JPH1190074A - ミシンの押え金押圧装置 - Google Patents

ミシンの押え金押圧装置

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JPH1190074A
JPH1190074A JP9272201A JP27220197A JPH1190074A JP H1190074 A JPH1190074 A JP H1190074A JP 9272201 A JP9272201 A JP 9272201A JP 27220197 A JP27220197 A JP 27220197A JP H1190074 A JPH1190074 A JP H1190074A
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JP
Japan
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presser
arm
presser foot
support shaft
sewing machine
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JP9272201A
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English (en)
Inventor
Kotohiko Tei
士彦 鄭
Kenichi Saotome
賢一 五月女
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SHINGAA NIKKO KK
Original Assignee
SHINGAA NIKKO KK
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Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B29/00Pressers; Presser feet
    • D05B29/02Presser-control devices

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 押え金を別のものと交換する場合には、蓋板
を締め付けている止めねじを全て取り外し、押え金を交
換した後、改めて止めねじを締め付けるという手間のか
かる煩わしい作業を伴う。このため、縫製工場における
作業工程の変更に伴う押え金の交換作業が、稼働率の低
下を惹起する。 【解決手段】 押えアーム12,302を、押えアーム
支持軸13,301によつて案内させながら先端と基端
とを結ぶほぼ水平方向への移動を可能とする移動装置3
3,133を備えさせ、移動装置33,133により、
押えアーム12,302を基端に向けて移動させること
により、押えアーム12,302の先端部12b,30
2bの押え金5の受け穴5aへの係合が離脱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミシンの押え金押
圧装置に関し、特に閂止めミシンのような自動サイクル
縫いを行なうミシンの押え金押圧装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術及びその課題】図15は従来の閂止めミシ
ンの概略を示し、ミシンベッド9上面には布押え腕1を
有する布押え装置30が配置され、布押え装置30を所
定の前後方向(図15の紙面に垂直方向)及び左右方向
(図15の左右方向)に駆動する布押え駆動装置40が
ミシンベッド9内に配置され、ミシンアーム16には、
押え金5を昇降駆動する布押え昇降装置17が配置され
ている。布押え昇降装置17は、プランジャ34aを有
するソレノイド装置34、ミシンアーム16に取付けた
ガイドブッシュ36、フランジ部18aを有し、ガイド
ブッシュ36に昇降動が案内される押圧部材18、及び
ソレノイド装置34のプランジャ34aの突出作動及び
没入作動を押圧部材18に伝達し、押圧部材18に昇降
動を与える伝達機構37とを有する。伝達機構37は、
通常、く字状をなすように連結した一対のリンクによつ
て構成され、一対のリンクの折れ曲がり量を変更するこ
とで、押圧部材18に昇降動が与えられる。
【0003】また、布押え腕1には押えアーム支持軸2
が固定され、この押えアーム支持軸2により押えアーム
3が回動自在に支持されている。押えアーム3は、基端
部3aに配設された圧縮ばね4により、常時、押えアー
ム支持軸2を支点として反時計回り方向に付勢され、先
端部3bが、布押え腕1に上下動可能に取付けられた押
え金5に係合している。この押えアーム3の反時計回り
方向の回動付勢により、押え金5が下降し、縫製物をミ
シンベッドの針板10上に押圧させる。針板10は、布
押え腕1に一体的に形成されている。
【0004】この閂止めミシンにおいて、ソレノイド装
置34のソレノイドに通電してプランジャ34aを没入
作動させれば、伝達機構37を介して押圧部材18が下
降する。これに伴つて、押圧部材18のフランジ部18
aによつて押えアーム受け部材15、ひいては押えアー
ム3の押えアーム支持軸2よりも基端部側が下方に向け
て押圧され、圧縮ばね4の弾性力に抗して押えアーム3
が押えアーム支持軸2の回りに時計回り方向に回動し、
押え金5が上昇する。押え金5の上昇により、押え金5
と針板10との間の縫製物の挟持が解除される。
【0005】一方、ソレノイド装置14のソレノイドへ
の通電を解除すれば、伝達機構37を介して押圧部材1
8が上昇する。これに伴つて、フランジ部18aがミシ
ンアーム16に取付けたガイドブッシュ36の下面に当
接し、フランジ部18aによる押えアーム受け部材15
の押圧状態が解除される。これにより、圧縮ばね4の弾
性力を受ける押えアーム3が押えアーム支持軸2の回り
に反時計回り方向に回動し、押え金5を下降させるの
で、押え金5と針板10との間に縫製物を挟持させるこ
とができる。
【0006】押え金5と針板10との間に縫製物を挟持
させた状態で、布押え駆動装置40によつて布押え装置
30の布押え腕1及び針板10をミシンベッド9上面の
所定の前後方向及び左右方向に移動させることにより、
縫針41によつて縫製物に所定の閂止め縫いを施すこと
ができる。
【0007】しかしながら、このような従来のミシンの
押え金押圧装置にあつては、押え金5が、図6に示すも
のと同様に布押え腕1のガイド溝1bに昇降自在に受け
入れられ、蓋板6によつて脱落を防止する構造となつて
いる。そして、押え金5を外側から押える蓋板6は、全
て止めねじ8により所定位置に固定されている。このた
め、縫製作業の内容に対応するために押え金5を別のも
のと交換する場合には、蓋板6を締め付けている止めね
じ8を全て取り外し、押え金5を交換した後、改めて止
めねじ8を締め付けるという手間のかかる煩わしい作業
を伴う。このため、縫製工場における作業工程の変更に
伴う押え金5の交換作業が、稼働率の低下を惹起すると
いう技術的課題を有していた。
【0008】本発明は、閂止めミシンのような自動サイ
クル縫いミシンにおける押え金5を、容易かつ短時間に
取替え可能な構造にし、作業内容の変更に迅速に対応で
きるようにすると共に、ミシンの稼働率の向上を図るこ
とを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような従
来の技術的課題に鑑みてなされたものであり、その構成
は次の通りである。請求項1の発明の構成は、ミシンベ
ッド9と、該ミシンベッド9上を前後及び左右の所定の
方向に移動する布押え腕1と、該布押え腕1の先端部1
aに昇降自在かつ上方への抜取り自在に取付ける少なく
とも1個の押え金5と、該押え金5に対応させて設けら
れ、中間部が押えアーム支持軸13,301によつて該
布押え腕1に回動自在に支持され、基端部12a,30
2aが上昇付勢手段4によつて上昇付勢され、先端部1
2b,302bが押え金5の受け穴5aに係合・離脱が
可能な押えアーム12,302と、該布押え腕1と一体
をなす針板10とを備え、該押えアーム12,302の
先端部12b,302bを該押え金5の受け穴5aに係
合させた状態で、該上昇付勢手段4の付勢力により、該
押えアーム12,302の先端部12b,302bが該
押え金5を弾性的に下圧し、該針板10と該押え金5と
の間に縫製物を押圧するミシンの押え金押圧装置であつ
て、前記押えアーム12,302を、前記押えアーム支
持軸13,301によつて案内させながら先端と基端と
を結ぶほぼ水平方向に移動させることが可能な移動装置
33,133を備えさせ、該移動装置33,133によ
り、該押えアーム12,302を基端に向けて移動させ
ることにより、該押えアーム12,302の先端部12
b,302bの押え金5の受け穴5aへの係合が離脱す
ることを特徴とするミシンの押え金押圧装置である。請
求項2の構成は、移動装置33が押えアーム支持軸13
によつて構成され、該押えアーム支持軸13が、布押え
腕1の通孔1eに回動自在に受け入れられる大径軸部1
3bと、大径軸部13bの少なくとも一方の端部から突
出し、大径軸部13bと所定の偏心量eによつて偏心す
る小径軸部13aとを有し、該小径軸部13aに押えア
ーム12が回動自在に支持されていることを特徴とする
請求項1のミシンの押え金押圧装置である。請求項3の
構成は、移動装置133が、布押え腕1の通孔1eに取
付けられる押えアーム支持軸301と、該押えアーム支
持軸301に長穴をなす通孔302cが回動自在かつ移
動自在に差し入れられる押えアーム302と、押えアー
ム302の先端部302bが押え金5の受け穴5aに係
合するように、押えアーム302を弾性的に付勢するば
ね303とを有することを特徴とする請求項1のミシン
の押え金押圧装置である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明を閂止めミシンに適用した
第1実施の形態について図1〜図6を参照して説明す
る。但し、従来例と同一機能部分には同一符号を付し
て、それらの詳細な説明は省略する。先ず、閂止めミシ
ンの概略について図3を参照して説明する。ミシンベッ
ド9上面には布押え腕1を有する布押え装置30が配置
され、布押え装置30を所定の前後方向(図3上におい
て紙面に垂直方向)及び左右方向(図3上において左右
方向)に駆動する布押え駆動装置40がミシンベッド9
内に配置され、ミシンアーム16内には、押え金5を昇
降駆動する布押え昇降装置17が配置されている。
【0011】閂止めミシンの作用は従来例と同様であ
る。すなわち、ソレノイド装置34のソレノイドに通電
してプランジャを没入作動させれば、伝達機構37を介
して押圧部材18が下降する。これに伴つて、押圧部材
18のフランジ部18aによつて押えアーム受け部材1
5、ひいては押えアーム3の押えアーム支持軸13より
も基端部側が下方に向けて押圧され、圧縮ばね4の弾性
力に抗して押えアーム3が押えアーム支持軸13の回り
に時計回り方向に揺動し、押え金5が上昇する。押え金
5の上昇により、布押え腕1に一体的に形成された針板
10と押え金5との間の縫製物の挟持が解除される。
【0012】一方、ソレノイド装置14のソレノイドへ
の通電を解除すれば、伝達機構37を介して押圧部材1
8が上昇する。これに伴つて、フランジ部18aがミシ
ンアーム16に取付けたガイドブッシュ36の下面に当
接し、フランジ部18aによる押えアーム受け部材15
の押圧状態が解除される。これにより、圧縮ばね4の弾
性力を受ける押えアーム3が押えアーム支持軸13の回
りに反時計回り方向に揺動し、押え金5を下降させるの
で、押え金5と針板10との間に縫製物を挟持させるこ
とができる。
【0013】押え金5と針板10との間に縫製物を挟持
させた状態で、布押え駆動装置40によつて布押え装置
30の布押え腕1及び針板10をミシンベッド9上面の
所定の前後方向及び左右方向に移動させることにより、
縫針41によつて縫製物に所定の閂止め縫いを施すこと
ができる。
【0014】押え金5は、布押え腕1の先端部1aに図
1,図6に示すように上下動可能に取付けられる。布押
え腕1の先端部1aには、先端部1a表面に上下方向に
形成したガイド溝1bと、外側から押える蓋板6とが設
けられ、ガイド溝1bにガイド部7を区画している。ガ
イド部7は、U字状の両端部をそれぞれ内側に折り曲げ
た形状をなしている。このガイド部7に、押え金5の上
端部5bが昇降自在かつ抜取り自在に挿入される。ま
た、布押え腕1の先端部1aには、ガイド溝1bの中央
に位置させて、押えアーム12の先端部12bを昇降自
在に受け入れるためのスリット1dが形成されている。
スリット1d及びガイド溝1bは、押えアーム12及び
押え金5の個数に合わせて形成され、図示の例ではそれ
ぞれ2箇所に形成されている。しかして、図6に示すよ
うに布押え腕1のねじ穴1cに止めねじ8を螺着させ、
ガイド溝1bの両側位置となるように蓋板6を取付ける
ことにより、ガイド溝1bと蓋板6とで区画されるアリ
溝状の空間(ガイド部7)に、押え金5の幅広をなす上
端部5bを昇降自在に受け入れることができる。
【0015】押えアーム12は、その中間部が布押え腕
1に押えアーム支持軸13により回動自在に保持され、
基端部12aと布押え腕1との間に圧縮させて介装した
上昇付勢手段である圧縮ばね4により、常時、基端部1
2aが上昇付勢されている。従つて、押えアーム12
は、常時、押えアーム支持軸13を中心として図上にて
反時計回り方向に付勢されている。各押えアーム12の
基端部12aには、案内軸50がそれぞれヒンジねじ5
1によつて揺動自在に取付けられ、この案内軸50がコ
イルスプリングからなる圧縮ばね4の上端部に挿入係止
させた上カラー52に挿入されると共に、各圧縮ばね4
の下端部が、下カラー53をそれぞれ介して布押え腕1
に支持されている。かくして、各圧縮ばね4の上・下端
部は、それぞれ位置決めされている。
【0016】押えアーム12の先端部12bは、布押え
腕1の先端部1aのスリット1dに上述したように昇降
自在に挿入させた状態で、押え金5の上端部5bに形成
された受け穴5aに係合・離脱が可能であり、押えアー
ム12の先端部12bを押え金5の受け穴5aに係合さ
せた状態で、圧縮ばね4の弾性力により、押えアーム1
2の先端部12bが押え金5を弾性的に下圧するので、
針板10と押え金5との間に図外の縫製物を押圧するこ
とができる。
【0017】押えアーム受け板15は、押えアーム12
に揺動位置ひいては上方向の突出長さを調節した状態で
止めねじ14によつて固定可能に装着され、押えアーム
支持軸13よりも基端寄りに位置している。しかして、
布押え昇降装置17によつて押圧部材18に下降作動を
与えれば、押圧部材18のフランジ部18aの下面によ
つて押えアーム受け板15が押圧され、押えアーム12
が反時計方向に回動し、押え金5を上昇させることがで
きる。布押え昇降装置17は、縫製作業の開始時及び終
了時に駆動され、縫製作業の開始時に縫製物を押え金5
と針板10との間に挟持し、縫製作業の終了時に縫製物
の挟持を解除させる。従つて、縫製作業を行なわない常
態及び縫製物を挟持した状態では、押圧部材18が上昇
し、そのフランジ部18aがミシンアーム16のガイド
ブッシュ36の下面に当接し、フランジ部18aと押え
アーム受け板15との間に若干の隙間を形成している。
【0018】次に、押えアーム支持軸13について説明
する。押えアーム支持軸13は、図1に示す布押え腕1
の中間部の水平方向(前後方向)に延びる通孔1eに回
動自在に受け入れられる大径軸部13bと、大径軸部1
3bの両端からそれぞれ突出し、大径軸部13bと所定
の偏心量eによつて偏心する小径軸部13aとを有し、
少なくとも一方の小径軸部13aの先端部には、プラス
又はマイナス形状のすり割り溝13cが形成されてい
る。
【0019】すなわち、押えアーム支持軸13は、図2
に示すように布押え腕1の通孔1eに嵌入する大径軸部
13bの中心軸線Xに対して、押えアーム12の通孔1
2cに回動自在に受け入れられる小径軸部13aの中心
軸線Yが偏心量eを有して偏心している。この偏心量e
は、布押え腕1の通孔1e内において大径軸部13bが
回動することにより、小径軸部13aに支持される押え
アーム12の先端部12bが押え金5の受け穴5aへの
係合状態と離脱状態とが与えられるように設定されてい
る。具体的には、偏心量eは、布押え腕1のガイド溝1
b内を昇降する押え金5の上端部5bの板厚tの約1/
2に設定されている。
【0020】このような押えアーム支持軸13は、大径
軸部13bを布押え腕1の通孔1eに回動自在に受け入
れさせ、布押え腕1の両側に突出する小径軸部13aに
それぞれ押えアーム12の通孔12cを差し入れた後、
ワッシャ及びE形の固定リング22を各小径軸部13a
に装着して、布押え腕1に抜け落ちが防止された状態で
取付けられる。更に、布押え腕1に取付けた押えアーム
支持軸13は、固定ねじ19をねじ込むことにより、布
押え腕1に回動不可能に固定される。この布押え腕1の
通孔1eに回動自在に受け入れられる大径軸部13b
と、大径軸部13bの端部から突出し、大径軸部13b
と偏心量eによつて偏心する小径軸部13aとを有し、
小径軸部13aに押えアーム12が回動自在に支持され
る押えアーム支持軸13が、押えアーム12を、押えア
ーム支持軸13によつて案内させながら、先端と基端と
を結ぶほぼ水平方向に移動させることが可能な移動装置
33を構成している。
【0021】しかして、押えアーム支持軸13の端面部
に形成されたすり割り溝13cにねじ回しを係合させて
回すことにより、偏心方向を左右に変えることができ
る。偏心方向を図3に示すように左側に移動させたとき
には、押えアーム12の先端12bが押え金5に形成さ
れている受け穴5aに入り込み、右側に移動させたとき
には図5に示すように受け穴5aから抜け出ることにな
る。なお、すり割り溝13cは、ねじ回し等の工具を係
合させて押えアーム支持軸13を回動させるための係合
部であり、すり割り溝13cに代えて、円形以外の異形
断面部によつて係合部を形成することも可能である。な
お、この係合部を、小径軸部13aの先端に形成したフ
ランジ部に形成し、係合部と大径軸部13bとを同心と
して、押えアーム支持軸13の回動作業を円滑にするこ
ともできる。
【0022】次に、作用について図3〜図5を参照して
説明する。当初、図3に示すように押えアーム支持軸1
3、押えアーム12、押え金5、圧縮ばね4、蓋板6、
止めねじ19等が布押え腕1に組付られ、所定の押え金
5が装備されて縫製に供される。この図3に示す状態で
は、押えアーム12の先端部12bが押え金5の受け穴
5aの中に進入して係合し、圧縮ばね4の弾性力が押え
アーム12を介して押え金5に作用し、押え金5を弾性
的に下圧している。押えアーム支持軸13は、その小径
軸部13aが図上で左端に位置し、偏心量eが大径軸部
13bの中心軸線Xの左方(先端方向)に位置してい
る。
【0023】押え金5の交換を行なう場合には、止めね
じ19を弛め、布押え腕1への押えアーム支持軸13の
固定を解除し、次いで押えアーム支持軸13のすり割り
溝13cにねじ回しを係合させて、押えアーム支持軸1
3を布押え腕1の通孔1e内において時計回り方向に回
動させる。これにより、押えアーム支持軸13の小径軸
部13aが大径軸部13bの中心軸線Xの回りを回動し
ながら上右方に向けて移動し、小径軸部13aに係合す
る押えアーム12も上右方に移動する。これに伴い、押
えアーム受け板15が押え金上昇装置17の押圧部材1
8のフランジ部18a下面に接触する。押え金5の交換
を行なう際は、非縫製時にあつて押圧部材18が上昇位
置、つまり押圧部材18のフランジ部18aがガイドブ
ッシュ36の下面に当接した状態にあるので、押えアー
ム受け板15が押圧部材18に接触することにより、圧
縮ばね4が圧縮される。
【0024】更に、押えアーム支持軸13を時計回り方
向に回動させ、小径軸部13aが上端位置に達すれば、
押えアーム12の先端部12bが押え金5から浮き上が
り、押え金5を下圧する係合が解除される。この状態を
図4に示す。
【0025】引き続き、押えアーム支持軸13を時計回
り方向に回動させれば、小径軸部13aが下降しながら
右方向に移動し、小径軸部13aに係合する押えアーム
12も右方に移動する。これにより、図5に示すように
小径軸部13aが図上で右端に移行し、偏心量eが大径
軸部13bの中心軸線Xの右方(基端方向)に位置する
ようになる。このようにして、小径軸部13aが左端に
位置する状態から右端に達するまで押えアーム支持軸1
3を約180°回動させることにより、押えアーム12
の先端部12bが、偏心量eの約2倍の量だけ右方に移
動する。
【0026】これにより、押えアーム12の先端部12
bが受け穴5aから離脱する。これは、偏心量eは、布
押え腕1の通孔1e内において大径軸部13bが回動す
ることにより、小径軸部13aに支持される押えアーム
12の先端部12bが押え金5の受け穴5aへの係合状
態と離脱状態とが与えられるように設定したことによ
る。具体的には、偏心量eは、布押え腕1のガイド溝1
b内を昇降する押え金5の上端部5bの板厚tの約1/
2に設定されている。このため、押えアーム支持軸13
を約180°回動させ、押えアーム12の先端部12b
が偏心量eの約2倍の量だけ右方に移動することによ
り、押えアーム12の先端部12bが押え金5の上端部
5bのほぼ板厚tに相当する分だけ右方にほぼ水平に移
動する。この押えアーム12の先端部12bの水平移動
により、押えアーム12の先端部12bに押え金5の受
け穴5aへの係合を離脱させた退避位置を採らせること
ができる。
【0027】押えアーム12の先端部12bが押え金5
の受け穴5aへの係合を離脱したなら、図5に示すよう
に蓋板6及び止めねじ8を取付け状態のままで、押え金
5を布押え腕1のガイド部7(ガイド溝1b)内を上方
に滑らせながら引き抜き、別の押え金5と交換する。
【0028】新たな押え金5を布押え腕1のガイド部7
(ガイド溝1b)内に上方から挿入したなら、押えアー
ム支持軸13を反対方向、つまり反時計回り方向に回動
させ、押えアーム12の先端部12bを押え金5の受け
穴5aに係合させる。その後、押えアーム支持軸13を
布押え腕1に止めねじ19によつて固定することによ
り、押え金5の交換作業が終了する。
【0029】次に、図7,図8を参照して、第2実施の
形態について説明する。但し、第1実施の形態と実質的
に同一機能部分には同一符号を付して、それらの説明は
省略する。図7に示すように、押えアーム302の中間
部は、通孔302cに回動自在に受け入れた押えアーム
支持軸301によつて布押え腕1に回動自在に支持され
ている。この押えアーム支持軸301は、第1実施の形
態における押えアーム支持軸13とは異なり、布押え腕
1への取付け部及び押えアーム302の支持部を同一径
で形成することが可能であると共に、布押え腕1の通孔
1eに対して回動自在である必要はない。通孔302c
は、先端と基端とを結ぶほぼ水平方向に延びる長穴を形
成している。押えアーム支持軸301の端部にはばねフ
ック部301aが形成されている。
【0030】そして、ばねフック部301aと押えアー
ム302の基端部302aとの間に引張ばね303を張
設し、引張ばね303の弾性力により、押えアーム30
2の先端部302bが押え金5の受け穴5aに係合する
ように、常時、付勢させてある。しかして、押えアーム
302が引張ばね303の弾性力によつて先方に向けて
移動させられ、先端部302bが押え金5の受け穴5a
に進入係合した状態で、押えアーム支持軸301が通孔
302cの基端面に当接している。この布押え腕1の通
孔1eに取付けられる押えアーム支持軸301と、該押
えアーム支持軸301に長穴をなす通孔302cが回動
自在に差し入れられる押えアーム302と、押えアーム
302の先端部302bが押え金5の受け穴5aに係合
するように、常時、押えアーム302を弾性的に付勢す
る引張ばね303とにより、押えアーム302を、押え
アーム支持軸301によつて案内させながら先端と基端
とを結ぶほぼ水平方向に移動させることが可能な移動装
置133を構成している。
【0031】このようなミシンの押え金押圧装置におい
て、押え金5の交換は、次のようにして行なうことがで
きる。すなわち、押えアーム302を引張ばね303の
弾性力に抗して図8に示す矢印A方向(基端方向)に押
し戻し、押えアーム302の先端部302bを押え金5
の受け穴5aとの係合位置から退避させる。その際、押
えアーム302は、押えアーム支持軸301が通孔30
2c内を相対移動することにより、基端側に向けて移動
する。勿論、長穴を形成する通孔302cは、押えアー
ム302の先端部302bと押え金5の受け穴5aと
が、係合・離脱可能な水平方向長さに形成されている。
【0032】押えアーム302の先端部302bが押え
金5の受け穴5aに係合した状態では、前述したと同様
に圧縮ばね4の弾性力が押えアーム302を介して押え
金5に作用するので、押え金5が弾性的に下圧される。
また、押えアーム302の先端部302bが押え金5の
受け穴5aから離脱した状態では、前述したと同様に押
え金5の下圧状態が解放される。しかして、第2実施の
形態によつても、押え金5の交換に関し、ほぼ同様の作
用を得ることができる。
【0033】次に、上記第1実施の形態において、押え
アーム支持軸13を回動させて押えアーム12を移動さ
せるに伴う、押えアーム支持軸13の固定及び解除をワ
ンタッチにて行い、押え金5の交換作業を更に迅速化さ
せることが可能な構造例について、図9〜図14を参照
して説明する。
【0034】図9,図10を参照して、第1構造例につ
いて説明する。すなわち、布押え腕1の通孔1eに回動
自在に受け入れられる押えアーム支持軸13の大径軸部
13bの一部に平坦部13dを形成してある。平坦部1
3dは、押えアーム支持軸13の小径軸部13aが図
2,図3に示すように左端に位置し、偏心量eが大径軸
部13bの中心軸線Xの左方(先端方向)に位置してい
る状態で、上端に形成してある。
【0035】また、布押え腕1には、図9に示すように
通孔1eの上方から直交させて通孔1eにまで達する開
口部1fを形成すると共に、布押え腕1の上面に板ばね
部材20の一端部を止めねじ23によつて固定してあ
る。この板ばね部材20の他端部には突起状をなす押し
当て片21が固定され、押し当て片21が開口部1f内
に進入して、押えアーム支持軸13の平坦部13dに弾
性的に面接触している。押えアーム支持軸13を固定す
る止めねじ19は不要であるので、省略してある。
【0036】しかして、押えアーム12の先端部12b
が押え金5の受け穴5aに係合した状態で、押し当て片
21が押えアーム支持軸13の平坦部13dに弾性的に
接触し、押えアーム支持軸13が不用意に回動して先端
部12bと受け穴5aとの係合が離脱することが防止さ
れる。一方、押え金5の交換作業に際しては、押えアー
ム支持軸13を通孔1e内で回動させることにより、押
えアーム12の先端部12bと押え金5の受け穴5aと
の係合を容易に離脱させることができる。その際、板ば
ね部材20が弾性変形し、押し当て片21が、平坦部1
3dとの接触から大径軸部13bの外周面との接触にな
り若干持ち上げられる。その結果、上記第1実施の形態
と比較して、止めねじ19を弛めたり締めたりする作業
が省略され、上記第1実施の形態における押え金5の交
換作業を、ワンタッチにて押えアーム12を移動させて
能率的に行なうことができる。
【0037】図11を参照して、第2構造例について説
明する。すなわち、布押え腕1の通孔1eと中心軸線を
空間において直交させて垂直方向の段付きの案内孔1f
を形成し、通孔1eと案内孔1fの大径部とを一部連通
させてある。この案内孔1fに、直径Dの大径部101
a及び小径部101bを有するプランジャ101を摺動
自在に嵌合させてある。
【0038】一方、押えアーム支持軸13の大径軸部1
3bの一部に平坦部13d’を形成してある。平坦部1
3d’は、押えアーム支持軸13の小径軸部13aが図
2,図3に示すように左端に位置し、偏心量eが大径軸
部13bの中心軸線Xの左方(先端方向)に位置してい
る状態で、左端に形成してある。布押え腕1の下面から
突出するプランジャ101の小径部101bの先端にフ
ランジ部101cを形成し、布押え腕1の下面とフラン
ジ部101cとの間に弾性ばね102を圧縮して介装し
てある。押えアーム支持軸13を固定する止めねじ19
は不要であるので、省略してある。
【0039】押えアーム支持軸13の小径軸部13aが
図2,図3に示すように左端に位置し、偏心量eが大径
軸部13bの中心軸線Xの左方(先端方向)に位置して
いる状態で、プランジャ101は、弾性ばね102の弾
性力を受けて下降し、大径部101aが段付きの案内孔
1fの段面に係止している。大径部101aが段付きの
案内孔1fの段面に係止する状態で、プランジャ101
の大径部101aの外周が、押えアーム支持軸13の平
坦部13d’に接し、くさびの役目をなし、押えアーム
支持軸13の回動を阻止する。しかして、押えアーム1
2の先端部12bが押え金5の受け穴5aに係合した状
態で、押えアーム支持軸13が不用意に回動して先端部
12bと受け穴5aとの係合が離脱することが防止され
る。
【0040】一方、押え金5の交換作業に際しては、弾
性ばね102の弾性力に抗してプランジャ101のフラ
ンジ部101cを指先によつて押し込み、プランジャ1
01の大径部101aと押えアーム支持軸13の平坦部
13d’との係合を離脱させ、押えアーム支持軸13を
通孔1e内で回動させる。大径軸部13bの回動は、押
えアーム支持軸13の小径部101bによつて許容され
る。これにより、押えアーム12の先端部12bと押え
金5の受け穴5aとの係合を容易に離脱させることがで
きる。その結果、上記第1実施の形態と比較して、止め
ねじ19を弛めたり締めたりする作業が省略され、上記
第1実施の形態における押え金5の交換作業を、プラン
ジャ101を押し込んだ後にワンタッチにて押えアーム
12を移動させて能率的に行なうことができる。
【0041】図12〜14を参照して、第3構造例につ
いて説明する。すなわち、布押え腕1の通孔1eに回動
自在に受け入れられる押えアーム支持軸13の大径軸部
13bの一部に平坦部13d”を形成してある。平坦部
13d”は、押えアーム支持軸13の小径軸部13aが
図2,図3に示すように左端に位置し、偏心量eが大径
軸部13bの中心軸線Xの左方(先端方向)に位置して
いる状態で、左下部に形成してある。
【0042】一方、布押え腕1に装着した押えアーム支
持軸13に近接させてクランプレバー201が配置され
ている。クランプレバー201は、布押え腕1にヒンジ
ピン202によつて回動自在に支持されている。クラン
プレバー201は、ヒンジピン202の周囲に、把手部
201aと、押えアーム支持軸13の平坦部13d”と
係合可能な第1面201bと、同じく押えアーム支持軸
13の大径軸部13bに若干の隙間を有して対面可能な
第2面201cとを有している。押えアーム支持軸13
を固定する止めねじ19は不要であるので、省略してあ
る。
【0043】しかして、押えアーム12の先端部12b
が押え金5の受け穴5aに係合した状態で、把手部20
1aを把持し、クランプレバー201をヒンジピン20
2の回りに回動させ、図12に示すように第1面201
bを押えアーム支持軸13の平坦部13d”に係合させ
ることにより、押えアーム支持軸13が不用意に回動し
て先端部12bと受け穴5aとの係合が離脱することが
防止される。
【0044】一方、押え金5の交換作業に際しては、把
手部201aを把持し、図13,図14に示す矢印B方
向にクランプレバー201を回動させて弛め、第2面2
01cを押えアーム支持軸13の平坦部13d”に対面
させる。これにより、押えアーム支持軸13を通孔1e
内で回動させることが可能になる。押えアーム支持軸1
3を通孔1e内で回動させることにより、押えアーム1
2の先端部12bと押え金5の受け穴5aとの係合を容
易に離脱させることができる。その結果、上記第1実施
の形態と比較して、止めねじ19を弛めたり締めたりす
る作業が省略され、上記第1実施の形態における押え金
5の交換作業を、クランプレバー201を回動させた後
にワンタッチにて押えアーム12を移動させて能率的に
行なうことができる。
【0045】ところで、上記第1,第2実施の形態にあ
つては、押えアーム支持軸13,301の両端部にそれ
ぞれ押えアーム12,302を回動自在に支持したが、
少なくとも1個の押えアーム12,302が、押えアー
ム支持軸13,301に回動自在に支持されているもの
に対し、本発明を適用することが可能である。また、閂
止めミシンに限らず、布押え腕1、押え金5及び布押え
腕1と一体をなす針板10を、ミシンベッド9上で前後
及び左右方向に移動させるミシンに対し、本発明を適用
することが可能である。
【0046】
【発明の効果】以上の説明によつて理解されるように、
本発明に係るミシンの押え金押圧装置によれば、次の効
果を奏することができる。請求項1によれば、押えアー
ムを、押えアーム支持軸によつて案内させながら先端と
基端とを結ぶほぼ水平方向に移動させることが可能な移
動装置を備えさせる。このため、移動装置の簡単な操作
により、押え金と係合している押えアームを係合が離脱
する位置、つまり押え金を交換可能な位置にまで、容易
かつ短時間で退避させることができる。
【0047】従つて、押え金の取替えを必要とする作業
内容の変更に迅速に対応でき、ミシンの稼働率を向上さ
せることができる。加えて、本発明はきわめて簡単な構
成にできるため、製造コストが安価であるのみならず、
従来のミシンの部品を僅かに変更するのみで改造が可能
であるなど、きわめて顕著、かつ、有意義な実用上の効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施の形態に係るミシンの押え
金押圧装置を分解して示す斜視図。
【図2】 同じく押えアーム支持軸を示す図。
【図3】 同じく第1実施の形態に係るミシンの布押え
昇降装置を備える閂止めミシンを示す概略図。
【図4】 同じく作用説明図。
【図5】 同じく作用説明図。
【図6】 図3のVI−VI線断面図。
【図7】 本発明の第1実施の形態に係るミシンの押え
金押圧装置を備える閂止めミシンを示す概略図。
【図8】 同じく作用説明図。
【図9】 第1実施の形態において、押えアーム支持軸
の固定及び解除をワンタッチにて行わせる第1構造例を
分解して示す斜視図。
【図10】 同じく第1構造例を示す断面図。
【図11】 第1実施の形態において、押えアーム支持
軸の固定及び解除をワンタッチにて行わせる第2構造例
を示す図。
【図12】 第1実施の形態において、押えアーム支持
軸の固定及び解除をワンタッチにて行わせる第3構造例
を示す図。
【図13】 同じくの作用説明図。
【図14】 同じくの作用説明図。
【図15】 従来のミシンの押え金押圧装置を備える閂
止めミシンを示す概略図。
【符号の説明】
1:布押え腕、1a:先端部、1b:ガイド溝、1d:
スリット、1e:通孔、4:圧縮ばね(上昇付勢手
段)、5:押え金、5a:受け穴、9:ミシンベッド、
10:針板、12:押えアーム、12a:基端部、12
b:先端部、13:押えアーム支持軸、13a:小径軸
部、13b:大径軸部、13d,13d’,13d”:
平坦部、33,133:移動装置、301:押えアーム
支持軸、301a:ばねフック部、302:押えアー
ム、302b:先端部、302c:通孔、303:引張
ばね、e:偏心量。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミシンベッド(9)と、該ミシンベッド
    (9)上を前後及び左右の所定の方向に移動する布押え
    腕(1)と、該布押え腕(1)の先端部(1a)に昇降
    自在かつ上方への抜取り自在に取付ける少なくとも1個
    の押え金(5)と、該押え金(5)に対応させて設けら
    れ、中間部が押えアーム支持軸(13,301)によつ
    て該布押え腕(1)に回動自在に支持され、基端部(1
    2a,302a)が上昇付勢手段(4)によつて上昇付
    勢され、先端部(12b,302b)が押え金(5)の
    受け穴(5a)に係合・離脱が可能な押えアーム(1
    2,302)と、該布押え腕(1)と一体をなす針板
    (10)とを備え、該押えアーム(12,302)の先
    端部(12b,302b)を該押え金(5)の受け穴
    (5a)に係合させた状態で、該上昇付勢手段(4)の
    付勢力により、該押えアーム(12,302)の先端部
    (12b,302b)が該押え金(5)を弾性的に下圧
    し、該針板(10)と該押え金(5)との間に縫製物を
    押圧するミシンの押え金押圧装置であつて、前記押えア
    ーム(12,302)を、前記押えアーム支持軸(1
    3,301)によつて案内させながら先端と基端とを結
    ぶほぼ水平方向に移動させることが可能な移動装置(3
    3,133)を備えさせ、該移動装置(33,133)
    により、該押えアーム(12,302)を基端に向けて
    移動させることにより、該押えアーム(12,302)
    の先端部(12b,302b)の押え金(5)の受け穴
    (5a)への係合が離脱することを特徴とするミシンの
    押え金押圧装置。
  2. 【請求項2】 移動装置(33)が押えアーム支持軸
    (13)によつて構成され、該押えアーム支持軸(1
    3)が、布押え腕(1)の通孔(1e)に回動自在に受
    け入れられる大径軸部(13b)と、大径軸部(13
    b)の少なくとも一方の端部から突出し、大径軸部(1
    3b)と所定の偏心量(e)によつて偏心する小径軸部
    (13a)とを有し、該小径軸部(13a)に押えアー
    ム(12)が回動自在に支持されていることを特徴とす
    る請求項1のミシンの押え金押圧装置。
  3. 【請求項3】 移動装置(133)が、布押え腕(1)
    の通孔(1e)に取付けられる押えアーム支持軸(30
    1)と、該押えアーム支持軸(301)に長穴をなす通
    孔(302c)が回動自在かつ移動自在に差し入れられ
    る押えアーム(302)と、押えアーム(302)の先
    端部(302b)が押え金(5)の受け穴(5a)に係
    合するように、押えアーム(302)を弾性的に付勢す
    るばね(303)とを有することを特徴とする請求項1
    のミシンの押え金押圧装置。
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