JPH1198175A - 電子メール装置 - Google Patents

電子メール装置

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JPH1198175A
JPH1198175A JP9256324A JP25632497A JPH1198175A JP H1198175 A JPH1198175 A JP H1198175A JP 9256324 A JP9256324 A JP 9256324A JP 25632497 A JP25632497 A JP 25632497A JP H1198175 A JPH1198175 A JP H1198175A
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Masaki Mukai
雅樹 向井
Yuka Sakurai
由香 櫻井
Satoshi Emura
里志 江村
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電話番号等のアドレスのプライバシーを保護
し、かつ、良好な電子メール通信環境を創出する電子メ
ール装置を提供する。 【解決手段】 アドレスデータ設定部104で設定した
アドレスの一部、または全部を伏せ字にする、または暗
号化するアドレスデータ変換部105を備え、電子メー
ルを送信する際に変換したアドレスをアドレス情報とし
て本文メールに添付する。したがって、メールの受信人
が複数名存在した場合、受信人間で電話番号等のアドレ
スのプライバシーを保護することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メール装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子メールが発達しており、パソ
コン(パーソナルコンピュータ)、ワークステイショ
ン、あるいは携帯情報端末などと呼ばれる小型電子メー
ル装置等を用いて電子メールの発信、および受信が行な
えるようになっている。また、これらの機器において
は、関係する個人あるいは団体等の住所、電話番号等を
管理するアドレス帳等を備えたものがあり、電子メール
の機能と組み合わせて送受信の処理を容易に行なえるよ
うにしている。
【0003】アドレス帳の中には、例えば個人の氏名、
住所、パソコン通信アドレス、インターネットメールア
ドレス、電話番号、FAX番号等が、予め定められた形
式で登録されている。メールの発信人は、例えば、まず
本文メールを作成し、これにアドレス帳から検索した受
信人アドレスを設定して通信回線を介してメールの送信
を行なっていた。
【0004】受信人が受け取る電子メールにはメール本
文のほかに、発信人の名前、インターネットメールアド
レスなどの発信人アドレス情報(Fromアドレス情
報)と受信人の名前、インターネットメールアドレスな
どの受信人アドレス情報(Toアドレス情報、あるいは
Ccアドレス情報等)とが書き込まれている。
【0005】受信人は、本文メールに添付されている発
信人アドレス情報、受信人アドレス情報を読むことによ
って、このメールが誰から発信され、誰と誰にメールさ
れたものかを知ることができる。また、メールに対して
回答が必要な場合には簡単な操作で、回答を送信できる
ように工夫されている。例えば、インターネットメール
の場合には、Reply−Toの行にアドレスを指定す
ることによって返信先を指定できるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例に示した電子メールシステムでは、アドレスが、各
受信人の間で公開されてしまうという課題を有してい
た。これは、プライバシー性の高い電話番号等をアドレ
スにする電子メール装置では深刻な課題である。
【0007】プライバシーの問題に加え、実務上では次
のような問題の発生が考えられる。すなわち、発信アド
レスが電話番号であった場合、受信人は受信した電子メ
ールに対して電話で返信の回答をすることも可能であ
る。
【0008】電子メールシステムの大きな利点は、自分
の都合のよい時間にメールを読むことができ、しかも、
その回答を電子メール装置に記憶しておくことができる
ことである。これに反して、電話で回答を受けた場合に
は忙しい中でも電話応対が余儀なくされる。さらに、本
人が不在の場合にはメモによる伝言によって情報が伝達
されるので、情報そのものが不正確になるといった問題
が発生する。
【0009】また、インターネットアドレス等において
も、例えば掲示板等に添付されたアドレス情報より、不
要のダイレクトメールが送信されることが考えられ、ア
ドレスの非公開が望ましい場合もある。
【0010】本発明は上記課題を解決するもので、電話
番号等のプライバシーを保護し、かつ、良好な電子メー
ル通信環境を創出することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の電子メール装置は、電子メールを送信する際
にアドレス設定手段で設定したアドレスの一部、または
全部を伏せ字処理にする、または暗号処理するアドレス
データ変換手段を備え、変換したアドレスをアドレス情
報として添付することを特徴とするものである。
【0012】この構成により、電話番号等のプライバシ
ーに関するアドレス情報を保護でき、かつ、電子メール
による返信も容易にできる良好な電子メール通信環境を
提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、電子メールの本文を作成するための電子メール作成
手段と、電子メールの投函操作を行なう投函手段と、受
信人のアドレスを設定するアドレス設定手段と、設定し
たアドレスを変換するアドレスデータ変換手段と、電子
メールを送受信する通信手段とを備えたものであり、電
話番号等のプライバシーを保護することができる。
【0014】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、アドレスデータ変換手段が、
伏せ字処理手段、または、暗号処理手段であることを特
徴とするものであり、電話番号等のプライバシーを保護
することができる。
【0015】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、アドレスデータ変換手段が、
伏せ字処理手段と暗号処理手段とよりなることを特徴と
するものであり、電話番号等のプライバシーを保護する
ことができる。
【0016】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1、請求項2、または、請求項3に記載の発明におい
て、アドレスデータ暗号化手段が、少なくとも発信アド
レスを暗号化することを特徴とするものであり、電子メ
ールの発信人のプライバシーを保護することができる。
【0017】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1、請求項2、請求項3、または、請求項4に記載の発
明において、アドレスデータ暗号化手段が、少なくとも
メールの受信人本人のアドレスは変換処理をしないこと
を特徴とするものであり、プライバシーを保護し、か
つ、送信側端末から受信側端末までのアドレス送信処理
を簡単にすることができる。
【0018】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
1、請求項2、請求項3、請求項4、または、請求項5
に記載の発明において、アドレスデータ暗号化手段が、
少なくとも電話番号アドレスを暗号化することを特徴と
するものであり、日常使用する情報機器として最も使用
頻度の高い、すなわちプライバシーの保護をもっとも必
要とする電話番号のプライバシーを保護することができ
る。
【0019】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、また
は、請求項6に記載の発明において、アドレスデータ暗
号化手段が、少なくともFAX番号アドレスを暗号化す
ることを特徴とするものであり、FAX番号のプライバ
シーを保護することができる。したがって、不要なFA
Xの受信によって、記録用紙が無駄に消費されることが
ない。
【0020】本発明の請求項8に記載の発明は、電子メ
ールの本文を作成するための電子メール作成手段と、電
子メールの投函操作を行う投函手段と、受信人のアドレ
スを設定するアドレス設定手段と、設定したアドレスを
変換するアドレスデータ変換手段と、前記変換を実施す
るアドレスの指定とアドレス変換の種類とを指定するア
ドレスデータ変換指定手段と、電子メールを送受信する
通信手段とを備えたものであり、個々の通信環境に適応
したアドレス変換を設定できるようにしたものである。
したがって、受信人個別の事情にかなったアドレス変換
ができるので、プライバシーの保護には最適である。
【0021】本発明の請求項9に記載の発明は、請求項
8に記載の発明において、アドレス変換手段が、伏せ字
処理手段と暗号処理手段よりなることを特徴とするもの
であり、個々の通信環境に適応したアドレス変換を設定
できる。
【0022】本発明の請求項10に記載の発明は、電子
メールの本文を作成するための電子メール作成手段と、
受信した電子メールに対して返信操作を行なう電子メー
ル返信手段と、予め決められた形式で暗号化された返信
用の暗号アドレスを復号化して宛先アドレスを生成する
返信アドレス生成手段と、電子メールを送受信する通信
手段とを備えたものであり、暗号処理されたアドレスに
対して、電子メールでの返信を可能としたもので、快適
な電子メール通信環境を実現することができる。
【0023】本発明の請求項11に記載の発明は、電子
メールの本文を作成するための電子メール作成手段と、
電子メールの投函操作を行う投函手段と、予め決められ
た形式で暗号処理されたアドレスを登録する暗号アドレ
ス帳と、暗号アドレス帳に登録された暗号アドレスを電
子メールの本文に設定する暗号アドレス設定手段と、暗
号アドレスを復号化するアドレスデータ復号化手段と、
電子メールを送受信する通信手段とを備えたことを特徴
とするものであり、アドレス情報としてメール本文に添
付されてきた暗号化されたアドレス情報をアドレス帳に
取り込むことができる。暗号処理されたアドレスは人間
には読めない。したがって、仮にアドレス帳を覗かれた
としても、電子メール装置の所持者、およびアドレス帳
に登録されているアドレスのプライバシーを守ることが
できる。
【0024】以下、本発明に係わる実施の形態を図面を
参照しながら詳細に説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1におけ
る電子メール装置のブロック図を示すものである。図1
において、101は制御部、102は電子メール作成
部、103は投函部、104はアドレスデータ設定部、
105はアドレスデータ変換部、106は通信部であ
る。
【0025】制御部101は、CPUを備え、電子メー
ル装置の制御処理を行なう。電子メール作成部102
は、図には示していない液晶パネルのような表示部と、
入力部とで構成されている。入力部は、例えば液晶パネ
ルよりなる表示部の画面中に設けたアイコン、または表
示部の周囲に配置したボタン等であり、ペン等で触れる
ことによりメール本文を入力する。入力したメール本文
は、表示部に表示される。
【0026】投函部103は電子メール作成部102で
作成した本文メールを一時的に記憶しておく場所であ
り、ここでアドレス情報をはじめとするヘッダー情報が
添付される。アドレス情報は、アドレスデータ設定部1
04によって設定される。
【0027】アドレスデータ変換部105は、アドレス
データを伏せ字化、または暗号化する。
【0028】ここで、伏せ字化とは、たとえば電話番号
であるアドレス「050−111−2222」を「**
*−***−****」のようにアスタリスクに変換す
ることである。伏せ字化した情報は元のデータが失われ
ており、以前にそこにアドレスが存在していたことを示
すだけのものである。したがって、元のアドレス情報に
復号することはできない。これに対して、暗号化は決め
られた形式にしたがってアドレス情報を変換するもので
あり、例えば電話番号であるアドレス「050−111
−2222」を「qwertyuiop@」のように変
換する。暗号処理したアドレス「qwertyuiop
@」は、あとで説明するアドレスデータ復号手段によっ
て、もとのアドレス「050−111−2222」に復
号することができる。
【0029】通信部106は、メール本文に添付された
アドレス情報に基づいて、投函部103に記憶されたメ
ール本文の送信を行う。また、通信部106は先方から
のメールの受信も行う。
【0030】次に、本発明の電子メール装置の操作を説
明することによって、発明の機能・効果を説明する。
【0031】例えば、ユーザは電子メール作成部102
によって、図2(a)に示すようなメール本文を作成す
る。
【0032】次に、メール本文を投函部103に投函す
る。メールが投函されると、電子メール装置は、決めら
れた手順にしたがったアドレス情報の入力を待つ。図2
(b)にアドレス情報の設定フォーマットの一例を示
す。
【0033】図において一行目のFromアドレスは、
発信人A氏のアドレスである。A氏はアドレスデータ設
定部104より、自分のアドレスを設定する。図2
(b)の例ではA氏が設定したアドレスは電話番号であ
る。図2(b)の2行目のToアドレスは、受信人のア
ドレスである。Toアドレスは複数の宛て先指定が可能
である。また、 受信人アドレスとして、図2(b)の3
行目に示すCcアドレス等を使用する場合もある。通
常、Toアドレスがメール本文に対して、たとえば回
答、返信を必要とするような直接関係者であるのに対し
て、Ccアドレスは、単に情報として連絡をしておいた
ほうがよい程度の間接的な関係者である。Ccアドレス
も複数の宛て先指定が可能である。
【0034】A氏がアドレスデータ設定部104より設
定したアドレスの一例を、図2(c)に示す。
【0035】図2(c)の例では、B氏のアドレスは電
話番号、CとD氏のアドレスはパソコン通信アドレス、
E氏のアドレスはFAX番号であるとする。
【0036】アドレスデータ変換部105は、伏せ字処
理、暗号処理の2種類の変換処理を行う。各人のアドレ
スと変換処理方法とを組み合わせることによって、種々
の組み合わせのアドレス変換ができる。
【0037】例えば、図2(c)に示したアドレス情報
を、下記条件でアドレス変換する。 (1) 発信人アドレスを暗号処理する。
【0038】(2) 受信人(To、Cc等)アドレス
は、伏せ字処理する。 上記アドレス変換のフローチャートの一例を、図3に示
す。
【0039】以下、フローチャートをステップを追って
説明する。まず、アドレスデータ変換部105は投函部
103の電子メールより発信人アドレスを抽出して(ス
テップS11)、これを暗号化処理し一時的にアドレス
データ変換部105内の記憶部に記憶する(ステップS
12)。
【0040】次に、アドレスデータ変換部105は電子
メールよりToアドレスを抽出し、アドレスの数nを調
べToアドレス変換の初期設定を行う(ステップS1
3、S14)。
【0041】i番目のアドレスを抽出し、アドレス値の
各文字を‘*’に変換し一時的にアドレスデータ変換部
105内の記憶部に記憶する(ステップS16、S1
7)。この操作をn回繰り返す(ステップS15〜S1
8)。i=(n+1)回目になると、電子メールよりC
cアドレスを抽出し、Ccアドレス変換の初期設定を行
う(ステップS19、S20)。以下、同様にして、ス
テップS21〜S24の操作によって全Ccアドレス値
の各文字を‘*’に置換し、一時的にアドレスデータ変
換部105に記憶する。
【0042】最後に、投函部103に記憶してある受信
人の未変換アドレス情報によって、通信部106より通
信を開始する。回線が接続するとアドレスデータ変換部
105に一時的に記憶した変換アドレス情報を添付して
メール本文を送信する。このようにして受信人全員に対
して、順次電子メール通信を行う。
【0043】上記アドレスデータ変換処理をしたとき、
各受信人B氏、C氏、D氏、E氏は、図2(d)のアド
レスが添付されたメールを受信する。
【0044】例えば、B氏はこのアドレス情報によって
このメールがA氏より発信されて、自分の他にC氏、D
氏、E氏に通知されていることを知るが、プライバシー
に関わる各人のアドレスを知ることはできない。しか
し、B氏が、A氏の暗号処理されたアドレスを復号処理
する電子メール装置を所持していれば、A氏に対して
「9月23日の反省会への出欠」の電子メールで返信す
ることができる。
【0045】このように本発明によれば、メールの受信
人B氏、C氏、D氏、E氏間ではそれぞれのアドレスは
伏せられているので、プライバシーを守ることができ
る。
【0046】発信人、受信人等のアドレスを変換する優
先度、変換の形式は、プライバシーの保護、および通信
環境の保持性の観点から考えると、次の原則によるのが
よいであろう。
【0047】(1) 電話番号アドレス、FAX番号ア
ドレスは、プライバシー性が高いのでアドレスを変換処
理するのが好ましい。
【0048】(2) 発信人アドレスは、メールの返
信、問い合わせ等を必要とするものなので、アドレスを
復号化可能な暗号処理するのが好ましい。
【0049】(3) 本人宛ての受信人アドレスは、一
般的にアドレスを変換処理する必要がない。
【0050】(4) パソコン通信アドレス、インター
ネットアドレス等は、アドレスを変換処理しなくても、
プライバシーが侵害されることは少ない。
【0051】上記をアドレス変換の原則として、通信環
境に適合したアドレス変換を行えばよい。また、個人的
にアドレスを秘密にしておきたい受信人には、特定個人
のアドレスを変換処理できるようにしておくことが好ま
しい。このように、アドレス変換を使用通信環境に適合
できるようにした電子メール装置を実施の形態2で説明
する。
【0052】(実施の形態2)図4は、本発明の実施の
形態2における電子メール装置のブロック図を示すもの
である。図4において、制御部101、電子メール作成
部102、投函部103、アドレスデータ設定部10
4、アドレスデータ変換部105、通信部106は、実
施の形態1におけるものと同様である。107は、アド
レスデータ変換指定部である。
【0053】アドレスデータ変換指定部107は、発信
人アドレス、受信人アドレス等のアドレスの中でアドレ
ス変換を実施するアドレスの指定と、前記指定したアド
レスの変換の種類、すなわち、伏せ字処理、または暗号
処理等の変換の種類とを指定するものである。
【0054】ここで、図2(c)に示したアドレスをア
ドレスデータ変換指定部107によって、下記条件にし
たがって、アドレス変換したときに各受信人が受信する
メールアドレスの一例を、図2(e)に示す。
【0055】(1) 発信人アドレスは暗号処理する。 (2) 受信人アドレスで受信人本人のアドレスは、変
換しない。
【0056】(3) 受信人アドレスで電話番号とFA
X番号アドレスは伏せ字処理する。(電話番号とFAX
番号アドレス以外のアドレスは、アドレス変換処理しな
い。) 図5に上記アドレス変換指定のフローチャートの一例を
示す。
【0057】以下、図5のフローチャートによってステ
ップ毎に変換のフローを説明する。はじめに、アドレス
データ変換部105は、アドレスデータ変換指定部10
7の指示にしたがって、投函部103の本文メールに添
付されているアドレスデータ情報より発信人アドレスを
抽出(ステップS30)、これを暗号化処理し、暗号化
したアドレスデータを、投函部103の本文メールに添
付されているアドレスデータ情報と置換する(ステップ
S31)。
【0058】次に、アドレスデータ変換部105は、ア
ドレスデータ変換指定部107の指示にしたがって、下
記操作を実行する。アドレスデータ情報より全宛先(T
o、Ccアドレス等)を抽出し、アドレスの数nを調べ
変換ループの初期化を行う(ステップS32、S3
3)。
【0059】i番目のアドレスを抽出し、受信人本人の
アドレスかを調べる(ステップS35、S36)。抽出
したアドレスがyes(受信人本人)の場合にはアドレ
スの変換を行わない。no(受信人が本人以外)の場合
には、アドレスデータが電話番号、またはFAX番号で
あるかを調べる(ステップS37)。no(電話、FA
X番号でない)の場合にはアドレスの変換を行わない。
yes(電話、またはFAX番号である)の場合には、
アドレス値の各文字を‘*’に置換し、これを投函部1
03のアドレスデータと置換する(ステップS38)。
上記操作をn回実施する(ステップS34〜S39)。
【0060】所定のアドレスデータの変換が行われた投
函部103のアドレス情報に基づいて、回線を接続した
後メール本文にアドレス情報を添付して通信部106よ
り送信する。
【0061】上記のようにアドレス変換したことによっ
て、電話番号アドレス、またはFAX番号アドレスを使
用していたA氏、B氏、E氏のアドレスは、プライバシ
ーの侵害の予想される程度と、アドレスの公開の必要性
の程度によって、処理なし、暗号処理、伏せ字処理がな
されている。すなわち、メールに対する回答、問合せが
予想される発信人A氏のアドレスは復号処理可能の暗号
処理、 受信人本人の場合は処理なし、受信人が本人以外
の場合には伏せ字処理されている。プライバシーの侵害
が少ないパソコン通信等のアドレスは変換処理なしとし
ている。
【0062】勿論、パソコン通信等のアドレスの場合で
あっても、特定の受信人がアドレスの公開を望んでいな
いことが予め分かっていれば、受信人の希望に応じて伏
せ字処理、暗号化処理等を指定できるようにすればよ
い。
【0063】実施の形態2においては、受信人が本人の
場合にはアドレス情報の変換処理を行っていない。この
ために、送信側端末から受信側端末までのアドレス送信
処理を簡単にすることができる効果がある。
【0064】(実施の形態3)実施の形態1、または実
施の形態2の場合には、受信人の受信するアドレス情報
は図2(d)、または図2(e)のようなもので発信人
アドレスが暗号処理されている。したがって、実施の形
態1、または実施の形態2の電子メール装置では、通常
このメールに対して返信、問合せをすることはできな
い。実施の形態3の電子メール装置は、暗号処理された
発信人アドレスに対して返信可能にしたものである。
【0065】図6に、実施の形態3における電子メール
装置のブロック図を示す。制御部101、電子メール作
成部102、通信部106は実施の形態1におけるもの
と同様であり、108は電子メール返信部、109は返
信アドレス生成部である。
【0066】電子メール返信部108は、受信したメー
ルアドレスより、受信メールに対して自動的に返信アド
レス、および発信人アドレスを作成する。返信アドレス
が変換処理されていない場合には、返信用の本文メール
を作成して電子メール返信部108で作成したアドレス
情報を添付して、通信部106より送信すればよい。返
信アドレス生成部109は、暗号を復号する復号手段を
有する。したがって、返信アドレスが暗号処理されてい
る場合には、暗号処理されたアドレスを復号処理し、復
号アドレスに基づいたアドレス情報を添付して、メール
を送信することができる。
【0067】図7に、一例として、B氏が図2(d)の
アドレス情報が設定されたメールに対して、A氏宛てに
返信メールを送信する時のフローチャートを示す。
【0068】以下、図7のフローチャートによって、ス
テップを追って返信手順を説明する。
【0069】電子メール返信部108は、A氏の電子メ
ールより発信人アドレスを抽出して、これを返信アドレ
ス生成部109に伝達する(ステップS40)。返信ア
ドレス生成部109は、暗号化処理の有無を判定し(ス
テップS41)、yes(暗号化処理あり)の場合に
は、返信アドレス生成部109は暗号処理されたアドレ
スを復号処理して返信アドレスを生成する(ステップS
44)。ステップS41において、no(暗号化処理な
し)の場合には、発信人アドレスをそのまま返信アドレ
スとする(ステップS43)。ステップS42、または
S43で生成した返信アドレスを、電子メール返信部1
08に設定する(ステップS44)。通信部106がこ
の電子メールをA氏宛てに送信する。
【0070】この電子メール装置によれば、A氏は電話
番号のプライバシーを守れる上、返信メールを電子メー
ルによってのみ受け取ることができる。したがって、電
話での問合せ等の煩わしさから開放される。
【0071】(実施の形態4)実施の形態4の電子メー
ル装置は、暗号処理されたアドレスをアドレス帳に登録
できるようにしたものである。
【0072】図8は、本発明の実施の形態4における電
子メール装置のブロック図を示すものである。図8にお
いて、制御部101、電子メール作成部102、投函部
103、通信部106は、実施の形態1 におけるものと
同じものであり、110は暗号アドレス帳、111は暗
号アドレス設定部、112はアドレスデータ復号化部で
ある。
【0073】暗号アドレス帳110は、先方から暗号処
理されたアドレスが添付されてきた場合に、暗号アドレ
スを登録できるように構成されている。暗号アドレス帳
110への暗号アドレスの登録は、コピー操作、あるい
は電子メール作成部102の入力キー等による。
【0074】暗号アドレス設定部111は、投函部10
3に投函された本文に対して、暗号処理されたアドレス
を設定する。
【0075】アドレスデータ復号化部112は、投函部
103に対して添付された暗号アドレスを復号して、通
信部106より電子メールの送信を行う。
【0076】実施の形態4によれば、アドレス帳に登録
された暗号アドレスは、人間では見ることができない
が、電子メール装置としては通常のアドレスと同様に扱
うことができる。したがって、本電子メール装置によれ
ば、先方のプライバシーを守ると同時に、電子メール装
置の所有人本人のプライバシーも守ることができる。
【0077】なお、アドレスデータ復号化部112は設
定された暗号化アドレスのうち、受信人本人のアドレス
のみを復号するように構成するのが、プライバシーの保
護上、好ましいのは当然である。
【0078】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
発信人、受信人のアドレス情報のプライバシーが保護さ
れ、かつ快適な通信環境を創出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における電子メール装置
のブロック図
【図2】(a)は本発明実施の形態におけるメール本文
の一例を示す図 (b)はメール本文に添付するアドレス情報のフォーマ
ットの一例を示す図 (c)はメール本文に添付するアドレス情報の設定の一
例を示す図 (d),(e)は受信人が受け取るメールに添付された
変換アドレス情報の一例を示す図
【図3】本発明の実施の形態1におけるアドレス情報の
変換の一例を示すフローチャート
【図4】本発明の実施の形態2における電子メール装置
のブロック図
【図5】本発明の実施の形態2におけるアドレス情報の
変換の一例を示すフローチャート
【図6】本発明の実施の形態3における電子メール装置
のブロック図
【図7】本発明の実施の形態3におけるアドレス情報の
変換の一例を示すフローチャート
【図8】本発明の実施の形態4における電子メール装置
のブロック図
【符号の説明】
101 制御部 102 電子メール作成部 103 投函部 104 アドレスデータ設定部 105 アドレスデータ変換部 106 通信部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子メールの本文を作成するための電子メ
    ール作成手段と、電子メールの投函操作を行なう投函手
    段と、受信人のアドレスを設定するアドレス設定手段
    と、設定したアドレスを変換するアドレスデータ変換手
    段と、電子メールを送受信する通信手段とを備えたこと
    を特徴とする電子メール装置。
  2. 【請求項2】アドレスデータ変換手段が、伏せ字処理手
    段、または、暗号処理手段であることを特徴とする請求
    項1に記載の電子メール装置。
  3. 【請求項3】アドレスデータ変換手段が、伏せ字処理手
    段と、暗号処理手段とよりなることを特徴とする請求項
    1に記載の電子メール装置。
  4. 【請求項4】アドレスデータ変換手段が、少なくとも発
    信アドレスを暗号処理することを特徴とする請求項1、
    請求項2、または、請求項3に記載の電子メール装置。
  5. 【請求項5】アドレスデータ変換手段が、少なくともメ
    ールの受信人本人のアドレスは変換処理をしないことを
    特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、または、請
    求項4に記載の電子メール装置。
  6. 【請求項6】アドレスデータ変換手段が、少なくとも電
    話番号アドレスを暗号処理することを特徴とする請求項
    1、請求項2、請求項3、請求項4または、請求項5に
    記載の電子メール装置。
  7. 【請求項7】アドレスデータ変換手段が、少なくともF
    AX番号アドレスを暗号処理することを特徴とする請求
    項1、請求項3、請求項4、請求項5、または、請求項
    6に記載の電子メール装置。
  8. 【請求項8】電子メールの本文を作成するための電子メ
    ール作成手段と、電子メールの投函操作を行う投函手段
    と、受信人のアドレスを設定するアドレスデータ設定手
    段と、設定したアドレスを変換するアドレスデータ変換
    手段と、前記変換を実施するアドレスの指定とアドレス
    変換の種類とを指定するアドレスデータ変換指定手段
    と、電子メールを送受信する通信手段とを備えたことを
    特徴とする電子メール装置。
  9. 【請求項9】アドレスデータ変換手段が、伏せ字処理手
    段と暗号処理手段とよりなることを特徴とする請求項8
    に記載の電子メール装置。
  10. 【請求項10】電子メールの本文を作成するための電子
    メール作成手段と、受信した電子メールに対して返信操
    作を行なう電子メール返信手段と、予め決められた形式
    で暗号処理された返信用の暗号アドレスを復号処理して
    宛先アドレスを生成する返信アドレス生成手段と、電子
    メールを送受信する通信手段とを備えたことを特徴とす
    る電子メール装置。
  11. 【請求項11】電子メールの本文を作成するための電子
    メール作成手段と、電子メールの投函操作を行う投函手
    段と、予め決められた形式で暗号処理されたアドレスを
    登録する暗号アドレス帳と、暗号アドレス帳に登録され
    た暗号アドレスを電子メールの本文に設定する暗号アド
    レス設定手段と、暗号アドレスを復号処理するアドレス
    データ復号処理手段と、電子メールを送受信する通信手
    段とを備えたことを特徴とする電子メール装置。
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