JPH1192999A - メッキ処理ラインの処理済物品排出方法及び処理済物品排出装置 - Google Patents

メッキ処理ラインの処理済物品排出方法及び処理済物品排出装置

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JPH1192999A
JPH1192999A JP25649697A JP25649697A JPH1192999A JP H1192999 A JPH1192999 A JP H1192999A JP 25649697 A JP25649697 A JP 25649697A JP 25649697 A JP25649697 A JP 25649697A JP H1192999 A JPH1192999 A JP H1192999A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の作動のために大きなエネルギーを必要
とせず、かつ、メッキ処理ラインから排出装置へバレル
を移す際に、より簡単に受け渡しすることができるメッ
キ処理ラインの処理済物品排出方法、及びその装置を提
供すること。 【解決手段】 メッキ処理ラインLの処理済物品排出位
置Bにおいて、内部に多数の処理済物品が収容されたバ
レル1を、所定の上限レベルから下降させて下方に設置
されている水槽2の液内に少なくとも一部を沈ませる、
前記バレル1を前記水槽内2で回転させて当該バレル1
内の処理済物品を前記水槽2内の受け容器20へ排出
し、前記バレル1を前記所定の上限レベルまで上昇させ
る。バレル1はバレル保持フレーム6,6へ保持させ、
バレル保持フレーム6,6は昇降フレーム5へ取り外し
可能に架設し、バレル1を昇降させるときは、昇降駆動
手段7により前記昇降フレーム5を昇降させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、バレルに収容さ
れた比較的小形な多数の物品に対し、各種前処理,メッ
キ処理及び各種各種後処理を行うメッキ処理ラインにお
いて、処理済物品を水中ないし液中でバレルから受け容
器へ排出する排出方法及び排出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】バレル内の比較的小形で多数の処理済物
品を、バレルから他の受け容器へ排出するには、水中又
は液中でバレルを回転させて内部の処理済物品を当該バ
レル内の一か所に集め、バレルの開口部を閉じている開
閉蓋を開け、当該バレルを開口部が下向きになるように
回転させ、前記処理済物品を、前記バレルの開口部から
ホッパを介して前記受け容器へ排出する方法が採用され
ている。この水中排出(取出)方法によれば、バレル内
の処理済物品は水ないし液体の浮力を受けることによ
り、バレルの内壁に付着しなで当該バレル内から受け容
器内へ円滑に排出される。
【0003】この種の従来の具体的な排出方法は、例え
ば特開平5−195295号公報に開示されている。前
記公開公報に記載された排出方法によれば、メッキ処理
ラインにおける処理済物品の排出位置には、昇降台上に
設置された水槽と、当該水槽の上方の定置受け台に支持
されたかご状の受け容器とが設置され、これらの水槽や
受け容器と干渉しないよいうに移送装置が停止してい
る。この移送装置には、前記受け容器の上に臨むように
ホッパが設けられている。メッキ処理ラインの最終工程
から、処理済物品を収容したバレルが前記移送装置に受
け渡された後、前記昇降台によって水槽を所定レベルま
で上昇させ、前記受け台,前記受け容器,前記ホッパ及
び前記バレルの上部を除く部分を前記水槽内で水没させ
る。この状態で前記バレルを回転させることにより、バ
レル内の処理済物品を攪拌させるとともにバレルの回転
によって生じた水流に接触させてバレル内壁に付着して
いる物品を剥離し、前記処理済物品をバレル内の下方部
分に集める。次いで、バレルの開口部から開閉蓋を取外
し、さらにバレルを回転させ、前記開口部から前記ホッ
パを介してバレル内の処理済物品を前記受け容器内に排
出する。排出完了後、前記移送装置により前記バレルを
メッキ処理ラインの未処理物品供給位置へ移動させると
ともに、水槽を元の位置まで下降させる。未処理物品供
給位置へ移動された後のバレルには未処理物品が投入さ
れ、開閉蓋が閉められた状態で処理ラインの各工程を移
動しつつ、内部の物品に対して各種処理が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に記載されて
いる排出排出方法及び排出装置は、処理済物品をバレル
から受け容器へ排出するために水槽を昇降させるが、水
を湛えた水槽は重量が大きいとともに、水槽が上昇する
ときに受け容器を支持している受け台やバレルなどによ
る圧力を受けるので、装置を作動させるためには大きな
エネルギーが必要であった。また、前記排出装置は、バ
レルをメッキ処理ラインの終端から前記移送装置へ受け
渡す際、前記移送装置の一対の支持枠に設置された支軸
へバレルの各軸受を嵌合させるので、複雑な受渡し機構
が必要であった。この発明の目的は、装置の作動のため
に大きなエネルギーを必要とせず、かつ、メッキ処理ラ
インから排出装置へバレルを移す際に、より簡単に受け
渡しすることができるメッキ処理ラインの処理済物品排
出方法、及びその排出方法を実施するのに適する排出装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明によるメッキ処
理ラインの処理済物品排出方法は、前述の課題を解決す
るため以下のように構成したものである。すなわち、請
求項1に記載の処理済物品排出方法は、メッキ処理ライ
ンLの処理済物品排出位置Bにおいて、内部に多数の処
理済物品が収容されたバレル1を、所定の上限レベルか
ら下降させて下方に設置されている水槽2の液内に少な
くとも一部を沈ませる工程と、前記バレル1を前記水槽
内2で回転させ、当該バレル1内の処理済物品を前記水
槽2内の受け容器20へ排出する工程と、前記バレル1
を前記所定の上限レベルまで上昇させる工程とを含むこ
とを特徴としている。
【0006】請求項2に記載の処理済物品排出方法は、
請求項1の処理済物品排出方法において、前記バレル1
内の処理済物品を前記水槽2内の受け容器20へ排出す
る際に、前記バレル1と前記受け容器20との間にホッ
パ3を介在させ、当該ホッパ3を前記バレル1とともに
昇降させることを特徴としている。
【0007】請求項3に記載の処理済物品排出方法は、
請求項1又は2の処理済物品排出方法において、前記バ
レル1を所定の上限レベルへ上昇させる工程の後に、当
該バレル1を他の位置へ移送する工程を含むことを特徴
としている。
【0008】この発明によるメッキ処理ラインの処理済
物品排出装置は、前述の課題を解決するため以下のよう
に構成したものである。すなわち、請求項4に記載の処
理済物品排出装置は、メッキ処理ラインLの処理済物品
排出位置Bに設置され、内部へ受け容器20が取出可能
に設けられた水槽2と、前記水槽2の一部に面してほぼ
垂直に設置された機枠4と、前記機枠4に沿って昇降自
在に設けられ、前記水槽2の両側上方へほぼ水平に位置
する一対の支持アーム50,50を有する昇降フレーム
5と、上部へほぼ水平に回転軸60が取り付けられ、開
閉蓋10を有するバレル1が下部へ回転自在に取り付け
られ、前記回転軸60から前記バレル1へ回転を伝達す
る回転伝達機構61を有し、前記昇降フレーム5の支持
アーム50,50へ取外し可能に架設された一対のバレ
ル保持フレーム6,6と、前記バレル1が、所定の上限
レベルから前記受け容器20の上部に臨みかつ前記水槽
2内の液中に少なくとも一部が没する状態まで昇降され
るように、前記昇降フレーム5を昇降させる昇降駆動手
段7とを備えたことを特徴としている。
【0009】請求項5に記載の処理済物品排出装置は、
請求項4の処理済物品排出装置において、前記昇降フレ
ーム5には、当該昇降フレーム5が下降したとき、前記
受け容器20と前記バレル1との間に介在する状態にホ
ッパ3が取り付けられていることを特徴としている。
【0010】請求項6に記載の処理済物品排出装置は、
請求項4又は5の処理済物品排出装置において、前記昇
降フレーム5には、前記回転軸60を回転させるモータ
6aが設置されていることを特徴としている。
【0011】請求項7に記載の処理済物品排出装置は、
請求項4〜6のいずれかの処理済物品排出装置におい
て、前記機枠4を前記処理済物品排出位置Bから他の位
置へ移送する移送装置8を備えたことを特徴としてい
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、この発
明によるメッキ処理ラインの処理済物品排出方法及びそ
の装置の実施形態を説明する。図6にはメッキ処理ライ
ンLが例示されている。未処理物品供給位置Aから処理
済物品排出位置Bまでの間には、多数の処理槽aが連続
的に設置され、未処理物品供給位置Aにおいて未処理物
品が投入された図示されていないバレルは、運搬手段に
より吊り下げられた状態で矢印に沿って移動する間に、
各処理槽aへ順次下降浸漬され、内部の未処理物品に対
して各種処理がなされる。ラインLの終端に達すると物
品に対する一連の処理が終了し、バレルは処理済物品排
出位置Bに設置されたこの発明の実施形態の処理済物品
排出装置bに移載される。処理済物品排出装置bによ
り、バレルから受け容器に排出された処理済物品は、乾
燥後検査,包装などの工程へ送られる。物品が小物でバ
レル内に物品とともにダミーが投入されている場合に
は、乾燥後物品とダミーとに分離される。
【0013】図1〜図5には、この発明による処理済物
品排出装置の一実施形態が示されている。図1はメッキ
処理ライン側から見た処理済物品排出装置の部分断面
図、図2は図1の装置の矢印C−Cに沿う断面図、図3
は図1の装置の部分平面図、図4は図1の装置の上部の
みを示した部分側面図、図5は図1の装置においてバレ
ルが昇降フレームとともに下降した状態の部分断面図で
ある。
【0014】この実施形態の処理済物品排出装置bは、
内部へかご状の受け容器20が取出可能に設けられた水
槽2と、前記水槽2の一部に面してほぼ垂直に設置され
た機枠4と、前記機枠4に沿って昇降自在に設けられた
昇降フレーム5と、この昇降フレーム5へ取り外しでき
るように架設され、バレル1を保持しているバレル保持
フレーム6と、前記昇降フレーム5を所定ストローク昇
降させる昇降駆動手段7とを備えている。
【0015】水槽2は支持台21へ固定されている。機
枠4は水槽2のメッキ処理ラインLから最も離れた側面
に沿って垂直に設置され、水槽2の側面へ近寄った位置
に直立する対の支柱40,40と、この対の支柱40,
40よりも水槽2からやや離れた位置に直立する対の支
柱41,41と、各支柱40,40,41,41を連結
する各連結部材42,43などによって構成されてい
る。この実施形態では、前記機枠4を、必要に応じて処
理済物品排出位置Bから未処理物品供給位置Aまで往復
移送する移送装置8が設けられている。この移送装置8
は、その移送方向と直交する状態に機枠4の下部に取り
付けられた対のシャフト80,80と、各シャフト8
0,80の両端部へ取り付けられた各車輪81と、移送
方向の両側の各車輪81を上下から挟む状態に床上に敷
設され、処理済物品排出位置Bから未処理物品供給位置
Aまで連続する対のレール82,82とから構成されて
いる。そして、図示されていないモータにより少なくと
もいずれかのシャフト80を回転させるか、あるいは、
図示しないアクチュエータや駆動ワイヤないし駆動チェ
ーンなどにより、前記機枠4を位置BからAへ往復移動
させるように構成される。
【0016】前記昇降フレーム5は、前記機枠4の水槽
2に面する側に沿って設けられ、互いに連結されている
対の垂直部材51,51と、この垂直部材51,51の
上端部へ固定され、前記水槽2の上方へ張り出した一対
の支持アーム50,50とから構成されている。この実
施形態における昇降駆動手段7は、前記機枠4の水槽2
に面する側へ垂直方向に沿って固定された一対のガイド
レール70,70と、前記昇降フレーム5における各垂
直部材51,51の背面に固定され、前記ガイドレール
70,70と係合した各対のリニアベアリング71,7
1と、昇降フレーム5へ固定されたボールナット72
と、このボールナット72へねじ合わされた垂直なねじ
棒(ボールねじ)73と、機枠4の棚44に設置され、
前記ねじ棒73を回転させるモータ74とから構成され
ている。したがって、モータ74の作動により、昇降フ
レーム5は前記ガイドレール70,70に沿って所定の
ストローク昇降する。
【0017】それぞれ板からなる一対のバレル保持フレ
ーム6,6の上部には、両側方へ突出するように一対の
吊り下げ用のロッド64,64が取り付けられており、
図3及び図4のように、前記ロッド64,64を、前記
各支持アーム50,50の上に形成された溝状受け部5
2,52へ載置することにより、各バレル保持フレーム
6,6を、前記支持アーム50,50へ取り外し可能に
(吊り下げ状に)架設している。前記昇降フレーム5の
支持アーム50,50には、吊りプレート30,30を
介してホッパ3が取り付けられており、バレル保持フレ
ーム6,6が昇降のフレーム5の支持アーム50,50
へ吊り下げ状に支持されている状態において、前記バレ
ル1は前記ホッパ3を介して水槽2の上方へ臨むように
構成されている。なお、符号65は、バレル保持フレー
ム6,6を図示しない運搬装置の吊り上げ手段により、
各処理槽a(図6)の支持フレームや図示の昇降フレー
ム5からピックアップするためのピックアップ用ロッド
であり、バレル保持フレーム6,6の上部へ固定された
各補助プレート66の両側部へ取り付けられている。
【0018】前記バレル保持フレーム6,6には、上部
へほぼ水平に回転軸60が取り付けられ、下部へ回転自
在にバレル1が取り付けられ、回転軸60から前記バレ
ル1へ回転を伝達する回転伝達機構61が設けられてい
る。この実施形態において、バレル1は、図2のように
断面多角形の筒状の胴部12と、当該胴部12の一面の
開口部13を開閉する開閉蓋10と、胴部12の両端を
塞ぐ端板11とから構成されている。胴部12の各角骨
を除く部分と開閉蓋10は、多数の小孔を有する多孔板
と小さいメッシュの網とを重ね合わせた複合板で構成さ
れている。バレル1の端板11,11は、それぞれ支軸
14によって保持フレーム6,6へ回転自在に保持され
ている。前記バレル1の一方の端板11は歯車状に形成
されており、この端板11と、一方のバレル保持フレー
ム6へ取り付けられた中間歯車63と、回転軸60に固
定された伝動歯車62とからなる歯車列によって、前記
回転伝達機構61を形成している。この実施形態では、
昇降フレーム5の一方の支持アーム50へ取り付けられ
たモータ6aの出力スプロケットと、前記回転軸60の
端部に固定されたスプロケット6bとが噛み合ってお
り、このモータ6aの作動により、その回転が前記回転
伝達機構61を介して前記バレル1へ伝達されるように
構成されている。
【0019】この実施形態の処理済物品排出装置を使用
して、処理済物品をバレル1から排出する方法について
説明する。図6のメッキ処理ラインLでは、バレル1は
バレル保持フレーム6,6に保持されており、バレル1
が一つの処理槽aから次の処理槽aに移動するときは、
処理ラインLに併設されている図示されていない運搬装
置の吊り上げ手段により、バレル保持アーム6,6が、
ピックアップ用ロッド65,65を介してピックアップ
され前記運搬装置により次の処理槽aへ移動する。この
移動により、保持アーム6,6は、当該処理槽aに併設
された図示されていない昇降フレームに載置され、当該
昇降フレームを昇降させる昇降駆動手段によって、バレ
ル1一部が当該処理槽aの処理液内に没する程度まで下
降し、バレル1を回転させて所定の処理が終了した後上
昇し、同様な要領でさらに次の処理槽aへ移動する。
【0020】保持フレーム6,6に保持されているバレ
ル1がメッキ処理ラインLの終端に達すると、処理ライ
ンLに併設されている前記運搬装置により、バレル1は
保持アーム6,6とともに図1及び図2の状態に前記昇
降フレーム5の支持アーム50,50へ吊り下げ状態に
移載される。次いで、図示されていない着脱装置によっ
てバレル1から開閉蓋10が取り外された後、昇降駆動
手段7のモータ74のによって昇降フレーム5が下降さ
れ、バレル1は、図2の二点鎖線及び図5の実線で示す
状態にホッパ3とともにその下方部が水槽2内で水没す
る。この状態で、モータ6aの作動によりバレル1はそ
の開口部13が下方に位置しない状態で正逆方向へ所定
角度回転され、この回転は、内部の処理済物品がバレル
1内の下方部分へ集まるまで継続される。次いで、バレ
ル1はその開口部13が下方に向く状態に回転され、内
部の処理済物品がホッパ3を介して受け容器20内に排
出される。
【0021】排出後、モータ74の作動により昇降フレ
ーム5が図1及び図2の実線の位置(上限レベル)まで
上昇する。受け容器20内の処理済物品が所定の量に達
したならば、当該受け容器20は他の新たな受け容器2
0と取り替えられ、当該受け容器20の処理済物品は乾
燥された後、検査,包装工程に移送される。昇降フレー
ム5が上限レベルまで上昇した後、機枠4は移送装置8
により未処理物品供給位置Aまで移送され、図示しない
投入装置により、バレル1内に新たな未処理物品が投入
され、図示されていない着脱装置によりバレル1の開口
部13が開閉蓋10で閉じられる。未処理物品の投入
後、バレル1はバレル保持フレーム6,6とともにメッ
キ処理ラインLの最初の処理槽aの図示しない昇降フレ
ームへ移載され、機枠4は排出位置Bへ復帰して次のバ
レル1の到着を待つ。
【0022】この実施形態による処理済物品排出方法
は、処理済物品を水中ないし液中で排出する際に、バレ
ル1を下方に定置された水槽2内へ下降させるので、昇
降のためのエネルギーがより小さくて済む。この実施形
態による処理済物品排出装置は、バレル1をバレル保持
フレーム6,6とともにメッキ処理ラインの最終工程か
ら排出装置の昇降フレーム5へ受け渡すことができるの
で、受渡し機構及びその作動がより簡単である。
【0023】前記実施形態では、昇降駆動手段7を主と
してボールナットとボールねじによって構成したが、こ
の昇降駆動手段7は、図示しないチェーンとスプロケッ
トとを使用した巻き上げ装置や、エアシリンダその他の
アクチュエータによって構成することができる。前記機
枠4は水槽2の一方の側部に沿って設けられ、前記移送
装置8では、各車輪81,81を上下のレール82,8
2で挟むように構成したが、このような構成に代えて、
機枠4を水槽2の相対する側部に沿って設け、両方の機
枠に対応してそれぞれ下方のレールのみを付設する構造
でも差し支えない。また、所定のガイドレールに沿って
機枠を滑らせて移動する構造でも差し支えない。
【0024】前記実施形態では、排出位置Bで処理済物
品を排出してバレル1を保持フレーム6,6とともに上
昇させた後、当該バレル1を機枠4とともに未処理物品
供給位置Aへ移送するように構成したが、処理済物品排
出後のバレル1は、排出位置Bへ次のバレル1が到着し
たときの邪魔にならない他の場所へ移送されれば、未処
理物品供給位置Aへ移送されなくてもよい。この発明に
おいて、バレル1を回転させる際には、回転軸60を手
動で回転させてもよいので、バレル回転のためのモータ
6aは不可欠ではない。また、バレル1への回転力は、
昇降フレーム5へ設置したモータ6aでなく、他の場所
に設置した他の図示しないモータより、適当な伝動機構
を介して伝達されるように構成することができるもので
ある。水槽2には、水ないし液の取り替えや清掃などの
便宜のため、処理済物品排出位置Bから他の位置へ移動
させ得るように、図示しない移送装置を設けることがで
きる。
【0025】
【発明の効果】この発明に係るメッキ処理ライン処理済
物品排出方法によれば、処理済物品をバレル1から排出
する際、バレル1を所定の上限レベルから下降させて下
方に設置されている水槽2の液内に少なくとも一部を沈
ま、排出後バレル1を前記所定の上限レベルまで上昇さ
せるように構成したので、水槽2を昇降させる構成の従
来の方法と比べ、昇降のためのエネルギーがより小さく
なる。
【0026】この発明に係るメッキ処理ラインの処理済
物品排出装置によれば、バレル1は保持フレーム6,6
へ保持された状態で昇降フレーム5とともに昇降する構
造であるので、前記排出方向を円滑に実施することがで
きる。また、バレル1は保持フレーム6,6とともに昇
降フレーム5へ移載されることにより、この排出装置へ
確実にセットされるので、バレル1の排出装置への受渡
し構造がより簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態による処理済物品排出装
置を、メッキ処理ライン側から見た部分断面図である。
【図2】図1の装置の矢印C−Cに沿う断面図である。
【図3】図1の装置の部分平面図である。
【図4】図1の装置の上部のみを示した部分側面図であ
る。
【図5】図1の装置においてバレルが昇降フレームとと
もに下降した状態の部分断面図である。
【図6】この発明による実施形態の処理済物品排出装置
が設置されるメッキ処理ラインの概略平面図である。
【符号の説明】
L メッキ処理ライン A 未処理物品供給位置 B 処理済物品排出位置 a 処理槽 b 処理済物品排出装置 1 バレル 10 開閉蓋 11 側板 12 胴部 13 開口部 2 水槽 20 受け容器 21 受け台 3 ポッパ 30 吊りプレート 4 機枠 40,41 支柱 42,43 連結部材 44 棚 5 昇降フレーム 50 支持アーム 51 垂直部材 52 溝状受け部 6 バレル保持フレーム 6a モータ 6b スプロケット 60 回転軸 61 回転伝達機構 62 伝動歯車 63 中間歯車 64 吊り下げ用のロッド 65 ピックアップ用ロッド 66 補助プレート 7 昇降駆動手段 70 ガイドレール 71 リニアベアリング 72 ボールナット 73 ねじ棒(ボールねじ) 74 モータ 8 移送装置 80 シャフト 81 車輪 82 レール

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メッキ処理ラインLの処理済物品排出位
    置Bにおいて、内部に多数の処理済物品が収容されたバ
    レル1を、所定の上限レベルから下降させて下方に設置
    されている水槽2の液内に少なくとも一部を沈ませる工
    程と、 前記バレル1を前記水槽内2で回転させ、当該バレル1
    内の処理済物品を前記水槽2内の受け容器20へ排出す
    る工程と、 前記バレル1を前記所定の上限レベルまで上昇させる工
    程とを含むことを特徴とする、 メッキ処理ラインの処理済物品排出方法。
  2. 【請求項2】 前記バレル1内の処理済物品を前記水槽
    2内の受け容器20へ排出する際に、前記バレル1と前
    記受け容器20との間にホッパ3を介在させ、当該ホッ
    パ3を前記バレル1とともに昇降させることを特徴とす
    る、請求項1に記載のメッキ処理ラインの処理済物品排
    出方法。
  3. 【請求項3】 前記バレル1を所定の上限レベルへ上昇
    させる工程の後に、当該バレル1を他の位置へ移送する
    工程を含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の
    メッキ処理ラインの処理済物品排出方法。
  4. 【請求項4】 メッキ処理ラインLの処理済物品排出位
    置Bに設置され、内部へ受け容器20が取出可能に設け
    られた水槽2と、 前記水槽2の一部に面してほぼ垂直に設置された機枠4
    と、 前記機枠4に沿って昇降自在に設けられ、前記水槽2の
    両側上方へほぼ水平に位置する一対の支持アーム50,
    50を有する昇降フレーム5と、 上部へほぼ水平に回転軸60が取り付けられ、開閉蓋1
    0を有するバレル1が下部へ回転自在に取り付けられ、
    前記回転軸60から前記バレル1へ回転を伝達する回転
    伝達機構61を有し、前記昇降フレーム5の支持アーム
    50,50へ取外し可能に架設された一対のバレル保持
    フレーム6,6と、 前記バレル1が、所定の上限レベルから前記受け容器2
    0の上部に臨みかつ前記水槽2内の液中に少なくとも一
    部が没する状態まで昇降されるように、前記昇降フレー
    ム5を昇降させる昇降駆動手段7と、を備えたことを特
    徴とする、 メッキ処理ラインの処理済物品排出装置。
  5. 【請求項5】 前記昇降フレーム5には、当該昇降フレ
    ーム5が下降したとき、前記受け容器20と前記バレル
    1との間に介在する状態にホッパ3が取り付けられてい
    ることを特徴とする、請求項4に記載のメッキ処理ライ
    ンの処理済物品排出装置。
  6. 【請求項6】 前記昇降フレーム5には、前記回転軸6
    0を回転させるモータ6aが設置されていることを特徴
    とする、請求項4又は5に記載のメッキ処理ラインの処
    理済物品排出装置。
  7. 【請求項7】 前記機枠4を前記処理済物品排出位置B
    から他の位置へ移送する移送装置8を備えたことを特徴
    とする、請求項4〜6のいずれかに記載のメッキ処理ラ
    インの処理済物品排出装置。
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