連して格納されて
おり、携帯端末(PS)1がいずれかのパイロット基地
局(PBS)3が送信する電波を受信したときに、当該
電波の周波数と基地局IDから携帯端末(PS)1の位
置を特定することができるような構成となっている。
【0057】また、各パイロット基地局(PBS)3が
形成する小ゾーン101は、小さい程患者の位置情報を
正確に特定することが可能となるが、小ゾーン101の
縮小に伴いパイロット基地局(PBS)3の設置ポイン
トを増加させる必要がある。一方、小ゾーン101を大
きくしすぎると患者の位置情報があいまいとなるため、
あまり大きくすることは好ましくない。
【0058】そこで、一般には、パイロット基地局(P
BS)3の送信出力を調整して半径10m程度の小ゾー
ン101を形成することが好ましい。
【0059】また、送信部220の出力をISDN基本
インターフェース51を介して調整できる構成としてお
けば、患者の位置を見失ってしまった場合であっても随
時小ゾーン101の径を調整して患者の位置をサーチす
ることも可能である。
【0060】次に、案内表示板(DISP)4の具体的
な設置例および表示例を説明する。
【0061】図6は、図1に示す案内表示板(DIS
P)4を病院内の通路の分岐点に設置した状態を示す斜
視図である。
【0062】また、図7は、図1に示す案内表示板(D
ISP)4を病院内の診察室の横に設置した状態を示す
斜視図である。
【0063】図6に示すように、パイロット基地局(P
BS)3は通路の天井に設置され、案内表示板(DIS
P)4はパイロット基地局(PBS)3の下方に位置す
る通路の突き当たりの壁に設置される。案内表示板(D
ISP)4は、電光掲示板等の電気信号を文字または記
号として表示する装置で構成し、その表示面には図6に
示すように患者の氏名(同図中「ABC」および「XY
Z」)を文字情報として、患者の行き先を矢印として表
示する。
【0064】また、図7に示すように、案内表示板(D
ISP)4をいずれかの診察室の横に設置した場合に
は、患者の氏名と診察室への入室または待ち時間等の受
診指示を案内表示板(DISP)4に表示する。
【0065】図6および図7に示すように、パイロット
基地局(PBS)3と案内表示板(DISP)4を近接
して設置すれば、パイロット基地局(PBS)3が形成
する小ゾーン101内に入った患者は、通常は案内表示
板(DISP)4の表示が目に入るため、正確に誘導す
ることができる。また、配線を共通にすることができる
ため設置条件の面からも好ましい。
【0066】次に、以上のような構成を有する所在位置
管理装置において、各種情報を通信する方法について説
明する。
【0067】前述したように、本実施形態では通信シス
テムとして、ISDN基本インターフェース51を使用
するPBX8と無線回線50を使用するPHSシステム
を利用しているため、本実施形態における所在位置管理
装置では、ISDN基本インターフェース51およびP
HSシステムで使用されるプロトコルで通信を行う。
【0068】但し、上記プロトコルの使用はあくまで本
発明の一実施の形態であるため、本発明に係る所在位置
管理装置の通信方式を限定するものではない。
【0069】まず、基地局(BS)2と携帯端末(P
S)1間の通信方法から説明する。
【0070】図9は、図1に示す携帯端末(PS)1と
基地局(BS)2間の通信で使用されるTDMA方式に
おけるチャネル割当の原理を説明する概念図である。
【0071】TDMA方式では、1フレームが8つの時
間スロットで構成されており、このスロットには、基地
局(BS)2および携帯端末(PS)1共用の制御用物
理スロット300と音声等のユーザ情報を転送するため
の通信用物理スロット301がある。
【0072】各基地局(BS)2は、最大3つの携帯端
末(PS)1と通信することができ、通信の際には、各
携帯端末(PS)1に対し特定のチャネル、即ち、通信
用物理スロット301が割り当てられる。
【0073】本発明に係る所在位置管理装置では、上記
制御用物理スロット300に報知情報を含ませた報知チ
ャネル(図中、「BCCH」で示す。)を各基地局(B
S)2から各携帯端末(PS)1に対し、一定時間間隔
で転送する。
【0074】図10は、図1に示す基地局(BS)2が
送信する報知チャネルの周期を示す概念図である。同図
に示すように、報知チャネルは制御用物理スロット30
0を使用して、周期Tの間隔で各携帯端末(PS)1に
送信される。
【0075】図11は、図10に示す報知チャネルのス
ロット構成を示す概念図である。
【0076】同図に示すように、1タイムスロットは2
40ビットからなり、各スロットの立ち上がりと立ち下
がりの過渡状態を滑らかにするための時間を設定する過
渡応答用ランプタイム400と、各スロットの始まりを
示すスタートシンボル401と、受信信号からクロック
を再生し、ビット同期を確立するための信号であるプリ
アンブル402と、各スロットのフレーム同期のための
信号である同期ワード403と、各スロットの機能チャ
ネルを識別するための信号であるチャネル種別404
と、自局の呼出し符号を含めた発識別符号405と、報
知情報を含めたBCCH450と、ビット列の誤り検出
に使用される巡回生成符号406と、伝搬遅延時間差や
クロックジッタなどによるバースト信号の衝突を避ける
ための時間を設定するガードビット407から構成され
る。
【0077】また、制御用物理スロット300は、発着
信の呼制御信号を転送する共通制御チャネル(図12
中、「CCCH」で示す。)としても使用される。
【0078】図12は、図9に示す制御用物理スロット
を共通制御チャネルとして使用した場合の構成を示す概
念図である。
【0079】同図に示すように、共通制御チャネルは、
上述した報知チャネルと基本構成がほぼ同じであり、両
者の違いは報知チャネルのBCCH450がCCCH4
51となっている点である。このCCCH451に呼制
御信号を含める。
【0080】一方、通信用物理スロット301は、音声
やデータ等を転送するスロットであるため、その性質上
制御用物理スロット300と構成を異にする。
【0081】図13は、図9に示す通信用物理スロット
301の構成を示す概念図である。同図に示すように、
通信用物理スロット301は、過渡応答用ランプタイム
400、スタートシンボル401、プリアンブル40
2、同期ワード403およびチャネル種別404に加え
て、呼接続に必要な低速の制御情報およびユーザパケッ
トデータを含めるSACCH408と、音声等のユーザ
情報を含めるTCH452と、巡回生成符号406およ
びガードビット407から構成される。
【0082】次に、前述したPBX8を中心とする通信
で転送されるメッセージの構造について説明する。
【0083】図14は、図1に示すISDN基本インタ
ーフェース51で転送されるメッセージの構造を示す概
念図である。
【0084】図14に示すように、ISDN基本インタ
ーフェース51で転送されるメッセージは、第1オクテ
ットに配置され呼制御メッセージとほかのプロトコルを
区別するプロトコル識別子500と、複数の呼を識別す
るための番号である呼番号502と、呼番号502の長
さを示す呼番号長501と、当該メッセージの機能を示
すメッセージ種別503と、情報内容を含める情報要素
504から構成される。
【0085】以上説明したように構成され作用する本発
明に係る所在管理装置を使用して患者を管理する一例を
図15から図23までを使用して説明する。
【0086】図15は、図1に示す所在管理装置によっ
て患者を管理する場合の実行手順を示すフローチャート
である。
【0087】まず、患者情報管理部6は、ISDN基本
インターフェース51を介してパイロット基地局(PB
S)3に電波の送信を指示する(ステップ600)。
【0088】ここで、管理の対象となる患者に携帯端末
(PS)1を1台貸与し、図8に示すように自分のIC
カード252を挿入させる。すると、当該携帯端末(P
S)1は、ICカードリーダライタ215を使用して当
該ICカード252に格納された患者IDを読み込みR
AM207に格納する。このとき、当該携帯端末(P
S)1の端末IDと当該患者の患者IDはデータベース
7に同一レコードとして格納される。
【0089】患者が図8に示す携帯端末(PS)1の電
源スイッチ251を押下すると(ステップ601)、当
該携帯端末(PS)1は待ち受け状態となり基地局(B
S)2との通信が可能となる。
【0090】次に、病院内にいる全ての患者の現在位置
を特定し、データベース7に格納する位置情報更新処理
を行う(ステップ602)。この位置情報更新処理の詳
細については後述する。
【0091】次に、いずれかの携帯端末(PS)1から
の発呼またはいずれかの携帯端末(PS)1に対する発
呼があった場合には(ステップ603でYes)、呼設
定を行い両者を通話可能にする通話処理を行い(ステッ
プ604)、発呼がなければステップ602に戻り再び
位置情報更新処理を行う(ステップ602)。ステップ
604の通話処理については後述する。
【0092】以上の処理ルーチンを病院内に存在するす
べての携帯端末(PS)1の電源がOFFになるまで繰
り返し実行する(ステップ605でNo)。
【0093】次に、上記位置情報更新処理について説明
する。
【0094】図16は、図15に示す位置情報更新処理
の実行手順を示すフローチャートである。
【0095】まず、図1に示す全ての基地局(BS)2
は、図10に示すタイミングで報知情報を送信する(ス
テップ701)。この報知情報は、前述したように報知
チャネルを使用して送信され、当該報知チャネルには、
図11に示すBCCH450に当該基地局の基地局ID
(図中、「BS ID」と示す。)が含められる。
【0096】この報知情報は、各基地局(BS)2が形
成する大ゾーン100内に入っている携帯端末(PS)
1に受信される。ここで、各携帯端末(PS)1のRA
M207には、予め当該各携帯端末(PS)1が存在す
るゾーンを形成する基地局(BS)2の基地局IDが格
納されており、前記報知情報を受信することによって新
たな基地局IDを取得すると、当該基地局IDとRAM
207に格納された基地局IDを比較し(ステップ70
2)、両者が一致する場合は、ステップ714に進み電
界強度の測定(後述)を行う。
【0097】一方、ステップ702で基地局IDが一致
しなかった場合には、当該携帯端末(PS)1の位置情
報が変化しているため、位置情報の変更を指示する位置
登録要求を行う。この位置登録要求は、共通制御チャネ
ルのCCCH451に患者ID(図中、「PA」と示
す。)を含め、当該携帯端末(PS)1が存在するゾー
ンを形成する基地局(BS)2を介してPBX8に送信
することによって実行される(ステップ703、70
4)。
【0098】位置登録要求の指示を受けたPBX8は、
メッセージ種別503に当該指示を転送してきた基地局
(BS)2の基地局IDを含め、患者情報管理部に対し
在圏ゾーン通知を行う(ステップ705)。
【0099】在圏ゾーン通知を受けた患者情報管理部6
は、当該通知に含まれる患者IDを検索キーとしてデー
タベース7を検索する。ここで、データベース7は、患
者IDおよび基地局IDを格納する患者IDフィールド
および基地局IDフィールドから構成されるレコードを
格納する。
【0100】そして、上記検索の結果、検索されたレコ
ードの基地局IDフィールドにステップ705の在圏ゾ
ーン通知で受信した基地局IDを格納する。これによ
り、データベース7には、当該患者が当該基地局(B
S)2が形成するゾーン内にいることを示す情報が格納
されることになる。
【0101】その後、患者情報管理部6は、位置登録要
求が受け付けられたことを通知する位置登録受付をPB
X8および基地局(BS)2を介して携帯端末(PS)
1に返送する(ステップ707、708、709)。
【0102】この位置登録受付を携帯端末(PS)1が
受信すると、ステップ701で受信した基地局IDをR
AM207に格納する。
【0103】一方、患者情報管理部は、位置登録受付を
送信した後すぐに、PBX8および基地局(BS)2を
介して無線状態問合せを行う(ステップ711、71
2、713)。この無線状態問合せを受信した携帯端末
(PS)1は、受信モードに切り替わり、そのRF部2
01においてシステム帯域内の電波を受信する。そし
て、この電波を電界強度測定部210に出力し当該電波
の電界強度を測定する(ステップ714)。
【0104】図17は、図1に示す携帯端末(PS)1
が測定した電界強度の一例を示す概念図である。同図に
示す例では、基地局(BS)2が形成する大ゾーン10
0内に3つのパイロット基地局(PBS)3(図中、
「PBS1」、「PBS2」、「PBS3」)が設置さ
れており、当該各パイロット基地局(PBS)3が送信
する電波の周波数がそれぞれf1、f2、f3である場
合の測定例を示している。
【0105】このように測定された電界強度は、それぞ
れその強度および周波数がディジタル値に変換される。
そしてこの変換後のディジタルデータをパイロット基地
局(PBS)3の電界強度(図中、「E」と示す。)お
よび周波数(図中、「f」と示す。)として、CCCH
451に含め、無線状態報告として基地局(BS)2お
よびPBX8を介して患者情報管理部6に送信する(ス
テップ715、716、717)。
【0106】この受信した周波数により患者の存在する
小ゾーン101を特定し、電界強度により当該小ゾーン
101を形成するパイロット基地局(PBS)3からの
距離を特定する。
【0107】即ち、本発明では、病院内の主要なポイン
トに配置したパイロット基地局(PBS)3が発信する
当該パイロット基地局(PBS)3固有の電波を携帯端
末(PS)1で受信することにより、当該電波の周波数
および電界強度から患者の所在地を特定することができ
る。
【0108】さらに、この無線状態報告を受信した患者
情報管理部6は、当該無線状態報告に含まれる電界強度
値および周波数値に基づき案内表示板(DISP)4の
表示更新を実行する(ステップ718)。この案内表示
板(DISP)4の更新処理を図18および図19を使
用して説明する。
【0109】図18は、図1に示す案内表示板(DIS
P)4の更新基準を示す概念図である。同図に示すよう
に、案内表示板(DISP)4は、携帯端末(PS)1
で測定した電界強度がある一定のしきい値を超えた場合
に更新される。即ち、図18に示すPBS1およびPB
S2はしきい値を超えているため、当該各パイロット基
地局(PBS)3付近に設置された案内表示板(DIS
P)4であるDISP1およびDISP2の表示を更新
する。
【0110】この表示の更新は、患者情報管理部6また
はデータベース7に当該患者のその日の検診予定を格納
しておき、当該検診予定の順路および前記方法によって
特定した患者の位置から次の行き先を判断し、案内表示
板(DISP)4に行き先を表示する。この処理は自動
的実行しても手動で行ってもよい。尚、案内表示板(D
ISP)4の具体的な表示例は前述したように、図6お
よび図7に示されている。
【0111】案内表示板(DISP)4の表示を自動で
更新させる場合には、患者情報管理部6が前記検診予定
からその検診場所に最も効率的に到達できるルートを割
り出し、案内表示板(DISP)4に患者の氏名および
次に移動すべき方向を矢印等で表示する。この表示に
は、これから到達すべき検診場所の名称を含めてもよ
い。
【0112】そして、患者が案内表示板(DISP)4
に指示された方向に進行し、次のパイロット基地局(P
BS)3の側を通過すると当該パイロット基地局(PB
S)3付近に設置した案内表示板(DISP)4に次の
メッセージを表示する。このような動作を繰り返し、患
者を目的地まで誘導する。
【0113】患者が目的の検診場所に到達すると、そこ
には、図7に示すように、案内表示板(DISP)4が
診察室の横に設置されており、当該診察室の待ち状態に
応じて待ち時間等が表示される。
【0114】このように、患者に対する指示を案内表示
板(DISP)4等の視覚を通じて理解できる形で出す
ことにより、騒音等による指示の伝達ミスを防止するこ
とができる。
【0115】尚、前記検診予定は患者情報管理部6から
リアルタイムに変更可能であり、追加の検診を要する場
合などは、当該検診予定を変更し、それに基づき案内表
示板(DISP)4にメッセージを表示する。
【0116】図19は、図1に示す案内表示板(DIS
P)4の表示時間の基準を示す概念図である。同図に示
すように、案内表示板(DISP)4の表示時間は、携
帯端末(PS)1が受信した各パイロット基地局の電界
強度がしきい値を超えている時間である。
【0117】即ち、図19に示す例では、PBS1は時
間t1、PBS2は時間t2、PBS3は時間t3であ
る。
【0118】尚、このしきい値を超えている時間が数秒
である場合は、患者が高速で移動していると考えられる
ため、案内表示板(DISP)4にメッセージを表示し
ても当該メッセージが患者の目にとまらない可能性が高
い。そこで、しきい値を超えた時間が所定の時間(例え
ば10秒)以上の場合にのみ案内表示板(DISP)4
にメッセージを表示するように構成してもよい。
【0119】ここで、携帯端末(PS)1を所持した患
者がなんらかの事情により、いずれの小ゾーン101に
も入らなかった場合や正規のコースから逸脱したとして
も、当該患者が病院内にいる限りいずれかの大ゾーン1
00内には必ず位置しているため、患者の大まかな所在
位置は特定できる。
【0120】また、大ゾーン100内では、通話が可能
であるためたとえ事故等が発生した場合であっても、患
者と直接通話しその状況を把握することも可能である。
【0121】次に、図20から図23までを使用し、通
話処理の実行手順について説明する。
【0122】図20は、図1に示す本発明に係る所在位
置管理装置において、ナースステーション5から発呼が
あった場合の呼設定から通話までの実行手順を示すフロ
ーチャートである。
【0123】まず、ナースステーション5の看護婦等が
いずれかの患者に対し内線電話をオフフックして通話を
要求すると(ステップ801)、ISDN基本インター
フェース51のDチャネルを使用して当該患者の患者I
Dを含めたメッセージが患者情報管理部6に送信され、
位置情報の問合せが行われる(ステップ802)。
【0124】このメッセージを受信した患者情報管理部
6は、当該患者IDを検索キーとしてデータベース7を
検索し(ステップ803)、検索の結果得られた当該患
者が存在するゾーンの基地局IDおよび携帯端末(P
S)1の端末ID(図中、「PS ID」)を位置情報
としてナースステーション5に送信する(ステップ80
4)。
【0125】その後、ナースステーション5は、当該基
地局(BS)2に対しPBX8を介して呼設定を要求
(ステップ805、806)する。当該基地局(BS)
2は、無線回線50の共通制御チャネルを使用して当該
端末IDの携帯端末(PS)1に対し着信信号を送信す
る(ステップ807)。
【0126】当該携帯端末(PS)1が着信信号を受信
すると当該携帯端末(PS)1と当該基地局(BS)2
との間に無線リンクが確立される(ステップ808)。
【0127】そして、当該携帯端末(PS)1は当該基
地局(BS)2に着呼応答を送信し(ステップ80
9)、これを受信した基地局(BS)2は、当該携帯端
末(PS)1に対し呼設定信号を送信する(ステップ8
10)。
【0128】携帯端末(PS)1が呼設定信号を受信す
ると、当該携帯端末(PS)1は、ナースステーション
5に対し基地局(BS)2およびPBX8を介して呼設
定受付信号を送信する(ステップ811、812、81
3)。その後、当該携帯端末(PS)1においてリンガ
が鳴動すると、当該携帯端末(PS)1は基地局(B
S)2およびPBX8を介して呼出し信号をナースステ
ーション5に送信する(ステップ814、815、81
6)。
【0129】当該携帯端末(PS)1を所持する患者が
リンガの鳴動に応答しオフフックすると、当該携帯端末
(PS)1は基地局(BS)2およびPBX8を介して
応答信号をナースステーション5に送信する(ステップ
817、818、819)。
【0130】ナースステーション5は、この応答信号を
受信すると当該携帯端末(PS)1に対し、PBX8お
よび基地局(BS)2を介して、応答確認信号を送信す
る(ステップ820、821、822)。
【0131】以上の手順を経てナースステーション5と
携帯端末(PS)1間で通話が可能となる。
【0132】次に、図21は、図1に示す本発明に係る
所在位置管理装置において、ナースステーション5から
切断指示があった場合の通話から呼解除までの実行手順
を示すフローチャートである。
【0133】つまり、ナースステーション5の看護婦等
が内線電話をオンフックすることにより(ステップ85
0)、患者との通話の終了を要求すると、ナースステー
ション5は、PBX8および基地局(BS)2を介して
切断信号を携帯端末(PS)1に送信する(ステップ8
51、852、853)。
【0134】携帯端末(PS)1は、この切断信号を受
信すると、基地局(BS)2およびPBX8を介してナ
ースステーション5に解放信号を送信する(ステップ8
54、855、856)。
【0135】ナースステーション5は、この解放信号を
受信すると、PBX8および基地局(BS)2を介して
携帯端末(PS)1に解放完了信号を送信する(ステッ
プ857、858、859)。
【0136】この解放完了信号が携帯端末(PS)1で
受信されると、当該携帯端末(PS)1と基地局(B
S)2との無線リンクが解放される(ステップ86
0)。
【0137】図22は、図1に示す本発明に係る所在位
置管理装置において、携帯端末(PS)1から発呼があ
った場合の呼設定から通話までの実行手順を示すフロー
チャートである。
【0138】まず、いずれかの患者が携帯端末(PS)
1をオフフックしてナースステーション5にコールする
と(ステップ901)、当該携帯端末(PS)1と基地
局(BS)2間に無線リンクを確立する(ステップ90
2)。
【0139】その後、携帯端末(PS)1は、基地局
(BS)2およびPBX8を介してナースステーション
5に呼設定信号を送信する(ステップ903、904、
905)。
【0140】ナースステーション5が呼設定信号を受信
すると、当該ナースステーション5は、携帯端末(P
S)1に対しPBX8および基地局(BS)2を介して
呼設定受付信号を送信する(ステップ906、907、
908)。その後、ナースステーション5においてリン
ガが鳴動すると、当該携帯端末(PS)1は基地局(B
S)2およびPBX8を介して呼出し信号を携帯端末
(PS)1に送信する(ステップ909、910、91
1)。
【0141】ナースステーション5の看護婦等がリンガ
の鳴動に応答しオフフックすると、ナースステーション
5はPBX8および基地局(BS)2を介して応答信号
を携帯端末(PS)1に送信する(ステップ912、9
13、914)。
【0142】携帯端末(PS)1は、この応答信号を受
信するとナースステーション5に対し、基地局(BS)
2およびPBX8を介して、応答確認信号を送信する
(ステップ915、916、917)。
【0143】以上の手順を経て携帯端末(PS)1とナ
ースステーション5間で通話が可能となる。
【0144】次に、図23は、図1に示す本発明に係る
所在位置管理装置において、携帯端末(PS)1から切
断指示があった場合の通話から呼解除までの実行手順を
示すフローチャートである。
【0145】つまり、患者が携帯端末(PS)1をオン
フックすることにより(ステップ950)、ナースステ
ーション5との通話の終了を要求すると、携帯端末(P
S)1は、基地局(BS)2およびPBX8を介して切
断信号をナースステーション5に送信する(ステップ9
51、952、953)。
【0146】ナースステーション5は、この切断信号を
受信すると、PBX8および基地局(BS)2を介して
携帯端末(PS)1に解放信号を送信する(ステップ9
54、955、956)。
【0147】携帯端末(PS)1は、この解放信号を受
信すると、基地局(BS)2およびPBX8を介してナ
ースステーション5に解放完了信号を送信する(ステッ
プ957、958、959)。
【0148】携帯端末(PS)1がこの解放完了信号を
送信すると、当該携帯端末(PS)1と基地局(BS)
2との無線リンクが解放される(ステップ960)。
【0149】以上説明したような実行手順によって携帯
端末(PS)1との通話が実現される。
【0150】本実施形態においては、PBXおよびPH
Sシステムをベースとして所在管理装置を構成した例に
ついて説明したが、本発明は、PHSシステム以外にも
親機と子機からなるコードレス電話やトランシーバーに
よる無線通信システムを使用して構成することもでき
る。
【0151】また、PBXを使用せず、患者情報管理部
に複数の基地局およびパイロット基地局を接続して構成
してもよい。
【0152】また、本実施形態では、患者に対する行き
先案内の方法として、パイロット基地局とともに案内表
示板を設け、当該表示板に行き先指示をメッセージとし
て表示する態様について説明したが、この案内表示板に
代えてスピーカを設置し、音声によって指示するような
構成としてもよい。
【0153】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
図2に示すように、大ゾーン100を形成する基地局
(BS)2と、小ゾーン101を形成するパイロット基
地局(PBS)3とを設け、当該パイロット基地局(P
BS)3を病院内の主要なポイントに配置することによ
って、患者の所在位置を主要なポイントでは小ゾーン1
01内という詳細な情報として把握し、その他のポイン
トでは大ゾーン100内という大まかな情報として把握
することができる。
【0154】また、案内表示板(DISP)4を各パイ
ロット基地局(PBS)3が形成する小ゾーン101内
に設置することにより、当該小ゾーン101内での案内
情報を患者に伝えることが可能となる。
【0155】また、病院内の主要なポイントに配置した
パイロット基地局(PBS)3が発信する当該パイロッ
ト基地局(PBS)3固有の電波を携帯端末(PS)1
で受信することにより、当該電波の周波数および電界強
度から患者の所在地を特定することができる。
【0156】また、患者に対する指示を案内表示板(D
ISP)4等の視覚を通じて理解できる形で出すことに
より、騒音等による指示の伝達ミスを防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る所在位置管理装置の構成の一例を
示すブロック図。
【図2】図1に示す基地局(BS)2が形成するゾーン
とパイロット基地局(PBS)3が形成するゾーンの関
係並びに基地局(BS)2、パイロット基地局(PB
S)3および案内表示板(DISP)4の病院内におけ
る設置例を示す概念図。
【図3】図1に示す基地局(BS)2の内部構成を示す
ブロック図。
【図4】図1に示す携帯端末(PS)1の内部構成の一
例を示すブロック図。
【図5】図1に示すパイロット基地局(PBS)3の内
部構成の一例を示すブロック図。
【図6】図1に示す案内表示板(DISP)4を病院内
の通路の分岐点に設置した状態を示す斜視図。
【図7】図1に示す案内表示板(DISP)4を病院内
の診察室の横に設置した状態を示す斜視図。
【図8】図1に示す携帯端末(PS)1の筐体構造およ
びICカードの挿入状態を示す立体図。
【図9】図1に示す携帯端末(PS)1と基地局(B
S)2間の通信で使用されるTDMA方式におけるチャ
ネル割当の原理を説明する概念図。
【図10】図1に示す基地局(BS)2が送信する報知
チャネルの周期を示す概念図。
【図11】図10に示す報知チャネルのスロット構成を
示す概念図。
【図12】図9に示す制御用物理スロットを共通制御チ
ャネルとして使用した場合の構成を示す概念図。
【図13】図9に示す通信用物理スロット301の構成
を示す概念図。
【図14】図1に示すISDN基本インターフェース5
1で転送されるメッセージの構造を示す概念図。
【図15】図1に示す所在管理装置によって患者を管理
する場合の実行手順を示すフローチャート。
【図16】図15に示す位置情報更新処理の実行手順を
示すフローチャート。
【図17】図1に示す携帯端末(PS)1が測定した電
界強度の一例を示す概念図。
【図18】図1に示す案内表示板(DISP)4の更新
基準を示す概念図。
【図19】図1に示す案内表示板(DISP)4の表示
時間の基準を示す概念図。
【図20】図1に示す本発明に係る所在位置管理装置に
おいて、ナースステーション5から発呼があった場合の
呼設定から通話までの実行手順を示すフローチャート。
【図21】図1に示す本発明に係る所在位置管理装置に
おいて、ナースステーション5から切断指示があった場
合の通話から呼解除までの実行手順を示すフローチャー
ト。
【図22】図1に示す本発明に係る所在位置管理装置に
おいて、携帯端末(PS)1から発呼があった場合の呼
設定から通話までの実行手順を示すフローチャート。
【図23】図1に示す本発明に係る所在位置管理装置に
おいて、携帯端末(PS)1から切断指示があった場合
の通話から呼解除までの実行手順を示すフローチャー
ト。
【図24】非接触カードおよび当該カードのリーダライ
タを患者の位置情報管理に使用した場合の一例を示す概
念図。
【図25】構内PHSシステムを患者の位置情報管理に
使用した場合の一例を示す概念図。
【図26】病院内の地図情報並びに患者の現在位置およ
び行き先方向の表示したPHS端末の一例を示す立体
図。
【符号の説明】
1…携帯端末(PS)、2…基地局(BS)、3…パイ
ロット基地局(PBS)、4…案内表示板(DIS
P)、5…ナースステーション、6…患者情報管理部、
7…データベース、8…PBX、9…交換スイッチ、5
0…無線回線、51…ISDN基本インターフェース、
100…大ゾーン、101…小ゾーン、200…アンテ
ナ、201…RF部、202…復調部、203…変調
部、204…TDMA処理部、205…ADPCMコー
デック部、206…CPU、207…RAM、208…
ROM、209…バス、210…電界強度測定部、21
1…スピーカ、212…マイク、213…キーボード、
214…ディスプレイ、215…ICカードリーダライ
タ、220…送信部、250…呼出スイッチ、251…
電源スイッチ、252…ICカード、253…カードス
ロット、300…制御用物理スロット、301…通信用
物理スロット、400…過渡応答用ランプタイム、40
1…スタートシンボル、402…プリアンブル、403
…同期ワード、404…チャネル種別、405…発識別
符号、406…巡回生成符号、407…ガードビット、
408…SACCH、450…BCCH、451…CC
CH、452…TCH、500…プロトコル識別子、5
01…呼番号長、502…呼番号、503…メッセージ
種別、504…情報要素、1000…制御センター、1
001…非接触カード、1002…リーダライタ、10
03…PHS端末、1004…PHS基地局、1101
…行き先方向、1102…現在位置、1100…地図情
報。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯端末の移動可能領域内に分散設置さ
    れた複数の第1の基地局と、前記第1の基地局が形成す
    る無線ゾーン内にそれぞれ分散設置された複数の第2の
    基地局と、前記第1の基地局に接続され前記携帯端末の
    位置情報を管理する管理部とを有する所在位置管理装置
    において、 前記第2の基地局は、 前記第1の基地局が送信する電波の出力よりも小さい出
    力で、該第2の基地局固有の周波数の電波を送信する手
    段を具備し、 前記携帯端末は、 前記第2の基地局が送信する電波を受信する手段と、 該電波受信手段によって受信した電波を電界強度情報と
    して前記第1の基地局に送信する手段とを具備し、 前記管理部は、 前記電界強度情報に基づき前記移動可能領域内に存在す
    る携帯端末の所在位置を管理することを特徴とする所在
    位置管理装置。
  2. 【請求項2】 前記管理部は、 前記電界強度情報に応じて前記携帯端末の移動方向を指
    示する移動方向指示手段を具備することを特徴とする請
    求項1記載の所在位置管理装置。
  3. 【請求項3】 前記移動方向指示手段は、 前記第2の基地局が送信した電波の電界強度が所定以上
    の強さである間、該第2の基地局付近に設けられた表示
    装置の表示を更新することを特徴とする請求項2記載の
    所在位置管理装置。
  4. 【請求項4】 携帯端末の移動可能領域内に分散して設
    置された複数の第1の基地局と接続された管理部が、該
    携帯端末に関する情報を該第1の基地局を介して取得
    し、該移動可能領域内に存在する該携帯端末の所在位置
    を管理する所在位置管理方法において、 前記第1の基地局が形成する無線ゾーン内に分散して設
    置された複数の第2の基地局が、前記携帯端末に対し
    て、それぞれに特有の周波数の電波を送信し、 該電波を受信した携帯端末は、該電波を電界強度情報と
    して前記第1の基地局に送信し、 該電界強度情報を受信した第1の基地局は、該電界強度
    情報を前記管理部に送信し、 該電界強度情報を受信した管理部は、該電界強度情報に
    基づき該携帯端末の所在位置を特定することを特徴とす
    る所在位置管理方法。
  5. 【請求項5】 前記管理部は、 前記携帯端末の所在位置を特定した後、該所在位置に応
    じて該携帯端末の移動方向を指示することを特徴とする
    請求項4記載の所在位置管理装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005026791A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Aiphone Co Ltd ナースコールシステム
JP2005260542A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Nec Infrontia Corp メッセージ通信システム
JP2014021850A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Chugoku Electric Power Co Inc:The 人の探索を支援する方法、及び情報処理システム
CN113425288A (zh) * 2021-05-20 2021-09-24 中国医学科学院北京协和医院 病人位置追踪***

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