JPH1189853A - 双極内視鏡形機器 - Google Patents

双極内視鏡形機器

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JPH1189853A
JPH1189853A JP10208553A JP20855398A JPH1189853A JP H1189853 A JPH1189853 A JP H1189853A JP 10208553 A JP10208553 A JP 10208553A JP 20855398 A JP20855398 A JP 20855398A JP H1189853 A JPH1189853 A JP H1189853A
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JP
Japan
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shaft
type device
bipolar
conductive
endoscope
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JP10208553A
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English (en)
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Benetsuke Raineru
ベネッケ ライネル
Fuerutsuobu Shiyutefuan
フェルツォヴ シュテファン
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Olympus Winter and Ibe GmbH
Original Assignee
Olympus Winter and Ibe GmbH
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分岐部への電流供給構成を簡素化できるよう
にした双極内視鏡形機器を提供する。 【解決手段】 管状主軸11を有し、その遠位端には互い
に関連しながら向かい合い1個の軸14に枢動自在に支承
された2個の分岐部12,13を設け、該分岐部の枢動は該
主軸内で軸方向に移動自在に配置された推進及び牽引素
子21の双方又はいずれか一方の操作によって行われ、該
分岐部はそれぞれ互いに絶縁された導線19,20を介して
高周波電源の異なる極と接続されている双極内視鏡形機
器において、前記軸14が互いに絶縁された2個の導電性
さや17,18を有し、該さやが前記導線の一方とそれぞれ
導通して当該導線に割当てられた分岐部に位置するよう
に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項1の上位概
念に係る双極内視鏡形機器に関する。
【0002】かかる概念に従う機器は、例えば組織をつ
まんで凝固させる双極鉗子である。けれどもその際に鋏
などのような異なる機能をもつ機器にも対応させること
ができる。
【0003】
【従来の技術】一般に、上記概念に係る双極機器はたい
てい1個の軸に支承されて枢軸自在な2個の分岐部を有
し、高周波発電機の互いに異なる極とそれぞれ導電的に
接続している。分岐部は主軸内を移動自在に設けた推進
及び牽引素子によって枢動する。推進及び牽引素子の遠
位端は分岐部と独特な機構を介して連結しており、諸素
子の軸方向の移動を分岐部の枢動運動に変換することが
できる。その機構としては、例えばベルクランク継手な
どが用いられる。
【0004】上記概念に係る機器は、ドイツ連邦共和国
実用新案第296 04 191号から公知になってい
る。この場合は凝固用鉗子が取り扱われており、一方の
分岐部への電流供給は主軸によって、他方の分岐部へは
導電的に形成した推進及び牽引素子を介して電流が供給
される。この公知の構造は比較的高価であり、とりわけ
付随的に電流導体としても用いられる推進及び牽引素子
の遠位端と当該分岐部との間の連結機構の領域では入念
な絶縁が必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】それに対して、本発明
の課題は、分岐部への電流供給が明らかに簡素化してあ
る双極内視鏡形機器を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、請求項
1の特徴部分の構成を有する機器により解決される。
【0007】本発明によれば、分岐部を枢動自在に支承
した軸が、同時に双方へ電流を供給する際の導電機能と
も合致するように設けてある。そのため軸は互いに絶縁
した2個の導電領域を有し、それにはそれぞれ両分岐部
の一方が導電的に接続して設けられてあり、更に高周波
発電機に通じる両導線の一方とそれぞれ(該領域が例え
ば摺動接点の形で回転している場合)接触したままであ
る。
【0008】この軸が非導電性材料からなる円筒状絶縁
体を有し、導電性材料からなるさやによって形成された
2個の導電性領域を互いに切り離すように設けられてい
ると都合がよい。例えば、この円筒状絶縁体が軸の長手
方向全体に亘って延在し、その両端にそれぞれ導電性材
料からなるさやを挿し込んで取り付けてあるものが考え
られる。このさやが互いに接触しないように保持してあ
るのは明らかである。そのためこの絶縁体は、例えばこ
れらのさやを互いに離して保持する中心周回突起部を有
する構成でもよい。この軸に容易に取り付けるには、こ
の突起部がある程度さやの厚さに対応する必要があり、
そのため軸は全長に亘って一貫した直径を有することが
必要である。高い安定性を得るために、更にこの絶縁体
には例えば金属(鋼)からなる核心部やセラミックスを
埋め込むようにしてあってもよろしい。
【0009】耐屈曲性を高めるため、更に、導電性ブッ
シュ双方の一方を一層厚く形成するのもよい。軸の断面
積が狭くなることを考慮に入れ、この点に関しては一般
に可撓性のあるプラスチック材料からなる絶縁体が軸長
の一部だけに亘って延在するようにしてある。そこで残
りの自由な軸の一部領域には軸断面積が保存されるの
で、導電性さやは明らかに一層厚くすることができ、こ
れは次に述べる実施の形態で得られるものよりも厚いの
である。軸の耐屈曲性はこうしてその全長に亘って確実
に高められる。
【0010】考えられるのは、例えばこの絶縁体を成形
する場合に、その一方の端では両さやの一方を心合わせ
して挿し込んで取り付けるが、他方のさやについては絶
縁体の向かい合う終端に挿し込み領域を成形しておけば
よいということである。このように仕上げた場合、絶縁
体は軸の重要な部分はすべて軸合わせしてあることにな
ろう。実際には、一般にこのように形を仕上げた場合で
も、例えば金属などからなる中心の核心部を設け、それ
で同時に安定性を高め、絶縁体の形状とは無関係に軸の
個々の構成要素を互いに軸合わせしたり心合わせしたり
することができるのである。
【0011】当業者にとって周知のごとく、上記概念に
係る機器の遠位端には余裕がほとんどない。そのため互
いに絶縁が必要な導電性領域間の間隔は極めて狭くな
る。この点を考慮すれば、充分な絶縁破壊電圧を有する
材料からなる埋め込み絶縁が必要であり、公知の作動電
圧と間隔とに関するこの問題は当業者にとってはいかな
る障害にもならないのである。高い耐屈曲性と耐熱性と
耐電圧破壊性とを有するプラスチックからなる絶縁が望
ましい。絶縁材料としてセラミックスを用いることも考
えられないことはない。セラミックスがプラスチックに
比べて都合がよいと思われるのは、塩水の存在下で避け
なければならない絶縁体の表面での弱電流が、セラミッ
クスであれば、プラスチックの高熱による炭化の場合と
異なり、ほとんど惹起しないことである。他方、セラミ
ックスでは破損の恐れが高まる。
【0012】取り付ける絶縁材料とは無関係に、互いに
絶縁されている2ケ所の導電性領域間で、空気絶縁破壊
が惹起する可能性がある場所なら、どこでも絶縁破壊が
起こり易い。この関係でいえば、とりわけ不適切な取り
付け方をした場合に空隙が生じ易い、例えば金属製核心
領域と導電性さやとを結合するなどの、境界を形成する
部分の間の接触領域が決定的に重要である。このような
空隙はそのため極限的であって、それは導電性領域間の
僅かな間隔では使用範囲の電圧が印加された場合、確実
に空気絶縁破壊を避けられるほど充分でないからであ
る。したがって、例えば互いに境界を形成する軸の構成
要素を互いに接着することが必要であり、その際、接着
剤には高い絶縁破壊強度を有するものを選定することが
必要である。取り付け時の接着は比較的大きな出費を伴
う。取り付けをほぼ接着せずに済まそうとする場合、本
発明の別の実施の形態で考えられているのは、場合によ
っては可能な、はるかに絶縁性のある構成要素を設ける
ことであり、それは電流が生じ易い導電性領域間の間隔
を伸ばすことである。このような構成要素は、それ自体
またさやであってもよいのである(例えば図5参照)。
【0013】望ましくない不確定な電流を避ける別の可
能な方法は、導電性で満たされていない金属製領域を絶
縁材料で被覆することにあることは自明であり、とりわ
けこの方法は分岐部の場合、それを用いて現に凝固させ
ようとしており、そこではその領域が導電性であれば興
味があろう。残りの領域は直ちに絶縁することができ
る。分岐部や金属製核心部のような軸の個々の構成要素
の絶縁は、薄膜加工で処理できるから、それほど直径は
太くならないであろう。
【0014】本発明が提案する軸を用いると、分岐部へ
電流を極めて簡単に供給することができる。例えば高周
波発電機から導出される導線を主軸内で互いに向かい合
うそれぞれの側に取り付け、主軸内に設けられ軸を終端
領域で支承する内腔内に在る分岐部の末端で、それら導
線を終わらせる方法が考えられる。導線の末端は、例え
ば軸に接する摺動接点として形作られている。この実施
の形態の場合、とくに簡単な方法で機器の全長に亘って
互いに絶縁された分岐部用の2個の導線が得られる。
【0015】ところで推進及び牽引運動を旋回運動に変
換する機構の領域内では、絶縁のために更に入念に注意
を払う必要がある。在来の分岐部は軸から基部の方向に
主軸へ向かって延在し、そこで適当な機構に挟持される
レバーを有する。通常そのような場合にはベルクランク
継手が用いられるが、これは比較的多くの向かい合って
動く部分を有し、比較的容易に脱落して患者を傷つけや
すい。これを絶縁するのは高価につく。したがって本発
明の別の好ましい実施の形態で提案しているのは、分岐
部を枢動させるためにカム機構を導入することである。
このようなカム機構は、例えば推進及び牽引素子の遠位
端に設けた連結素子を有し、そこでは主軸の軸に対して
斜めに延在する2個の溝(ないしカム)を形成してい
る。分岐部のレバーは、それ自体で側方に突出するピボ
ットをそれぞれ有し、このピボットが双方の溝内で受容
されて摺動する。ここで、その連結素子が推進及び牽引
素子の作動によって摺動すると、長円孔内で案内される
ピボットは横に動き、その結果ピボットに割当てられた
分岐部が枢動する。このカム機構は他の変形では1個の
連結素子でも側方に突出するピボットをもつことは当然
可能であって、レバー内に形作られた溝ないし長円孔内
を摺動しながらそれ自体で案内される。
【0016】カム機構を用いると、通常金属製のレバー
ないしそれと場合によっては導電的に接続した分岐部を
絶縁するには、この連結素子がそれ相当の絶縁性を持つ
のが必要なだけである。もっとも簡単な場合は、この素
子がそっくり絶縁体からなることである。その他、金属
のような他の材料に溝を形成し、その部材を絶縁材料か
らなる連結素子内にともかく挿し込んで配置することも
可能である。こうして安定性を向上させることができ
る。
【0017】次の実施の形態は分岐部に関する。構造的
に特に簡単にすることができるのは、分岐部とレバーと
をそっくり金属材料で、つまり導体で製作することにあ
る。分岐部が互いに接触しそうな場合には、通常設置し
てある高周波発電機内に在る保護回路で、電流を中断さ
せて短絡を防止するように配慮する。
【0018】前述のように、分岐部が向かい合う区域内
で部分的にのみ導電的に形成されることも好ましいこと
である。このような区域は、例えば分岐部が閉じるとき
には互いに相手の方向に動きだせるように向かい合って
いる。このような分岐部を持つ鉗子を用いれば、極めて
高い精度でスポット状に凝固させたり、何か他の電気外
科的な手術をすることができる。その製作は例えば、導
電的材料からなる分岐部の上に絶縁性の被覆を施して、
その被覆を所望の導電性を有する区域内では、あらため
て除去するようにして実施するのである。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明を、さまざまな実施
の形態を示す多数の図面を用いて、詳述することとす
る。
【0020】図1には、この場合は鉗子である内視鏡形
の双極機器10の遠位領域を図示している。この機器10は
主軸11を有し、該主軸11は、例えばLCP(液晶重合
体)、PEEK(poly ether ether ketone)又はPPS
U(poly propylen sulfone)のような絶縁材料からな
り、その遠位端にむけ向かい合う2個の横向きU字部材
の形で終わっている(図3〜図6参照)。
【0021】機器10には向かい合う枢動自在な2個の鉗
子分岐部12及び13が設けられており、それらは軸14に保
持されている。軸14は非導電性材料製の円筒状絶縁体15
からなり、その中には補強のため鋼のような金属材料製
の円筒状核心部16を埋め込んである。絶縁体15上に導電
性さや17及び18が挿し込んで取り付けてあり、これらは
一方ではそれぞれに割当ててある分岐部12及び13と導電
的に接触し、更に図示していない高周波発電機の極に対
して導通関係を構成する導線19及び20と接触している。
さや17及び18は絶縁体15上に形成された周回突起15’に
よって互いに離隔して保持される。絶縁体15の一端は
(図3に描示してある)横壁15”で閉じられ、それによ
ってはじめて中央核心部16をこの領域内で完全に絶縁し
て被覆することができる。突起15’はさや17及び18の板
厚に相当する厚さを有するため、軸14はその全長に亘っ
てほぼ均一な直径を保てることがわかる。軸14は、こう
して取り付けに際し難なく横から主軸11へ推し込み、内
腔を通って分岐部12及び13にも推し込むことができる。
【0022】主軸11内には推進及び牽引素子21が延在
し、その遠位端に連結素子22が配置してある。連結素子
22には図2で見られる溝23,24が形成されている。この
溝23及び24内に、レバー25及び26から突出するピボット
27及び28が横から摺動する形で受容されている。レバー
25及び26は分岐部12及び13から基部方向にそれぞれ延在
している。連結素子22が推進及び牽引素子21の作動によ
って主軸11内で軸方向に移動すると、ピボット27及び28
は連結素子22の溝内で横に動くので、レバー25及び26が
枢動するようになり、それに伴って分岐部12及び13も枢
動するようになる。なお、溝23,24は連結素子22とは異
なる、例えば金属,セラミック又は機械的高耐力材料の
部材に形成し、該部材を連結素子に絶縁して差し込み配
置してもよい。
【0023】前述のとおり、軸14を特定な形に構成する
ことで両分岐部12及び13へ電流を供給することが可能に
なり、とくに簡単な方法で互いに絶縁されて導通するよ
うにできる。導線19及び20の遠位端に、例えばさや17及
び18と導電的に接触し続ける摺動接点29及び30を設けれ
ば充分である。このような接点は構造的には簡単に製作
することができ、比較的故障が少ない。それから更に絶
縁をよくするためには、分岐部ないし分岐部のレバーを
連結素子22の領域内で電気的に互いに分離することが一
層必要なだけである。それが連結素子22を非導電性材料
で製作することで可能になるのが望ましい。考えられる
のは、PEEK,PPSUないしまたもやLCP(液晶
重合体)の使用であろう。他の可能性としては、例えば
ピボット27及び28,ないしレバー25及び26全体を非導電
的に形作ることであろう。それぞれの場合に、絶縁は、
図示したカム駆動を使えば、たいした構造上の出費を伴
わずに可能である。図1で連結素子22に基部の方向に延
在するスライダー31を設けて、それを仄示したに過ぎな
い。このスライダー31については図2でもう一度より詳
細に立ち入ることにする。
【0024】図2で、あらためて連結素子22を主軸11内
で軸方向に移動させることができる推進及び牽引素子21
に注目する。連結素子22には前述のとおり溝23及び24が
形成されており、その中にはレバー25及び26のこの図で
は見られないピボット27及び28が受容されて摺動してい
る。連結素子22が移動すると、これらのピボット27,28
は横に動き、そこで(図2では分岐部13だけが見える)
分岐部12及び13が軸14を巡って枢動する。更に図2で認
められるのは、スライダー31が軸14の直近の領域内にま
で達していて、ここで主軸11の軸方向への変位を難なく
可能にするため、軸14の領域内で軸14の周囲に長円孔32
を有することである。このスライダー31が連結素子22と
共に機器の操作中に前進すると、分岐部の軸の近傍領域
間に時として蓄積された液体を追い出すので、惹起の恐
れあるこの領域内の短絡を防止できる。このスライダー
31は、ここでは一般に連結素子22と同じく非導電性材料
からなる。
【0025】図3〜図6には問題を明確にするため、分
岐部やその他の部分を取り去った別の断面図を示す。
【0026】図3では、第1の実施の形態を示す図1か
ら僅かに変更したものを示しており、ほんの手短に説明
しておこう。まずこの断面図では、主軸11はその遠位端
に横向きの2個のU字形領域しか形作られておらず、そ
れらの間に軸14が設けてあるのが見える。更に絶縁被覆
15がその一端を横壁15”で閉じてあるのが認められる。
絶縁体15は、したがってこの領域内でたいてい金属製の
核心部16を全方向に囲繞し、そのことによって、例えば
導線19と金属製核心部16との間の絶縁破壊を防止する。
【0027】ここで図4には別の実施の形態の軸140 を
示す。第1の実施の形態と同様、図4に示した軸140 も
その一端にヘッド160'を設けた中央核心部160 を有す
る。ヘッド160'から出発して核心部160 上につぎの構成
要素を挿し込んで取り付けてある。すなわち、絶縁環20
0 ,軸の一部領域に亘って延在する絶縁体150 ,絶縁体
上に挿し込んで取り付けられた導電性さや170 ,及びそ
れに対して絶縁体によって間隔を保つ別の導電性さや18
0 がそれである。軸の一端でこれら構成要素はヘッド16
0'によって保持されている。軸の他端は蝋付けした冠状
部210 で固定してある。図3の実施の形態に対する本質
的な違いは、ここでは絶縁体150 が軸長の一部領域に亘
ってのみ延在している点である。解放されている領域内
では核心部160 上に、図3のさや18よりずっと厚い板厚
を有する導電性さや180 が挿し込んで取り付けてある。
一般に、このような導電性さやは金属ないし類似材料か
らなり、軸140 は図4に示した実施の形態にしたがっ
て、はっきり向上した耐屈曲性を有する。この点を除け
ば、軸は図3で示したと全く同じ原理で構築してある。
【0028】すでに述べてあるとおり、例えば絶縁環20
0 と絶縁体150 との間の境界領域が実際には問題であ
る。ここに充分な接着が行えないと、導電性媒体よりも
空気で空隙が満たされるおそれがある。通常の軸の寸法
では導電性さや170 と金属製核心部160 との間の間隔
は、あらゆるあり得るべき作動電圧に対して絶縁破壊を
防止するためには不充分である。したがって、取り付け
に当たっては境界面を念入りに接着することに留意しな
ければならない。さもなければ図5に示したとおり、そ
のために特別な絶縁環200'を設け、それによってさや17
0 と核心部160 との間の絶縁破壊時に電流が辿るに違い
ない行程を延長することができる。したがって、この実
施の形態ではもはや強いて接着にこだわる必要はなく、
却って取り付けを容易にすることになる。
【0029】本発明による軸240 の別の実施の形態を最
終的に図6で示す。軸240 は図4に示したのとほとんど
同じく正確に構築してある。ここでも同じく核心部260
がヘッド260'を伴って設けてある。図4の実施の形態と
は対照的に、ここでは分離による絶縁も絶縁体も確かに
設けてはいない。むしろ絶縁体250 内の両構成要素が統
合されることによって、(図5による実施の形態の場合
のように)さや270 と核心部260 との間の場合によって
は可能な空隙が更に広がって、絶縁破壊を恐れなくとも
よいほどになっている。勿論このとき、この実施の形態
では取り付けのため中間領域内に付随的な絶縁環300 を
設けることが必要であって、それで導電性さや270 及び
280 間の絶縁破壊を防止している。他の点では図6に示
した実施の形態は図5と同じく構成してある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の主軸遠位端を断面図で示
す。
【図2】図1の実施の形態を直線II−IIに沿う別の断面
図で示す。
【図3】図1における図示に対比して絶縁体の一端が閉
じている場合の図1の直線III−III の方向における別
の断面図を示す。
【図4】第2の実施の形態を示す。
【図5】第3の実施の形態を示す。
【図6】図5に示した実施の形態から僅かに変更した実
施の形態を示す。
【符号の説明】
10 双極内視鏡形機器 11 主軸 12 鉗子分岐部 13 鉗子分岐部 14 軸 15 円筒状絶縁体 15’ 円筒状絶縁体 15” 横壁 16 円筒状核心部 17 導電性さや 18 導電性さや 19 導線 20 導線 21 推進及び牽引素子 22 連結素子 23 溝 24 溝 25 レバー 26 レバー 27 ピボット 28 ピボット 29 摺動接点 30 摺動接点 31 スライダー 32 長円孔 140 軸 150 絶縁体 160 中央核心部 160' ヘッド 170 導電性さや 180 導電性さや 200 絶縁環 210 冠状部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シュテファン フェルツォヴ ドイツ国,20535 ハンブルク,メットレ ルカンプスベーク 18

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管状主軸を有し、その遠位端には互いに
    関連しながら向かい合い1個の軸に枢軸自在に支承され
    た2個の分岐部を設け、該分岐部の枢動は該主軸内で軸
    方向に移動自在に配置された推進及び又は牽引素子の双
    方又はいずれか一方の操作によって行われ、該分岐部は
    それぞれ互いに絶縁された導線を介して高周波電源の互
    いに異なる極と接続されている双極内視鏡形機器におい
    て、前記軸(14)が互いに絶縁された2個の導電性領域
    (17,18)を有し、該導電性領域が導線(19,20)の一
    方とそれぞれ導通し、該導線(19,20)に割当てられた
    分岐部(12,13)に位置していることを特徴とする双極
    内視鏡形機器。
  2. 【請求項2】 前記導電性領域が、導電性材料からなる
    2個のさや(17,18,170 ,180 ,270 ,280 )によっ
    て構成され、該さやは非導電性材料からなる円筒状絶縁
    体(15,150 ,250 )によって互いに絶縁されているこ
    とを特徴とする請求項1に係る双極内視鏡形機器。
  3. 【請求項3】 前記絶縁体(150 ,250 )が軸(140 ,
    240 )の長手方向の一部領域に亘ってのみ延在している
    ことを特徴とする請求項2に係る双極内視鏡形機器。
  4. 【請求項4】 軸(14,140 )と一体化した状態にある
    前記絶縁体(15,150 )が、導電性さや(17,18,170
    ,180 )と互いに軸を合わせて方位決めされているこ
    とを特徴とする請求項2又は3に係る双極内視鏡形機
    器。
  5. 【請求項5】 別個の円筒状絶縁体(200, 200' )が設
    けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    1項に係る双極内視鏡形機器。
  6. 【請求項6】 絶縁体(15)の中に金属核心部(16)が
    はめ込まれていることを特徴とする請求項1〜5のいず
    れか1項に係る双極内視鏡形機器。
  7. 【請求項7】 主軸(11)の中に導線(19,20)が配設
    されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1
    項に係る双極内視鏡形機器。
  8. 【請求項8】 前記機器の遠位端領域に在って導電性材
    料からなる表面が、導電的機能をなんら満たすことな
    く、絶縁層で完全にあるいは部分的に被覆されているこ
    とを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に係る双極
    内視鏡形機器。
  9. 【請求項9】 前記分岐部がそれぞれ画定された向かい
    合う区域内である領域に限って導通するように構成され
    ていることを特徴とする請求項8に係る双極内視鏡形機
    器。
  10. 【請求項10】 前記分岐部の枢動がカム駆動によって行
    われることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に
    係る双極内視鏡形機器。
  11. 【請求項11】 推進及び牽引素子(21)の遠位端に連結
    素子(22)が設けられており、該連結素子は分岐部(1
    2,13)から近位端の方向へ延在するレバー(25,26)
    について案内と把持とを兼ねており、その際、前記連結
    素子内に主軸の軸に対して斜めに走行する溝(23,24)
    が設けられており、該溝中にはレバー(25,26)から側
    方へ突出するピボット(27,28)が滑らかに受容されて
    いることを特徴とする請求項10に係る双極内視鏡形機
    器。
  12. 【請求項12】 連結素子(22)が非導電性材料から形成
    されていることを特徴とする請求項11に係る双極内視鏡
    形機器。
  13. 【請求項13】 連結素子の材料とは異なる、とりわけ金
    属、セラミックス又はその他の機械的高強度材料のよう
    な材料からなり、前記連結素子に絶縁して向かい合わせ
    て配置した部材に、溝が形成されていることを特徴とす
    る請求項11又は12に係る双極内視鏡形機器。
  14. 【請求項14】 遠位方向に在る前記連結素子(22)から
    軸(14)の手前にまで延在するスライダー(31)を設け
    ていることを特徴とする請求項11〜13のいずれか1項に
    係る双極内視鏡形機器。
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