JPH119634A - 椅子式マッサージ機 - Google Patents

椅子式マッサージ機

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JPH119634A
JPH119634A JP9172370A JP17237097A JPH119634A JP H119634 A JPH119634 A JP H119634A JP 9172370 A JP9172370 A JP 9172370A JP 17237097 A JP17237097 A JP 17237097A JP H119634 A JPH119634 A JP H119634A
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彰司 星野
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Mikio Mochida
美喜雄 持田
Hiromitsu Ichikawa
洋光 市川
Katsumi Inaba
勝美 稲葉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、椅子本体に設けた施療子を有する脚
載置台の移動を容易にできるようにした椅子式マッサー
ジ機の提供にある。 【解決手段】座部20および背もたれ部30を有する椅
子本体2に、施療子(袋体46)が設けられた脚載置台
50を移動可能に設けるとともに、前記脚載置台50を
移動させる移動手段(エアー供給手段111、駆動用袋
体80)を設け、前記脚載置台50を移動させる際に前
記施療子を非動作状態とするように制御手段16によっ
て制御することにより、この脚載置台50の移動の際に
施療子が脚部を押圧しないようにして、脚載置台50の
移動を容易として、移動手段に過負荷が加わること等を
防止した椅子式マッサージ機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、脚部をマッサー
ジする脚用施療子を有する脚載置台が設けられた椅子式
マッサージ機に関する。
【0002】
【従来の技術】椅子式マッサージ機は広く使用されてい
るものであり、また、これら椅子式マッサージ機の中に
は、椅子本体に設けた座部の前部に位置して脚載置台を
設け、この脚載置台に施療子を設け、この施療子により
足首部あるいはふくらはぎ部(以下単に脚部という)を
マッサージする形式のものがある。そして、前記脚載置
台に設けた施療子の位置が固定的であると、脚部の被施
療部の部位あるいは同じ被施療部の部位であっても体格
の相違によってマッサージをしようとする被施療部と施
療子とを対応させるために、脚を折り曲げる等しなけれ
ばならず、このように脚を折り曲げる等の姿勢では良好
なマッサージができないため、この施療子を前後方向に
移動可能とすることが良好なマッサージをなす上で望ま
しいことから、脚載置台を固定台と施療子が設けられた
可動台とで構成し、この可動台を前後方向に移動させる
ようにしたものがある。
【0003】そして、脚部のマッサージをする場合ある
いはマッサージ中において、使用者は脚部の所望の被施
療部位つまりマッサージをしたい脚部の部位に可動台に
設けた施療子を対応させるために可動台を移動させるも
のであるが、この可動台を移動させる際に施療子が脚部
を押圧するように突出していると、施療子が被施療部位
に押圧されて挟持されていることから可動台のスムーズ
な移動が阻害され、とくにこの移動を電動機等を用いた
移動手段によって自動的になすように構成されている場
合は、施療子は被施療部位を押圧したままで脚部に沿っ
て強制的に移動することになるために移動手段の負荷が
過負荷となり場合によっては移動手段に故障が生じる虞
があり、また、施療子が脚部を押圧したままつまり挟持
した状態で施療子が脚部に沿って移動することになるた
め、脚部が移動方向に引っ張られ場合によっては脚部に
痛みを覚える等の虞がある。
【0004】また、逆に可動台を所望の施療部に位置さ
せるように移動させる際に、施療子を脚部に接触させな
い場合は、施療子が所望の被施療部位に対応しているか
否かが判らないために、所望の被施療部位に正確に施療
子を位置決めすることができにくいという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
椅子本体に設けた脚載置台においては、脚部のマッサー
ジをする場合あるいはマッサージ中において、脚部の所
望の被施療部位に施療子を対応させるように可動台を移
動させる際に、施療子が脚部を押圧するように突出して
いると可動台の移動が阻害され、とくに可動台の移動を
電動機等を用いた移動手段によって自動的になすように
構成している場合は、移動手段の負荷が過負荷となり場
合によっては移動手段に故障が生じるという問題があ
り、また、施療子に押圧されて挟持されている部位は移
動する施療子によって移動方向に引っ張られ、場合によ
っては被施療部位に痛みを覚える等の問題が生じる虞が
ある。
【0006】また、逆に可動台を移動させる際に施療子
を脚部に接触させないようにした場合は、所望の被施療
部位に施療子を正確に位置決めすることができにくいと
いう問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記事情に鑑
みてなされたもので、請求項1記載の発明は、座部およ
び背もたれ部を有する椅子本体と、施療子が設けられ前
記椅子本体に移動可能に設けらた脚載置台と、この脚載
置台を椅子本体に対して移動させる移動手段と、前記施
療子を突出動作させる駆動手段と、この駆動手段と前記
移動手段を制御する制御手段とを備え、この制御手段に
よって前記脚載置台を移動させる際に前記施療子を非突
出状態とするように制御することとした椅子式マッサー
ジ機としたものである。
【0008】このように請求項1記載の発明は、施療子
が設けられた脚載置台を前記椅子本体に移動可能に設け
るとともに、制御手段により前記脚載置台を移動させる
際に前記施療子を非突出状態とするように制御すること
としたことから、脚部のマッサージをする場合あるいは
マッサージ中において、所望の被施療部位に施療子を対
応させるように脚載置台を移動させる場合、脚載置台を
スムーズに移動させることができるとともに、脚載置台
の移動を、エアー供給手段とエアー給排気によって膨脹
する袋体あるいは電動機等を用いた移動手段によって自
動的になすように構成した場合においても移動手段の負
荷が過負荷となることを防止できるという作用を有する
ものである。また、施療子が脚部を挟持つまり強く押圧
したまま移動することを防止できることから、脚部が施
療子の移動方向に引っ張られて痛みを覚える等の問題を
排除できるという作用を有するるものである。
【0009】また、請求項2記載の発明は、座部および
背もたれ部を有する椅子本体と、施療子が設けられ前記
椅子本体に移動可能に設けらた脚載置台と、この脚載置
台を椅子本体に対して移動させる移動手段と、前記施療
子を突出動作させる駆動手段と、この駆動手段と前記移
動手段を制御する制御手段とを備え、この制御手段によ
って前記脚載置台を移動させる際に前記施療子を脚部の
マッサージをする場合の最大突出量よりも少ない突出量
とするように制御することとした椅子式マッサージ機と
したものである。
【0010】このように請求項2記載の発明は、施療子
が設けられた脚載置台を前記椅子本体に移動可能に設け
るとともに、制御手段によって前記脚載置台を移動させ
る際に前記施療子を脚部のマッサージをする場合の最大
突出量よりも少ない突出量とするように制御することと
したことから、脚部のマッサージをする場合あるいはマ
ッサージ中において、所望の被施療部位に施療子を対応
させるように脚載置台を移動させる場合、施療子は脚部
をマッサージをする場合に比べて小さい押圧力つまり軽
く接触した状態であることから脚載置台をスムーズに移
動させることができるとともに、脚載置台をエアー供給
手段とエアー給排気によって膨脹する袋体あるいは電動
機等を用いた移動手段によって自動的になすように構成
した場合においても移動手段に過負荷が加わることを防
止できるという作用を有するものである。また、施療子
が脚部の被施療部位を強く押圧して挟持したたまま移動
することを防止できることから、被施療部位に痛みを覚
える等の問題を排除できるという作用を有するものであ
る。さらに、施療子は軽い接触状態で脚部に沿って移動
することから、移動中の脚部に対する施療子の位置が感
触により認識できるため、施療子を所望の被施療部位に
正確に位置決めできるという作用を有するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の第一の実施の
形態を図1ないし図8に基づいて説明する。
【0012】図1に示すように椅子式マッサージ機とし
ての椅子式エアーマッサージ機(以下単にマッサージ機
という)1は、本体枠10、この本体枠10に設けられ
た座部20および背もたれ部30を有する椅子本体2、
この椅子本体2に取り付けられた後述するエアー供給手
段111(図1では不図示)、後述する脚載置台50、
前記座部20、背もたれ部30および脚載置台50に配
設される後述する施療子としての腰用袋体40ないし脚
用袋体46等から構成されている。
【0013】そして、前記本体枠10は略U字状に形成
されるとともに円弧部を後部とした支持台11、この支
持台11の両側に互いに対向するとともに後方に向けて
やや傾斜させて設けた一対の支持枠12、この支持枠1
2の間に設けられた図示しない背もたれ枠、前記支持枠
12の上部に設けられた円弧状に形成された一対の肘掛
け部13、これら肘掛け部13の間に位置して前記支持
枠12に設けられた座部台14等から構成されている。
【0014】また、前記座部台14の上面部には図示し
ないクッション部材、このクッション部材を覆うカバー
21からなる前記座部20が配設されており、この座部
20の内部には、腿部および尻部をそれぞれマッサージ
する腿用袋体44および尻用袋体45(図1では不図
示)が配設されている。また、前記背もたれ部30は前
記図示しない背もたれ枠、この背もたれ枠に配設された
同じく図示しないクッション部材、背もたれ枠およびク
ッション部材を覆うカバー31から構成されており、こ
の背もたれ部30の前面つまり使用時の使用者の背中と
対向する面には、図1に示すように前記一対の腰部をマ
ッサージする腰用袋体40、背筋部をマッサージする背
筋用袋体41、上部背中部をマッサージする一対の背中
用袋体42および首部をマッサージする一対の首部用袋
体43が配設され、これら腰用袋体40ないし首部用袋
体43は前記カバー31で覆われている。
【0015】つぎに、前記椅子本体2つまり本体枠10
の座部台14の前部に設けられている前記脚載置台50
について図1ないし図6に基づいて説明する。
【0016】この脚載置台50は、図2および図4に示
すように枠部材からなる固定台60、この固定台60に
前後方向に移動可能に配設された可動台70とから構成
されており、これら固定台60と可動台70とはカバー
51によって覆われている。
【0017】そして、前記固定台60を構成する枠部材
は連結部材61、この連結部材61の両端に溶接等によ
り一体に取り付けられ断面方形状の一対の支持杆62か
ら構成されている。そして、前記一対の支持杆62は図
5に示すように基端側つまり座台14側を鉤状に形成す
るとともに、その先端部を前記座部台14の先端部両側
に支持軸63を介して上下方向に回動可能に取り付けら
れている。また、両支持杆62の先端部には第一のスト
ッパー64aが設けられ、この第一のストッパー64a
から基端側に所定距離つまり後に詳述する前記可動台7
0の前後方向への移動する最大長さ離間させて第二のス
トッパー64bが設けられている。また、前記連結部材
61の前側には第一の当接板65が設けられており、ま
た、この当接板65の両側に位置して貫通孔66aが設
けられたばね係止片66が設けられている。また、連結
部材61の一端側には互いに対向するとともに軸孔67
aが設けられた突起片67が設けられ、この突起片67
には後述する作動杆105の先端部が軸67bを介して
回動可能に取り付けられている。
【0018】つぎに、前記可動台70は図3に示すよう
に、略U字状溝部からなる脚部を載置する一対の載置部
71が形成され、この一対の載置部71のU字状溝部の
それぞれの対向壁にはそれぞれ脚用袋体46が配設さ
れ、この脚用袋体46は図8に示すように分岐ホース4
6b、エアーホース46aを介して前記エアー供給手段
111に接続された第一の給排気弁114aに接続され
ている。
【0019】また、可動台70の下側面には、図4に示
すように前記固定台60に設けた支持杆62を貫通させ
る貫通孔78aが設けられた一対の摺動軸受78が設け
られており、この摺動軸受78は前記支持軸62に設け
た第一のストッパー64aと第二のストッパー64bの
間を前記支持軸62に沿って前後方向に移動するように
なっており、このことによって、可動台70は固定台6
0に対して前後方向に移動可能となっているものであ
る。そして、前記可動台70は前方に移動し摺動軸受7
8が第一のストッパー64aに当接しときが固定台60
に対して最も前方まで移動し、前記座部20の前端部か
ら最も離れた状態となり脚用袋体46は前記座部20か
ら最も離れた位置に位置するものであり、また、後方に
移動し第二のストッパー64bに当接した際は最も後方
まで移動し、座部20の前端部に最も接近した状態とな
り、脚用袋体46は前記座部20に最も近付いた位置に
位置するものである。
【0020】また、可動台70の下側面の前部には、図
2、図4に示すように前記固定台60の連結部材61に
設けた第一の当接板65に対向した第二の当接板72が
ねじ73によって取り付けられており、また、第二の当
接板72の両側近傍には前記ばね係止片66に対応する
とともに貫通孔74aが設けられたばね係止片74が形
成されている。また、可動台70の下側面にはカバー部
材75がねじ76によって取り付けられており、このカ
バー部材75は図6に示すように一対の略U字状のカバ
ー部75aと、これら一対のカバー部75aを連結する
接続フランジ部75bおよび両カバー部75aのそれぞ
れの外側部に設けたフランジ部75cとから形成され、
前記接続フランジ部75bおよび外側部に設けたフラン
ジ部75cを介して前記ねじ76によって取り付けられ
ているものである。また、前記一対のカバー部75aの
内側はトンネル状の収納空間77となっている。
【0021】そして、前記カバー部材75の前記収納空
間77にはそれぞれの蛇腹状袋体からなる移動用袋体8
0が配設され、また、この移動用袋体80の最大外形つ
まり山部の直径は前記カバー部75aの円弧状を形成す
る内周壁の直径よりも小さく設定されており、移動用袋
体80が後述するようにエアーの給排気により膨脹し軸
方向(図2の矢印方向)に伸縮する際にその外周が、カ
バー部75aの内周壁に接触しないようになっている。
また、前記両移動用袋体80は一端を前記固定台60の
第一の当接板65に、他端を可動台70の第二の当接板
72に当接した状態で前記収納空間77に配設されてい
る。なお、前記移動用袋体80と前記エアー供給手段1
11とは可動台70を移動させる移動手段を構成してい
るものである。
【0022】そして、前記第一の当接板65と第二の当
接板72との間に両端を当接して脚載置台50に配設さ
れる前記移動用袋体80は、エアーの供給がされて膨脹
し軸方向に最も伸長した状態における軸方向の長さL1
(図7(B)参照)を、自由状態において伸長している
軸方向の長さL(図7(A)参照)よりも小さく設定さ
れている。このことにより、移動用袋体80がエアーの
給排気によって膨縮し軸方向に伸縮する場合において、
軸方向に最も伸長したとしてもその伸長は前記自由状態
の長さLより小さいため、自由状態における長さLを超
えて伸長することがないことから、移動用袋体80には
自由状態の長さを超えて伸長方向の応力が加わることが
なく、疲労による劣化あるいは損傷を防止でき耐久性を
高めることができるものである。
【0023】また、前記両移動用袋体80の第一の当接
板65側の端部には、それぞれ分岐ホース47bが接続
され、これら両分岐ホース47bは一本のエアーホース
47aに纏められて、図8に示すように第二の給排気弁
114bを介して前記エアー供給手段111に接続され
ている。
【0024】また、前記固定台60に設けたばね係止片
66の貫通孔66aと可動台70に設けたばね係止片7
4の貫通孔74aとにはコイルばね90の両端に設けた
鉤部が係止されており、このコイルばね90は可動台7
0を常時固定台60側に引き寄せるように付勢するよう
に機能しているものである。このことによって前記移動
用袋体80はエアーの供給がされていない収縮状態で
は、摺動軸受78が前記支持軸62に設けた第二のスト
ッパー64bに当接するまで前記コイルばね90によっ
て軸方向に圧縮され、このときは前述したように可動台
70は固定台60に最も引き寄せられた状態、つまり固
定台60から突出することなく座部20に最も接近した
状態となっているものである。また、逆にエアー供給手
段111からのエアーの供給につれて移動用袋体80は
前記コイルばね90の付勢力に抗して徐々に膨脹し軸方
向に徐々に伸長し、この伸長につれて前記可動台70は
固定台60に前方に移動し前記座部20から徐々に離れ
ることになる。そして、摺動軸受78が前記支持軸62
に設けた第一のストッパー64aに当接した状態では前
記移動用袋体80は最も大きく伸長し、この状態では可
動台70は座部20から最も離れた状態に位置すること
になる。
【0025】つぎに、前記椅子本体2の座部台14の先
端部両側に支持軸63に軸支された固定台60の支持杆
62を介して回動可能に取り付けられている前記脚載置
台50を回動動作させる回動機構100を図5に基づい
て説明する。図5に示すようにこの回動機構100は、
前記座部台14の下側面から下方に突出して形成される
とともに先端部に図示しない軸孔を有し互いに離間対向
した一対の支持突起14a(図5では手前側に位置する
一方のみ図示)に、回動自在に取り付けられるとともに
一端部を前記座部台14つまり椅子本体2の一側側まで
延出させた回動軸101、前記離間対向した一対の支持
突起14aの間に位置する前記回動軸101の部位に一
端部を固定して取り付けられた第一の作動杆102、一
端部を前記第一の作動杆102の他端部に軸103を介
して回動自在に設けられるとともに他端部を前記固定台
60に設けた取付片67に軸67aに回動自在に設けら
れた第二の作動杆105および前記椅子本体2の一側側
まで延出させた前記回動軸101の一端部に固定して取
り付けられた作動レバー106から構成されている。
【0026】つぎにこの回動機構100の動作を説明す
る。まず、図5の二点鎖線で示すように脚載置台50を
前記座部20の前方に下ろした状態では、前記作動レバ
ー106は座部台14の側面と略平行な位置まで前方に
倒されている。この状態つまり作動レバー106が前方
つまり反時計方向に回動された状態では回動軸101も
反時計方向に回動しており、この回動に伴って前記第一
の作動杆102も図に示す位置まで反時計方向に回動し
ている。また、この作動杆102が回動することによっ
て前記第二の作動杆105は軸103を介して図におい
て斜め下方に引き寄せられ、また、この第二の作動杆1
05が斜め下方に引き寄せられることに伴って、その他
端部に軸67aを介して、前記固定台60も下方に引き
寄せられることから固定台60つまり脚載置台50は支
持杆62の基端側を回動可能に支持されている支持軸6
3を回動支点として反時計方向に回動し座部20の前方
に下ろされた状態となる。つまり作動レバー106を反
時計方向に所定位置つまり図に二点鎖線で示す位置まで
回動した状態では、第一の作動杆102、第二の作動杆
105および固定台60の支持杆62とは略Z字状に折
り畳まれ、脚載置台50は図の二点鎖線で示す位置に位
置することになる。
【0027】また、脚載置台50を上げて上方つまり図
5に実線で示すように前記座部20と略平行状態に位置
させる場合は、前記作動レバー106を図の二点鎖線の
位置から時計方向に回動させて図の実線の位置まで回動
させる、この作動レバー106の回動とともに回動軸1
01も時計方向に回動し、この回動軸101の回動に伴
って前記第一の作動杆102も時計方向に回動し実線の
位置まで回動する。この回動に伴って第二の作動杆10
5は軸103を介して上方に押し上げられ、この第二の
作動杆105が上方に押し上げられることに伴って、軸
103を介して支持杆62も上方に押し上げられること
から支持軸63を回動支点として固定台60つまり脚載
置台50は時計方向に回動する。そして、脚載置台50
が所定位置つまり図の実線の位置まで押し上げられた状
態では、前記第一の作動杆102と第二の作動杆105
は略直線状に伸長し固定台60つまり脚載置台50は図
の実線で示す位置に保持されることになる。
【0028】つぎに、上記マッサージ機1の制御を図8
に示す制御ブロック図に基づいて説明する。図8に示す
ようにエアー供給手段111は、エアーコンプレッサー
からなり、このエアー供給手段111にはエアーホース
112aで接続されたロータリー弁からなるエアー分配
器113が接続され、また、前記エアーホース112a
から分岐されたエアーホース112bを介してそれぞれ
電磁弁からなる第一の給排気弁114aおよび同じく電
磁弁からなる第二の給排気弁114bが接続されてい
る。
【0029】また、前記エアー分配器113は後述する
制御手段115に制御されて各袋体40ないし45にエ
アーホース40aないし45aを介してエアー供給手段
111で生成されたエアーを所定のマッサージモードに
よって定められた順序で分配するものであり、また、前
記第一の給排気弁114aは制御手段115に制御され
て同様に所定のマッサージモードによって定められた順
序にしたがって脚用袋体46にエアーホース46aおよ
び分岐ホース46bを介してエアーの給排気をするもの
であり、また、第二の給排気弁114bは制御手段11
5に制御されて前記移動用袋体80にエアーホース47
aおよび分岐ホース47bを介してエアーの給排気をす
るようになっている。
【0030】また、前記エアーホース47aが接続され
ている第二の給排気弁114bの図示しない給排口の断
面積つまり流路断面積は、エアーホース40aないし4
5aが接続されているエアー分配器113の図示しない
給排口の断面積および第一の給排気弁114aの図示し
ない給排口の断面積よりも小さく設定し、移動用袋体8
0への単位時間当たりのエアーの流量は、他の各袋体
(腰用袋体40、背筋用袋体41、背中用袋体42、首
部用袋体43、脚用袋体46、腿用袋体44、尻用袋体
45および脚用袋体46)への単位時間当たりのエアー
流量よりも小さく設定されている。このことにより移動
用袋体80にエアーの供給が開始されたときは、移動用
袋体80はゆっくりと膨脹つまりゆっくりと伸長するこ
とになり脚載置部50の可動台70の前方への移動はゆ
っくりなされることから脚用袋体46の脚部の所望の被
施療部への位置決めするための位置決め操作が容易とな
るものである。つまり可動台70は脚用袋体46の脚部
の所望の位置に位置した際には、後述する入力手段11
6の図示しない可動台位置決め釦を操作して移動用袋体
80へのエアーの供給を停止させて可動台70を停止さ
せるものであるが、可動台70の移動する速さが速い場
合は、前記停止のタイミングが少しでもずれてしまう、
例えば遅れてしまうと可動台70は被施療部の所望位置
を通過してしまうことになり正確な位置決めができなく
なってしまういという事態が生じるが、前記のように可
動台70をゆっくり移動させることによって防止できる
ものである。
【0031】また、前記エアー供給手段111、エアー
分配器113、第一の給排気弁114aおよび第二の給
排気弁114bは前述したようにマイクロコンピュータ
ー等からなる制御手段115によって制御されるように
なっている。なお、前記エアー供給手段111、エアー
分配器113、および第一の給排気弁114aは施療子
つまり各袋体40ないし46を動作させる駆動手段を構
成しているものである。また、前記制御手段115に
は、椅子本体2に設けた収納部3に取り出し可能に収納
された図示しない各操作釦を有するリモートコントロー
ル装置からなる入力手段116が接続されており、そし
て前記図示しない各操作釦の操作によって各種のマッサ
ージモードの設定信号、始動信号、停止信号、可動台位
置決め信号等が入力されようになっている。なお、前記
可動台位置決め信号を入力する図示しない可動台位置決
め釦は一方側に倒すこと、他方側に倒すことおよび中立
とすることによってエアー供給信号、エアー排気信号お
よびエアーの給排気停止信号を出力するようになってお
り、制御手段115は一方側つまりエアー供給側に倒さ
れてい間は移動用袋体80にエアーの供給を続けるよう
に、また、他方側つまりエアー排気側に倒されている間
は移動用袋体80内のエアーの排気を続けるように、そ
して、中立状態としたときには給気も排気もされずその
時点における膨脹状態を維持するように前記第二の給排
気弁114bを制御するようになっている。
【0032】また、前記各種マッサージモードは、腰用
袋体40、背筋用袋体41、背中用袋体42、首部用袋
体43、尻用袋体45、腿用袋体44および脚用袋体4
6を所定の順序と所定の膨縮時間にしたがって膨脹させ
て全身をマッサージする全身マッサージモード、腰用袋
体40、背筋用袋体41、背中用袋体42および首部用
袋体43を所定の順序と所定の膨縮時間にしたがって膨
脹させて上半身をマッサージする上半身マッサージモー
ド、腿用袋体44尻用袋体45および脚用袋体46を所
定の順序と所定の膨縮時間にしたがって膨脹させて下半
身をマッサージする下半身マッサージモード、腰用袋体
40、背筋用袋体41、背中用袋体42、首部用袋体4
3、腿用袋体44、尻用袋体45および脚用袋体46の
それぞれを独立して膨縮させて各被施療部を個別にマッ
サージするポイントマッサージモード等周知のマッサー
ジモード等である。
【0033】そして、前記制御手段115は、使用者が
前記入力手段116から所望のマッサージモードが入力
されるとこのマッサージモードを実行し、このマッサー
ジモードによって定められた順序と膨縮時間にしたがっ
て前記各袋体40ないし46にエアーの給排気をするよ
うに前記エアー供給手段111、エアー分配器113お
よび第一の給排気弁114aを制御するものである。
【0034】つぎに、使用に際してあるいは使用中に前
記可動台70を移動させて脚用袋体46を脚部の所望の
被施療部位に位置決めする場合の制御について説明す
る。
【0035】使用に際してあるいは使用中においては、
座部20に腰掛け背中を背もたれ部30にもたせかけ、
また、脚部を前記脚載置台50の脚載置部71に載置
(使用中ではすでに載置されている)し、この状態で脚
用袋体46が脚部の所望の被施療部位(使用中の場合に
おいては現在マッサージをしている被施療部位をこれか
らマッサージを使用とする所望の被施療部位)に位置し
ているかを確認し、対応している時は、前記図示しない
入力手段116のモード設定釦を操作して所望のマッサ
ージモードを設定した後図示しない始動釦を閉成操作す
ると制御手段115は前記設定したマッサージモードを
実行してマッサージがなされる。
【0036】そして、脚用袋体46が所望の被施療部位
に対応していないとき、例えば脚用袋体46が所望の被
施療部位よりも後方つまり座部20側に位置していると
きは、前記可動台70を前方に移動させる必要があるこ
とから、可動台位置決め釦を一方側つまりエアー供給側
に倒して押し続ける。可動台位置決め釦がエアー供給側
に倒されたことによるエアー供給信号は制御手段115
に送られる。制御手段115はこのエアー供給信号を受
けると前記第一の給排気弁114aを所定時間、つまり
脚用袋体46が最大膨脹となっている状態のときに内部
のエアーを排気するに要する時間排気状態とし、この所
定時間が経過したとき給排気停止状態とするように制御
する。このことによって脚用袋体46内のエアーは排気
されて収縮状態つまり非押圧状態に維持され、載置部7
1に載置されている脚部は脚用袋体46によっては押圧
されない状態となる。また、制御手段115は前記エア
ー供給信号を受けると前記第二の給排気弁114bを給
気状態に制御するとともに前記所定時間の経過に応じて
エアー供給手段111を動作させるように制御し、前記
可動台位置決め釦がエアー供給側に倒して押し続けられ
ている間つまりエアー供給信号が出力されている間エア
ー供給手段111を動作させ、移動用袋体80にエアー
の供給を続ける。なお、このとき移動用袋体80に流入
する単位時間当たりのエアーの流量は少ないことから移
動用袋体80はゆっくりと膨脹するため可動台70はゆ
っくりと前方に移動する。
【0037】そして、前記脚用袋体46が前記所望の被
施療部位に対応したとき前記可動台位置決め釦を中立位
置とすると、前記エアー供給信号が停止することから制
御手段115は、前記第二の給排気弁114bを給排気
停止状態とするように制御するとともに前記エアー供給
装置112を停止するように制御する。このことによっ
て前記移動用袋体80にはエアーの給排気がされず、そ
の時点の膨脹状態に維持され、可動台70は脚用袋体4
6が所望の被施療部位に対応した状態に位置決めされて
この状態に保持される。
【0038】ついで、前記始動釦を閉成操作すると制御
手段115は前記入力手段116から設定されたマッサ
ージモードを実行してマッサージがなされる。
【0039】また、上記と逆に脚用袋体46が所望の被
施療部位よりも前方つまり座部20から前方に離れて位
置しているときは、前記可動台70を後方に移動させる
必要があることから、可動台位置決め釦を他方側つきり
エアー排気側に倒して押し続ける。可動台位置決め釦が
エアー排気側に倒されたことによるエアー排気信号は制
御手段115に送られ、制御手段115はこのエアー排
気信号を受けると前記第一の給排気弁114aを所定時
間排気状態としこの所定時間が経過したとき給排気停止
状態とするように制御する。このことによって、脚用袋
体46内のエアーは排気されて収縮状態つまり非突出状
態に維持され、脚部は脚用袋体46によっては押圧され
ない状態となる。また、制御手段115は前記エアー排
気信号を受けると前記所定時間の経過に応じて前記第二
の給排気弁114bを排気状態とするように制御すると
ともにエアー供給手段111が動作しているときはこれ
を停止させるように制御し、前記可動台位置決め釦がエ
アー排気側に倒して押し続けられている間つまりエアー
排気信号が出力されている間第二の給排気弁114bを
排気状態に維持するように制御する。このことによって
移動用袋体80内のエアーは排気され、この排気に伴っ
て可動台70はコイルスプリング90の付勢力によって
後方に移動する。このとき移動用袋体80から流出する
単位時間当たりのエアー流量は少ないことから移動用袋
体80はゆっくりと収縮するため可動台70はゆっくり
と後方にに移動する。そして、前記脚用袋体46が前記
所望の被施療部位に対応したとき前記可動台位置決め釦
を中立位置とすると、前記エアー排気信号は停止するこ
とから制御手段115は、前記第二の給排気弁114b
を給排気停止状態とするように制御する。このことによ
って前記移動用袋体80にはエアーの給排気はされず、
その時点の膨脹状態に維持され、可動台70は脚用袋体
46が所望の被施療部位に対応した状態に位置決めされ
てこの状態に保持される。そして、同様に前記始動釦を
閉成操作すると制御手段115は前記入力手段116か
ら設定されたマッサージモードを実行してマッサージが
なされる。
【0040】上記のように、脚用袋体46を脚部の所望
の被施療部に対応つまり位置決めするために、可動台7
0を前後方向に移動させる際には前記脚用袋体46は非
押圧状態つまりエアーは排気されて収縮状態とされるこ
とから、脚用袋体46は脚部を押圧することはなく可動
台70の移動はスムーズになされるものであり、また、
移動用袋体80にエアーを供給するエアー供給手段11
1は過負荷状態となることはなく、この過負荷によるエ
アー供給手段111の故障およびエアーホース47a等
の接続部からのエアー漏れ等を防止できるものである。
また、可動台70が移動するときは脚用袋体46は収縮
して非突出状態となっているため脚用袋体46によって
脚部は押圧されて挟持されていないことから、可動台7
0の移動に伴って脚部が移動方向に引っ張られることは
なくこの引っ張られることに起因して脚部に痛みを覚え
るようなことはないものである。
【0041】つぎに、上記マッサージ機1の動作につい
て説明する。
【0042】まず、脚載置台50を下方に下げた状態で
使用する場合について説明する。この場合は、前記作動
レバー106を図5の二点鎖線で示す位置にし、そし
て、座部20に腰掛け背中を背もたれ部30にもたせか
け、ついで前記入力手段116から所望のマッサージモ
ードを設定した後、始動釦を操作すると制御手段115
が前記マッサージモードを実行して所望のマッサージが
なされるものである。
【0043】つぎに、前記脚載置台50を上方に位置さ
せた状態で使用する場合について説明する。この場合
は、作動レバー106の先端を握り図5の二点鎖線で示
した位置から時計方向に同図の実線の位置まで回動す
る。この作動レバー106の回動操作により上述した作
動機構100の動作により脚載置台50は図5の実線の
位置まで押し上げられて保持される。そして、座部20
に腰掛け背中を背もたれ部30にもたせかけ、また、脚
部を脚載置台50の載置部71に載置し、ついで前記入
力手段116から所望のマッサージモードを設定した
後、始動釦を操作すると制御手段115が前記マッサー
ジモードを実行して所望のマッサージがなされるもので
ある。
【0044】そして、この場合使用者は載置部71に配
置された脚用袋体46が、所望の被施療部位に対応して
いない、例えば脚用袋体46が被施療部よりも座部20
側に位置している場合は、上述したように前記入力手段
116の図示しない前記可動台位置決め釦をエアー供給
側に倒して押し続けるように操作することにより、上述
したように、脚用袋体46内のエアーの排気がなされ、
脚部を押圧しない収縮状態つまり非突出状態となったこ
とに応じて移動用袋体80にエアーの供給がなされ可動
台70はゆっくりと前方に移動することから、脚用袋体
46が所望の被施療部位に位置したときに、可動***置
決め釦を中立状態とするように操作する。すると制御手
段115の制御により第二の給排気弁114bは給排気
停止状態とされることから、移動用袋体80はこの時点
の膨脹状態つまり伸長状態に維持され、可動台70は脚
用袋体46が所望の被施療部位に正確に位置した状態に
保持される。
【0045】そして、このようにして被施療部に脚用袋
体46を正確に対応させた後、脚用袋体46の動作を含
む所望のマッサージモードを入力手段116から設定し
た後、始動釦を操作すると制御手段115は前記マッサ
ージモードを実行して所望のマッサージがなされるもの
である。
【0046】また、例えば脚用袋体46が被施療部より
も座部20側から離れて位置している場合は、前記入力
手段116の図示しない可動台位置決め釦をエアー排気
側に倒して押し続けるように操作することにより、上述
したように、脚用袋体46内のエアーの排気がなされ脚
部を押圧しない収縮状態となったことに応じて、移動用
袋体80のエアーの排気が開始され可動台70はゆっく
りと後方に移動することから、脚用袋体46が所望の被
施療部位に位置したときに、可動***置決め釦を中立状
態とするように操作する。すると制御手段115の制御
により第二の給排気弁114bは給排気停止状態とられ
ることから、移動用袋体80はこの時点の膨脹状態つま
り前記伸長状態よりも少ない伸長状態に維持されるた
め、可動台70は脚用袋体46が所望の被施療部位に正
確に位置した状態に保持される。
【0047】そして、同様にこのようにして被施療部位
に脚用袋体46を正確に対応させた後、脚用袋体46の
動作を含む所望のマッサージモードを入力手段116か
ら設定した後、始動釦を操作すると制御手段115は前
記マッサージモードを実行して所望のマッサージがなさ
れるものである。
【0048】このように上記マッサージ機1は、固定台
60に対して可動台70を、エアー供給手段111から
のエアーの給排気により膨縮する移動用袋体80によっ
て移動させる構成とするとともに、可動台70を移動さ
せるときには、脚用袋体46のエアーを排気して収縮状
態とすることとしたことから、上述したように脚用袋体
46は脚部を押圧していないため可動台70の移動はス
ムーズになされることから、移動用袋体80にエアーを
供給するエアー供給手段111は過負荷状態となること
はなく、この過負荷によるエアー供給手段111の故障
およびエアーホース47a等の接続部からのエアー漏れ
等を防止できるものである。また、可動台70の移動に
伴って施療子によって脚部が移動方向に引っ張られるこ
とがなく、この引っ張られることに起因して脚部に痛み
を覚えるようなことはないものである。
【0049】また、移動用袋体80の自由長つまり自由
状態における長さよりも前記可動台70の固定台60に
対する最大移動長さを小さくする構成としたことから可
動台70が固定台60に対して最も大きく移動した状態
においても、移動用袋体80は自由状態の長さを超えて
伸長することがないため、伸長時に移動用袋体80には
無理な応力が加わることがなく、移動用袋体80の耐久
性を高めることができるものである。
【0050】つぎに、この発明の第二の実施の形態につ
いて説明する。この第二の実施の形態は図9に示したよ
うに上記第一の実施の形態の制御ブロック図つまり図8
の構成に、脚用袋体46の膨脹状態を検出する圧力セン
サー120、基準値を記憶する基準値記憶手段121お
よび比較手段122を付加した点と、使用に際してある
いは使用中に前記可動台70を移動させて脚用袋体46
を脚部の所望の被施療部位に位置決めする場合の制御
が、上記実施の形態と相違するのみでその他の構成は上
記第一の実施の形態と同じ構成であることから前記制御
ブロック図以外の構成は省略し、また、同一構成部分は
上記第一の実施の形態における構成および符号を用いて
説明することとする。
【0051】図9に示すように脚用袋体46に接続され
ているエアーホース46aにはこのエアーホース46a
内の圧力つまり各脚用袋体46の膨脹状態すなわち各脚
用袋体46の内部のエアー圧を検知する前記圧力センサ
ー120が接続され、この圧力センサー120の検知値
は前記比較手段122に送られるようになっている。ま
た、制御手段115には前述したように基準値を記憶す
る基準値記憶手段121が接続されており、この基準値
記憶手段121に設定される基準値は、前記圧力センサ
ー120の検知値が所定の圧力値つまり前記脚用袋体4
6の膨脹状態が、マッサージ時における最大膨脹状態よ
りも少ない膨脹状態つまり最大突出量よりも少ない突出
量となり、脚用袋体46の押圧面が載置部71に載置さ
れた脚部に軽く接触する膨脹状態となったときにおける
圧力値が設定されているものである。
【0052】また、制御手段115には前記比較手段1
22が接続されており、この比較手段122は前記圧力
センサー120からの圧力値つまり検知値と前記基準値
記憶手段121に設定されている基準値とを比較して、
比較結果を制御手段115に出力するとともに両者が一
致したときに一致信号を出力するようになっている。
【0053】つぎに、この第二の実施の形態の制御につ
いて説明する。
【0054】上記第一の実施の形態の場合と同様、マッ
サージ機1を使用つまりマッサージ機1によってマッサ
ージをする場合は、使用に当たってあるいは使用中にお
いては、座部20に腰掛け背中を背もたれ部30にもた
せかけ、また、脚部を前記脚載置台50の載置部71に
載置(使用中ではすでに載置されている)し、この状態
で脚用袋体46が脚部の所望の被施療部位(使用中の場
合においては現在マッサージをしている被施療部位をこ
れからマッサージを使用とする所望の被施療部位)に位
置しているかを確認し、対応している時は、前記入力手
段116の図示しないモード設定釦を操作して所望のマ
ッサージモードを設定し、同じく図示しない始動釦を閉
成操作すると制御手段115は設定されたモードを実行
してマッサージがなされる。
【0055】そして、脚用袋体46が所望の被施療部位
に対応していないとき、例えば脚用袋体46が所望の被
施療部位よりも後方つまり座部20側に位置していると
きは、前記可動台70を前方に移動させる必要があるこ
とから、可動台位置決め釦を一方側つきりエアー供給側
に倒して押し続ける。可動台位置決め釦がエアー供給側
に倒されたことによるエアー供給信号は制御手段115
に送られる。このことに基づいて制御手段115は、こ
のときの脚用袋体46の膨脹状態つまり内部のエアー圧
力値を検出している圧力センサー120からの検知値は
前記比較手段122に送られ、また、前記基準値記憶手
段121から基準値を読み出して前記比較手段122に
送る。比較手段122は前記検知値と基準値とを比較
し、その結果を制御手段115に出力する。制御手段1
15は、前記比較の結果が基準値よりも検知値が大きい
ときつまり脚用袋体46が所定以上の膨脹状態であると
きは脚用袋体46のエアーを排気するように前記第一の
給排気弁114aを排気状態に、また、比較手段から両
者が一致したとして一致信号が出力されると、制御手段
115はこの一致信号に基づいて前記第一の給排気弁1
14aを給排気停止状態にするように制御するととも
に、前記第二の給排気弁114bを給気状態とするよう
に制御する。そして、前記第一の給排気弁114aが給
排気停止状態とされると脚用袋体46にはエアーの給排
気がされないことから、この時の膨脹状態つまり脚用袋
体46の押圧面が載置部71に載置された脚部に軽く接
触する膨脹状態に維持され、また、第二の給排気弁11
4bが給気状態とされることから移動用袋体80にはエ
アーの供給が開始され、前記可動台位置決め釦がエアー
供給側に倒して押し続けられている間供給が続けられる
ため、移動用袋体80は次第に膨脹し伸長することから
可動台70は次第に前方に移動する。そして、この移動
の際には脚用袋体46の押圧面は脚部に軽く接触しつつ
移動することから、脚用袋体46が脚部の所望の被施療
部位に対応したことを正確に認識でき、所望の被施療部
位に対応したと認識したとき前記可動台位置決め釦を中
立状態にする。可動台位置決め釦が中立状態にされると
前記エアー供給信号が停止することから制御手段115
は前記第二の給排気弁114bを給排気停止状態とする
ように制御するとともにエアー供給手段111を停止す
るように制御する。この結果移動用袋体80にはエアー
の給排気がされず、その時点の膨脹状態に維持され、可
動台70は脚用袋体46が所望の被施療部位に対応した
状態に位置決めされてこの状態に保持される。
【0056】また、逆に前記比較手段122の比較の結
果が基準値よりも検知値の方が小さいつまり脚用袋体4
6が所定以上の膨脹状態である場合は、制御手段115
は前記第一の給排気弁114aを給気状態とするととも
に前記エアー供給手段111を動作させるように制御
し、脚用袋体46にエアーを供給する。このエアーの供
給により脚用袋体46は次第に膨脹するとともに内部の
エアー圧力は次第に大きくなり、この次第に大きくなる
圧力値は圧力センサー120によって検出されてこの検
出値は比較手段122に送られ、上述のように比較手段
122によって基準値と比較され、そして、比較手段1
22から両者が一致したとして一致信号が出力される
と、制御手段115は前記第一の給排気弁114aを給
排気停止状態とするように制御するとともに前記第二の
給排気弁114bを給気状態とするように制御する。そ
して、前記第一の給排気弁114aが給排気停止状態に
されると脚用袋体46にはエアーの給排気がされないこ
とから、この時の膨脹状態つまり脚用袋体46の押圧面
が載置部71に載置された脚部に軽く接触する膨脹状態
に維持され、また、第二の給排気弁114bが給気状態
にされることから移動用袋体80にはエアーの供給が開
始され、前記可動台位置決め釦がエアー供給側に倒して
押し続けられている間供給が続けられるため、移動用袋
体80は次第に膨脹し伸長することから可動台70は次
第に前方に移動する。そして、この移動の際には脚用袋
体46の押圧面は脚部に軽く接触しつつ移動することか
ら、上述したと同様に脚用袋体46が脚部の所望の被施
療部位に対応したと認識したとき前記可動台位置決め釦
を中立状態にする。すると制御手段115は前記第二の
給排気弁114bを給排気停止状態とするように制御す
るとともにエアー供給手段111を停止するように制御
する。この結果移動用袋体80にはエアーの給排気はさ
れず、その時点の膨脹状態に維持され、可動台70は脚
用袋体46が所望の被施療部位に対応した状態に位置決
めされてこの状態に保持される。
【0057】そして、上述のようにして可動台70を位
置決めした後に、入力手段116から所望のマッサージ
モードを設定した後前記始動釦を閉成操作することによ
り設定されたマッサージモードのマッサージがなされる
ものである。
【0058】また、上記と逆に脚用袋体46が所望の被
施療部位よりも前方つまり座部20から前方に離れて位
置しているときは、前記可動台70を後方に移動させる
必要があることから、可動台位置決め釦を他方側つまり
エアー排気側に倒して押し続ける。可動台位置決め釦が
エアー排気側に倒されたことによるエアー排気信号は制
御手段115に送られ、このエアー排気信号を受けたこ
とに基づいて制御手段115は、このときの脚用袋体4
6の膨脹状態つまり内部のエアー圧力値を検出している
圧力センサー120からの検知値は前記比較手段122
に送られ、また、制御手段115は前記基準値記憶手段
121から基準値を読み出して前記比較手段122に送
る。比較手段122は前記検知値と基準値とを比較し、
その結果を制御手段115に出力する。制御手段115
は、前記比較の結果が基準値よりも検知値が大きいとき
は脚用袋体46のエアーを排気するように前記第一の給
排気弁114aを排気状態とし、また、比較手段から両
者が一致とたとして一致信号が出力されると、制御手段
115はこの一致信号に基づいて、前記第一の給排気弁
114aの給排気を停止するように制御するとともに、
前記第二の給排気弁を給気状態とするように制御する。
そして、前記第一の給排気弁114aが給排気停止状態
とされると脚用袋体46にはエアーの給排気がされない
ことから、この時の膨脹状態つまり脚用袋体46の押圧
面が載置部71に載置された脚部に軽く接触する膨脹状
態に維持され、また、第二の給排気弁114bが排気状
態とされることから移動用袋体80にはエアーの排気が
開始され、前記可動台位置決め釦がエアー排気側に倒し
て押し続けられている間排気が続けられるため、移動用
袋体80は次第に収縮することからコイルばね90の付
勢力により可動台70は次第に後方に移動する。そし
て、この移動の際には脚用袋体46の押圧面は脚部に軽
く接触しつつ移動することから、脚用袋体46が脚部の
所望の被施療部位に対応したことを正確に認識でき、所
望の被施療部位に対応したと認識したとき前記可動台位
置決め釦が中立状態にする。可動台位置決め釦を中立状
態にされると前記エアー排気信号が停止することから制
御手段115は前記第二の給排気弁114bを給排気停
止状態に制御する。この結果移動用袋体80にはエアー
の給排気はされず、その時点の膨脹状態に維持され、可
動台70は脚用袋体46が所望の被施療部位に対応した
状態に位置決めされてこの状態に保持される。
【0059】また、逆に前記比較手段122の比較の結
果が基準値よりも検知値の方が小さい場合は、制御手段
115は前記第一の給排気弁114aを給気状態にする
とともに前記エアー供給手段111を動作させるように
制御し、脚用袋体46にエアーを供給する。このエアー
の供給により脚用袋体46は次第に膨脹するとともに内
部のエアー圧力は次第に大きくなり、この次第に大きく
なる圧力値は圧力センサー120によって検出されてこ
の検出値は比較手段122に送られ、上述のように比較
手段122によって基準値と比較され、そして、比較手
段122から両者が一致したとしてた一致信号が出力さ
れると、制御手段115は前記第一の給排気弁114a
給排気停止状態とするように制御するとともに前記第二
の給排気弁114bを排気状態とするように制御する。
そして、前記第一の給排気弁114aが給排気停止状態
とされると脚用袋体46にはエアーの給排気がされない
ことから、この時の膨脹状態つまり脚用袋体46の押圧
面が載置部71に載置された脚部に軽く接触する膨脹状
態に維持され、また、第二の給排気弁114bが排気状
態とされることから移動用袋体80にはエアーの排気が
開始され、前記可動台位置決め釦がエアー排気側に倒し
て押し続けられている間排気が続けられるため、移動用
袋体80は次第に収縮することから可動台70はコイル
ばね90の付勢力により次第に後方に移動する。そし
て、この移動の際には脚用袋体46の押圧面は脚部に軽
く接触しつつ移動することから、上述したと同様に脚用
袋体46が脚部の所望の被施療部位に対応したと認識し
たとき前記可動台位置決め釦を中立状態にする。すると
制御手段115は前記第二の給排気弁114bを給排気
停止状態とするように制御する。この結果移動用袋体8
0にはエアーの給排気がされず、その時点の膨脹状態に
維持され、可動台70は脚用袋体46が所望の被施療部
位に対応した状態に位置決めされてこの状態に保持され
る。
【0060】ついで、入力手段116から所望のマッサ
ージモードを設定した後前記始動釦を閉成操作すること
により設定されたマッサージモードのマッサージがなさ
れるものである。
【0061】また、上記可動台70の前後方向への移動
は、第一の実施の形態と同様移動用袋体80への単位時
間当たりのエアーの流量は少ないことから移動用袋体8
0ゆっくりと膨縮するため、前後方向への移動はゆっく
りとなされるため位置決めが容易になされるものであ
る。
【0062】なお、この第二の実施の形態のマッサージ
機1の動作は第一の実施の形態のマッサージ機と同様で
ある。
【0063】このように第二の実施の形態のマッサージ
機1においては、可動台70を移動する際に、脚用袋体
46が脚部に軽く接触させる状態に膨脹させていること
から、可動台70を前後方向に移動させる際には前記脚
用袋体46が脚部に接触しつつ移動するため、脚用袋体
46を所望の被施療部位に正確に位置決めすることが容
易にできるものである。また、脚用袋体46と脚部とは
軽く接触しているものであることから、この接続に起因
して可動台70の移動は阻害されることなくスムーズに
なされるものであり、したがって移動用袋体80にエア
ーを供給するエアー供給手段111は過負荷状態となる
ことはなく、この過負荷によるエアー供給手段111の
故障およびエアーホース47a等の接続部からのエアー
漏れ等を防止できるものである。また、可動台70が移
動するときは脚部に脚用袋体46が軽く接触しているも
のであることから脚部が脚用袋体46によって挟持され
て、可動台70の移動に伴って脚部が移動方向に引っ張
られるという事態は生じることなく、この引っ張られる
ことに起因して脚部に痛みを覚えるようなことはないも
のである。
【0064】なお、第二の実施の形態においては、圧力
センサー120、基準値記憶手段121および比較手段
122を設け、圧力センサー120によって検出された
脚用袋体46の内部の圧力つまり検知値と基準値記憶手
段121に記憶させた基準値を比較手段122によって
比較することによって脚用袋体46の膨脹状態を検知
し、脚用袋体46の膨脹状態が所定以上のときは第一の
給排気弁114aを制御して脚用袋体46のエアーを排
気して所定の膨脹状態とし、また、所定以下のときは同
様に第一の給排気弁114aを制御して脚用袋体46に
エアーを供給して所定の膨脹状態とし、脚用袋体46が
軽く脚部に接触する状態つまり前記所定の膨脹状態とす
るようにしたが、これは脚用袋体46が膨脹しているか
否かにかかわらず、可動台位置決め釦が操作された信号
に基づいて、第一の給排気弁114aを所定排気時間つ
まり脚用袋体46が最大に膨脹している場合における脚
用袋体46内のエアーを排気して収縮状態とするに要す
る時間、第一の給排気弁114aを排気状態し、この所
定排気時間が経過した後所定の給気時間つまり脚用袋体
46が脚部に軽く接触する状態に膨脹する時間前記第一
の給排気弁114aを給気状態とした後、給排気停止状
態とするよに制御するようにしてもよいものである。
【0065】このように制御する場合は、圧力センサー
120、基準値記憶手段121および比較手段122を
設ける必要がないという利点があるが、脚用袋体46に
所定の膨脹状態にするためのエアーの給排気制御に先立
って、所定の排気時間の経過を待たなければならないこ
とから可動台位置決め釦を操作の後、前記所定排気時間
時間を要することから可動台70の位置決めに時間を要
することなになる。逆に上記のように圧力センサー12
0、基準値記憶手段121および比較手段122を設け
た場合は、可動台70の位置決めに要する時間が少なく
てすむという利点がある。
【0066】なお、上記第一実施の形態および第二の実
施の形態においては、施療子をエアーの給排気により膨
縮する袋体によって構成することとしたが、これは従来
周知である突起体によって構成し、これを電動機等の駆
動手段によって駆動するようにしてもよいものである。
【0067】また、上記第一実施の形態および第二の実
施の形態においては、可動体70を固定台60に対して
移動させる手段をエアーの給排気により膨縮する移動用
袋体80によって構成したが、これは電動機の出力軸に
設けた歯車とこの歯車に噛合して移動するラック等を用
いる構成としてもよいものである。
【0068】また、上記第一実施の形態および第二の実
施の形態においては、脚載置台50を固定台60とこの
固定台60により構成し、固定台60に対して脚用袋体
46を配設した可動台70を移動させるようにしたが、
これは固定台60と可動台70とを一体として脚載置台
を構成し、この脚載置台を移動手段により移動させる構
成としてもよいものである。
【0069】また、上記第一実施の形態および第二の実
施の形態においては、移動手段をエアー供給装置と移動
用袋体80によって自動的に可動台70移動させる構成
したが、これは、例えば椅子本体2の側部に設けた回転
ハンドルとこの回転ハンドルの回転によって動作するベ
ルト等によって移動手段を構成して、手動操作によって
可動台70(可動台70と固定台60とを一体とした場
合は脚載置台)を移動させるようにしてもよいものであ
る。このように構成した場合は、可動台70を移動させ
るように前記ハンドルの回動操作の開始時に、回転方向
に応じた信号を制御手段115に送り、この信号によっ
て前記第一の給排気弁114aを動作させるようにして
脚用袋体46の給排気をするようにすればよい。この場
合も移動に際して脚用袋体46は脚部に接触しないある
いは軽接触するだけであることから可動台70の移動は
スムーズになされるものであり、また、ベルト等の磨耗
を防止できるものである。
【0070】なお、上記第一の実施の形態においても、
第二の実施の形態と同様に圧力センサー、基準値記憶手
段および比較手段を設け、可動台位置決め釦を操作した
ときに脚用袋体46の膨脹状態を検知して脚用袋体46
が脚部を押圧しない状態を確認するようにしてもよいも
のである。
【0071】
【発明の効果】上記のように請求項1記載の発明は、施
療子が設けられた脚載置台を前記椅子本体に移動可能に
設けるとともに、制御手段により前記脚載置台を移動さ
せる際に前記施療子を非突出状態とするように制御する
こととしたことから、脚部のマッサージをする場合ある
いはマッサージ中において、脚部の所望の被施療部位に
施療子を対応させるように脚載置台を移動させる場合、
脚載置台をスムーズに移動させることができるととも
に、脚載置台の移動をエアー供給手段とエアーの給排気
によって膨脹する袋体あるいは電動機等を用いた移動手
段によって自動的になすように構成した場合においても
移動手段の負荷が過負荷となることを防止できるという
効果を有するものである。また、施療子が脚部を挟持つ
まり強く押圧したまま移動することを防止できることか
ら、施療子の移動方向に引っ張られ脚部に痛みを覚える
等の問題を排除できるという効果を有するものである。
【0072】また、請求項2記載の発明は、施療子が設
けられた脚載置台を前記椅子本体に移動可能に設けると
ともに、制御手段によって前記脚載置台を移動させる際
に前記施療子を被施療部に対してマッサージをする場合
の最大突出量よりも少ない突出量とするように制御する
こととしたことから、脚部のマッサージをする場合ある
いはマッサージ中において、所望の被施療部位に施療子
を対応させるように脚載置台を移動させる場合、施療子
は脚部をマッサージをする場合に比べて小さい押圧力つ
まり軽く接触した状態であることから脚載置台をスムー
ズに移動させることができるとともに、脚載置台の移動
をエアー供給手段とエアーの給排気により膨脹する袋体
あるいは電動機等を用いた移動手段によって自動的にな
すように構成した場合においても移動手段に過負荷が加
わることを防止できるという効果を有するものである。
また、施療子が脚部の被施療部位を強く押圧して挟持し
たまま移動することを防止できることから、脚部に痛み
を覚える等の問題を排除できるという効果を有するもの
である。さらに、施療子は軽い接触状態で脚部に沿って
移動することから、移動中の脚部に対する施療子の位置
が感触により認識できるため、施療子を所望の被施療部
位に正確に位置決めできるという効果を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の椅子式マッサージ
機の全体斜視図。
【図2】上記椅子式マッサージ機の脚載置台の動作を示
す側面図。
【図3】上記椅子式マッサージ機の脚載置台の可動台の
斜視図。
【図4】上記脚載置台を下側からみた図。
【図5】上記脚載置台を上下方向に移動させる回動機構
を示す図。
【図6】上記脚載置台の可動台にカバー部材を取り付け
た状態を示す図。
【図7】上記脚載置台に設けられる移動用袋体の自由状
態と脚載置台に配設された際の軸方向の伸長状態を示す
図で、(A)は自由状態を、(B)は脚載置台に配設さ
れた状態を示す図である。
【図8】上記椅子式マッサージ機の制御ブロック図。
【図9】本発明の第二の実施の形態の制御ブロック図。
【符号の説明】
1 椅子式マッサージ機 2 椅子本体 16 制御手段 20 座部 30 背もたれ部 40〜46 袋体(施療子) 50 脚載置台 60 固定台 70 可動台 80 移動用袋体(移動手段の一部) 111 エアー供給装置(駆動手段および移動手段
の一部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市川 洋光 神奈川県秦野市堀山下43番地 株式会社テ ック秦野工場内 (72)発明者 稲葉 勝美 神奈川県秦野市堀山下43番地 株式会社テ ック秦野工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】座部および背もたれ部を有する椅子本体
    と、施療子が設けられ前記椅子本体に移動可能に設けら
    た脚載置台と、この脚載置台を椅子本体に対して移動さ
    せる移動手段と、前記施療子を突出動作させる駆動手段
    と、この駆動手段と前記移動手段を制御する制御手段と
    を備え、この制御手段によって前記脚載置台を移動させ
    る際に前記施療子を非突出状態とするように制御するこ
    とを特徴とする椅子式マッサージ機。
  2. 【請求項2】座部および背もたれ部を有する椅子本体
    と、施療子が設けられ前記椅子本体に移動可能に設けら
    た脚載置台と、この脚載置台を椅子本体に対して移動さ
    せる移動手段と、前記施療子を突出動作させる駆動手段
    と、この駆動手段と前記移動手段を制御する制御手段と
    を備え、この制御手段によって前記脚載置台を移動させ
    る際に前記施療子を脚部のマッサージをする場合の最大
    突出量よりも少ない突出量とするように制御することを
    特徴とす椅子式マッサージ機。
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