JPH1188924A - 交換機 - Google Patents

交換機

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JPH1188924A
JPH1188924A JP23718097A JP23718097A JPH1188924A JP H1188924 A JPH1188924 A JP H1188924A JP 23718097 A JP23718097 A JP 23718097A JP 23718097 A JP23718097 A JP 23718097A JP H1188924 A JPH1188924 A JP H1188924A
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JP
Japan
Prior art keywords
caller
call
terminals
exchange
incoming call
Prior art date
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JP23718097A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Mamiya
伸之 間宮
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Fujitsu Ltd
Fujitsu I Network Systems Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Fujitsu I Network Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、発信者番号通知の機能を有する網
に接続されて複数の端末を収容し、これらの端末に生起
する呼の呼処理を行う交換機に関し、個々の端末に要求
されるサービスやその端末の運用形態に柔軟に適合し、
かつ所望の発信者番号を確実に着信先に通知できること
を目的とする。 【解決手段】 、発信者番号通知機能を有する網に接続
され、かつ複数の端末11-1〜11-Nを収容すると共
に、これらの端末に生起した発信呼の呼処理を行う交換
機において、複数の端末11-1〜11-Nに個別に割り付
けられた発信者番号がこれらの端末11-1〜11-Nに対
応付けられて予め登録された記憶手段12と、呼処理の
手順に基づいて複数の端末11-1〜11-Nの内、発信呼
の発信元である端末を特定し、その端末に対応付けられ
て記憶手段12に登録された発信者番号を網に送出する
発信者番号送出手段13とを備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発信者番号通知の
機能を有する網に接続されて複数の端末を収容し、これ
らの端末に生起する呼の呼処理を行う交換機に関する。
【0002】
【従来の技術】ISDNは、アナログの電話網に比べて
高速に大容量の情報の送受が可能であり、さらに、近
年、既存の電話番号が変更されることなく安価に利用で
きる環境が整備されたために、パソコンを介するインタ
ーネット等へアクセス、あるいは電話とファクシミリと
を並行して利用することを希望する多くの加入者に急速
に普及しつつある。
【0003】図12は、ISDNに接続された構内交換
機とその構内交換機に収容された端末とを示す図であ
る。図において、端末231-1〜231-Nはそれぞれ内
線トランク232-1〜232-Nを介してスイッチ233
の対応するポートに接続され、そのスイッチ233の残
りのポートはそれぞれ外線トランク234-11〜234-
13、234-21 〜234-24 を介してISDNに接続さ
れる。スイッチ233は、通信リンク235を介してプ
ロセッサ(CPU)236に接続される。内線トランク
232-1〜232-Nおよび外線トランク234-11〜2
34-13、234-21〜234-24は、スイッチ233に
形成される通信リンク235aおよび通信リンク235
を介してプロセッサ236に接続される。さらに、プロ
セッサ236には、所定の外部記憶の記憶領域に構築さ
れたデータベース237が接続される。
【0004】このような構成の従来例では、端末231
-1〜231-Nの内、例えば、端末231-1が先頭桁とし
て「0」を含むダイヤル番号を設定して発信した場合に
は、プロセッサ236は、通信リンク235、235a
を介して内線トランク232-1と連係することによっ
て、該当する発信呼を受け付け、かつ番号解析を行うこ
とによって出方路(ここでは、簡単のため、外線トラン
ク234-11 を介して形成されると仮定する。)を選定
する。さらに、外線トランク234-11 は、通信リンク
235、235aを介してプロセッサ236と呼処理の
手順に基づいて連係することによって、ISDNに対し
て発信し、かつ所定の信号方式および手順に基づいて上
述したダイヤル番号を送出する。
【0005】また、トランク234-11 に加入者線を介
して接続されたISDNの加入者線交換機には、上述し
た信号方式および手順の下では、外線トランク234-1
1 から発信者番号が何ら与えられない。したがって、そ
の加入者線交換機は、「被呼者が応答した」ことを認識
すると、上述した加入者線に対応付けられて予め登録さ
れた番号を発信者番号として着信先に送出する。
【0006】また、プロセッサ236は、外線トランク
234-11 から通信リンク235、235aを介して
「被呼者が応答したこと」を示す信号が与えられると、
スイッチ233を制御することによってその外線トラン
ク234-11 と内線トランク232-11 との間を結ぶ通
話路を形成する。したがって、端末231-1と上述した
ダイヤル番号で示される着信先との間には、内線トラン
ク232-1、スイッチ233、外線トランク234-11
およびISDNを介して通信路が形成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来例では、端末231-1〜231-Nに個別にダイヤルイ
ン番号が割り付けられた場合であっても、これらの端末
231-1〜231-NがISDNを介して対向する所望の
着信先宛に発信した場合には、上述したようにこれらの
ダイヤルイン番号と異なる番号が発信者番号として着信
先に送出されていた。
【0008】したがって、端末231-1〜231-Nを介
して発信する発信者は、着信先に口頭にて適宜ダイヤル
イン番号を伝えなければならなかった。また、端末23
1-1〜231-Nに対する着信が共通の代表番号に対して
受け付けられる場合には、外線トランク234-11〜2
34-13、234-21〜234-24がその代表番号を発信
者番号として送出して送出し、あるいはこれらの外線ト
ランク234-11〜234-13、234-21〜234-24に
個別に接続された加入者線に対応する発信者番号とし
て、その代表番号が既述の加入者線交換機に登録されて
もよい。
【0009】しかし、このようにして着信先に通知され
る代表番号は、例えば、オペレータが不在である時間帯
には、その着信先が端末231-1〜231-N宛に発信す
る場合におけるダイヤル番号としては必ずしも適用でき
なかった。本発明は、収容された端末に要求されるサー
ビスやその端末の運用の形態に柔軟に適合し、かつ所望
の発信者番号を確実に着信先に通知できる交換機を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1、3〜
9に記載の発明の原理ブロック図である。請求項1に記
載の発明は、発信者番号通知機能を有する網に接続さ
れ、かつ複数の端末11-1〜11-Nを収容すると共に、
これらの端末に生起した発信呼の呼処理を行う交換機に
おいて、複数の端末11-1〜11-Nに個別に割り付けら
れた発信者番号がこれらの端末11-1〜11-Nに対応付
けられて予め登録された記憶手段12と、呼処理の手順
に基づいて複数の端末11-1〜11-Nの内、発信呼の発
信元である端末を特定し、その端末に対応付けられて記
憶手段12に登録された発信者番号を網に送出する発信
者番号送出手段13とを備えたことを特徴とする。
【0011】図2は、請求項2〜9に記載の発明の原理
ブロック図である。請求項2に記載の発明は、発信者番
号通知機能を有する網に接続され、かつ複数の端末11
-1〜11-Nを収容すると共に、これらの端末に生起した
発信呼の呼処理を行う交換機において、網に接続された
方路の内、発信呼の出方路となり得る特定の方路に個別
に割り付けられた発信者番号がこれらの特定の方路に対
応付けられて予め登録された記憶手段21と、呼処理の
手順に基づいて発信呼の出方路を選定し、その出方路に
対応付けられて記憶手段21に登録された発信者番号を
網に送出する発信者番号送出手段22とを備えたことを
特徴とする。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の交換機において、複数の端末11-1〜
11-Nについて、個別に発信元となった場合に網に対す
る発信者番号の送出が規制されるべきか否かを示す規制
情報が予め登録された規制情報記憶手段31を備え、発
信者番号送出手段13、22は、複数の端末11-1〜1
1-Nの内、発信呼の発信元である端末に対応付けられて
規制情報記憶手段31に登録された規制情報を参照し、
その規制情報の値に応じて網に対する発信者番号の送出
を取り止める手段を有することを特徴とする。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
請求項3の何れか1項に記載の交換機において、呼処理
の手順に基づいて発信呼の番号解析を行い、その発信呼
の発信元によって設定されたダイヤル番号に第一の特定
の番号が含まれるか否かの判別を行う第一の番号解析手
段41を備え、発信者番号送出手段13、22は、第一
の番号解析手段41によって行われた判別の結果が真で
あるときに、網に対する発信者番号の送出を取り止める
手段を有することを特徴とする。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
請求項4の何れか1項に記載の交換機において、複数の
端末11-1〜11-Nについて、着信先に対する発信者番
号の通知の省略を網に要求すべきか否かを示す要求情報
が予め登録された要求情報記憶手段51と、複数の端末
11-1〜11-Nの内、発信元である端末に対応付けられ
て要求情報記憶手段51に登録された要求情報を参照
し、呼処理の手順に基づいて網に送出されるダイヤル番
号に、その要求情報の値に応じて発信者番号通知機能の
省略を示す第二の特定の番号を付加する特番付加手段5
2とを備えたことを特徴とする。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項1ないし
請求項5の何れか1項に記載の交換機において、発信元
によって設定されたダイヤル番号に第三の特定の番号が
含まれるか否かの判別を番号解析の手順に基づいて行う
第二の番号解析手段61と、第二の番号解析手段61に
よって行われた判別の結果が真であるときに、呼処理の
手順に基づいて網に送出されるダイヤル番号に、発信者
番号通知機能の省略を示す第二の特定の番号を付加する
特番付加手段62とを備えたことを特徴とする。
【0016】請求項7に記載の発明は、請求項5または
請求項6に記載の交換機において、ダイヤル番号から第
二の特定の番号を除外する番号読み替え手段71と、番
号読み替え手段71によって第二の特定の番号が除外さ
れてなるダイヤル番号の番号解析を行い、その番号解析
の結果に応じて呼処理の中断をはかる発信規制手段72
とを備えたことを特徴とする。
【0017】請求項8に記載の発明は、請求項5または
請求項6に記載の交換機において、ダイヤル番号から第
二の特定の番号を除外する番号読み替え手段71と、番
号読み替え手段71によって第二の特定の番号が除外さ
れてなるダイヤル番号の番号解析を行い、その番号解析
の結果に基づいてLCR機能にかかわる処理を行うLC
R手段81とを備えたことを特徴とする。
【0018】請求項9に記載の発明は、請求項5または
請求項6に記載の交換機において、ダイヤル番号から第
二の特定の番号を除外する番号読み替え手段71と、番
号読み替え手段71によって第二の特定の番号が除外さ
れてなるダイヤル番号の番号解析を行い、その番号解析
の結果に基づいて課金にかかわる処理を行う課金処理手
段91とを備えたことを特徴とする。
【0019】図3は、請求項10〜16に記載の発明の
原理ブロック図である。請求項10に記載の発明は、発
信者番号通知機能を有する網に接続され、かつ複数の端
末11-1〜11-Nを収容すると共に、これらの端末に生
起した着信呼の呼処理を行う交換機において、複数の端
末11-1〜11-Nについて、共通に、あるいは個別に、
着信呼の発信者番号の内、完了呼となることが許容され
る発信者番号と、許容されない発信者番号との何れか一
方が予め登録された発信者番号記憶手段101と、着信
呼について、呼処理の手順に基づいて発信者番号を取得
し、その発信者番号が発信者番号記憶手段101に登録
されているか否かを判別すると共に、この判別の結果に
応じてその呼処理の中断をはかる着信規制手段102と
を備えたことを特徴とする。
【0020】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載の交換機において、複数の端末11-1〜11-Nと、
着信呼の出方路になり得る方路とについて、共通に、あ
るいは個別に識別情報と着信先になるべき着信呼の発信
者番号とが予め対応付けられて登録された発信者番号登
録手段111と、着信呼について、呼処理の手順に基づ
いて取得された発信者番号に対応して発信者番号登録手
段111に登録された端末または方路を着信先に設定す
る着信制御手段112とを備えたことを特徴とする。
【0021】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載の交換機において、発信者番号登録手段111に
は、識別情報と発信者番号とが時間帯毎に個別に登録さ
れ、着信制御手段112は、呼処理の手順に基づいて取
得された発信者番号と、着信呼が生起した時刻を含む時
間帯とに対応して発信者番号登録手段111に登録され
た識別情報を参照し、その識別情報で示される端末また
は方路を着信先とすることを特徴とする。
【0022】請求項13に記載の発明は、請求項11ま
たは請求項12に記載の交換機において、着信制御手段
112によって設定された着信先から与えられる「他の
着信先」の識別情報を取り込み、その識別情報と着信呼
の発信者番号とを対応付けて発信者番号登録手段111
に登録する着信先更新手段121を備えたことを特徴と
する。
【0023】請求項14に記載の発明は、請求項11な
いし請求項13の何れか1項に記載の交換機において、
着信制御手段112によって設定された着信先によって
与えられた指示に応じて、着信呼の発信者番号を発信者
番号記憶手段101に登録する再着信可否判別手段13
1を備えたことを特徴とする。請求項15に記載の発明
は、請求項11ないし請求項14の何れか1項に記載の
交換機において、短縮番号またはワンタッチキーを示す
識別子とその識別子に対応した番号との組み合わせが格
納される番号記憶手段141と、着信制御手段112に
よって設定された着信先によって与えられた識別子と、
着信呼の発信者番号との組み合わせを番号記憶手段14
1に格納する登録手段142と、複数の端末11-1〜1
1-Nの内、何れかの端末に生起した発信呼について、番
号計画に基づいてダイヤル番号に識別子が含まれている
か否かを判別し、その判別の結果が真であるときに、こ
の識別子と共に番号記憶手段141に格納された発信者
番号を番号解析の対象とするダイヤル番号読み替え手段
143とを備えたことを特徴とする。
【0024】請求項16に記載の発明は、請求項11な
いし請求項14の何れか1項に記載の交換機において、
複数の端末11-1〜11-Nと、着信呼の出方路になり得
る方路とについて、共通に、あるいは個別に、発信者番
号に対応した呼び出し信号の種別が予め登録された呼び
出し種別記憶手段151と、着信呼の発信者番号に対応
付けられて呼び出し種別記憶手段151に登録された種
別の呼び出し信号を着信先に送出する呼び出し手段15
2とを備えたことを特徴とする。
【0025】請求項1に記載の発明にかかわる交換機で
は、複数の端末11-1〜11-Nに個別に割り付けられた
発信者番号がこれらの端末11-1〜11-Nに対応付けら
れて予め記憶手段12に登録される。また、複数の端末
11-1〜11-Nの内、何れかの端末に発信呼が生起する
と、発信者番号送出手段13は、その発信呼の呼処理の
手順に基づいて発信元である端末を特定し、その端末に
対応付けられて記憶手段12に登録された発信者番号を
発信者番号通知機能を有する網に送出する。
【0026】すなわち、複数の端末11-1〜11-Nに生
起した発信呼については、発信元である端末に予め個別
に割り付けられた発信者番号が網に向けて自動的に送出
されるので、これらの端末11-1〜11-Nに生起した着
信呼の着信形式がダイヤルイン方式、付加番号ダイヤル
イン方式その他の何れである場合であっても、発信元を
真に示す発信者番号が着信先に通知される。
【0027】請求項2に記載の発明にかかわる交換機で
は、発信指呼番号通知機能を有する網に接続された方路
の内、複数の端末11-1〜11-Nに生起した発信呼の出
方路となり得る特定の方路について、個別に割り付けら
れた発信者番号がこれらの特定の方路に対応付けられて
予め記憶手段21に登録される。また、複数の端末11
-1〜11-Nの内、何れかの端末に発信呼が生起すると、
発信者番号送出手段22は、その発信呼の呼処理の手順
に基づいて出方路を選定し、その出方路に対応付けられ
て記憶手段21に登録された発信者番号を網に送出す
る。
【0028】すなわち、複数の端末11-1〜11-Nに生
起した発信呼については、方路選定に基づいて決定され
た出方路に予め割り付けられた発信者番号が網に向けて
自動的に送出されるので、これらの端末11-1〜11-N
に生起した着信呼の着信形式がダイヤルイン方式、付加
ダイヤルイン方式その他の何れである場合であっても、
その出方路を真に示す発信者番号が着信先に通知され
る。
【0029】請求項3に記載の発明にかかわる交換機で
は、請求項1または請求項2に記載の交換機において、
規制情報記憶手段31には、複数の端末11-1〜11-N
について、個別に発信元となった場合に網に対する発信
者番号の送出が規制されるべきか否かを示す規制情報が
予め登録される。また、発信者番号送出手段13、22
は、複数の端末11-1〜11-Nの内、発信呼の発信元で
ある端末に対応付けられて規制情報記憶手段31に登録
された規制情報を参照し、その規制情報の値に応じて網
に対する発信者番号の送出を取り止める。
【0030】すなわち、複数の端末11-1〜11-Nに生
起した発信呼については、これらの端末11-1〜11-N
が発信元として有する属性に応じて網に対する発信者番
号の送出が適宜規制される。請求項4に記載の発明にか
かわる交換機では、請求項1ないし請求項3の何れか1
項に記載の交換機において、第一の番号解析手段41
は、呼処理の手順に基づいて発信呼の番号解析を行い、
その発信呼の発信元によって設定されたダイヤル番号に
第一の特定の番号が含まれるか否かの判別を行う。発信
者番号送出手段13、22は、この判別の結果が真であ
るときに、網に対する発信者番号の送出を取り止める。
【0031】すなわち、発信元である端末あるいは出方
路に予め割り付けられた発信者番号の送出がその発信元
によって設定されたダイヤル番号に応じて適宜取り止め
られるので、発信者の意図に柔軟に適応した発信者番号
通知機能の活用がはかられる。請求項5に記載の発明に
かかわる交換機では、請求項1ないし請求項4の何れか
1項に記載の交換機において、要求情報記憶手段51に
は、複数の端末11-1〜11-Nについて、着信先に対す
る発信者番号の通知の省略を網に要求すべきか否かを示
す要求情報が予め登録される。
【0032】また、複数の端末11-1〜11-Nの内、何
れかの端末に発信呼が生起すると、特番付加手段52
は、その発信呼の発信元である端末に対応付けられて要
求情報記憶手段51に登録された要求情報を参照し、か
つ呼処理の手順に基づいて網に送出されるダイヤル番号
に、その要求情報の値に応じて「発信者番号通知機能の
省略」を示す第二の特定の番号を付加する。
【0033】すなわち、複数の端末11-1〜11-Nに生
起した発信呼については、発信元に固有の属性に応じて
網に対して「着信先に対して発信者番号を通知しない」
ことが適宜要求されるので、これらの端末11-1〜11
-Nに対してサービスが柔軟に提供される。請求項6に記
載の発明にかかわる交換機では、請求項1ないし請求項
5に記載の交換機において、第二の番号解析手段61
は、発信元によって設定されたダイヤル番号に第三の特
定の番号が含まれるか否かの判別を番号解析の手順に基
づいて行う。特番付加手段62は、その判別の結果が真
であるときに、呼処理の手順に基づいて網に送出される
ダイヤル番号に、「発信者番号通知機能の省略」を示す
第二の特定の番号を付加する。
【0034】すなわち、複数の端末11-1〜11-Nに生
起した発信呼については、網に対して「着信先に対して
発信者番号を通知しない」ことが発信者の意図に応じて
適宜要求されるので、これらの端末11-1〜11-Nに対
してサービスが柔軟に提供される。請求項7に記載の発
明にかかわる交換機では、請求項5または請求項6に記
載の交換機において、複数の端末11-1〜11-Nの何れ
かに発信呼が生起すると、番号読み替え手段71はその
発信呼の発信元が与えるダイヤル番号から第二の特定の
番号を除外する。発信規制手段72は、このようにして
第二の特定の番号が除外されてなるダイヤル番号の番号
解析を行い、その番号解析の結果に応じて呼処理の中断
をはかる。
【0035】すなわち、番号計画や複数の端末11-1〜
11-Nが発信元として有する属性に基づいて許容されな
い着信先に対する発信呼については、ダイヤル番号に上
述した第二の特定の番号が含まれる場合であっても完了
呼となることが確実に規制される。請求項8に記載の発
明にかかわる交換機では、請求項5または請求項6に記
載の交換機において、複数の端末11-1〜11-Nの何れ
かに発信呼が生起すると、番号読み替え手段71はその
発信呼の発信元が与えるダイヤル番号から第二の特定の
番号を除外する。LCR手段81は、このようにして第
二の特定の番号が除外されてなるダイヤル番号の番号解
析を行い、その番号解析の結果に基づいてLCR機能に
かかわる処理を行う。
【0036】すなわち、複数の端末11-1〜11-Nに生
起した発信呼については、ダイヤル番号に上述した第二
の特定の番号が含まれる場合であっても、LCR機能の
適用が確実に行われるので、これらの端末11-1〜11
-Nに提供されるサービスの品質が担保される。請求項9
に記載の発明にかかわる交換機では、請求項5または請
求項6に記載の交換機において、複数の端末11-1〜1
1-Nの何れかに発信呼が生起すると、番号読み替え手段
71はその発信呼の発信元が与えるダイヤル番号から第
二の特定の番号を除外する。課金処理手段91は、この
ようにして第二の特定の番号が除外されてなるダイヤル
番号の番号解析を行い、その番号解析の結果に基づいて
課金にかかわる処理を行う。
【0037】すなわち、複数の端末11-1〜11-Nに生
起した発信呼については、ダイヤル番号に上述した第二
の特定の番号が含まれる場合であっても、確実に課金が
行われるので、これらの端末11-1〜11-Nに提供され
るサービスの品質が担保される。請求項10に記載の発
明にかかわる交換機では、発信者番号記憶手段101に
は、複数の端末11-1〜11-Nについて、共通に、ある
いは個別に、これらの端末11-1〜11-Nに生起する着
信呼が完了呼となることが許容される発信者番号と、許
容されない発信者番号との何れか一方が予め登録され
る。
【0038】また、着信規制手段102は、複数の端末
11-1〜11-Nの何れかが着信先となる着信呼が生起す
ると、その着信呼の発信者番号を呼処理の手順に基づい
て取得し、この発信者番号が発信者番号記憶手段101
に登録されているか否かを判別すると共に、この判別の
結果に応じて呼処理の中断をはかる。したがって、複数
の端末11-1〜11-Nに生起した着信呼の内、発信者番
号が発信者番号記憶手段101に予め登録され、あるい
は登録されない着信呼については、完了呼となることが
自動的に規制される。
【0039】請求項11に記載の発明にかかわる交換機
では、請求項10に記載の交換機において、発信者番号
登録手段111には、複数の端末11-1〜11-Nと、こ
れらの端末11-1〜11-Nに生起する着信呼の出方路に
なり得る方路とについて、共通に、あるいは個別に、識
別情報と、着信先になるべき着信呼の発信者番号とが予
め対応付けられて登録される。
【0040】また、着信制御手段112は、網から何ら
かの着信呼が着信すると、その着信呼について、呼処理
の手順に基づいて取得された発信者番号に対応して発信
者番号登録手段111に登録された識別情報で示される
端末または方路を着信先に設定する。すなわち、方路選
定が番号解析の結果に代わる発信者番号に基づいて行わ
れるので、発信元が特定の発信者番号で示される着信呼
については、所望の端末を着信先とし、あるいは所望の
出方路に対して中継することが可能となる。
【0041】請求項12に記載の発明にかかわる交換機
では、請求項11に記載の交換機において、発信者番号
登録手段111には、識別情報と発信者番号とが時間帯
毎に個別に登録される。
【0042】また、着信制御手段112は、呼処理の手
順に基づいて取得された発信者番号と、着信呼が生起し
た時刻を含む時間帯とに対応付けられて発信者番号登録
手段111に登録された識別情報を参照し、その識別情
報で示される端末または方路を着信先とする。すなわ
ち、発信元が特定の発信者番号で示される着信呼につい
ては、その着信呼が生起した時間帯に応じて異なる端末
を着信先として設定し、あるいは同様にして時間帯に応
じて異なる出方路に中継することが可能となる。
【0043】請求項13に記載の発明にかかわる交換機
では、請求項11または請求項12に記載の交換機にお
いて、着信先更新手段121は、着信制御手段112に
よって設定された着信先から与えられる「他の着信先」
の識別情報を取り込み、その識別情報と着信呼の発信者
番号とを対応付けて発信者番号登録手段111に登録す
る。
【0044】すなわち、複数の端末11-1〜11-Nの何
れかに生起した着信呼については、その着信呼の発信元
と発信者番号が同じである発信元が再度発信することに
よって後続して生起する着信呼の着信先が着信者の指示
に応じて適宜設定されるので、これらの端末11-1〜1
1-Nが着信先として運用される形態の柔軟性が高められ
る。
【0045】請求項14に記載の発明にかかわる交換機
では、請求項11ないし請求項13に記載の交換機にお
いて、再着信可否判別手段131は、着信制御手段11
2が設定した着信先によって与えられる指示に応じて、
着信呼の発信者番号を発信者番号記憶手段101に登録
する。すなわち、複数の端末11-1〜11-Nの何れかに
生起した着信呼の発信元については、その発信元が再度
発信することによって後続して生起する着信呼が完了呼
となることが許容されるべきか否かが着信者の指示に応
じて適宜設定されるので、これらの端末11-1〜11-N
が着信先として運用される形態の柔軟性が高められる。
【0046】請求項15に記載の発明にかかわる交換機
では、請求項11ないし請求項14の何れか1項に記載
の交換機において、番号記憶手段141には、短縮番号
またはワンタッチキーを示す識別子とその識別子に対応
した番号との組み合わせが格納される。登録手段142
は、着信制御手段112によって設定された着信先が与
える識別子と着信呼の発信者番号との組み合わせを番号
記憶手段141に格納する。
【0047】また、ダイヤル番号読み替え手段143
は、複数の端末11-1〜11-Nの内、何れかの端末に発
信呼が生起すると、番号計画に基づいてダイヤル番号に
上述した識別子が含まれているか否かを判別し、その判
別の結果が真であるときに、この識別子と共に登録手段
142に格納された発信者番号を番号解析の対象とす
る。すなわち、所望の着信呼の発信元を示す発信者番号
が短縮番号またはワンタッチキーに対応付けられて登録
され、かつその短縮番号またはワンタッチキーによって
ダイヤル番号の設定が適宜行われるので、複数の端末1
1-1〜11-Nの操作性が向上する。
【0048】請求項16に記載の発明にかかわる交換機
では、請求項11ないし請求項14の何れか1項に記載
の交換機において、呼び出し種別記憶手段151には、
着信呼の着信先となるべき複数の端末11-1〜11-N
と、出方路になり得る方路とについて、共通に、あるい
は個別に、その着信呼の発信者番号に対応した呼び出し
信号の種別が予め登録される。
【0049】また、呼び出し手段152は、複数の端末
11-1〜11-Nの何れかを着信先とする着信呼が生起す
ると、この着信呼の発信者番号に対応付けられて呼び出
し種別記憶手段151に登録された種別の呼び出し信号
をその着信先に送出する。すなわち、着信先では、発信
者番号に予め対応付けられた呼び出し音が出力されるこ
とによって操作者の応答が促されるので、その操作者が
応答に先行して発信者またはその発信者の種別を予め把
握することが可能となる。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態について詳細に説明する。図4は、請求項1〜1
6に記載の発明に対応した実施形態を示す図である。図
において、図12に示す従来例との構成の相違点は、プ
ロセッサ236に代えてプロセッサ161が備えられ、
データベース237に代えてデータベース162が備え
られた点にある。
【0051】なお、本実施形態と図1〜図3に示すブロ
ック図との対応関係については、端末231-1〜231
-Nは端末11に対応し、データベース162は記憶手段
12、21、規制情報記憶手段31、要求情報記憶手段
51、発信者番号記憶手段101、発信者番号登録手段
111、番号記憶手段141および呼び出し種別記憶手
段151に対応し、プロセッサ161および外線トラン
ク234-11〜234-13、234-21〜234-24は発信
者番号送出手段13,22に対応し、プロセッサ161
および内線トランク232-1〜232-Nは呼び出し手段
152に対応し、プロセッサ161は第一の番号解析手
段41、特番付加手段52,62、第二の番号解析手段
61、番号読み替え手段71、発信規制手段72、LC
R手段81、課金手段91、着信規制手段102,11
2、着信先更新手段121、再着信可否決定手段13
1、登録手段142およびダイヤル番号読み替え手段1
43に対応する。
【0052】図5は、請求項1〜9に記載の発明に対応
した本実施形態の動作フローチャートである。以下、図
4および図5を参照して請求項1、2に記載の発明に対
応した本実施形態の動作を説明する。データベース16
2には、図6に示す端末クラステーブル171と、図7
に示すトランク管理テーブル172とが局情報として備
えられる。
【0053】また、端末クラステーブル171には、図
6に示すように、端末231-1〜231-Nについて、個
別に「識別番号」、「ダイアルイン番号」、「トランク
グループ番号」(ダイヤルイン番号に基づく着信呼の入
方路を形成するトランクを示す。)、「発信者番号種
別」および「発信者番号」(ダイヤルイン番号とは別個
に発信者番号となるべき番号を示す。)が予め登録され
る。
【0054】なお、発信者番号種別は、(1) 『「ダイヤ
ルイン番号」が発信者番号として送出されることが許容
される』ことを示すフラグdと、(2) 『後述する「代表
番号」が発信者番号として送出されることが許容され
る』ことを示すフラグDと、(3) 『「出方路となるべき
トランクの種別に対応した番号」が発信者番号として送
出されることが許容される』ことを示すフラグTと、
(4) 『特定の特番が設定されたときに「代表番号」が発
信者番号として送出されることが許容される』ことを示
すフラグIと、(5) 「予め設定された任意の番号が発信
者番号として送出されるべき」ことを示すフラグPと、
がパックされてなる語として与えられる。
【0055】また、トランク管理テーブル172には、
図7に示すように、外線トランク234-11〜234-1
3、234-21〜234-24について、個別に、(a) 割り
付けられた「トランク番号」(ここでは、簡単のため、
符号に付加された添え番号「11」〜「13」、「21」〜
「24」の何れかであると仮定する。)と、(b) 同様にし
て割り付けられた「トランクグループ番号」と、(c) 接
続された回線(加入者線)に予め割り付けられた「回線
番号」と、(d) 割り付けられた発着信グループを示す
「グループ代表番号」と、(e) 割り付けられた任意の代
表番号を示す「代表番号」と、(f) 必要に応じて個別に
割り付けられた任意の「発信者番号」と、が予め登録さ
れる。
【0056】従来例と同様にして、端末231-1が先頭
桁として「0」を含むダイヤル番号を設定して発信した
場合には、プロセッサ161は、通信リンク235、2
35aを介して内線トランク232-1と連係することに
よって該当する発信呼を受け付け、かつ呼処理の手順に
基づいてその端末231-1の識別番号を取得する(図5
(1))。
【0057】また、プロセッサ161は、データベース
162にアクセスすることによって端末クラステーブル
171を構成するレコードの内、その識別番号に対応し
たレコードを特定すると共に、そのレコードに含まれる
「発信者番号種別」を得る(図5(2))。さらに、プロセ
ッサ161は、このようにして得られた「発信者番号種
別」に含まれるフラグd、D、T、I、Pの内、論理値
が「1」であるものを検索する(図5(3))。
【0058】また、プロセッサ161は、これらのフラ
グd、D、T、I、Pの内、(A) フラグdの論理値が
「1」である場合には、端末クラステーブル171の対
応するレコードに含まれる「ダイヤルイン番号」を発信
者番号の候補とし(図5(4))、(B) フラグPの論理値が
「1」である場合には、端末クラステーブル171の対
応するレコードに含まれる「発信者番号」を発信者番号
の候補とする(図5(5))が、(C) フラグIの論理値が
「1」である場合には、トランク管理テーブル172の
レコードの内、内線トランク232-1に対応したレコー
ドに含まれる「発信者番号」を発信者番号の候補とする
(図5(6))、処理を行う。
【0059】さらに、フラグd、P、Iの全ての論理値
が「0」である場合には、プロセッサ161は、フラグ
Tの論理値が「1」である場合には、端末クラステーブ
ル171の対応するレコードに含まれる「トランクグル
ープ番号」を検索キーとしてトランク管理テーブル17
2を検索し(図5(7))、得られたレコードに含まれる
「グループ代表番号」を発信者番号の候補とする(図5
(8))。
【0060】しかし、フラグDの論理値が「1」である
場合には、プロセッサ161は、端末クラステーブル1
71の対応するレコードに含まれる「トランクグループ
番号」を検索キーとしてトランク管理テーブル172を
検索し(図5(9))、得られたレコードに含まれる「代表
番号」を者番号の候補とする(図5(10)) 。また、プロ
セッサ161は、番号解析を行うことによって出方路
(ここでは、簡単のため、外線トランク234-11 を介
して形成されると仮定する。)を選定する(図5(11))
【0061】さらに、プロセッサ161は呼処理の手順
に基づいて外線トランク234-11にダイヤル番号と発
信者番号の候補とを与え(図5(12)) 、その外線トラン
ク234-11 は、ISDNに向けて発信し、かつ予め決
められた信号方式および手順に基づいて上述した発信者
番号の候補を発信者番号としてダイヤル番号(0、…)
と共に送出する。
【0062】また、ISDNでは、トランク234-11
に加入者線を介して接続された加入者線交換機は、「被
呼者が応答した」ことを認識すると、上述した発信者番
号を着信先に送出する。さらに、プロセッサ161は、
外線トランク234-11 から通信リンク235を介して
「被呼者が応答した」旨を示す信号が与えられると、ス
イッチ233を制御することによってその外線トランク
234-11 と内線トランク232-11 との間を結ぶ通話
路を形成する(図5(13)) ので、端末231-1と上述し
たダイヤル番号で示される着信先との間には、内線トラ
ンク232-1、スイッチ233、外線トランク234-1
1 およびISDNを介して通信路が形成される。
【0063】このように本実施形態によれば、端末23
1-1〜231-Nの発信呼については、これらの端末23
1-1〜231-Nに適用された着信方式がDID方式、D
IL方式、付加番号方式の何れである場合においても、
局情報が予め設定されることによってその着信方式に適
応した発信者番号が自動的に、かつ確実に着信先に通知
される。
【0064】したがって、端末231-1〜231-Nの運
用形態や発信元としての属性に柔軟に適応しつつ発信者
番号通知機能が有効に活用される。以下、請求項3に記
載の発明に対応した実施形態について説明する。本実施
形態と請求項1、2に記載の発明に対応した実施形態と
の相違点は、図6に網掛けを付して示すように、端末ク
ラステーブル171の各レコードに配置された「発信者
番号種別」に「発信者番号の送出を禁止すべき」ことを
示すフラグRがパックされた点と、プロセッサ161が
下記の処理を行う点とにある。
【0065】端末231-1〜231-Nの内、例えば、端
末231-1が「0」を先頭に含むダイヤル番号を設定し
て発信した場合には、プロセッサ161は、通信リンク
235を介して内線トランク232-1と連係することに
よって該当する発信呼を受け付け、かつ呼処理の手順に
基づいてその端末231-1の識別番号を取得する(図5
(1))。
【0066】さらに、プロセッサ161は、請求項1、
2に記載の発明に対応した実施形態と同様にして「発信
者番号種別」を取得する(図5(2))が、その「発信者番
号種別」に含まれるフラグd、D、T、I、Pの論理値
に応じた発信者番号の候補を特定する処理(図5(3)〜
(10))(以下、「発信者番号取得処理」という。)に先
行して、これらのフラグd、D、T、I、Pと共にパッ
クされたフラグRの論理値が「1」であるか否かを判別
する(図5(a))。
【0067】また、プロセッサ161は、その判別の結
果が偽である場合には、請求項1、2に記載の発明に対
応した実施形態と同様の手順に基づいて呼処理を続行す
る。しかし、その判別の結果が真である場合には、プロ
セッサ161は、発信者番号取得処理を省略し、かつ従
来例と同様にして番号解析を行うことによって出方路
(ここでは、簡単のため、外線トランク234-11 を介
して形成されると仮定する。)を選定する(図5(b))と
共に、呼処理の手順に基づいて外線トランク234-11
にダイヤル番号(発信者番号は含まない。)を与える
(図5(c))。したがって、外線トランク234-11 は、
ISDN宛に発信し、かつ予め決められた信号方式およ
び手順に基づいてそのダイヤル番号(0、…)を送出す
る。
【0068】このように本実施形態によれば、着信者に
対する発信者番号の通知が発信元である端末の端末クラ
スに応じて適宜規制されるので、請求項1、2に記載の
発明に対応した実施形態と同様に発信者番号通知機能の
有効な活用がはかられると共に、その発信者番号通知機
能が発信元の運用形態や属性の如何にかかわらず一律に
適用されることによって生じる弊害が回避される。
【0069】さらに、本実施形態では、フラグRは、残
りの全てのフラグd、D、T、I、Pと共に上述した
「発信者番号種別」としてパックされるために、保守や
運用の過程においてこれらの残りのフラグの論理値が何
ら変更されることなく、着信者に対する発信者番号の通
知の規制とその規制の解除とが効率的に、かつ確度高く
行われる。
【0070】以下、請求項4に記載の発明に対応した実
施形態について説明する。本実施形態と請求項1、2に
記載の発明に対応した実施形態との相違点は、プロセッ
サ161が行う下記の処理にある。端末231-1〜23
1-Nの内、例えば、端末231-1が「0184」または
「1840」を先頭に含むダイヤル番号を設定して発信
した場合には、プロセッサ161は、通信リンク23
5、235aを介して内線トランク232-1と連係する
ことによって該当する発信呼を受け付け、かつ呼処理の
手順に基づいてその端末231-1の識別番号を取得する
(図5(1))。
【0071】さらに、プロセッサ161は、請求項1、
2に記載の発明に対応した実施形態と同様にして「発信
者番号種別」を取得する(図5(2))が、その「発信者番
号種別」に含まれるフラグd、D、T、I、Pの論理値
に応じた発信者番号の候補を特定する発信者番号取得処
理(図5(3)〜(10))に先行して、上述したダイヤル番号
の先頭桁と、外線に対する発信を意味するダイヤルプリ
フィックス「0」に後続する桁との何れかについて、番
号「184」が含まれるか否かを判別する(図5(d))。
【0072】さらに、プロセッサ161は、その判別の
結果が偽である場合には、請求項1、2に記載の発明に
対応した実施形態と同様の手順に基づいて呼処理を続行
する。しかし、その判別の結果が真である場合には、プ
ロセッサ161は、発信者番号取得処理を省略し、かつ
従来例と同様にして番号解析を行うことによって出方路
(ここでは、簡単のため、外線トランク234-11 を介
して形成されると仮定する。)を選定する(図5(b))と
共に、呼処理の手順に基づいて外線トランク234-11
にダイヤル番号(発信者番号は含まない。)を与える
(図5(c))。したがって、外線トランク234-11 は、
ISDN宛に発信し、かつ予め決められた信号方式およ
び手順に基づいてそのダイヤル番号(0、…)を送出す
る。
【0073】このように本実施形態によれば、発信元に
よって設定された特番に応じて着信者に対する発信者番
号の通知が適宜規制されるので、請求項1、2に記載の
発明に対応した実施形態と同様に発信者番号通知機能の
有効な活用がはかられると共に、その発信者番号通知機
能が発信元の運用形態や属性の如何にかかわらず一律に
行われることによって生じる弊害が回避される。
【0074】以下、請求項5に記載の発明に対応した実
施形態について説明する。本実施形態と請求項1、2に
記載の発明に対応した実施形態との相違点は、図6に網
掛けを付して示すように、端末231-1〜231-Nの個
々について、「発信者クラス」として「特番付加フラ
グ」(発信者番号通知機能の規制をISDNに対して要
求すべきか否かを示す。)が付加された点と、プロセッ
サ161が後述する手順に基づいて処理を行う点とにあ
る。
【0075】端末231-1〜231-Nの内、例えば、端
末231-1がISDNに向けて発信した場合には、プロ
セッサ161が該当する発信呼を受け付けてその端末の
識別番号を取得する(図5(1))処理と発信者番号取得処
理(図5(3)〜(10))とについては、既述の各実施形態に
おける処理と同じであるから、ここではその説明を省略
する。
【0076】しかし、プロセッサ161は、上述した発
信者番号取得処理に基づいて発信者番号の候補を取得し
た後には、該当する識別番号で示される端末の「発信者
クラス」の内、上述した「特番付加フラグ」の値を端末
クラステーブル171から取得し、その値が「1」であ
るか否かを判別する(図5(e))。さらに、プロセッサ1
61は、その判別の結果が偽である場合には、既述の各
実施形態と同様の手順に基づいて呼処理を続行するが、
反対に真である場合には、先行して取得された発信者番
号の候補には何ら処理を施さず、かつダイヤル番号の先
頭に特番「184」を付加する(図5(f))と共に、出方
路を選定する(図5(11)) 。
【0077】このように本実施形態によれば、発信元で
ある端末の端末クラスに応じてISDNに対して発信者
番号通知機能を無効化することが適宜要求されるので、
その発信者番号通知機能が発信元の運用形態や属性の如
何にかかわらず一律に適用されることによって生じる弊
害が回避される。以下、請求項6に記載の発明に対応し
た実施形態について説明する。
【0078】端末231-1〜231-Nの内、例えば、端
末231-1が特番「99」を先頭に含むダイヤル番号を
設定して発信した場合には、プロセッサ161は、通信
リンク235、235aを介して内線トランク232-1
と連係することによって該当する発信呼を受け付け、か
つ呼処理の手順に基づいてその端末231-1の識別番号
を取得する(図5(1))。
【0079】さらに、プロセッサ161は、請求項1、
2に記載の発明に対応した実施形態と同様にして「発信
者番号種別」を取得し(図5(2))、かつ発信者番号取得
処理(図5(3)〜(10))を行った後には、上述したダイヤ
ル番号の先頭桁に番号「99」が含まれるか否かを判別
する(図5(g))。また、プロセッサ161は、その判別
の結果が偽である場合には、請求項1〜5に記載の発明
に対応した実施形態と同様の手順に基づいて呼処理を続
行する。
【0080】しかし、その判別の結果が真である場合に
は、プロセッサ161は、先行して取得された発信者番
号の候補には何ら処理を施さず、かつダイヤル番号の先
頭に、例えば、特番「99」に代わる特番(例えば、
「184」)を付加する(図5(h))と共に、その特番を
含むダイヤル番号に併せて、発信者番号の候補をリンク
235を介して外線トランク234-11 に与える(図5
(11)、(12))。
【0081】外線トランク234-11 は、これらのダイ
ヤル番号および発信者番号をISDNに向けて送出す
る。このように本実施形態によれば、発信元によって設
定された特番に応じて、ISDNに対して発信者番号通
知機能を無効化することが適宜要求されるので、その発
信者番号通知機能が発信元の運用形態や属性の如何にか
かわらず一律に適用されることによって生じる弊害が回
避される。
【0082】以下、請求項7〜9に記載の発明に対応し
た実施形態について説明する。本実施形態と請求項1〜
6に記載の発明に対応した実施形態との相違点は、図6
に網掛けを付して示すように、『端末231-1〜231
-Nの「発信者クラス」について、個別に発信を許容する
か否か』を示す「発信規制フラグ」が端末クラステーブ
ル171に付加された点と、プロセッサ161が下記の
手順に基づいて処理を行う点とにある。
【0083】端末231-1〜231-Nの内、例えば、端
末231-1が発信する場合には、そのその端末231-1
の操作者は、上述した発信規制フラグの論理値の如何に
かかわらず発信が許容されるべきことを意味する特番
(例えば、「98」)を含む(必要であれば、既述の特
番(「184」等)と共に)ダイヤル番号を設定する。
【0084】プロセッサ161は、端末231-1が発信
した場合には、番号解析の過程において上述した特番
「98」がダイヤル番号に含まれていないことを認識す
ると、その端末231-1について端末クラステーブル1
71に登録された発信規制フラグの論理値が「1」であ
るか否かを判別する(図5(i))。さらに、プロセッサ1
61は、その判別の結果が真である場合には、該当する
発信呼にかかわる呼処理を取り止める(図5(j))が、反
対に偽である場合には、その呼処理を請求項1〜6に記
載の発明に対応した実施形態と同様にして続行する。
【0085】また、プロセッサ161は、上述した番号
解析の過程において特番「98」がダイヤル番号に含ま
れていることを認識した場合には、その特番「98」を
含むダイヤル番号を方路選定の基準(番号解析の対象)
とすることによって呼処理を続行する。このように本実
施形態によれば、発信者番号通知機能にかかわる特番
「184」、「99」に併せて、発信規制にかかわる特
番「98」が設定された場合であっても、その特番「9
8」の有無に応じて発信規制が解除される。
【0086】なお、本実施形態では、端末クラステーブ
ル171に予め登録された発信規制フラグの値が「1」
であり、かつダイヤル番号に特番「98」が含まれない
場合に限って該当する端末の発信規制が行われている
が、例えば、この特番「98」に代わる特番がダイヤル
番号に含まれ、あるいは含まれない場合に、そのダイヤ
ル番号の内、特番「98」が除かれてなる残りのダイヤ
ル番号に基づいてLCR(Least Cost Routine)機能が適
用され、あるいは課金処理が行われる場合にも、本発明
は適用可能である。
【0087】図8は、請求項10〜16に記載の発明に
対応した実施形態の動作フローチャートである。以下、
図4および図8を参照して請求項10に記載の発明に対
応した実施形態について説明する。データベース162
には、図9に示すように、着信呼について発信元から与
えられる発信者番号と、その着信呼の着信先(端末識別
番号あるいは出方路の識別情報を示す。)と、これらの
組み合わせについて個別に着信の許否を示す着信許否フ
ラグとが登録された着信規制制御テーブル210が備え
られる。
【0088】プロセッサ161は、外線トランク234
-11〜234-13、234-21〜234-24 の何れかの外線
トランク(ここでは、簡単のため、符号「234-11 」
で示されると仮定する。)にISDN側からの着信呼が
生起すると、通信リンク235、235aを介してその
外線トランク234-11 と連係し、かつ呼処理の手順に
基づいてその着信呼の発信者番号とダイヤル番号とを取
得する(図8(1))。
【0089】さらに、プロセッサ161は、そのダイヤ
ル番号の番号解析を行うことによって着信先(ここで
は、簡単のため、端末231-1であると仮定する。)を
特定し(図8(2))、その着信先と上述した発信者番号と
の組み合わせを検索キーとして着信規制制御テーブル2
10を参照することによって、この組み合わせに対応し
た着信許否フラグを得る(図8(3))。
【0090】また、プロセッサ161は、その着信許否
フラグの論理値が「1」であるか否かを判別し(図8
(4))、その判別の結果が偽である場合には、従来例と同
様にして該当する着信呼の呼処理を続行する。しかし、
その判別の結果が真である場合には、プロセッサ161
は、この着信呼の呼処理を中断する(図8(5))。
【0091】このように本実施形態によれば、所望の端
末や出方路が着信先となる着信呼の内、着信規制制御テ
ーブル210に予め登録された発信者番号で示される発
信者が発信元である着信呼の呼処理が完了呼となること
が自動的に、かつ確実に規制される。
【0092】以下、請求項10に記載の発明に対応した
他の実施形態について説明する。本実施形態の特徴は、
図9に網掛けを付して示すように、着信規制制御テーブ
ル210の各レコードに「着信許否フラグに基づく着信
規制が有効となるべき時間帯」を示す時間帯情報が付加
され、かつプロセッサ161が下記の手順に基づいて処
理を行う点にある。
【0093】プロセッサ161は、時刻を示す時計を有
し、かつ請求項10に記載の発明に対応した実施形態と
同様にして着信許否フラグの論理値が「1」であるか否
かを判別する(図8(1)〜(4))。さらに、プロセッサ1
61は、その判別の結果が真である場合には、該当する
着信許否フラグと共通のレコードとして着信規制テーブ
ル210に登録された時間帯情報を取得し、上述した時
計によって与えられる時刻情報がその時間帯情報で示さ
れる時間帯に該当するか否かを判別する(図8(a))。
【0094】また、プロセッサ161は、その判別の結
果が偽である場合には、着信許否フラグの論理値の如何
にかかわらず該当する着信呼の呼処理を続行するが、反
対に真である場合には、その呼処理を中断する(図8
(5))。このように本実施形態によれば、所望の時間帯に
生起すると共に、発信元と着信先とが着信規制制御テー
ブル210に予め登録された着信呼が完了呼となること
が自動的に、かつ確実に規制される。
【0095】なお、本実施形態では、着信先が端末23
1-1〜231-Nの何れかとなっているが、その着信先
は、例えば、番号解析の結果に基づいて選定される専用
線その他の出方路であってもよい。以下、請求項11〜
13に記載の発明に対応した実施形態について説明す
る。本実施形態と請求項10に記載の発明に対応した実
施形態との相違点は、図10に示すように、発信者番号
とその発信者番号を与える着信呼が着信すべき着信先と
の組み合わせが予め登録された着信先テーブル220が
備えられ、かつプロセッサ161が下記の処理を行う点
にある。
【0096】プロセッサ161は、ISDNから外線ト
ランク234-1に着信し、かつ発信者番号を与える着信
呼が完了呼となった場合には、その完了呼が生起した端
末(ここでは、簡単のため符号「231-1」で示される
と仮定する。)に接続された内線トランク232-1に通
信リンク235、235aを介してその発信者番号を与
える(図8(A))。
【0097】内線トランク232-1はこの発信者番号を
端末231-1に与え、その端末231-1はその発信者番
号を表示する。このような状態では、端末231-1の操
作者は、上述したように表示されている発信者番号で示
される発信者が発信元である着信呼が再び生起した場合
について、その着信呼の着信先となるべき着信先(端末
あるいは出方路)の識別情報をダイヤルキーを操作する
ことによって指定する。
【0098】端末231-1は、内線トランク232-1お
よび通信リンク235、235aを介してこの識別情報
をプロセッサ161に与える。プロセッサ161は、こ
のようにして与えられた識別情報で示される着信先と、
先行して該当する完了呼について取得されていた発信者
番号との組み合わせを着信先テーブルに登録する(図8
(B))。
【0099】また、プロセッサ161は、外線トランク
234-11〜234-13、234-21〜234-24 の何れか
にISDNから呼が着信すると、呼処理の手順に基づい
て発信者番号とダイヤル番号とを取得し(図8(1))、そ
の発信者番号が着信先テーブル220に登録されている
か否かを判別する(図8(C))。さらに、プロセッサ16
1は、その判別の結果が偽である場合には、請求項10
に記載の発明と同様の手順に基づいて呼処理を続行す
る。
【0100】しかし、反対にその判別の結果が真である
場合には、プロセッサ161は、上述した番号解析の結
果に基づいて決定されるべき着信先に代えて、該当する
発信者番号に対応付けられて着信先テーブル220に登
録された着信先を取得する(図8(D))と共に、呼処理を
続行する。なお、番号解析については、着信先が端末2
31-1〜231-Nの何れかである場合には、何ら行われ
なくてもよいが、反対にその着信先が特定の出方路であ
る場合には、番号解析に基づいてその出方路に向けて送
出されるべき番号がダイヤル番号から抽出されてもよ
い。
【0101】このように本実施形態によれば、例えば、
完了呼の発信元による着信呼が再び生起したときに着信
先となるべき端末や出方路がその完了呼が生起した端末
の操作に応じて確実に設定される。なお、本実施形態で
は、発信者番号に対応した着信先が端末231-1〜23
1-Nの何れかとなっているが、例えば、専用線がその着
信先に該当する場合には、さらに、付加番号ダイヤルイ
ン方式の着信形式に適応した呼処理が行われてもよい。
【0102】また、本実施形態では、外線トランク23
4-11〜234-13、234-21〜234-24 に対応した外
線ボタンが端末231-1〜231-Nに個別に備えられて
いることが前提となっているが、例えば、これらの端末
231-1〜231-Nには、外線トランク234-11〜2
34-13に共通に対応した単一の局線ボタンと、外線ト
ランク234-21〜234-24に共通に対応した単一の局
線ボタンとが備えられ、かつ着信先が外線トランク23
4-11〜234-13、234-21〜234-24の何れかであ
る場合には、これらの局線ボタンの内、着信先に対応し
た局線ボタンに付加された着信表示が適宜駆動されても
よい。
【0103】さらに、本実施形態では、発信者番号に対
応した着信先が着信先テーブル220の参照の下で与え
られるが、例えば、図10に網掛けを付して示すよう
に、その着信先テーブル220に時間帯情報が付加さ
れ、かつ請求項10に記載の発明に対応した他の実施形
態と同様に時間帯を併せて識別することによって、着信
先が切り替えられてもよい。
【0104】以下、請求項14に記載の発明に対応した
実施形態について説明する。本実施形態と請求項11〜
13に記載の発明に対応した実施形態との相違点は、プ
ロセッサ161が行う以下の処理にある。プロセッサ1
61は、ISDNから外線トランク234-11 に着信し
て発信者番号を与える着信呼が完了呼となった場合に
は、その完了呼の着信先である端末(ここでは、簡単の
ため符号「231-1」で示されると仮定する。)に接続
された内線トランク232-1に通信リンク235、23
5aを介してその発信者番号を与える(図8(A))。
【0105】内線トランク232-1はこの発信者番号を
端末231-1に与え、その端末231-1はこの発信者番
号を表示する。このような状態では、端末231-1の操
作者は、「発信者番号で示される発信者が発信元である
着信呼が再び生起した場合に、その着信呼が完了呼とな
ることが規制されるべき」ことを示す特番「97」を設
定する。
【0106】端末231-1は、内線トランク232-1お
よび通信リンク235を介してこの特番をプロセッサ1
61に与える。プロセッサ161は、このようにして与
えられた特番を解析することによって、上述したよう
に、「完了呼となることが規制されるべき」ことを認識
すると、該当する完了呼について取得されていた発信者
番号と着信先(端末231-1)とに併せて、これらに対
応して論理値が「1」である着信許否フラグとの組み合
わせを着信規制制御テーブル210に登録する(図8
(E))。
【0107】また、プロセッサ161は、外線トランク
234-11〜234-13、234-21〜234-24 の何れか
にISDNから呼が着信すると、請求項10に記載の発
明に対応した実施形態と同様にして着信規制制御テーブ
ル210を参照することによって、適宜呼処理を中断す
る(図8(1)〜(5)) 。
【0108】このように本実施形態によれば、例えば、
一旦完了呼となった着信呼の発信元が再び発信すること
によって生起する着信呼について、完了呼となることが
着信先の端末の操作者の意図に応じて確実に規制され
る。以下、請求項15に記載の発明に対応した実施形態
について説明する。本実施形態と請求項11〜14に記
載の発明に対応した実施形態との相違点は、プロセッサ
161が行う以下の処理にある。
【0109】プロセッサ161は、ISDNから外線ト
ランク234-11 に着信し、かつ発信者番号を与える着
信呼が完了呼となった場合には、その完了呼が生起した
端末(ここでは、簡単のため符号「231-1」で示され
ると仮定する。)に接続された内線トランク232-1に
通信リンク235を介してその発信者番号を与える(図
8(A))。
【0110】内線トランク232-1はこの発信者番号を
端末231-1に与え、その端末231-1はその発信者番
号を表示する。このような状態では、端末231-1の操
作者は、上述したように表示されている発信者番号につ
いて、「所望の短縮番号として登録されるべき」旨を示
す特番「96」とその短縮番号とを設定する。
【0111】端末231-1は、内線トランク232-1お
よび通信リンク235を介してこの特番「96」と短縮
番号とをプロセッサ161に与える。プロセッサ161
は、この特番「96」に応じて「所望の短縮番号として
登録されるべき」ことを認識すると、その特番「96」
と共に与えられた短縮番号と上述した発信者番号とを対
応付けて図示されない短縮番号テーブルに登録する(図
8(F))。
【0112】また、端末231-1が再び発信した場合に
は、プロセッサ161は、その端末231-1によって与
えられたダイヤル番号を解析することによって何らかの
短縮番号が適用されたことを認識した場合には、その短
縮番号に対応して上述した短縮番号テーブルに登録され
た番号を番号解析の対象とすることによって方路選定を
行う。
【0113】したがって、本実施形態によれば、発信者
番号通知機能によって発信者から通知された発信者番号
が所望の短縮番号に対応付けられて登録され、かつ自局
に生起した発信呼のダイヤル番号として確実に再利用さ
れる。なお、本実施形態では、発信者番号が短縮番号に
対応付けられて短縮番号テーブルに登録されているが、
例えば、その短縮番号に代わるワンタッチキーに対応付
けられて登録されてもよい。
【0114】以下、請求項16に記載の発明に対応した
実施形態について説明する。本実施形態と請求項11〜
15に記載の発明に対応した実施形態との相違点は、図
11に示すように、発信者番号とその発信者番号で示さ
れる発信者の種別を示す発信者識別情報とが対応付けら
れ、かつ予め登録された発信者識別テーブル221がデ
ータベース162に備えられた点と、プロセッサ161
および端末231-1〜231-Nが連係して下記の処理を
行う点とにある。
【0115】プロセッサ161は、ISDNから外線ト
ランク234-11 に着信する着信呼が生起した場合に
は、その着信呼について呼処理の手順に基づいて発信者
番号とダイヤル番号とを取得し(図8(1))、かつ着信先
である端末231-1に接続された内線トランク232-1
に通信リンク235を介してその発信者番号を与える。
内線トランク232-1はこの発信者番号を端末231-1
に与え、その端末231-1はその発信者番号を表示す
る。
【0116】さらに、プロセッサ161は、呼処理の手
順に基づいて着信先である端末231-1の操作者に応答
を促す場合には、上述したように取得された発信者番号
を検索キーとして発信者識別テーブル221を参照する
ことによって、その発信者番号に対応する発信者識別情
報を得ると共に、通信リンク235を介して内線トラン
ク232-1にその発信者識別情報を与える。
【0117】また、内線トランク232-1は、プロセッ
サ161によって与えられ得る全ての発信者識別情報に
個別に対応し、かつ端末231-1に向けて送出されるべ
き呼び出し信号の形式が予め登録されたテーブル(図示
されない。)を有する。さらに、内線トランク232-1
は、上述したようにプロセッサ161によって発信者識
別情報が与えられると、このテーブルをその発信者識別
情報に基づいて参照することによって読み出し信号の形
式を特定すると共に、その形式に適合した読み出し信号
を端末231-1に向けて送出する。
【0118】このように本実施形態によれば、発信者番
号に予め対応付けられた音色の読み出し音が着信先の端
末から確実に出力されるので、端末231-1〜231-N
では、個別に着信する着信呼の発信者の種別が応答に先
行した把握に併せて、その発信者の相違に適応した手順
や分担による応答業務が可能となる。なお、本実施形態
では、発信者番号とその発信者番号に適応した発信者種
別との取得に併せて、この発信種別に対応した呼び出し
音の発生がそれぞれプロセッサ236および内線トラン
ク232-1の連係と、端末231-1とによって実現され
ているが、これらの各処理を実現する機能分散の形態
は、如何なるものであってもよい。
【0119】また、上述した各実施形態では、発信者番
号通知機能を具備するISDNに接続された構内交換機
に本願発明が適用されているが、本発明は、その発信者
番号通知機能を具備した網に接続されるならば、加入者
線交換機、中継交換機および構内交換機の何れにも適用
可能である。さらに、上述した各実施形態では、外線ト
ランク234-11〜234-13、234-21〜234-24が
ISDNに適応した信号方式に基づいて種々の情報を送
受しているが、このような信号方式および情報の内容や
形式については、既述のダイヤル番号、特番、発信者番
号が網と対向して確実に送受されるならば、如何なるも
のであってもよい。
【0120】また、上述した各実施形態では、端末クラ
ステーブル171、トランク管理テーブル172、着信
規制制御テーブル210、着信先テーブル220、発信
者識別テーブル221が本願発明に関連する情報のみか
ら構成されているが、既存の呼処理との整合性が担保さ
れるべき場合には、これらのテーブルは、局情報の一部
として適宜分割され、あるいは併合されてもよい。
【0121】
【発明の効果】上述したように請求項1に記載の発明で
は、個々の端末に生起した発信呼について、発信元を真
に示す発信者番号が着信先に通知される。また、請求項
2に記載の発明では、個々の端末に生起した発信呼につ
いて、網に対する出方路を真に示す発信者番号が着信先
に通知される。
【0122】さらに、請求項3に記載の発明では、個々
の端末に生起した発信呼については、発信元である端末
の属性に応じて網に対する発信者番号の送出が適宜規制
される。また、請求項4に記載の発明では、発信者番号
通知機能が発信者の意図に柔軟に適応しつつ活用され
る。さらに、請求項5、6に記載の発明では、発信者番
号通知機能が活用されると共に、発信元の端末に対して
サービスが柔軟に提供される。
【0123】また、請求項7に記載の発明では、個々の
端末が発信元として有する属性や番号計画に基づいて完
了呼となることが許容されない発信呼については、「網
が発信者番号通知機能を省略すべき」旨を示す特定の番
号がダイヤル番号に含まれる場合であっても完了呼とな
ることが確実に規制される。さらに、請求項8に記載の
発明では、個々の端末に生起した発信呼については、
「網が発信者番号通知機能を省略すべき」旨を示す特定
の番号がダイヤル番号に含まれる場合であっても、LC
R機能の適用が確実に行われ、これらの端末に提供され
るサービスの品質が担保される。
【0124】また、請求項9に記載の発明では、個々の
端末に生起した発信呼については、「網が発信者番号通
知機能を省略すべき」旨を示す特定の番号がダイヤル番
号に含まれる場合であっても、確実に課金が行われ、こ
れらの端末に提供されるサービスの品質が担保される。
さらに、請求項10に記載の発明では、個々の端末に生
起した着信呼の内、発信者番号が予め設定された発信者
番号に等しい着信呼については、完了呼となることが自
動的に規制される。
【0125】また、請求項11に記載の発明では、発信
元が特定の発信者番号で示される着信呼について、所望
の端末が着信先として設定され、あるいは所望の出方路
に対する中継が行われる。さらに、請求項12に記載の
発明では、発信元が特定の発信者番号で示される着信呼
について、その着信呼が生起した時間帯に応じて異なる
端末が着信先として設定され、あるいは同様にして時間
帯に応じて異なる出方路に対する中継が行われる。
【0126】また、請求項13、14に記載の発明で
は、個々の端末が着信先として運用される形態の柔軟性
が高められる。さらに、請求項15に記載の発明では、
端末の操作性が発信者番号通知機能に適応しつつ向上す
る。また、請求項16に記載の発明では、着信先の端末
の操作者が応答に先行して発信者またはその発信者の種
別を予め把握することが可能となる。
【0127】したがって、これらの発明が適用された通
信系では、個々の端末が発信元および着信先として有す
る属性と、これらの端末の保守や運用の形態とに柔軟に
適応しつつ発信者番号通知機能が有効に適用され、かつ
サービス品質が高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1、3〜9に記載の発明の原理ブロック
図である。
【図2】請求項2〜9に記載の発明の原理ブロック図で
ある。
【図3】請求項10〜16に記載の発明に原理ブロック
図である。
【図4】請求項1〜16に記載の発明に対応した実施形
態を示す図である。
【図5】請求項1〜9に記載の発明に対応した本実施形
態の動作フローチャートである。
【図6】端末クラステーブルの構成を示す図である。
【図7】トランク管理テーブルの構成を示す図である。
【図8】請求項10〜16に記載の発明に対応した本実
施形態の動作フローチャートである。
【図9】着信規制制御テーブルの構成を示す図である。
【図10】着信先テーブルの構成を示す図である。
【図11】発信者識別テーブルの構成を示す図である。
【図12】ISDNに接続された構内交換機とその交換
交換機に収容された端末とを示す図である。
【符号の説明】
11,231 端末 12,21 記憶手段 13,22 発信者番号送出手段 31 規制情報記憶手段 41 第一の番号解析手段 51 要求情報記憶手段 52,62 特番付加手段 61 第二の番号解析手段 71 番号読み替え手段 72 発信規制手段 81 LCR手段 91 課金手段 101 発信者番号記憶手段 102,112 着信規制手段 111 発信者番号登録手段 121 着信先更新手段 131 再着信可否決定手段 141 番号記憶手段 142 登録手段 143 ダイヤル番号読み替え手段 151 呼び出し種別記憶手段 152 呼び出し手段 161,236 プロセッサ(CPU) 162,237 データベース 171 端末クラステーブル 172 トランク管理テーブル 210 着信規制制御テーブル 220 着信先テーブル 221 発信者識別テーブル 232 内線トランク 233 スイッチ 234 外線トランク 235,235a 通信リンク

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発信者番号通知機能を有する網に接続さ
    れ、かつ複数の端末を収容すると共に、これらの端末に
    生起した発信呼の呼処理を行う交換機において、 前記複数の端末に個別に割り付けられた発信者番号がこ
    れらの端末に対応付けられて予め登録された記憶手段
    と、 前記呼処理の手順に基づいて前記複数の端末の内、前記
    発信呼の発信元である端末を特定し、その端末に対応付
    けられて前記記憶手段に登録された発信者番号を前記網
    に送出する発信者番号送出手段とを備えたことを特徴と
    する交換機。
  2. 【請求項2】 発信者番号通知機能を有する網に接続さ
    れ、かつ複数の端末を収容すると共に、これらの端末に
    生起した発信呼の呼処理を行う交換機において、 前記網に接続された方路の内、前記発信呼の出方路とな
    り得る特定の方路に個別に割り付けられた発信者番号が
    これらの特定の方路に対応付けられて予め登録された記
    憶手段と、 前記呼処理の手順に基づいて前記発信呼の出方路を選定
    し、その出方路に対応付けられて前記記憶手段に登録さ
    れた発信者番号を前記網に送出する発信者番号送出手段
    とを備えたことを特徴とする交換機。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の交換機
    において、 複数の端末について、個別に発信元となった場合に網に
    対する発信者番号の送出が規制されるべきか否かを示す
    規制情報が予め登録された規制情報記憶手段を備え、 発信者番号送出手段は、 前記複数の端末の内、発信呼の発信元である端末に対応
    付けられて前記規制情報記憶手段に登録された規制情報
    を参照し、その規制情報の値に応じて網に対する発信者
    番号の送出を取り止める手段を有することを特徴とする
    交換機。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3の何れか1項に
    記載の交換機において、 呼処理の手順に基づいて発信呼の番号解析を行い、その
    発信呼の発信元によって設定されたダイヤル番号に第一
    の特定の番号が含まれるか否かの判別を行う第一の番号
    解析手段を備え、 発信者番号送出手段は、 前記第一の番号解析手段によって行われた判別の結果が
    真であるときに、網に対する発信者番号の送出を取り止
    める手段を有することを特徴とする交換機。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4の何れか1項に
    記載の交換機において、 複数の端末について、着信先に対する発信者番号の通知
    の省略を網に要求すべきか否かを示す要求情報が予め登
    録された要求情報記憶手段と、 前記複数の端末の内、発信元である端末に対応付けられ
    て前記要求情報記憶手段に登録された要求情報を参照
    し、呼処理の手順に基づいて網に送出されるダイヤル番
    号に、その要求情報の値に応じて前記発信者番号通知機
    能の省略を示す第二の特定の番号を付加する特番付加手
    段とを備えたことを特徴とする交換機。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5の何れか1項に
    記載の交換機において、 発信元によって設定されたダイヤル番号に第三の特定の
    番号が含まれるか否かの判別を番号解析の手順に基づい
    て行う第二の番号解析手段と、 前記第二の番号解析手段によって行われた判別の結果が
    真であるときに、呼処理の手順に基づいて網に送出され
    るダイヤル番号に、発信者番号通知機能の省略を示す第
    二の特定の番号を付加する特番付加手段とを備えたこと
    を特徴とする交換機。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6に記載の交換機
    において、 ダイヤル番号から第二の特定の番号を除外する番号読み
    替え手段と、 前記番号読み替え手段によって前記第二の特定の番号が
    除外されてなるダイヤル番号の番号解析を行い、その番
    号解析の結果に応じて呼処理の中断をはかる発信規制手
    段とを備えたことを特徴とする交換機。
  8. 【請求項8】 請求項5または請求項6に記載の交換機
    において、 ダイヤル番号から第二の特定の番号を除外する番号読み
    替え手段と、 前記番号読み替え手段によって前記第二の特定の番号が
    除外されてなるダイヤル番号の番号解析を行い、その番
    号解析の結果に基づいてLCR機能にかかわる処理を行
    うLCR手段とを備えたことを特徴とする交換機。
  9. 【請求項9】 請求項5または請求項6に記載の交換機
    において、 ダイヤル番号から第二の特定の番号を除外する番号読み
    替え手段と、 前記番号読み替え手段によって前記第二の特定の番号が
    除外されてなるダイヤル番号の番号解析を行い、その番
    号解析の結果に基づいて課金にかかわる処理を行う課金
    処理手段とを備えたことを特徴とする交換機。
  10. 【請求項10】 発信者番号通知機能を有する網に接続
    され、かつ複数の端末を収容すると共に、これらの端末
    に生起した着信呼の呼処理を行う交換機において、 前記複数の端末について、共通に、あるいは個別に、着
    信呼の発信者番号の内、完了呼となることが許容される
    発信者番号と、許容されない発信者番号との何れか一方
    が予め登録された発信者番号記憶手段と、 前記着信呼について、前記呼処理の手順に基づいて発信
    者番号を取得し、その発信者番号が前記発信者番号記憶
    手段に登録されているか否かを判別すると共に、この判
    別の結果に応じてその呼処理の中断をはかる着信規制手
    段とを備えたことを特徴とする交換機。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の交換機において、 複数の端末と、着信呼の出方路になり得る方路とについ
    て、共通に、あるいは個別に識別情報と着信先になるべ
    き着信呼の発信者番号とが予め対応付けられて登録され
    た発信者番号登録手段と、 着信呼について、呼処理の手順に基づいて取得された発
    信者番号に対応して前記発信者番号登録手段に登録され
    た端末または方路を着信先に設定する着信制御手段とを
    備えたことを特徴とする交換機。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の交換機において、 発信者番号登録手段には、 識別情報と発信者番号とが時間帯毎に個別に登録され、 着信制御手段は、 呼処理の手順に基づいて取得された発信者番号と、着信
    呼が生起した時刻を含む時間帯とに対応して前記発信者
    番号登録手段に登録された識別情報を参照し、その識別
    情報で示される端末または方路を着信先とすることを特
    徴とする交換機。
  13. 【請求項13】 請求項11または請求項12に記載の
    交換機において、 着信制御手段によって設定された着信先から与えられる
    「他の着信先」の識別情報を取り込み、その識別情報と
    着信呼の発信者番号とを対応付けて発信者番号登録手段
    に登録する着信先更新手段を備えたことを特徴とする交
    換機。
  14. 【請求項14】 請求項11ないし請求項13の何れか
    1項に記載の交換機において、 着信制御手段によって設定された着信先によって与えら
    れた指示に応じて、着信呼の発信者番号を発信者番号記
    憶手段に登録する再着信可否判別手段を備えたことを特
    徴とする交換機。
  15. 【請求項15】 請求項11ないし請求項14の何れか
    1項に記載の交換機において、 短縮番号またはワンタッチキーを示す識別子とその識別
    子に対応した番号との組み合わせが格納される番号記憶
    手段と、 着信制御手段によって設定された着信先によって与えら
    れた識別子と、着信呼の発信者番号との組み合わせを前
    記番号記憶手段に格納する登録手段と、 複数の端末の内、何れかの端末に生起した発信呼につい
    て、番号計画に基づいてダイヤル番号に前記識別子が含
    まれているか否かを判別し、その判別の結果が真である
    ときに、この識別子と共に前記番号記憶手段に格納され
    た発信者番号を番号解析の対象とするダイヤル番号読み
    替え手段とを備えたことを特徴とする交換機。
  16. 【請求項16】 請求項11ないし請求項14の何れか
    1項に記載の交換機において、 複数の端末と、着信呼の出方路になり得る方路とについ
    て、共通に、あるいは個別に、発信者番号に対応した呼
    び出し信号の種別が予め登録された呼び出し種別記憶手
    段と、 着信呼の発信者番号に対応付けられて前記呼び出し種別
    記憶手段に登録された種別の呼び出し信号を着信先に送
    出する呼び出し手段とを備えたことを特徴とする交換
    機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009111621A (ja) * 2007-10-29 2009-05-21 Hitachi Communication Technologies Ltd 電話交換装置
JP2016012874A (ja) * 2014-06-30 2016-01-21 株式会社ジャコス 通信接続装置
JP2020141267A (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 沖電気工業株式会社 自動交換機

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