JPH1196859A - 遮断器の流体圧駆動装置 - Google Patents

遮断器の流体圧駆動装置

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JPH1196859A
JPH1196859A JP9253007A JP25300797A JPH1196859A JP H1196859 A JPH1196859 A JP H1196859A JP 9253007 A JP9253007 A JP 9253007A JP 25300797 A JP25300797 A JP 25300797A JP H1196859 A JPH1196859 A JP H1196859A
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JP
Japan
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valve
closing
opening
fluid pressure
open
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Application number
JP9253007A
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English (en)
Inventor
Tadahiko Nogami
忠彦 野上
Masaru Yamazaki
勝 山崎
Goro Daimon
五郎 大門
Yasuhide Takeda
康秀 武田
Takashi Kidoi
崇 城土井
Hideo Kawamoto
英雄 河本
Koichi Sado
公一 佐道
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H3/00Mechanisms for operating contacts
    • H01H3/22Power arrangements internal to the switch for operating the driving mechanism
    • H01H3/24Power arrangements internal to the switch for operating the driving mechanism using pneumatic or hydraulic actuator
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B20/00Safety arrangements for fluid actuator systems; Applications of safety devices in fluid actuator systems; Emergency measures for fluid actuator systems
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/02Details
    • H01H33/28Power arrangements internal to the switch for operating the driving mechanism
    • H01H33/30Power arrangements internal to the switch for operating the driving mechanism using fluid actuator

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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】開路弁と閉路弁を一体としたのでは切換え中の
流体圧エネルギーの損失が大きい上、着座時に弁座が損
傷しやすい。開路弁がシリンダ排出側の圧力で開く構成
では開路弁が抵抗となって動作が遅くなる。 【解決手段】開路弁18と閉路弁19を同一軸上に別体
で設け、開路弁18を、一旦開いて開路操作した後、小
開口に戻って開路保持する構成とすることによって、閉
路動作時には開路弁が速やかに閉じるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電力用遮断器の接触
子を開閉操作する流体圧駆動装置の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】電力用遮断器の接触子を開閉操作する流
体圧駆動装置としては、特開平9−92096号公報に
記載された装置が知られている。この装置では、接触子
を開閉動作する流体圧シリンダと、作動流体を加圧供給
する流体圧源と、この流体圧源から供給される作動流体
の流れを制御して流体圧シリンダを駆動する制御弁類を
備えている。また、この装置の制御弁類は、主制御弁
と、この主制御弁を駆動するための閉路操作系弁類及び
開路操作系弁類を有するパイロット弁とを備えて構成さ
れている。流体圧シリンダは、そのピストンの小受圧面
積側が常時供給ポートに接続されて高圧に保持されてお
り、大受圧面積側(以下、流体圧シリンダの操作室とい
う)が高圧状態と低圧状態とに切り換えられることによ
り、接触子の閉路状態と開路状態とが切り換えらてい
る。この切換操作は、主制御弁を構成する閉路弁と開路
弁とを用いて、流体圧シリンダの操作室を供給ポート又
は排出ポート(戻りポート)に切り換えて接続すること
により行わている。このとき、主制御弁は、閉路弁の弁
体と開路弁の弁体とを、弁軸心に沿う方向に設けた一つ
の軸上に並べて一体に構成している。そして、このよう
な主制御弁では必然的に、一方の弁が閉じている間は他
方の弁は開いた状態に保持されることになる。
【0003】一方、特開昭55−53821号公報に
は、上述の装置とは異なる主制御弁の構成が開示されて
いる。この主制御弁には、閉路弁(給油弁)と開路弁
(主排油弁)とがそれぞれ単独で動作できるように、閉
路弁と開路弁の各弁体が別体で設けられている。そし
て、開路弁の弁体は、流体圧シリンダへのシリンダポー
ト(操作用油配管)の手前に構成された弁室側の受圧面
と、弁体の背面に構成されたパイロット室側の受圧面と
を有し、これらの受圧面に作用する作動流体の圧力のバ
ランスによって、開動作や閉動作を行うように構成され
ている。
【0004】前述及び以下の説明において、閉路状態又
は開路状態とは接触子の閉路状態又は開路状態を言い、
開状態又は閉状態とは対象となる弁における開状態又は
閉状態、すなわち弁体が弁座からはなれて作動流体の通
路が確保されている状態又は弁体が弁座に着座して作動
流体の通路が断たれている状態を言う。また、閉路操作
及び開路操作、又は開操作及び閉操作はピストン或いは
弁体を駆動して、閉路状態と開路状態とを、又は開状態
と閉状態とを切り換える操作のことを言う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記2つの従来技術の
うち、後者の主制御弁では、閉路状態を保持していると
きにシリンダポート手前の弁室内が高圧になっており、
開路弁の弁体は弁座から離れる方向(開方向)に大きな
力を受けている。この力に対向して弁体を弁座に押し付
けておくためには、パイロット室側の受圧面にはそれ以
上の力を作用させる必要がある。このために、パイロッ
ト室側の受圧面積をシリンダポート手前の弁室側の受圧
面積よりも大きくしなければならない。しかし、パイロ
ット室側の受圧面積を大きくすすると、パイロット室の
容積も大きくなってしまい、多量の作動流体を操作しな
ければならなくなる。そして、多量の作動流体を高速に
操作するために、大きなパイロット弁が必要になり、装
置の大型化を招くことになりかねない。尚、このような
装置に用いられるばねの発生する力は作動流体が発生す
る力に対して非常に弱く、作動流体が発生する力に十分
対抗できる力を発生するばねをこのような装置に構成す
ることは非常に難しい。
【0006】一方、上記従来技術のうち前者の主制御弁
のように、閉路弁の弁体と開路弁の弁体とを一つの軸上
に並べて一体に構成した場合には、各弁体が構成された
軸の径を各弁体の前後で工夫することにより、弁体を弁
座から引き離す力を受けるのに有効な受圧面積を小さく
することができる。従って、弁体を弁座から引き離す力
に対抗して弁体を弁座に押し付ける力を受ける受圧面積
を小さくすることができる。これにより、弁体を駆動す
るためのパイロット室、さらには主制御弁を駆動するパ
イロット弁を小さくすることができる。
【0007】また、前者の弁体の場合、開路状態では開
路弁が開いたままになって流体圧シリンダの操作室を常
に排出ポートに接続し続け、閉路状態では閉路弁が開い
たままになって流体圧シリンダの操作室を常に供給ポー
トに接続し続けることになる。従って、主制御弁を操作
するためのパイロット弁による操作が解除されても(初
期状態に戻っても)流体圧シリンダの操作室の圧力は主
制御弁によって自己保持されることになる。
【0008】このように、前者のような主制御弁の構成
は、弁体の受圧面積の設計自由度を高めることができ、
自己保持の機能も有していることから、遮断器の流体圧
駆動装置として実用化されている。しかし、このような
構造の主制御弁では、閉路状態では閉路弁が、開路状態
では開路弁が、それぞれ全開状態を保持することにな
る。従って、閉路状態と開路状態との切換時に、一方の
弁を開くと他方の弁体が全開位置から加速されて弁座に
着座することになり、弁座或いは弁体の寿命を短くして
しまう可能性がある。或いは、これを防ぐための対策を
施す必要がある。また、閉路動作する際には、閉路弁が
開き始めた状態で開路弁が全開に近い状態にあり、この
切換動作初期において作動流体が供給ポートから排出ポ
ートへ直接流れ出てしまい、流体圧エネルギーが失われ
やすいという課題も考えられる。
【0009】以上のような観点から、開路状態又は閉路
状態にある間中、開動作し続けることを要求される弁で
あっても、開路操作又は閉路操作が完了した後は、自己
保持機能に必要な間隔を残して、弁体と弁座の間隔を小
さく保つことが好ましい。
【0010】そこで本発明の目的は、開路操作又は閉路
操作時には必要な量の作動流体を高速に流すことができ
るとともに、開路操作又は閉路操作後は弁体と弁座との
間隔を小さく保持することができる弁を備えた遮断器又
はその流体圧駆動装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の遮断器の流体圧駆動装置は、接触子を開閉
する流体圧シリンダと、前記流体圧シリンダを開路動作
させる開路弁および前記流体圧シリンダを閉路動作させ
る閉路弁とを有する主制御弁と、作動流体を加圧供給す
る流体圧源とを備え、前記作動流体を前記流体圧シリン
ダに供給又は前記流体圧シリンダから排出して接触子を
開閉する遮断器の流体圧駆動装置において、前記主制御
弁は、前記開路弁の弁体と前記閉路弁の弁体とが互いに
別体で、弁軸心に沿う方向に相対的に変位可能に設けら
れ、前記開路弁は、その弁体が一旦開いて所定の操作を
実行した後に閉じる方向へ動き、対応する弁座との間に
前記所定の操作を実行した際よりも小さな開口をもって
保持される構成としたものである。また上記目的を達成
するために、本発明の遮断器の流体圧駆動装置は、接触
子を開閉する流体圧シリンダと、前記流体圧シリンダを
開路動作させる開路弁および前記流体圧シリンダを閉路
動作させる閉路弁とを有する主制御弁と、作動流体を加
圧供給する流体圧源とを備え、前記作動流体を前記流体
圧シリンダに供給又は前記流体圧シリンダから排出して
接触子を開閉する遮断器の流体圧駆動装置において、前
記主制御弁は、前記開路弁の弁体と前記閉路弁の弁体と
が互いに別体で、弁軸心に沿う方向に相対的に変位可能
に設けられ、前記閉路弁は、その弁体が一旦開いて所定
の操作を実行した後に閉じる方向へ動き、対応する弁座
との間に前記所定の操作を実行した際よりも小さな開口
をもって保持される構成としたものである。また上記目
的を達成するために、本発明の遮断器の流体圧駆動装置
は、接触子を開閉する流体圧シリンダと、前記流体圧シ
リンダを開路動作させる開路弁および前記流体圧シリン
ダを閉路動作させる閉路弁とを有する主制御弁と、開路
指令または閉路指令を受けて前記主制御弁を開路操作状
態または閉路操作状態に切換えるパイロット弁と、作動
流体を加圧供給する流体圧源と、前記流体圧源から加圧
供給された作動流体を蓄圧するアキュムレータと、排出
された作動流体を回収し貯蔵するリザーバとを備えた遮
断器の流体圧駆動装置において、前記主制御弁は、前記
開路弁が開くと、前記流体圧シリンダにつながるシリン
ダポートを前記リザーバにつながる排出ポートに接続し
て前記流体圧シリンダから作動流体を排出することによ
って開路動作を行う一方、前記閉路弁が開くと、前記シ
リンダポートを前記アキュムレータにつながる供給ポー
トに接続して前記流体圧シリンダに作動流体を供給する
ことによって閉路動作を行う構成とするとともに、前記
開路弁の弁体と前記閉路弁の弁体とは互いに別体で、前
記閉路弁の弁体は前記開路弁側へ突出した突出部を有
し、前記開路弁の弁体は前記突出部に有限の範囲で摺動
可能に嵌合し、かつ、閉路状態において前記シリンダポ
ート側から前記開路弁の弁体に作用する力を前記突出部
に生ずる引張応力で支えることによって前記開路弁を閉
じた状態に保持するように構成し、前記開路弁は、その
弁体が一旦開いて開路操作を実行した後に閉じる方向へ
動き、対応する弁座との間に前記開路操作を実行した際
よりも小さな開口をもって保持される構成としたもので
ある。また上記目的を達成するために、本発明の遮断器
の流体圧駆動装置は、接触子を開閉する流体圧シリンダ
と、前記流体圧シリンダを開路動作させる開路弁および
前記流体圧シリンダを閉路動作させる閉路弁とを有する
主制御弁と、開路指令または閉路指令を受けて前記主制
御弁を開路操作状態または閉路操作状態に切換えるパイ
ロット弁と、作動流体を加圧供給する流体圧源と、前記
流体圧源から加圧供給された作動流体を蓄圧するアキュ
ムレータと、排出された作動流体を回収し貯蔵するリザ
ーバとを備えた遮断器の流体圧駆動装置において、前記
主制御弁は、前記開路弁が開くと、前記流体圧シリンダ
につながるシリンダポートを前記リザーバにつながる排
出ポートに接続して前記流体圧シリンダから作動流体を
排出することによって開路動作を行う一方、前記閉路弁
が開くと、前記シリンダポートを前記アキュムレータに
つながる供給ポートに接続して前記流体圧シリンダに作
動流体を供給することによって閉路動作を行う構成とす
るとともに、前記開路弁の弁体と前記閉路弁の弁体は互
いに別体で、前記閉路弁の弁体は前記開路弁側へ突出し
た突出部を有し、前記開路弁の弁体は前記閉路弁の弁体
の突出部に摺動可能に嵌合し、前記突出部は軸心に沿う
方向の前記開路弁の運動範囲を制限する第一ストッパお
よび第二ストッパを有し、前記開路弁の弁体の背面にこ
の開路弁を閉じる力を作用させる閉操作機構を設け、さ
らに、閉路状態においては、前記開路弁の弁体の背面が
前記第一ストッパに当接して前記開路弁を閉じた状態に
保持する一方、開路動作においては、前記開路弁の弁体
が一旦開いて開路操作を実行した後に閉じる方向へ動
き、前記第二ストッパに当接するとともに前記開路弁の
背面と前記第一ストッパの間に隙間をもって保持され、
かつ、対応する弁座との間に前記開路操作を実行した際
よりも小さな開口をもって保持される構成としたもので
ある。また上記目的を達成するために、本発明の遮断器
の流体圧駆動装置は、接触子を開閉する流体圧シリンダ
と、前記流体圧シリンダの操作室を作動流体の供給ポー
ト側に接続する第一の弁及び前記操作室を作動流体の排
出ポート側に接続する第二の弁を有する主制御弁と、開
路指令または閉路指令を受けて前記主制御弁を開路操作
状態または閉路操作状態に切換えるパイロット弁と、作
動流体を加圧供給する流体圧源と、前記流体圧源から加
圧供給された作動流体を蓄圧するアキュムレータと、排
出された作動流体を回収し貯蔵するリザーバとを備えた
遮断器の流体圧駆動装置において、前記主制御弁は、前
記第一の弁及び第二の弁の各弁体を同一の弁室内に、各
弁の軸心が平行になるように備えるとともに、前記弁室
の前記第一の弁と前記第二の弁との間に前記流体圧シリ
ンダの操作室に連通するシリンダポートと、前記第一の
弁の反シリンダポート側に供給ポートと、前記第二の弁
の反シリンダポート側に排出ポートとを備え、前記第一
及び第二の弁の弁体は互いに別体で、前記第一の弁の弁
体は前記第二の弁側へ突出した突出部を有し、前記突出
部は軸心に沿う方向に間隔を置いて第一ストッパおよび
第二ストッパを有し、前記第二の弁の弁体は前記第一ス
トッパと前記第二ストッパとの間で軸心に沿う方向に摺
動可能に前記突出部に嵌合して備えられ、前記第二スト
ッパは、前記第一の弁が全開した状態で、前記第二の弁
の弁体が対応する弁座との間に隙間を有して保持される
ように、前記第二の弁の弁体よりも前記第一の弁側に設
けられ、前記第二の弁の弁体の背面にこの弁を閉じる力
を作用させる閉操作手段を設けたものである。また上記
目的を達成するために、本発明の遮断器の流体圧駆動装
置は、接触子を開閉する流体圧シリンダと、前記流体圧
シリンダを開路動作させる開路弁および前記流体圧シリ
ンダを閉路動作させる閉路弁とを備えた主制御弁と、開
路指令または閉路指令を受けて前記主制御弁を開路操作
状態または閉路操作状態に切換えるパイロット弁と、作
動流体を加圧供給する流体圧源と、該流体圧源から加圧
供給された作動流体を蓄圧するアキュムレータと、排出
された作動流体を回収し貯蔵するリザーバとを備えた遮
断器の流体圧駆動装置において、前記主制御弁は、前記
開路弁と前記閉路弁が互いに別体で、同一の中心軸に沿
って開閉運動する構成とするとともに、前記開路弁のス
トロークよりも前記閉路弁のストロークを大きくし、前
記開路弁と閉路弁の内のいずれか一方に凸部を設け、他
方に前記凸部と相対運動自在に嵌合して閉空間を構成す
る凹部を設け、前記閉路弁が閉じた状態では前記開路弁
がその全開時よりも小さく開口した状態を維持できるよ
うに構成したものである。このとき、閉路保持の状態に
おける前記凸部先端と前記凹部底面の距離を前記閉路弁
のストロークよりも小さくするとよい。また上記目的を
達成するために、本発明の遮断器は、接触子と、この接
触子を開閉する流体圧シリンダと、前記流体圧シリンダ
を開路動作させる開路弁および前記流体圧シリンダを閉
路動作させる閉路弁とを有する主制御弁と、作動流体を
加圧供給する流体圧源とを備え、前記作動流体を前記流
体圧シリンダに供給又は前記流体圧シリンダから排出し
て前記接触子を開閉する遮断器のにおいて、前記主制御
弁は、前記開路弁の弁体と前記閉路弁の弁体とが互いに
別体で、弁軸 心に沿う方向に相対的に変位可能に設け
られ、前記開路弁は、その弁体が一旦開いて所定の操作
を実行した後に閉じる方向へ動き、対応する弁座との間
に前記所定の操作を実行した際よりも小さな開口をもっ
て保持される構成としたものである。また上記目的を達
成するために、本発明の遮断器は、接触子と、この接触
子を開閉する流体圧シリンダと、前記流体圧シリンダを
開路動作させる開路弁および前記流体圧シリンダを閉路
動作させる閉路弁とを有する主制御弁と、作動流体を加
圧供給する流体圧源とを備え、前記作動流体を前記流体
圧シリンダに供給又は前記流体圧シリンダから排出して
前記接触子を開閉する遮断器のにおいて、前記主制御弁
は、前記開路弁の弁体と前記閉路弁の弁体とが互いに別
体で、弁軸 心に沿う方向に相対的に変位可能に設けら
れ、前記閉路弁は、その弁体が一旦開いて所定の操作を
実行した後に閉じる方向へ動き、対応する弁座との間に
前記所定の操作を実行した際よりも小さな開口をもって
保持される構成としたものである。
【0012】上記の構成により、主制御弁を成す各弁体
は同一の軸上で別々に動くとともに、弁体が一旦開いて
所定の操作を実行した後に閉じる方向へ動き、弁座との
間に所定の操作を行っているときよりも小さな開口をも
って保持される構成となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の遮断器の流体圧駆
動装置の一実施例を図1ないし図4を用いて説明する。
【0014】尚、前述及び以下の説明において、閉路状
態又は開路状態とは接触子の閉路状態又は開路状態を言
い、開状態又は閉状態とは対象となる弁における開状態
又は閉状態、すなわち弁体が弁座からはなれて作動流体
の通路が確保されている状態又は弁体が弁座に着座して
作動流体の通路が断たれている状態を言う。また、閉路
操作及び開路操作、又は開操作及び閉操作はピストン或
いは弁体を駆動して、閉路状態と開路状態とを、又は開
状態と閉状態とを切り換える操作のことを言う。
【0015】図1は閉路状態を、図2は開路状態をそれ
ぞれ示している。両図とも、(a)は遮断部と流体圧駆動
装置の全体構成を、(b)は主制御弁の内部(断面)をそ
れぞれ示している。固定接触子1と可動接触子2から成
る接点を開閉する流体圧シリンダ3のピストン4cによ
って区画される小受圧面積側4aには、ポンプを備えて
構成された流体圧源5から吐出されアキュムレータ6に
蓄圧された作動流体の供給圧が常時作用している。流体
圧シリンダ3の大受圧面積側4bは、主制御弁8を切り
換えることによって供給圧側(供給ポート側)またはリ
ザーバ7につながる低圧側(排出ポート側)に選択的に
接続される。流体圧シリンダ3の大受圧面積側4bは操
作室4bと呼ぶ場合もある。
【0016】主制御弁8は第一パイロット室9aに常時
供給圧が作用しており、第一パイロット室9aよりも受
圧面積の大きい第二パイロット室9bには開路用駆動手
段11および閉路用駆動手段12を有するパイロット弁
10が接続されている。開路用駆動手段11および閉路
用駆動手段12は、開指令及び閉指令に基づいて弁体を
駆動するソレノイドや、場合によってはパイロット弁1
0を駆動する第2のパイロット弁を備えて構成される。
パイロット弁10は、開路用駆動手段11が動作すると
主制御弁8の第二パイロット室9bを低圧側に接続し、
閉路用駆動手段12が動作すると主制御弁8の第二パイ
ロット室9bを供給圧側に接続するように構成されてい
る。
【0017】従って、図1に示す閉路保持の状態におい
て開路用駆動手段11が動作すると、パイロット弁10
が主制御弁8の第二パイロット室9bを低圧側に接続し
て主制御弁8を開路操作状態に切り換える。これによ
り、主制御弁8が流体圧シリンダ3の大受圧面積側4b
を低圧側に接続するので、小受圧面積側4aに作用する
供給圧によって開路動作を実行し、電力を遮断して図2
の状態に至る。
【0018】一方、図2に示す開路保持の状態において
閉路用駆動手段12が動作すると、パイロット弁10が
主制御弁8の第二パイロット室9bを供給圧側に接続し
て主制御弁8を閉路操作状態に切り換える。これによ
り、主制御弁8が流体圧シリンダ3の大受圧面積側4b
を供給圧側に接続するので、小受圧面積側4aに作用す
る供給圧による力に打ち勝って閉路動作を実行し、電力
を投入して図1の状態に戻る。
【0019】本実施例の主制御弁8は次のように構成さ
れている。主制御弁8は、流体圧シリンダ3の大受圧面
積側4bにつながるシリンダポート15を排出ポート1
6に接続して作動流体を流体圧シリンダ3から排出し開
路動作させるための開路弁18と、シリンダポート15
を供給ポート17に接続して作動流体を流体圧シリンダ
3へ供給し閉路動作させるための閉路弁19とを備えて
いる。図1〜図4では、開路弁18として弁体18aと
弁座18bを、また閉路弁19として弁体19aと弁座
19bを図示している。
【0020】開路弁の弁体18aと閉路弁の弁体19a
は互いに単独で動作できるように別体で構成され、同一
の中心軸20に沿って開閉運動する。閉路弁体19aの
先端には開路弁体18a側に向かって突出した突出部2
1が設けてあり、突出部21は、開路弁体18aの中央
部に、かつその動作軸方向(弁軸に沿う方向)に形成さ
れた貫通穴に挿入され、開路弁体18aと摺動可能に嵌
合している。さらに、突出部21上には第一ストッパ部
22と第二ストッパ部23が設けてあり、開路弁体18
aはこれらのストッパ部の間でのみ自在に動くことがで
きる。
【0021】第一ストッパ部22はケーシング24に形
成された円筒穴(室)に摺動可能に嵌合し、この嵌合部
の背面の空間はパイロットポート25につながる第二パ
イロット室9bを形成している。第二パイロット室9b
は導通路26および絞り27を介してシリンダポート1
5につながる弁室33に接続されている。また、開路弁
体18aの背面とケーシング24の間には開路弁体18
aを開路弁が閉じる方向に押圧する閉操作手段(機構又
は部材)であるばね28が設けてある。
【0022】さらに、閉路弁体19aの背面には、閉路
弁19の弁座19bよりも直径の小さい円筒部29が設
けてあり、円筒部29の背面は低圧側に開いている。従
って、閉路弁19の弁座19bと円筒部29の直径差に
より、閉路弁体19aには供給ポート17側から閉じる
力が作用し、ここが第一パイロット室9aに相当する。
【0023】また、円筒部29の背面には円錐部30が
設けてあり、ここにボール31をばね32で押圧してあ
る。円錐部30は、中央部の径が大きく端に行くに従っ
て径が小さくなるような、ちょうど2つの円錐を底面側
で合体させたような形状をしている。この円錐部30と
ボール31及びばね32とで、2つの状態のうちいずれ
か一方の状態を維持するように閉路弁体19aに力を作
用する、トグル機構を構成している。
【0024】次に、本実施例の主制御弁の動作を、図3
と図4を用いて説明する。図3は閉路状態から開路状態
に至る開路動作の状態を、図4は開路状態から閉路状態
に至る閉路動作の状態をそれぞれ示す。まず、図3(a)
に示す閉路保持の状態では、開路弁18は開路弁体18
aが第二パイロット室9b内の高圧によって第一ストッ
パ部22を介して弁座18bに押圧されることにより閉
じており、閉路弁19は開いている。
【0025】いま、開路指令が発せられ、開路用駆動手
段11が動作してパイロット弁10がパイロットポート
25を介して第二パイロット室9bを低圧に切換える
と、シリンダポート15と供給ポート側17側の第一パ
イロット室9aの圧力によって開路弁18が開き始め、
同時に閉路弁19が閉じ始める。流体圧シリンダ3の大
受圧面積側4b内の作動流体は小受圧面積側4aに作用
する圧力によって押出され、シリンダポート15及び弁
室33の圧力は供給圧よりは低下するもののある圧力が
発生するので、開路弁18はその弁体18aが第一スト
ッパ部22に押付けられたまま開く。そして、開路弁1
8は閉路弁体19aが着座する時にはほぼ全開の状態に
至り、図3(b)の状態となる。
【0026】次に、流体圧シリンダ3から作動流体が流
出し終える頃にはシリンダポート15及び弁室33は低
圧になるので、開路弁体18aはばね28に押されて閉
じる方向へ戻る。そして、開路弁体18aは第二ストッ
パ部23に当たった所で、弁座18bとの間に小さな開
口を残して停止し、図3(c)に示す開路状態に至る。こ
の際、第二パイロット室9bとパイロットポート25は
導通路26と絞り27を介して弁室33に接続されてい
るので、パイロット弁10が初期の状態に復帰してしま
った後も低圧に保持されて開路状態を保つ。
【0027】次に、図4(a)に示す開路状態において、
閉路指令が発せられ、閉路用駆動手段12が動作してパ
イロット弁10がパイロットポート25を介して第二パ
イロット室9bを高圧に切換えると、第一パイロット室
9aからの力に打勝って閉路弁体19aが開き始める。
閉路弁体19aが開くと供給ポート17から流入してシ
リンダポート15及び弁室33の圧力が上昇するので、
開路弁体18aは開く方向の力を受け、開路弁18は若
干開こうとして図4(b)の状態となる。しかし、開路弁
体18aは弁座18bに近づけて保持されており、すぐ
に閉路弁体19aとともに第一ストッパ部22が移動し
てくるので、開路弁体18aは弁座18cに速やかに押
し付けられて、図4(c)に示す閉路状態に至る。この際
も、第二パイロット室9bは導通路26と絞り27を介
してシリンダポート15に接続されているので、パイロ
ット弁10が初期の状態に復帰してしまった後も高圧に
保持されて閉路状態を保つ。
【0028】本実施例によれば、閉路動作時には、開路
弁18が速やかに閉じるので、作動流体が供給ポート1
7から排出ポート16へ流失しにくくなり、閉路動作の
遅延・失敗や所要時間の変動、多相の電路を有する場合
の相間のばらつき等の不具合の発生を防止することがで
きる。また、開路弁体18aが弁座18bに着座するま
での距離が短いためにあまり加速されないので着座時の
速度が小さくなり、弁座18bの損傷も生じにくくな
る。しかも、閉路状態では、弁室33側から開路弁体1
8aを開こうとする力が第一ストッパ部22を介して閉
路弁体19aの突出部21に伝わり、この内部に生ずる
引張応力によって支えるので、この力に打勝って開路弁
体18aを弁座18bに押し付けておくための力を第二
パイロット室9bで発生する必要がない。従って、第二
パイロット室9bは小さくてよいので、パイロット流量
が小さくて済むようになり、パイロット弁10も小形化
することができる。
【0029】尚、トグル機構を構成する円錐部30、ボ
ール31、ばね32は、流体圧源5を停止あるいは起動
する際に弁体をその前の位置に保持するためのものであ
り、これを設けることによって、流体圧源を起動、停止
する際に遮断器が動いてしまうことを防止することがで
きる。
【0030】次に、本発明の他の実施例を図5と図6を
用いて説明する。図5は閉路状態(a)から開路状態
(c)に至る開路動作の状態を、図6は開路状態(a)
から閉路状態(c)に至る閉路動作の状態をそれぞれ示
している。本実施例の主制御弁8は、開路弁体と第一ス
トッパ部の構成のみが図3及び図4に示した実施例と異
なっており、他の構成は同じである。すなわち、弁座3
5bとともに開路弁35を構成する開路弁体35aは背
面に円筒部36を有し、円筒部36はケーシング24に
形成された円筒穴と摺動可能に嵌合している。そして、
円筒部36とケーシング24との間の空間を第二パイロ
ット室9bとしている。閉路弁体19aの突出部21上
に設ける第一ストッパ部37は第二パイロット室9b内
に所定の隙間をもって設けてある。円筒部36を介して
開路弁体35aにパイロット圧が作用するように構成し
た点が前述の実施例と異なる。
【0031】従って、本実施例によれば、閉路動作する
際に、閉路弁体19aが開いて弁室33が昇圧するため
に開路弁体35aを開こうとする力に対して第二パイロ
ット室9b側から開路弁体35aを閉じようとする力が
抵抗力となるので、開路弁35が開きにくくなり、作動
流体の流失による閉路動作の遅延・失敗や所要時間の変
動、ばらつき等の不具合発生をより効果的に防止するこ
とができる。
【0032】尚、開路弁体35a背面の円筒部36に、
より速くパイロット圧が作用するよう、第一ストッパ部
37に導通路を設ける、あるいは、外周部に溝や切欠き
部を設ける等の工夫を施してもよい。
【0033】次に、主制御弁8の別の実施例を図7ない
し図9を用いて説明する。図7は閉路状態(a)から開
路状態(c)に至る開路動作の状態を、図8は開路状態
(a)から閉路状態(c)に至る閉路動作の状態をそれ
ぞれ示している。開路弁体48aと閉路弁体49aは互
いに別体で構成され、それぞれ弁座48bと弁座49b
との間で作動流体の通路を開閉するように、同一の中心
軸50に沿って開閉運動する。開路弁体48aの先端に
は閉路弁体49aに向かって突出した円筒部51が設け
てあり、円筒部51は、閉路弁体49aの中央部に設け
た円筒穴52と自在に相対運動できるように嵌合してい
る。円筒部51と円筒穴52によって閉ざされた閉空間
53は導通路54を介して外部の空間に接続されてお
り、導通路54の途中には絞り55が設けてある。
【0034】閉路弁体49aの外周部には溝56が形成
され、開路弁体49aの背面の空間は溝56を介して常
時供給ポート17に接続されている。この開路弁体49
aの背面の空間は第一パイロット室9aを形成し、常に
主制御弁8を開路操作位置に切換える向きの力を作用さ
せている。一方、開路弁体48aの背面の空間にはパイ
ロット弁10によって高圧と低圧に切換えられるパイロ
ットポート25が接続され、第二パイロット室9bを形
成している。また、パイロットポート25は絞り等の抵
抗を持った導通路58を介してシリンダポート15に接
続されている。
【0035】開路弁体48aの背面にはピストン59が
設けてあり、導通路60を介して常に供給ポート17に
接続した第三パイロット室61の圧力によって常時開路
弁体48aを閉じる向きの力を発生している。一方、閉
路弁体49aの背面には円筒部62が突出しており、さ
らに後方には押付部材63が設けてある。押付部材63
の外周部には導通路65を介して供給ポート17に接続
した圧力室64があって、押付部材63を閉路弁体49
aから遠ざける力を発生している。また、押付部材63
にはばね66が設けてあり、圧力室64とは反対に押付
部材63を閉路弁体49a側へ押付ける力を発生してい
る。
【0036】さらに、開路弁体48aの閉止から全開ま
でのストロークAよりも閉路弁体49aのストロークB
の方を大きくしてある。また、閉路状態における円筒部
51の先端67と円筒穴52の底面68との距離Cは閉
路弁体49のストロークBよりも小さくしてある。
【0037】次に、本実施例の主制御弁の動作を説明す
る。まず、図7(a)に示す閉路状態では、開路弁体48
aは第二パイロット室9b内の高圧によって閉じられて
おり、閉路弁体49aは供給ポート17側と背面の第一
パイロット室9aに作用する高圧によって開かれてい
る。
【0038】いま、開路指令が発せられ、開路用駆動手
段11が動作してパイロット弁10がパイロットポート
25と第二パイロット室9bを低圧に切換えると、まず
開路弁体48aがシリンダポート15側からの高圧によ
って開く。次いで、閉路弁体49aが第一パイロット室
9aの圧力によって閉じ始める。その後は第一パイロッ
ト室9aの圧力による閉操作力が閉路弁体49aから閉
空間53を介して開路弁体48aに伝わり、開路弁体4
8は図7(b)に示す全開の状態に至る。このとき、閉路
弁体49aは、開路弁体48aよりもストロークを大き
くしてあるので両弁のストロークの差B−Aだけまだ開
いている。
【0039】これ以降、閉路弁体49aは閉空間53内
の作動流体を押し出しながら閉じようとするが、導通路
54上には絞り55があって抵抗となるので閉空間53
内の圧力が上昇して閉路弁体49aの運動に制動を与え
るダッシュポットとして作用し、閉路弁体49aは穏や
かに着座する。この間にシリンダポート15から作動流
体が排出ポート16へ流出して開路動作を行う。そし
て、シリンダポート15が低圧になると、開路弁体48
aは第三パイロット室61の圧力によってピストン59
を介して押し戻されて閉じる方向へ動き、円筒部51の
先端67が円筒穴52の底面68に当たった所で保持さ
れて、図7(c)に示す開路保持の状態に至る。このと
き、開路弁体48aは、閉路弁体49aのストロークB
と閉路状態における円筒部51の先端67と円筒穴52
の底面68との距離Cの差B−Cだけ弁座48bとの間
に間隔を保っている(開路弁48は開いた状態にあ
る)。また、パイロットポート25は導通路58によっ
てシリンダポート15に接続されているので、パイロッ
ト弁10が初期の状態に復帰してしまった後も低圧に保
持されて開路状態を保つ。
【0040】次に、図8(a)の開路状態において、閉路
指令が発せられ、閉路用駆動手段12が動作してパイロ
ット弁10がパイロットポート25と第二パイロット室
9bを高圧に切換えると、開路弁体48aおよび閉路弁
体49aが駆動され、開路弁48が閉じると同時に閉路
弁49がB−Cだけ開いて図8(b)に示す状態となる。
そして、供給ポート17から弁室33へ作動流体が流入
すると、弁室33及びシリンダポート15は高圧になり
閉路動作を開始する。そして、弁室33が高圧になる
と、閉路弁体49aはこの圧力によってさらに開く方向
に駆動され、図8(c)に示す閉路保持の状態に至る。
【0041】本実施例によれば、開路弁体48aはシリ
ンダポート15の圧力だけに頼らず、第一パイロット室
9aの圧力によって駆動されるので、速やかに全開し排
出流の抵抗にもならないので、開路動作を極めて高速に
行うことができる。また、開路動作時に閉路弁49が閉
じる際、閉空間53が制動器の作用をして閉路弁体49
aが穏やかに着座するので、閉路弁49の弁座49bに
大きな応力が発生して損傷することがなくなり、作動流
体の漏洩等の不具合を生ずることなく、長期間に渡って
高い信頼性を保つことができるようになる。さらに、開
路動作後、開路弁体48aは開路弁48が小さく開口し
た状態で保持されるており、次の閉路動作の際には開路
弁48が即座に閉じるので、切換動作中に作動流体が供
給ポート17から排出ポート16へ流れるために生ずる
流体圧エネルギーの損失が極めて少なくなり、閉路動作
の遅延や所用時間の変動、あるいは多相に設けられた送
電線路の相間のばらつき等の不具合が発生しなくなる。
しかも、開路弁体48aは着座するまでの距離が短いの
であまり加速されない内に着座するから弁座が損傷しな
い。従って、制動器を設ける必要がなくなる。その上、
開路弁体48aと閉路弁体49aを別体としているの
で、これらを一体とする場合のように、両者の芯ずれを
なくすために合わせ加工等の高度で煩雑な仕上加工をす
る必要がないから、製作が容易になりコストも低減でき
る。
【0042】さらに、本実施例の主制御弁では、圧力室
64に作用する圧力が所定の値を越えるとばね66の力
に打勝って押付部材63を閉路弁体49aから遠ざける
構成としているので、供給圧が所定の圧力以上に保たれ
ていれば押付部材63は閉路弁体49aに対して何ら力
を及ぼさない。しかし、流体圧源5を停止しアキュムレ
ータ6の圧力も失われた状態では、図9に示すように、
ばね66が押付部材63を介して閉路弁体49aを閉じ
る方向に押圧するとともに開路弁体48aをB−Cだけ
押し開く。従って、この状態から再び流体圧源5を起動
して昇圧して行くと、図7(c)および図8(a)に示した
開路保持の状態となる。すなわち、本実施例によれば、
通常の運転中はばね66に頼らず、全て流体圧機構で駆
動、位置決めされるので、動作が高速かつ確実に実行さ
れる上、流体圧源5起動時には必ず開路保持の状態とな
り、誤って電力を投入してしまうようなことがないの
で、極めて高い信頼性を実現することができる。
【0043】尚、以上に示した実施例における、開路弁
体48aと閉路弁体49aの嵌合部の閉空間53と外部
の空間とを結ぶ導通路54と絞り55は、円筒部51と
円筒穴52を環状隙間をもって嵌合させ、この環状隙間
で導通路54と絞り55を成す構成としてもよい。
【0044】また、本実施例では開路弁体48aの先端
に円筒部51を設け、閉路弁体49aの内径部に設けた
円筒穴52と嵌合する構成としたが、閉路弁体49の方
から突出する円筒部を設け、開路弁体48aの方に円筒
穴を設けて嵌合させ、開路弁体48aの内径部に閉空間
を形成する構成としてもよい。これらのように構成して
も、本実施例と同様の効果が得られる。
【0045】次に、図10に本発明の他の実施例を示
す。本実施例は、図7ないし図9に示した実施例のピス
トン59と第三パイロット室61から成る開路弁閉操作
機構をばね73に代えるとともに、押付部材63、圧力
室64、導通路65、ばね66を廃して新たにばね74
のみを設けたものである。開路弁体48aおよび閉路弁
体49aの動作と嵌合部の閉空間53の閉路弁制動作用
は前述の実施例と同じであるが、開路動作の最終段階で
開路弁体48aを押し戻して小さな開口に保つ機能をば
ね73で行う点と、閉路弁49の閉操作機構を成すばね
74が常時閉路弁体49aに閉操作力を作用させている
点が異なる。ばね74は流体圧源を停止した状態で閉路
弁49を閉じるとともに開路弁48を開いておき、起動
する際に必ず開路保持の状態となるようにするための機
構であるから、ばね73よりも大きな力を発生する構成
とする。このように構成すれば、前述の実施例と同様の
作用、効果が得られる上、パイロット室や導通路を削減
できるので構造をより簡単にすることができる。
【0046】さらに、図11に示すように、図10に示
した実施例のばね74を廃した構成としても、開路弁体
48aおよび閉路弁体49aの動作と嵌合部の閉空間5
3の閉路弁制動作用は以上に示した実施例と同様にする
ことができる。但し、本実施例の場合は、流体圧源が停
止した際には、これまでの実施例とは逆に、ばね73に
よって開路弁48が閉じられて閉路弁49が開いた状態
となる。従って、流体圧源を起動すると、遮断器は必ず
閉路状態になる。しかし、一旦開路操作した後に使用す
ることに決めて運用するならば、この構成でも実用に供
することができ、構造をさらに簡単にすることが可能と
なる。
【0047】最後に、図12に本発明のさらに別の実施
例を示す。本実施例は、図10に示した実施例の閉路弁
体49a側の閉操作機構を成すばね74を廃し、新た
に、閉路弁体49aの開路弁体48aと反対側の先端に
円錐部75を設けて、ここにボール76をばね77で押
圧した閉保持機構を設けたものである。すなわち、閉路
弁49が閉じた状態では、図12(a)に示すように、ば
ね77の力がボール76と円錐部75を介して閉路弁体
49aに閉じる向きに力を作用するので、この閉保持力
を開路弁48側のばね73の力よりも大きくしておくこ
とによって閉路弁49を閉じ開路弁48を開いた状態に
保持することができる。一方、閉路弁49が開いた状態
では、図12(b)に示すように、ボール76が円錐部7
5から外れて円筒部に押圧されるので、ばね77は閉路
弁49の開閉には影響せず、開路弁48側のばね73に
よって開路弁48が閉じられ閉路弁49は開かれて保持
される。
【0048】従って、本実施例によれば、流体圧源を停
止しても、主制御弁8は停止前の状態に保たれるので、
再び流体圧源を起動した際に、遮断器は停止前と同じ状
態に保持されるようになる。しかも、流体圧源を停止す
る際、圧力が低下して行く過程でも主制御弁8は動かな
いので、遮断器が勝手に開路したりすることがなくな
り、安全性の高い遮断器を実現することができる。
【0049】本発明に係る上述の各実施例において、開
路弁の弁体が全開状態から弁座側に戻されて開路弁が小
さな開口を有するように保持されていると、特に閉路弁
が開き始めた初期段階に供給ポート側から排出ポート側
に作動流体が漏れるのを防ぐのに効果的である。
【0050】また、本発明に係る上述の各実施例におい
て、流体圧シリンダの動作と接触子の開閉の関係を逆に
しても良い。この場合は、上述の各実施例における閉路
弁及び開路弁はそれぞれ開路弁及び閉路弁として動作す
ることになる。すなわち、上述の各実施例における閉路
弁及び開路弁の動作特性を、それぞれ開路弁及び閉路弁
に適用できる。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、開路操作又は閉路操作
時には弁が全開し、開路操作又は閉路操作後は弁体が弁
座との間に全開時よりも小さな間隔を有するように保持
されるので、開路操作又は閉路操作時には必要な量の作
動流体を高速に流すことができ、開路操作又は閉路操作
後は弁体と弁座との間隔を小さく保持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の遮断器の閉路状態を示す構
成図である。
【図2】図1の主制御弁の開路状態を示す構成図であ
る。
【図3】図1の主制御弁の開路動作を示す構成図であ
る。
【図4】図1の主制御弁の閉路動作を示す構成図であ
る。
【図5】本発明の他の一実施例の主制御弁の開路動作を
示す構成図である。
【図6】図5の主制御弁の閉路動作を示す構成図であ
る。
【図7】本発明の別の一実施例の主制御弁の開路動作を
示す構成図である。
【図8】図7の主制御弁の閉路動作を示す構成図であ
る。
【図9】図7の実施例において流体圧源を停止した状態
を示す構成図である。
【図10】本発明の他の一実施例の主制御弁を示す構成
図である。
【図11】本発明の別の一実施例の主制御弁を示す構成
図である。
【図12】本発明の別の一実施例の主制御弁において流
体圧源を停止した状態を示す構成図である。
【符号の説明】
8・・・主制御弁、9a・・・第一パイロット室、9b・・・第
二パイロット室、18a,48a・・・開路弁体、19
a,49a・・・閉路弁体、21・・・突出部、22・・・第一
ストッパ部、23・・・第二ストッパ部、28・・・ばね、5
1,・・・円筒部、52・・・円筒穴、53・・・閉空間、54・
・・導通路、55・・・絞り、61・・・第三パイロット室。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 康秀 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内 (72)発明者 城土井 崇 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内 (72)発明者 河本 英雄 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内 (72)発明者 佐道 公一 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接触子を開閉する流体圧シリンダと、前記
    流体圧シリンダを開路動作させる開路弁および前記流体
    圧シリンダを閉路動作させる閉路弁とを有する主制御弁
    と、作動流体を加圧供給する流体圧源とを備え、前記作
    動流体を前記流体圧シリンダに供給又は前記流体圧シリ
    ンダから排出して接触子を開閉する遮断器の流体圧駆動
    装置において、 前記主制御弁は、前記開路弁の弁体と前記閉路弁の弁体
    とが互いに別体で、弁軸 心に沿う方向に相対的に変位
    可能に設けられ、前記開路弁は、その弁体が一旦開いて
    所定の操作を実行した後に閉じる方向へ動き、対応する
    弁座との間に前記所定の操作を実行した際よりも小さな
    開口をもって保持される構成としたことを特徴とする遮
    断器の流体圧駆動装置。
  2. 【請求項2】接触子を開閉する流体圧シリンダと、前記
    流体圧シリンダを開路動作させる開路弁および前記流体
    圧シリンダを閉路動作させる閉路弁とを有する主制御弁
    と、作動流体を加圧供給する流体圧源とを備え、前記作
    動流体を前記流体圧シリンダに供給又は前記流体圧シリ
    ンダから排出して接触子を開閉する遮断器の流体圧駆動
    装置において、 前記主制御弁は、前記開路弁の弁体と前記閉路弁の弁体
    とが互いに別体で、弁軸 心に沿う方向に相対的に変位
    可能に設けられ、前記閉路弁は、その弁体が一旦開いて
    所定の操作を実行した後に閉じる方向へ動き、対応する
    弁座との間に前記所定の操作を実行した際よりも小さな
    開口をもって保持される構成としたことを特徴とする遮
    断器の流体圧駆動装置。
  3. 【請求項3】接触子を開閉する流体圧シリンダと、前記
    流体圧シリンダを開路動作させる開路弁および前記流体
    圧シリンダを閉路動作させる閉路弁とを有する主制御弁
    と、開路指令または閉路指令を受けて前記主制御弁を開
    路操作状態または閉路操作状態に切換えるパイロット弁
    と、作動流体を加圧供給する流体圧源と、前記流体圧源
    から加圧供給された作動流体を蓄圧するアキュムレータ
    と、排出された作動流体を回収し貯蔵するリザーバとを
    備えた遮断器の流体圧駆動装置において、 前記主制御弁は、前記開路弁が開くと、前記流体圧シリ
    ンダにつながるシリンダポートを前記リザーバにつなが
    る排出ポートに接続して前記流体圧シリンダから作動流
    体を排出することによって開路動作を行う一方、前記閉
    路弁が開くと、前記シリンダポートを前記アキュムレー
    タにつながる供給ポートに接続して前記流体圧シリンダ
    に作動流体を供給することによって閉路動作を行う構成
    とするとともに、 前記開路弁の弁体と前記閉路弁の弁体とは互いに別体
    で、前記閉路弁の弁体は前記開路弁側へ突出した突出部
    を有し、前記開路弁の弁体は前記突出部に有限の範囲で
    摺動可能に嵌合し、かつ、閉路状態において前記シリン
    ダポート側から前記開路弁の弁体に作用する力を前記突
    出部に生ずる引張応力で支えることによって前記開路弁
    を閉じた状態に保持するように構成し、 前記開路弁は、その弁体が一旦開いて開路操作を実行し
    た後に閉じる方向へ動き、対応する弁座との間に前記開
    路操作を実行した際よりも小さな開口をもって保持され
    る構成としたことを特徴とする遮断器の流体圧駆動装
    置。
  4. 【請求項4】接触子を開閉する流体圧シリンダと、前記
    流体圧シリンダを開路動作させる開路弁および前記流体
    圧シリンダを閉路動作させる閉路弁とを有する主制御弁
    と、開路指令または閉路指令を受けて前記主制御弁を開
    路操作状態または閉路操作状態に切換えるパイロット弁
    と、作動流体を加圧供給する流体圧源と、前記流体圧源
    から加圧供給された作動流体を蓄圧するアキュムレータ
    と、排出された作動流体を回収し貯蔵するリザーバとを
    備えた遮断器の流体圧駆動装置において、 前記主制御弁は、前記開路弁が開くと、前記流体圧シリ
    ンダにつながるシリンダポートを前記リザーバにつなが
    る排出ポートに接続して前記流体圧シリンダから作動流
    体を排出することによって開路動作を行う一方、前記閉
    路弁が開くと、前記シリンダポートを前記アキュムレー
    タにつながる供給ポートに接続して前記流体圧シリンダ
    に作動流体を供給することによって閉路動作を行う構成
    とするとともに、 前記開路弁の弁体と前記閉路弁の弁体は互いに別体で、
    前記閉路弁の弁体は前記開路弁側へ突出した突出部を有
    し、前記開路弁の弁体は前記閉路弁の弁体の突出部に摺
    動可能に嵌合し、前記突出部は軸心に沿う方向の前記開
    路弁の運動範囲を制限する第一ストッパおよび第二スト
    ッパを有し、前記開路弁の弁体の背面にこの開路弁を閉
    じる力を作用させる閉操作機構を設け、さらに、閉路状
    態においては、前記開路弁の弁体の背面が前記第一スト
    ッパに当接して前記開路弁を閉じた状態に保持する一
    方、開路動作においては、前記開路弁の弁体が一旦開い
    て開路操作を実行した後に閉じる方向へ動き、前記第二
    ストッパに当接するとともに前記開路弁の背面と前記第
    一ストッパの間に隙間をもって保持され、かつ、対応す
    る弁座との間に前記開路操作を実行した際よりも小さな
    開口をもって保持される構成としたことを特徴とする遮
    断器の流体圧駆動装置。
  5. 【請求項5】接触子を開閉する流体圧シリンダと、前記
    流体圧シリンダの操作室を作動流体の供給ポート側に接
    続する第一の弁及び前記操作室を作動流体の排出ポート
    側に接続する第二の弁を有する主制御弁と、開路指令ま
    たは閉路指令を受けて前記主制御弁を開路操作状態また
    は閉路操作状態に切換えるパイロット弁と、作動流体を
    加圧供給する流体圧源と、前記流体圧源から加圧供給さ
    れた作動流体を蓄圧するアキュムレータと、排出された
    作動流体を回収し貯蔵するリザーバとを備えた遮断器の
    流体圧駆動装置において、 前記主制御弁は、前記第一の弁及び第二の弁の各弁体を
    同一の弁室内に、各弁の軸心が平行になるように備える
    とともに、前記弁室の前記第一の弁と前記第二の弁との
    間に前記流体圧シリンダの操作室に連通するシリンダポ
    ートと、前記第一の弁の反シリンダポート側に供給ポー
    トと、前記第二の弁の反シリンダポート側に排出ポート
    とを備え、 前記第一及び第二の弁の弁体は互いに別体で、前記第一
    の弁の弁体は前記第二の弁側へ突出した突出部を有し、
    前記突出部は軸心に沿う方向に間隔を置いて第一ストッ
    パおよび第二ストッパを有し、前記第二の弁の弁体は前
    記第一ストッパと前記第二ストッパとの間で軸心に沿う
    方向に摺動可能に前記突出部に嵌合して備えられ、 前記第二ストッパは、前記第一の弁が全開した状態で、
    前記第二の弁の弁体が対応する弁座との間に隙間を有し
    て保持されるように、前記第二の弁の弁体よりも前記第
    一の弁側に設けられ、前記第二の弁の弁体の背面にこの
    弁を閉じる力を作用させる閉操作手段を設けたことを特
    徴とする遮断器の流体圧駆動装置。
  6. 【請求項6】接触子を開閉する流体圧シリンダと、前記
    流体圧シリンダを開路動作させる開路弁および前記流体
    圧シリンダを閉路動作させる閉路弁とを備えた主制御弁
    と、開路指令または閉路指令を受けて前記主制御弁を開
    路操作状態または閉路操作状態に切換えるパイロット弁
    と、作動流体を加圧供給する流体圧源と、該流体圧源か
    ら加圧供給された作動流体を蓄圧するアキュムレータ
    と、排出された作動流体を回収し貯蔵するリザーバとを
    備えた遮断器の流体圧駆動装置において、 前記主制御弁は、前記開路弁と前記閉路弁が互いに別体
    で、同一の中心軸に沿って開閉運動する構成とするとと
    もに、前記開路弁のストロークよりも前記閉路弁のスト
    ロークを大きくし、前記開路弁と閉路弁の内のいずれか
    一方に凸部を設け、他方に前記凸部と相対運動自在に嵌
    合して閉空間を構成する凹部を設け、前記閉路弁が閉じ
    た状態では前記開路弁がその全開時よりも小さく開口し
    た状態を維持できるように構成したことを特徴とする遮
    断器の流体圧駆動装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の遮断器の流体圧駆動装置
    において、閉路保持の状態における前記凸部先端と前記
    凹部底面の距離を前記閉路弁のストロークよりも小さく
    したことを特徴とする遮断器の流体圧駆動装置。
  8. 【請求項8】接触子と、この接触子を開閉する流体圧シ
    リンダと、前記流体圧シリンダを開路動作させる開路弁
    および前記流体圧シリンダを閉路動作させる閉路弁とを
    有する主制御弁と、作動流体を加圧供給する流体圧源と
    を備え、前記作動流体を前記流体圧シリンダに供給又は
    前記流体圧シリンダから排出して前記接触子を開閉する
    遮断器のにおいて、 前記主制御弁は、前記開路弁の弁体と前記閉路弁の弁体
    とが互いに別体で、弁軸 心に沿う方向に相対的に変位
    可能に設けられ、前記開路弁は、その弁体が一旦開いて
    所定の操作を実行した後に閉じる方向へ動き、対応する
    弁座との間に前記所定の操作を実行した際よりも小さな
    開口をもって保持される構成としたことを特徴とする遮
    断器。
  9. 【請求項9】接触子と、この接触子を開閉する流体圧シ
    リンダと、前記流体圧シリンダを開路動作させる開路弁
    および前記流体圧シリンダを閉路動作させる閉路弁とを
    有する主制御弁と、作動流体を加圧供給する流体圧源と
    を備え、前記作動流体を前記流体圧シリンダに供給又は
    前記流体圧シリンダから排出して前記接触子を開閉する
    遮断器のにおいて、 前記主制御弁は、前記開路弁の弁体と前記閉路弁の弁体
    とが互いに別体で、弁軸 心に沿う方向に相対的に変位
    可能に設けられ、前記開路弁は、その弁体が一旦開いて
    所定の操作を実行した後に閉じる方向へ動き、対応する
    弁座との間に前記所定の操作を実行した際よりも小さな
    開口をもって保持される構成としたことを特徴とする遮
    断器。
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