JPH1191167A - 電子的に鮮明化された画像をプリントする方法及び装置 - Google Patents

電子的に鮮明化された画像をプリントする方法及び装置

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JPH1191167A
JPH1191167A JP10178849A JP17884998A JPH1191167A JP H1191167 A JPH1191167 A JP H1191167A JP 10178849 A JP10178849 A JP 10178849A JP 17884998 A JP17884998 A JP 17884998A JP H1191167 A JPH1191167 A JP H1191167A
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JP10178849A
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English (en)
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Roi Adamuzu Mooton Rojiyaa
ロイ アダムズ モートン ロジャー
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Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
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Publication date
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/407Control or modification of tonal gradation or of extreme levels, e.g. background level
    • H04N1/4072Control or modification of tonal gradation or of extreme levels, e.g. background level dependent on the contents of the original

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子的に鮮明化された縁を有する画像をプリ
ントする方法を提供する。 【解決手段】 この方法は基体上に画像を形成するため
に画像書込媒体を用いる。画像は標準の範囲より大きな
書込媒体露出の範囲を用いてプリントされる。標準範囲
は基体の巨視的領域がDminとDmaxとの間の基体
の全濃度範囲を示すことを確実にするために必要な範囲
である。そのようなプリントは画像の鮮明化された縁は
鮮明化された縁の濃度のクリッピングを減少してプリン
トされる。この方法を実施する装置もまた提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は写真の分野に関し、
より詳細には白黒及びカラー画像をプリントすることに
関する。
【0002】
【従来の技術】信号特にビデオ及びその他の画像データ
信号の電子的な処理で信号の高周波数部分を増強するフ
ィルタを用いてピーキングすることにより画像を鮮明化
することはよく知られている。鮮明化によりエッジが増
強される。しかしながらこの鮮明化又はピーキング技術
はピーキングが信号に適用される点で順次発生する振幅
が信号関数の利用可能なダイナミックレンジを越える信
号が発生しうる。例えば電子的に鮮明化された画像がプ
リントされるフィルムのダイナミックレンジは鮮明化に
より形成された画像の増加されたダイナミックレンジに
対応できない場合が生ずる。そのような場合に画像上で
なされるいかなる鮮明化も画像がそのようなフィルム上
でプリンとされるときに失われる。
【0003】統合画像(integral imag
e)は視覚的な外観を増強するために鮮明化することが
特に望ましい画像である。レンチキュラーレンズシー
ト、蠅の目(fly’s eye)レンズシート、又は
バリアストリップシートを用いる統合画像要素及びユー
ザーがいかなる特殊な眼鏡又は他の器具を用いることな
く三次元画像を見ることが可能なシートに整列した三次
元統合画像はそれ自体よく知られている。そのような画
像要素及びその構成は1976年にニューヨークのAc
ademic Press社から出版されたTakan
ori Okoshiの”Three−Dimensi
onal Imaging Techniques”に
記載されている。レンチキュラーレンズシート(即ち複
数の隣接する平行な細長い部分的に円筒形のレンズを有
するシート)を有する統合画像要素は米国特許第539
1254号、5424533号、5241608号、5
455689号、5764678号、5391254
号、5424533号等、及び米国特許出願07/93
1744に記載されている。
【0004】三次元画像とは別に、場面で対象の動きを
シミュレートする複数の光景を有する統合画像はまた知
られている。異なる画像を同じ位置から観察するために
レンチキュラーレンズシートに関してレンチキュラー画
像を動かすことは米国特許第3562941号に開示さ
れている。レンチキュラーレンズシートを有する統合画
像要素は三次元統合画像の場合には三次元画像がレンチ
キュラーが観察者の目に関して垂直に向いているときに
観察可能であるようにレンチキュラーと整列するインタ
ーレースされた垂直画像スライスを用いる。画像は使い
勝手がよいよう統合又はレンチキュラーレンズシートに
ラミネートされる(即ち接着される)。米国特許第32
68238号、米国特許第3538632号に記載され
ているような類似の統合画像要素は一以上の三次元画像
とは別の(関連のない場面又は動きを表す一連の場面の
ような)多数のそれぞれの二次元場面を見せるために用
いられる。
【0005】統合画像は各二次元画像からの薄いストリ
ップ又はスライスを用いる故に統合画像を鮮明化するこ
とは特にそれらに対する知覚を増強する。統合画像のよ
うな画像を特に電子的鮮明化を用いて鮮明化可能にし、
鮮明化により増強された外観を失うことなく鮮明化され
た画像を適切な媒体上に再現可能にする手段を提供する
ことが望ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記問
題点を解決することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は画像出力媒体と
して用いられる多くの基体に対して露出のダイナミック
レンジ(即ち基体が示しうる可能な濃度レベルの範囲)
はダイナミックレンジが決定される露出される領域の大
きさに依存するという事実を利用する。例えば写真フィ
ルム、熱プリント及び他のプリント媒体はミクロな尺度
で測定したときにマクロな尺度で測定された露出ダイナ
ミックレンジより実際的により高い露出ダイナミックレ
ンジを有する。更にまた所定の紙に所定のインクでプリ
ントするインクジェットプリンタのような画像がプリン
トされる基体により示されるダイナミックレンジが固定
された他のプリント装置では本発明は鮮明化された縁の
減少されたクリッピングはなお基体の所定の領域に塗布
されたインクの量を制御することにより得られる。
【0008】故に本発明は、標準の範囲より大きな書込
媒体露出の範囲を用いて画像をプリントする段階を含
み、該標準の範囲は巨視的な領域は画像の鮮明化された
縁は鮮明化された縁濃度のクリッピングを減少するよう
プリントされるようにDminとDmaxとの間の基体
の全濃度範囲を示すことを確実にするために必要とされ
るの範囲である、基体上に画像を形成するために画像書
込媒体を用いることにより電子的に鮮明化された縁を有
する画像をプリントする方法を提供する。
【0009】画像書込媒体は画像を基体上に形成する媒
体である。例えばこれは基体上に投射された写真プリン
タのレーザー又は他の光源(ネガをプリントする写真プ
リンタではこれはネガを既に通過した光である)であ
り、またはインクジェット又は他のプリンタでは出力基
体に実際に塗布されるインクの量又は速度である。レー
ザープリンタではレーザーは鮮明化された画像信号によ
り変調される。上記の方法では画像は標準の露出より少
なくとも30%、25%又は10%大きな範囲の露出範
囲でプリントされる。「標準の露出」は基体の巨視的な
領域(即ち比較的大きな領域)が媒体の可能な全濃度範
囲(しばしばDmin及びDmaxとそれぞれ称される
最小から最大濃度)を示すことを確実にするために充分
な露出として決定される。巨視的又は比較的大きな領域
とは少なくとも一つの、典型的には両方の寸法で典型的
に1ミリメートルより大きな領域を称する。入力画像は
現実の世界の従来の二次元画像(写真フィルム又は電子
カメラにより捕捉されたような)又は電子的に生成され
た画像を含むいかなる適切な画像でもありうる。特に電
子的に鮮明化された入力画像は統合画像又は統合画像が
深さ又は動きを示すようにするために用いられる従来の
二次元画像でありうる。「露出」レベルとは書込媒体の
振幅と時間の積のことである(即ち写真システムでは写
真基体の所定の領域に投射された光の全体の量であり、
又は着色料を塗布することによりプリントするシステム
では基体の所定の領域に塗布されたインク又は着色料の
全体の量である)。斯くして露出は書込媒体振幅又は出
力基体上の所定の位置にそれが存在する時間の増加によ
り増加される。いずれの場合にも書込媒体のより多くの
量が塗布される。入力画像は連続階調画像又はクロミナ
ンス及び輝度が均一な(ハーフトーンプリント方法で生
ずるような)離散的画像要素(例えば画素)で構成され
た画像を含むいかなる形の画像(特に統合画像)でもあ
りうる。
【0010】本発明は特に統合画像である電子的に鮮明
化された画像が鮮明化から得ることが可能な全ての増強
された外観を失うことなく適切な基体にプリントする手
段を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施例は以下に図を参照
して詳細に説明される。理解を容易にするために図に共
通の同一な要素を指示するために可能な場合には同じ符
号が用いられる。本発明は多くの画像出力媒体(即ち画
像が書かれる基体)に対して露出のダイナミックレンジ
はダイナミックレンジが決定される露出される領域の大
きさに依存するという事実を利用する。例えば写真フィ
ルム、熱プリント及び他のプリント媒体はミクロな尺度
で測定したときにマクロな尺度で測定された露出ダイナ
ミックレンジより実際的により高い露出ダイナミックレ
ンジを有する。露出範囲のこの拡張は露出スケールの両
端で生じうる。他の媒体では本発明は書込媒体を制御す
ることは鮮明化された縁の基体上への表れ方を制御する
ことを許容するという事実を用いる。
【0012】例えばあるプリント及び写真フィルム露出
技術で露出特性はゼロ以上の標準露出が最小露出に対し
て必要となることを確実にする。この特性は書込媒体特
性(写真システムでの光露出のような)は書込媒体強度
はピーキングが生ずる縁に近い標準最小露出と等しいか
それより少ないことを確実にするために用いられる。同
様に媒体上に最大濃度を提供する標準最大露出より多い
露出はプリント範囲の外の信号振幅をピーキング(即ち
鮮明化)するときでさえ鮮明化された縁の信号ピークは
なお出力基体の増強された縁を提供し、飽和によるクラ
ンピングは発生しない。
【0013】この原理はまたインクジェットプリンタ及
び基体を横切るインクの拡散が鮮明な縁を「よりソフ
ト」に表す他の染料に基づく応用に適用される。図1の
(a),(b),(c)は露出されたフィルムの測定さ
れたライン又は狭い縁に対するフィルム濃度応答101
と、階段が生ずるときに同じ露出から得られる階段状濃
度応答102を示す。図1の(a)から(c)及び残り
の図で、示されない場合には「E」は露出レベルを示
し、「D」は出力基体の得られた光学的濃度を表す。図
からわかるように、狭い縁又はライン応答101は予想
されるプロファイルがプリント材料がいかなる解像力の
損失もなしにプロファイルを再現することに対応する全
振幅に対応していない(また下の103に示される期待
されるラインより広い)。しかしながら図1の(a)か
ら(c)に示されるプロファイル104がピーキング関
数を通過する場合にはクリップされたプロファイル10
6により示されるように出力媒体上にクリップされて効
果的に表されるようにこの関数のダイナミックレンジの
外側にあるプロファイル105を生ずる。結果としてク
リッピングが発生している関数で鮮明さの損失に対して
補正するために用いられるピーキング信号(即ち鮮明化
信号)は減衰され、鮮明さの損失は補正されない。
【0014】フィルムプリント及び他のプリント方法で
はこの鮮明さの損失はプリントされた媒体それ自体で実
際に発生し、書込技術は拡張されたダイナミックレンジ
を扱うことは不可能であり、それにより解像度の損失に
対する補正に必要なピーク化された信号を提供すること
はできない。これに対する一つの理由は図2に示され、
これは例えば光の入来での露出と透過又は反射された応
答をプロットした線形スケールでの露出対プリント応答
曲線と図2の(b)のような濃度の対数スケールを示
す。図3の(a)に示されるように線形に、及び図3の
(b)に示されるように対数スケールでフィルム又は他
のプリント材料の露出特性を改善し、それから書き込み
技術を露出が露出範囲301を決められるように改善さ
れることによりプロファイル106に示されるようにピ
ークはクリップされないが、プリント処理で解像度の損
失が発生する点ではむしろプロファイル105に対応す
る。これは直接プリントシステム又はネガフィルムをプ
リントするような二段階システムのいずれでもなされう
る。二段階システムでは最終プリント露出は露出で要求
される濃度の範囲より応答で形成される濃度のより広い
ダイナミックレンジによりコントラストが増強される。
故に第一のプリント段階又はネガ段階は図4の(b)の
特性曲線で示されるようにカラー又は濃度のブロック領
域で最大から最小までの全体の応答(即ち光学的フィル
ム濃度)を形成するために必要な露出範囲402より広
い露出範囲401を最終プリント段階に対して供給しう
ることが必要である。対応する得られた濃度範囲は図4
の(b)の濃度軸に同じ符号401、402で示され
る。同様にネガを露出するときに利用可能なダイナミッ
クプリントレンジ403は最大から最小濃度範囲404
に対して要求される露出範囲より広い。
【0015】図5は本発明がいかになされるかを示す他
の例を示す。水平軸に沿ってフィルム露出がプロットさ
れ、垂直軸は濃度に対応する。E1は特徴づけられた写
真フィルムの解像度の限界により制限されないために充
分大きい画像の領域にわたり濃度DMINを形成するため
に必要な最小の露出である。E2はフィルムの解像度の
限界により制限されないために充分大きい領域にわたり
濃度DMAXに対応する濃度レベルを形成するために必要
な露出である。フィルムの解像度の限界により制限され
ないために充分大きな領域(巨視的な大きさの領域)に
わたるフィルム特性は巨視的特性曲線501により特徴
づけられる。特徴づけられた領域の大きさが一旦巨視的
な大きさより小さく(即ち少なくとも一方向又は選択的
に両方向に約1mm以下に)なると、濃度に対する曲線
に関する露出の有効な傾斜は減少し、それにより形成さ
れた狭いラインの特定の大きさに対して特性曲線502
が得られる。この曲線は種々の露出レベル及び濃度範囲
で図6に示されるようなテストパターンを露出し、例え
ば601のような特定の暗いラインの濃度及び例えば6
02のような特定の明るいラインの濃度をマイクロデン
シトメーターで測定することにより得られる。所定のラ
イン幅W及びライン間隔Wに対して502のような曲線
が形成され、露出EMIN(w)でDMINレベルが得られ、
露出EMAX(w)でDMAXレベルが得られる。実際的な方
法によりwに含まれる小さな寸法の故にこの伝達曲線5
02はフィルムを露出する書込スポットの大きさにより
影響される。例えば特性曲線503は異なる大きさの書
込スポットから得られる。
【0016】所定のライン幅に対して所定の露出レベル
を正確に得るためにフィルムのマイクロデンシトメトリ
ー伝達特性を理解する必要がある。これらは「dp」の
ピーク濃度レベルで所望の濃度の背景「db」上に図7
に示される「wf」での幅「w」の単一の小さな配置
(feature)と考えられる。wfdp及びdbの
関数である露出振幅「E」を求める。写真フィルムが線
形に振る舞うと仮定する場合には露出と濃度との間の関
係は線形伝達関数として取り扱い可能であり、フィルム
の解像度の損失は伝達特性の極とゼロにより特徴づけら
れる。しかしながら一般のフィルム及び他のプリント材
料は特に濃度が大きく変化する線形伝達関数を有さず、
故に要求された露出がwf,dbの関数であるような一
つの関数の応答特性項を正確に特徴づけるために必要で
ある。
【0017】露出特性は種々の幅wに対して測定された
背景濃度dbと振幅応答dpの関数として所定の露出レ
ベルへの応答で特定の幅と振幅のラインを形成すること
により実験的に決定可能である。この方法は均一な背景
上に小さな配置を存在させることに応用されうる。しか
しながらテクスチャーがより激しく変化する大きな振幅
の振れに対してより詳細な特性が要求される。小さな振
幅の振れに対して線形近似が伝達特性のようなその特性
及び極のゼロ値が平均背景濃度の関数として特徴づけら
れる。
【0018】この場合に得られた濃度に対して露出に関
連する与えられた平均濃度伝達特性傾斜は傾斜Sにより
特徴づけられ、一方で解像度特性は極p1,p2,p
3,...及びゼロz1,z2.z3....により特
徴づけられる。傾斜及び極値を含むこれらの値全ては小
さな信号の場合に平均背景濃度の関数である。これらの
特性が与えられた場合には最終的な所望の応答信号を発
生する目的に対してピーキング関数をデジタル的に発生
することが可能である。この実施例は図8に示され、こ
こでは所望の濃度dに対応する入来信号データがプロセ
ッサ801に入来し、このプロセッサは内部に記憶され
た小さな信号傾斜sと平均濃度の関数として小さな信号
極ゼロ値とに基づく鮮明化フィルタ関数を実施する。こ
れらは前もって最終プリント803を出力するプリンタ
及びプリンタ出力基体(例えばプリンタ用紙)の組合せ
802に対して特性化されている。プロセッサ801は
ニュートンラプソン又は共役法技術のような逆問題技術
を用いることにより所望の応答を特性化する。本明細書
では、「プロセッサ」又は「マイクロプロセッサ」は適
切にプログラムされた汎用デジタルコンピュータプロセ
ッサ又は所望の段階を実施可能なハードウエア及び/又
はソフトウエア組合せのような適切にプログラムされた
プロセッサを称する。
【0019】この同じ方法はまた大きな信号に対しても
用いられ得るが、結果は常に正確とは限らない。画素が
プリント材料に離散的な配置で書き込まれるデジタル処
理方法では問題は解像度特性が有限の画素数により囲ま
れた領域にわたる空間的な関数である故によりよく定義
される。この領域はプリンタ及び媒体の組合せの有効書
込スポットサイズに対応し、図9に示されるように有効
スポット902に隣接する画素の範囲にわたり画素90
1に対して定義される。斯くして非線形という意味で画
素901での露出Eの望ましい応答は周囲の所望の画素
濃度の関数として定義される。
【0020】関数は図9に示されるような画像の群の特
定の露出組合せに対するプリントされた媒体の応答を測
定するためにマイクロデンシトメトリーを用いることに
より経験的に決定される。これは図10に示されるよう
になされ、ここで信号発生器1001はライン1002
でプリンタフィルム組合せ1003に露出を発生し、得
られたプリント1004は次にマイクロデンシトメータ
ー1005を用いて解析され、これはライン1006で
濃度パターンに関するデータを形成し、このデータは図
9で示されたサンプルされた領域でサンプルされた画素
の数と同じオーダーの多項式係数を算出するためにニュ
ートンラプソン技術を用いてプロセッサ1009により
ライン1007上でパターンを発生するために用いられ
る露出情報に相関する。これらの多項式係数は逆多項式
を計算するために用いられ、この逆多項式はプリンタ1
102に送るために所望の露出レベルEを計算するため
に図11でプロセッサ1101により用いられる。
【0021】要約すると画素パターンでプリントするデ
ジタルプリンタに対する非線形の大きな変位と同様に画
素パターンでプリントするデジタルプリンタに対する非
線形の小さな変位を扱う方法を説明してきた。他の特別
な場合は所望の濃度がプリントされた材料のDMA又は
DIN範囲に近接するときにプリントされた領域の鮮明
度を正確に取り扱う場合である。この場合には小さい領
域で信号振幅の損失に対する補償をするために図5に示
される従来技術の露出E1,E2の範囲以外の露出レベ
ルを作る必要がある。この振幅の損失をモデル化する一
つの方法は与えられたライン幅に対する有効伝達特性を
示す曲線502を有する図5を参照して説明した。従来
技術のフィルタリング方法を用いた従来技術の線形鮮明
化技術と同様に図8、9、10、11を参照して説明し
た方法は従来技術の範囲の過剰な所望の露出の振幅を全
て形成可能である。
【0022】しかしながら鍵となる要素はこれらのより
大きな偏位を収容可能な方法でプリンタ媒体組合せを設
計することである。上記のように最終プリントを露出す
ることが従来のE1,E2範囲外の最終プリントに対し
て露出範囲を提供可能なときに濃度のネガの範囲が露出
に逆に変換されるときに本質的であるネガからプリント
を作るとき、それは特に必要である。これは負のDMA
XからDMINの範囲がMINからMAXの範囲にプリ
ンタ内で露出を作り、2つの鍵となる選択特性はプリン
タの充分な照明とDMAX範囲に対して充分なネガを選
択することを確実にすることである。図12はこれを示
し、ここで光源1201はプリント材料1204を照射
するためにレンズ1203を通してネガ1202を照明
する。他の鍵となる要素はDMIN値を与える最小露出
E1はゼロ露出レベル以上であるようにプリント材料を
設計することである。プリンタの設計の他の段階は図1
3に示されるような特性を有するよう8ビットデジタル
データである入来する露出データとプリンタのプリント
媒体の露出出力との間のルックアップテーブルを形成す
ることである。図13でE1は入来する露出信号(即ち
画像信号)であり、Edは露出装置(即ち書込媒体)へ
の駆動信号であり、曲線領域1301、1302での値
はE1からE2への間の範囲により表された基準露出範
囲の外側でプリント材料をオーバードライブするために
必要な付加的な範囲を供給する。この方法の利点はこの
方法が用いられない場合には連結を生ずる利用可能なデ
ジタル範囲の非常に多くを消費することなくオーバード
ライブ範囲を提供することである。
【0023】図14はこの駆動技術の有効な結果を示
す。図14では水平軸は小さな配置の幅を示し、一方で
垂直軸はこの配置のピーク値に対して得られうるDMA
Xを示す。実線の曲線1401は従来の方法を用いて背
景DMINにあることを仮定した配置に利用可能な応答
に対応し、一方で破線の曲線1402は本発明で説明し
たプリンタオーバードライブ技術を応用した結果として
の応答を示す。
【0024】図15はまた安定な高ガンマフィルム(即
ち濃度対露出特性対数曲線の線形部分で急な傾斜を有す
るフィルム)を用いる利点を示す。そのようなフィルム
はフィルム特性曲線1501を有し、通常の露出範囲は
E1(Dminに対応)からE2(Dmaxに対応)の
範囲である。図16に示されるようなスポットプロファ
イルでフィルム上に光スポットを書き込むことが望まし
く、ここでスポットの底は露出E3に対応し、頂上はE
の露出に対応する。E1が特性曲線の下端の露出であ
り、E2が肩の露出である場合に露出E1での有効スポ
ット幅はw2の実際のベーススポット幅と比較してw1
であり、50%露出はw4のスポットの50%振幅と比
べてw3である。斯くして鮮明さの増強はE1からE2
の下端から肩への範囲と比べて可能なE3からE4の幅
広いダイナミックレンジを形成することにより達成され
る。従ってこれは画像の鮮明さを増強する項目で本発明
の付加的な利点である。
【0025】理想的には電子的鮮明化関数は実験的、解
析的又は他の画像化システム解析方法、書込システムの
特性、媒体及び観察条件(反射プリントの場合に反射層
の反射特性を含む)を考慮に入れて形成される。特に入
力書込媒体露出の標準の範囲は製造業者の仕様(写真フ
ィルムに対する仕様のような)から容易に確認されう
る。例えばインクジェットプリンタに対して標準範囲は
出力媒体(典型的には紙)上の比較的大きな領域が出力
媒体の全濃度範囲を示すよう完全に飽和されることが許
容されることを必要とするプリンタの書込ヘッドに対す
る入力信号の最小範囲として確認される。どの場合にも
用いられる鮮明化関数に対して画像を電子的に鮮明化す
る多くの方法が特にデジタル画像処理の技術でよく知ら
れている。光感応写真フィルム上にプリントするために
光源を用いる以外(紙又は透明基体のいずれか)の画像
書込システムは使用可能なのは勿論である。これらはイ
ンクジェット、熱、レーザープリンタを含み、これは画
像を出力紙上にプリントする前にレーザー書込媒体を受
ける光導電性媒体でゼログラフィー処理を用いる。
【0026】インクジェットプリントの場合には鮮明化
関数は駆動信号プロファイルの幅を狭めることにより出
力媒体(典型的には紙)上のインクの拡散に対して補正
しなければならない。しかしながらこの狭くすることで
補正することは鮮明化関数がまたより鮮明な縁を提供す
るために画像の鮮明化された縁の位置に置かれたインク
の濃度が通常の最大値より大きいように提供されなけれ
ばならない(即ちより大きなプリントヘッド入力信号は
標準の範囲より大きな信号レベルの範囲を提供しなけれ
ばならない)。これは図17の(a)、(b)に示さ
れ、ここでプリントヘッドでの標準入力信号濃度範囲に
応答した出力基体(典型的には紙)上の従来技術の応答
画像1702が示される。標準入力信号強度範囲の形が
信号1701として示され、これは画像データのブロッ
クの出力(即ちプリント)に対してインクジェットプリ
ンタを駆動するよう用いられる。他方で鮮明化された信
号プロファイル1703は本発明の方法により提供され
るようなプリンタヘッドへの入力信号強度レベルの信号
プロファイルを示す。信号プロファイル1703は明ら
かに鮮明さが改善されたプリントされた画像プロファイ
ル応答1704を生ずる縁鮮明化関数により提供され
る。プロファイル1701と1703との間の違いは基
体にわたるインクの拡散に対して必要な補正に対応す
る。
【0027】本発明はその好ましい実施例を特に参照し
て詳細に説明されてきたが、変更及び改良は本発明の精
神及び範囲内でなされうる。
【0028】
【発明の効果】 【図面の簡単な説明】
【図1】写真基体上の濃度レベルプロファイルと対応す
る画像信号を示すグラフである。
【図2】(a)に線形及び(b)に対数スケールで写真
フィルムの典型的な応答特性曲線(露出対濃度)を示
す。
【図3】(a)に線形及び(b)に対数スケールで他の
写真フィルムの典型的な応答特性曲線を示す。
【図4】本発明の方法を用いた写真プリント方法で用い
られる写真基体に対する対数応答特性曲線を示す。
【図5】本発明の操作の異なる方法で示された他の写真
基体に対する対数応答特性曲線を示す。
【図6】図5に示された曲線を得るためのテストパター
ン画像を示す。
【図7】図6のパターンの特徴の一つを示す。
【図8】本発明の方法を実施する装置の一例の概略を示
す。
【図9】与えられた書込媒体及び出力基体を有する特定
のプリンタ用の有効書込スポットサイズを示す。
【図10】本発明の他の装置の概略を示す。
【図11】本発明の装置の部品の概略を示す。
【図12】本発明の方法を実施するために用いられる写
真プリンタの概略を示す。
【図13】プリント媒体露出対プリンタへ入来する信号
(画像信号)のグラフを示し、そのようなプリンタへ応
用された本発明の方法の応用を示す。
【図14】本発明の方法の応用の有効な結果を示す。
【図15】高コントラスト(ガンマ値)写真フィルムに
対する濃度対露出特性曲線(対数スケール)を示し、本
発明の方法でそのようなフィルムを用いる利点を示す。
【図16】本発明の方法を用いた図15のフィルムに対
する有効スポット露出対有効スポット幅を示す。
【図17】本発明による電子的鮮明化の前と後での縁を
有する画像の特徴を表す画像信号のグラフ(上のグラ
フ)と、インクジェット又は類似のプリンタ用の出力基
体を横切る位置での対応する濃度のグラフ(下のグラ
フ)である。
【符号の説明】
101 ライン応答 102 階段応答 103 予想されるライン 104、105 プロファイル 106 クリップされたプロファイル 301 露出範囲 401 より広い露出範囲 402 露出範囲 403 ダイナミックプリントレンジ 404 濃度範囲 501 フィルム特性曲線 601 特定の暗いライン 602 特定の明るいライン 801 プロセッサ 802 プリンタ及び出力基体の組合せ 803 最終画素 901 画素 1001 信号発生器 1002 露出ライン 1003 プリンタフィルムの組合せ 1004 得られたプリント 1005 マイクロデンシトメーター 1006 濃度パターンライン 1007 パターンライン 1009、1101 プロセッサ 1102 プリンタ 1201 光源 1202 ネガ 1203 レンズ 1204 プリント材料 1301、1302 曲線領域 1401 従来技術の応答曲線 1402 本発明による応答曲線 1501 階調スケール曲線 1701 信号プロファイル 1702 従来技術の応答画像 1703 鮮明化された信号プロファイル 1704 鮮明化された応答画像

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基体上に画像を形成するために画像書込媒
    体を用いることにより電子的に鮮明化された縁を有する
    画像をプリントする方法であって、 標準の範囲より大きな書込媒体露出の範囲を用いて画像
    をプリントする段階を含み、該標準の範囲は巨視的な領
    域が画像の鮮明化された縁は鮮明化された縁濃度のクリ
    ッピングを減少してプリントされるようにDminとD
    maxとの間の基体の全濃度範囲を示すことを確実にす
    るために必要とされる範囲であるプリント方法。
  2. 【請求項2】基体上に画像を形成するために画像書込媒
    体を用いることにより連続した階調の画像信号を鮮明化
    しプリントする装置であって、 画像信号の縁を電子的に鮮明化するための手段と、 巨視的な領域は鮮明化された縁が鮮明化された縁濃度の
    クリッピングを減少するようプリントされることを可能
    にするようにDminとDmaxとの間の基体の全濃度
    範囲を示すことを確実にするために必要とされる標準の
    範囲より大きな書込媒体露出の範囲を用いて鮮明化され
    た画像信号をプリントするプリンタとからなるプリント
    装置。
JP10178849A 1997-06-26 1998-06-25 電子的に鮮明化された画像をプリントする方法及び装置 Pending JPH1191167A (ja)

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