JPH1195748A - 鍵盤装置 - Google Patents

鍵盤装置

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Publication number
JPH1195748A
JPH1195748A JP9252524A JP25252497A JPH1195748A JP H1195748 A JPH1195748 A JP H1195748A JP 9252524 A JP9252524 A JP 9252524A JP 25252497 A JP25252497 A JP 25252497A JP H1195748 A JPH1195748 A JP H1195748A
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JP
Japan
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key
contact
movable contact
base
stopper
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Application number
JP9252524A
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English (en)
Inventor
Takamichi Masubuchi
孝道 増渕
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】離鍵初期時のチャタリングの発生を防止し、接
点の損傷を低減し、しかも経済的に鍵盤装置を製造す
る。 【解決手段】鍵12,13の下方に弾性体からなる反力
発生部14を保持させ、反力発生部14をさらに基板1
5に保持させる。反力発生部14は、鍵12,13と基
板15との間に配置されたストッパ部14dと、ここか
ら外側に張出す第1の椀部14bと、第1の椀部14b
の口縁近傍から外側に張出す第2の椀部14cとを有す
る。第1の椀部14bの口縁には、可動接点16が配設
されており、基板15には固定接点17が配設されてい
る。押鍵に伴い、ストッパ14dが基板15上の当接部
に当接することによって、押鍵動作の下限が規制され
る。可動接点16と固定接点17の間隔よりも、ストッ
パ部14dと基板15の間隔が長くされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鍵盤装置に係り、
さらに詳しくは、鍵に電気的接点を設けた鍵盤装置の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の鍵盤型電子楽器の鍵盤を
示す。同図において、符号1は、鍵盤フレームを示す。
鍵盤フレーム1上には、白鍵2および黒鍵3が配置され
ており、多数の白鍵2の基端部(図中では右方)を連結
した連結部2aおよび黒鍵3の基端部を連結した連結部
3aが、鍵盤フレーム1の腱基端部側に固定されてい
る。各鍵2および3の基端部付近には、それぞれ薄板部
2b,3bが設けられており、薄板部2b,3bが撓む
ことによって、各鍵2および3は上下に揺動自在にされ
ている。各鍵2および3の下方には、ゴムなどの弾性体
からなる、ほぼ伏椀形の反力発生部4が配置されてい
る。反力発生部4の下部(接地面)は外側に向けて平面
状に延出されており、これが鍵盤フレーム1および基板
5の間に固定されている。また、反力発生部4の上部は
管状に形成されており、この上部に各鍵2および3の下
部に設けられたアクチュエータ100の下端部が嵌入さ
れている。基板5に設置された反力発生部4により、押
鍵時に、鍵2または3が反力を受け、また弾性体である
反力発生部4の反発力により、各鍵2または3は、離鍵
すると所定位置に復帰する。
【0003】また、反力発生部4の上部の下方には、突
起4aが形成されており、突起4aの下端面には、可動
接点6が固着されている。そして、可動接点6と対向す
る基板5には、固定接点7が固着されている。押鍵時
に、これら接点6および7が互いに当接することによ
り、基板5上の図示せぬ回路と、可動接点6に接続され
た図示せぬ配線とが接続され、各鍵のピッチに対応する
キーオン信号が、例えば楽音発生装置や記録装置などの
処理装置に入力される。各鍵2および3の下方には、ほ
ぼL字形のストッパ片8が形成されている。非押鍵時ま
たは押鍵復帰時には、各鍵2および3が反力発生部4の
付勢力を受けるため、ストッパ片8の水平部8aは、鍵
盤フレーム1に設けられたフェルト製の緩衝材9に当接
させられ、各鍵2または3の上限規制を行う。なお、ス
トッパ片8は、鍵盤フレーム1に形成された上下に貫通
する穴10内に挿通させられており、穴10の内側に突
出した突出片を上方に折り曲げて形成したガイド片10
1の両側に対応させられている。これによって、ストッ
パ片8は、押鍵・復帰時に鍵2または3が横ずれ(紙面
垂直方向へのずれ)を起こさないように規制される被ガ
イドの役割も果たす。なお、各鍵2および3の揺動の下
限の規制は、可動接点6が固定接点7に当接することに
よって行われる。すなわち、可動接点6は、各鍵2また
は3の下限ストッパとして兼用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来の
鍵盤型電子楽器では、演奏者が押鍵している間、可動接
点6と固定接点7との導通状態が維持されているが、接
点6,7の当接により鍵の下限規制を行っているため、
接点6,7の間隔が広がってゆくのと、離鍵動作が同時
である。このために、ゆっくりとした離鍵動作の初期で
は、接点6,7の間隔が広がってゆく速度も遅いため、
接点間の導通状態が不安定になり、チャタリングが発生
してしまう場合があった。また、押鍵時には、この押鍵
力を反力発生部4でも分担するが、接点6,7が鍵の下
限規制を行うために、押鍵力のかなりの成分が接点6,
7に加わり、接点の損傷が著しく寿命が短かった。図9
に示す従来例の開発以前には、反力発生部材とは別に下
限規制部材を設けた鍵盤装置も存在したが、それでは、
部品数が多くなって製造原価を削減する上で支障とな
る。
【0005】本発明は上記の事情を考慮してなされたも
のであり、離鍵初期時のチャタリングの発生を防止する
ことができ、接点の損傷を低減することが可能であり、
しかも経済的に製造できる鍵盤装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1に記載の鍵盤装置は、押鍵方向に
揺動自在に支持された鍵と、前記鍵の押鍵方向側に配置
されたベースと、前記鍵と前記ベースとの間に配置され
て押鍵時に前記鍵に反力を与える反力発生手段と、前記
鍵に従動する可動接点と、前記可動接点が接触・離間可
能な固定接点とを備える鍵盤装置であって、前記反力発
生手段は、前記鍵および前記ベースの間に配置されたス
トッパ部と、前記ストッパ部から外側に延出する第1の
椀部と、前記第1の椀部の口縁近傍から外側に延出し前
記鍵または前記ベースに口縁近傍が保持された第2の椀
部とを有する弾性体であって、前記第1の椀部の口縁に
は、前記固定接点および前記可動接点のいずれか一方が
配設されており、前記第1の椀部の口縁に対向する前記
鍵または前記ベースには、前記固定接点および前記可動
接点のいずれか他方が配設されており、前記可動接点と
前記固定接点との間隔よりも、前記第2の椀部が保持さ
れた前記鍵の一部または前記ベースの一部と前記ストッ
パ部との間隔が長くされていると共に、前記第2の椀部
が保持された前記鍵の一部または前記ベースの一部に前
記ストッパ部が押鍵に伴い当接することにより前記鍵の
揺動の下限が規制されることを特徴としている。
【0007】この鍵盤装置において、押鍵時には、ま
ず、第1の椀部の口縁に配設された可動接点が、ベース
上の固定接点に当接する。そして、この後、ストッパ部
が鍵の一部またはベースの一部に当接した時に、はじめ
て押鍵が規制される。逆に離鍵時には、ストッパ部が鍵
の一部またはベースの一部から離間した後、可動接点が
固定接点から離間する。この離鍵の初期時には、ストッ
パ部が鍵の一部またはベースの一部から離間しても、第
1の椀部の弾性により可動接点と固定接点とが接触を維
持し、その後、速やかに可動接点が固定接点から離間す
る。従って、たとえ離鍵動作がゆっくりでも、チャタリ
ングを防止することが可能である。また、この鍵盤装置
では、可動接点が固定接点に当接した後、さらに押鍵し
ても、ストッパ部が鍵の一部またはベースの一部に当接
し、その押鍵力の大部分を分担する。従って、接点に加
わる圧力が抑制され、接点の特性を長期にわたって安定
したものとすることができるから、その耐用寿命を長く
することが可能である。さらに、ストッパ部は、反力発
生部と一体に成形することができるので、部品点数が増
加せず、製造コストを上昇させることもない。
【0008】また、請求項2に係る鍵盤装置は、押鍵方
向に揺動自在に支持された鍵と、前記鍵の押鍵方向側に
配置されたベースと、前記鍵と前記ベースとの間に配置
されて押鍵時に前記鍵に反力を与える反力発生手段と、
前記鍵に従動する可動接点と、前記可動接点が接触・離
間可能な固定接点とを備える鍵盤装置であって、前記反
力発生手段は、前記鍵および前記ベースのいずれか一方
に保持されて前記鍵および前記ベースの間に配置された
ストッパ部と、前記ストッパ部から外側に延出する第1
の椀部と、前記第1の椀部の口縁近傍から外側に延出し
前記鍵および前記ベースのいずれか他方に口縁近傍が保
持された第2の椀部とを有する弾性体であって、前記第
1の椀部の口縁には、前記固定接点および前記可動接点
のいずれか一方が配設されており、前記第1の椀部の口
縁に対向する前記鍵または前記ベースには、前記固定接
点および前記可動接点のいずれか他方が配設されてお
り、前記可動接点と前記固定接点との間隔よりも、前記
第2の椀部が保持された前記鍵の一部または前記ベース
の一部と前記ストッパ部との間隔が長くされていると共
に、前記第2の椀部が保持された前記鍵の一部または前
記ベースの一部に前記ストッパ部が押鍵に伴い当接する
ことにより前記鍵の揺動の下限が規制されることを特徴
とする。
【0009】この鍵盤装置では、反力発生手段のストッ
パ部が鍵およびベースのいずれか一方に保持されてお
り、第2の椀部が鍵およびベースの他方に保持されてい
る。従って、上述の作用効果に加えて、演奏者が離鍵し
た後、弾性体である反力発生部の復元力により、鍵が所
定位置に復帰する時には、鍵は反力発生部の伸びの弾性
限度以上は揺動しない。すなわち、鍵が復帰する際、そ
の復帰動作の上限が規制される。従って、従来のような
上限ストッパを排除することができ、鍵の製造コストを
削減することが可能である。
【0010】さらに、請求項3に記載の鍵盤装置は、押
鍵方向に揺動自在に支持された鍵と、前記鍵の押鍵方向
側に配置されたベースと、前記鍵と前記ベースとの間に
配置されて押鍵時に前記鍵に反力を与える反力発生手段
と、前記鍵に従動する第1および第2の可動接点と、前
記第1および第2の可動接点がそれぞれ接触・離間可能
な第1および第2の固定接点とを備える鍵盤装置であっ
て、前記反力発生手段は、前記鍵および前記ベースの間
に配置されたストッパ部と、前記ストッパ部から外側に
延出する第1の椀部と、前記第1の椀部の口縁近傍から
外側に延出し前記鍵または前記ベースに口縁近傍が保持
された第2の椀部とを有する弾性体であって、前記第1
の椀部の口縁には、前記第1の固定接点および前記第1
の可動接点のいずれか一方が配設されており、前記第1
の椀部の口縁に対向する前記鍵または前記ベースには、
前記第1の固定接点および前記第1の可動接点のいずれ
か他方が配設されており、前記ストッパ部には、前記第
2の固定接点および前記第2の可動接点のいずれか一方
が配設されており、前記ストッパ部に対向する前記鍵ま
たは前記ベースには、前記第2の固定接点及び前記第2
の可動接点のいずれか他方が配設されており、前記第1
の可動接点と前記第1の固定接点との間隔よりも、前記
第2の固定接点と前記第2の可動接点との間隔が長くさ
れていると共に、前記第2の固定接点に前記第2の可動
接点が押鍵に伴い当接することにより前記鍵の揺動の下
限が規制されることを特徴とする。
【0011】この鍵盤装置では、押鍵時に、まず第1の
可動接点が第1の固定接点に当接し、押鍵する力が大き
ければ、さらに、第2の可動接点が第2の固定接点に当
接する。これによって、第2の可動接点で押鍵の下限規
制を行うことが可能である。この場合、下限規制部分は
一点接地であるので反力感が良好である。逆に離鍵時に
は、第2の可動接点が第2の固定接点から離間した後、
第1の可動接点が第1の固定接点から離間する。この離
鍵の初期時には、第2の可動接点が第2の固定接点から
離間しても、第1の椀部の弾性により第1の可動接点と
第1の固定接点とが接触を維持し、その後、速やかに第
1の可動接点が第1の固定接点から離間する。従って、
たとえ離鍵動作がゆっくりでも、第1の可動接点と第1
の固定接点とのチャタリングを防止することが可能であ
る。離鍵の指示信号を第1の可動接点が第1の固定接点
から離間したときに発生させることにより、第2の可動
接点と第2の固定接点が離間したときにチャタリングが
発生したとしても、信号への影響はない。また、この鍵
盤装置では、第1の可動接点および第1の固定接点だけ
でなく、第2の可動接点と第2の固定接点でも押鍵力を
分担する。従って、接点に加わる圧力が抑制され、接点
の特性を長期にわたって安定したものとすることができ
るから、その耐用寿命を長くすることが可能である。さ
らに、ストッパ部は、反力発生部と一体に成形すること
ができるので、部品点数が増加せず、製造コストを上昇
させることもない。さらにまた、第2の可動接点と第2
の固定接点とを追加したことによって、スイッチ動作を
二段階にすることができる。このことを利用して、押鍵
の速さひいては演奏者の押鍵の強さを検出することも可
能である。すなわち、第1の可動接点が第1の固定接点
に当接した瞬間と、第2の可動接点が第2の固定接点に
当接した瞬間との時間差が分かれば、接点間隔の相違か
ら鍵の速度が検出される。これを利用して、処理装置で
は、押鍵の速度が大きい場合には、強い押鍵に相当する
処理を行い、押鍵の速度が小さい場合には、弱い押鍵に
相当する処理を行うことができる。このように、本実施
形態によれば、鍵タッチ感と電気的応答性としてのタッ
チレスポンス性を向上させ、しかも部品の大幅な増加を
招かないですむ。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。 A. 第1実施形態 (1) 実施形態の構成 まず、図1は本発明の第1実施形態に係る鍵盤装置を示
す側断面図である。同図において、符号11aは、鍵盤
の下フレーム、11bは上フレームを示す。上フレーム
11bは、鍵盤の腱基端部側(図中では右方)におい
て、下フレーム11aにネジで固定されている。
【0013】下フレーム11a上には、樹脂製の白鍵1
2および黒鍵13が配置されており、多数の白鍵12の
基端部(図中では右方)を連結した連結部12aおよび
黒鍵13の基端部を連結した連結部13aが、下フレー
ム11aの腱基端部側に固定されている。なお、連結部
12aおよび13aは、ほぼL字形の上フレーム11b
によって覆い隠されている。各鍵12および13の基端
部付近には、それぞれ薄板部12b,13bが設けられ
ており、薄板部12b,13bが撓むことによって、各
鍵12および13は上下に揺動自在にされている。
【0014】図1の中央において、下フレーム11a上
には、支持脚15aが立設されている。そして、支持脚
15aの上には、硬質の樹脂を主体に形成された基板1
5がほぼ水平になるように固定されている。基板15上
には、各鍵のピッチに対応するキーオン信号を、例えば
楽音発生装置や記録装置などの処理装置に入力するため
の回路が形成されている。
【0015】さて、各鍵12および13の下部には、支
持柱(アクチュエータ)18が形成され、基板15に向
けて突き出している。図2に示すように、支持柱18
は、断面十字形であり、その下端18aは小断面にされ
ている。この下端18aは、ゴムなどの弾性体からなる
反力発生部14の嵌合管部14aに圧入されている。反
力発生部14は、上部である嵌合管部14aと、嵌合管
部14aの直下から下方外側に向けて延出する第1の椀
部14bと、第1の椀部14bの口縁近傍から外側に延
出する第2の椀部14cと、嵌合管部14aから真下に
突出するストッパ部14dとからなる。ストッパ部14
dは、その上下の長さが、第1の椀部14bよりも短く
されている。押鍵時には、ストッパ部14dは、基板1
5に当接する。そのストッパ部14dが当接する部分を
当接部15bとする。
【0016】なお、図示の例では、反力発生部14の嵌
合管部14aに支持柱18の下端18aが圧入されてい
るが、逆に、図1の(A)に示すように、支持柱18に
管部18bを設け、反力発生部14に柱部14fを設
け、管部18bに柱部14fを圧入してもよい。その
他、反力発生部14が支持柱18から容易に外れないよ
うにするのであればよく、例えば、反力発生部14と支
持柱18にフックまたは係合部を設けたり、両者を接着
したりしてもよい。
【0017】第2の椀部14cの下端部は、外側に向け
て平面状に形成されており、ここには、基板15に形成
された孔に係合するフック14eが形成されている。こ
れにより、反力発生部14は、基板15から容易には外
れなくされている。ただし、上述のような圧入や接着な
どのその他の手段により、反力発生部14を基板15に
保持させることも可能である。
【0018】第1の椀部14bの口縁には、半環状の可
動接点16が接着または印刷などによって配設されてい
る。これと対向する基板15面上には、図示せぬ回路の
複数の固定接点17が配設されている。可動接点16が
固定接点17に当接すると、基板15上の図示せぬ回路
が導通され、各鍵のピッチに対応するキーオン信号が、
例えば楽音発生装置や記録装置などの処理装置に入力さ
れるようになっている。可動接点16と固定接点17の
間隔は、ストッパ部14dの下端と基板15の当接部1
5bとの間隔よりも短くされている。
【0019】(2) 実施形態の動作 図3は、押鍵時の鍵盤装置の要部を示す側断面図であ
る。同図に示すように、押鍵時には、まず、第1の椀部
14bの口縁に配設された可動接点16が、基板15上
の固定接点17に当接する。これによって、上述のよう
に、各鍵のピッチに対応するキーオン信号が処理装置に
入力される。図示の状態においては、反力発生部14の
ストッパ部14dと、基板15の当接部15bとの間に
は、まだ隙間がある。すなわち、可動接点16と、固定
接点17が当接した後であっても、さらに鍵12または
13を押し下げることが可能とされている。そして、ス
トッパ部14dが基板15の当接部15bに当接した時
に、はじめて押鍵が規制される。この時、ストッパ部1
4dと当接部15bとの一点当接による下限ストップ機
構が実現されるので、ストップ感が良好となっている。
また、押鍵の途中には、反力発生部14の第1の椀部1
4bが座屈し、その時点で反力発生部14の反力が減少
する。従って、演奏者は、途中で反力が軽くなると云う
タッチ感(トラッカータッチに近い感触)を得ることが
できる。
【0020】逆に離鍵時には、ストッパ部14dが基板
15の当接部15bから離間した後、可動接点16が固
定接点17から離間する。この離鍵の初期時には、スト
ッパ部14dが基板15から離間しても、第1の椀部1
4bの弾性により可動接点16と固定接点17とが接触
を維持し、その後、離鍵動作と反力発生部14の復元に
伴い速やかに可動接点16が固定接点17から離間す
る。従って、たとえ離鍵動作がゆっくりでも、接点1
6,17間のチャタリングを防止することが可能であ
る。
【0021】また、本実施形態では、可動接点16が固
定接点17に当接した後、さらに押鍵しても、ストッパ
部14dが基板15に当接し、その押鍵力の大部分を分
担する。従って、接点16,17に加わる圧力が抑制さ
れ、接点の特性を長期にわたって安定したものとするこ
とができるから、その耐用寿命を長くすることが可能で
ある。さらに、ストッパ部14dは、反力発生部14と
一体に成形することができるので、部品点数が増加せ
ず、製造コストを上昇させることもない。
【0022】また、演奏者が離鍵すると、弾性体である
反力発生部14の復元力により、各鍵12または13は
所定位置に復帰する。上述の通り、反力発生部14は基
板15から容易には外れず、鍵もまた反力発生部14か
ら容易には外れないため、復帰時にあっては、各鍵12
または13は、反力発生部14の上方への伸びの弾性限
度以上は揺動しない。すなわち、各鍵12または13が
復帰する際、その復帰動作の上限が規制される。従っ
て、本実施形態によれば、従来の図9に示すストッパ片
8のような上限ストッパを排除することができ、鍵の製
造コストの削減が可能であって経済的である。
【0023】このように上限ストッパを排除することに
より、鍵12および13には、図9に示すストッパ片8
のような薄く長く突出する部分がなくなる。本実施形態
のように鍵を樹脂で製造する場合、互いに隣接する白鍵
12については、一つの鍵盤に必要なすべての白鍵12
を連結部12aで連結した状態で、金型により一体に成
形できるのが好ましい。しかし、図9に示す従来の技術
では、ストッパ片8を形成するためには、鍵2を製造す
るための金型に長くて断面積の狭い空間を設けて、ここ
に素材が行き渡るようにしなければならなかった。この
ため、白鍵2を全て一体に形成しようと計画しても、隣
接する白鍵2同士の間隔が狭いため、上記空間がますま
す狭くなってしまう。従って、それぞれストッパ片8を
有する白鍵2を全て一体に形成することは実用的に不可
能であり、従来は、一鍵おきに白鍵2を連結した白鍵セ
ットを二つ組み合わせたり、二鍵おきに白鍵2を連結し
た白鍵セットを三つ組み合わせたりして、一つの鍵盤を
組み立てざるをえなかった。このことは、鍵盤の製造原
価を削減する上で支障となっていた。
【0024】これに対して、本実施形態では、薄くて長
いストッパ片8を排除したため、連結部12aを利用し
て全ての白鍵12を連結した形式で一体成形することが
可能である。これにより、鍵盤の製造原価を大幅に削減
することが可能である。
【0025】なお、図1の左方にあたる白鍵12の自由
端の下端に、仮想線で示すようにL字形の鉤部25を形
成し、下フレーム11aに、この鉤部25が内部に配置
される凹部26を仮想線で示すように形成してもよい。
そして、通常の押鍵時に鉤部25が凹部26の下部に当
接せず、押鍵復帰時にも鉤部25が凹部26の上部に当
接しないようにし、過押鍵時にのみ鉤部25が凹部26
の下部に当接し、過離鍵時にのみ鉤部25が凹部26の
上部に当接するようにする。このようにすれば、例えば
幼児などが、白鍵12の自由端を無理に持ち上げて反力
発生部14を支持柱18から外したり、白鍵12の上に
乗って接点16,17をつぶしたりするのを防止するこ
とができる。すなわち、この場合は、反力発生部14に
よって通常の押鍵の上限と下限の規制が行われる一方
で、過押鍵時にのみ凹部26の下部が押鍵下限ストッパ
の役割を果たし、過離鍵時にのみ凹部26の上部が押鍵
上限ストッパの役割を果たす。
【0026】(3) 変更例 図4は、上述の第1実施形態の変更例を示す。上述の実
施形態では、反力発生部14の第2の椀部14cを基板
15に直接取り付けているが、図4に示すように、基板
15に板19を固着し、この板19に第2の椀部14c
を固定してもよい。なお、板19は、下フレーム11a
(図1)の一部であってもよいし、全く他の部材であっ
てもよい。また、上述の実施形態では、固定接点17
が、基板15の上面とほぼ面一にされているが、図4に
示すように、基板15よりも大きく上方に凸になるよう
にしてもよい。
【0027】さらに、上述の実施形態では、反力発生部
14において、嵌合管部14aから真下に突出するスト
ッパ部14dが形成されているが、図4に示す変更例で
は、反力発生部14の下面が平坦にされて、第1の椀部
14bの内面と面一にされている。そして、この例で
は、この下面をストッパ部14gとして使用する。図5
に示すように、押鍵時には、可動接点16が固定接点1
7に当接し、その後、ストッパ部14gが基板15の当
接部15bに当接し、鍵の揺動の下限を規制する。
【0028】この例では、ストッパ部14gの下端から
可動接点16の下端までの高さの差が、上述の実施形態
の場合よりも大きくなる。従って、可動接点16が固定
接点17に当接した後、ストッパ部14gが基板15に
当接するまでの長さが大きい。上記のように、第1の椀
部14bが座屈した後、ストッパ部14gが基板15に
当接するまで、鍵12または13には大きな反力は与え
られないから、この間、演奏者はあまり大きな反力を感
じない。そして、一旦ストッパ部14gが基板15に当
接した後は、ストッパ部14gが平坦であるから、反力
発生部14があまり弾性変形せず、基板15からの反力
がほぼそのまま鍵12または13に伝達される。従っ
て、演奏者ははぎれのよい鍵タッチ感を得ることにな
る。
【0029】一方、上述した図1〜図3に示す実施形態
では、可動接点16が固定接点17に当接した後、スト
ッパ部14dが基板15に当接するまでの長さが小さ
い。そして、ストッパ部14dの長さが大きいため、ス
トッパ部14dが基板15に当接した後、さらに押鍵す
るとストッパ部14dが弾性変形し反力を一部吸収す
る。従って、演奏者はソフトな鍵タッチ感(鍵ストップ
感)を得ることになる。
【0030】なお、図4の鍵盤装置の反力発生部14
を、図4の(A)に示すように、下方に突出したストッ
パ部14dを有する反力発生部14に取り替えることも
可能であるし、その逆も可能である。また、同一機種の
鍵盤装置であって、ある鍵の反力発生部14については
下方に突出したストッパ部14dを形成し、他の鍵の反
力発生部14については平坦なストッパ部14gを有す
るようにすることも可能である。このようにして、演奏
者が、鍵タッチ感の異なる鍵盤装置から自分の好みなど
に応じた選択をすることができる。
【0031】図6は、上述した実施形態の他の変更例を
示す。この例では、反力発生部14の上下が上述の実施
形態に対してまったく逆にされている。支持柱18の下
端には、板22が固着されており、ここに形成した孔に
反力発生部14のフック14eが係合されている。ま
た、基板15に形成した孔に反力発生部14の下端の柱
部14fが圧入されている。図示のように、柱部14f
の最下端にはフランジ状のフックを膨出させておくとよ
い。この変更例でも、上述の実施形態と同様の効果を奏
することが可能である。
【0032】B. 第2実施形態 次に、本発明の第2実施形態を説明する。図7は第2実
施形態の要部を示す断面図である。本実施形態では、反
力発生部14において嵌合管部14aの真下の平坦なス
トッパ部14gに第2の可動接点20を突設している。
また、第2の可動接点20に対向する基板15上には、
第2の固定接点21が配設されている。第2の可動接点
20が第2の固定接点21に当接すると、基板15上の
図示せぬ回路と、第2の可動接点20に接続された図示
せぬ配線とが接続され、各鍵のピッチに対応する第2の
キーオン信号が処理装置に入力されるようになってい
る。図示のように、非押鍵時において、第2の可動接点
20と第2の固定接点21との間隔は、第1の可動接点
16と第1の固定接点17aとの間隔よりも大きくされ
ている。
【0033】なお、第2の可動接点20と第2の固定接
点21との間隔を、第1の可動接点16と第1の固定接
点17aとの間隔よりも大きくできるのであれば、図1
に示す第1実施形態のような下方に突出するストッパ部
14dを設けて、その下端に第2の可動接点20を形成
してもよい。
【0034】本実施形態では、押鍵時に、まず、第1の
可動接点16が第1の固定接点17に当接する。これに
よって、各鍵のピッチに対応する第1のキーオン信号が
処理装置に入力される。そして、押鍵する力が大きけれ
ば、さらに、第2の可動接点20が第2の固定接点21
に当接する。これによって、第2の可動接点20に押鍵
の下限規制を行うこと、つまり第1実施形態のストッパ
部14dと同様の役割を第2の可動接点20に担わせる
ことが可能である。この時、第2の可動接点20と第2
の固定接点21との一点当接による下限ストップ機構が
実現されるので、ストップ感が良好となっている。な
お、押鍵の途中には、反力発生部14の第1の椀部14
bが座屈し、その時点で反力発生部14の反力が減少す
る。従って、演奏者は、トラッカータッチに近い感触を
得ながら演奏することができる。
【0035】逆に離鍵時には、第2の可動接点20が第
2の固定接点21から離間した後、第1の可動接点16
が第1の固定接点17から離間する。この離鍵の初期時
には、第2の可動接点20が第2の固定接点21から離
間しても、第1の椀部14bの弾性により第1の可動接
点16と第1の固定接点17とが接触を維持し、その
後、速やかに第1の可動接点16が第1の固定接点17
から離間する。従って、たとえ離鍵動作がゆっくりで
も、第1の可動接点16と第1の固定接点17とのチャ
タリングを防止することが可能である。
【0036】上記回路が接続された処理装置には、第1
の可動接点16と第1の固定接点17との接続による第
1のキーオン信号が入力される。接点16,17の離間
により第1のキーオン信号の入力は停止する。また、処
理装置には、第1の可動接点20と第2の固定接点21
との接続による第2のキーオン信号が入力される。接点
20,21の離間により第2のキーオン信号の入力は停
止する。この処理装置は、楽音制御のための離鍵の指示
信号を第1のキーオン信号の入力停止時(第1の可動接
点16が第1の固定接点17から離間した時)に発生さ
せるようになっている。これにより、第2の可動接点2
0と第2の固定接点21が離間したときにチャタリング
が発生したとしても、発生する楽音への悪影響はない。
【0037】また、この鍵盤装置では、第1の可動接点
16および第1の固定接点17だけでなく、第2の可動
接点20と第2の固定接点21でも押鍵力を分担する。
従って、接点に加わる圧力が抑制され、接点の特性を長
期にわたって安定したものとすることができるから、そ
の耐用寿命を長くすることが可能である。さらに、スト
ッパ部14dは、反力発生部14と一体に成形すること
ができるので、部品点数が増加せず、製造コストを上昇
させることもない。
【0038】さらにまた、第2の可動接点20と第2の
固定接点21とを追加したことによって、スイッチ動作
を二段階にすることができる。このことを利用して、押
鍵の速さひいては演奏者の押鍵の強さを検出することも
可能である。すなわち、第1の可動接点16が第1の固
定接点17に当接した瞬間と、第2の可動接点20が第
2の固定接点21に当接した瞬間との時間差が分かれ
ば、接点間隔の相違から鍵の速度が検出される。これを
利用して、処理装置では、押鍵の速度が大きい場合に
は、強い押鍵に相当する処理を行い、押鍵の速度が小さ
い場合には、弱い押鍵に相当する処理を行うことができ
る。また、第1の可動接点16が第1の固定接点17に
当接してから所定時間が経過しても、第2の可動接点2
0が第2の固定接点21に当接しない場合には、非常に
微弱な押鍵に相当する処理を行うことができる。このよ
うに、本実施形態によれば、タッチレスポンス性を向上
させ、しかも部品の大幅な増加を招かないですむという
効果がある。
【0039】図8は、第2実施形態の他の変更例を示す
図である。この例では、反力発生部14のストッパ部1
4gの下面から、第2の可動接点20をほとんど突出さ
せないか、あるいは上記下面と第2の可動接点20とを
面一にしている。このような第2の可動接点20は、反
力発生部14への埋設あるいは導電印刷によって形成す
ることができる。この例の機械的な動作は、図5および
図6に示した例と同様であって、さらに上述の第2実施
形態の特有の作用を行わせることが可能である。その
他、反力発生部14と鍵2または3との取付け、あるい
は反力発生部14と基板15との取付けに関しては、第
1実施形態と同様の変更が可能である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
離鍵初期時のチャタリングの発生を防止することがで
き、接点の損傷を低減することが可能であり、しかも経
済的に鍵盤装置を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る鍵盤装置を示す
側断面図である。
【図2】 第1実施形態の鍵盤装置を構成する白鍵およ
び黒鍵を示す斜視図である。
【図3】 押鍵時の第1実施形態の鍵盤装置の要部を示
す側断面図である。
【図4】 第1実施形態の変更例を示す側断面図であ
る。
【図5】 押鍵時の図4の変更例を示す側断面図であ
る。
【図6】 第1実施形態の他の変更例を示す側断面図で
ある。
【図7】 本発明の第2実施形態に係る鍵盤装置の要部
を示す側断面図である。
【図8】 第2実施形態の変更例を示す側断面図であ
る。
【図9】 従来の鍵盤装置を示す側断面図である。
【符号の説明】
11a…下フレーム、11b…上フレーム、12…白
鍵、13…黒鍵、14…反力発生部(反力発生手段)、
14b…第1の椀部、14c…第2の椀部、14d,1
4g…ストッパ部、15…基板(ベース)、16…(第
1の)可動接点、17…(第1の)固定接点、20…第
2の可動接点、21…第2の固定接点

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押鍵方向に揺動自在に支持された鍵と、 前記鍵の押鍵方向側に配置されたベースと、 前記鍵と前記ベースとの間に配置されて押鍵時に前記鍵
    に反力を与える反力発生手段と、 前記鍵に従動する可動接点と、 前記可動接点が接触・離間可能な固定接点とを備える鍵
    盤装置であって、 前記反力発生手段は、前記鍵および前記ベースの間に配
    置されたストッパ部と、前記ストッパ部から外側に延出
    する第1の椀部と、前記第1の椀部の口縁近傍から外側
    に延出し前記鍵または前記ベースに口縁近傍が保持され
    た第2の椀部とを有する弾性体であって、 前記第1の椀部の口縁には、前記固定接点および前記可
    動接点のいずれか一方が配設されており、 前記第1の椀部の口縁に対向する前記鍵または前記ベー
    スには、前記固定接点および前記可動接点のいずれか他
    方が配設されており、 前記可動接点と前記固定接点との間隔よりも、前記第2
    の椀部が保持された前記鍵の一部または前記ベースの一
    部と前記ストッパ部との間隔が長くされていると共に、 前記第2の椀部が保持された前記鍵の一部または前記ベ
    ースの一部に前記ストッパ部が押鍵に伴い当接すること
    により前記鍵の揺動の下限が規制されることを特徴とす
    る鍵盤装置。
  2. 【請求項2】 押鍵方向に揺動自在に支持された鍵と、 前記鍵の押鍵方向側に配置されたベースと、 前記鍵と前記ベースとの間に配置されて押鍵時に前記鍵
    に反力を与える反力発生手段と、 前記鍵に従動する可動接点と、 前記可動接点が接触・離間可能な固定接点とを備える鍵
    盤装置であって、 前記反力発生手段は、前記鍵および前記ベースのいずれ
    か一方に保持されて前記鍵および前記ベースの間に配置
    されたストッパ部と、前記ストッパ部から外側に延出す
    る第1の椀部と、前記第1の椀部の口縁近傍から外側に
    延出し前記鍵および前記ベースのいずれか他方に口縁近
    傍が保持された第2の椀部とを有する弾性体であって、 前記第1の椀部の口縁には、前記固定接点および前記可
    動接点のいずれか一方が配設されており、 前記第1の椀部の口縁に対向する前記鍵または前記ベー
    スには、前記固定接点および前記可動接点のいずれか他
    方が配設されており、 前記可動接点と前記固定接点との間隔よりも、前記第2
    の椀部が保持された前記鍵の一部または前記ベースの一
    部と前記ストッパ部との間隔が長くされていると共に、 前記第2の椀部が保持された前記鍵の一部または前記ベ
    ースの一部に前記ストッパ部が押鍵に伴い当接すること
    により前記鍵の揺動の下限が規制されることを特徴とす
    る鍵盤装置。
  3. 【請求項3】 押鍵方向に揺動自在に支持された鍵と、 前記鍵の押鍵方向側に配置されたベースと、 前記鍵と前記ベースとの間に配置されて押鍵時に前記鍵
    に反力を与える反力発生手段と、 前記鍵に従動する第1および第2の可動接点と、 前記第1および第2の可動接点がそれぞれ接触・離間可
    能な第1および第2の固定接点とを備える鍵盤装置であ
    って、 前記反力発生手段は、前記鍵および前記ベースの間に配
    置されたストッパ部と、前記ストッパ部から外側に延出
    する第1の椀部と、前記第1の椀部の口縁近傍から外側
    に延出し前記鍵または前記ベースに口縁近傍が保持され
    た第2の椀部とを有する弾性体であって、 前記第1の椀部の口縁には、前記第1の固定接点および
    前記第1の可動接点のいずれか一方が配設されており、 前記第1の椀部の口縁に対向する前記鍵または前記ベー
    スには、前記第1の固定接点および前記第1の可動接点
    のいずれか他方が配設されており、 前記ストッパ部には、前記第2の固定接点および前記第
    2の可動接点のいずれか一方が配設されており、 前記ストッパ部に対向する前記鍵または前記ベースに
    は、前記第2の固定接点及び前記第2の可動接点のいず
    れか他方が配設されており、 前記第1の可動接点と前記第1の固定接点との間隔より
    も、前記第2の固定接点と前記第2の可動接点との間隔
    が長くされていると共に、 前記第2の固定接点に前記第2の可動接点が押鍵に伴い
    当接することにより前記鍵の揺動の下限が規制されるこ
    とを特徴とする鍵盤装置。
JP9252524A 1997-09-17 1997-09-17 鍵盤装置 Pending JPH1195748A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015118118A (ja) * 2013-12-16 2015-06-25 ヤマハ株式会社 反力発生装置

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