JPH1197774A - 出力回路装置 - Google Patents

出力回路装置

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JPH1197774A
JPH1197774A JP9255732A JP25573297A JPH1197774A JP H1197774 A JPH1197774 A JP H1197774A JP 9255732 A JP9255732 A JP 9255732A JP 25573297 A JP25573297 A JP 25573297A JP H1197774 A JPH1197774 A JP H1197774A
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transistors
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高速性を損なわず、また消費電力を増大させず
にレーザダイオードのような低インピーダンス負荷を安
定に電流駆動できる出力回路装置を提供する。 【解決手段】コレクタが出力端子OUT1,OUT2に
接続された差動トランジスタ対を構成する出力段トラン
ジスタQ1,Q2と定電流源I1で構成される出力段差
動回路を備えた出力回路装置において、出力段トランジ
スタQ1,Q2のベースおよびコレクタに、バイパス用
トランジスタQ3,Q4のコレクタおよびエミッタをそ
れぞれ接続し、Q1がオン状態のときQ3がオン状態と
なり、Q2がオン状態のときQ4がオン状態となるよう
に、バイパス用トランジスタQ3,Q4のベースバイア
スを可変電圧源V5によって設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザダイオード
のような低インピーダンス負荷を高速で電流駆動するの
に適した出力回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】10Gbpsクラスの高速光通信用のレ
ーザダイオードを駆動する回路は、立ち上がり、立ち下
がり時間の短い高速信号を大きな電流出力に変換してレ
ーザダイオードに供給するために、出力段のトランジス
タサイズが大きいことが要求される。高速化のため通
常、出力段は一対のトランジスタで差動回路を構成し、
トランジスタのコレクタ側を負荷であるレーザダイオー
ドに接続する、いわゆるオープンコレクタ形式となって
いる。出力段の差動回路は、さらに前段の差動回路から
の信号がバッファ回路を介して与えられることによって
駆動される。
【0003】出力段差動回路を構成する差動トランジス
タ対は、入力信号に応じて数十mVのベース電位の変動
によってスイッチングが行われる。一方、ノイズマージ
ンを確保するために、回路は内部の信号振幅が数百mV
となるように設計される。従って、高速スイッチング時
にはベース電位の変動が出力段差動回路における差動ト
ランジスタ対の共通エミッタに数百mVの電位変動を与
える。この電位変動は、サイズの大きい出力段差動回路
のトランジスタの寄生容量に作用して過渡電流を発生さ
せ、動作の不安定化を招く。
【0004】また、差動トランジスタ対の共通エミッタ
の電位変動は、ベースに帰還されるが、ベースから前段
の回路を見た出力インピーダンスが有限値であるため、
ベースに帰還された電位変動は再び差動トランジスタ対
で増幅される。この現象が差動回路に生じる発振現象、
すなわちリンギング現象であり、これは出力電流波形を
劣化させる。
【0005】このリンギング現象に対処するために、従
来では出力段差動回路の差動トランジスタ対のベースに
入力される信号の波形を積分回路等で鈍らせ、立ち上が
りおよび立ち下がり時間を長くすることで発振が生じな
いようにするか、あるいは出力段差動回路の前段の回路
の出力インピーダンスをできる限り下げて、リンギング
現象を少なくする方法をとっていた。
【0006】しかし、前者の方法は必然的に高速性を損
なうことになり、高速信号の入力に対応して電流出力を
発生するという出力回路装置本来の機能を損なう。後者
の方法は、回路の消費電流を上げることになり、消費電
力の増大、発熱の増大といった問題を引き起こす。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、レーザ
ダイオードのような負荷を高速で電流駆動する出力回路
装置においては、出力段のトランジスタがトランジスタ
の本質的な特性から過渡電流の発生、リンギング現象の
発生などの不安定状態に陥るという問題がある。これを
回避するために、積分回路等を用いて出力段のトランジ
スタのベースに入力される信号の波形を鈍らせる方法
は、高速性を損なうという問題があり、また出力段の前
段回路の出力インピーダンスを下げる方法は、消費電力
が増大して発熱が大きくなるという問題があった。
【0008】本発明は、高速性を損なうことなく、また
消費電力の増大を伴うことなくレーザダイオードのよう
な低インピーダンス負荷を安定に駆動できる出力回路装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は制御電極を入力端子とし、第1主電極を出
力端子とする第1のトランジスタ(出力段トランジス
タ)を出力段に用いた出力回路装置において、出力段ト
ランジスタの制御電極および第1主電極に、第2のトラ
ンジスタ(パイパス用トランジスタ)の第1主電極およ
び第2主電極をそれぞれ接続し、出力段トランジスタが
オン状態のときバイパス用トランジスタがオン状態とな
るようにバイパス用トランジスタのベースバイアスを設
定したことを特徴とする。
【0010】また、本発明は第2主電極を共通接続した
二つの出力段トランジスタにより差動トランジスタ対を
構成し、この差動トランジスタ対の二つの出力段トラン
ジスタの共通の第2主電極に接続された電流源を有する
出力段差動回路を備えた出力回路装置において、出力段
トランジスタの制御電極および第1主電極に、バイパス
用トランジスタの第1主電極および第2主電極をそれぞ
れ接続し、二つのパイパス用トランジスタのうち、二つ
の出力段トランジスタのうちのオン状態にある方の制御
電極および第1主電極に第1主電極および第2主電極が
接続されている方のトランジスタがオン状態となるよう
にバイパス用トランジスタのベースバイアスを設定した
ことを特徴とする。
【0011】ここで、第1のトランジスタがオン状態に
あるときは、この第1のトランジスタの制御電極と第1
主電極間の電圧と制御電極と第2の主電極間の電圧が同
一極性となるように構成される。
【0012】また、本発明はこのような出力回路装置に
おいて、パイパス用トランジスタの制御電極を電位調整
可能な定電位点に接続したことを特徴とする。さらに、
本発明はこのような出力回路装置において、出力段トラ
ンジスタの制御電極および第1主電極の少なくとも一方
の電位を調整するための電位調整手段を有することを特
徴とする。
【0013】この出力回路装置で使用するトランジスタ
は、バイポーラトランジスタおよび電界効果トランジス
タ(FET)のいずれであってもよく、バイポーラトラ
ンジスタの場合はベースが制御電極、コレクタが第1主
電極、エミッタが第2主電極にそれぞれ相当し、FET
の場合はゲートが制御電極、ドレインが第1主電極、ソ
ースが第2主電極にそれぞれ相当する。
【0014】本発明による出力回路装置によると、出力
段トランジスタのスイッチング時にエミッタからベース
に帰還されるノイズによってコレクタに流れる過渡電流
は、バイパス用トランジスタを経由して流れ、出力端子
に接続される負荷側へは流れ込まないため、リンギング
現象が回避される。
【0015】この作用を出力段トランジスタにバイポー
ラトランジスタを用いた場合を例にとって説明すると、
出力段トランジスタのベース、コレクタにバイパス用ト
ランジスタのコレクタ、エミッタをそれぞれ接続したこ
とにより、出力段トランジスタはオン時にはベース・エ
ミッタ間電圧Vbeおよびベース・コレクタ電圧Vbc
が同一極性となるように駆動される。例えば、出力段の
トランジスタがNPNトランジスタの場合、このトラン
ジスタは従来の出力回路装置ではVbeが正極性、Vb
cが負極性の条件で駆動されるのに対して、本発明では
VbeおよびVbcが共に正極性の電圧となるように駆
動される。
【0016】このとき、オン状態となっている出力段ト
ランジスタに接続されているバイパス用トランジスタも
同時にオン状態となるようにそのベースバイアスを設定
すると、出力段トランジスタのスイッチング時に出力段
トランジスタのエミッタからベースに帰還されるノイズ
による過渡電流の一部がバイパス用トランジスタのコレ
クタ・エミッタ間を通して出力段トランジスタのコレク
タに流入する。
【0017】出力段トランジスタのベースに帰還される
ノイズ電圧をVbenとすると、出力段トランジスタの
コレクタノイズ電流Icnは、次式で表される。 Ic+Icn=Is exp((Vbe+Vben)/V
t) ここで、Vbeは出力段トランジスタのベース・コレク
タ間バイアス電圧、Icはコレクタバイアス電流、Is
は接合飽和電流、Vtは温度電圧であり、Vt=kT/
q(k:ボルツマン定数、T:絶対温度、q:素電荷)
である。
【0018】この出力段トランジスタのコレクタノイズ
電流Icnに対して、バイパス用トランジスタのコレク
タ・エミッタ間を経由して出力段トランジスタのベース
からコレクタへ流れ込む電流が等しければ、後者の電流
によって前者のコレクタノイズ電流Icnが相殺され、
出力段トランジスタのコレクタから出力端子に流れる出
力電流はノイズ分を含まない信号電流のみとなる。
【0019】言い換えれば、出力段トランジスタのコレ
クタノイズ電流Icnは出力端子に接続される負荷側と
の間でなく、パイパス用トランジスタを経由して流れ
る。これによって、出力段トランジスタのスイッチング
に伴うエミッタ電位の変動がベースに帰還されることに
よるリンギングが回避され、これに起因する出力電流波
形の変動が軽減もしくは防止される。
【0020】このように本発明の出力回路装置では、高
速動作時の安定性を増すことができるため、リンギング
等の発振現象を抑制して、立ち上がりおよび立ち下がり
時間の短い高速の出力電流波形を出力することが可能と
なる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
従って説明する。以下の実施形態では、トランジスタに
NPN型バイポーラトランジスタを用いた場合について
説明するが、PNP型バイポーラトランジスタを用いて
もよく、またNチャネル型あるいはPチャネル型のFE
Tを用いてもよい。
【0022】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態に係る出力回路装置の回路図であり、出力段
回路のみを示している。この出力段回路は、エミッタが
共通接続された出力段トランジスタQ1,Q2からなる
差動トランジスタ対と、出力段トランジスタQ1,Q2
の共通エミッタと回路電源V4の低電位側(この例では
マイナス側)との間に接続された定電流源I1により構
成され、一対の入力端子IN1,IN2に入力される差
動入力信号を増幅して一対の出力端子OUT1,OUT
2から出力する。差動入力信号は、例えば数Gbps〜
10Gbpsオーダの高速パルス列からなる。定電流源
I1に並列に入っているC1は、定電流源I1をトラン
ジスタで構成したとき寄生容量を表す。
【0023】出力段トランジスタQ1,Q2のベース
は、入力端子IN1,IN2にそれぞれ接続される。抵
抗R1,R2は、出力段トランジスタQ1,Q2のベー
スから入力端子IN1,IN2側をそれぞれ見た入力イ
ンピーダンスを表す。出力段トランジスタQ1,Q2の
コレクタは出力端子OUT1,OUT2にそれぞれ接続
されており、出力端子OUT1は終端負荷抵抗R3を介
して回路電源V4の高電位側(この例では接地側)に直
接接続され、出力端子OUT2は終端負荷抵抗R4およ
び負荷であるレーザダイオードLDを介して回路電源V
4の高電位側に接続されている。
【0024】出力段トランジスタQ1,Q2のベース・
コレクタ間に、本発明に従ってバイパス用トランジスタ
Q3,Q4が接続されている。すなわち、バイパス用ト
ランジスタQ3のコレクタおよびエミッタは出力段トラ
ンジスタQ1のベースおよびコレクタにそれぞれ接続さ
れ、バイパス用トランジスタQ4のコレクタおよびエミ
ッタは出力段トランジスタQ2のベースおよびコレクタ
にそれぞれ接続されている。また、バイパス用トランジ
スタQ3,Q4のベースは、可変電圧源V5に接続され
ている。
【0025】次に、本実施形態の出力回路装置の動作を
説明する。入力端子IN1,IN2に入力される差動入
力信号の高レベル側、低レベル側のレベルをそれぞれV
h,Vlとする。出力段トランジスタQ1,Q2のベー
ス間に印加される信号振幅Vh−Vlは、回路動作マー
ジンを考えて通常500mV前後である。出力段トラン
ジスタQ1,Q2のスイッチングに要する電圧(以下、
スイッチングしきい値電圧という)はVt・ln2であ
り、この値は室温では18mVとなる。
【0026】このとき、入力信号振幅Vh−Vl=50
0mVの半分(250mV)からスイッチングしきい値
電圧18mVを差し引いた残りの電圧232mVは、出
力段トランジスタQ1,Q2のエミッタ電位の変動によ
り吸収される。従って、出力段トランジスタQ1,Q2
はスイッチングする度に、このエミッタ電位変動を生じ
る。このエミッタ電位の過渡的変動は、入力信号が高速
になるほど、つまりスイッチング時の立上がり時間が短
くなるほど大きくなる。さらに、このエミッタ電位の過
渡的変動は、定電流源I1の寄生容量C1にも作用し、
過渡電流が発生する。このスイッチ時の過渡電流の値
は、C1の値や入力信号の立上がり時間にもよるが、1
0mAp-p 前後になる。
【0027】この出力段トランジスタQ1,Q2のエミ
ッタ電位の変動は、Q1,Q2のベースに帰還される。
このトランジスタQ1,Q2のベースに帰還された電位
変動は、Q1,Q2のベースから入力端子IN1,IN
2側を見たとき有限のインピーダンス(抵抗R1,R
2)が存在するため、入力端子IN1,IN2側に吸収
されることなく、再びトランジスタQ1,Q2のベース
・エミッタ間電圧に作用する。このような繰り返しが、
出力端子OUT1,OUT2に生じる出力波形にリンギ
ング状のノイズとして現れることになり、これが従来の
出力回路装置の問題点となっていた。
【0028】このようなリンギング現象を抑制するた
め、例えばHBT(ヘテロバイポーラトランジスタ)の
ような素子は、ベース・コレクタ接合電位差とベース・
エミッタ接合電位差が異なることを利用し、ベース・コ
レクタ間電圧とベース・エミッタ間電圧が共にオン状態
の飽和領域で動作させて、ベースに発生する過渡電流を
コレクタ側へ流し込むことにより、ベース・エミッタ間
電圧の変動によって生じるコレクタノイズ電流Icnを
補償することが可能である。しかし、シリコンバイポー
ラトランジスタのようなホモトランジスタの場合は、ベ
ース・コレクタ接合電位差とベース・エミッタ接合電位
差が等しいため、このような回路方式でリンギング現象
を抑制することはできない。
【0029】本発明によれば、出力段トランジスタQ
1,Q2に対してバイパス用トランジスタQ3,Q4を
付加することにより、通常のホモトランジスタを用い
て、このようなリンギング現象を抑制することができ
る。この原理を以下に説明する。
【0030】今、入力端子IN1,In2間に与えられ
る差動入力信号の中心レベルVoをバイアスレベルとす
ると、Vo=(Vh+Vl)/2と表される。出力段ト
ランジスタQ,Q2の一方、例えばQ1がオン状態であ
るとすると、Q1のベース電位Vb1はVh、エミッタ
電位Ve1はVh−0.9Vとなる。トランジスタQ1
のコレクタ電位Vc1はバイアスレベルVoにより調整
することが可能であり、ここではベース電位Vb1より
0.2V低い電位とする。このとき、トランジスタQ1
のコレクタ・エミッタ間電圧Vce1は0.7V程度で
ある。一方、トランジスタQ1に接続されているバイパ
ス用トランジスタQ3のコレクタ・エミッタ間電圧Vc
e2は0.2Vである。
【0031】バイパス用トランジスタQ3のベース電位
Vb3は、可変電圧源V5により調整が可能となってい
る。今、出力段トランジスタQ1がオン状態のとき、こ
れに接続されているバイパス用トランジスタQ3をオン
状態とするために、可変電圧源V5を調整して、Q3の
ベース電位Vb3を出力段トランジスタQ1のコレクタ
電位Vc1に+0.9Vを加えた値とすると、Vb3=
Vc1+0.9=(Vb1−0.2)+0.9=Vh
(=Vb1)+0.7Vとなる。もう一つの出力段トラ
ンジスタQ2と、これに接続されているバイパス用トラ
ンジスタQ4についても同様とする。
【0032】このようなバイアスレベルに設定すること
で、出力段トランジスタQ1,Q2は活性領域で動作
し、そのスイッチング時にエミッタ電位の変動がベース
に帰還されることによってコレクタに生じるノイズ電流
は、スイッチング時にベースに生じる過渡電流がバイパ
ス用トランジスタQ3,Q4をそれぞれ経由して、出力
段トランジスタQ1,Q2のコレクタにノイズ電流とし
て流れ込むことによって相殺され、負荷側には流れ込ま
ない。すなわち、従来の出力回路装置で問題となってい
たリンギング現象が回避され、出力端子OUT,OUT
2から見た出力段トランジスタQ1,Q2のコレクタ電
流の変動がなくなるので、負荷であるレーザダイオード
LDに入力端子IN1,IN2への差動入力信号の波形
に忠実な波形の電流を供給することが可能となる。
【0033】以下に、具体的な実験結果により本実施形
態の効果を示す。図2は、出力段トランジスタにQ1,
Q2の動作バイアス状態を説明するための図であり、コ
レクタ・エミッタ間電圧とコレクタ電流の関係を示して
いる。本実施形態ではコレクタ・エミッタ間電圧が0.
7V前後であり、通常使用される斜線で示す領域の1〜
2Vよりも低い値であるが、図に示されるように0.7
Vであっても活性領域となっており、飽和状態で使用し
ていないことが分かる。
【0034】図3は、本実施形態による出力回路装置の
信号出力電流の時間変動を示す。図3から明らかなよう
に、信号出力電流波形はリンキング等による振動を生じ
ておらず、良好な矩形波が得られている。
【0035】また、図4にこのときの出力段トランジス
タQ1,Q2のコレクタ電位Vc、ベース電位Vbおよ
びエミッタ電位Veの時間変動の測定結果を示す。図4
から明らかなように、出力段トランジスタQ1,Q2の
ベース電位Vbのオン時のコレクタ電位Vcはベース電
位Vbより0.2V前後低くなっているが、コレクタ・
エミッタ間電圧Vceは0.7V程度確保されており、
活性領域にあることが分かる。
【0036】一方、比較例として図5に示すように図1
のバイパス用トランジスタQ3,Q4がなく、出力段が
トランジスタQ1,Q2と定電流源I1のみで構成され
る従来の出力回路装置について、本実施形態と同様のバ
イアス条件で動作させたときの信号出力電流の時間変動
を図6に示し、このときの出力段トランジスタQ1,Q
2のコレクタ電位Vc、ベース電位Vbおよびエミッタ
電位Veの時間変動の測定結果を図7に示す。
【0037】図6に示されるように、信号出力電流波形
には本来の矩形波に重畳して大振幅の持続的な振動波
形、すなわちリンギングが発生している。また、図7に
示されるように、このときのコレクタ電位Vcはベース
電位Vbよりも低くなっているが、バイパス用トランジ
スタがなく、トランジスタQ1,Q2のベース側からコ
レクタ側へ電流がバイパス用トランジスタを通じて電流
が流れ込まないため、ベース電位が変動している。
【0038】言い換えれば、図5の出力回路装置では出
力段トランジスタQ1,Q2のうちオン状態になってい
る方のトランジスタのベース・エミッタ間電圧Vbeは
シリコンバイポーラトランジスタの場合で0.9Vとな
る。一方、このトランジスタのベース・コレクタ間電圧
Vbcは出力端子OUT1,OUT2に接続される負荷
(終端負荷抵抗R3,R4、レーザダイオードLD)に
よって若干変わるが、通常、コレクタ電位Vcがベース
電位Vbより高い電位の状態、つまりVbc<0の状態
で使用される。これはトランジスタが活性バイアス領域
にあることを意味し、定電流源動作となる。従って、こ
の状態では安定した電流出力が得られるが、リンギング
によるノイズがトランジスタの利得倍されてコレクタ電
流に発生するため、高速動作には適さないことになる。
【0039】これに対し、本実施形態の出力回路装置で
は、出力段トランジスタQ1,Q2のベース、コレクタ
にバイパス用トランジスタQ3,Q4のコレクタ、エミ
ッタをそれぞれ接続したことにより、出力段トランジス
タQ1,Q2はオン時にはベース・エミッタ間電圧Vb
eおよびベース・コレクタ電圧Vbcが共に正極性とな
るように駆動される。
【0040】このとき、出力段トランジスタQ1がオン
状態であればバイパス用トランジスタQ3がオン状態と
なり、出力段トランジスタQ2がオン状態であればバイ
パス用トランジスタQ4がオン状態となるため、出力段
トランジスタQ1,Q2のスイッチング時にQ1,Q2
のエミッタからベースに帰還されるノイズによる過渡電
流の一部がバイパス用トランジスタQ3,Q4のコレク
タ・エミッタ間を通してQ1,Q2のコレクタに流入す
る。
【0041】従って、出力段トランジスタQ1,Q2の
スイッチングに伴うエミッタ電位の変動がベースに帰還
されることによりQ1,Q2のコレクタに発生するノイ
ズ電流に対して、バイパス用トランジスタQ3,Q4の
コレクタ・エミッタ間をそれぞれ経由してQ1,Q2の
ベースからコレクタへ流れる電流が等しければ、後者の
電流によって前者のノイズ電流が相殺される形となり、
出力段トランジスタQ1,Q2のコレクタから出力端子
OUT1,OUT2に流れる出力電流はノイズ分を含ま
ない信号電流のみとなる。すなわち、出力段トランジス
タQ1,Q2のスイッチングに伴うエミッタ電位の変動
がベースに帰還されることによるリンギングがバイパス
用トランジスタQ3,Q4を設けることにより回避さ
れ、これに起因する出力電流波形の変動が軽減もしくは
防止される。
【0042】このように本実施形態の出力回路装置によ
ると、レーザダイオードのような負荷を高速で電流駆動
する場合においても、リンギングのような不安定現象を
回避することが可能であり、負荷に良好な矩形波の信号
出力電流を供給することができる。
【0043】また、リンギングの発生を避けるために従
来のように積分回路などでトランジスタに入力する信号
波形を鈍らせる必要がないので、高速性が損なわれるこ
ともない。
【0044】(第2の実施形態)図8は、本発明の第2
の実施形態に係る出力回路装置の回路図である。本実施
形態は、出力段トランジスタQ1,Q2のコレクタに出
力端子OUT1,OUT2を介して接続された負荷であ
る、終端負荷抵抗R3,R4およびレーザダイオードL
Dの接地側に、可変電圧源V6を挿入した点が第1の実
施形態と異なっている。
【0045】本実施形態によると、可変電圧源V6の電
圧を調整することにより、終端負荷抵抗R3,R4およ
びレーザダイオードLDの接地側、すなわちトランジス
タQ1,Q2のコレクタ側の電位を変化させ、結果的に
出力段トランジスタQ1,Q2のコレクタ電位を任意に
調整することができるため、出力回路装置の負荷変動が
生じてもトランジスタQ1,Q2のバイアスを最適に設
定できるという効果が得られる。
【0046】(第3の実施形態)図9に、本発明の第3
の実施形態に係る出力回路装置を示す。本実施形態は2
段構成の差動増幅回路を用いた例であり、出力段差動増
幅回路の前段に設けられた差動増幅回路において、出力
段トランジスタQ1,Q2のベースバイアスレベルを調
整可能としたものである。
【0047】具体的に説明すると、一対の入力端子IN
1,IN2に入力される差動入力信号は、まずトランジ
スタQ9,Q10と、ダイオード接続されたレベルシフ
ト用のトランジスタQ11,Q12と、トランジスタQ
101,Q102および抵抗R101,R101からな
る定電流源とで構成されるエミッタフォロワ構成の入力
バッファ回路を介して1段目の差動増幅回路(前段差動
増幅回路)102に入力される。
【0048】前段差動増幅回路102は、エミッタが共
通接続されたトランジスタQ7,Q8からなる差動トラ
ンジスタ対と、トランジスタQ7,Q8の共通エミッタ
と回路電源V5の低電位側(この例ではマイナス側)に
接続されたトランジスタQ103と抵抗R103で構成
される定電流源と、トランジスタQ7,Q8のコレクタ
に一端が接続された負荷抵抗R5,R6と、負荷抵抗R
5,R6の他端と回路電源V5の高電位側(接地側)と
の間に接続されたレベルシフト抵抗R7とからなる。そ
して、負荷抵抗R5,R6とレベルシフト抵抗R7の接
続点に可変電圧源V7が接続されている。
【0049】前段差動増幅回路102の出力端であるト
ランジスタQ7,Q8のコレクタには、段間バッファ回
路103が接続されている。段間バッファ回路103
は、前段差動増幅回路102の出力信号を信号レベルと
出力インピーダンスを所定量だけ下げて出力段差動回路
104に供給する回路であり、トランジスタとそのエミ
ッタ負荷としての定電流源からなるエミッタフォロワに
より構成される。
【0050】すなわち、前段差動回路102のトランジ
スタQ7のコレクタ出力は、トランジスタQ5と、トラ
ンジスタQ5のエミッタと回路電源V5の低電位側(マ
イナス側)に接続されたトランジスタQ104と抵抗R
104で構成される定電流源からなるエミッタフォロワ
を介して出力段差動回路104のトランジスタQ1のベ
ースに供給される。
【0051】また、前段差動回路102のトランジスタ
Q8のコレクタ出力も同様に、トランジスタQ6と、ト
ランジスタQ6のエミッタと回路電源V5の低電位側に
接続されたトランジスタQ105と抵抗R105で構成
される定電流源からなるエミッタフォロワを介して出力
段差動回路104のトランジスタQ2のベースに供給さ
れる。
【0052】ここで、前段差動増幅回路102に設けら
れたレベルシフト抵抗R7は、負荷抵抗R5,R6の回
路電源V1側(この例では接地側)の電位を負方向にシ
フトすることにより、段間バッファ回路103を介して
出力段差動回路104の出力段トランジスタQ1,Q2
のベース電位を負方向にシフトする働きを持つ。この可
変電圧源V7の電圧を調整すれば、レベルシフト抵抗R
7によるレベルシフト量を変えて出力段トランジスタQ
1,Q2のベースバイアスレベルを調整することが可能
となる。従って、出力回路装置の出力条件の変動によっ
て出力段トランジスタQ1,Q2のコレクタ電位が変化
した場合も、可変電圧源V7の調整によってトランジス
タQ1,Q2の最適なバイアス状態を保つことができ
る。
【0053】本発明は、上記実施形態に限られるもので
なく、種々変形して実施することが可能であり、例えば
第2の実施形態で説明した可変電圧源V6と第3の実施
形態で説明した可変電圧源V7を組み合わせて用い、出
力段差動回路101のトランジスタQ1,Q2のコレク
タ電位およびベース電位の両方を調整できるように構成
してもよい。また、トランジスタQ1,Q2のコレクタ
電位、ベース電位の調整手段は図8、図9に示した可変
電圧源V6,V7に限られるものではない。
【0054】さらに、上記実施形態では出力段およびそ
の前段の回路が全て差動回路で構成されている場合につ
いて説明したが、本発明は出力段が単一のトランジスタ
で構成された出力回路装置にも適用することが可能であ
る。出力段のトランジスタとしては、PNPトランジス
タを用いてもよく、またFETを用いてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば出
力段トランジスタに対してパイパス用トランジスタを付
加し、出力段トランジスタがオン状態となるときにその
出力段トランジスタに接続されているバイパス用トラン
ジスタがオン状態となるようにすることより、出力段ト
ランジスタの高速性を損なわず、しかも消費電力を増大
させることなく、出力電流波形をリンギング等によって
劣化させない出力回路装置を提供することができる。従
って、本発明の出力回路装置は高速光通信用のレーザダ
イオードのような、高速動作が要求される低インピーダ
ンス負荷のドライバ回路として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る出力回路装置の
回路図
【図2】本発明の出力回路装置と従来の出力回路装置に
おける出力段差動回路のトランジスタの動作領域を比較
して示す図
【図3】同実施形態に係る出力回路装置の出力電流波形
を示す図
【図4】同実施形態に係る出力回路装置における出力段
トランジスタのコレクタ、ベースおよびエミッタ電位の
時間変動を示す図
【図5】比較例の出力回路装置の回路図
【図6】比較例の出力回路装置の出力電流波形を示す図
【図7】比較例の出力回路装置における出力段トランジ
スタのコレクタ、ベースおよびエミッタ電位の時間変動
を示す図
【図8】本発明の第2の実施形態に係る出力回路装置の
回路図
【図9】本発明の第3の実施形態に係る出力回路装置の
回路図
【符号の説明】
101…入力バッファ回路 102…前段差動回路 103…段間バッファ回路 104…出力段差動回路 IN1,IN2…差動入力端子 OUT1,OUT2…差動出力端子 Q1,Q2…出力段トランジスタ Q3,Q4…バイパス用トランジスタ Q5,Q6…エミッタフォロワのトランジスタ Q7,Q8…前段差動回路の差動トランジスタ対 Q101〜Q106…定電流源のトランジスタ R1,R2…入力抵抗 R3,R4…終端負荷抵抗 R5,R6…前段差動回路の負荷抵抗 R7…レベルシフト抵抗 R8…バイアス印加用抵抗 R14,R15…抵抗 LD…レーザダイオード(負荷) I1…定電流源 C1…寄生容量 V4…回路電源 V5…可変電圧源 V6…コレクタ電位調整用可変電圧源 V7…ベース電位調整用可変電圧源

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御電極を入力端子とし、第1主電極を出
    力端子とする第1のトランジスタを出力段に用いた出力
    回路装置において、 前記第1のトランジスタの制御電極および第1主電極
    に、第2のトランジスタの第1主電極および第2主電極
    をそれぞれ接続し、前記第1のトランジスタがオン状態
    のとき前記第2のトランジスタがオン状態となるように
    前記第2のトランジスタのベースバイアスを設定したこ
    とを特徴とする出力回路装置。
  2. 【請求項2】第2主電極を共通接続した二つの第1のト
    ランジスタにより差動トランジスタ対を構成し、この差
    動トランジスタ対の二つの第1のトランジスタの共通の
    第2主電極に接続された電流源を有する出力段差動回路
    を備えた出力回路装置において、 前記第1のトランジスタの制御電極および第1主電極
    に、第2のトランジスタの第1主電極および第2主電極
    をそれぞれ接続し、二つの前記第2のトランジスタのう
    ち、二つの前記第1のトランジスタのうちのオン状態に
    ある方の制御電極および第1主電極に第1主電極および
    第2主電極が接続されている方のトランジスタがオン状
    態となるように前記第2のトランジスタのベースバイア
    スを設定したことを特徴とする出力回路装置。
  3. 【請求項3】前記第1のトランジスタがオン状態にある
    とき該第1のトランジスタの制御電極と第1主電極間の
    電圧と制御電極と第2の主電極間の電圧が同一極性とな
    るようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の
    出力回路装置。
  4. 【請求項4】前記第2のトランジスタの制御電極を電位
    調整可能な定電位点に接続したことを特徴とする請求項
    1または2記載の出力回路装置。
  5. 【請求項5】前記第1のトランジスタの制御電極および
    第1主電極の少なくとも一方の電位を調整するための電
    位調整手段を有することを特徴とする請求項1または2
    記載の出力回路装置。
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