JPH1188652A - 複写ネットワークシステム - Google Patents

複写ネットワークシステム

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JPH1188652A
JPH1188652A JP9268085A JP26808597A JPH1188652A JP H1188652 A JPH1188652 A JP H1188652A JP 9268085 A JP9268085 A JP 9268085A JP 26808597 A JP26808597 A JP 26808597A JP H1188652 A JPH1188652 A JP H1188652A
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JP
Japan
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image data
image
copies
operating device
machine
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Application number
JP9268085A
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English (en)
Inventor
Hisashi Ishiguro
久 石黒
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コピー時間の短縮や生産性の向上が図れる上
に、稼働可能な画像形成装置を自動的に選択し、システ
ムの効率が高い複写ネットワークシステムの提供。 【解決手段】 連結動作モードが設定され、他の複写機
(連結機)に出力する旨が設定されていると判断され
(S2、S4)、かつ、自動分担することが設定されて
いると判断された場合には(S5)、ユーザーは連結機
でコピーすべき部数(枚数)を設定する。次に、操作機
は、その各連結機が稼働できるか否かを連結機の番号の
若い順番に検出していき(S7〜9)、稼動できる連結
機に対して設定部数(枚数)分の出力指示を出す(S1
0、12、14)。操作機は原稿を読み取って画像デー
タを得ると、所定枚のコピーを行う。その画像データは
連結機に転送され、連結機は所定枚数のコピーを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル複写機や
プリンタなどの画像形成装置を、通信媒体を介して接続
させた複写ネットワークシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、イメージスキャナ、ワードプロセ
ッサ、パーソナルコンピュータ等の複数の画像信号出力
装置と、これらの画像信号出力装置からの各画像信号に
よりそれぞれ画像形成を行う複数のプリンタ等の画像形
成装置とを組み合わせたシステムが提案されている。例
えば、特開平5−304575号公報に記載のように、
1つの原稿を複数のデジタル複写機で複写させて、大量
複写や複写作業時間の短縮ができるようにしたシステム
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のシステ
ムでは、ある複写機が読み取った原稿の画像データを、
他の複写機とで分担して複写を行うことができなかっ
た。そこで、他の複写機と分担して複写することにより
コピー時間の短縮や生産性の向上を図ることが望まれる
が、この場合には、他の複写機でエラーが発生すると、
全体としてコピー動作が円滑にできず、システム全体の
複写効率が悪くなるという新たな問題が考えられる。
【0004】そこで、本発明の第1の目的は、コピー時
間の短縮や生産性の向上が図れる上に、稼働可能な画像
形成装置を自動的に選択するようにし、システムの効率
を高めるようにした複写ネットワークシステムを提供す
ることにある。本発明の第2の目的は、任意の受信者に
文書を送るというファクシミリ的な使い方ができる複写
ネットワークシステムを提供することにある。本発明の
第3の目的は、操作中の画像形成装置で印刷出力できな
い場合に、稼働可能な画像形成装置で印刷出力できるよ
うにし、システムの効率を高めることができる複写ネッ
トワークシステムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、原稿を読み取って画像データを獲得し、この獲得し
た画像データを印刷出力する複数の画像形成装置が、通
信媒体を介して接続される複写ネットワークシステムに
おいて、前記複数の各画像形成装置は、ユーザーが操作
する操作機とこの操作機に関連して動作する接続機(連
結機)との機能を併せて有し、前記操作機が原稿を読み
取った画像データを前記接続機で分担して印刷出力する
場合に、前記操作機は、前記通信媒体を通じて前記接続
機と通信を行って稼働可能な接続機を選択し、この選択
された接続機は、前記操作機から前記通信媒体を通じて
前記画像データが転送されると、この転送された画像デ
ータを印刷出力することにより、前記第1の目的を達成
する。
【0006】請求項2記載の発明では、原稿を読み取っ
て画像データを獲得し、この獲得した画像データを印刷
出力する複数の画像形成装置が、通信媒体を介して接続
される複写ネットワークシステムにおいて、前記複数の
各画像形成装置は、ユーザーが操作する操作機とこの操
作機に関連して動作する接続機との機能を併せて有し、
前記操作機が原稿を読み取った画像データを前記接続機
で分担して印刷出力する場合に、分担するコピー部数ま
たはコピー枚数のいずれか一方を、接続機毎に操作機側
で設定し、各接続機は、前記操作機から前記通信媒体を
通じて前記画像データと前記設定データが転送される
と、この転送された画像データに基づき、その設定され
たコピー部数またはコピー枚数を印刷出力することによ
り、前記第2の目的を達成する。
【0007】請求項3記載の発明では、原稿を読み取っ
て画像データを獲得し、この獲得した画像データを印刷
出力する複数の画像形成装置が、通信媒体を介して接続
される複写ネットワークシステムにおいて、前記複数の
各画像形成装置は、ユーザーが操作する操作機とこの操
作機に関連して動作する接続機との機能を併せて有し、
前記操作機で画像データの印刷出力ができない場合に
は、前記操作機は、原稿を読み取って画像データを獲得
するとともに、前記通信媒体を通じて前記接続機と通信
を行って稼働可能な接続機を選択し、この選択された接
続機は、前記操作機から前記通信媒体を通じてその獲得
した画像データが転送されると、この転送された画像デ
ータを印刷出力することにより、前記第3の目的を達成
する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の複写ネットワーク
システムの実施の形態について、図面を参照して詳細に
説明する。図1は、本発明の複写ネットワークシステム
に使用されるデジタル複写機の機械的な構成を示す断面
図である。このデジタル複写機は、図1に示すように、
自動原稿送り装置(ADF)1、画像読み取りユニット
50、画像書き込みユニット57、および後処理装置で
あるフィニシャ100などから概略構成される。
【0009】自動原稿送り装置1は原稿台2を備え、こ
の原稿台2に原稿の画像面を上側にして置かれた原稿の
束は、操作部30(図2参照)上のプリントキー34が
押下されると、一番下の原稿から給送ローラ3、給送ベ
ルト4によってコンタクトガラス6上の所定の位置に給
送される。コンタクトガラス6上に給送された原稿の画
像データが画像読み取りユニット50によって読み取ら
れると、この読み取りが終了した原稿は、給送ベルト4
および排送ローラ5によって排出される。さらに、原稿
セット検知器7により原稿台2に次の原稿が有ることが
検知された場合には、前原稿と同様に自動原稿送り装置
1によりコンタクトガラス6上に給送される。給送ロー
ラ3、給送ベルト4、および排送ローラ5は、モータに
よって駆動される。
【0010】第1トレイ8、第2トレイ9、および第3
トレイ10に積載された各転写紙は、対応する第1給紙
装置11、第2給紙装置12、第3給紙装置13によっ
て給紙され、さらに縦搬送ユニット14によって感光体
15に当接する位置まで搬送される。画像読み取りユニ
ット50により読み取られた画像データは、画像書き込
みユニット57からのレーザによって感光体15に書き
込まれ、感光体15が現像ユニット27を通過すること
によって感光体15上にトナー像が形成される。転写紙
は、感光体15の回転と等速度で搬送ベルト16によっ
て搬送されながら、感光体15上のトナー像が転写され
る。トナー像が転写された転写紙は、搬送ベルト16を
経て定着ユニット17により画像が定着され、排紙ユニ
ット18によってフィニシャ100に排出される。
【0011】フィニシャ100は切り替え板101を備
え、この切り替え板101の切り替えにより、本体の排
紙ユニット18から排紙された転写紙の搬送方向を切り
替わるように構成される。すなわち、切り替え板101
を上側に切り替えることにより、通常排ローラ102、
搬送ローラ103を経由して通常排紙トレイ104側に
排紙することができる。一方、切り替え板101を下方
向に切り替えることにより、搬送ローラ105、107
を経由して、ステープル台108に搬送することができ
る。
【0012】ステープル台108に積載された転写紙
は、1枚排紙されるごとに紙揃え用のジョガー109に
よって、紙端面が備えられ、一部のコピー完了と共にス
テープラ106によって綴じられる。ステープラ106
で綴じられた転写紙群は、自重によってステープル完了
排紙トレイ110に収納される。一方、通常の排紙トレ
イ104は、前後に移動可能な排紙トレイである。この
排紙トレイ部104は、原稿毎、あるいは、画像メモリ
によってソーティングされたコピー部毎に、前後に移動
し、簡易的に排出されてくるコピー紙を仕分けるもので
ある。
【0013】転写紙の両面に画像を作像する場合は、各
給紙トレイ8〜10から給紙され作像された転写紙を排
紙トレイ104側に導かないで、経路切り替えのための
分岐爪112を上側にセットすることにより、いったん
両面給紙ユニット111にストックする。その後、両面
給紙ユニット111にストックされた転写紙は、再び感
光体15に作像されたトナー画像を転写するために、両
面給紙ユニット111から再給紙され、経路切り替えの
ため分岐爪112を下側にセットし、排紙トレイ104
に導く。このように、転写紙の両面に画像を作成する場
合には、両面給紙ユニット111が使用される。
【0014】感光体15、搬送ベルト16、定着ユニッ
ト17、排紙ユニット18、現像ユニット27はメイン
モータ(図示せず)によって駆動され、各給紙装置11
〜13はメインモータの駆動を各々給紙クラッチ(図示
せず)によって伝達駆動される。縦搬送ユニット14
は、メインモータの駆動を中間クラッチ(図示せず)に
よって伝達駆動される。
【0015】図2は、操作部30の外観構成を示す平面
図である。操作部30には、図2に示すように、液晶タ
ッチパネル31、テンキー32、クリア/ストップキー
33、プリントキー34、モードクリアキー35、初期
設定きー38などが配置され、液晶タッチパネル31に
は、機能キー、部数、およびデジタル複写機の状態を示
すメッセージなどが表示される。
【0016】図3は、操作部30に配置される液晶タッ
チパネル31の表示の一例を示している。この液晶タッ
チパネル31に表示されたキーに対してオペレータがタ
ッチすることにより、選択された機能を示すキーが黒く
反転する。また、機能の詳細を指定しなければならない
場合(例えば変倍であれは変倍値等)は、キーにタッチ
することにより、詳細機能の設定画面が表示される。こ
のように、液晶タッチパネル31は、ドット表示器を使
用しているので、その時の最適な表示をグラフィカルに
行うことが可能である。
【0017】図3において、左上は、「コピーできま
す」、「お待ちください」等のメッセージを表示するメ
ッセージエリア、その右は、セットした枚数を表示する
コピー枚数表示部である。さらに、液晶タッチパネル3
1には、図3に示すように、画像濃度を自動的に調整す
る自動濃度キー、転写紙を自動的に選択する自動用紙選
択キー、コピーを一部ずつページ順にそろえる処理を指
定するソートキー、コピーをページ毎に仕分けする処理
を指定するスタックキー、ソート処理されたものを一部
ずつ綴じる処理を指定するステープルキー、倍率を等倍
にセットする等倍キー、拡大/縮小倍率をセットする変
倍キー、両面モードを設定する両面キー、とじ代モード
等を設定する消去/移動キー、後述のようにデジタル複
写機のネットワークを介して多量のプリント動作を複数
に分けてプリントアウトする連結モードキーなどの各キ
ーが表示される。ここで、選択されているモードは、図
3に示すように、そのキーが網掛け表示される。
【0018】次に、画像読み取りユニット50および画
像書き込みユニット57について、図1を参照して説明
する。画像読み取りユニット50は、原稿を載置するコ
ンタクトガラス6と光学走査系で構成されている。光学
走査系は、図1に示すように、露光ランプ51、第1ミ
ラー52、第2ミラー55、第3ミラー56、レンズ5
3、およびCCDイメージセンサ54などにより構成さ
れている。露光ランプ51および第1ミラー52は図示
しない第1キャリッジ上に固定され、第2ミラー55お
よび第3ミラー56は図示しない第1キャリッジ上に固
定されている。原稿像を読み取るときには、光路長が変
わらないように、第1キャリッジと第2キャリッジとが
2対1の相対速度で機械的に走査される。
【0019】この光学走査系は、図示しないスキャナ駆
動モータにて駆動される。原稿画像は、CCDイメージ
センサ54によって読み取られ、電気信号に変換されて
処理される。レンズ53およびCCDイメージセンサ5
4を図1において左右方向に移動させることにより、画
像倍率が変わる。すなわち、指定された倍率に対応して
レンズ53およびCCDイメージセンサ54の左右方向
に位置が設定される。
【0020】画像書き込みユニット57は、レーザ出力
ユニット58、結像レンズ59、ミラー60から構成さ
れ、レーザ出力ユニット58の内部には、レーザ光源で
あるレーザダイオードおよびモータによって高速で定速
回転する回転多面鏡(ポリゴンミラー)が備わってい
る。レーザ出力ユニット58からのレーザ光は、定速回
転するポリゴンミラーで偏光され、結像レンズ59を通
り、ミラー60で折り返され、感光体15面上に集光結
像する。偏光されたレーザ光は、感光体15が回転する
方向と直行する方向(主走査方向)に露光走査され、後
述する画像処理部のセレクタ64より出力された画像信
号のライン単位の記録を行う。感光体15の回転速度と
記録密度に対応した所定の周期で主走査を繰り返すこと
によって、感光体15面上に画像(静電潜像)が形成さ
れる。
【0021】上述のように、画像書き込みユニット57
から出力されるレーザ光が、画像作像系の感光体15に
照射される。感光体15の一端近傍のレーザビームが照
射される位置に、主走査同期信号を発生するビームセン
サ(図示せず)が配置されている。このビームセンサが
発生する主走査同期信号をもとに主走査方向の画像記録
開始タイミングの制御、および後述する画像信号の入出
力を行うための制御信号の生成を行う。
【0022】次に、このように構成されるデジタル複写
機の電気系の構成について、図4および図5に示すブロ
ック図を参照して説明する。このデジタル複写機は、図
4に示すように、画像読み取りユニット50、画像書き
込みユニット57、システムコントローラー91、メモ
リユニット92、利用者制限機器93、人体検知センサ
ー94、遠隔診断装置(CSS)95、および時計96
から構成される。そして、画像読み取りユニット50、
画像書き込みユニット57、メモリユニット92、CS
S95の各制御は、システムコントローラ91のCPU
のみで行うように構成されている。
【0023】一方、デジタル複写機の変形例としては、
図5に示すように、画像読み取りユニット50、画像書
き込みユニット57、システムコントローラー91、メ
モリユニット92、利用者制限機器93、人体検知セン
サー94、遠隔診断装置(CSS)95、および時計9
6から構成される。そして、画像読み取りユニット5
0、画像書き込みユニット57、メモリユニット92に
それぞれCPUを持たせ、システムコントローラー91
から各コントローラへのコマンドを制御信号線で伝達す
るように構成されている。これにより、システムのハー
ド構成が自由に構成できる。
【0024】なお、メモリユニット92は、メモリ機能
を実現する場合のみ必要であり、通常のコピー機能を実
現することだけを考えれば、必要とはならない。時計9
6は、ある特定の時間になったら、機械をブートした
り、シャットダウンするようなウィークリータイマー機
能を実現する場合のみ必要である。また、人体検知セン
サー94は、予熱モード時に機械の前にユーザーが近づ
いてきたときに、自動的に予熱モードを解除する機能を
実現する場合のみ必要である。CSS95は、遠隔診
断、すなわち、機械のエラーが発生した場合に自動的に
サービスセンターに通報したり、機械の実行状態/使用
状態を遠隔地からモニターする機能であるため、このよ
うな機能が必要な場合のみ装着させればよい。
【0025】図4および図5のメモリユニット92内の
DRAMブロックは、画像読み取りユニット50から読
みとった画像データ(画像信号)を記憶するためのもの
であり、その記憶されている画像データは、システムコ
ントローラー91からの要求に応じて画像書き込みユニ
ット57に転送できる。また、圧縮ブロックは、MH、
MR、MMR方式などの圧縮機能を具備しており、いっ
たん読みとった画像データを圧縮し、メモリ(DRA
M)の使用効率の向上を図ることができる。また、画像
書き込みユニット57読み出すアドレスとその方向を変
えることにより画像の回転を実現している。
【0026】次に、図4に示した画像読み取りユニット
50、画像書き込みユニット57、およびメモリユニッ
ト92などからなる画像処理部の詳細な構成について、
図6のブロック図を参照して説明する。露光ランプ51
(図1参照)からの光が原稿面を照射すると、原稿面か
らの反射光が結像レンズ(図示せず)によりCCDイメ
ージセンサ54の受光面に結像される。これにより、C
CDイメージセンサ55は、光電変換して原稿の画像に
応じた電気信号を出力するので、A/Dコンバータ61
はその電気信号をデジタル信号に変換する。
【0027】デジタル信号に変換された画像信号は、シ
ェーディング補正回路62でシェーディング補正が行わ
れ、信号補正回路63にてMTF補正、γ補正等が行わ
れたのち、印字合成部72を経てセレクタ64に供給さ
れる。セレクタ64では、画像信号の送り先を、印字合
成部73を経て変倍部71に供給するか、または画像メ
モリコントローラ65へ供給するかの切り替えを行う。
変倍部71を経由した画像信号は変倍率に合せて拡大・
縮小され、書き込みユニット57に送られる。なお、印
字合成部72、73には、印字イメージデータ発生装置
75から印字イメージデータが供給されるようになって
いる。
【0028】メモリコントローラ65とセレクタ64と
の間では、双方向に画像信号が入出力可能に構成されて
いる。メモリコントローラ65には、画像メモリ66、
SISIドライバ80が接続されている。CPU68
は、画像メモリコントローラ65などへの設定や、読み
取り部50、書き込み部57の制御を行う。このCPU
68には、制御を行うプログラムをあらかじめ格納する
ROM(リード・オンリ・メモリ)69と、各種のデー
タを一時的に格納する読み書き自在なRAM(ランダム
・アクセス・メモリ)70と、I/Oポート67が接続
されている。さらに、CPU68は、メモリコントロー
ラ65を介して、画像メモリ66のデータの書き込み、
読み出しが行えるように構成されている。
【0029】なお、図6には特に明示しないが、画像処
理部(IPU)には、画像読み取りユニット50から入
力される画像データ以外にも外部から供給される画像デ
ータ(例えばパーソナルコンピュータ等のデータ処理装
置から出力されるデータ)も処理できるように、複数の
データの入出力の選択を行う機能を有している。
【0030】次に、図8を参照して、セレクタ64にお
ける1ページ分の画像信号について説明する。図8にお
いて、/FGATEはフレームゲート信号であり、1ペ
ージの画像データの副走査方向の有効期間を表してい
る。/LSYNCは、1ライン毎の主走査同期信号であ
り、この信号が立ち上がった後の所定クロックで、画像
信号が有効となる。主走査方向の画像信号が有効である
ことを示す信号が、/LGATEである。これらの信号
は、画素クロックVCLKに同期しており、画素クロッ
クVCLKの1周期に対し1画素のデータが送られてく
る。画像処理部は、画像入力、出力それぞれに対して別
個の信号/FGATE、/LSYNC、/LGATE、
VCLKの発生機構を有し、様々な画像入出力の組み合
わせが実現可能である。
【0031】次に、図6に示したメモリーコントローラ
65と、画像メモリー66の詳細な構成について、図7
を参照して説明する。メモリーコントローラ65は、図
7に示すように、入力データセレクタ101、画像合成
部102、1次圧縮/伸長部103、出力データセレク
タ104、および2次圧縮/伸長部105から構成され
る。メモリコントローラ65の各部への制御データの設
定は、CPU68より行われる。図6におけるアドレ
ス、データは画像データを示しており、CPU68に接
続されるデータ、アドレスは図示していない。
【0032】画像メモリー66は、図7に示すように、
1次記憶装置106と2次記憶装置107とから構成さ
れる。1次記憶装置106は、入力画像データの転送速
度に略同期してデータの書き込み、または画像出力時の
データの読み出しが高速に行えるように、例えばDRA
M等の高速アクセスが可能なメモリーを使用する。ま
た、1次記憶装置106は、処理を行う画像データの大
きさにより複数のエリアに分割して画像データの入出力
を同時に実行可能な構成(メモリーコントローラーとの
インターフェース部)をとっている。各分割したエリア
に画像データの入力、出力をそれぞれ並列に実行可能に
するために、メモリコントローラ65とのインターフェ
ースにリード用とライト用の2組のアドレス・データ線
で接続されている。これにより、エリア1に画像を入力
(ライト)する間に、エリア2より画像を出力(リー
ド)するという動作が可能になる。
【0033】2次記憶装置107は、入力された画像の
合成、ソーティングを行うためにデータを保存しておく
大容量のメモリーである。1次記憶装置106と2次記
憶装置107とは、高速アクセス可能な素子を使用すれ
ば、1次、2次の区別なくデータの処理が行え、制御も
比較的簡単になるが、DRAM等の素子は高価なため、
2次記憶装置107にはアクセス速度はそれほど速くな
いが、安価で、大容量の記録媒体を使用し、入出力デー
タの処理を1次記憶装置106を介して行う構成になっ
ている。このように画像メモリー66を構成することに
より、大量の画像データの入出力、保存、加工等の処理
が可能なデジタル複写機を安価、かつ比較的簡単な構成
で実現することが可能になる。
【0034】次に、メモリーコントローラ65の動作の
概略について説明する。 (1)画像入力(画像メモリーへの保存) 入力データセレクタ101は、複数のデータの内から画
像メモリー(1次記憶装置106)への書き込みを行う
画像データの選択を行う。この入力データセレクタ10
1によって選択された画像データは、画像合成部102
に供給され、すでに画像メモリに保存されているデータ
との合成を行う。画像合成部102によって処理された
画像データは、1次圧縮/伸長部103によりデータ圧
縮され、この圧縮後のデータは1次記憶装置106に書
き込まれる。1次記憶装置106に書き込まれたデータ
は、必要に応じて2次圧縮/伸長部105で更に圧縮を
行ったのちに2次記憶装置107に保存される。
【0035】(2)画像出力(画像メモリーからの読み
出し) 画像出力時は、1次記憶装置106に記憶されている画
像データの読み出しを行う。出力対象となる画像が1次
記憶装置106に格納されている場合には、1次圧縮/
伸長部103で1次記憶装置106の画像データの伸長
を行い、伸長後のデータ、もしくは伸長後のデータと入
力データとの画像合成を行った後のデータを出力データ
セレクタ104で選択し、出力する。画像合成部102
は、1次記憶装置106のデータと、入力データとの合
成(画像データの位相調整機能を有する)、合成後のデ
ータの出力先の選択(画像出力、1次記憶装置106へ
のライトバック、両方の出力先への同時出力も可能)等
の処理を行う。出力対象となる画像が1次記憶装置10
6に格納されていない場合には、2次記憶装置107に
格納されている出力対象画像データを2次圧縮/伸長部
105で伸長を行い、伸長後のデータを1次記憶装置1
06に書き込んでから、以下、上述の画像出力動作を行
う。
【0036】この実施の形態にかかるデジタル複写機で
は、後述のように、作業分担するために他のデジタル複
写機とコマンドや画像データの送受信を行う必要があ
り、これにはSCSIインタフェースを使用することに
より実現している。すなわち、図6に示すように、メモ
リコントローラ65がSCSIドライバ80を介してそ
れを実現している。
【0037】以上のように構成されるデジタル複写機
は、図9に示すように、ネットワークインターフェース
に接続され、本発明にかかる複写ネツトワークシステム
を構成する。図9では、8台のデジタル複写機A〜Hを
ネットワーク化した例を示しているが、ネットワークに
接続されて複写ネットワークシステムを構成するデジタ
ル複写機は少なくとも2台以上であれば良い。
【0038】次に、デジタル複写機をネットワークに接
続して使用するためのハードウエアの構成例について、
図10を参照して説明する。このデジタル複写機の各構
成は、図10に示すように図4で示したものとほぼ同様
の構成からなるが、メモリユニット92内には読み取っ
た画像を外部のネットワーク上に転送、或いは、ネット
ワーク上からの画像データをメモリユニット92内のD
RAMブロック部に保存するために、ネットワーク手段
としてSCSI(Small Computer Sy
stem lnterface)97、およびSCSI
コントローラ97を用いている。
【0039】ここで、ネットワーク通信手段には、例え
ば、イーサネットを物理手段として用い、データ通信に
OSI(Open System Interfac
e)参照モデルのTCP/IP通信を用いるなど、種々
の手段が考えられる。図10のような構成を採用するこ
とにより、上述のように画像データの転送は勿論のこ
と、ネットワーク上に存在する各機械の機内状態の通知
や後述するリモート出力コマンドのような制御コマン
ド、設定コマンドの転送も行っている。
【0040】次に、図9に示すようにネットワークに接
続されるデジタル複写機Aで読みとった画像を、デジタ
ル複写機Bの画像書き込みユニットに転送する動作(以
下、リモート出力)について、図10および図11を参
照して説明する。図11は、図10に対応するソフトウ
ェアの概念図である。図11中に示す「コピーアプリ」
は、複写動作を実行するためのコピーシーケンスを実行
するアプリケーション、「入出力制御」はデータを論理
/物理変換するレイア(デバイスドライバー)である。
「操作部コントローラ」は、MMl(Man Mach
ine Interface)を実行するレイア(LC
D表示やLED点灯/消灯、キー入力スキャン等を論理
レベルで行うレイア)である。「周辺機コントローラ」
は、自動両面ユニットやソータ、ADFなどのPPCに
装着される周辺機のコントロールを論理レベルで実行す
るレイアである。
【0041】「画像形成装置コントローラ」、「画像読
みとり装置コントローラ」、および「メモリユニット」
は、前記の通りである。また、「デーモンプロセス」
は、ネットワーク上にある他の機械(デジタル複写機)
からプリント要求が依頼された場合に、メモリユニット
内に保存されている画像データ読み出し、「デジタル複
写機」に画像データを転送する役目を行うアプリケーシ
ョンとして存在している。「デーモンプロセス」がメモ
リユニットから画像を読み出し、プリント動作を実行す
る前に、ネットワーク上の他の機械からの画像転送は終
了しておかなければならない。
【0042】ここで、操作部コントローラ、周辺機コン
トローラ、画像形成装置コントローラ、画像読みとり装
置コントローラ、メモリユニットは、それぞれのデジタ
ル複写機が保有するリソース(資源)として扱われる。
図11のデジタル複写機Aが自身の各リソースを使用し
て複写動作を実行する場合(プリントスタートキーの押
下時)には、「システムコントローラ」に対して、「画
像形成装置コントローラ」、「画像読み取り装置コント
ローラ」、或いは、必要に応じて、「周辺機コントロー
ラ」、「メモリユニットコントローラ」の各リソースを
「システム制御部(システムコントローラ)」に要求す
る。「システム制御部」は、「コピーアプリ」からの要
求に対し、リソースの使用権の調停を行い、「コピーア
プリ」にその調停結果(使用可否)を通知する。デジタ
ル複写機Aがスタンドアローンで使用される場合(ネッ
トワーク接続されない状態)では、システムが保有する
リソースは全て「コピーアプリ」が占有可能状態である
ため、即時に複写動作が実行される。
【0043】一方、本発明のように、ネットワーク上に
存在する別のデジタル複写機(以下、遠隔デジタル複写
機という)のリソースを使用してプリント動作を実行す
る遠隔デジタル複写機の「システムコントローラ」に対
してリソースの使用権を要求する。遠隔デジタル複写機
の「システムコントローラ」は、要求に従ってリソース
の調停を行い、その結果を要求元の機械のアプリケーシ
ョンに通知する。アプリケーションは、使用権が許可さ
れた場合は、画像の読み取りを実行し、自身のメモリユ
ニット内への画像記憶が終了すると、外部インターフェ
ース(SCSI)を介して、リモート出力先の機械のメ
モリユニットに画像転送を行う。
【0044】画像転送が終了すると、リモート出力先の
機械の「デーモンプロセス」に対してプリント実行する
ための各条件(給紙口、排紙口、プリント枚数など)を
送信した後に、「プリント開始」コマンドを送信する。
リモート出力先の「デーモンプロセス」は、「プリント
開始」コマンドを受信すると、自身(リモート出力を実
行する機械)の「システムコントローラ」に対してプリ
ント開始を要求し、リモート出力がシステムコントロー
ラによって実行される。
【0045】デジタル複写機Aによってデジタル複写機
Bのメモリユニットが使用されている場合は、デジタル
複写機Bのメモリユニットは、デジタル複写機B(或い
は、図9に示すような複数のデジタル複写機がネットワ
ーク上に接続される場合はデジタル複写機A以外のデジ
タル複写機)のアプリケーシヨンの使用は不可状態とな
る。
【0046】なお、この実施の形態に適用されるデジタ
ル複写機は、自己が読み取った画像データを他のデジテ
ル複写機(スレーブ機)に転送させ、スレーブ機と分担
して印刷出力することができる。そこで、その時の電子
ソートモード(メモリに画像をためてソートする機能)
の動作概要について、図12を参照して説明する。図1
2は、原稿3枚をソートで6部のコピー動作を、操作機
(マスター機)と他の1台のスレーブ機で動作させる場
合を示す。すなわち、1つの原稿を操作機(マスター
機)と1台のスレーブ機との間でコピー動作を分担して
動作させている。
【0047】操作機側は、通常は原稿読み取り動作と操
作機側のプリント動作を、同時に動作させる。実際の動
作は、スキャナ画像をそのままプリントしながらその画
像をメモリこ書き込む動作を並行して行っている。1部
目プリント動作終了後、2部目をメモリから画像を読み
出し、プリントし、その終了後に3部目のプリント動作
を行う。一方、スレーブ機側は、操作機から送られてく
る画像をメモリに記憶させる。このとき、その画像を並
行してプリントできるかは、メモリユニットの性能にか
かってくる。ここでは、メモリに記憶動作の終了後、プ
リント動作を実行する。1部目のプリント終了後、2部
目そして3部目と処理される。
【0048】なお、図12の例では、指定部数を操作機
とスレーブ機とで半分ずつプリントしているが、この割
り振りは自由に設定可能で、どちらかの機械が中断した
ときも部単位の分担部数を変更することも容易に可能で
ある。また、中断中の残部数を割り振ることが出来る。
【0049】次に、図9に示すように複写ネットワーク
システムを構成するデジタル複写機の詳細な動作処理例
について、図13〜図22を参照して説明する。いま、
操作機(ユーザーが使用するデジタル複写機)に対し
て、ユーザーがプリントする総部数(枚数)の設定を行
う(ステップ1)。また、図15に示すように、操作部
30の液晶タッチパネル31にて、ユーザーがプリント
に関する諸設定、および連結動作モードの設定を行う。
ここで、連結動作モードとは、操作機で読み取った原稿
の画像データを使用し、操作機と他のデジタル複写機
(連結機)とで分担してコピーを行うモードをいう。
【0050】次に、連結動作モードが設定されているか
否かの判定がされる(ステップ2)。この判定の結果、
連結動作モードが設定されていないと判定された場合に
は(ステップ2;N)、操作機のみによって設定されて
いる総部数(枚数)の印刷出力を行い、処理を終了する
(ステップ3)。一方、ステップ2で連結動作モードが
設定されていると判定された場合には(ステップ2;
Y)、図16に示すように、連結機に出力するか否かを
ユーザーに問う画面となる。次に、連結機に出力するか
否かが判定される(ステップ4)。この判定の結果、図
16において「NO」が選択されて、連結機に出力しな
いと判定された場合には(ステップ4;N)、操作機の
みによって設定されている総部数(枚数)の印刷出力を
行い、処理を終了する(ステップ3)。一方、図16に
おいて「YES」が選択されて、連結機に出力すると判
定された場合には(ステップ4;Y)、連結動作モード
に移行する。
【0051】連結モードに移行し、連結機に出力する場
合には、図17に示すように、液晶タッチパネル31の
画面がユーザーに「自動分担動作設定」を設定するかを
問う画面となる。次に、自動分担動作が設定されたか否
かが判定される(ステップ5)。この判定の結果、図1
7において「設定」が選択されて、自動分担動作すると
判定された場合には(ステップ5;Y)、次のステップ
6に進む。一方、図17において「未設定」が選択され
て、自動分担動作しないと判定された場合には(ステッ
プ5;N)、次のステップ16に進む。
【0052】自動分担動作であると判定されると、液晶
タッチパネル31の画面が、図18に示すように、操作
機および連結機への出力部数(枚数)を設定する画面に
なる。このとき、操作機と連結機の設定部数(枚数)の
和が始めに設定した総部数(枚数)と同じになるよう
に、ユーザーはその各出力部数を設定する(ステップ
6)。その後、操作機は、各連結機(リモート機)と通
信を行い、その各連結機が稼働できるか否かを連結機の
番号の若い順番に検出していき(ステップ7、8、
9)、稼動できる連結機に対して設定部数(枚数)分の
出力指示を出す(ステップ10、12、14)。ところ
で、SC、ジャムなどでコピーが行えない連結機につい
ては、スキップして次の番号の連結機の稼働状態を見
る。
【0053】次に、操作機は原稿を読み取り、その読み
取りに応じた画像データを取得すると、その画像データ
に基づいて所定枚のコピーを行う。これに並行して、そ
の画像データが連結機に転送され、その画像データに基
づいて連結機は所定枚数のコピーを行う。このようにし
て、操作機、連結機ともに分担のコピーが終了すると、
その終了時点で、操作機の操作部の液晶タッチパネル3
1に、図19に示すように、出力先の複写機と印刷部数
(枚数)を表示させる(ステップ11、13、15)。
【0054】ところで、ステップ5において、自動分担
動作しないと判定されると、液晶タッチパネル31の画
面が、図20に示すように、ユーザーが出力したい連結
機を選択して設定する画面になる。さらに、図21に示
すように、その選択された連結機への出力部数(枚数)
を設定する画面になる。このとき、操作機と連結機との
設定部数(枚数)の和が始めに設定した総部数(枚数)
と同じになるように、ユーザーはその各出力部数を設定
する(ステップ16、17、18)。その後、操作機
は、各連結機(リモート機)と通信を行い、その各連結
機が稼働できるか否かを連結機の番号の若い順番に検出
していき、稼動できる連結機に対して設定部数(枚数)
分の出力指示を出し、稼働できない連結機が有る場合に
は稼働できない旨を操作機に表示させる(ステップ19
〜27)。
【0055】次に、操作機は原稿を読み取り、その読み
取りに応じた画像データを取得すると、その画像データ
に基づいて設定枚数のコピーを行う。これに並行して、
その画像データは選択されている連結機に転送され、そ
の転送された画像データに基づいて連結機は設定されて
いる枚数のコピーを行う。ところで、SC、ジャムなど
でコピーが行えない状態の連結機については、操作機、
連結機が共に分担のコピーが終了した時点で、操作機の
操作部の液晶タッチパネル31に、図22に示すよう
に、その状態を表示させる。
【0056】以上説明したように、この実施の形態で
は、複数台の複写機間で並行してコピー動作が行えるた
め、時間の短縮、生産性を向上させるという効果があ
る。また、ジャム、SC、トナーエンド等、コピー動作
を中断させるエラーが発生した場合でも、常に稼動可能
な複写機を探すようにしたので、ネットワークシステム
としての効率を上げることができる。さらに、他の複数
の複写機と分担してコピー行う場合に、ユーザーが分担
してコピーを行う複写機を任意に選択でき、この選択し
た複写機でコピーする部数または枚数を設定できるよう
にした。このため、ユーザーは、受信者に文書を送るフ
ァクシミ的な使い方が可能となる。
【0057】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。この他の実施の形態は、操作機の画像形成部
(プリンタ部)がSC、ジャムなどでコピーが行えない
状態のときに、画像読み取り部(スキャナ部)を動作さ
せて画像データを取得し、この取得した画像データを他
のデジタル複写機(連結機)に転送するようにし、他の
デジタル複写機でコピーを行うようにするものである。
この他の実施の形態では、操作機からの分担出力はでき
なくなるが、複写ネットワークシステムの稼働性を高め
る上で有効な使い方ができる。なお、この他の実施の形
態の構成は、上述の実施の形態の構成と基本的に同様で
あり、その制御処理が図23および図24に示すように
異なるので、その制御処理についてのみ以下に説明す
る。
【0058】この他の実施の形態では、まず、操作機で
あるデジタル複写機に対して、ユーザーがプリントする
総部数(枚数)の設定を行う。また、操作部30の液晶
タッチパネル31にて、ユーザーがプリントに関する諸
設定、および連結動作モードの設定を行う。次に、操作
機が稼働可能か否かが判定される(ステップ31)。こ
の判定の結果、稼働可能の場合には(ステップ31;
Y)、操作機のみによって設定されている総部数(枚
数)の印刷出力を行い、処理を終了する(ステップ3
2)。他方、稼働可能でない場合には(ステップ31;
N)、連結動作モードが設定されているか否かが判定さ
れ(ステップ33)、連結動作モードが設定されている
場合には(ステップ33;Y)、他の連結機への出力が
設定されているか否が判定される(ステップ34)。
【0059】その判定の結果、他の連結機への出力が設
定されている場合には(ステップ34;Y)、自動分担
動作が設定されているか否かが判定される(ステップ3
5)。この判定の結果、自動分担動作であると判定され
た場合には(ステップ35;Y)、次のステップ36に
進む。一方、自動分担動作でないと判定された場合には
(ステップ35;N)、次のステップ46(図24)に
進む。自動分担動作であると判定されると、液晶タッチ
パネル31の画面が、連結機への出力部数(枚数)を設
定する画面になる。このとき、始めに設定した総部数
(枚数)と、連結機の総設定部数(枚数)とが同じにな
るように、ユーザーは出力部数を設定する(ステップ3
6)。
【0060】その後、操作機は、各連結機(リモート
機)と通信を行い、その各連結機が稼働できるか否かを
連結機の番号の若い順番に検出していき、稼動できる連
結機に対して設定部数(枚数)分の出力指示を出す(ス
テップ37〜39、ステップ40、42、44)。次
に、操作機は原稿を読み取り、その読み取りに応じた画
像データを取得すると、その画像データは連結機に転送
され、その転送された画像データに基づいて連結機は所
定枚数のコピーを行う。このようにして、連結機がコピ
ーを終了すると、その終了時点で、操作機の操作部の液
晶タッチパネル31に、出力先の複写機と印刷部数(枚
数)を表示させる(ステップ41、43、45)。
【0061】ところで、ステップ35において、自動分
担動作しないと判定されると、液晶タッチパネル31の
画面が、ユーザーが出力したい連結機を選択して設定す
る画面になる。さらに、その選択された連結機への出力
部数(枚数)を設定する画面になる。このとき、始めに
設定した総部数(枚数)と、連結機の総設定部数(枚
数)とが同じになるように、ユーザーは出力部数を設定
する(ステップ46、47、48)。その後、操作機
は、各連結機(リモート機)と通信を行い、その各連結
機が稼働できるか否かを連結機の番号の若い順番に検出
していき、稼動できる連結機に対して設定部数(枚数)
分の出力指示を出し、稼働できない連結機が有る場合に
は稼働できない旨を操作機に表示させる(ステップ49
〜57)。引き続き、操作機は原稿を読み取り、その読
み取りに応じた画像データを取得すると、その画像デー
タが連結機に転送され、その画像データに基づいて連結
機は所定枚数のコピーを行う。
【0062】以上説明した他の実施の形態によれば、操
作機である複写機がジャム、SC、トナーエンド等のエ
ラー状態にあったとしても、操作機は原稿を読み取り、
その読み取りに応じた画像データを取得すると、その画
像データが連結機に転送し、その画像データに基づいて
連結機は所定枚数のコピーを行う。このため、ユーザー
が自分に一番近い場所にある複写機がジャム、SC、ト
ナーエンド等のエラー状態にあったとしても、読みとり
部(スキャナ部)が稼動できる状態であれば、他の接続
機(複写機)に印字出力できるため、ネットワークシス
テム全体の使用効率を高めることができる。
【0063】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、操作機が原稿
を読み取った画像データを、接続機(連結機)で分担し
て印刷出力する場合に、稼働可能な接続機を自動的に選
択し、この選択された接続機がその画像データを印刷出
力するようにした。このため、エラーが発生したような
場合でも印刷出力ができるので、ネットワークシステム
の効率を高めることが可能となる。
【0064】請求項2記載の発明では、操作機が原稿を
読み取った画像データを、接続機で分担して印刷出力す
る場合に、ユーザーが任意の接続機を選択し、その選択
した接続機がその画像データを印刷出力できるようにし
た。このため、ユーザーは、受信者に文書を送るファク
シミ的な使い方が可能となる。
【0065】請求項3記載の発明では、操作機で画像デ
ータの印刷出力ができない場合に、操作機は原稿を読み
取って画像データを獲得し、その獲得した画像データに
より稼働可能な接続機が印刷出力するようにした。この
ため、操作機の画像形成部にエラーが発生したような場
合でも、接続機で印刷出力ができるので、ネットワーク
システムの効率を高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複写ネットワークシステムに使用され
るデジタル複写機の機械的な構成を示す断面図である。
【図2】操作部の外観構成を示す平面図である。
【図3】操作部に配置される液晶タッチパネルの構成例
を示す平面図である。
【図4】この実施の形態の電気系の構成を示すブロック
図である。
【図5】この実施の形態の電気系の他の構成を示すブロ
ック図である。
【図6】図4に示した画像読み取りユニット、画像書き
込みユニット、およびメモリユニットなどからなる画像
処理部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図7】図6に示したメモリコントローラと画像メモリ
の詳細な構成を示すブロック図である。
【図8】図6におけるセレクタにおける1ページ分の画
像信号について説明する図である。
【図9】この実施の形態の複写ネットワークシステムの
構成の一例を示す図である。
【図10】デジタル複写機をネットワークに接続して使
用するためのハードウエアの構成例を示すブロックであ
る。
【図11】図10に対応するソフトウエアの概念図であ
る。
【図12】電子ソートモードの動作の概要を説明する図
である。
【図13】本発明の実施の形態の詳細な動作処理の一例
を示すフローチャートである。
【図14】図13の続きを示すフローチャートである。
【図15】操作部に配置される液晶タッチパネルの表示
例を示す図である。
【図16】同じく液晶タッチパネルの表示例を示す図で
ある。
【図17】同じく液晶タッチパネルの表示例を示す図で
ある。
【図18】同じく液晶タッチパネルの表示例を示す図で
ある。
【図19】同じく液晶タッチパネルの表示例を示す図で
ある。
【図20】同じく液晶タッチパネルの表示例を示す図で
ある。
【図21】同じく液晶タッチパネルの表示例を示す図で
ある。
【図22】同じく液晶タッチパネルの表示例を示す図で
ある。
【図23】本発明の他の実施の形態の動作処理の一例を
示すフローチャートである。
【図24】図23の続きを示すフローチャートである。
【符号の説明】
A〜H デジタル複写機 30 操作部 31 液晶タッチパネル 50 画像読み取りユニット 57 画像書き込みユニット 66 画像メモリ 91 システムコントローラ 92 メモリブロック 97 SCSI 98 SCSIコントローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を読み取って画像データを獲得し、
    この獲得した画像データを印刷出力する複数の画像形成
    装置が、通信媒体を介して接続される複写ネットワーク
    システムにおいて、 前記複数の各画像形成装置は、ユーザーが操作する操作
    機とこの操作機に関連して動作する接続機との機能を併
    せて有し、 前記操作機が原稿を読み取った画像データを前記接続機
    で分担して印刷出力する場合に、前記操作機は、前記通
    信媒体を通じて前記接続機と通信を行って稼働可能な接
    続機を選択し、 この選択された接続機は、前記操作機から前記通信媒体
    を通じて前記画像データが転送されると、この転送され
    た画像データを印刷出力することを特徴とする複写ネッ
    トワークシステム。
  2. 【請求項2】 原稿を読み取って画像データを獲得し、
    この獲得した画像データを印刷出力する複数の画像形成
    装置が、通信媒体を介して接続される複写ネットワーク
    システムにおいて、 前記複数の各画像形成装置は、ユーザーが操作する操作
    機とこの操作機に関連して動作する接続機との機能を併
    せて有し、 前記操作機が原稿を読み取った画像データを前記接続機
    で分担して印刷出力する場合に、分担するコピー部数ま
    たはコピー枚数のいずれか一方を、接続機毎に操作機側
    で設定し、 各接続機は、前記操作機から前記通信媒体を通じて前記
    画像データと前記設定データが転送されると、この転送
    された画像データに基づき、その設定されたコピー部数
    またはコピー枚数を印刷出力することを特徴とする複写
    ネットワークシステム。
  3. 【請求項3】 原稿を読み取って画像データを獲得し、
    この獲得した画像データを印刷出力する複数の画像形成
    装置が、通信媒体を介して接続される複写ネットワーク
    システムにおいて、 前記複数の各画像形成装置は、ユーザーが操作する操作
    機とこの操作機に関連して動作する接続機との機能を併
    せて有し、 前記操作機で画像データの印刷出力ができない場合に
    は、前記操作機は、原稿を読み取って画像データを獲得
    するとともに、前記通信媒体を通じて前記接続機と通信
    を行って稼働可能な接続機を選択し、 この選択された接続機は、前記操作機から前記通信媒体
    を通じてその獲得した画像データが転送されると、この
    転送された画像データを印刷出力することを特徴とする
    複写ネットワークシステム。
JP9268085A 1997-09-12 1997-09-12 複写ネットワークシステム Pending JPH1188652A (ja)

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