JPH1197966A - 弾性表面波フィルタ - Google Patents
弾性表面波フィルタInfo
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- JPH1197966A JPH1197966A JP27517497A JP27517497A JPH1197966A JP H1197966 A JPH1197966 A JP H1197966A JP 27517497 A JP27517497 A JP 27517497A JP 27517497 A JP27517497 A JP 27517497A JP H1197966 A JPH1197966 A JP H1197966A
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- surface acoustic
- acoustic wave
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- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H9/00—Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
- H03H9/0023—Balance-unbalance or balance-balance networks
- H03H9/0028—Balance-unbalance or balance-balance networks using surface acoustic wave devices
- H03H9/0033—Balance-unbalance or balance-balance networks using surface acoustic wave devices having one acoustic track only
- H03H9/0038—Balance-unbalance or balance-balance networks using surface acoustic wave devices having one acoustic track only the balanced terminals being on the same side of the track
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- H03H9/0047—Balance-unbalance or balance-balance networks using surface acoustic wave devices having two acoustic tracks
- H03H9/0052—Balance-unbalance or balance-balance networks using surface acoustic wave devices having two acoustic tracks being electrically cascaded
- H03H9/0057—Balance-unbalance or balance-balance networks using surface acoustic wave devices having two acoustic tracks being electrically cascaded the balanced terminals being on the same side of the tracks
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- H03H9/02—Details
- H03H9/125—Driving means, e.g. electrodes, coils
- H03H9/145—Driving means, e.g. electrodes, coils for networks using surface acoustic waves
- H03H9/14544—Transducers of particular shape or position
- H03H9/14588—Horizontally-split transducers
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- Acoustics & Sound (AREA)
- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 縦結合型二重モード弾性表面波フィルタにお
いて、その入出力の両方、または入力か出力かのいずれ
かの端子を平衡型とし、かつそのインピーダンスを従来
構成の５０Ωからその４倍の２００Ω前後に上昇させる
と共に、これによるフィルタの大型化を避ける。 【解決手段】 弾性表面波伝搬方向に沿って３個のＩＤ
Ｔを近接配置し、０次対称モードと２次対称モードとの
結合を利用する構成において、中央のＩＤＴを２分割
し、音響的には縦続接続、電気的には直列接続となるよ
うにする。また、弾性表面波伝搬方向に沿って２個のＩ
ＤＴを近接配置し、０次対称モードと１次反対称モード
との結合を利用する構成において、前記２個のＩＤＴの
一方を２分割し、音響的には縦続接続、電気的には直列
接続となるようにする。
いて、その入出力の両方、または入力か出力かのいずれ
かの端子を平衡型とし、かつそのインピーダンスを従来
構成の５０Ωからその４倍の２００Ω前後に上昇させる
と共に、これによるフィルタの大型化を避ける。 【解決手段】 弾性表面波伝搬方向に沿って３個のＩＤ
Ｔを近接配置し、０次対称モードと２次対称モードとの
結合を利用する構成において、中央のＩＤＴを２分割
し、音響的には縦続接続、電気的には直列接続となるよ
うにする。また、弾性表面波伝搬方向に沿って２個のＩ
ＤＴを近接配置し、０次対称モードと１次反対称モード
との結合を利用する構成において、前記２個のＩＤＴの
一方を２分割し、音響的には縦続接続、電気的には直列
接続となるようにする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話等に使用
される弾性表面波フィルタに関するものであって、さら
に詳しくは３個の弾性表面波変換器（Interdigital Tra
nsducer、以下、ＩＤＴと略記する）を用い、０次と２
次の二つの対称モードの結合を利用し、かつ電気信号の
平衡出力を可能とし、半導体能動素子への直接信号入力
を可能とした縦結合型二重モード弾性表面波フィルタ、
および２個のＩＤＴを用い、０次対称モードと１次反対
称モードとの結合を利用し、かつ電気信号の平衡出力を
可能とし、半導体能動素子への直接信号入力を可能とし
た縦結合型二重モード弾性表面波フィルタに関する。
される弾性表面波フィルタに関するものであって、さら
に詳しくは３個の弾性表面波変換器（Interdigital Tra
nsducer、以下、ＩＤＴと略記する）を用い、０次と２
次の二つの対称モードの結合を利用し、かつ電気信号の
平衡出力を可能とし、半導体能動素子への直接信号入力
を可能とした縦結合型二重モード弾性表面波フィルタ、
および２個のＩＤＴを用い、０次対称モードと１次反対
称モードとの結合を利用し、かつ電気信号の平衡出力を
可能とし、半導体能動素子への直接信号入力を可能とし
た縦結合型二重モード弾性表面波フィルタに関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、自動車に取り付けた自動車電話か
ら始まった移動体通信装置は、個々の携帯化、いわゆる
携帯電話へと移行し急速に普及しつつある。この携帯用
電話機は、その普及にともない小型・軽量・低損失化に
対する要求がますます大きくなり、内部に使用される個
々の部品に対しても、小型・軽量・低損失化が求められ
ている。移動体通信装置における主要な構成部品である
高周波フィルタには、この要求に応え得るものとして弾
性表面波フィルタが用いられつつある。弾性表面波フィ
ルタは、固体表面を伝搬する弾性表面波を利用したフィ
ルタであり、その構成法についてはこれまで数多く報告
されている。
ら始まった移動体通信装置は、個々の携帯化、いわゆる
携帯電話へと移行し急速に普及しつつある。この携帯用
電話機は、その普及にともない小型・軽量・低損失化に
対する要求がますます大きくなり、内部に使用される個
々の部品に対しても、小型・軽量・低損失化が求められ
ている。移動体通信装置における主要な構成部品である
高周波フィルタには、この要求に応え得るものとして弾
性表面波フィルタが用いられつつある。弾性表面波フィ
ルタは、固体表面を伝搬する弾性表面波を利用したフィ
ルタであり、その構成法についてはこれまで数多く報告
されている。
【０００３】移動体通信、特に携帯電話に利用されてい
る周波数は、８００MHz〜１GHz、１．５GHz近傍、１．
８〜２GHzであり、さらに今後、需要の増加に伴い２GHz
を超える周波数帯も利用されるものと思われる。これら
の周波数帯域で使用されるフィルタには、低損失、広い
通過帯域が要求され、この要求実現に好適な構成方法と
して、弾性表面波を用いた縦結合型二重モードフィルタ
があることはすでに公知である。
る周波数は、８００MHz〜１GHz、１．５GHz近傍、１．
８〜２GHzであり、さらに今後、需要の増加に伴い２GHz
を超える周波数帯も利用されるものと思われる。これら
の周波数帯域で使用されるフィルタには、低損失、広い
通過帯域が要求され、この要求実現に好適な構成方法と
して、弾性表面波を用いた縦結合型二重モードフィルタ
があることはすでに公知である。
【０００４】縦結合型二重モードフィルタの構成例の一
つとして、特公平７−１８５９号公報に開示されたもの
が挙げられる。同公報には、圧電性基板（この場合は、
Ｘカット１１２°回転Ｙ伝搬のタンタル酸リチウムが使
われている）上に、弾性表面波伝搬方向に沿って３個の
ＩＤＴを配置し、その両外側に格子状反射器を配置する
ことにより、中心に対して対称な、いわゆる偶数次モー
ドである０次と２次のモードを励起し、これらの結合に
より二重モードフィルタを構成することが示されてい
る。ここで、縦結合と呼ぶのは、これら二つのモードが
弾性表面波伝搬方向と同一方向に励起されることによ
る。このような二重モードフィルタは、水晶バルク波を
用いたモノリシックフィルタにおいて古くから知られて
おり、その設計に際しては、二つのモードの周波数配置
が重要なことが知られている。同公報においても、この
周波数配置として、０次モードの共振周波数と２次モー
ドの***振周波数とをほぼ一致させる、すなわち両周波
数の正規化周波数差が０．０００５より小さくなるよう
にすることが示されている。そして、この構成により、
比帯域幅（通過帯域幅を中心周波数で除した値）０．４
０％のフィルタが得られたことが示されている。
つとして、特公平７−１８５９号公報に開示されたもの
が挙げられる。同公報には、圧電性基板（この場合は、
Ｘカット１１２°回転Ｙ伝搬のタンタル酸リチウムが使
われている）上に、弾性表面波伝搬方向に沿って３個の
ＩＤＴを配置し、その両外側に格子状反射器を配置する
ことにより、中心に対して対称な、いわゆる偶数次モー
ドである０次と２次のモードを励起し、これらの結合に
より二重モードフィルタを構成することが示されてい
る。ここで、縦結合と呼ぶのは、これら二つのモードが
弾性表面波伝搬方向と同一方向に励起されることによ
る。このような二重モードフィルタは、水晶バルク波を
用いたモノリシックフィルタにおいて古くから知られて
おり、その設計に際しては、二つのモードの周波数配置
が重要なことが知られている。同公報においても、この
周波数配置として、０次モードの共振周波数と２次モー
ドの***振周波数とをほぼ一致させる、すなわち両周波
数の正規化周波数差が０．０００５より小さくなるよう
にすることが示されている。そして、この構成により、
比帯域幅（通過帯域幅を中心周波数で除した値）０．４
０％のフィルタが得られたことが示されている。
【０００５】一方、二つのＩＤＴを弾性表面波伝搬方向
に近接配置し、その両外側に反射器を配置した構成の縦
結合型二重モードフィルタの構成例としては、例えば、
特公平３−５１３３０号公報に記載されたものが挙げら
れる。この場合は、中心に対して対称な０次のモード
と、反対称な1次のモードとを励起し、これらの結合に
より二重モードフィルタを構成する。ここで引用した従
来例においては、圧電基板としてタンタル酸リチウム、
ＳＴカット水晶が使われ、その基板上に形成するＩＤＴ
の総対数、および交差幅を制御することによって、構成
されるフィルタの通過帯域幅が制御できることが示され
ている。なお、同公報には、タンタル酸リチウムのカッ
ト角および弾性表面波伝搬方向についての明確な記述は
ないが、温度特性の記述からＸカット１１２°回転Ｙ伝
搬であることが予想される。
に近接配置し、その両外側に反射器を配置した構成の縦
結合型二重モードフィルタの構成例としては、例えば、
特公平３−５１３３０号公報に記載されたものが挙げら
れる。この場合は、中心に対して対称な０次のモード
と、反対称な1次のモードとを励起し、これらの結合に
より二重モードフィルタを構成する。ここで引用した従
来例においては、圧電基板としてタンタル酸リチウム、
ＳＴカット水晶が使われ、その基板上に形成するＩＤＴ
の総対数、および交差幅を制御することによって、構成
されるフィルタの通過帯域幅が制御できることが示され
ている。なお、同公報には、タンタル酸リチウムのカッ
ト角および弾性表面波伝搬方向についての明確な記述は
ないが、温度特性の記述からＸカット１１２°回転Ｙ伝
搬であることが予想される。
【０００６】さて、現在国内外で実用となっている移動
体通信、すなわち携帯電話、コードレス電話システムに
は、米国のＡＭＰＳ方式、欧州のＧＳＭ、ＥＧＳＭおよ
びＣＴ−２方式、日本国内のＰＨＳ、ＰＤＣおよびＮＴ
ＡＣＳ方式等、各種のものが存在し、さらには、ＣＤＭ
Ａ方式、Ｗ−ＣＤＭＡ（ワイドバンドＣＤＭＡ）方式も
実用に供されようとしている。これらのシステムの高周
波回路部に使用されるフィルタでは、通過帯域幅が数メ
ガヘルツから数十メガヘルツまで各種仕様のものが要求
されるが、前記縦結合型二重モード弾性表面波フィルタ
は、この広範囲な仕様要求に応え得るものとされてい
る。具体的には、圧電基板を電気機械結合係数の大きな
材料から構成すると、通過帯域幅を広くすることがで
き、また、２個のＩＤＴを設けて０次対称モードと１次
反対称モードとを利用するよりも、３個のＩＤＴを設け
て０次対称モードと２次対称モードとを利用したほうが
広帯域化が可能となる。圧電基板として電気機械結合係
数の大きな６４°回転Ｙカットニオブ酸リチウムを用
い、これに２個のＩＤＴを設けた構造は、例えば特開平
４−２０７６１５号公報に開示されており、６４°回転
Ｙカットニオブ酸リチウムに３個のＩＤＴを設けた構造
は、例えば特開平５−２６７９９０号公報に開示されて
いる。このように、縦結合型二重モード弾性表面波フィ
ルタにおいて使用する圧電基板と設置するＩＤＴの個数
とは、要求仕様に応じ適宜組み合わせられる。
体通信、すなわち携帯電話、コードレス電話システムに
は、米国のＡＭＰＳ方式、欧州のＧＳＭ、ＥＧＳＭおよ
びＣＴ−２方式、日本国内のＰＨＳ、ＰＤＣおよびＮＴ
ＡＣＳ方式等、各種のものが存在し、さらには、ＣＤＭ
Ａ方式、Ｗ−ＣＤＭＡ（ワイドバンドＣＤＭＡ）方式も
実用に供されようとしている。これらのシステムの高周
波回路部に使用されるフィルタでは、通過帯域幅が数メ
ガヘルツから数十メガヘルツまで各種仕様のものが要求
されるが、前記縦結合型二重モード弾性表面波フィルタ
は、この広範囲な仕様要求に応え得るものとされてい
る。具体的には、圧電基板を電気機械結合係数の大きな
材料から構成すると、通過帯域幅を広くすることがで
き、また、２個のＩＤＴを設けて０次対称モードと１次
反対称モードとを利用するよりも、３個のＩＤＴを設け
て０次対称モードと２次対称モードとを利用したほうが
広帯域化が可能となる。圧電基板として電気機械結合係
数の大きな６４°回転Ｙカットニオブ酸リチウムを用
い、これに２個のＩＤＴを設けた構造は、例えば特開平
４−２０７６１５号公報に開示されており、６４°回転
Ｙカットニオブ酸リチウムに３個のＩＤＴを設けた構造
は、例えば特開平５−２６７９９０号公報に開示されて
いる。このように、縦結合型二重モード弾性表面波フィ
ルタにおいて使用する圧電基板と設置するＩＤＴの個数
とは、要求仕様に応じ適宜組み合わせられる。
【０００７】以上述べたように、移動体通信端末機の高
周波回路部には、弾性表面波フィルタがその小型軽量と
いう特徴のために多用されている。そして、多様な要求
仕様に応えるためには、設計自由度の大きな縦結合型二
重モードフィルタが適当である。
周波回路部には、弾性表面波フィルタがその小型軽量と
いう特徴のために多用されている。そして、多様な要求
仕様に応えるためには、設計自由度の大きな縦結合型二
重モードフィルタが適当である。
【０００８】ところで、移動体通信端末、具体的には携
帯電話機の構成をみると、前記弾性表面波フィルタは、
通常、受信高周波回路部のローノイズアンプとミキサー
との間、またはローノイズアンプの前段に配されてい
る。ミキサーやアンプなどの能動素子は、入出力インピ
ーダンスが、通常、２００Ωであり、また、低電圧でダ
イナミックレンジを広くし、高いゲインを得るために、
入出力が平衡型とされるようになってきている。しか
し、上述した従来の弾性表面波フィルタでは、入出力イ
ンピーダンスが５０Ωとされ、かつ入出力のそれぞれの
端子対の一方の端子が接地される不平衡型となっている
ために、周辺能動素子への直接接続ができず、また接地
条件によりノイズの影響が除去できないという問題があ
る。
帯電話機の構成をみると、前記弾性表面波フィルタは、
通常、受信高周波回路部のローノイズアンプとミキサー
との間、またはローノイズアンプの前段に配されてい
る。ミキサーやアンプなどの能動素子は、入出力インピ
ーダンスが、通常、２００Ωであり、また、低電圧でダ
イナミックレンジを広くし、高いゲインを得るために、
入出力が平衡型とされるようになってきている。しか
し、上述した従来の弾性表面波フィルタでは、入出力イ
ンピーダンスが５０Ωとされ、かつ入出力のそれぞれの
端子対の一方の端子が接地される不平衡型となっている
ために、周辺能動素子への直接接続ができず、また接地
条件によりノイズの影響が除去できないという問題があ
る。
【０００９】能動素子の入出力の平衡化と、そこに使わ
れる弾性表面波フィルタの入出力の平衡化とに関する課
題については、例えば「電子情報通信学会総合大会講演
論文集（基礎・境界）講演番号Ａ−１１−１７、ｐ２９
２、１９９７年」において報告されている。この報告で
は、アンテナ側への不平衡５０Ω整合とアンプ側への平
衡２００Ω整合とに対応できるＲＦ用ＳＡＷフィルタと
して、１００Ω系ＳＡＷ共振子フィルタ４素子を用い、
入力側は並列、出力側は直列接続とすることで、５０Ω
−２００Ωインピーダンスを実現している。そして、平
衡出力側において一方のＳＡＷフィルタをＩＤＴの向き
の逆転により入出力位相反転させ、平衡信号が出力され
る構成としている。しかし、この構成では素子サイズが
大きくなり、その結果、ウェーハ当たりの取り個数が減
り、コスト高となってしまう問題がある。
れる弾性表面波フィルタの入出力の平衡化とに関する課
題については、例えば「電子情報通信学会総合大会講演
論文集（基礎・境界）講演番号Ａ−１１−１７、ｐ２９
２、１９９７年」において報告されている。この報告で
は、アンテナ側への不平衡５０Ω整合とアンプ側への平
衡２００Ω整合とに対応できるＲＦ用ＳＡＷフィルタと
して、１００Ω系ＳＡＷ共振子フィルタ４素子を用い、
入力側は並列、出力側は直列接続とすることで、５０Ω
−２００Ωインピーダンスを実現している。そして、平
衡出力側において一方のＳＡＷフィルタをＩＤＴの向き
の逆転により入出力位相反転させ、平衡信号が出力され
る構成としている。しかし、この構成では素子サイズが
大きくなり、その結果、ウェーハ当たりの取り個数が減
り、コスト高となってしまう問題がある。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、縦結
合型二重モードフィルタにおいて、その入出力の両方、
または入力か出力かのいずれかの端子を平衡型とし、か
つそのインピーダンスを従来構成の５０Ωからその４倍
の２００Ω前後に上昇させると共に、これによるフィル
タの大型化を避けることである。
合型二重モードフィルタにおいて、その入出力の両方、
または入力か出力かのいずれかの端子を平衡型とし、か
つそのインピーダンスを従来構成の５０Ωからその４倍
の２００Ω前後に上昇させると共に、これによるフィル
タの大型化を避けることである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記目的は、下記（１）
および（２）のいずれかの構成により達成される。 （１） 圧電基板上に、弾性表面波伝搬方向に沿って３
個のＩＤＴを近接配置し、その両外側に反射器を配置
し、０次対称モードと２次対称モードとの結合を利用し
た縦結合型二重モード弾性表面波フィルタであって、中
央のＩＤＴを２分割し、音響的には縦続接続、電気的に
は直列接続となるように構成した弾性表面波フィルタ。 （２） 圧電基板上に、弾性表面波伝搬方向に沿って２
個のＩＤＴを近接配置し、その両外側に反射器を配置
し、０次対称モードと１次反対称モードとの結合を利用
した縦結合型二重モード弾性表面波フィルタであって、
前記２個のＩＤＴの一方を２分割し、音響的には縦続接
続、電気的には直列接続となるように構成した弾性表面
波フィルタ。
および（２）のいずれかの構成により達成される。 （１） 圧電基板上に、弾性表面波伝搬方向に沿って３
個のＩＤＴを近接配置し、その両外側に反射器を配置
し、０次対称モードと２次対称モードとの結合を利用し
た縦結合型二重モード弾性表面波フィルタであって、中
央のＩＤＴを２分割し、音響的には縦続接続、電気的に
は直列接続となるように構成した弾性表面波フィルタ。 （２） 圧電基板上に、弾性表面波伝搬方向に沿って２
個のＩＤＴを近接配置し、その両外側に反射器を配置
し、０次対称モードと１次反対称モードとの結合を利用
した縦結合型二重モード弾性表面波フィルタであって、
前記２個のＩＤＴの一方を２分割し、音響的には縦続接
続、電気的には直列接続となるように構成した弾性表面
波フィルタ。
【００１２】
【作用および効果】本発明では、従来５０Ωに設定され
ていた一つのＩＤＴを２分割し、かつ、これらを音響的
に縦続（カスケード）接続、電気的に直列接続となるよ
うに配置するので、従来の縦結合型二重モードフィルタ
に対し素子寸法を増大させることなく、インピーダンス
を従来の４倍の２００Ωに上昇させることができ、周辺
能動素子の入力インピーダンスと整合させることができ
る。また、従来ＩＤＴ電極指を挟んで対向してあった外
部端子への接続用バスバーを同一縁に形成することがで
きるので、平衡型入出力端子対の両端子とも外側から見
て同一の電気長とすることができ、特性的に好ましい。
ていた一つのＩＤＴを２分割し、かつ、これらを音響的
に縦続（カスケード）接続、電気的に直列接続となるよ
うに配置するので、従来の縦結合型二重モードフィルタ
に対し素子寸法を増大させることなく、インピーダンス
を従来の４倍の２００Ωに上昇させることができ、周辺
能動素子の入力インピーダンスと整合させることができ
る。また、従来ＩＤＴ電極指を挟んで対向してあった外
部端子への接続用バスバーを同一縁に形成することがで
きるので、平衡型入出力端子対の両端子とも外側から見
て同一の電気長とすることができ、特性的に好ましい。
【００１３】
【実施例】以下、実施例をもとに、本発明を詳細に説明
する。
する。
【００１４】図１は、本発明の弾性表面波フィルタの一
実施例を示す電極構造概略図である。この弾性表面波フ
ィルタでは、圧電基板（図示せず）上に、中央ＩＤＴ１
１が配置され、その両外側に外側ＩＤＴ１２、１３が配
置され、さらにその両外側に反射器１４、１４が配置さ
れている。
実施例を示す電極構造概略図である。この弾性表面波フ
ィルタでは、圧電基板（図示せず）上に、中央ＩＤＴ１
１が配置され、その両外側に外側ＩＤＴ１２、１３が配
置され、さらにその両外側に反射器１４、１４が配置さ
れている。
【００１５】この実施例では、圧電基板には６４°回転
ＹカットＸ伝搬ニオブ酸リチウムを用い、電極はスパッ
タ成膜したＡｌ−０．５ｗｔ％Ｃｕ合金を用いたが、他
の成膜方法であってもよいし、電極材も純Ａｌや他のＡ
ｌ合金であってもよい。また、この実施例では、ＩＤＴ
周期λを４．６４８μmとし、このλで規格化した電極
厚さを３．５５％としたが、これらは要求仕様に応じて
適宜設定すればよい。
ＹカットＸ伝搬ニオブ酸リチウムを用い、電極はスパッ
タ成膜したＡｌ−０．５ｗｔ％Ｃｕ合金を用いたが、他
の成膜方法であってもよいし、電極材も純Ａｌや他のＡ
ｌ合金であってもよい。また、この実施例では、ＩＤＴ
周期λを４．６４８μmとし、このλで規格化した電極
厚さを３．５５％としたが、これらは要求仕様に応じて
適宜設定すればよい。
【００１６】次に、ＩＤＴ、反射器の諸元について記す
と、中央ＩＤＴ１１の実効対数は１７対であり、外側Ｉ
ＤＴ１２、１３の実効対数はそれぞれ１１対であり、電
極指交差幅は５６λである。この構成では、中央ＩＤＴ
１１の左右の音響ポートが互いに反対極性となるため、
その両外側の外側ＩＤＴ１２、１３は、互いに上下反転
となるように形成してある。しかし、中央ＩＤＴからの
距離を半波長ずらすことによって、外側ＩＤＴ１２、１
３を反転関係とせずに同一構造とすることもできる。反
射器１４は、反射ストライプ数を２５０本とし、そのピ
ッチは、ＩＤＴコンダクタンス最大位置が反射器ストッ
プバンド内に入るように、若干広く設定した。
と、中央ＩＤＴ１１の実効対数は１７対であり、外側Ｉ
ＤＴ１２、１３の実効対数はそれぞれ１１対であり、電
極指交差幅は５６λである。この構成では、中央ＩＤＴ
１１の左右の音響ポートが互いに反対極性となるため、
その両外側の外側ＩＤＴ１２、１３は、互いに上下反転
となるように形成してある。しかし、中央ＩＤＴからの
距離を半波長ずらすことによって、外側ＩＤＴ１２、１
３を反転関係とせずに同一構造とすることもできる。反
射器１４は、反射ストライプ数を２５０本とし、そのピ
ッチは、ＩＤＴコンダクタンス最大位置が反射器ストッ
プバンド内に入るように、若干広く設定した。
【００１７】図１の構成は、中央ＩＤＴ１１に接続され
ている出力端子１５、１６が共に接地されていない平衡
出力型であり、出力端子１５、１６を弾性表面波伝搬路
からほぼ等しい電気長で取り出せるため、特性的に好ま
しい。そして、中央ＩＤＴ１１を二分割しかつ直列接続
としているので、出力インピーダンスが２００Ωとな
る。なお、この構成において、中央ＩＤＴ１１を分割直
列接続構成とせずに従来構造とした場合、入出力インピ
ーダンスは共に５０Ωであることを、別途確認した。こ
の構成では、外側ＩＤＴ１２、１３に接続されている入
力端子１７を不平衡型としているので、５０Ω不平衡入
力−２００Ω平衡出力の構成となる。ただし、出力端子
１５、１６を入力端子として用い、入力端子１７を出力
端子として用いれば、２００Ω平衡入力−５０Ω不平衡
出力の構成とすることができる。どちらの構成とするか
は、弾性表面波フィルタの適用箇所に応じて適宜選択す
ればよい。なお、出力端子と入力端子とを逆にしてもよ
いことは、以下に説明する他の実施例においても同様で
ある。
ている出力端子１５、１６が共に接地されていない平衡
出力型であり、出力端子１５、１６を弾性表面波伝搬路
からほぼ等しい電気長で取り出せるため、特性的に好ま
しい。そして、中央ＩＤＴ１１を二分割しかつ直列接続
としているので、出力インピーダンスが２００Ωとな
る。なお、この構成において、中央ＩＤＴ１１を分割直
列接続構成とせずに従来構造とした場合、入出力インピ
ーダンスは共に５０Ωであることを、別途確認した。こ
の構成では、外側ＩＤＴ１２、１３に接続されている入
力端子１７を不平衡型としているので、５０Ω不平衡入
力−２００Ω平衡出力の構成となる。ただし、出力端子
１５、１６を入力端子として用い、入力端子１７を出力
端子として用いれば、２００Ω平衡入力−５０Ω不平衡
出力の構成とすることができる。どちらの構成とするか
は、弾性表面波フィルタの適用箇所に応じて適宜選択す
ればよい。なお、出力端子と入力端子とを逆にしてもよ
いことは、以下に説明する他の実施例においても同様で
ある。
【００１８】なお、分割の元となる５０Ω系の中央ＩＤ
Ｔが偶数本の電極指を有する場合には、図１に示すよう
に電極指数が等しくなるように２分割すればよいが、分
割の元となる５０Ω系の中央ＩＤＴが奇数本の電極指を
有する場合には、分割直列構成となる２つのＩＤＴは、
電極指数が１本異なることになる。
Ｔが偶数本の電極指を有する場合には、図１に示すよう
に電極指数が等しくなるように２分割すればよいが、分
割の元となる５０Ω系の中央ＩＤＴが奇数本の電極指を
有する場合には、分割直列構成となる２つのＩＤＴは、
電極指数が１本異なることになる。
【００１９】図２に、本発明の他の実施例を示す。従来
から、フィルタの帯域外減衰量の確保のため、縦結合型
二重モードフィルタを二段縦続接続構成とすることが知
られていたが、この二段縦続接続構成に本発明を適用し
た例が、図２に示す実施例である。この構成は、両側を
反射器１４ａ、１４ａに挟まれた３個のＩＤＴを有する
１段目の縦結合型二重モードフィルタ１ａにおいて、中
央ＩＤＴ１１ａを、図１に示す中央ＩＤＴ１１と同様に
分割直列接続構成とし、出力端子１５ａ、１６ａを平衡
型としたものである。２段目の縦結合型二重モードフィ
ルタ１ｂは、両側を反射器１４ｂ、１４ｂに挟まれた３
個のＩＤＴのうち、入力端子１７を接続した中央ＩＤＴ
１１ｂを従来の構成としたものである。そして、両外側
ＩＤＴ同士、すなわち外側ＩＤＴ１２ａと外側ＩＤＴ１
２ｂ、および外側ＩＤＴ１３ａと外側ＩＤＴ１３ｂとを
接続して縦続接続構成とすることにより、５０Ω不平衡
入力−２００Ω平衡出力の構成で、かつ帯域外減衰量の
大きなフィルタが得られている。
から、フィルタの帯域外減衰量の確保のため、縦結合型
二重モードフィルタを二段縦続接続構成とすることが知
られていたが、この二段縦続接続構成に本発明を適用し
た例が、図２に示す実施例である。この構成は、両側を
反射器１４ａ、１４ａに挟まれた３個のＩＤＴを有する
１段目の縦結合型二重モードフィルタ１ａにおいて、中
央ＩＤＴ１１ａを、図１に示す中央ＩＤＴ１１と同様に
分割直列接続構成とし、出力端子１５ａ、１６ａを平衡
型としたものである。２段目の縦結合型二重モードフィ
ルタ１ｂは、両側を反射器１４ｂ、１４ｂに挟まれた３
個のＩＤＴのうち、入力端子１７を接続した中央ＩＤＴ
１１ｂを従来の構成としたものである。そして、両外側
ＩＤＴ同士、すなわち外側ＩＤＴ１２ａと外側ＩＤＴ１
２ｂ、および外側ＩＤＴ１３ａと外側ＩＤＴ１３ｂとを
接続して縦続接続構成とすることにより、５０Ω不平衡
入力−２００Ω平衡出力の構成で、かつ帯域外減衰量の
大きなフィルタが得られている。
【００２０】図３に、本発明の他の実施例を示す。この
構成は、１段目の縦結合型二重モードフィルタ１ａおよ
び２段目の縦結合型二重モードフィルタ１ｂにおいて、
それぞれの中央ＩＤＴ１１ａおよび中央ＩＤＴ１１ｂ
を、図１に示す中央ＩＤＴ１１と同様に分割直列接続構
成とし、出力端子１５ａ、１６ａおよび入力端子１５
ｂ、１６ｂを平衡型としたものである。そして、両外側
ＩＤＴ同士、すなわち外側ＩＤＴ１２ａと外側ＩＤＴ１
２ｂ、および外側ＩＤＴ１３ａと外側ＩＤＴ１３ｂとを
接続して縦続接続構成としたものである。すなわち、図
１に示す縦結合型二重モードフィルタを、その不平衡入
力側が段間接続部となるように配置した二段縦続接続構
成である。この構成により、平衡型−平衡型の入出力関
係が得られ、かつ入出力インピーダンスを２００Ωとす
ることができるので、フィルタの前後に能動素子のある
回路部への適用に適する。そして、この構成では、入力
側および出力側の両方の端子対をいずれも同一電気長と
できる。
構成は、１段目の縦結合型二重モードフィルタ１ａおよ
び２段目の縦結合型二重モードフィルタ１ｂにおいて、
それぞれの中央ＩＤＴ１１ａおよび中央ＩＤＴ１１ｂ
を、図１に示す中央ＩＤＴ１１と同様に分割直列接続構
成とし、出力端子１５ａ、１６ａおよび入力端子１５
ｂ、１６ｂを平衡型としたものである。そして、両外側
ＩＤＴ同士、すなわち外側ＩＤＴ１２ａと外側ＩＤＴ１
２ｂ、および外側ＩＤＴ１３ａと外側ＩＤＴ１３ｂとを
接続して縦続接続構成としたものである。すなわち、図
１に示す縦結合型二重モードフィルタを、その不平衡入
力側が段間接続部となるように配置した二段縦続接続構
成である。この構成により、平衡型−平衡型の入出力関
係が得られ、かつ入出力インピーダンスを２００Ωとす
ることができるので、フィルタの前後に能動素子のある
回路部への適用に適する。そして、この構成では、入力
側および出力側の両方の端子対をいずれも同一電気長と
できる。
【００２１】以上、３個のＩＤＴを用いた縦結合型二重
モードフィルタに本発明を適用した場合の構成について
説明したが、２個のＩＤＴを用い、０次対称モードと１
次反対称モードとの結合を利用する縦結合型二重モード
フィルタにおいても、本発明により平衡型入出力構成を
実現することができる。
モードフィルタに本発明を適用した場合の構成について
説明したが、２個のＩＤＴを用い、０次対称モードと１
次反対称モードとの結合を利用する縦結合型二重モード
フィルタにおいても、本発明により平衡型入出力構成を
実現することができる。
【００２２】図４、図５、図６に、２個のＩＤＴを設け
た縦結合型二重モードフィルタに本発明を適用した場合
の実施例をそれぞれ示す。
た縦結合型二重モードフィルタに本発明を適用した場合
の実施例をそれぞれ示す。
【００２３】図４は、圧電基板（図示せず）上に、弾性
表面波伝搬方向に沿って２個のＩＤＴ２１、２２を近接
配置し、その両外側に反射器１４、１４を配置し、０次
対称モードと１次反対称モードとの結合を利用する縦結
合型二重モード弾性表面波フィルタであり、一方のＩＤ
Ｔ２１を２分割し、図１における中央ＩＤＴ１１と同様
に、音響的には縦続接続、電気的には直列接続構成とな
るように構成したものである。この構成においても、図
１の構成と同様に、出力端子１５、１６が平衡型であ
り、入力端子１７が不平衡型であって、５０Ω不平衡入
力−２００Ω平衡出力の構成となる。
表面波伝搬方向に沿って２個のＩＤＴ２１、２２を近接
配置し、その両外側に反射器１４、１４を配置し、０次
対称モードと１次反対称モードとの結合を利用する縦結
合型二重モード弾性表面波フィルタであり、一方のＩＤ
Ｔ２１を２分割し、図１における中央ＩＤＴ１１と同様
に、音響的には縦続接続、電気的には直列接続構成とな
るように構成したものである。この構成においても、図
１の構成と同様に、出力端子１５、１６が平衡型であ
り、入力端子１７が不平衡型であって、５０Ω不平衡入
力−２００Ω平衡出力の構成となる。
【００２４】この構成における圧電基板の構成材料は特
に限定されないが、２個のＩＤＴを設ける構成とするの
は、比較的狭帯域の特性が要求される場合なので、圧電
基板としては比較的電気機械結合係数の小さな３６°回
転ＹカットＸ伝搬タンタル酸リチウムや、Ｘカット１１
２°回転Ｙ伝搬タンタル酸リチウムが多用される。
に限定されないが、２個のＩＤＴを設ける構成とするの
は、比較的狭帯域の特性が要求される場合なので、圧電
基板としては比較的電気機械結合係数の小さな３６°回
転ＹカットＸ伝搬タンタル酸リチウムや、Ｘカット１１
２°回転Ｙ伝搬タンタル酸リチウムが多用される。
【００２５】２個のＩＤＴを設ける構成の場合も、前述
した３個のＩＤＴを設ける構成の場合と同様に、帯域外
減衰量向上のため、通常、二段縦続接続して使用され
る。
した３個のＩＤＴを設ける構成の場合と同様に、帯域外
減衰量向上のため、通常、二段縦続接続して使用され
る。
【００２６】二段縦続接続した実施例を、図５に示す。
図４と図５との関係は、図１と図２との関係と同様であ
る。すなわち、この構成は、１段目の縦結合型二重モー
ドフィルタ１ａにおいて、一方のＩＤＴ２１ａを、図４
のＩＤＴ２１と同様に分割直列接続構成とし、出力端子
１５ａ、１６ａを平衡型としたものである。２段目の縦
結合型二重モードフィルタ１ｂは、入力端子１７を接続
した一方のＩＤＴ２２ｂを従来の構成としたものであ
る。そして、他方のＩＤＴ同士、すなわちＩＤＴ２２ａ
とＩＤＴ２１ｂとを接続して縦続接続構成とすることに
より、５０Ω不平衡入力−２００Ω平衡出力の構成で、
かつ帯域外減衰量の大きなフィルタが得られている。
図４と図５との関係は、図１と図２との関係と同様であ
る。すなわち、この構成は、１段目の縦結合型二重モー
ドフィルタ１ａにおいて、一方のＩＤＴ２１ａを、図４
のＩＤＴ２１と同様に分割直列接続構成とし、出力端子
１５ａ、１６ａを平衡型としたものである。２段目の縦
結合型二重モードフィルタ１ｂは、入力端子１７を接続
した一方のＩＤＴ２２ｂを従来の構成としたものであ
る。そして、他方のＩＤＴ同士、すなわちＩＤＴ２２ａ
とＩＤＴ２１ｂとを接続して縦続接続構成とすることに
より、５０Ω不平衡入力−２００Ω平衡出力の構成で、
かつ帯域外減衰量の大きなフィルタが得られている。
【００２７】二段縦続接続した他の実施例を、図６に示
す。図４と図６との関係は、図１と図３との関係と同様
である。すなわち、この構成は、１段目の縦結合型二重
モードフィルタ１ａおよび２段目の縦結合型二重モード
フィルタ１ｂにおいて、それぞれの一方のＩＤＴ２１ａ
および一方のＩＤＴ２２ｂを、図４のＩＤＴ２１と同様
に分割直列接続構成とし、出力端子１５ａ、１６ａおよ
び入力端子１５ｂ、１６ｂを平衡型としたものである。
そして、他方のＩＤＴ同士、すなわちＩＤＴ２２ａとＩ
ＤＴ２１ｂとを接続して縦続接続構成としたものであ
る。すなわち、図４に示す縦結合型二重モードフィルタ
を、その不平衡入力側が段間接続部となるように配置し
た二段縦続接続構成である。この構成により、２００Ω
平衡−２００Ω平衡の入出力関係が得られるので、フィ
ルタの前後に能動素子のある回路部への適用に適する。
す。図４と図６との関係は、図１と図３との関係と同様
である。すなわち、この構成は、１段目の縦結合型二重
モードフィルタ１ａおよび２段目の縦結合型二重モード
フィルタ１ｂにおいて、それぞれの一方のＩＤＴ２１ａ
および一方のＩＤＴ２２ｂを、図４のＩＤＴ２１と同様
に分割直列接続構成とし、出力端子１５ａ、１６ａおよ
び入力端子１５ｂ、１６ｂを平衡型としたものである。
そして、他方のＩＤＴ同士、すなわちＩＤＴ２２ａとＩ
ＤＴ２１ｂとを接続して縦続接続構成としたものであ
る。すなわち、図４に示す縦結合型二重モードフィルタ
を、その不平衡入力側が段間接続部となるように配置し
た二段縦続接続構成である。この構成により、２００Ω
平衡−２００Ω平衡の入出力関係が得られるので、フィ
ルタの前後に能動素子のある回路部への適用に適する。
【図１】本発明の縦結合型二重モード弾性表面波フィル
タにおけるＩＤＴの構成を示す平面図である。
タにおけるＩＤＴの構成を示す平面図である。
【図２】本発明の縦結合型二重モード弾性表面波フィル
タを、二段縦続接続による平衡−不平衡構成とした場合
のＩＤＴの構成を示す平面図である。
タを、二段縦続接続による平衡−不平衡構成とした場合
のＩＤＴの構成を示す平面図である。
【図３】本発明の縦結合型二重モード弾性表面波フィル
タを、二段縦続接続による平衡−平衡構成とした場合の
ＩＤＴの構成を示す平面図である。
タを、二段縦続接続による平衡−平衡構成とした場合の
ＩＤＴの構成を示す平面図である。
【図４】本発明の縦結合型二重モード弾性表面波フィル
タにおけるＩＤＴの構成を示す平面図である。
タにおけるＩＤＴの構成を示す平面図である。
【図５】本発明の縦結合型二重モード弾性表面波フィル
タを、二段縦続接続による平衡−不平衡構成とした場合
のＩＤＴの構成を示す平面図である。
タを、二段縦続接続による平衡−不平衡構成とした場合
のＩＤＴの構成を示す平面図である。
【図６】本発明の縦結合型二重モード弾性表面波フィル
タを、二段縦続接続による平衡−平衡構成とした場合の
ＩＤＴの構成を示す平面図である。
タを、二段縦続接続による平衡−平衡構成とした場合の
ＩＤＴの構成を示す平面図である。
１ａ、１ｂ １段構成の縦結合型二重モードフィルタ １１、１１ａ、１１ｂ 中央ＩＤＴ １２、１２ａ、１２ｂ、１３、１３ａ、１３ｂ 外側Ｉ
ＤＴ １４、１４ａ、１４ｂ 反射器 １５、１５ａ、１６、１６ａ 出力端子 １５ｂ、１６ｂ、ｌ７ 入力端子 ２１、２１ａ、２１ｂ、２２、２２ａ、２２ｂ ＩＤＴ
ＤＴ １４、１４ａ、１４ｂ 反射器 １５、１５ａ、１６、１６ａ 出力端子 １５ｂ、１６ｂ、ｌ７ 入力端子 ２１、２１ａ、２１ｂ、２２、２２ａ、２２ｂ ＩＤＴ
Claims (2)
- 【請求項１】 圧電基板上に、弾性表面波伝搬方向に沿
って３個のＩＤＴを近接配置し、その両外側に反射器を
配置し、０次対称モードと２次対称モードとの結合を利
用した縦結合型二重モード弾性表面波フィルタであっ
て、中央のＩＤＴを２分割し、音響的には縦続接続、電
気的には直列接続となるように構成した弾性表面波フィ
ルタ。 - 【請求項２】 圧電基板上に、弾性表面波伝搬方向に沿
って２個のＩＤＴを近接配置し、その両外側に反射器を
配置し、０次対称モードと１次反対称モードとの結合を
利用した縦結合型二重モード弾性表面波フィルタであっ
て、前記２個のＩＤＴの一方を２分割し、音響的には縦
続接続、電気的には直列接続となるように構成した弾性
表面波フィルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27517497A JPH1197966A (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | 弾性表面波フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27517497A JPH1197966A (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | 弾性表面波フィルタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1197966A true JPH1197966A (ja) | 1999-04-09 |
Family
ID=17551707
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27517497A Pending JPH1197966A (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | 弾性表面波フィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1197966A (ja) |
Cited By (28)
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