JPH1191221A - 製版用基板 - Google Patents

製版用基板

Info

Publication number
JPH1191221A
JPH1191221A JP25899697A JP25899697A JPH1191221A JP H1191221 A JPH1191221 A JP H1191221A JP 25899697 A JP25899697 A JP 25899697A JP 25899697 A JP25899697 A JP 25899697A JP H1191221 A JPH1191221 A JP H1191221A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
sheet
making
porous sheet
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25899697A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Seo
恵二 瀬尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP25899697A priority Critical patent/JPH1191221A/ja
Publication of JPH1191221A publication Critical patent/JPH1191221A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製版用基板表面への不要な刻印や塵等の付着
を防止する。 【解決手段】 連続気泡を有する多孔性のスタンプの製
版用基板であって、不織布製の支持板23の上面に、ウ
レタン系樹脂等の軟質合成樹脂材と少なくとも気泡形成
剤とを混合させた後、気泡形成剤のみが溶融除去されて
なる多孔性シート24が形成され、その多孔性シート2
4の上面には透光性を有する薄い保護シート25が予め
仮貼着されている。この構成によれば、仕上がった製版
用基板をコイル状に巻いた場合に、保護シート25で覆
われた多孔性シート24の表面に支持板23としての不
織布の凹凸面が刻印されたり、不織布の繊維が付着した
り、他の塵が付着する等の不都合がなく、後の製版作業
を確実に実行できるという効果を奏する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スタンプ版を作成
するための製版用基板の構造に係り、より詳しくは、連
続気泡を有し、スタンプインキが含浸可能な多孔性シー
トからなる製版用基板の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ハガキ等の印刷媒体に絵、文
字等の所望の画像を印刷するためにスタンプ等の各種印
刷装置が利用されている。このうち、特開平7−285
258号公報では、連続気泡を有し、スタンプインキが
含浸可能な多孔性シートからなる製版用基板の表面に、
所望の印影原稿の鏡像となるインキ滲出部と、前記連続
気泡を塞いだインキ非滲出部とからなる印面を形成した
印版を使用し、その印版のインキ滲出部に複数色のイン
キを直接給入させ、この印面の表面にハガキ等の被印字
媒体を押し付けて印刷するという多色スタンプの方法が
提案れている。
【0003】また、この公報には、前記印版の製造方法
(製版方法)として、連続気泡を有し、スタンプインキ
が含浸可能な多孔性シート(製版用基板)の表面に、カ
ーボンブラック及び高分子物質からなる群から選ばれた
少なくとも一種の熱吸収材料からなる加熱シートを重
ね、その上に前記所望の印影を有する原稿シートを鏡像
となるように重ね、透光性押圧板等により前記多孔性シ
ート(製版用基板)の広幅面を圧縮した状態で、前記原
稿シート側からフラッシュバルブの閃光等にて赤外線を
含む光を照射し、原稿の印影以外の箇所に対応する加熱
板が発熱して前記多孔性シートの表面を溶融してインキ
非滲出部となり、他方、原稿の印影の部分に対応する多
孔性シートの表面は溶融せず、気孔が露出したままのイ
ンキ滲出部とする印面の形成方法が提案されている。
【0004】前記多孔性シートの広幅面を押圧した状態
(圧縮状態)にて光照射ひいては加熱すると、多孔性シ
ートにおける表面に露出した気孔に連通した連続気泡が
押し潰された状態で加熱されて、軟質合成樹脂が溶融
し、前記表面の気孔及びその近傍の層の連続気泡が無く
なり、インキが通過しないという、いわゆるインキ非滲
出部を簡単に形成できるからである。また、このインキ
非滲出部は、前記溶融後の冷却にて、前記の連続気泡が
潰れた状態で樹脂が固化するので、インキ滲出部よりも
表面高さが低くなる。
【0005】ところで、多孔性シートの厚さ寸法が大き
い場合には、前記表面の気孔及びその近傍の層の連続気
泡が押し潰されて、樹脂の部分同士が密着するまで押圧
するための外力、つまり押圧板に加える外力を相当大き
くしなければならない。なぜなら、スポンジ状の多孔性
シートに押圧力を付与して、当該多孔性シートをその厚
さ寸法方向に圧縮すると、その厚さ方向に略均一に厚さ
が縮まるのであって、前記表面の気孔及びその近傍の層
の連続気泡のみが先に潰されるように縮むことはない。
換言すると、前記表面の気孔及びその近傍の層の連続気
泡が潰されるように縮むには、多孔性シートの厚さ方向
の中途部においても、連続気泡が押し潰されるように縮
む必要があり、従って、光照射(加熱)に際して、厚さ
寸法が大きい多孔性シートに付与する押圧外力が大きく
必要となり、そのための製版装置の構造も相当頑丈にし
なけければならないという問題があった。
【0006】この問題を解決するため、単に多孔性シー
トの厚さを薄くすると、当該シートの剛性(腰の強さ)
が極端に少なくなり、製版用基板としての取扱いが至極
厄介となると共に、インキの保有性が減少し、インキの
付着作業を頻繁に実行しなければならなくなるという問
題があった。そこで、本出願人は、今回、薄い多孔性シ
ートの裏面側をやや硬度の高い不織布にて支持させるこ
とにより、多孔性シートの部分の厚さ寸法を薄くしなが
ら、製版用基板全体としての剛性を高めて、取扱いが容
易になり、且つインキの保有性を向上させることを思い
ついた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の製版用基板を大量生産するには、多孔性シートの支持
材としての不織布をコイル状に巻回したものを巻き戻し
ながら、その不織布の片面に多孔性シートを貼着したも
のを乾燥させた後、再度コイル状に巻回するため、巻回
状の多孔性シートの表面には不織布の裏面が密着するこ
とになり、当該多孔性シートを巻き戻して見ると、その
表面には、不織布の表面に応じたランダムな凹凸面が刻
印されたり、不織布の繊維屑が付着した状態となって、
製版用基板として不都合となるという問題が発生した。
【0008】本発明は、この問題を解決し、表面が綺麗
で且つ滑らかな製版用基板を提供することを目的とする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明の製版用基板は、連続気泡を
有する多孔性のスタンプの製版用基板であって、不織布
の片面に、ウレタン系樹脂等の軟質合成樹脂材からなる
多孔性シートが形成され、該多孔性シートの上面には透
光性を有する薄い保護シートが仮貼着されているもので
ある。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の製版用基板において、前記不織布における前記
多孔性シートの形成面と反対側の片面には、両面接着テ
ープが貼着されているものである。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明を具体化した実施形態
について説明する。図1は製版用の原稿シートを製造す
るときに使用されると共に、その製版用の原稿シートを
使用してスタンプを製造するための製版装置の断面図、
図2はトレイの斜視図、図3はトレイの側断面図、図4
は本体内にトレイを所定位置まで挿入した製版操作可能
状態の製版装置の断面図、図6は製版用基板等の斜視図
である。
【0012】本発明に使用する製版装置は、上面開口部
1aと前側に側面開口部1bとを有する箱型の本体1
と、該本体1の後側に横軸4を介して上下回動可能に装
着されて、前記上面開口部1aに対して開閉可能な蓋体
2と、前記側面開口部1bを介して本体1に対して略水
平方向に挿抜可能なトレイ3とからなり、これら本体
1、蓋体2及びトレイ3は合成樹脂材等にて形成されて
いる。
【0013】図2及び図3に示すように、トレイ3は、
基体31とアクリル樹脂等の透明材料からなる押圧板3
2と係合体33とからなり、平板状の基体31の上面の
略中央部には、平面視略矩形状の凸条の枠部34が一体
的に形成されている。基体31及び係合体32は不透明
材料にて構成されている。押圧板32の基部の枢支ピン
36が基体31に回動可能に装着されて、図2及び図3
に示すように、押圧板32が基体31に対して上下開閉
可能に装着されている。基体31の一端側に形成された
把手部31aには、枢着ピン37を介して係合体33が
上下回動可能に装着されており、製版時には、前記枠部
34には、当該枠部34の外縁とほぼ同じ大きさの平面
視略矩形状に切断された、後述する製版用基板10と原
稿シート11とを重ね、これらの上に押圧板32を平行
状に寝かせるように被せる。
【0014】押圧板32の自由端側には、図2及び図3
に示すごとくに、押圧部32bの幅寸法より狭い幅寸法
H1で、且つ押圧部32bの板厚さより太い上向き凸湾
曲状(かまぼこ状)の突起部32が一体的に形成されて
いる。他方、係合体33には前記左右一対の枢着ピン3
7,37(図では一方のみ示す)の内側から上向きに略
矩形状の挿通孔33bが形成されている。この挿通孔3
3bの幅寸法は、前記押圧板32における突起部32が
通過し得る程度に広く形成されている。そして、図1及
び図3に示すように、挿通孔33bの内面上端には、下
向きに突出する係合部33aが一体的に形成され、さら
に、前記挿通孔33bの内面下端には、後述するような
押し上げ部33cが一体的に形成されている。
【0015】従って、基体31上面に製版用基板10と
原稿シート11とを積層した状態で押圧板32を被せ、
次いで、係合体33を略垂直状に立て起こす操作(図3
の矢印A方向への回動操作)に従って、その挿通孔33
bの箇所が前記突起部32aの上方を通過し、その突起
部32aの根本部にて前記挿通孔33bにおける下向き
の係合部33aが係合して、押圧板32を基体31の上
面に押圧し、押圧板32の寝かせ姿勢が保持され、且つ
当該押圧板32にて製版用基板10と原稿シート11と
を積層した状態で基体31に向かって押圧することがで
きるものである。なお、このときの押圧力の大きさは、
圧縮比(圧縮前の製版用基板10の厚さを、圧縮後の製
版用基板10の厚さで除した比)が1.1〜1.6とな
るように設計されている。
【0016】また、前記係合体33には、前記挿通孔3
3bのより上方位置に、当該係合体3をほぼ垂直状態に
立て起こしたとき、前記押圧板32における突起部32
aの上方をほぼ覆うようにした遮光片33dが一体的に
形成されている。この遮光片33dの幅寸法H2は、前
記突起部32aの幅寸法H1よりも短くしても良いし
(図2参照)、長く形成されていても良い。この遮光片
33dは、後述のように、係合体33を介して基体31
上に押圧板32を押し付け状態にしたまま、本体1の側
面開口部1b内にトレイ3の基体31の大部分を挿入
し、光源としてのフラッシュバルブ14を閃光させたと
き、その閃光が、凸レンズの作用を発揮する凸湾曲状の
突起部32aを介して上向きに空気中に放射される。し
かして、前記遮光片33dが無ければ、前記閃光がユー
ザーの目に直接的に入って、眩しく感じるのを、当該遮
光片33dにて遮光するという作用・効果を奏するので
ある。
【0017】図1、図4及び図5に示すように、中空状
の本体1内には、上下両面が開放された中空の略四角台
形状等のマントル12を配置する。前記トレイ3を本体
1の側面開口部1bから所定の深さ寸法だけ挿入したと
き、前記枠部34の内径側が、前記マントル12の下方
に位置するように設定されている。また、蓋体2の下面
側には、光源としての横向きのフラッシュバルブ14の
電極部を支持するためのソケット13を備える。そし
て、前記ソケット13に装着された横向きのフラッシュ
バルブ14の上面と蓋体2の下面との間には、前記マン
トル12の上開放面を覆うと共に蓋体2を過熱させない
ための傘板15が固定されている。傘板15の下面及び
マントル12の内面は適宜の光反射率となる反射面を有
することが好ましく、傘板15は、合成樹脂製の蓋体2
の過熱を防止できるような熱発散率の高い材料が好まし
い。実施例では傘板を亜鉛メッキ鋼板製とし、マントル
12はABS樹脂、ポリカーボネート樹脂とし、マント
ル12の少なくとも内面(フラッシュバルブ14が挿入
される側)を無電解メッキもしくは電解メッキによりニ
ッケル−クロムメッキ、クロムメッキ層を形成するか、
アルミもしくは銀の蒸着によるメタライジングによる光
反射層を形成して、光反射率を傘板15のそれよりも高
める。
【0018】蓋体2を図1に示すように大きく(90度
以上)開いて、使用済みのフラッシュバルブ14と新し
いフラッシュバルブ14とを交換することができる。な
お、前記マントル12の上端一側(ソケット13に接近
した側)には下向きの切欠き部12aが形成されてお
り、蓋体2を図1の実線状態に閉じるとき、前記ソケッ
ト13に装着された横向きのフラッシュバルブ14が前
記切欠き部12aを介してマントル12内にフラッシュ
バルブ14が臨むように構成されている。
【0019】また、蓋体2の下面には、前記フラッシュ
バルブ14を閃光(発光)させるための電源としての乾
電池16の収納部17を備えると共に、内部に接点部材
からなるスイッチ手段としてのスイッチ18を有するス
イッチケース19が下向きに設けられている。前記トレ
イ3を本体1の側面開口部1bから所定の深さ寸法だけ
挿入したとき、当該トレイ3の基体31の先端等から突
出するボタン部31bが前記スイッチケース19の側面
に穿設されたスイッチ孔19aを介して内部に突入し、
スイッチ18をON作動させて前記フラッシュバルブ1
4を閃光(発光)させることができるように構成されて
いる。
【0020】そして、本体1と蓋体2とを開き不能に係
止する係止手段として、実施例では、本体1の前側(ト
レイ3の挿入側)の側壁1cに横向きに螺合させた横長
の係止ボルト20を採用する(図1、図4及び図5参
照)。本体1の上面開口部1aに対して蓋体2を覆うよ
うに被せた状態にして、前記係止ボルト20の頭部20
aが側壁1cに当接するように接近(螺進)させると、
蓋体2の側板に穿設された係止孔21に係止ボルト20
の軸部が嵌まって、蓋体2が開き不能となるように構成
されている(図1及び図4の実線状態参照)。逆に、こ
の係止ボルト20を緩める方向(頭部20aが側壁1c
から離れる方向)に移動させると、係止ボルト20の軸
部が係止孔21から外れて蓋体2が開き可能となる(図
1の二点鎖線状態参照)。
【0021】さらに、前記係止ボルト20の頭部20a
が側壁1cから離れた状態では、本体1の側面開口部1
bに挿入しようとするトレイ3における把手部の立ち上
がり側壁31cが、前記突出した頭部20aに当接して
それ以上トレイ3の進入を許容しない一方、頭部20a
が側壁1cに当接した状態では、図4に示すように、ト
レイ3を本体1内に深く入るように挿入させることがで
きると共に、当該頭部20aに前記トレイ3における立
ち上がり側壁31cの内面が当接するまで挿入すると、
トレイ3の先端部に突設されたボタン部31bが、スイ
ッチケース19におけるスイッチ孔19aに進入してス
イッチ18をONさせることができるのである。
【0022】ここで、トレイ3の先端部に突設されたボ
タン部31bが前記スイッチ18をONさせることがで
きるまでトレイ3を本体1内に進入(挿入)させた位置
を、前記トレイ3の本体1に対する所定の装着姿勢を許
容する位置と称し、ボタン部31bが前記スイッチ18
に届かないようなトレイ3の進入(挿入)状態を、トレ
イ3の本体1に対する所定の装着姿勢を許容しない位置
と称する。
【0023】従って、係止手段としての係止ボルト20
の頭部20aの位置によって、前記トレイ1の所定位置
への挿入を許容する位置と許容しない位置とに選択で
き、且つその所定位置までトレイ3を挿入すると、前記
ボタン部31bによりスイッチ18を自動的にONさせ
てフラッシュバルブ14を閃光させることができる。ま
た、前記の閃光操作を実行した後、フラッシュバルブ1
4の交換のために、蓋体2を開くには、トレイ3を大き
く引き出してから係止ボルト20を回して、その頭部2
0aが本体の側壁1cから大きく離れる位置まで移動さ
せる必要があり、その操作に要する時間として数秒以上
かかるので、この時間中に前記閃光したフラッシュバル
ブ14は自然冷却されるから、開いた蓋体2から使用済
みのフラッシュバルブ14を安全に取り外すことができ
るのである。
【0024】なお、前記係止ボルト20に代えて、係止
手段の別の実施例として、旋回あごを持つクランプ機構
(実公昭44−5225号公報、実公昭44−5227
号公報を参照)を採用しても良い。他方、前記スイッチ
18及びスイッチケース19を本体1に位置固定的に設
けても良いが、前記実施例のように、回動する蓋体2に
設けることにより、当該蓋体2が本体1に対して閉じた
所定の姿勢となったときにのみ、前記スイッチ18及び
スイッチケース19が所定の箇所に位置して、トレイ3
を挿入したときにボタン部31bがスイッチ孔19aか
らスイッチ18箇所に入るように構成すれば、換言すれ
ば、蓋体2が所定の姿勢に閉じない限りは、本体1内に
トレイ3を所定位置まで挿入しても、スイッチONでき
ない構成とすることにより、フラッシュバルブ14の無
駄な閃光操作を実行できず、誤作動させることがないと
いう特有の効果を奏する。
【0025】次に、製版用基板10の構成について説明
すると、図6〜図8(a)に示す実施例では、不織布等
からなる支持板23と、連続気泡を有し、スタンプイン
キが含浸可能な多孔性を有する材料に、カーボンブラッ
クまたは光エネルギー吸引性物質を分散させて含有させ
た多孔性シート24と、該多孔性シート24の表面側に
配置するPETフィルム等の透明な保護シート25とか
らなり、多孔性シート24は、ポリオレフィン系樹脂、
ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリウレタン系樹脂等軟質合成
樹脂材と少なくとも気泡形成剤とを混合させて薄板状
(肉厚さ0.4mm 〜1mm程度) に形成した後に気泡形成剤
のみを溶融除去したものであり、カーボンブラックまた
は光エネルギー吸引性物質を分散させて含有したもので
ある。基板24の表面には、多数の微少な気孔が露出し
ていることになる。実施例において、不織布としての支
持板23の肉厚さ1mm程度としたとき、多孔性シート2
4の厚さ寸法をそれより薄い0.4mm 程度に設定し、保護
シート25の厚さは0.1mm 程度とする。
【0026】なお、図9に示す他の実施例の製版用基板
10では、表面に保護シート25を仮貼着した多孔性シ
ート24の裏面に支持板(不織布)23が貼着され、そ
の支持板(不織布)23の裏面に、両面接着テープ50
を貼着してなるものである。両面接着テープ50の構成
は、従来から周知の如く、不織布である支持板23の裏
面に接着する接着層50aを備えた接着テープ50bの
他面に塗布された接着層50cが離型テープ50dにて
覆われたものである。このように両面接着テープ50が
予め貼着された製版用基板10であれば、製版後にスタ
ンプ印刷するとき、離型テープ50dを剥がした接着テ
ープ50bをスタンプ押し台(図示せず)に簡単に接着
することができる。前記各実施例において、支持板23
の硬度は多孔性シート24のそれよりも固いものであ
る。
【0027】図7はこれらの製版用基板10の製造方法
の一例であって、コイル状に巻回した支持板23を巻き
戻しつつ、その上面に、多孔性シート24の原材料(軟
質合成樹脂材)と少なくとも気泡形成剤とを混合させた
ゲル状のものを所定厚さだけ塗布し、溶液中を通過させ
て気泡形成剤のみを溶融除去し、さらにその下流側にで
乾燥させて接着完了させる。次いで、その搬送下流側に
て、同じくコイル状の保護シート25を巻き戻しつつ、
前記多孔性シート24の上面に仮貼着させる。なお、両
面接着テープ50が必要なときは図7の二点鎖線で示す
ように、支持板23の下面に貼着すれば良い。
【0028】保護シート25は前記多孔性シート24の
材料である軟質合成樹脂材の溶融点より高い溶融点を有
する。例えば、この保護シート25は、多孔性シート2
4の融点( 軟質ポリウレタン系樹脂の場合は約120
℃、軟質ポリオレフイン系樹脂の場合は約70℃であ
る) より高い融点(約230℃)を有する透明なPET
(ポリエチレンテレフタレート)樹脂フィルムが好まし
く、その各シートの厚さは0.025mm 〜0.2mm 程度であ
る。保護シート25は製版作業時に原稿シート11の表
面に製版用基板10(多孔性シート24の表面)が接着
されないようにするために使用するが、製造時から多孔
性シート24の表面に保護シート25を仮接着させてお
けば、前述のように製版用基板10をコイル状に巻き取
ったとき、多孔性シート24の表面に、支持板23とし
ての不織布の凹凸形状が刻印されるのを確実に防止し
て、多孔性シート24の表面を滑らかにすることができ
るし、不織布の繊維が多孔性シート24の表面に付着し
たり、流通段階等においてごみが付着することが防止で
きる効果がある。
【0029】前記多孔性シート24に含有されるカーボ
ンブラックまたは光エネルギー吸引性物質の重量比率
は、実施例では、ポリウレタン系発泡樹脂に対し、カー
ボンブラックの含有率が1.0 重量%〜1.5 重量%であ
る。なお、カーボンブラックの含有率はこれに限定され
るものではなく、0.1 重量%〜15重量%の範囲であれば
良い。カーボンブラックの含有率が15重量%より大きい
と、多孔性シート24の表面自体が黒色となってしま
い、塗布したスタンプインキが何色か分からなくなり、
さらには、スタンプインキを塗布したかどうかも分から
なくなってしまうという欠点があり、0.1 重量%より小
さいと、充分な発熱が得られず、多孔性シート24の表
面を溶融できないという問題がある。また、光エネルギ
ー吸引性物質としては、塩化銀、臭化銀等がある。
【0030】次に、製版方法について説明すると、連続
気泡を有し、スタンプインキが含浸可能な多孔性を有す
る材料に、カーボンブラックまたは光エネルギー吸引性
物質を分散させて含有させた製版用基板10を使用する
場合、製版に際して、予め、光透過性のシート(フィル
ム)に所望の文字、図形等の鏡像となる画線部26を有
する原稿シート11を準備する。なお、原稿シート11
の製造方法については後述する。
【0031】まず、トレイ3における基体31の上面の
枠部34の外周縁に、前記製版用基板10の下面外周縁
が略沿うように載置し、その保護シート25の上に原稿
シート11をその画線部26が保護シート25の表面に
密着するようにして積層させた後、その上から前記透明
な押圧板32を被せ回動し、係合体33を略垂直状に立
て起こして押圧板32を押し付ける(図6及び図8
(a)参照)。製版用基板10における支持板(不織
布)23の裏面側に予め両面接着テープ50が貼着され
ているもの(図9(a)参照)では、両面接着テープ5
0側を基体31の上面に当接させて載置すれば良い。
【0032】次いで、図1に示すように、蓋体2を開い
て、新しい(未使用)のフラッシュバルブ14をソケッ
ト13に装着したのち、本体1の上を覆うように閉じ回
動し、前述の係止ボルト20を押し進めて、ボルト軸が
蓋体2における側板の係止孔嵌め込む。そして、係止ボ
ルト20をその頭部20aが本体1の側壁1cの外面に
当接するまで螺進させる。
【0033】次いで、前記トレイ3をその先端側から本
体1の側面開口部1bから内部に挿入し、当該トレイ3
における把手部の立ち上がり側壁31cの内面が、前記
頭部20aに当接すると、トレイ3の先端部に突設され
たボタン部31bが、スイッチケース19におけるスイ
ッチ孔19aに進入してスイッチ18をONさせ、フラ
ッシュバルブ14を閃光させるのである。
【0034】このようにして光照射すると、閃光の光エ
ネルギーのうち赤外線等の加熱エネルギーは、透明な押
圧板32及び原稿シート11及び保護シート25を介し
て前記製版用基板10の多孔性シート24の気孔が露出
している面に到達する。原稿シート11における画線部
26以外の箇所(非画線部)を通過した光エネルギーは
保護シート25をそのまま通過し(図8(a)参照)、
その光エネルギーにて製版用基板10における前記画線
部26以外の箇所(非画線部)に対応する表面(光照射
側表面)付近のカーボンブラックは吸熱し、製版用基板
10における前記画線部26以外の箇所(非画線部)に
対応する表面部分は加熱されて溶融し、その後固化する
と表面の気孔が閉塞され、所定の厚さのインキ非滲出部
27が形成される(図8(b)及び図9(b)参照)。
【0035】他方、原稿シート11は、その画線部26
が黒色の場合には、前記押圧板32方向から照射した光
エネルギーにて画線部26が加熱され、温度上昇する
が、当該画線部26に対応する保護シート25ではその
シートの厚み内の横方向等に熱伝導する。換言すると、
原稿シート11側で発生した熱は保護シート25にて吸
収・分散され、前記画線部26に対応する製版用基板1
0の表面箇所は、加熱されず、画線部26の形状通りに
気孔が露出したままインキ滲出部28となる。また、前
記画線部26が黒色以外の場合には、光エネルギーが画
線部26により遮断・反射され、前記画線部26に対応
する製版用基板10の表面箇所は、加熱されず、気孔が
露出したインキ滲出部28となる。
【0036】従って、前記光照射後に、前記保護シート
25と原稿シート11とを製版用基板10の広幅表面か
ら除去すると、図8(b)及び図9(b)に示すよう
に、原稿シート11における画線部26の鏡像の形状通
りの気孔が露出したままでインキ滲出部28となり、非
画線部に対応するインキ非滲出部27が製版用基板10
の広幅表面に形成された所定の印面のスタンプとして製
版できるのである。
【0037】なお、好ましくは保護シート25は製版用
基板10の広幅面と接触する面をサンドブラスト加工し
たり、細かいエンボス加工もしくはシボ塗装を施すこと
により、保護シート25と製版用基板10の広幅表面と
の間に薄い断熱空気層が形成され、原稿シート11の画
線部26が黒インキの場合にはその画線部26にて発生
した熱が、効率良く保護シート25にて吸収・分散さ
れ、製版用基板10の表面方向に伝達されないから、画
線部26の鏡像の形状通りの気孔が露出したままとな
り、インキ滲出部28の印影のエッジが鮮明となるとい
う効果を奏する。
【0038】連続気泡を有し、スタンプインキが含浸可
能な多孔性を有する材料に、カーボンブラック等の光エ
ネルギー吸引物質を分散させて含有した製版用基板10
の表面に、(前記保護シート25を剥がしてから)原稿
シート11の画線部26を直接密着させて原稿シート1
1側から前述の光照射を実行しても良い。この場合に
は、画線部26と対面する製版用基板10の表面も加熱
されて溶融し、そののち固化すると形成されたインキ非
滲出部が画線部26と密着するので、原稿シート11を
剥がすとき、当該画線部26の形状通りにインキ非滲出
部が剥離されて、印影通りのインキ滲出部28が形成で
きるのである。
【0039】他の実施形態は、製版用基板10が、カー
ボンブラックまたは光エネルギー吸引性物質を含有しな
いで、連続気泡を有し、スタンプインキが含浸可能な多
孔性シートにより構成したものであり、その材料は前記
のものと同じである。この場合には、製版用基板10の
広幅面(気孔が露出した面)に当接する加熱シートに
は、カーボンブラック等の黒色顔料を予め混入、もしく
は表面に印刷したものを使用する。この実施形態では、
本加熱動作において、透明な押圧板32側から照射した
光が原稿シート11を通過し、非画像部に対応する箇所
では、黒色の加熱シートにて吸収された光エネルギーに
より加熱され、対面する製版用基板10の表面が前記熱
により一旦溶融した後固化するから、スタンプインキが
滲出ないインキ非滲出部27となり、画線部26に対応
する箇所では、前記光が透過しないので、原稿シート1
1における画線部26の鏡像の形状通りの気孔が露出し
たままでインキ滲出部28となり、所定の印面のスタン
プとして製版できるのである。
【0040】次に、前記製版装置を使用して、ネガフィ
ルム41からフォトクロミックフィルム40製の原稿シ
ートを製造する方法について説明する。図10(a)に
示すように、フォトクロミックフィルム40は、その基
材となる保護シート40aとその片面(実施例では上
面)に塗布等により形成されたフォトクロミック層45
bとからなり、保護シート40aは、前述の製版用基板
10における多孔性シートの材料の融点(軟質ポリウレ
タン系樹脂の場合は約120℃、軟質ポリオレフイン系
樹脂の場合は約70℃である) より高い融点(約230
℃)を有する透明なPET(ポリエチレンテレフタレー
ト)樹脂フィルムが好ましく、ABS樹脂等の合成樹脂
であっても良い。
【0041】保護シート40aの表面に形成される薄層
(薄膜)としてのフォトクロミック層40bは、有機フ
ォトクロミックインキ(帝国インキ製)を保護シート4
0aの表面に含浸または塗布することにより略均一厚さ
にて形成される。このフォトクロミックインキは通常無
色透明であり、紫外線を照射することにより、青色に発
色する性質を有する。また、フォトクロミックインキへ
の紫外線の照射を遮断して所定時間経過することによ
り、無色透明に変化し、紫外線の照射以前の状態に復帰
するという可逆性を有する。
【0042】ネガフィルム41は、公知の白黒写真用の
ネガフィルムであり、透光性を有するフィルム基材41
aとその表面に形成された現像後の還元金属銀の膜から
なる非透光性部41bとから構成されて所望の人物画像
等のネガ状画像が形成される。原稿シートを作成すると
きには、図2のごとく本体1から取り出したトレイ3の
係合体33を図3の反時計方向に回動して係合解除され
た押圧板32を上向きに開く。そして、基体31の上面
の枠部34には、当該枠部34の外縁とほぼ同じ大きさ
の平面視略矩形状のスポンジ材等の軟質材料からなる座
体35を枠部34の外周縁に重なるように載置する。そ
の上に前記フォトクロミックフィルム40をそのフォト
クロミック層40bが上になり、ネガフィルム41の非
透光性部41bが前記フォトクロミック層40bと接す
るように積層させた後、押圧板32を被せ、係合体33
を図3の時計方向に回動して、突起部32aに係合体3
3の係合部33aが係合して押圧板32にて前記フォト
クロミックフィルム40にネガフィルム41を密着させ
る。この状態で、前記透明な押圧板32の側から太陽光
もしくは紫外線ランプ等の光源からの紫外線UVを含む
光線を適宜時間照射する(図10(b)の状態参照)。
【0043】この光線の照射により、その光中の紫外線
UVは、ネガフィルム41の非透光性部41bの厚い部
分では遮られるが、フィルム基材41a及び薄い膜厚さ
の非透光性部41bでは通過して、フォトクロミック層
40bに照射される。これにより、紫外線UVが照射さ
れたフォトクロミック層40bは、青色等の非透光部4
0cに変化するので、前記トレイ3からフォトクロミッ
クフィルム40のみを取り出せば、前記ネガフィルム4
1の白黒のネガ画像に対して反転した陽画(ポジ状)の
画像が形成された原稿シート11が形成されるのである
(図10(c)参照)。
【0044】前述のように、紫外線UVを遮断して適宜
時間経過すれば、前記非透光部40cが元の無色透明の
フォトクロミック層40bとなるフォトクロミックフィ
ルム40に戻るので、この材料からなる原稿シートは再
利用ができて経済的である。原稿用シートとして、前記
フォトクロミックフィルム40に代えて、紫外線硬化フ
ィルムを使用しても良い。紫外線硬化フィルムは、保護
シートとその片面に薄膜の紫外線硬化性樹脂層を略均一
の膜厚さにて形成したものであり、保護シートは、前述
の製版用基板10における多孔性シートの材料の融点
(軟質ポリウレタン系樹脂の場合は約120℃、軟質ポ
リオレフイン系樹脂の場合は約70℃である) より高い
融点(約230℃)を有する透明なPET(ポリエチレ
ンテレフタレート)樹脂フィルムが好ましい。紫外線硬
化性樹脂層は、ポリエステルアクリレート等のオリゴマ
ー、モノマーと、ベンゾンフェノイン系の光重合開始剤
を主成分とし、紫外線照射により硬化する性質を有する
ものである。なお、この紫外線硬化性樹脂層には予め
黒、金、銀、白色等の非透光性の着色剤が混入、もしく
は塗布されている。
【0045】前述の原稿シートとほぼ同様にして、トレ
イ3に座体35、紫外線硬化フィルム、ネガフィルム4
1を積層してこれらを透明な押圧板32にて押圧した状
態にて、太陽光もしくは紫外線ランプ等の光源にて紫外
線照射すると、ネガフィルム41における非透光性部4
1bの箇所では紫外線が遮断される一方、前記非透光性
部41b以外の箇所では、紫外線が紫外線硬化フィルム
における紫外線硬化性樹脂層を照射し、その部分では前
記樹脂が硬化する。その後、前記紫外線硬化フィルムを
トレイ3から取り出して溶剤もしくは水にて洗浄する
と、硬化していない紫外線硬化性樹脂層が溶解もしくは
洗い流されて除去され、紫外線硬化フィルムには前記ネ
ガフィルム41の画像に対して反転したポジ状画像が得
られるのである。
【0046】原稿用シートとして、サーマルPETフィ
ルムを使用することもできる。このサーマルPETフィ
ルムは、透明なPET(ポリエチレンテレフタレート)
樹脂からなる保護シートの表面(片面)に形成される感
熱層を備え、前記の製版作業において、製版用基板10
とサーマルPETフィルムとを積層してフラッシュバル
ブにて加熱したときにも、サーマルPETフィルムは溶
融されない。
【0047】前記感熱層は、公知の通常感熱紙の表面に
塗布されている発色剤と同じ成分(例えば、結合剤中に
無色色素とフェノール化合物等を細かく分散させたも
の)を有するものであるので、詳細な説明は省略する。
この場合の原稿シートの製造に際しては前記トレイ3の
基体31の枠部34に座体35、サーマルPETフィル
ム、加熱シート(インキ、黒色トナー等が塗布されたフ
ィルムであって赤外線が照射されると発熱する性質を有
する)、ネガフィルム41の順に積層し、その上から押
圧板32を被せて係合体33にて開き不能に係合し、前
記製版作業と同様にして装置の本体1内に挿入し、フラ
ッシュバルブ14を閃光させると、当該閃光中の赤外線
により、ネガフィルム412における非透光性部41b
以外の箇所(透光部)に対応(対面)する加熱シートの
箇所のみが加熱し、この加熱された箇所に対面するサー
マルPETフィルムにおける加熱層の部分が黒色等に発
色したポジ状の画像が形成された原稿シートが製作でき
るのである。
【0048】なお、この他に原稿シート11として、P
PC用紙(トレーシング用原稿紙)、透明PETフィル
ム等の光透過性のシート基材の表面に、黒色、白色、金
色、銀色等の任意の色彩の光非透過性のインキ、油性マ
ーカ、ペイント、絵の具等で光非透過性の画線部を描い
たものであっても良い。また、ネガフィルム41とし
て、白黒写真用フィルムを使用したが、カラー写真用フ
ィルムも使用可能である。
【0049】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1に記載
の発明の製版用基板は、連続気泡を有する多孔性のスタ
ンプの製版用基板であって、不織布の片面に、ウレタン
系樹脂等の軟質合成樹脂材からなる多孔性シートが形成
され、該多孔性シートの上面には透光性を有する薄い保
護シートが仮貼着されているものである。
【0050】この構成によれば、仕上がった製版用基板
をコイル状に巻いた場合に、保護シートで予め覆われた
多孔性シートの表面に支持板としての不織布の凹凸面が
刻印されたり、不織布の繊維が付着したり、他の塵が付
着する等の不都合がなく、後の製版作業を確実に実行で
きるという効果を奏する。また、請求項2に記載の発明
は、請求項1に記載の製版用基板において、前記不織布
における前記多孔性シートの貼着面と反対側の片面に
は、両面接着テープが貼着されているものである。
【0051】この構成によれば、製版後にスタンプ印刷
するときに、製版された印版をスタンプ台に固定する場
合、前記両面接着テープで固定することが至極簡単に行
えるという効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】製版装置の側断面図である。
【図2】トレイの斜視図である。
【図3】トレイの拡大側断面図である。
【図4】トレイを所定位置まで挿入した状態を示す断面
図である。
【図5】製版装置の平面図である。
【図6】トレイに製版用基板と原稿シートとを積層する
状態の斜視図である。
【図7】製版用基板の製造工程の一例を示す図である。
【図8】(a)は原稿シートと保護シートと不織布の支
持板で支持された製版用基板とを重ねて配置した状態の
断面図、(b)は製版後の製版用基板から保護シートを
離した状態の断面図である。
【図9】(a)は両面接着テープ付きの製版用基板の断
面図、(b)は製版仕上がり状態の製版用基板の断面図
である。
【図10】(a)は原稿シートの製造に際しての部材の
積層状態を示す断面図、(b)は紫外線照射状態を示す
断面図、(c)は仕上がった原稿シートの断面図であ
る。
【符号の説明】
1 本体 2 蓋体 3 トレイ 1b 側面開口部 10 製版用基板 12 マントル 12a 切欠き部 13 ソケット 14 フラッシュバルブ 15 傘板 18 スイッチ 19 スイッチケース 19a スイッチ孔 20 係止ボルト 21 係止孔 23 支持板(不織布) 24 多孔性シート 25 保護シート 31 基体 32 押圧板 32a 突起部 33 係合体 33a 係合部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続気泡を有する多孔性のスタンプの製
    版用基板であって、不織布の片面に、ウレタン系樹脂等
    の軟質合成樹脂材からなる多孔性シートが形成され、該
    多孔性シートの上面には透光性を有する薄い保護シート
    が仮貼着されていることを特徴とする製版用基板。
  2. 【請求項2】 前記不織布における前記多孔性シートの
    形成面と反対側の片面には、両面接着テープが貼着され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の製版用基板。
JP25899697A 1997-09-24 1997-09-24 製版用基板 Pending JPH1191221A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25899697A JPH1191221A (ja) 1997-09-24 1997-09-24 製版用基板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25899697A JPH1191221A (ja) 1997-09-24 1997-09-24 製版用基板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1191221A true JPH1191221A (ja) 1999-04-06

Family

ID=17327915

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25899697A Pending JPH1191221A (ja) 1997-09-24 1997-09-24 製版用基板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1191221A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100689166B1 (ko) * 1999-07-06 2007-03-08 부라더 고교 가부시키가이샤 스탬프용 도장 부재 및 이를 이용한 스탬프 유닛
CN100354143C (zh) * 2005-04-05 2007-12-12 张志华 适用于***的光敏垫及其制备方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100689166B1 (ko) * 1999-07-06 2007-03-08 부라더 고교 가부시키가이샤 스탬프용 도장 부재 및 이를 이용한 스탬프 유닛
CN100354143C (zh) * 2005-04-05 2007-12-12 张志华 适用于***的光敏垫及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001030290A (ja) レーザーマーキング加飾成形品とその製造方法
JPH1191221A (ja) 製版用基板
JP3159610B2 (ja) 印画作成装置
JPH1191063A (ja) 製版方法及び製版装置
JPH11101687A (ja) 紫外線の放射照度測定装置及び原稿シート作成装置
US6030743A (en) Method for manufacturing pattern sheet for plate-making
JPH1191220A (ja) スタンプ装置
JPH1191064A (ja) 製版装置
JPH1177947A (ja) 製版装置
JP3861933B2 (ja) スタンプの製版方法
JP3687202B2 (ja) スタンプの製版方法
JPH1191068A (ja) 製版装置
JP3132506B1 (ja) スタンプ作成方法およびスタンプ作成システム
JP3885277B2 (ja) スタンプ印版製造装置
JP3596252B2 (ja) 印材
JPH1199734A (ja) 製版用基板
JP2002172836A (ja) 製版装置及び製版装置用アタッチメント
JP3689972B2 (ja) 印刷装置
JP2018154057A (ja) 印判およびその製造方法、ならびに台木付印判製造方法
EP0867308B1 (en) Printing sheet for stamp
JP3114726B1 (ja) テープ印刷方法およびテープ印刷装置
JPH046934Y2 (ja)
JP3882861B2 (ja) 製版装置
JP5243759B2 (ja) スタンプ印面作成方法
JP2797323B2 (ja) 熱転写方法およびその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051025

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060516

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061004