JPH118803A - 固体撮像素子を受像手段とするカメラ - Google Patents

固体撮像素子を受像手段とするカメラ

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JPH118803A
JPH118803A JP10113260A JP11326098A JPH118803A JP H118803 A JPH118803 A JP H118803A JP 10113260 A JP10113260 A JP 10113260A JP 11326098 A JP11326098 A JP 11326098A JP H118803 A JPH118803 A JP H118803A
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JP
Japan
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image
solid
aperture
imaging device
camera
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Application number
JP10113260A
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English (en)
Inventor
Atsushi Takayama
淳 高山
Yukinori Koizumi
幸範 小泉
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光量の制限のために絞りを用いた場合にも画
質を損なわない固体撮像素子を受像手段とするカメラを
実現する。 【解決手段】 被写体に関する光画像を結像面に結像さ
せる光学系を構成する撮像レンズ1と、開口が設けら
れ、前記開口の面積を制御することにより、前記固体撮
像素子への入射光量を制御する絞り手段2と、前記被写
体に関する光画像を光電変換して画像信号を生成する固
体撮像素子CCDとを備え、前記固体撮像素子の画素ピ
ッチが7.0μm 以下であり、前記絞り手段の最小絞り
時の絞り値を5.6未満としたことを特徴とする固体撮
像素子を受像手段とするカメラ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固体撮像素子を受像
手段とするカメラに関し、特に、撮像レンズを通して得
た光画像を固体撮像素子で受像して画像をディジタルデ
ータとして扱うための固体撮像素子を受像手段とするカ
メラに関する。
【0002】
【従来の技術】固体撮像素子を受像手段とするカメラ
は、撮像レンズを通して得た光画像をCCD等の固体撮
像素子で光電変換し、得られた画像信号をディジタルデ
ータとして扱う構成になっている。
【0003】近年、解像度を上げるためにCCDの高画
素化が進んできており、併せてCCDの小型化も進んで
いる。この結果、CCDの画素ピッチは非常に小さくな
ってきている。
【0004】また、画質向上の一つとして、通常の銀塩
カメラと同様にCCDへ入射する光量を最適化するため
に、絞り手段を用いるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように画素ピッチ
の小さいCCDを用いた固体撮像素子を受像手段とする
カメラでは、CCDの画素数の増加に伴って高解像度と
なり画質が向上すると考えられていた。
【0006】しかし、CCDへ入射する光量を制限する
ために小絞りとした場合に、回折が生じて撮影光学系の
MTF特性が劣化し、得られる画像の解像度,コントラ
ストが低下し、画質向上の妨げになることが判明した。
【0007】従って、本発明の目的は、光量の制限のた
めに絞りを用いた場合にも画質を損なわない固体撮像素
子を受像手段とするカメラを実現することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した問題点に対して
鋭意研究を重ねた結果、固体撮像素子の画素ピッチと絞
り値との間で画質に関して特定の関係が成立することを
発見し、光量の制限のために絞りを用いた場合にも画質
を損なわない新たな構成を見出した。
【0009】(1)請求項1記載の発明は、被写体に関
する光画像を結像面に結像させる光学系を構成する撮像
レンズと、前記被写体に関する光画像を光電変換して画
像信号を生成する、画素ピッチが7.0μm 以下の固体
撮像素子と、開口が設けられ、前記開口の面積を制御す
ることにより、前記固体撮像素子への入射光量を制御す
る、最小絞り時の絞り値が5.6未満である絞り手段
と、を備えたことを特徴とする固体撮像素子を受像手段
とするカメラである。
【0010】この固体撮像素子を受像手段とするカメラ
では、固体撮像素子の画素ピッチが7.0μm 以下であ
る場合に、絞り手段の最小絞り時の絞り値を5.6未満
とした結果、光量の制限のために絞りを用いた場合に
も、回折の影響による解像度,コントラストの低下を最
低限に抑えることができ、画質を損なわない固体撮像素
子を受像手段とするカメラを実現できる。
【0011】(2)請求項2記載の発明は、(1)の固
体撮像素子を受像手段とするカメラにおいて、前記固体
撮像素子の画素ピッチが5.0μm 以下である、ことを
特徴とする。
【0012】この固体撮像素子を受像手段とするカメラ
では、固体撮像素子の画素ピッチが5.0μm 以下であ
るので、光量の制限のために絞りを用いた場合に、回折
の影響による解像度,コントラストの低下を抑える効果
が顕著に認められ、画質を損なわない固体撮像素子を受
像手段とするカメラを実現できる。
【0013】(3)請求項3記載の発明は、被写体に関
する光画像を結像面に結像させる光学系を構成する撮像
レンズと、前記被写体に関する光画像を光電変換して画
像信号を生成する、画素ピッチが7.0μm 以下の固体
撮像素子と、開口が設けられ、前記開口の面積を制御す
ることにより、前記固体撮像素子への入射光量を制御す
る絞り手段と、前記絞り手段を通過した光の回折による
影響を補正する回折影響補正手段と、を備えたことを特
徴とする。固体撮像素子を受像手段とするカメラであ
る。
【0014】この固体撮像素子を受像手段とするカメラ
では、固体撮像素子の画素ピッチが7.0μm 以下であ
ると共に、回折影響補正手段で回折による影響を補正し
ているので、光量の制限のために絞りを用いた場合に
も、回折の影響による解像度,コントラストの低下を最
低限に抑えることができ、画質を損なわない固体撮像素
子を受像手段とするカメラを実現できる。
【0015】(4)請求項4記載の発明は、(3)の固
体撮像素子を受像手段とするカメラにおいて、前記回折
影響補正手段は、前記画像信号に画像処理を施す画像処
理手段である、ことを特徴とする。
【0016】この固体撮像素子を受像手段とするカメラ
では、画像処理手段で画像信号に画像処理を施すことで
回折による影響を補正しているので、光量の制限のため
に絞りを用いた場合にも、回折の影響による解像度,コ
ントラストの低下を最低限に抑えることができ、画質を
損なわない固体撮像素子を受像手段とするカメラを実現
できる。
【0017】(5)請求項5記載の発明は、(4)の固
体撮像素子を受像手段とするカメラにおいて、前記画像
処理手段は、前記画像信号の高周波成分を強調する画像
処理を施す、ことを特徴とする。
【0018】この固体撮像素子を受像手段とするカメラ
では、画像処理手段で画像信号の高周波成分を強調する
画像処理を施すことで回折による影響を補正しているの
で、光量の制限のために絞りを用いた場合にも、回折の
影響による解像度,コントラストの低下を最低限に抑え
ることができ、画質を損なわない固体撮像素子を受像手
段とするカメラを実現できる。
【0019】(6)請求項6記載の発明は、(5)の固
体撮像素子を受像手段とするカメラにおいて、前記固体
撮像素子は、画素ピッチが5.0μm 以下である、こと
を特徴とする。
【0020】この固体撮像素子を受像手段とするカメラ
では、画像処理手段で画像信号の高周波成分を強調する
画像処理を施すことで回折による影響を補正しており、
固体撮像素子の画素ピッチが5.0μm 以下であるの
で、光量の制限のために絞りを用いた場合に、回折の影
響による解像度,コントラストの低下を抑える効果が顕
著に認められ、画質を損なわない固体撮像素子を受像手
段とするカメラを実現できる。
【0021】(7)請求項7記載の発明は、被写体に関
する光画像を結像面に結像させる光学系を構成する撮像
レンズと、前記被写体に関する光画像を光電変換して画
像信号を生成する、画素ピッチが7.0μm 以下の固体
撮像素子と、光の透過率を制御することにより、前記固
体撮像素子への入射光量を制御するフィルタ手段と、を
備えたことを特徴とする。固体撮像素子を受像手段とす
るカメラである。
【0022】この固体撮像素子を受像手段とするカメラ
では、固体撮像素子の画素ピッチが7.0μm 以下であ
ると共に、光量の制限のためにフィルタ手段を用いてい
るので、回折の影響による解像度,コントラストの低下
を最低限に抑えることができ、画質を損なわない固体撮
像素子を受像手段とするカメラを実現できる。
【0023】(8)請求項8記載の発明は、(7)の固
体撮像素子を受像手段とするカメラにおいて、開口が設
けられ、前記開口の面積を制御することにより、前記固
体撮像素子への入射光量を制御する絞り手段、を備え、
前記絞り手段の最小絞り時の絞り値が5.6未満であ
る、ことを特徴とする。
【0024】この固体撮像素子を受像手段とするカメラ
では、固体撮像素子の画素ピッチが7.0μm 以下であ
ると共に、絞り手段の最小絞り時の絞り値を5.6未満
として、さらに光量の制限のためにフィルタ手段を併用
しているので、回折の影響による解像度,コントラスト
の低下を最低限に抑えることができ、画質を損なわない
固体撮像素子を受像手段とするカメラを実現できる。
【0025】(9)請求項9記載の発明は、(7)の固
体撮像素子を受像手段とするカメラにおいて、開口が設
けられ、前記開口の面積を制御することにより、前記固
体撮像素子への入射光量を制御する絞り手段、を備え、
前記絞り手段の絞り値が5.6以上の場合に、前記フィ
ルタ手段の透過率制御と前記絞り手段の開口面積の制御
とにより前記固体撮像素子への入射光量を制御する、こ
とを特徴とする。
【0026】この固体撮像素子を受像手段とするカメラ
では、固体撮像素子の画素ピッチが7.0μm 以下であ
ると共に、絞り手段の最小絞り時の絞り値を5.6以上
の場合に光量の制限のためにフィルタ手段を併用してい
るので、フィルタ手段を用いない場合に比べると絞り値
の値が大きくなり難く、回折の影響による解像度,コン
トラストの低下を最低限に抑えることができ、画質を損
なわない固体撮像素子を受像手段とするカメラを実現で
きる。
【0027】(10)請求項10記載の発明は、被写体
に関する光画像を結像面に結像させる光学系を構成する
撮像レンズと、開口が設けられ、前記開口の面積を制御
することにより、前記固体撮像素子への入射光量を制御
する絞り手段と、前記被写体に関する光画像を光電変換
して画像信号を生成する、画素ピッチが7.0μm 以下
の固体撮像素子と、前記画像信号を処理する信号処理手
段と、を備え、前記絞り手段の絞り値が5.6以上の場
合に、前記信号処理手段は画像信号の高周波成分を強調
する処理を行う、ことを特徴とする。固体撮像素子を受
像手段とするカメラである。
【0028】この固体撮像素子を受像手段とするカメラ
では、固体撮像素子の画素ピッチが7.0μm 以下であ
る場合に、絞り手段の最小絞り時の絞り値を5.6以上
とした場合に、画像信号の高周波成分を強調する処理を
行う結果、光量の制限のためにF5.6以上の絞りを用
いた場合にも、回折の影響による高周波成分の減衰によ
る解像度,コントラストの低下を最低限に抑えることが
でき、画質を損なわない固体撮像素子を受像手段とする
カメラを実現できる。
【0029】この結果、光量の制限のために絞りを用い
た場合にも、回折の影響による解像度,コントラストの
低下を最低限に抑えることができ、画質を損なわない固
体撮像素子を受像手段とするカメラを実現できる。
【0030】(11)請求項11記載の発明は、(1
0)の固体撮像素子を受像手段とするカメラにおいて、
前記信号処理手段は、前記絞り手段の絞り値に応じて画
像信号の高周波成分の強調の度合を変化させる、ことを
特徴とする。
【0031】このような画像処理を行う場合、絞り手段
の絞り値に応じて画像信号の高周波成分の強調の度合を
変化させることで、絞り値に応じて(絞り込むことで)
発生する回折によるMTFの劣化を補償することができ
る。
【0032】したがって、回折の影響による高周波成分
の減衰による解像度,コントラストの低下を最低限に抑
えることができ、画質を損なわない固体撮像素子を受像
手段とするカメラを実現できる。
【0033】(12)請求項12記載の発明は、被写体
に関する光画像を結像面に結像させる光学系を構成する
撮像レンズと、結像面への入射光量を制御する光量制御
手段と、前記被写体に関する光画像を光電変換して画像
信号を生成する、画素ピッチが7.0μm 以下の固体撮
像素子と、前記画像信号を処理する信号処理手段と、を
備え、前記光量制御手段は、開口面積を制御して入射光
量を制御する第1の光量制御手段と、開口面積によらず
入射光量を制御する第2の光量制御手段と、から構成さ
れており、前記第1の光量制御手段の最小絞り時の絞り
値を5.6未満とした、ことを特徴とする。固体撮像素
子を受像手段とするカメラである。
【0034】この固体撮像素子を受像手段とするカメラ
では、固体撮像素子の画素ピッチが7.0μm 以下であ
る場合に、第1の光量制御手段の最小絞り時の絞り値を
5.6未満として、開口面積によらず光量制御を行う第
2の光量制御手段を併用するように構成した結果、光量
の制限のために光量制御手段を用いた場合にも、回折の
影響による解像度,コントラストの低下を最低限に抑え
ることができ、画質を損なわない固体撮像素子を受像手
段とするカメラを実現できる。
【0035】また、開口面積によらない第2の光量制御
手段を用いることで、明るい環境で使用する場合にも十
分な解像度,コントラストが得られる。 (13)請求項13記載の発明は、被写体に関する光画
像を結像面に結像させる光学系を構成する撮像レンズ
と、結像面への入射光量を制御する光量制御手段と、前
記被写体に関する光画像を光電変換して画像信号を生成
する、画素ピッチが7.0μm 以下の固体撮像素子と、
前記画像信号を処理する信号処理手段と、を備え、前記
光量制御手段は、開口面積を制御して入射光量を制御す
る第1の光量制御手段と、開口面積によらず入射光量を
制御する第2の光量制御手段と、から構成されており、
この第1の光量制御手段の絞り値を5.6以上とした状
態で更に入射光量を制限する際に、前記第2の光量制御
手段の光量制御を併用する、ことを特徴とする。固体撮
像素子を受像手段とするカメラである。
【0036】この固体撮像素子を受像手段とするカメラ
では、固体撮像素子の画素ピッチが7.0μm 以下であ
る場合に、第1の光量制御手段の絞り値を5.6以上と
した状態で更に入射光量を制限する際に、開口面積によ
らず光量制御を行う第2の光量制御手段を併用するよう
に構成した結果、光量の制限のために光量制御手段を用
いた場合にも、開口面積による絞り単体の場合よりも回
折の影響による解像度,コントラストの低下を抑えるこ
とができ、画質を損なわない固体撮像素子を受像手段と
するカメラを実現できる。
【0037】また、開口面積によらない第2の光量制御
手段を用いることで、明るい環境で使用する場合にも十
分な解像度,コントラストが得られる。 (14)請求項14記載の発明は、(10)〜(13)
の固体撮像素子を受像手段とするカメラにおいて、前記
固体撮像素子の画素ピッチが5.0μm 以下である、こ
とを特徴とする。
【0038】この固体撮像素子を受像手段とするカメラ
では、固体撮像素子の画素ピッチが5.0μm 以下であ
るので、光量の制限のために絞りを用いた場合に、回折
の影響による解像度,コントラストの低下を抑える効果
が顕著に認められ、画質を損なわない固体撮像素子を受
像手段とするカメラを実現できる。
【0039】(15)請求項15記載の発明は、(1
2)〜(14)の固体撮像素子を受像手段とするカメラ
において、前記第2の光量制御手段がNDフィルタであ
る、ことを特徴とする。
【0040】この固体撮像素子を受像手段とするカメラ
では、NDフィルタを第2の光量制御手段として使用し
ているので、開口面積によらず光量制御を行うことが可
能になり、開口面積による絞り単体の場合よりも回折の
影響による解像度,コントラストの低下を抑えることが
でき、画質を損なわない固体撮像素子を受像手段とする
カメラを実現できる。
【0041】(16)請求項16記載の発明は、(1
2)〜(14)の固体撮像素子を受像手段とするカメラ
において、前記第2の光量制御手段が可変濃度の透過率
制御手段である、ことを特徴とする。
【0042】この固体撮像素子を受像手段とするカメラ
では、可変濃度の透過率制御手段を第2の光量制御手段
として使用しているので、開口面積によらず光量制御を
行うことが可能になり、開口面積による絞り単体の場合
よりも回折の影響による解像度,コントラストの低下を
抑えることができ、画質を損なわない固体撮像素子を受
像手段とするカメラを実現できる。
【0043】(17)請求項17記載の発明は、(1
2)〜(14)の固体撮像素子を受像手段とするカメラ
において、前記第2の光量制御手段が固体撮像素子のシ
ャッタ速度制御手段である、ことを特徴とする。
【0044】この固体撮像素子を受像手段とするカメラ
では、シャッタ速度制御手段を第2の光量制御手段とし
て使用しているので、開口面積によらず光量制御を行う
ことが可能になり、開口面積による絞り単体の場合より
も回折の影響による解像度,コントラストの低下を抑え
ることができ、画質を損なわない固体撮像素子を受像手
段とするカメラを実現できる。
【0045】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態例を
詳細に説明する。尚、本実施の形態例では、固体撮像素
子を受像手段とするカメラとして、電子スチルカメラを
例にして説明を行う。
【0046】<電子スチルカメラの構成>まず、ここで
図1を参照して本実施の形態例で使用する電子スチルカ
メラの構成について説明する。
【0047】図1は本発明の実施の形態の電子スチルカ
メラの全体の電気的な概略構成を示す機能ブロック図で
ある。この図1に示す電子スチルカメラにおいて、レン
ズ1,開口絞り2等で構成された光学系を介して得られ
た光画像は、CCD等の撮像素子3の受光面に結像され
る。また、このとき、このレンズ1及び開口絞り2は、
それぞれフォーカス駆動回路16及び絞り駆動回路15
により駆動される。尚、この開口絞り2が第1の光量制
御手段を構成している。
【0048】ここで、撮像素子3は受光面に結像された
光画像を電荷量に光電変換し、撮像素子駆動回路19か
らの転送パルスによってアナログの画像信号を出力す
る。尚、撮像素子駆動回路19は撮像素子3を駆動する
と共に、シャッタ速度の制御を行うことが可能であり、
開口面積によらず入射光量を制限する第2の光量制御手
段を構成している。
【0049】出力されたアナログの画像信号は、プリプ
ロセス回路4においてCDS(相関二重サンプリング)
処理でノイズが低減され、またAGCにより利得の調整
が行われ、ダイナミックレンジ拡大のための処理などが
行われる。
【0050】そして、A/D変換器5によってディジタ
ル画像信号に変換された後、信号処理回路6で輝度処理
や色処理が施されてディジタルビデオ信号(例えば、輝
度信号(Y)と色差信号(Cr,Cb))に変換され
て、メモリコントローラ7に出力される。また、この信
号処理回路6において、画像信号の高周波成分を強調す
る画像信号が必要に応じて行われる。
【0051】他方、この信号処理回路6にはD/A変換
器も内蔵されており、A/D変換器5側から入力される
カラー化された映像信号や、メモリコントローラ7から
逆に入力される画像データをアナログのビデオ信号とし
て出力することもできる。
【0052】これらの機能切り替えは、メインマイコン
8とのデータ交換により行なわれ、必要に応じて撮像素
子信号の露出情報やフォーカス信号、白バランス情報を
メインマイコン8へ出力することもできる。
【0053】このメインマイコン8は、主として撮影,
記録,再生のシーケンスを制御し、更には必要に応じて
撮影画像の圧縮再生や外部機器とのシリアルポート伝送
を行なう。ここで、画像圧縮としてITU−TとISO
で規格化されているJPEG方式、或いはJBIG方式
を使用する。
【0054】そして、メモリコントローラ7では、信号
処理回路6から入力されるディジタル画像データをフレ
ームメモリ9に蓄積したり、逆にフレームメモリ9の画
像データを信号処理回路6に出力する。
【0055】フレームメモリ9は、少なくとも1画面以
上の画像データを蓄積できる画像メモリであり、例えば
VRAM,SRAM,DRAM等が一般に使用される
が、ここではCPUのバスと独立動作可能なVRAMを
使用している。
【0056】画像蓄積用メモリ10は、本体内蔵のメモ
リであり、フレームメモリ9に記憶された画像データに
ついてメインマイコン8で画像圧縮処理等を施されたも
のが蓄えられる。この画像蓄積用メモリ10としては、
例えばSRAM,DRAM,EEPROM等が用いられ
るが、メモリ内の画像データを保存することを考える
と、EEPROMが好ましい。
【0057】PCカードコントローラ(PCMCIAコ
ントローラ)11は、PCメモリカード(以下単にPC
カードと略す)等の外部記録媒体とメインマイコン8と
を接続するものであり、フレームメモリ9に記憶された
画像が、メインマイコン8で画像圧縮処理等を施された
後に、このコントローラ11を介して外部記憶媒体に記
録される。このPCカードコントローラ11を介して接
続される外部の保存用のPCカードとしては、SRAM
カード,DRAMカード,EEPROMカード等が使用
でき、モデムカードやISDNカードを利用して公衆回
線を介して直接画像データを遠隔地の記憶媒体に転送す
ることもできる。
【0058】ストロボ12は撮影シーケンスを制御する
メインマイコン8により発光タイミングが得られるよう
になっている。シリアルポートドライバ13は、カメラ
本体と外部機器との情報との情報伝送を行なうための信
号変換を行なう。シリアル伝送手段としては、RS23
2Cや、RS422A等のシリアル通信を行う推奨規格
があるが、ここではRS232Cを使用している。
【0059】サブマイコン14は、カメラ本体の操作ス
イッチや液晶表示等のマンマシン・インタフェースを制
御し、メインマイコン8に必要に応じて情報伝達を行な
うものである。ここでは、メインマイコン8との情報伝
達にシリアル入出力端子を使用している。また、時計機
能も組み込まれており、オートデートの制御も行なう。
【0060】絞り駆動回路15は、例えばオートアイリ
ス等によって構成され、メインマイコン8の制御によっ
て光学的な絞り2の絞り値を変化させる。なお、絞り値
は、Fナンバー(F No.)と同義であり、 F No.=f/D (但し、Dはレンズと絞りからなる光学系の有効径,f
はレンズの焦点距離)と表すことができる。
【0061】フォーカス駆動回路16は、例えばステッ
ピングモータにより構成され、メインマイコン8の制御
によってレンズ位置を変化させ、被写体の光学的なピン
ト面を撮像素子3上に適性に合わせるものである。18
はサブマイコン14と接続され、撮影情報等の各種情報
を表示する液晶表示部である。
【0062】尚、この図1で示した構成では、メインマ
イコン8において画像の圧縮と伸張とを行う場合を示し
たが、CPUバス上に圧縮/伸張用の専用回路を配置し
ても良い。
【0063】<電子スチルカメラの基本的動作>次に、
撮影からメモリ記録への一連の動作を説明する。サブマ
イコン14に接続している各種スイッチ情報よりカメラ
の動作モードが設定され、撮影のための情報がメインマ
イコン8にシリアル情報として入力される。
【0064】この情報に応じて、メインマイコン8は、
メモリコントローラ7やシリアルポートドライバ13を
設定する。サブマイコン14上のレリーズスイッチが押
されると、サブマイコン14は、第1のスイッチ信号S1
がアクティブになったことを知り、信号処理回路6に画
像入力命令を発行し、信号処理回路6は撮像素子3,プ
リプロセス回路4,A/D変換器5を動作させて画像デ
ータを受け取る。
【0065】受け取った画像データを、信号処理回路6
で基本的な信号処理を行なった上で、輝度データの高周
波成分からフォーカス情報、低周波成分から露出データ
を作成しておく。メインマイコン8は、これらのデータ
を信号処理回路6から読み取り、必要に応じて絞り駆動
や、フォーカス駆動、更にはプリプロセス回路4のAG
Cアンプのゲイン制御を行ない、適正な露出やピントが
得られるようにする。また、動作モードによっては、信
号処理回路6からビデオアンプ17を介してアナログ画
像信号をNTSCビデオ信号として出力することもでき
る。
【0066】露出値,ピントが適正な値に収れんした
後、サブマイコン14からメインマイコン8に第2のレ
リーズスイッチ信号S2が押されたことを示す信号が入
力されると、メインマイコン8は、メモリコントローラ
7にデータ取り込みの命令を出力する。また、必要に応
じて、取り込み画像のフィールドタイミングで、ストロ
ボ12に発光信号も出力する。メモリコントローラ7
は、画像の取り込み命令を受けると、信号処理回路6か
らの同期信号を検出し、所定のタイミングで信号処理回
路6から出力されるY,Cr,Cb形式等の画像データ
をフレームメモリ9に取り込む。
【0067】フレームメモリ9への画像取り込みが終了
すると、メモリコントローラ7は、取り込みが終了した
ことを示すステータスを表示し、これをメインマイコン
8が読み取ることにより、メインマイコン8で撮影が終
了したことを知る。撮影が終了した後に、メインマイコ
ン8は、必要に応じて画像圧縮を行ない、画像蓄積用メ
モリ10,外部接続されているICカード、或いは外部
シリアルポートに接続されているパソコン等に画像デー
タを転送する。
【0068】再生表示動作では、メインマイコン8で、
画像蓄積用メモリ10,外部接続されているICカー
ド、或いは外部シリアルポートに接続されているパソコ
ンから画像データを読み取り、必要に応じて画像の伸張
を行ない、フレームメモリ9に書き込む。この後、信号
処理回路6とメモリコントローラ7により画像データを
読み取り、信号処理回路6を介して出力端子に画像のア
ナログ信号を出力する。このようにして、カメラの撮
影,記録,再生,表示,伝送の各機能は達成される。
【0069】そして、この実施の形態例では、CCDの
画素ピッチと絞り値との間で画質に関して特定の関係が
成立することを発見し、特に、CCDの画素ピッチが
7.0μm 以下である場合に、開口絞り2の最小絞り時
の絞り値を5.6未満となるように構成する。
【0070】このように構成することで、光量の制限の
ために開口絞り2を用いた場合にも、回折の影響による
解像度,コントラストの低下を最低限に抑えることがで
き、画質を損なわない電子スチルカメラを実現できる。
【0071】また、このような構成の電子スチルカメラ
で、開口絞り2の絞り値を5.6以上に設定する場合
に、信号処理回路6で画像信号の高周波成分を強調する
処理を行うようにする。
【0072】高周波成分の強調処理は、ハードウェア,
ソフトウェアのいずれによって行わせてもよい。また、
高周波成分の強調処理方法としては、種々の公知の方法
を用いることができるが、コンボリューションフィルタ
を用いることで、正確に高周波成分を処理することがで
きるようになる。また、高周波成分の強調処理方法とし
て、フーリエ変換を用いることも可能である。
【0073】このような画像信号の高周波成分を強調す
る処理を行う結果、光量の制限のためにF5.6以上の
絞りを用いた場合にも、回折の影響による撮影光学系の
MTF特性の劣化に伴う画像の解像度,コントラストの
低下を補償して最低限に抑えることができ、画質を損な
わない電子スチルカメラを実現できる。
【0074】また、絞り値が大きいほど回折によるMT
Fの劣化が大きくなるので、絞り値に応じて高周波成分
の強調の度合を変えるようにする。特に、絞り値が大き
いほど、強調の度合を強めるように、メインマイコン8
が制御を行えばよい。
【0075】また、光量制御手段として、図4に示すよ
うに、開口面積を制御して入射光量を制御する開口絞り
2と、開口面積によらず入射光量を制御するNDフィル
タ,可変透過率の液晶,電子シャッタなどの光量制御手
段とを用いるようにして、開口絞り2の最小絞り時の絞
り値を5.6未満となるように構成する。
【0076】このように構成することで、光量の制限の
ために開口絞り2を用いた場合にも、回折の影響による
撮影光学系のMTF特性の劣化に伴う画像の解像度,コ
ントラストの低下を最低限に抑えることができ、画質を
損なわない電子スチルカメラを実現できる。そして、開
口絞り2と併用して開口面積によらず入射光量を制御し
ているので、幅広い範囲で光量制御が行える。
【0077】また、光量制御手段の他の例として、開口
面積を制御して入射光量を制御する開口絞り2の絞り値
が5.6以上のときは、開口面積によらず入射光量を制
御するNDフィルタ,可変透過率の液晶,電子シャッタ
などの光量制御手段とを併用するように構成する。
【0078】このように構成することで、光量の制限の
ために開口絞り2を用いた場合にも、開口面積による絞
り単体の場合よりも、回折の影響による撮影光学系のM
TF特性の劣化に伴う画像の解像度,コントラストの低
下を抑えることができ、画質を損なわない電子スチルカ
メラを実現できる。そして、開口絞り2と併用して開口
面積によらず入射光量を制御しているので、幅広い範囲
で光量制御が行える。
【0079】また、光量制御手段として、図5に示すよ
うに、開口面積を制御して入射光量を制御する開口絞り
2の代わりに、開口面積によらず入射光量を制御するN
Dフィルタ,可変透過率の液晶,電子シャッタなどを光
量制御手段として用いることができる。
【0080】このように構成することで、光量の制限の
ために開口面積の変化がなくなるので、回折の影響によ
る撮影光学系のMTF特性の劣化に伴う画像の解像度,
コントラストの低下を防止することができ、画質を損な
わない電子スチルカメラを実現できる。そして、開口絞
り2と併用して開口面積によらず入射光量を制御してい
るので、幅広い範囲で光量制御が行える。
【0081】また、以上のような場合、CCDの画素ピ
ッチが7.0μm のもので効果が得られたが、画素ピッ
チが5.0μm 以下のものでは更に大きな効果が得られ
る。
【0082】
【実施例】以下、上述した実施の形態例について、実施
例と比較例とを用いて詳細な検証を行う。
【0083】図2は本発明の実施例の電子スチルカメラ
の全体の光学的な概略構成を示すレンズ配置図である。
この図2において、電子スチルカメラ30は、図1でレ
ンズ1として説明したレンズ系31、固体撮像素子CC
D、図1で説明した信号処理回路を含む信号処理系32
とから構成されている。
【0084】そして、光学系31は、7枚の撮像レンズ
を通り、更に赤外カットフィルタRF、光学的ローパス
フィルタLF、カバーガラスCGを通過して固体撮像素
子CCDに結像するように構成されている。
【0085】また、この実施例の説明において、本実施
例及び比較例として評価に使用する固体撮像素子CCD
としては、以下のものを用いることにする。 ソニー株式会社製ICX084K(商品名):受光面
1/3インチ、約33万画素で画素ピッチ7.5μm ソニー株式会社製ICX089AK(商品名):受光
面1/4インチ、約33万画素で画素ピッチ5.6μm 松下電子工業株式会社製MN3773(商品名):受
光面1/2.72インチ、約100万画素で画素ピッチ
4.6μm 尚、ここで、画素ピッチとは、撮像素子における隣接す
る2つの受光素子の中心間の距離をいうものとし、水平
方向と垂直方向とで異なる場合には短い距離をいうもの
とする。
【0086】以下の実施例で使用する撮像レンズについ
て、光学系断面図を図3に示す。また、この実施例の光
学データを表1に示す。尚、本実施例においては、開口
絞りは、第8面後方の1.2mmの位置に置くものとす
る。
【0087】ここで、fは焦点距離(mm)、Fは絞り
値、Rは半径(mm)、Dは間隔(mm)、Ndは屈折率、
νdはd線のアッベ数、Pは固体撮像素子の画素間の最
小ピッチ(mm)、である。
【0088】また、図3のレンズの面番号と表1のレン
ズの面番号はそれぞれ対応したものである。そして、こ
の撮像レンズが上述した光学系31の詳細な具体例であ
る。
【0089】
【表1】
【0090】この撮像レンズの性能を以下に示す。 解像力(中心)=160本/mm 以上 解像力(周辺)=100本/mm 以上 ここで、2×(1/(2P))=135本/mm 2.35×(1/(2P))=158.8本/mm 1.3×(1/(2P))=87.8本/mm である。
【0091】また、開口絞り2としては、図4に示すよ
うに、F2.8の開口と,F4の開口と、露出倍数2
(ND2)のフィルタが設けられたF4の開口(F5.
6相当)と、露出倍数4(ND4)のフィルタが設けら
れたF4の開口(F8相当)と、露出倍数8(ND8)
のフィルタが設けられたF4の開口(F11相当)と、
からなる開口・透過率絞り2bを用いるものとする。ま
た、この開口・透過率絞り2bを回転駆動するために、
絞り駆動回路15により制御される回転駆動機構2aが
設けられているものとする。
【0092】また、開口絞り2と併用する光量制御手段
(透過率制御手段)の他の例として、図6に示す透過率
絞り2cを用いるようにする。この透過率絞り2cで
は、露出倍数(濃度)可変の液晶パネル2dを備えてお
り、絞り駆動回路15内の液晶透過率制御回路15aに
より、露出倍数が制御され開口面積によらず入射光量を
制御することが可能になっている。
【0093】また、開口面積によらず入射光量を制御す
る手段として、CCDの電荷蓄積時間を制御する周知の
電子シャッタも併用するものとする。例えば、F2.8
とF4の切り替えが可能な開口絞り2を備えている場
合、図7のように、EV10以上の明るさではシャッタ
速度を1/60秒より高速にすることで光量制御を行な
うようにする。
【0094】また、上述した電子シャッタと、開口面積
によらず入射光量を制御する光量制御手段とを組合わせ
ることも可能である。その場合には図8に示すように、
F5.6相当〜F11相当までを絞りによって制御し、
それ以上の光量制御をシャッタ速度で行うようにすれば
よい。
【0095】尚、比較例として、図4の開口絞り2と同
様な機構を有し、透過率の制御は行わず、F2.8,F
4,F5.6,F8,F11の開口を有する開口絞り
2’も用意しておき、開口絞りのみで光量制御を行った
場合の比較データを採集して比較する。
【0096】<画質評価>以上のような実施例及び比較
例について、評価者10人によって各例の画像を相対評
価した。
【0097】この場合の評価方法は、撮像レンズから2
m先に解像度テストチャート置いて得られた画像を、十
分な解像度を有するプリンタに出力して、解像度、シャ
ープネス、鮮鋭性を総合して3段階で評価した。
【0098】尚、○は良い、△はやや劣る、×は劣る、
評価を受けたことを示しており、○=+1点、△=0
点、×=−1点で評価点Aを算出した。 (1)最小絞り時の絞り値を規定した場合:この場合の
絞り値と評価点Aとの関係は以下の表2のようになっ
た。
【0099】
【表2】
【0100】この表2から明らかなように、CCDの画
素ピッチが7.0μm 以下である場合に、最小絞り時の
絞り値を5.6未満とすると、光量の制限のために絞り
を用いた場合にも、回折の影響による撮影光学系のMT
F特性の劣化に伴う画像の解像度,コントラストの低下
を最低限に抑えることができ、画質を損なわない。
【0101】また、CCDの画素ピッチが5.0μm 以
下である場合には、このような解像度,コントラストの
低下を抑える効果が更に顕著に認められた。また、比較
例として、CCDの画素ピッチが7.0μm 以下である
場合に、最小絞り時の絞り値を5.6以上にすると、明
らかに解像度,コントラストの低下がみられ、画質が損
なわれることが確認された。
【0102】また、CCDの画素ピッチが7.0μm 以
上である場合には、回折による解像度,コントラストの
低下が少ないため、以上のような画質を改善する効果は
見られなかった。
【0103】(2)最小絞り時の絞り値に応じて高周波
成分を強調した場合:この場合の絞り値と評価点Aとの
関係は以下の表3のようになった。
【0104】
【表3】
【0105】この表3から明らかなように、CCDの画
素ピッチが7.0μm 以下である場合に、最小絞り時の
絞り値を5.6以上としても、画像信号の高周波成分を
強調することで、回折の影響による解像度,コントラス
トの低下を最低限に抑えることができ、画質を損なわな
い。
【0106】また、CCDの画素ピッチが5.0μm 以
下である場合には、このような解像度,コントラストの
低下を抑える効果が更に顕著に認められた。また、CC
Dの画素ピッチが7.0μm 以下である場合に、最小絞
り時の絞り値を5.6以上にして画像信号の高周波成分
を強調しないと、表2からも明らかなように解像度,コ
ントラストの低下がみられ、画質が損なわれる。
【0107】また、CCDの画素ピッチが7.0μm 以
上である場合には、回折による解像度,コントラストの
低下が少ないため、以上のような画質を改善する効果は
見られなかった。
【0108】(3)最小絞り時の開口絞り値を規定し、
透過率制御を併用した場合:この場合の絞り値と評価点
Aとの関係は以下の表4のようになった。
【0109】
【表4】
【0110】この表4から明らかなように、CCDの画
素ピッチが7.0μm 以下である場合に、最小絞り時の
絞り値を5.6未満としておいて透過率制御による光量
制御を併用することで、回折の影響による解像度,コン
トラストの低下を最低限に抑えることができ、画質を損
なわない。
【0111】また、CCDの画素ピッチが5.0μm 以
下である場合には、このような解像度,コントラストの
低下を抑える効果が更に顕著に認められた。また、CC
Dの画素ピッチが7.0μm 以下である場合に、最小絞
り時の実際の絞り値を5.6以上にすると、表2からも
明らかなように、解像度,コントラストの低下がみら
れ、画質が損なわれることが確認された。
【0112】また、CCDの画素ピッチが7.0μm 以
上である場合には、回折による解像度,コントラストの
低下が少ないため、以上のような画質を改善する効果は
見られなかった。
【0113】(4)最小絞り時の開口絞りと、透過率制
御を併用した場合:この場合の絞り値と評価点Aとの関
係は以下の表5のようになった。
【0114】
【表5】
【0115】この表5から明らかなように、CCDの画
素ピッチが7.0μm 以下である場合に、最小絞り時の
絞り値の5.6以上を用いて更に光量制御する際に、透
過率制御による光量制御を併用することで、開口面積に
よる絞り単体の場合よりも、回折の影響による解像度,
コントラストの低下を抑えることができ、画質を損なわ
ない。例えば、この場合のF8相当は、F5.6と光量
制御との併用により実現されるので、開口面積による絞
りのみの場合より、回折による影響は小さくなる。
【0116】また、CCDの画素ピッチが5.0μm 以
下である場合には、このような解像度,コントラストの
低下を抑える効果が更に顕著に認められた。また、CC
Dの画素ピッチが7.0μm 以上である場合には、回折
による解像度,コントラストの低下が少ないため、以上
のような画質を改善する効果は見られなかった。
【0117】(5)開口面積によらず、透過率制御によ
る場合:この場合の絞り値と評価点Aとの関係は以下の
表6のようになった。
【0118】
【表6】
【0119】この表6から明らかなように、CCDの画
素ピッチが7.0μm 以下である場合に、最小絞り時の
絞り値を4未満(この例では、図5に示すように、最大
口径F2.8と等しい状態)としておいて透過率制御に
よる光量制御を使用することで、回折の影響による解像
度,コントラストの低下を最低限に抑えることができ、
画質を損なわない。
【0120】また、CCDの画素ピッチが5.0μm 以
下である場合には、このような解像度,コントラストの
低下を抑える効果が更に顕著に認められた。また、CC
Dの画素ピッチが7.0μm 以下である場合に、最小絞
り時の実際の絞り値を5.6以上にすると、表2からも
明らかなように、解像度,コントラストの低下がみら
れ、画質が損なわれることが確認された。
【0121】また、CCDの画素ピッチが7.0μm 以
上である場合には、回折による解像度,コントラストの
低下が少ないため、以上のような画質を改善する効果は
見られなかった。
【0122】尚、以上実施の形態例や実施例で説明して
きたものは、固体撮像素子を受像手段とするカメラ全て
(電子スチルカメラ,ディジタルビデオカメラ等)に使
用することが可能であるが、高画質が重視され、絞りを
用いる点で、電子スチルカメラに特に好適である。
【0123】
【発明の効果】以上実施の形態例及び実施例と共に詳細
に説明したように、この明細書記載の各発明によれば以
下のような効果が得られる。
【0124】(1)第1の発明では、固体撮像素子の画
素ピッチが7.0μm 以下である場合に、絞り手段の最
小絞り時の絞り値を5.6未満とした結果、光量の制限
のために絞りを用いた場合にも、回折の影響による解像
度,コントラストの低下を最低限に抑えることができ、
画質を損なわない固体撮像素子を受像手段とするカメラ
を実現できる。
【0125】(2)第2の発明では、固体撮像素子の画
素ピッチが7.0μm 以下であるときに、回折影響補正
手段で回折による影響を補正しているので、光量の制限
のために絞りを用いた場合にも、回折の影響による解像
度,コントラストの低下を最低限に抑えることができ、
画質を損なわない固体撮像素子を受像手段とするカメラ
を実現できる。
【0126】(3)第3の発明では、固体撮像素子の画
素ピッチが7.0μm 以下であるときに、光量の制限の
ためにフィルタ手段を用いているので、回折の影響によ
る解像度,コントラストの低下を最低限に抑えることが
でき、画質を損なわない固体撮像素子を受像手段とする
カメラを実現できる。
【0127】(4)第4の発明では、固体撮像素子の画
素ピッチが7.0μm 以下である場合に、絞り手段の最
小絞り時の絞り値を5.6以上とした場合に、画像信号
の高周波成分を強調する処理を行う結果、光量の制限の
ためにF5.6以上の絞りを用いた場合にも、回折の影
響による高周波成分の減衰による解像度,コントラスト
の低下を最低限に抑えることができ、画質を損なわない
固体撮像素子を受像手段とするカメラを実現できる。こ
の結果、光量の制限のために絞りを用いた場合にも、回
折の影響による解像度,コントラストの低下を最低限に
抑えることができ、画質を損なわない固体撮像素子を受
像手段とするカメラを実現できる。
【0128】(5)第5の発明では、固体撮像素子の画
素ピッチが7.0μm 以下である場合に、第1の光量制
御手段の最小絞り時の絞り値を5.6未満として、開口
面積によらず光量制御を行う第2の光量制御手段を併用
するように構成した結果、光量の制限のために光量制御
手段を用いた場合にも、回折の影響による解像度,コン
トラストの低下を最低限に抑えることができ、画質を損
なわない固体撮像素子を受像手段とするカメラを実現で
きる。
【0129】また、開口面積によらない第2の光量制御
手段を用いることで、明るい環境で使用する場合にも十
分な解像度,コントラストが得られる。 (6)第6の発明では、固体撮像素子の画素ピッチが
7.0μm 以下である場合に、この第1の光量制御手段
の絞り値を5.6以上とした状態で更に入射光量を制限
する際に、開口面積によらず光量制御を行う第2の光量
制御手段を併用するように構成した結果、光量の制限の
ために光量制御手段を用いた場合にも、回折の影響によ
る解像度,コントラストの低下を最低限に抑えることが
でき、画質を損なわない固体撮像素子を受像手段とする
カメラを実現できる。
【0130】また、開口面積によらない第2の光量制御
手段を用いることで、明るい環境で使用する場合にも十
分な解像度,コントラストが得られる。 (7)なお、以上の各発明において、画素ピッチが小さ
い固体撮像素子で撮影した場合でも、光量制御にフィル
タ手段を用いれば、回折による影響を抑制することがで
きる。特に、絞り値を5.6相当以上にする場合に、N
Dフィルタを用いて光量制御をすることが望ましい。
【0131】撮影した画像をプリントすると、回折によ
る画質の低下が人間の目で観察することが容易になるた
め、本願発明は特にスチルカメラに適用すると効果的で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例で使用する固体撮像素子
を受像手段とするカメラの構成を示す機能ブロック図で
ある。
【図2】本発明の実施の形態例で使用する固体撮像素子
を受像手段とするカメラの光学的な概略構成を示すレン
ズ配置図である。
【図3】本発明の実施例の撮像レンズの光学系断面図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態例の説明で用いる開口・透
過率絞りの構成を示す構成図である。
【図5】本発明の実施の形態例の説明で用いる開口・透
過率絞りの他の例の構成を示す構成図である。
【図6】本発明の実施の形態例の説明で用いる透過率絞
りの構成図である。
【図7】本発明の実施の形態例の説明で用いる電子シャ
ッタのプログラム線図である。
【図8】本発明の実施の形態例の説明で用いる電子シャ
ッタのプログラム線図である。
【符号の説明】
1 レンズ 2 開口絞り 3 撮像素子 4 プリプロセス回路 5 A/D変換器 6 信号処理回路 7 メモリコントローラ 8 メインマイコン 9 フレームメモリ 10 画像蓄積用メモリ 11 PCカードコントローラ 12 ストロボ 13 シリアルポートドライバ 14 サブマイコン 15 絞り駆動回路 16 フォーカス駆動回路 17 ビデオアンプ 18 液晶表示部 19 CCD駆動回路

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体に関する光画像を結像面に結像さ
    せる光学系を構成する撮像レンズと、 前記被写体に関する光画像を光電変換して画像信号を生
    成する、画素ピッチが7.0μm 以下の固体撮像素子
    と、 開口が設けられ、前記開口の面積を制御することによ
    り、前記固体撮像素子への入射光量を制御する、最小絞
    り時の絞り値が5.6未満である絞り手段と、 を備えたことを特徴とする固体撮像素子を受像手段とす
    るカメラ。
  2. 【請求項2】 前記固体撮像素子の画素ピッチが5.0
    μm 以下である、ことを特徴とする請求項1記載の固体
    撮像素子を受像手段とするカメラ。
  3. 【請求項3】 被写体に関する光画像を結像面に結像さ
    せる光学系を構成する撮像レンズと、 前記被写体に関する光画像を光電変換して画像信号を生
    成する、画素ピッチが7.0μm 以下の固体撮像素子
    と、 開口が設けられ、前記開口の面積を制御することによ
    り、前記固体撮像素子への入射光量を制御する絞り手段
    と、 前記絞り手段を通過した光の回折による影響を補正する
    回折影響補正手段と、 を備えたことを特徴とする固体撮像素子を受像手段とす
    るカメラ。
  4. 【請求項4】 前記回折影響補正手段は、前記画像信号
    に画像処理を施す画像処理手段である、 ことを特徴とする請求項3記載の固体撮像素子を受像手
    段とするカメラ。
  5. 【請求項5】 前記画像処理手段は、前記画像信号の高
    周波成分を強調する画像処理を施す、 ことを特徴とする請求項4記載の固体撮像素子を受像手
    段とするカメラ。
  6. 【請求項6】 前記固体撮像素子は、画素ピッチが5.
    0μm 以下である、 ことを特徴とする請求項5記載の固体撮像素子を受像手
    段とするカメラ。
  7. 【請求項7】 被写体に関する光画像を結像面に結像さ
    せる光学系を構成する撮像レンズと、 前記被写体に関する光画像を光電変換して画像信号を生
    成する、画素ピッチが7.0μm 以下の固体撮像素子
    と、 光の透過率を制御することにより、前記固体撮像素子へ
    の入射光量を制御するフィルタ手段と、 を備えたことを特徴とする固体撮像素子を受像手段とす
    るカメラ。
  8. 【請求項8】 開口が設けられ、前記開口の面積を制御
    することにより、前記固体撮像素子への入射光量を制御
    する絞り手段、を備え、 前記絞り手段の最小絞り時の絞り値が5.6未満であ
    る、ことを特徴とする請求項7記載の固体撮像素子を受
    像手段とするカメラ。
  9. 【請求項9】 開口が設けられ、前記開口の面積を制御
    することにより、前記固体撮像素子への入射光量を制御
    する絞り手段、を備え、 前記絞り手段の絞り値が5.6以上の場合に、前記フィ
    ルタ手段の透過率制御と前記絞り手段の開口面積の制御
    とにより前記固体撮像素子への入射光量を制御する、こ
    とを特徴とする請求項7記載の固体撮像素子を受像手段
    とするカメラ。
  10. 【請求項10】 被写体に関する光画像を結像面に結像
    させる光学系を構成する撮像レンズと、 開口が設けられ、前記開口の面積を制御することによ
    り、前記固体撮像素子への入射光量を制御する絞り手段
    と、 前記被写体に関する光画像を光電変換して画像信号を生
    成する、画素ピッチが7.0μm 以下の固体撮像素子
    と、 前記画像信号を処理する信号処理手段と、を備え、 前記絞り手段の絞り値が5.6以上の場合に、前記信号
    処理手段は画像信号の高周波成分を強調する処理を行
    う、 ことを特徴とする固体撮像素子を受像手段とするカメ
    ラ。
  11. 【請求項11】 前記信号処理手段は、前記絞り手段の
    絞り値に応じて画像信号の高周波成分の強調の度合を変
    化させる、ことを特徴とする請求項10記載の固体撮像
    素子を受像手段とするカメラ。
  12. 【請求項12】 被写体に関する光画像を結像面に結像
    させる光学系を構成する撮像レンズと、 結像面への入射光量を制御する光量制御手段と、 前記被写体に関する光画像を光電変換して画像信号を生
    成する、画素ピッチが7.0μm 以下の固体撮像素子
    と、 前記画像信号を処理する信号処理手段と、を備え、 前記光量制御手段は、開口面積を制御して入射光量を制
    御する第1の光量制御手段と、開口面積によらず入射光
    量を制御する第2の光量制御手段と、から構成されてお
    り、前記第1の光量制御手段の最小絞り時の絞り値を
    5.6未満とした、 ことを特徴とする固体撮像素子を受像手段とするカメ
    ラ。
  13. 【請求項13】 被写体に関する光画像を結像面に結像
    させる光学系を構成する撮像レンズと、 結像面への入射光量を制御する光量制御手段と、 前記被写体に関する光画像を光電変換して画像信号を生
    成する、画素ピッチが7.0μm 以下の固体撮像素子
    と、 前記画像信号を処理する信号処理手段と、を備え、 前記光量制御手段は、開口面積を制御して入射光量を制
    御する第1の光量制御手段と、開口面積によらず入射光
    量を制御する第2の光量制御手段と、から構成されてお
    り、 この第1の光量制御手段の絞り値を5.6以上とした状
    態で更に入射光量を制限する際に、前記第2の光量制御
    手段の光量制御を併用する、ことを特徴とする固体撮像
    素子を受像手段とするカメラ。
  14. 【請求項14】 前記固体撮像素子の画素ピッチが5.
    0μm 以下である、ことを特徴とする請求項10乃至請
    求項13のいずれかに記載の固体撮像素子を受像手段と
    するカメラ。
  15. 【請求項15】 前記第2の光量制御手段がNDフィル
    タである、ことを特徴とする請求項12乃至請求項14
    のいずれかに記載の固体撮像素子を受像手段とするカメ
    ラ。
  16. 【請求項16】 前記第2の光量制御手段が可変濃度の
    透過率制御手段である、ことを特徴とする請求項12乃
    至請求項14のいずれかに記載の固体撮像素子を受像手
    段とするカメラ。
  17. 【請求項17】 前記第2の光量制御手段が固体撮像素
    子のシャッタ速度制御手段である、ことを特徴とする請
    求項12乃至請求項14のいずれかに記載の固体撮像素
    子を受像手段とするカメラ。
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