JPH1190622A - ろう付方法およびそのろう付部品 - Google Patents
ろう付方法およびそのろう付部品Info
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- JPH1190622A JPH1190622A JP25324097A JP25324097A JPH1190622A JP H1190622 A JPH1190622 A JP H1190622A JP 25324097 A JP25324097 A JP 25324097A JP 25324097 A JP25324097 A JP 25324097A JP H1190622 A JPH1190622 A JP H1190622A
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- Japan
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- brazing
- fitting
- joining
- flux
- clutch cone
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D23/00—Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
- F16D23/02—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
- F16D23/04—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch
- F16D23/06—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H55/00—Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
- F16H55/02—Toothed members; Worms
- F16H55/17—Toothed wheels
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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-
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
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- F16H55/02—Toothed members; Worms
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
- Gears, Cams (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ろう付部品の接合端部において、フラックス
の気化があっても、接合面積を確保して品質を安定化す
る。 【構成】 ろう付にて接合する一対の部品１０，２０の
接合面１４，２５の端部に垂直な嵌合部１６，２６を設
けて、ろう材３０およびフラックス４０をセットしてろ
う付する。この場合、両接合部品の嵌合部内にてフラッ
クスは気化しこの部分のろう付が阻害されるが、接合面
１４，２５での接合は全面において確保される。
の気化があっても、接合面積を確保して品質を安定化す
る。 【構成】 ろう付にて接合する一対の部品１０，２０の
接合面１４，２５の端部に垂直な嵌合部１６，２６を設
けて、ろう材３０およびフラックス４０をセットしてろ
う付する。この場合、両接合部品の嵌合部内にてフラッ
クスは気化しこの部分のろう付が阻害されるが、接合面
１４，２５での接合は全面において確保される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、平坦な接合面を
有する部品のろう付方法およびそのろう付部品に関する
ものである。
有する部品のろう付方法およびそのろう付部品に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】自動車のマニュアル変速機に組み込まれ
るギヤ部材を変速歯車本体に鋼製のクラッチコ−ンを圧
入し接合して製作する場合、従来は、変速歯車本体とク
ラッチコ−ンとの接合を電子ビ−ム溶接で行っていた。
しかし、電子ビ−ム溶接では、部分的な溶融と凝固に起
因するクラッチコ−ンの熱変形が問題となる上、特殊な
真空チャンバ−が必要であり、消耗品も多いため、コス
トが高くつくといった問題があった。
るギヤ部材を変速歯車本体に鋼製のクラッチコ−ンを圧
入し接合して製作する場合、従来は、変速歯車本体とク
ラッチコ−ンとの接合を電子ビ−ム溶接で行っていた。
しかし、電子ビ−ム溶接では、部分的な溶融と凝固に起
因するクラッチコ−ンの熱変形が問題となる上、特殊な
真空チャンバ−が必要であり、消耗品も多いため、コス
トが高くつくといった問題があった。
【０００３】そこで、上記変速歯車本体とクラッチコ−
ンとの接合をろう付によって行い、しかも、そのろう付
を、浸炭処理のための加熱を利用して浸炭と同時に行う
ようにしてコストを低減することが特開平８−２０６８
６号に示されている。
ンとの接合をろう付によって行い、しかも、そのろう付
を、浸炭処理のための加熱を利用して浸炭と同時に行う
ようにしてコストを低減することが特開平８−２０６８
６号に示されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図５，図６に
示すように変速歯車本体１とクラッチコ−ン２等の平坦
な接合面３を有する部品をろう付する場合に、図５のよ
うにろう材およびフラックス６をセットしたものを加熱
してろう付すると、図６のように接合面３，４の外周端
部分にろう材５が溶けて流出するろう材７が達せず、未
接合部８が残り、接合面積が小さくなり接合強度が得ら
れない問題がある。これは接合部にろう材と共にセット
されるフラックスが気化し、浸炭ガスにより気化部が酸
化するためにろう材の流れが止まり未接合部が残るもの
と考えられる。
示すように変速歯車本体１とクラッチコ−ン２等の平坦
な接合面３を有する部品をろう付する場合に、図５のよ
うにろう材およびフラックス６をセットしたものを加熱
してろう付すると、図６のように接合面３，４の外周端
部分にろう材５が溶けて流出するろう材７が達せず、未
接合部８が残り、接合面積が小さくなり接合強度が得ら
れない問題がある。これは接合部にろう材と共にセット
されるフラックスが気化し、浸炭ガスにより気化部が酸
化するためにろう材の流れが止まり未接合部が残るもの
と考えられる。
【０００５】したがって、この発明は、上記のような事
情においてなされたものであり、その目的とするところ
は、平坦な接合面を有する部品のろう付において、平坦
面の外周端部分も確実にろう付して必要とする接合強度
を得ることにある。
情においてなされたものであり、その目的とするところ
は、平坦な接合面を有する部品のろう付において、平坦
面の外周端部分も確実にろう付して必要とする接合強度
を得ることにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項１記載の発明は、平坦な接合面をもって部品をろ
う付する方法であって、平坦な接合面の各端部に垂直な
嵌合部を形成したろう付部品を準備する第一の工程と、
ついでろう材およびフラックスを接合面にセットしてろ
う付部品を互いに嵌合させる第二の工程と、この嵌合し
たものをろう付温度に加熱してろう付する第三の工程と
を有するものである。
請求項１記載の発明は、平坦な接合面をもって部品をろ
う付する方法であって、平坦な接合面の各端部に垂直な
嵌合部を形成したろう付部品を準備する第一の工程と、
ついでろう材およびフラックスを接合面にセットしてろ
う付部品を互いに嵌合させる第二の工程と、この嵌合し
たものをろう付温度に加熱してろう付する第三の工程と
を有するものである。
【０００７】上記方法の場合、接合部の端部の垂直な嵌
合部によって形成される空間にフラックスの気化部を形
成することになり、平坦な接合面は全面接合面として確
保することができる。
合部によって形成される空間にフラックスの気化部を形
成することになり、平坦な接合面は全面接合面として確
保することができる。
【０００８】請求項２記載の発明は、請求項１記載の発
明において、第三の工程のろう付加熱が浸炭炉による加
熱により行われるものである。上記方法の場合、ろう付
加熱がろう付部材の浸炭焼入処理における浸炭炉による
加熱にて行うことができ、ろう付のための特別な加熱を
必要とせずにろう付することができ、製造コストの低減
を図る事ができる。
明において、第三の工程のろう付加熱が浸炭炉による加
熱により行われるものである。上記方法の場合、ろう付
加熱がろう付部材の浸炭焼入処理における浸炭炉による
加熱にて行うことができ、ろう付のための特別な加熱を
必要とせずにろう付することができ、製造コストの低減
を図る事ができる。
【０００９】請求項３記載の発明は、請求項１の発明に
おいて、接合されるろう付部品は変速歯車本体とクラッ
チコ−ンであるものである。上記方法の場合、変速歯車
本体とクラッチコ−ンとの接合面積が確保され品質が安
定し、強度の低下を防止することができる。
おいて、接合されるろう付部品は変速歯車本体とクラッ
チコ−ンであるものである。上記方法の場合、変速歯車
本体とクラッチコ−ンとの接合面積が確保され品質が安
定し、強度の低下を防止することができる。
【００１０】請求項４記載の発明は、請求項３記載の発
明において、変速歯車本体のクラッチコ−ン嵌合方向前
端外周にろう材のセット溝を設けてろう材をセットする
ものである。
明において、変速歯車本体のクラッチコ−ン嵌合方向前
端外周にろう材のセット溝を設けてろう材をセットする
ものである。
【００１１】上記の方法の場合、ろう材をセット溝内に
確実に保持できるため、搬送や浸炭炉等における加熱の
際にろう材が落下することなくろう付作業を容易におこ
なうことができる。
確実に保持できるため、搬送や浸炭炉等における加熱の
際にろう材が落下することなくろう付作業を容易におこ
なうことができる。
【００１２】請求項５記載の発明は、平坦な接合面をも
ってろう付されるろう付部品であって、平坦な接合面の
各端部に垂直な嵌合部を形成したろう付部品が互いに嵌
合してろう付され、垂直な嵌合部はフラックスの気化部
となっているろう付部品にある。
ってろう付されるろう付部品であって、平坦な接合面の
各端部に垂直な嵌合部を形成したろう付部品が互いに嵌
合してろう付され、垂直な嵌合部はフラックスの気化部
となっているろう付部品にある。
【００１３】上記構成の場合、平坦な接合面の端部に形
成される垂直な嵌合部はフラックスの気化部を形成する
ことになり、平坦な接合面は全面接合面として確保する
ことができる。
成される垂直な嵌合部はフラックスの気化部を形成する
ことになり、平坦な接合面は全面接合面として確保する
ことができる。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
１ないし図４に基いて説明する。この例は、この発明を
自動車のマニュアル変速機に組み込まれるギヤ部材を変
速歯車本体に鋼製のクラッチコ−ンを嵌合して接合して
製作する場合に適用したものである。
１ないし図４に基いて説明する。この例は、この発明を
自動車のマニュアル変速機に組み込まれるギヤ部材を変
速歯車本体に鋼製のクラッチコ−ンを嵌合して接合して
製作する場合に適用したものである。
【００１５】図１において、１０は変速歯車本体であ
り、２０はクラッチコ−ンである。変速歯車本体１０
は、外周にギヤ歯１１を有するギヤ部１２と、クラッチ
コ−ン２０の嵌合孔２１が嵌合される嵌合軸部１３とを
一体形成している。嵌合軸部１３の前端の直角方向でか
つギヤ部１２の背面には平坦な接合面１４を形成してい
る。またこの変速歯車本体１０には、嵌合軸部１３の前
端部に環状でかつ断面半円状のろう材のセット溝１５を
設けている。接合面１４の外周には、接合面１４に垂直
な嵌合部１６を設けている。
り、２０はクラッチコ−ンである。変速歯車本体１０
は、外周にギヤ歯１１を有するギヤ部１２と、クラッチ
コ−ン２０の嵌合孔２１が嵌合される嵌合軸部１３とを
一体形成している。嵌合軸部１３の前端の直角方向でか
つギヤ部１２の背面には平坦な接合面１４を形成してい
る。またこの変速歯車本体１０には、嵌合軸部１３の前
端部に環状でかつ断面半円状のろう材のセット溝１５を
設けている。接合面１４の外周には、接合面１４に垂直
な嵌合部１６を設けている。
【００１６】クラッチコ−ン２０は、外周面がテ−パ−
状のコ−ン面とされた筒部２２と外周にギヤ歯２３を有
するギヤ部２４が一体形成されたもので、これら筒部２
２およびギヤ部２４を軸心方向に貫通する前記変速歯車
本体１０の嵌合軸部１３に嵌合可能な嵌合孔２１が設け
られている。クラッチコ−ン２０の前部には、筒部２２
の軸心と直角な平坦な接合面２５を設けている。この接
合面２５は変速歯車本体１０の接合面１４に対応して設
けられている。クラッチコ−ン２０の接合面２５の外周
側には、この接合面２５の端部から垂直な嵌合部２６を
設けている。この嵌合部２６は変速歯車本体１０の嵌合
部１６と２０ミクロンから８０ミクロンの間隙をもって
嵌合する。
状のコ−ン面とされた筒部２２と外周にギヤ歯２３を有
するギヤ部２４が一体形成されたもので、これら筒部２
２およびギヤ部２４を軸心方向に貫通する前記変速歯車
本体１０の嵌合軸部１３に嵌合可能な嵌合孔２１が設け
られている。クラッチコ−ン２０の前部には、筒部２２
の軸心と直角な平坦な接合面２５を設けている。この接
合面２５は変速歯車本体１０の接合面１４に対応して設
けられている。クラッチコ−ン２０の接合面２５の外周
側には、この接合面２５の端部から垂直な嵌合部２６を
設けている。この嵌合部２６は変速歯車本体１０の嵌合
部１６と２０ミクロンから８０ミクロンの間隙をもって
嵌合する。
【００１７】上記のように、変速歯車本体１０とクラッ
チコ−ン２０を別個に準備する第一工程の後、次のろう
付準備段階としての第二の工程を行う。すなわち、図２
のように一部が切欠かれたリング状のろう材３０を変速
歯車本体１０のセット溝１５にセットし、ついでフラッ
クス４０を変速歯車本体１０の嵌合軸部１３の表面、接
合面１４および嵌合部１６の表面に塗布する。なお上記
ろう材としては、特開平８−２０６８８号に示されるよ
うなＣｕ−Ｍｎ系の浸炭同時ろう付用のろう材を用い
る。ついで、クラッチコ−ン２０の嵌合孔２１を変速歯
車本体１０の嵌合軸部１３に圧入して図３の状態とす
る。この場合クラッチコ−ン２０の嵌合部２６の先端
は、変速歯車本体１０の嵌合部１６に０・５から１ミリ
メ−トルの深さに嵌合するようにしている。
チコ−ン２０を別個に準備する第一工程の後、次のろう
付準備段階としての第二の工程を行う。すなわち、図２
のように一部が切欠かれたリング状のろう材３０を変速
歯車本体１０のセット溝１５にセットし、ついでフラッ
クス４０を変速歯車本体１０の嵌合軸部１３の表面、接
合面１４および嵌合部１６の表面に塗布する。なお上記
ろう材としては、特開平８−２０６８８号に示されるよ
うなＣｕ−Ｍｎ系の浸炭同時ろう付用のろう材を用い
る。ついで、クラッチコ−ン２０の嵌合孔２１を変速歯
車本体１０の嵌合軸部１３に圧入して図３の状態とす
る。この場合クラッチコ−ン２０の嵌合部２６の先端
は、変速歯車本体１０の嵌合部１６に０・５から１ミリ
メ−トルの深さに嵌合するようにしている。
【００１８】クラッチコ−ン２０にろう材３０，フラッ
クス４０がセットされた状態でつぎの第三の工程として
のろう付工程に入る。ろう付工程は、変速歯車本体１０
とクラッチコ−ン２０の浸炭焼入と同時に行うようにし
ている。すなわち、図３のようにセットされたものは、
浸炭炉に搬入され、加熱，浸炭されるが、この際ろう材
３０は、溶融し図４のように接合面１４と接合面２５と
の間および嵌合軸部１３と嵌合孔２１の間にフラックス
の機能によって浸透しようとする。この時、フラックス
気化部５０内のフラックスは浸炭ガスに直接触れるため
気化するが接合面１４，接合面２５においてはその方向
が変化することと、フラックス気化部５０から遠いこと
によって気化が防止され、この接合面１４と接合面２５
の溶けたろう材３１は図４のようになり、接合面１４，
接合面２５は全面が接合され、これが焼き入れ冷却によ
り固化してろう付を完了する。
クス４０がセットされた状態でつぎの第三の工程として
のろう付工程に入る。ろう付工程は、変速歯車本体１０
とクラッチコ−ン２０の浸炭焼入と同時に行うようにし
ている。すなわち、図３のようにセットされたものは、
浸炭炉に搬入され、加熱，浸炭されるが、この際ろう材
３０は、溶融し図４のように接合面１４と接合面２５と
の間および嵌合軸部１３と嵌合孔２１の間にフラックス
の機能によって浸透しようとする。この時、フラックス
気化部５０内のフラックスは浸炭ガスに直接触れるため
気化するが接合面１４，接合面２５においてはその方向
が変化することと、フラックス気化部５０から遠いこと
によって気化が防止され、この接合面１４と接合面２５
の溶けたろう材３１は図４のようになり、接合面１４，
接合面２５は全面が接合され、これが焼き入れ冷却によ
り固化してろう付を完了する。
【００１９】なお、上記変速歯車本体１０を鍛造加工に
て製作する場合には、その搬送を行う搬送爪をバネ鋼と
してワ−クの保持位置の誤差や搬送爪の摩耗を吸収する
ことが望ましい。
て製作する場合には、その搬送を行う搬送爪をバネ鋼と
してワ−クの保持位置の誤差や搬送爪の摩耗を吸収する
ことが望ましい。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１記載の発
明では、ろう付部品の平坦な接合面の各端部に垂直な嵌
合部を形成したものをろう付するため、ろう付時フラッ
クスの気化は接合部の端部の垂直な嵌合部の空間で起こ
り、平坦な接合面は全面を接合面として確保することが
できる。
明では、ろう付部品の平坦な接合面の各端部に垂直な嵌
合部を形成したものをろう付するため、ろう付時フラッ
クスの気化は接合部の端部の垂直な嵌合部の空間で起こ
り、平坦な接合面は全面を接合面として確保することが
できる。
【００２１】請求項２記載の発明によれば、請求項１記
載の発明において、ろう付加熱が浸炭炉の加熱にて行わ
れ、ろう付のための特別な加熱を必要とせず、製造コス
トの低減を図ることができる。
載の発明において、ろう付加熱が浸炭炉の加熱にて行わ
れ、ろう付のための特別な加熱を必要とせず、製造コス
トの低減を図ることができる。
【００２２】請求項３記載の発明によれば、請求項１記
載の発明において、変速歯車本体とクラッチコ−ンとが
ろう付され、接合面積が確保される結果、品質が安定化
され、強度の低下を防止することが出来る。
載の発明において、変速歯車本体とクラッチコ−ンとが
ろう付され、接合面積が確保される結果、品質が安定化
され、強度の低下を防止することが出来る。
【００２３】請求項４記載の発明によれば、請求項３記
載の発明において、変速歯車本体のクラッチコ−ン嵌合
方向前端外周に、ろう材のセット溝を設けてろう付する
ため、ろう材が搬送や加熱の際に落下する恐れがない。
載の発明において、変速歯車本体のクラッチコ−ン嵌合
方向前端外周に、ろう材のセット溝を設けてろう付する
ため、ろう材が搬送や加熱の際に落下する恐れがない。
【００２４】請求項５記載の発明によれば、平坦な接合
面の各端部に垂直な嵌合部を形成したろう付部品が互い
に嵌合してろう付され、垂直な嵌合部はフラックス気化
部となっているため、平坦な接合面を全面接合面として
確保することができる。
面の各端部に垂直な嵌合部を形成したろう付部品が互い
に嵌合してろう付され、垂直な嵌合部はフラックス気化
部となっているため、平坦な接合面を全面接合面として
確保することができる。
【図１】 この発明の実施形態に係る変速歯車本体の嵌
合前の断面図である。
合前の断面図である。
【図２】 図１における変速歯車本体にろう材およびフ
ラックスをセットした状態を示す模式図である。
ラックスをセットした状態を示す模式図である。
【図３】 図２の変速歯車本体にクラッチコ−ンを圧入
した状態を示す模式図である。
した状態を示す模式図である。
【図４】 この発明の浸炭同時ろう付時のろう材の状態
をしめす拡大断面図である。
をしめす拡大断面図である。
【図５】 従来の、変速歯車本体にろう材およびフラッ
クスをセットしクラッチコ−ンを圧入した状態の断面図
である。
クスをセットしクラッチコ−ンを圧入した状態の断面図
である。
【図６】 図５のものを浸炭同時ろう付した状態の拡大
断面図である。
断面図である。
１０ 変速歯車本体 １３ 嵌合軸部 １４ 接合面 １５ ろう材セット溝 １６ 嵌合部 ２０ クラッチコ−ン ２１ 嵌合孔 ２５ 接合面 ２６ 嵌合部 ３０ ろう材 ４０ フラックス ５０ フラックス気化部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｆ１６Ｄ 23/06 Ｆ１６Ｄ 23/06 Ｃ Ｆ１６Ｈ 55/17 Ｆ１６Ｈ 55/17 Ｚ
Claims (5)
- 【請求項１】平坦な接合面をもって部品をろう付する方
法であって、 平坦な接合面の各端部に垂直な嵌合部を形成したろう付
部品を準備する第一の工程と、 ついでろう材およびフラックスを接合面にセットしてろ
う付部品を互いに嵌合させる第二の工程と、 この嵌合したものをろう付温度に加熱してろう付する第
三の工程とを有することを特徴とするろう付方法。 - 【請求項２】第三の工程は、浸炭炉による加熱により行
われることをことを特徴とする請求項１のろう付方法。 - 【請求項３】接合されるろう付部品は、変速歯車本体と
クラッチコ−ンであることを特徴とする請求項１のろう
付方法。 - 【請求項４】第二の工程は、変速歯車本体のクラッチコ
−ン嵌合方向前端外周にろう材のセット溝を設けてろう
材をセットすることを特徴とする請求項３のろう付方
法。 - 【請求項５】平坦な接合面をもってろう付されるろう付
部品であって、 平坦な接合面の各端部に垂直な嵌合部を形成したろう付
部品が互いに嵌合してろう付され、垂直な嵌合部はフラ
ックスの気化部となつていることを特徴とするろう付部
品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25324097A JPH1190622A (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | ろう付方法およびそのろう付部品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25324097A JPH1190622A (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | ろう付方法およびそのろう付部品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1190622A true JPH1190622A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17248518
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25324097A Pending JPH1190622A (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | ろう付方法およびそのろう付部品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1190622A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002004840A1 (fr) * | 2000-07-12 | 2002-01-17 | Renault | Pignon fou pour boite de vitesses et procede d'assemblage de celui-ci |
| JP2005180493A (ja) * | 2003-12-17 | 2005-07-07 | Aichi Mach Ind Co Ltd | ギアおよびギアの製造方法 |
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