JPH1190126A - 殺菌部材を有するストレ―ナ - Google Patents
殺菌部材を有するストレ―ナInfo
- Publication number
- JPH1190126A JPH1190126A JP9267998A JP26799897A JPH1190126A JP H1190126 A JPH1190126 A JP H1190126A JP 9267998 A JP9267998 A JP 9267998A JP 26799897 A JP26799897 A JP 26799897A JP H1190126 A JPH1190126 A JP H1190126A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 各種流体中に混入しているゴミや鉄錆等の異
物を濾過することができると共に、流下する流体を殺菌
することもできるストレ―ナを得ること。 【解決手段】 ケ―シング２で流入路３と流出路４を形
成して、その間に濾過部材としての筒状スクリ―ン５と
フィルタ―１２を配置する。フィルタ―１２は殺菌繊維
を積層して形成する。ケ―シング２内の各部材の流体と
の接触箇所には殺菌塗料を塗布する。スクリ―ン５とフ
ィルタ―１２で異物が濾過されると共に、殺菌塗料ある
いは殺菌繊維により流体中の菌類が殺菌される。
物を濾過することができると共に、流下する流体を殺菌
することもできるストレ―ナを得ること。 【解決手段】 ケ―シング２で流入路３と流出路４を形
成して、その間に濾過部材としての筒状スクリ―ン５と
フィルタ―１２を配置する。フィルタ―１２は殺菌繊維
を積層して形成する。ケ―シング２内の各部材の流体と
の接触箇所には殺菌塗料を塗布する。スクリ―ン５とフ
ィルタ―１２で異物が濾過されると共に、殺菌塗料ある
いは殺菌繊維により流体中の菌類が殺菌される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、水や温水や蒸気や
圧縮空気や各種ガス等の流体中に含まれているゴミや鉄
錆等の粒子状の異物を濾過するストレ―ナに関し、特に
ストレ―ナを流下する流体を殺菌することのできる、殺
菌部材を有するストレ―ナに関する。
圧縮空気や各種ガス等の流体中に含まれているゴミや鉄
錆等の粒子状の異物を濾過するストレ―ナに関し、特に
ストレ―ナを流下する流体を殺菌することのできる、殺
菌部材を有するストレ―ナに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のストレ―ナとしては例えば特開平
７−３０３８０６号公報に示されているものがある。こ
れは、濾過部材としての筒型スクリ―ンを配置したスト
レ―ナを弁部材と一体に形成したものであり、筒型スク
リ―ンで流体中に混入しているゴミや錆等の異物を濾過
することができるものである。
７−３０３８０６号公報に示されているものがある。こ
れは、濾過部材としての筒型スクリ―ンを配置したスト
レ―ナを弁部材と一体に形成したものであり、筒型スク
リ―ンで流体中に混入しているゴミや錆等の異物を濾過
することができるものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のストレ―ナ
では、流体中に含まれる異物を濾過することはできる
が、流体中に混入している菌類までを取り除くことがで
きない問題があった。
では、流体中に含まれる異物を濾過することはできる
が、流体中に混入している菌類までを取り除くことがで
きない問題があった。
【０００４】各種流体中にはゴミや錆等の異物のみなら
ず、カビ類や食中毒菌やその他雑菌等、あるいは、場合
によってはインフルエンザウィルスや病原菌等の各種菌
類が混入しており、これらの菌類は食品や飲料や医薬品
等の工程では異物と共に確実に取り除いたり、あるい
は、全数を取り除くことができなければ所定数以下まで
殺菌したり滅菌しなければならない。
ず、カビ類や食中毒菌やその他雑菌等、あるいは、場合
によってはインフルエンザウィルスや病原菌等の各種菌
類が混入しており、これらの菌類は食品や飲料や医薬品
等の工程では異物と共に確実に取り除いたり、あるい
は、全数を取り除くことができなければ所定数以下まで
殺菌したり滅菌しなければならない。
【０００５】従って本発明の課題は、ゴミや錆等の異物
を確実に分離し排除すると共に、流体中に含まれている
菌類をも取り除くことのできるストレ―ナを得ることで
ある。
を確実に分離し排除すると共に、流体中に含まれている
菌類をも取り除くことのできるストレ―ナを得ることで
ある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに講じた本発明の手段は、流体の流入路と濾過部材と
流体の流出路を順次形成して、濾過部材で流体中に混入
しているゴミや錆やスケ―ル等の異物を濾過するものに
おいて、流入路と濾過部材と流出路の内で少なくとも１
箇所に流体中に混入している菌類を殺菌する殺菌部材を
取り付けたものである。
めに講じた本発明の手段は、流体の流入路と濾過部材と
流体の流出路を順次形成して、濾過部材で流体中に混入
しているゴミや錆やスケ―ル等の異物を濾過するものに
おいて、流入路と濾過部材と流出路の内で少なくとも１
箇所に流体中に混入している菌類を殺菌する殺菌部材を
取り付けたものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】流入路と濾過部材と流出路の内の
少なくとも１箇所に殺菌部材を取り付けたことにより、
ストレ―ナ内に流入してきた流体中に含まれている菌類
は殺菌されて、消滅するかあるいはその数が所定量以下
まで減じられる。
少なくとも１箇所に殺菌部材を取り付けたことにより、
ストレ―ナ内に流入してきた流体中に含まれている菌類
は殺菌されて、消滅するかあるいはその数が所定量以下
まで減じられる。
【０００８】殺菌部材としては、各種殺菌剤や抗菌剤で
表面処理した繊維をフィルタ状に形成したり、殺菌剤や
滅菌剤や抗菌剤を成分として含んだ殺菌塗料を塗布する
ことで形成することができる。殺菌部材とは殺菌作用の
みならず、滅菌や抗菌や除菌作用をも含むものであり、
殺菌剤としては例えば、ゼオライト粒子中に銀を担持さ
せた銀ゼオライト系殺菌剤や、ハラミン高分子殺菌剤等
従来周知の殺菌剤を対象とする流体あるいは菌に応じて
用いることができる。
表面処理した繊維をフィルタ状に形成したり、殺菌剤や
滅菌剤や抗菌剤を成分として含んだ殺菌塗料を塗布する
ことで形成することができる。殺菌部材とは殺菌作用の
みならず、滅菌や抗菌や除菌作用をも含むものであり、
殺菌剤としては例えば、ゼオライト粒子中に銀を担持さ
せた銀ゼオライト系殺菌剤や、ハラミン高分子殺菌剤等
従来周知の殺菌剤を対象とする流体あるいは菌に応じて
用いることができる。
【０００９】殺菌部材は、ストレ―ナの流入路に取り付
けたり塗布することも、濾過部材に取り付けたり塗布す
ることも、あるいは、流出路に取り付けたり塗布するこ
とができ、必要に応じて複数箇所に取り付けたり塗布す
ることもできる。
けたり塗布することも、濾過部材に取り付けたり塗布す
ることも、あるいは、流出路に取り付けたり塗布するこ
とができ、必要に応じて複数箇所に取り付けたり塗布す
ることもできる。
【００１０】
【実施例】図１においてストレ―ナ１は所謂Ｙ形ストレ
―ナと呼ばれているものであり、ケ―シング２に流体の
流入路３と流出路４、濾過部材としての筒状スクリ―ン
５と、筒状スクリ―ン５の外周即ち流出路４側に層状の
フィルタ―１２を配置すると共に、ケ―シング２にねじ
結合してスクリ―ン５を保持する保持プラグ６を設けた
ものである。
―ナと呼ばれているものであり、ケ―シング２に流体の
流入路３と流出路４、濾過部材としての筒状スクリ―ン
５と、筒状スクリ―ン５の外周即ち流出路４側に層状の
フィルタ―１２を配置すると共に、ケ―シング２にねじ
結合してスクリ―ン５を保持する保持プラグ６を設けた
ものである。
【００１１】また、本実施例においては、流入路３に流
通孔７を有する球形の弁部材８を配置する。弁部材８に
弁軸９を嵌合してハンドル１０により弁軸９を介して弁
部材８を外部から回動自在とする。弁部材８の周囲には
合成樹脂や合成ゴム等で製作したリング状の弁座環１１
を取り付けて弁部材８周囲の気密を維持する。
通孔７を有する球形の弁部材８を配置する。弁部材８に
弁軸９を嵌合してハンドル１０により弁軸９を介して弁
部材８を外部から回動自在とする。弁部材８の周囲には
合成樹脂や合成ゴム等で製作したリング状の弁座環１１
を取り付けて弁部材８周囲の気密を維持する。
【００１２】それぞれの部材、即ち、ケ―シング２、流
入路３、弁部材８、弁座環１１、スクリ―ン５、保持プ
ラグ６、及び、流出路４は、錆を発生しにくく且つ耐蝕
性にも優れているステンレス鋼で製作することが好まし
く、またそれぞれの部材の流体との接触部分には図示は
していないが殺菌塗料を塗布する。従って、ケ―シング
２内を流下する流体中に混入している菌類はこの殺菌塗
料により殺菌され消滅するか、あるいはその数が所定量
以下に減じられる。
入路３、弁部材８、弁座環１１、スクリ―ン５、保持プ
ラグ６、及び、流出路４は、錆を発生しにくく且つ耐蝕
性にも優れているステンレス鋼で製作することが好まし
く、またそれぞれの部材の流体との接触部分には図示は
していないが殺菌塗料を塗布する。従って、ケ―シング
２内を流下する流体中に混入している菌類はこの殺菌塗
料により殺菌され消滅するか、あるいはその数が所定量
以下に減じられる。
【００１３】筒状スクリ―ン５は、多数の小径貫通孔を
設けた薄板ステンレス鋼を筒状に形成したものであり、
フィルタ―１２は同じく筒状にしてスクリ―ン５の外周
に取り付けたものである。フィルタ―１２は多数の長尺
状繊維を積層したものであり、この長尺状繊維を殺菌繊
維としたものである。従って、このフィルタ―１２を流
体が通過する間にも、流体中に含まれている菌類が殺菌
される。
設けた薄板ステンレス鋼を筒状に形成したものであり、
フィルタ―１２は同じく筒状にしてスクリ―ン５の外周
に取り付けたものである。フィルタ―１２は多数の長尺
状繊維を積層したものであり、この長尺状繊維を殺菌繊
維としたものである。従って、このフィルタ―１２を流
体が通過する間にも、流体中に含まれている菌類が殺菌
される。
【００１４】保持プラグ６を回転してねじ結合をゆるめ
ることにより、スクリ―ン５とフィルタ―１２をケ―シ
ング２から取り外すことができ、ゴミや錆等の異物の濾
過物で目詰りしたスクリ―ン５やフィルタ―１２の取り
替え交換または清掃が行なえるようにする。
ることにより、スクリ―ン５とフィルタ―１２をケ―シ
ング２から取り外すことができ、ゴミや錆等の異物の濾
過物で目詰りしたスクリ―ン５やフィルタ―１２の取り
替え交換または清掃が行なえるようにする。
【００１５】また本実施例においては、図１に示すよう
に弁部材８を回転して閉止状態とすることによりストレ
―ナ１への流体を閉止することができ、別途閉止用の弁
部材を設けることなく、スクリ―ン５とフィルタ―１２
の交換や清掃を行なうことができる。
に弁部材８を回転して閉止状態とすることによりストレ
―ナ１への流体を閉止することができ、別途閉止用の弁
部材を設けることなく、スクリ―ン５とフィルタ―１２
の交換や清掃を行なうことができる。
【００１６】本実施例においては、ケ―シング２内の各
部材の流体と接触する部分全てに殺菌塗料を塗布し、且
つ、フィルタ―１２を殺菌繊維で形成した例を示した
が、殺菌塗料を塗布する箇所は必要に応じて流体との接
触部分の一部分とすることもでき、また、殺菌繊維から
成るフィルタ―１２を用いる箇所も、スクリ―ン５の外
周だけに限定されることはなく、ケ―シング２の内部に
必要に応じて取り付けることができる。
部材の流体と接触する部分全てに殺菌塗料を塗布し、且
つ、フィルタ―１２を殺菌繊維で形成した例を示した
が、殺菌塗料を塗布する箇所は必要に応じて流体との接
触部分の一部分とすることもでき、また、殺菌繊維から
成るフィルタ―１２を用いる箇所も、スクリ―ン５の外
周だけに限定されることはなく、ケ―シング２の内部に
必要に応じて取り付けることができる。
【００１７】本実施例においてはＹ形ストレ―ナの例を
示したが、その他の周知のストレ―ナ、例えば、Ｕ形や
Ｗ形やテンポラリ―形のストレ―ナにも、また、単式の
ストレ―ナに限ることなく複式のストレ―ナにも同様に
適用することができる。
示したが、その他の周知のストレ―ナ、例えば、Ｕ形や
Ｗ形やテンポラリ―形のストレ―ナにも、また、単式の
ストレ―ナに限ることなく複式のストレ―ナにも同様に
適用することができる。
【００１８】
【発明の効果】本発明によれば、流体中に混入している
ゴミや鉄錆等の異物を濾過すると共に、ストレ―ナ内に
取り付けた殺菌部材で流体中に混入している菌類をも殺
菌したり滅菌するができる。
ゴミや鉄錆等の異物を濾過すると共に、ストレ―ナ内に
取り付けた殺菌部材で流体中に混入している菌類をも殺
菌したり滅菌するができる。
【図１】本発明の殺菌部材を有するストレ―ナの実施例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
３ 流入路 ４ 流出路 ５ 筒状スクリ―ン １２ 殺菌フィルタ―
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｃ０２Ｆ 1/50 ５３２ Ｃ０２Ｆ 1/50 ５３２Ｂ ５４０ ５４０Ｆ ５５０ ５５０Ｂ ５６０ ５６０Ｚ
Claims (1)
- 【請求項１】 流体の流入路と濾過部材と流体の流出路
を順次形成して、濾過部材で流体中に混入しているゴミ
や錆やスケ―ル等の異物を濾過するものにおいて、流入
路と濾過部材と流出路の内で少なくとも１箇所に流体中
に混入している菌類を殺菌する殺菌部材を取り付けたこ
とを特徴とする殺菌部材を有するストレ―ナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9267998A JPH1190126A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 殺菌部材を有するストレ―ナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9267998A JPH1190126A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 殺菌部材を有するストレ―ナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1190126A true JPH1190126A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17452500
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9267998A Pending JPH1190126A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 殺菌部材を有するストレ―ナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1190126A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2860988A1 (fr) * | 2003-10-20 | 2005-04-22 | Air Liquide | Installation et procede de purification d'un liquide cryogenique |
| JP2007237154A (ja) * | 2006-03-07 | 2007-09-20 | Fukuhara Co Ltd | 細菌対応フィルター |
| WO2015016298A1 (ja) * | 2013-08-02 | 2015-02-05 | 株式会社エコファースト | ノズル式スチームトラップ |
-
1997
- 1997-09-12 JP JP9267998A patent/JPH1190126A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2860988A1 (fr) * | 2003-10-20 | 2005-04-22 | Air Liquide | Installation et procede de purification d'un liquide cryogenique |
| WO2005039734A1 (fr) * | 2003-10-20 | 2005-05-06 | L'Air Liquide, Société Anonyme à Directoire et Conseil de Surveillance pour l'Etude et l'Exploitation des Procédés Georges Claude | Installation et procede de purification d'un liquide cryogenique. |
| JP2007237154A (ja) * | 2006-03-07 | 2007-09-20 | Fukuhara Co Ltd | 細菌対応フィルター |
| WO2015016298A1 (ja) * | 2013-08-02 | 2015-02-05 | 株式会社エコファースト | ノズル式スチームトラップ |
| JP5694619B1 (ja) * | 2013-08-02 | 2015-04-01 | 株式会社エコファースト | ノズル式スチームトラップ |
| CN105518373A (zh) * | 2013-08-02 | 2016-04-20 | 環保冠有限公司 | 喷嘴式疏水阀 |
| US11480295B2 (en) | 2013-08-02 | 2022-10-25 | Eco First Co., Ltd. | Nozzle-type steam trap |
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