JPH1193117A - 落橋防止チェーン - Google Patents

落橋防止チェーン

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JPH1193117A
JPH1193117A JP9254397A JP25439797A JPH1193117A JP H1193117 A JPH1193117 A JP H1193117A JP 9254397 A JP9254397 A JP 9254397A JP 25439797 A JP25439797 A JP 25439797A JP H1193117 A JPH1193117 A JP H1193117A
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JP
Japan
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bridge
chain
flat plates
pair
connection
Prior art date
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Pending
Application number
JP9254397A
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English (en)
Inventor
Hisaya Uruta
久也 潤田
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連結作業が容易で、強度設計も容易な構造、
形状を有し、入手し易い部材によって加工も容易な連結
金具を備えた落橋防止チェーンを提供することを目的と
する。 【解決手段】 橋脚1あるいは橋台と橋梁2間を、一部
がゴム等の弾性材5内に埋設されて緩衝性を有しかつ取
付け長さを調整するための連結金具4が介設された連結
チェーン3等により連結した落橋防止チェーンにおい
て、前記連結金具4が一対の互いに平行な平板10、1
1の両端近傍にこれら平板10、11に直交して貫通さ
れた一対の連結ボルト13A、13Bにより構成された
ことを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、橋脚あるいは橋台
と橋梁間を連結チェーン等により連結して構成した橋梁
等の落下を防止するための落橋防止チェーンに関する。
【0002】
【従来の技術】橋脚あるいは橋台と橋梁間を連結チェー
ン等により連結して構成した橋梁等の落下を防止するた
めの落橋防止チェーンとして、従来は図3に示したよう
なものが採用されている。これを簡単に説明すると、図
3(A)に示すように、地上に立設された橋脚21の上
に、該橋脚21を連結部として複数の橋梁22がゴム等
の緩衝材28を介在させて設置固定されている。橋脚2
1の側壁上部に固定された定着金具26と橋梁22の底
部に固定された定着金具27との間には、多数の連結さ
れたチェーンリング29等からなる連結チェーン23が
掛け渡され、地震等による限界以上の揺れに起因して橋
梁22が橋脚21から離脱した場合でも、前記連結チェ
ーン23の存在によって橋梁22が橋脚21から落下す
ることがないように設計されている。前記連結チェーン
23は、一部がゴム等の弾性材25内に埋設されて主と
して長さ方向の弛みを吸収したり、軽度の橋脚21と橋
梁22との間の相対位置変動に対応できるように構成さ
れた緩衝性を有し、かつ連結チェーン23全体の取付け
長さを調整するための連結金具としてのU字形のシャッ
クル24が介設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の連結チェーン23等に取付け長さを調整するため
に採用されているシャックル24では、図3(B)に拡
大して示すように、通常、該シャックル24のボルト3
3、ナット34を挿入するための孔が穿設される頭部が
比較的厚みがあってチェーンリング29との連結にあた
って邪魔になり、取付施工に大きな障害となることが多
く、そのためチェーンリング29側を予めサイズを大き
くする必要があって、連結チェーン23自体の重量増を
招く他、シャックル24の材質変更に伴って強度計算を
する場合、図3(C)に示すように、地震等による外力
により橋桁と橋脚が遊離する方向の変位が作用すると、
その地震力の大きさに応じて連結装置には張力fが作用
するが、シャックル24は特異な形状をしていることに
よって、その強度計算がきわめて困難である。有限要素
法等により応力解析を実施することも考えられるが、要
素の分割等、議論の余地もあって一般化は難しく実証試
験に頼らざるを得ないのが現状であった。しかも、強度
が大で曲げ加工し易い材料に限定されるため、その材料
の入手が困難で製作期間も長期間に渡ることも多かっ
た。
【0004】そこで本発明では、以上述べてきたような
従来の落橋防止チェーンにおける諸課題を解決して、連
結作業が容易で、強度設計も容易な構造、形状を有し、
入手し易い部材によって加工も容易な連結金具を備えた
落橋防止チェーンを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本発明では、橋
脚あるいは橋台と橋梁間を、一部がゴム等の弾性材内に
埋設されて緩衝性を有しかつ取付け長さを調整するため
の連結金具が介設された連結チェーン等により連結した
落橋防止チェーンにおいて、前記連結金具が一対の互い
に平行な平板の両端近傍にこれら平板に直交して貫通さ
れた一対の連結ボルトにより構成されたことを特徴とす
るものである。また本発明は、前記一対の平板の両端部
が前記連結ボルトとほぼ同心円の半円状部に形成された
ことを特徴とするものである。また本発明は、前記一対
の平板の中間位置にこれら平板に直交して配置されたス
ペーサを設置したことを特徴とするもので、これらを課
題解決のための手段とするものである。
【0006】
【実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に基づい
て説明する。図1および図2は、本発明の落橋防止チェ
ーンの1実施の形態を示すもので、図1(A)は本発明
の落橋防止チェーンが使用された橋脚と橋梁との連結部
を示す側面図、図1(B)は連結チェーンの拡大図、図
1(C)は連結金具の分解図、図2は連結金具の強度計
算概要を示す説明図である。図1(A)に示すように、
地上に立設された橋脚1の上に、該橋脚1を連結部とし
て複数の橋梁2がゴム等の緩衝材8を介在させて設置固
定されている。橋脚1の側壁上部に固定された定着金具
6と橋梁2の底部に固定された定着金具7との間には、
多数の連結されたチェーンリング9等からなる連結チェ
ーン3が掛け渡され、地震等による限界以上の揺れに起
因して橋梁2が橋脚1から離脱した場合でも、前記連結
チェーン3の存在によって橋梁2が橋脚1から落下する
ことがないように設計されている。前記連結チェーン3
は、一部がゴム等の弾性材5内に埋設されて主として長
さ方向の弛みを吸収したり、軽度の橋脚1と橋梁2との
間の相対位置変動に対応できるように構成された緩衝性
を有し、かつ連結チェーン3全体の取付け長さを調整す
るための連結金具4が介設されている。
【0007】図1(B)および(C)に拡大して示すよ
うに、前記連結金具4は、一対の互いに平行な平板10
および11を主体として、これらの両端近傍に穿設され
た孔12、12に挿通され、これら平板10および11
に直交して貫通された一対の連結ボルト13A、13B
とにより構成される。これらの連結ボルト13A、13
Bの他端にはそれぞれナット14A、14Bが螺合され
る。前記一対の平板10および11の両端部は、前記連
結ボルト13A、14Bと、すなわち前記孔12とほぼ
同心円の半円状部R、Rに形成され、さらに、前記一対
の平板10および11の中間位置にこれら平板10およ
び11に直交して配置されたスペーサ15が設置され、
連結ボルト13とナット14とを緊締し過ぎることがな
いように構成されている。なお、該スペーサ15は図示
の例のように幅方向を横断するように設置されてもよい
が、円柱状をなして平板10と11とを連結するように
設置されてもよいし、さらに、スペーサ15がいずれか
の平板と一体に形成されていてもよいし、予め両方の平
板10と11とを連結する形態にて三者一体に形成して
もよいものである。
【0008】以上のように構成されているので、一対の
互いに平行な平板10および11の間の両側からそれぞ
れ適宜に長さが設定されて複数個連結されたチェーンリ
ング9、9を挿入して、連結ボルト・ナット13A、1
4Aおよび13B、14Bによって連結して所定長さの
連結チェーン3を得ることができる。このようにして構
成された連結金具4における前記一対の平板10および
11の両端部は、図2に示すように、前記連結ボルト1
3A、14Bと、すなわち前記孔12とほぼ同心円の半
円状部R、Rに形成されており、地震等による外力によ
り橋桁と橋脚が遊離する方向の変位が作用して、その地
震力の大きさに応じて連結装置に張力fが作用した場
合、各断面において引張り、剪断応力度に応じた係数を
外力fに掛け、各部の断面積で除すればよいので、その
強度計算が格段に簡素化される。また、連結金具4を構
成する主体である平板10および11が平板であるため
に、その材料に関する条件が少なく入手が容易である
他、その加工は、特殊な曲げ加工等を要することなく、
単純な機械加工のみにて安価に製作できる。
【0009】以上、本発明の1実施の形態について詳述
したが、本発明の趣旨の範囲内で、橋脚および橋梁の形
状、およびそれらの間の連結形態等の関連構成、それら
の間に掛け渡される連結チェーンの位置、弾性材の材質
およびそれに埋設されるチェーンとの関連構成、連結チ
ェーンを構成する連結体としての部材の形状(連結体を
構成するならばチェーンによる連結でなくてもよ
い。)、連結金具としての平板およびボルトの形状、材
質、およびそれらの連結形態、スペーサの形状、その平
板との関連構成等については適宜採用できることは言う
までもない。
【0010】
【発明の効果】以上、詳細に述べてきたように、本発明
では、連結チェーンの取付け長さを調整するための連結
金具として、一対の互いに平行な平板の両端近傍にこれ
ら平板に直交して貫通された一対の連結ボルトにより構
成されているので、連結作業が容易で、入手し易い部材
によって加工も容易となる。そして、一対の平板の両端
部は、前記連結ボルトとほぼ同心円の半円状部に形成さ
れていることによって、地震等による外力により橋桁と
橋脚が遊離する方向の変位が作用して、その地震力の大
きさに応じて連結装置に張力が作用した場合の強度計算
が格段に簡素化され、その強度設計が容易である。ま
た、連結金具を構成する主体である平板が平板であるこ
とによって、その材料に関する条件が少なく入手が容易
である他、その加工は、特殊な曲げ加工等を要すること
なく、単純な機械加工のみにて安価に製作できる。しか
も、連結金具における前記一対の平板の中間位置にこれ
ら平板に直交してスペーサが配置されているので、連結
ボルトとナット14とを緊締し過ぎることがないばかり
か、前記一対の平板が別部材によって構成された場合で
も、該スペーサによって一対の平板が適正に位置決めさ
れることにもなる。このように、本発明によれば、連結
作業が容易で、強度設計も容易な構造、形状を有し、入
手し易い部材によって加工も容易な連結金具を備えた落
橋防止チェーンが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の落橋防止チェーンの1実施の形態を示
すもので、図1(A)は本発明の落橋防止チェーンが使
用された橋脚と橋梁との連結部を示す側面図、図1
(B)は連結チェーンの拡大図、図1(C)は連結金具
の分解図である。
【図2】本発明の落橋防止チェーンの1実施の形態を示
すもので、連結金具の強度計算概要を示す説明図であ
る。
【図3】従来の落橋防止チェーンが使用された橋脚と橋
梁との連結部を示す側面図、および連結金具としてのシ
ャックルの強度計算概要を示す説明図である。
【符号の説明】
1 橋脚 2 橋梁 3 連結チェーン 4 連結金具 5 弾性材 6 定着金具 7 定着金具 8 緩衝材 9 チェーンリング 10 平板 11 平板 12 孔 13 連結ボルト 14 連結ナット 15 スペーサ R 半円状部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 橋脚あるいは橋台と橋梁間を、一部がゴ
    ム等の弾性材内に埋設されて緩衝性を有しかつ取付け長
    さを調整するための連結金具が介設された連結チェーン
    等により連結した落橋防止チェーンにおいて、前記連結
    金具が一対の互いに平行な平板の両端近傍にこれら平板
    に直交して貫通された一対の連結ボルトにより構成され
    たことを特徴とする落橋防止チェーン。
  2. 【請求項2】 前記一対の平板の両端部が前記連結ボル
    トとほぼ同心円の半円状部に形成されたことを特徴とす
    る請求項1に記載の落橋防止チェーン。
  3. 【請求項3】 前記一対の平板の中間位置にこれら平板
    に直交して配置されたスペーサを設置したことを特徴と
    する請求項1または2に記載の落橋防止チェーン。
JP9254397A 1997-09-19 1997-09-19 落橋防止チェーン Pending JPH1193117A (ja)

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Cited By (6)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101812827A (zh) * 2010-04-26 2010-08-25 中国建筑科学研究院 链式抗拉支座
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