JPH1195770A - カラオケ装置及びカラオケ再生方法 - Google Patents

カラオケ装置及びカラオケ再生方法

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JPH1195770A
JPH1195770A JP9251970A JP25197097A JPH1195770A JP H1195770 A JPH1195770 A JP H1195770A JP 9251970 A JP9251970 A JP 9251970A JP 25197097 A JP25197097 A JP 25197097A JP H1195770 A JPH1195770 A JP H1195770A
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JP
Japan
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signal
singing
microphone
auxiliary
input
Prior art date
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JP9251970A
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English (en)
Inventor
Kazuo Fujimoto
和生 藤本
Ryoji Suzuki
良二 鈴木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイク音声の検出の有無に従い、特定の補助
歌唱信号のみ加算と非加算を切り換え、それ以外の補助
歌唱信号は加算し続ける等の設定を、補助歌唱信号毎に
設定できるため、デュエット曲等で、相手パートの補助
歌唱を消さずに練習できるカラオケ装置を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 補助歌唱信号を再生する複数の補助歌唱
再生手段(補助歌唱A再生手段2、補助歌唱B再生手段
3)から再生された各々の補助歌唱信号に対して、マイ
クロホン音量検出手段4によりマイク音声が検出された
ときに、伴奏信号に加算または非加算の設定を補助歌唱
設定手段5に行うことにより、マイク音声の検出の有無
で、複数の補助歌唱信号の加算制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロホン(以
下マイクと略す)等の音声入力にあわせて、伴奏信号に
模範歌唱信号等の補助歌唱信号を加算するカラオケ装置
及びカラオケ再生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、映像音響機器のなかで、歌詞を画
面に表示したり、背景映像を同時に表示しながら、伴奏
からなる音声信号を再生し、それにあわせて利用者のマ
イク音声入力信号(以下マイク音声と略す)を合成する
装置が、家庭用あるいは業務用のカラオケ装置として普
及している。そこで、歌っている途中で、歌いだすタイ
ミングやメロディがわからなくなったときに、お手本用
として記録されている模範歌唱信号を再生する機能があ
れば、利用者はどのように歌えばよいかわかるので便利
である。そこで利用者からのマイク音声がなくなった時
に、模範歌唱信号への切り換えを行う機能を有するカラ
オケ装置が存在する。
【0003】一般にレーザディスク等のカラオケ専用デ
ィスクには、デジタル音声チャネルとアナログ音声チャ
ネルの2つのチャネルが存在する。デジタル音声チャネ
ルには、伴奏信号がステレオ方式で記録されている。一
方アナログ音声チャネルには、模範歌唱信号を含むいわ
ゆる音声多重といわれる方式(以下音声多重方式とす
る)で記録されている。音声多重方式とは、アナログ音
声チャネルのLチャネル信号には音楽の伴奏信号のみが
記録され、Rチャネル信号には伴奏信号に模範歌唱信号
が加算されて記録されている。アナログ音声チャネルの
Lチャネル及びRチャネルの両チャネルの伴奏信号はモ
ノラルかつ同位相で記録されている。またレーザディス
ク等のカラオケ専用ディスクには、音声多重方式の記録
フォーマットを識別するためのコードが記録されている
場合が多い。
【0004】従来、レーザディスク等を用いた模範歌唱
信号の切り換え機能を有するカラオケ装置について、以
下に説明を行う。図6は従来のカラオケ装置の構成を示
すブロック図である。111はディスク等(図示せず)
から記録信号を読み出して入力される音声入力端子、1
01は伴奏信号を再生する伴奏再生手段、102は模範
歌唱信号を再生する模範歌唱再生手段、112はマイク
ロホン入力端子、103は利用者からのマイク音声の入
力の有無を検出するマイクロホン音量検出手段、104
はマイクロホン音量検出手段103の検出結果により、
伴奏信号に模範歌唱信号を加算するか否かを実施する加
算手段、113は出力端子で、この端子に接続されたア
ンプ機器等(図示せず)に加算手段104からの出力信
号が出力される。
【0005】図6において、伴奏再生手段101は、音
声入力端子1に入力されたディスク等の記録信号のうち
前述したデジタル音声チャネルを選択し、伴奏信号の再
生を行う。模範歌唱再生手段102は、同様にアナログ
音声チャネルを選択し、Rチャネルの再生信号からLチ
ャネルの再生信号を減算する。これは、Rチャネルには
伴奏信号と模範歌唱信号が、Lチャネルには伴奏信号の
みが記録されており、両チャネルの伴奏信号はモノラル
同位相であるため、Rチャネルの再生信号からLチャネ
ルの再生信号を減算すれば、模範歌唱信号のみが抽出で
きる。また利用者からのマイク音声に対して、マイクロ
ホン音量検出手段103は、マイク音声の入力の有無を
検出する。マイクロホン音量検出手段103は、マイク
音声入力に対して、帯域通過フィルタを用いて音声帯域
のみの信号を通過させ、一定期間内に、規定値以上の振
幅レベルがあるかないかでフラグをたてるように構成す
る方法等がよく採られている。加算手段104は、マイ
クロホン音量検出手段103の検出結果により、マイク
音声があるときは伴奏信号のみを、マイク音声がなくな
れば、伴奏信号に模範歌唱信号を加算して出力するよう
に構成する。歌が不確かなため利用者が歌い詰まること
によりマイク音声が無くなった時には、模範歌唱信号を
再生することで、利用者は、歌を思い出したり、練習す
ることができる。そして再び利用者が歌い出すことによ
り、マイク音声が入力されれば、模範歌唱信号を加算す
ることを中止し、伴奏のみを再生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、模範歌唱信号をRチャネルのみに記録し
ているために、デュエット曲やコーラス曲では、2人以
上の模範歌唱を分離できず同一の模範歌唱として扱って
いた。そのため、例えば、男性のみがカラオケを行い、
デュエット曲で男性と女性の両方が同時に歌うパートに
おいても、マイクロホン音量検出手段103の結果によ
って、男性と女性の両方の模範歌唱が含まれる模範歌唱
成分の加算判定を行うことになり、たとえ男性のみのマ
イク音声であっても何らかのマイク音声があるときに
は、デュエットのため本来あってほしい女性パートの模
範歌唱信号もなくなってしまっていた。そのためデュエ
ット曲やコーラス曲での、自分のパート以外の模範歌唱
を再現できないという問題点があった。
【0007】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、複数の模範歌唱信号を別々に再生できる機能を有
し、利用者があらかじめ設定した内容によって、マイク
音声の有り無しが変化した場合に、任意の模範歌唱信号
の加算と非加算を切り換えながら、別の模範歌唱信号に
ついては、再生し続けるカラオケ装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明のカラオケ装置は、音声信号を入力とし、前記
音声信号から伴奏信号のみを再生する伴奏再生手段と、
前記音声信号から複数の補助歌唱信号を再生する複数の
補助歌唱再生手段と、前記複数の補助歌唱信号から前記
伴奏信号に加算すべき補助歌唱信号を設定する補助歌唱
設定手段と、マイクロホン音声の振幅レベルが規定値以
上の音量であることを検出するマイクロホン音量検出手
段と、前記補助歌唱設定手段の設定結果と前記マイクロ
ホン音量検出手段の検出結果に基づき前記伴奏信号に前
記複数の補助歌唱信号を加算する加算手段からなる構成
を有している。
【0009】この構成によって、前記補助歌唱設定手段
の設定結果と、入力されたマイクロホン音声の入力が、
前記規定値以上の音量レベルをもつ音量である検出結果
によって、前記伴奏信号に、前記複数の補助歌唱信号を
個々に加算及び非加算するようにしたため、デュエット
曲においても、任意の補助歌唱信号については、加算と
非加算の切り換えを行い、別の補助歌唱信号については
再生し続けるカラオケ装置を提供することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、音声信号を入力とし、音声信号から伴奏信号のみを
再生する伴奏再生手段と、音声信号から複数の補助歌唱
信号を再生する複数の補助歌唱再生手段と、複数の補助
歌唱信号から伴奏信号に加算すべき補助歌唱信号を設定
する補助歌唱設定手段と、マイクロホン音声の振幅レベ
ルが規定値以上の音量であることを検出するマイクロホ
ン音量検出手段と、補助歌唱設定手段の設定結果とマイ
クロホン音量検出手段の検出結果に基づき伴奏信号に複
数の補助歌唱信号を加算する加算手段とを備えたことを
特徴としたものであり、伴奏信号に、複数の各々の補助
歌唱信号について、マイクロホン音声の入力の有無によ
り、加算と非加算の設定ができるという作用を有する。
【0011】本発明の請求項2に記載の発明は、音声信
号を入力とし、音声信号から伴奏信号のみを再生する伴
奏再生手段と、音声信号から複数の補助歌唱信号を再生
する複数の補助歌唱再生手段と、複数の補助歌唱信号か
ら伴奏信号に加算すべき模範歌唱を設定する補助歌唱設
定手段と、複数のマイクロホン音声の振幅レベルが規定
値以上の音量であることを検出する複数のマイクロホン
音量検出手段と、補助歌唱設定手段の設定結果と複数の
マイクロホン音量検出手段のそれぞれの検出結果に基づ
き伴奏信号に複数の補助歌唱信号を加算する加算手段と
を備えたことを特徴としたものであり、伴奏信号に、複
数の各々の補助歌唱信号について、それぞれのマイクロ
ホン音声入力の有無を反映した各々の補助歌唱信号の加
算と非加算の設定ができるという作用を有する。
【0012】本発明の請求項3に記載の発明は、加算手
段は、マイクロホン音量検出手段の検出結果に基づき、
マイクロホン音声の入力が無しと検出されたときには、
補助歌唱設定手段の設定に基づいた任意の補助歌唱信号
を加算して出力し、マイクロホン音声の入力が有りと検
出されたときには、任意の補助歌唱信号を加算せずに出
力することを特徴としたものであり、伴奏信号に、マイ
クロホン音声の入力がないときのみ、補助歌唱設定手段
で設定された補助歌唱信号について加算を行うという作
用を有する。
【0013】本発明の請求項4に記載の発明は、加算手
段は、マイクロホン音量検出手段の検出結果に基づいた
マイクロホン音声の入力の有り無しの検出結果に左右さ
れず、補助歌唱設定手段の設定に基づいた任意の補助歌
唱信号を加算して出力することを特徴としたものであ
り、伴奏信号に、マイクロホン音声の入力に関わらず、
補助歌唱設定手段で設定されなかった補助歌唱信号につ
いては、加算を行い続けるという作用を有する。
【0014】本発明の請求項5に記載の発明は、加算手
段は、マイクロホン音量検出手段の検出結果に基づき、
マイクロホン音声の入力が有りと検出されたときには、
補助歌唱設定手段の設定に基づいた任意の補助歌唱信号
を加算して出力し、マイクロホン音声の入力が無しと検
出されたときには、任意の補助歌唱信号を加算せずに出
力することを特徴としたものであり、伴奏信号に、マイ
クロホン音声の入力があるときのみ、補助歌唱設定手段
で設定された補助歌唱信号について加算を行うという作
用を有する。
【0015】本発明の請求項6に記載の発明は、加算手
段は、マイクロホン音量検出手段の検出結果に基づいた
マイクロホン音声の入力の有り無しの検出結果に左右さ
れず、補助歌唱設定手段の設定に基づいた任意の補助歌
唱信号を加算して出力することを特徴としたものであ
り、伴奏信号に、マイクロホン音声の入力に関わらず、
補助歌唱設定手段で設定されなかった補助歌唱信号につ
いては加算を行わないという作用を有する。
【0016】本発明の請求項7に記載の発明は、伴奏信
号に複数の補助歌唱信号を加算する加算手段が、補助歌
唱設定手段の有する音量設定手段により、各々の加算信
号レベルを任意に設定することを特徴としたものであ
り、加算したい補助歌唱信号のレベルを利用者が任意に
設定できるという作用を有する。本発明の請求項8に記
載の発明は、補助歌唱信号が、任意の模範歌唱信号であ
ることを特徴としたものであり、模範歌唱信号の加算と
非加算を切り換えることによって、例えば模範歌唱信号
の加算が選択されることにより、マイクロホン音声の入
力がないときのみ歌詞を含んだ模範歌唱をメロディを利
用者に聞かせたり、マイクロホン音声の入力があるとき
のみはもり音を利用者に聞かせることができるという作
用を有する。
【0017】本発明の請求項9に記載の発明は、補助歌
唱信号が、任意の歌唱旋律信号であることを特徴とした
ものであり、歌唱旋律信号の加算と非加算を切り換える
ことによって、例えば歌唱旋律信号の加算が選択される
ことにより、マイクロホン音声の入力がないときのみ主
旋律等のメロディを利用者に聞かせることができるとい
う作用を有する。
【0018】本発明の請求項10に記載の発明は、補助
歌唱信号が、任意の効果音信号であることを特徴とした
ものであり、効果音信号の加算と非加算を切り換えるこ
とによって、例えば効果音信号の加算が選択されること
により、マイクロホン音声の入力があるときのみ効果音
を利用者に聞かせることができるという作用を有する。
【0019】本発明の請求項11に記載の発明は、あら
かじめマイクロホンから入力する音声信号を利用者が設
定しておき、まずマイクロホンから入力しない補助歌唱
信号および伴奏信号の出力を開始し、次にマイクロホン
からの入力信号が存在するか否かを判定を行い、マイク
ロホンからの入力信号が存在する場合には、マイクロホ
ンからの入力信号に対応する補助歌唱信号の出力を停止
し、マイクロホンからの入力信号が存在しない場合に
は、マイクロホンからの入力信号に対応する補助歌唱信
号を、マイクロホンから入力しない補助歌唱信号および
伴奏信号に加算して出力し、マイクロホンからの入力信
号が存在するか否かの判定を行う処理に戻るという処理
を繰り返すことを特徴とするカラオケ再生方法としたも
のであり、カラオケ方法の利用者が複数の歌唱のうちの
どれをマイクロホンを通して歌うかをあらかじめ設定し
ておき、まず利用者が歌わない補助歌唱信号と伴奏信号
の出力を開始し、次に利用者が歌っているか否かをマイ
クロホンからの入力信号が存在するか否かにより判定を
行い、マイクロホンからの入力信号が存在し利用者が歌
っていると判断する場合には、利用者が歌う歌唱に対応
する補助歌唱信号の出力を停止し、マイクロホンからの
入力信号が存在せず利用者が歌っていないと判断する場
合には、利用者が歌う歌唱に対応する補助歌唱信号を、
利用者が歌わない補助歌唱信号と伴奏信号に加算して出
力し、マイクロホンからの入力信号が存在するか否かの
判定を行う処理に戻るという処理を曲が終わるまで繰り
返すという作用を有する。
【0020】請求項12に記載の発明は、まず第iのマ
イクロホンからの入力信号が存在するか否かを判定し、
第iのマイクロホンからの入力信号が存在する場合に
は、第iのマイクロホンからの入力信号に対応する第i
の補助歌唱信号の出力を停止し、第iのマイクロホンか
らの入力信号が存在しない場合には、第iのマイクロホ
ンからの入力信号に対応する第iの補助歌唱信号を出力
し、以上の処理をiが1からNまで繰り返し、さらに以
上の処理を繰り返すことを特徴とするカラオケ再生方法
としたものであり、まず第iの利用者が歌っているか否
かを第iのマイクロホンからの入力信号が存在するか否
かにより判定を行い、第iのマイクロホンからの入力信
号が存在し第iの利用者が歌っていると判断する場合に
は、第iの利用者が歌う第iの歌唱に対応する第iの補
助歌唱信号の出力を停止し、第iのマイクロホンからの
入力信号が存在せず第iの利用者が歌っていないと判断
する場合には、第iの利用者が歌う第iの歌唱に対応す
る第iの補助歌唱信号を出力し、以上の処理をiが1か
らNまで繰り返し、さらに以上の処理を曲が終わるまで
繰り返すという作用を有する。
【0021】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図5の図面を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1によるカ
ラオケ装置の基本的構成を示すブロック図である。21
はディスク再生信号等の音声信号を入力する音声入力端
子、22はマイク音声を入力するマイクロホン入力端
子、1は伴奏信号を再生する伴奏再生手段、2は補助歌
唱A信号を再生する補助歌唱A再生手段、3は補助歌唱
B信号を再生する補助歌唱B再生手段、4は利用者のマ
イク音声の入力の有無を検出するマイクロホン音量検出
手段、5はマイクロホン音量検出手段4の検出結果によ
り、伴奏信号に加算すべき補助歌唱信号の種別を設定す
る補助歌唱設定手段、6はマイクロホン音量検出手段4
の検出結果と補助歌唱設定手段5の設定結果により伴奏
信号に任意の補助歌唱信号を加算するか否かを実施する
加算手段、23は加算手段6により加算された音声信号
を出力する出力端子である。
【0022】ここでは、再生メディアにDVD(Digita
l Versatile Disc )を用いた場合で説明する。DVD
においては、カラオケ用途に対応するために、Advanced
Television Systems Committee規定の Digital Audio
Compression Standard規約で、ドルビーデジタル・カラ
オケといわれる方式が定められている。ドルビーデジタ
ル・カラオケでは、6つのチャネルが規定され、カラオ
ケレフト、カラオケライト、ガイドメロディ、ボーカル
1、ボーカル2、効果音信号が別々のチャネルに記録さ
れている(併せて6チャネル以内であれば、ガイドメロ
ディや効果音についても複数チャネル設定することがで
きる)。カラオケレフト及びカラオケライトは、伴奏信
号に該当し、ステレオ形式で記録されている。ガイドメ
ロディは、歌唱旋律信号であり、例えば主旋律のメロデ
ィを記録している。ガイドメロディは、初心者にとって
歌いやすいように、伴奏とは別に主旋律を記録したもの
である。ボーカル1及びボーカル2は、2種類の模範歌
唱信号に該当する。各々には模範歌唱信号のみが記録さ
れ伴奏信号は含まれていない。効果音信号には例えば拍
手音や、合いの手、掛け声等の信号が記録される。補助
歌唱信号には、模範歌唱信号や、歌唱旋律信号、効果音
信号等が含まれる。以下は補助歌唱信号に模範歌唱信号
を用いた場合について説明する。
【0023】このようなDVDのドルビーデジタル・カ
ラオケ用のメディアを用いた本カラオケ装置では、まず
伴奏再生手段1が、カラオケレフト及びカラオケライト
の伴奏信号を再生する。補助歌唱A再生手段2は、ボー
カル1の補助歌唱信号を再生する。補助歌唱B再生手段
3は、ボーカル2を再生する。利用者からのマイク音声
の入力に対して、マイクロホン音量検出手段4は、マイ
ク音声の有無を検出する。マイクロホン音量検出手段4
は、従来例同様にマイク音声に対して、帯域通過フィル
タを用いて音声帯域のみの信号を通過させ、一定期間内
に、規定値以上の振幅レベルがあるかないかでフラグを
たてるように構成する方法等を用いることで容易に構成
できる。利用者はマイク音声があるときに、どの補助歌
唱信号を切り換えるかを補助歌唱設定手段5にキー入力
やリモコン等(図示せず)で指示する(例えば、補助歌
唱A信号のみを切り換えるように設定する)。補助歌唱
設定手段5は、設定された内容を加算手段6に通知す
る。
【0024】加算手段6は、マイクロホン音量検出手段
4の検出結果と補助歌唱設定手段5の設定結果により、
マイク音声があるときは伴奏信号に補助歌唱B信号のみ
を加算して出力する。一方マイク音声がないときには、
伴奏信号に補助歌唱A信号と補助歌唱B信号を加算して
出力端子23に出力する。出力端子23は、アンプ機器
や、TV機器等(図示せず)に接続され、その出力信号
は音響として聴取できる。
【0025】このように構成すれば、利用者が男性でデ
ュエット曲を選択し、補助歌唱A信号が男性用パート、
補助歌唱B信号が女性用パートとして記録されていれ
ば、利用者のマイク音声に従って男性用パートの補助歌
唱A信号の加算と非加算が切り換わるが、女性用パート
である補助歌唱B信号は再生されつづる。よってあたか
も補助歌唱の女性とデュエットを行いながら、自分のパ
ートのみの音声(この場合男性パート)をマイク音声の
有無に応じて切り換えることができる。デュエット曲や
コーラス曲での特定パート練習等にとても都合がよい。
もちろん設定を変更することによって、男性用パートを
再生し続け、女性用のパートのみ切り換えることも可能
である。
【0026】補助歌唱設定手段5の設定内容は、模範歌
唱が2種類の場合には、従来のように、補助歌唱A信号
と補助歌唱B信号を同時に切り換えるモード、上記の例
で示したように補助歌唱A信号のみを切り換えるモー
ド、補助歌唱B信号のみを切り換えるモードと、なにも
切り換えないモードの4種類から構成される。カラオケ
本番などで、マイク音声の入力の有無により補助歌唱信
号を加算したくなければ、この設定はなにも切り換えな
いモードに設定すればよい。本体キー入力やリモコン入
力などでこれらのモードを曲の再生前に設定するだけで
なく、再生中にも設定を変更できるようにすれば、曲の
途中でコーラスのパートを変更して歌う場合などに都合
がよい。
【0027】マイクロホン音量検出手段4は、例えば数
10Hz程度から数キロHz程度等の信号のみを通過さ
せる帯域通過フィルタ(図示せず)を介した信号を積分
した値が、規定値以上のレベルを示すか否かを音量判定
手段(図示せず)で判定する。積分する理由は、入力さ
れるマイク音声の音量レベルは、発声者の歌い方や、ま
わりの雑音レベルによって変化するために、一定時間の
積分値によって規定レベルに達しているかを判定するも
のである。雑音レベルを検出することにより、音声信号
の検出レベルの規定値を変化させる構成であればなお良
い。またマイクが差し込まれたか否かを判定するマイク
ロホン差し込み検知手段(図示せず)を設け、マイクの
差し込みを検知したときのみマイクロホン音量の検出を
行うように構成することができる。マイクロホン音量検
出手段4を、デジタル値に変換するD/Aコンバータ付
きのマイクロコンピュータ(以下、マイコンと略す)を
利用し、適当なサンプリング間隔でマイク音声の音量を
電圧値として読みとり、一定期間の値を積分するような
制御を行うように構成する方法もある。このような時に
は、マイクの差し込みを検知し、マイクロホンがないと
判断されれば、マイクロホン音量検出手段4の結果は無
視できるため、マイクロホン音量検出手段4用のマイコ
ンの負荷を軽くすることができる。
【0028】なお、加算手段6にて、伴奏信号に対し
て、補助歌唱信号の加算と非加算を切り換えるときに、
伴奏音量のレベルの変化が大きいと、利用者に違和感を
与えるので、伴奏音量レベルを大きく変化させないこと
が望ましい。また、DVDのドルビーデジタル・カラオ
ケでは、伴奏信号と、補助歌唱信号等を加算したとき
に、クリップを起こさないように、各々のミックスレベ
ルがあらかじめ設定(デフォルト値)されている。加算
時において、加算音量が大きすぎてクリップを起こさな
いよう、加算設定値に基づいて加算を行うが、利用者の
設定により加算音量配分を変更できるような補助歌唱設
定手段5内に音量設定手段9(図示せず)をもつ構成を
とっているときには、クリップしないような音量制御を
行うことが必要である。また、突然加算する音を出した
り、消したりすると、ボツ音として、耳ざわりの良くな
い音が発生する場合があるので、注意を要する。例え
ば、伴奏信号と補助歌唱信号をアナログ信号加算する際
には、加算配分をどのように設定してもクリップしない
加算音量設定と、異なった位相で加算しないような位相
設定を行う。一方伴奏信号と補助歌唱信号の各々をデジ
タル信号処理し、デジタル信号加算する場合には、アナ
ログ信号の場合同様に加算信号の桁あふれが起きないよ
うな入出力レベルの設定を行い、加算設定切り換え時に
ボツ音が発生しないように、加算する音声(補助歌唱信
号)側のフェード処理を行えば効果がある。
【0029】さらに、加算手段6には、マイク音声その
ものも加算する構成にしてもよい。また、マイク音声の
入力からエコー手段14(図示せず)へ入力し、マイク
音声入力及びエコーをかけた結果を加算手段6に入力す
る構成にしてもよい。またエコー手段14からの出力の
み(マイク音声入力は加算手段6へは直接いれない
で)、加算手段6に加える構成としてもよい。なお、加
算手段6にて、マイク音声等の加算時においても、クリ
ップ等の現象を防ぐ音量設定を行えるような構成が望ま
しいことはいうまでもない。
【0030】(実施の形態2)図2は本発明の実施の形
態2によるカラオケ装置の基本的構成を示すブロック図
である。24はディスク再生信号等の音声信号を入力す
る音声入力端子、25と26はマイク音声を入力するマ
イクロホンA入力端子とマイクロホンB入力端子、1は
伴奏信号を再生する伴奏再生手段、2は補助歌唱A信号
を再生する補助歌唱A再生手段、3は補助歌唱B信号を
再生する補助歌唱B再生手段、7はマイクロホンA入力
端子からのマイクの音声の入力の有無を検出するマイク
ロホンA音量検出手段、8はマイクロホンB入力端子か
らのマイク音声の入力の有無を検出するマイクロホンB
音量検出手段、10はマイクロホンA音量検出手段7及
びマイクロホンB音量検出手段8の検出結果により伴奏
信号に加算すべき補助歌唱信号の種別を設定する補助歌
唱設定手段、20はマイクロホンA音量検出手段7及び
マイクロホンB音量検出手段8の検出結果と補助歌唱設
定手段10の設定結果により伴奏信号に任意の補助歌唱
信号を加算するか否かを実施する加算手段、27は加算
手段20により加算された音声信号を出力する出力端子
である。
【0031】実施の形態1で説明したように、再生メデ
ィアにDVDを用い、ドルビーデジタル・カラオケの規
定を満たす場合について説明する。このようなメディア
を用いた本カラオケ装置は、まず伴奏再生手段1が、カ
ラオケレフト及びカラオケライトの伴奏信号を再生す
る。補助歌唱A再生手段2は、ボーカル1の補助歌唱信
号を再生する。補助歌唱B再生手段3は、ボーカル2を
再生する。利用者がマイクロホンAまたはマイクロホン
Bのみを用いて使用する場合においては、実施の形態1
で説明した内容と同じであるので説明を省略する。ここ
では利用者A及び利用者Bが、別々のマイクロホンを持
ち、別々のマイク音声の入力がある場合を説明する。
【0032】まず利用者Aは、自分のマイクロホンAか
らの音声入力の有り無し時における補助歌唱信号の加算
と非加算の設定を、リモコン等(図示せず)を用いて補
助歌唱設定手段10に設定する。同様に利用者Bも設定
する。例えば、利用者Aは、補助歌唱B信号のみ加算と
非加算の設定を、利用者Bは、補助歌唱A信号のみ加算
と非加算の設定を行う。各々のマイク音声の入力に対し
て、マイクロホンA音量検出手段7及びマイクロホンB
音量検出手段8は、マイク音声の入力の有無を検出す
る。加算手段20は、マイクロホンA音量検出手段7の
検出結果と、マイクロホンB音量検出手段8の検出結果
と補助歌唱設定手段10の設定結果により、一方のマイ
ク音声の入力のみがあるときは伴奏信号に相手方の補助
歌唱信号のみを加算して出力する。但し両方同時にマイ
ク音声の入力を検出したときには、伴奏信号のみを再生
する。一方両方同時にマイク音声の入力がないときに
は、伴奏信号に補助歌唱A信号と補助歌唱B信号を加算
して出力する。このように構成すれば、利用者Aが男性
で利用者Bが女性でデュエット曲を選択し、補助歌唱A
が男性用パート、補助歌唱Bが女性用パートとして記録
された曲を選択すれば、利用者Aのマイクロホン音声入
力に従って男性用パートの補助歌唱A信号の加算と非加
算が切り換わり、女性用パートである補助歌唱B信号も
利用者Bの発声に従い切り換わる。よってデュエットを
行いながら、自分のパートのみの音声をマイク音声の有
無に応じて切り換えることができる。
【0033】なお、上記では2種類の模範歌唱信号(ボ
ーカル1とボーカル2)が存在するDVDのドルビーデ
ジタル・カラオケを用いた場合で説明してきたが、3種
類以上の模範歌唱信号等が存在する場合においても同様
に構成できる。複数の補助歌唱再生手段と、どの補助歌
唱信号の切り換えを行うかを設定する補助歌唱設定手段
5の設定内容を3種類以上に対応する構成をとることに
よって、容易に対応することができる。
【0034】(実施の形態3)上記実施の形態1及び実
施の形態2においては、補助歌唱信号について、主に模
範歌唱信号であるボーカル1及びボーカル2を用いて説
明してきた。しかしながら、模範歌唱信号として、ボー
カル1には通常の模範歌唱音声を、ボーカル2には、ボ
ーカル1に対するいわゆる「はもり音」をいれることも
できる。このような場合においては、マイク音声がある
ときには、ボーカル1を非加算し、ボーカル2を加算す
るように設定し、マイク音声がないときには、ボーカル
2を加算し、ボーカル2を非加算するように設定すれば
効果がある。はもり音に対しては、利用者が自分で歌っ
ている期間のみはもり音を加算することによって、はも
り音が記録されている部分をうまく歌えたときのみ、は
もり音が効果的に加算されるため、よりうまく聞こえ
る。
【0035】また補助歌唱信号が、歌唱旋律信号である
場合においても、通常はマイク音声がないときのみ加算
する。例えば主旋律のガイドメロディが記録されている
場合などは、これに該当する。しかしながら、別のパー
トの旋律があったり、主旋律を効果的に盛り上げるよう
な演奏が記録されている場合には、マイク音声がある場
合にのみ加算することが良い場合がある。
【0036】さらに補助歌唱信号が、効果音信号である
場合も同様である。拍手音や合いの手などの効果音は、
マイク音声があるときのみ加算した方が良いことが想定
されるが、一方、うまく歌えなかったときの景気づけの
効果音や、警告音等は、マイク音声がなかったときのみ
加算した方がよい場合もある。従って、マイク音声入力
の有り無しにより、加算と非加算をどちらに設定するか
は、再生するメディアに記録されている補助歌唱信号の
内容に依存する。よって利用者により、これらの設定が
自由に設定でき、曲の再生中にも自由に変更できる構成
が望まれる。もちろんこのような効果音信号や模範歌唱
信号の加算が必要ないと設定できる必要がある。この設
定の場合には、マイク音声の入力の有り無しに関わら
ず、補助音声信号の加算は必要ない。
【0037】(実施の形態4)図3及び図4は実施の形
態4のカラオケ再生方法のフローチャートを示す。図3
と図4は図中の1で接続される。まずS301でパラメ
ータGV1とGV2に1を設定し、2つの補助歌唱信号
を出力するように初期化する。次にS302で利用者が
2つの歌唱のうちのいずれを歌うのかを入力する。そし
てS303で、利用者がS302において入力した内容
を調べ、利用者が歌唱1を歌うと入力した場合には、S
304でパラメータGV1を0に設定し、補助歌唱信号
1を再生しないように設定する。さらにS305で、利
用者がS302において入力した内容を調べ、利用者が
歌唱2を歌うと入力した場合には、S306でパラメー
タGV2を0に設定し、補助歌唱信号2を再生しないよ
うに設定する。次にS307で再生開始まで待ち、再生
開始ならば、S308でまず伴奏信号の再生を開始す
る。そして、S310で補助歌唱信号1の再生を開始す
る。また、S312で補助歌唱信号2の再生を開始す
る。そしてS313でマイクロホンからの入力が有るか
否かの判定を行い、ある場合には、S314でパラメー
タGV1が0か否かの判定を行い、0の場合には、S3
15で補助歌唱信号1の再生を停止する。またS316
でパラメータGV2が0か否かの判定を行い、0の場合
には、S317で補助歌唱信号2の再生を停止する。一
方S313でマイクロホンからの入力が無いと判断され
た場合には、S318でパラメータGV1が0か否かの
判定を行い、0の場合には、S319で補助歌唱信号1
の再生を開始する。さらにS320でパラメータGV2
が0か否かの判定を行い、0の場合には、S321で補
助歌唱信号2の再生を開始する。そしてS322で、再
生している曲が終了したか否かの判定を行い、終了して
いない場合には、S313に戻って処理を繰り返し、終
了している場合には、S323で伴奏信号と補助歌唱信
号1と補助歌唱信号2の再生を停止し、処理を終了す
る。
【0038】なお、S308で伴奏信号の再生を開始し
てから、マイクロホン入力を検出するS313の間に、
パラメータGV1が1かどうか、パラメータGV2が1
かどうか検出する判断処理を設け(それぞれS309と
S311とする)、S309でGV1が1のときのみ補
助歌唱信号1を再生するS310を設け、S311でG
V2が1のときのみ補助歌唱信号2を再生するS312
を設ける構成をとってもよい。この構成では、まずS3
09でパラメータGV1の値を調べ、1ならばS310
で補助歌唱信号1を再生する。またS311でパラメー
タGV2の値を調べ、1ならばS312で補助歌唱信号
2の再生を開始する。この場合には、最初のマイクロホ
ン入力が入るまでは、指定する補助歌唱信号の再生は行
われず、伴奏信号と相手のパートの補助歌唱信号のみが
再生される。利用者が歌い始めて最初のマイク入力が検
知されてからは、上記の説明と同じ動作が繰り返され
る。少し上達すれば、歌い始めの時点からのお助け音声
は出さないといった要望にも応じられるような構成をと
りたい場合には、このような構成が必要である。
【0039】(実施の形態5)図5は実施の形態5のカ
ラオケ再生方法のフローチャートを示す。まずS401
で再生開始まで待ち、再生開始ならば、S402で伴奏
信号の再生を開始する。次にS403で第1のマイクロ
ホンからの入力が有るか否かの判定を行い、ある場合に
は、S404で補助歌唱信号1の再生を停止し、無い場
合には、S405で補助歌唱信号1を再生する。そして
S406で第2のマイクロホンからの入力が有るか否か
の判定を行い、ある場合には、S407で補助歌唱信号
2の再生を停止し、無い場合には、S408で補助歌唱
信号2を再生する。これらの処理を繰り返し、S409
で第Nのマイクロホンからの入力が有るか否かの判定を
行い、ある場合には、S410で補助歌唱信号Nの再生
を停止し、無い場合には、S411で補助歌唱信号Nを
再生する。そしてS412で再生している曲が終了した
か否かの判定を行い、終了していない場合には、S40
3に戻って処理を繰り返し、終了している場合には、S
413で伴奏信号と補助歌唱信号1と補助歌唱信号2か
ら補助歌唱信号Nの再生を停止し、処理を終了する。
【0040】なお、上記では、補助歌唱信号に、模範歌
唱信号や歌唱旋律信号、効果音信号を持ち、マイク音声
を入力するカラオケのアプリケーションの場合について
説明してきたが、楽器演奏等にも応答できる。例えば、
補助歌唱信号に、オーケストラのそれぞれのパートの楽
器演奏を別々に記録し、マイク音声またはそれに変わる
入力の有り無しにより、模範楽器演奏を加算するか否か
といった、器楽練習等のアプリケーションにおいても、
同様な構成で対応できる。さらに、マイクロホン音量検
出手段への入力は、利用者のマイク音声の入力のみとは
限らない。利用者が用いた楽器等の入力信号を用いても
よいし、テープ装置等に録音されたマイク音声をそのま
ま入力する場合においても同様の効果を得ることができ
る。なお、上記では、マイク音声の有り無しにより、補
助歌唱信号を切り換える例について説明してきた。DV
Dのマルチアングル機能を連携させて、マイク音声を検
出したときには、補助歌唱信号を切り換えると共に、ア
ングル設定を変更し、通常と異なった画面を表示すれば
さらに面白味が増す。例えば、デュエット曲をカラオケ
中に、マイク音声がないときには通常の風景映像とな
り、マイク音声がある時には、相手パートの映像を出す
ようにするなど、よりカラオケを楽しく演出するカラオ
ケ装置を提供することができる。また字幕表示などのO
SD( On Screen Display )表示を、マイク音声に併
せて変更するように設定し、補助歌唱信号を切り換える
ときに連動して、利用者の歌唱を励ますようなメッセー
ジや、歌唱を助けるような表示を出すように構成しても
良い。
【0041】以上のように本実施の形態によれば、デュ
エット曲やコーラス曲のカラオケで、マイク音声の入力
の有無により、あらかじめ設定された補助歌唱信号のみ
を切り換える制御を行うようにしたため、対象以外の補
助歌唱信号についてはマイク音声の入力の有無に関わら
ず再生し、設定された任意の補助歌唱信号のみ切り換え
ることができる。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、デュエッ
トのような2種類の歌唱を含む曲で、利用者が一方の歌
唱のみを歌う場合に、伴奏信号と他方の補助歌唱信号は
常に再生を続け、マイクロホンからの入力信号の検出に
基づいて、利用者が歌っているか否かの判定を行い、利
用者が歌っていないと判断した場合には、利用者の歌唱
に対応する補助歌唱信号も再生することにより、利用者
の歌唱がつまってしまって中断するような場合に、補助
歌唱信号が利用者の歌を補完するように再生されるの
で、歌うことに習熟していない人でも、補助歌唱信号の
助けを借りながら歌うことができるという有利な効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるカラオケ装置の
構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態2におけるカラオケ装置の
構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態4におけるカラオケ再生方
法を示すフローチャート
【図4】本発明の実施の形態4におけるカラオケ再生方
法を示すフローチャート
【図5】本発明の実施の形態5におけるカラオケ再生方
法を示すフローチャート
【図6】従来のカラオケ装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 伴奏再生手段 2 補助歌唱A再生手段 3 補助歌唱B再生手段 4 マイクロホン音量検出手段 5 補助歌唱設定手段 6 加算手段 7 マイクロホンA音量検出手段 8 マイクロホンB音量検出手段 10 補助歌唱設定手段 20 加算手段 21 音声入力端子 22 マイクロホン入力端子 23 出力端子 24 音声入力端子 25 マイクロホンA入力端子 26 マイクロホンB入力端子 27 出力端子

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声信号を入力とし、前記音声信号から
    伴奏信号のみを再生する伴奏再生手段と、前記音声信号
    から複数の補助歌唱信号を再生する複数の補助歌唱再生
    手段と、前記複数の補助歌唱信号から前記伴奏信号に加
    算すべき補助歌唱信号を設定する補助歌唱設定手段と、
    マイクロホン音声の振幅レベルが規定値以上の音量であ
    ることを検出するマイクロホン音量検出手段と、前記補
    助歌唱設定手段の設定結果と前記マイクロホン音量検出
    手段の検出結果に基づき前記伴奏信号に前記複数の補助
    歌唱信号を加算する加算手段とを備えたことを特徴とす
    るカラオケ装置。
  2. 【請求項2】 音声信号を入力とし、前記音声信号から
    伴奏信号のみを再生する伴奏再生手段と、前記音声信号
    から複数の補助歌唱信号を再生する複数の補助歌唱再生
    手段と、前記複数の補助歌唱信号から前記伴奏信号に加
    算すべき模範歌唱を設定する補助歌唱設定手段と、複数
    のマイクロホン音声の振幅レベルが規定値以上の音量で
    あることを検出する複数のマイクロホン音量検出手段
    と、前記補助歌唱設定手段の設定結果と前記複数のマイ
    クロホン音量検出手段のそれぞれの検出結果に基づき前
    記伴奏信号に前記複数の補助歌唱信号を加算する加算手
    段とを備えたことを特徴とするカラオケ装置。
  3. 【請求項3】 加算手段は、マイクロホン音量検出手段
    の検出結果に基づき、マイクロホン音声の入力が無しと
    検出されたときには、補助歌唱設定手段の設定に基づい
    た任意の補助歌唱信号を加算して出力し、前記マイクロ
    ホン音声の入力が有りと検出されたときには、前記任意
    の補助歌唱信号を加算せずに出力することを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載のカラオケ装置。
  4. 【請求項4】 加算手段は、マイクロホン音量検出手段
    の検出結果に基づいたマイクロホン音声の入力の有り無
    しの検出結果に左右されず、補助歌唱設定手段の設定に
    基づいた任意の補助歌唱信号を加算して出力することを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載のカラオケ装置。
  5. 【請求項5】 加算手段は、マイクロホン音量検出手段
    の検出結果に基づき、マイクロホン音声の入力が無しと
    検出されたときには、補助歌唱設定手段の設定に基づい
    た任意の補助歌唱信号を加算せずに出力し、前記マイク
    ロホン音声の入力が有りと検出されたときには、前記任
    意の補助歌唱信号を加算して出力することを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載のカラオケ装置。
  6. 【請求項6】 加算手段は、マイクロホン音量検出手段
    の検出結果に基づいたマイクロホン音声の入力の有り無
    しの検出結果に左右されず、補助歌唱設定手段の設定に
    基づいた任意の補助歌唱信号を加算せずに出力すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載のカラオケ装
    置。
  7. 【請求項7】 伴奏信号に複数の補助歌唱信号を加算す
    る加算手段が、補助歌唱設定手段の有する音量設定手段
    により、各々の加算信号レベルを任意に設定することを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載のカラオケ装置。
  8. 【請求項8】 補助歌唱信号が、任意の模範歌唱信号で
    あることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のカラ
    オケ装置。
  9. 【請求項9】 補助歌唱信号が、任意の歌唱旋律信号で
    あることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のカラ
    オケ装置。
  10. 【請求項10】 補助歌唱信号が、任意の効果音信号で
    あることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のカラ
    オケ装置。
  11. 【請求項11】 あらかじめマイクロホンから入力する
    音声信号を利用者が設定しておき、まずマイクロホンか
    ら入力しない補助歌唱信号および伴奏信号の出力を開始
    し、次にマイクロホンからの入力信号が存在するか否か
    を判定を行い、マイクロホンからの入力信号が存在する
    場合には、マイクロホンからの入力信号に対応する補助
    歌唱信号の出力を停止し、マイクロホンからの入力信号
    が存在しない場合には、マイクロホンからの入力信号に
    対応する補助歌唱信号を、マイクロホンから入力しない
    補助歌唱信号および伴奏信号に加算して出力し、マイク
    ロホンからの入力信号が存在するか否かの判定を行う処
    理に戻るという処理を繰り返すことを特徴とするカラオ
    ケ再生方法。
  12. 【請求項12】 まず第iのマイクロホンからの入力信
    号が存在するか否かを判定し、第iのマイクロホンから
    の入力信号が存在する場合には、第iのマイクロホンか
    らの入力信号に対応する第iの補助歌唱信号の出力を停
    止し、第iのマイクロホンからの入力信号が存在しない
    場合には、第iのマイクロホンからの入力信号に対応す
    る第iの補助歌唱信号を出力し、以上の処理をiが1か
    らNまで繰り返し、さらに以上の処理を繰り返すことを
    特徴とするカラオケ再生方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007271693A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Daiichikosho Co Ltd 複数作品の中から選択した模範歌唱作品を伴奏音楽に合わせて再生可能なカラオケ装置、カラオケ選曲装置
WO2008018621A1 (fr) * 2006-08-10 2008-02-14 Yamaha Corporation Lecteur karaoke et programme associé
WO2014030188A1 (ja) * 2012-08-23 2014-02-27 パイオニア株式会社 コンテンツ再生方法、コンテンツ再生装置およびプログラム
JP6399715B1 (ja) * 2017-11-15 2018-10-03 株式会社テクノスピーチ 歌唱支援装置および、カラオケ装置

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