JPH1184969A - 画像形成装置の廃トナー搬送装置 - Google Patents

画像形成装置の廃トナー搬送装置

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JPH1184969A
JPH1184969A JP9238149A JP23814997A JPH1184969A JP H1184969 A JPH1184969 A JP H1184969A JP 9238149 A JP9238149 A JP 9238149A JP 23814997 A JP23814997 A JP 23814997A JP H1184969 A JPH1184969 A JP H1184969A
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JP
Japan
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waste toner
pipe
image forming
toner transport
transport pipe
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JP9238149A
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English (en)
Inventor
Kenichi Tamura
健一 田村
Shinichi Sugiyama
慎一 杉山
Tetsuo Awaya
哲郎 粟屋
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 廃トナー搬送パイプにおけるトナーブロッキ
ングの発生を防ぐことができる画像形成装置の廃トナー
搬送装置を提供すること。 【構成】 クリーナにおいて発生した廃トナーを廃トナ
ー容器に搬送する装置であって、廃トナー搬送パイプ5
と、該廃トナー搬送パイプ5内に配された回転可能な廃
トナー搬送スクリュー6及び該廃トナー搬送スクリュー
6を回転駆動する駆動手段とで構成される画像形成装置
の廃トナー搬送装置において、前記廃トナー搬送パイプ
5の内面に、廃トナー搬送方向に連続した凸部5aを形
成する。本発明によれば、廃トナー搬送パイプ5内で廃
トナー搬送スクリュー6が回転して廃トナーを廃トナー
容器に搬送する際、廃トナー搬送スクリュー6は廃トナ
ー搬送パイプ5の内面に面当たりすることなく、廃トナ
ー搬送パイプ5の内面に形成された凸部5aのみの微小
な範囲で接触するため、廃トナーが過大なストレスを受
けることなく搬送され、廃トナー搬送パイプ5内での廃
トナーのブロッキングが防がれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やレーザー
ビームプリンタ(LBP)等の画像形成装置の廃トナー
搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置においては、像担持
体上に形成されたトナー像を転写材に転写した後、次回
の画像形成の障害とならないように次回の画像形成プロ
セスが開始される前にクリーナを用いて像担持体上に残
留している廃トナーを除去している。
【0003】ところで、クリーナ内の廃トナーを像担持
体の長手方向に搬送して容器端部の排出口から廃トナー
を自重で落下させる構成を採用する廃トナー搬送装置に
は、排出口の直下に廃トナー容器を設けてあるものと、
装置全体の構成上からクリーナの廃トナー排出口から更
に廃トナー搬送パイプ等の搬送経路を経てスクリュー等
によって廃トナーを廃トナー容器まで搬送するよう構成
されているものとがある。
【0004】ここで、従来の廃トナー搬送装置の断面を
図9乃至図11に示す。尚、図9乃至図11において
は、廃トナー搬送パイプ305の形状や位置が異なるの
みであり、同一部材には同一符号を付している。又、図
12に図9のc−c線断面を示す。
【0005】図9乃至図11において、301は像担持
体である感光ドラム、302はクリーニング手段である
クリーナ、303はクリーナ302内に溜った廃トナー
を容器外部へ排出するためのスクリュー、304はクリ
ーナ302の廃トナー排出口を覆って廃トナーを廃トナ
ー搬送経路へ導くためのキャップ、305はクリーナ3
02から排出された廃トナーを後述の廃トナー容器31
0まで搬送するための廃トナー搬送パイプであり、この
廃トナー搬送パイプ305は前記キャップ304と一体
若しくはキャップ304に対して着脱可能に配設されて
いる。
【0006】又、306は前記廃トナー搬送パイプ30
5内の廃トナーを搬送する手段である廃トナー搬送スク
リュー、307は廃トナー搬送スクリュー306を回転
自在に支持する軸受、308はギヤ列、309は廃トナ
ー搬送スクリュー306を駆動するための駆動源である
モータ、310は廃トナーを蓄積しておくための廃トナ
ー容器である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】而して、廃トナー搬送
スクリュー306の外径寸法は廃トナー搬送パイプ30
5の内径寸法より数mm小さく設定されているため、図
12の断面図に示すように廃トナー搬送スクリュー30
6が片寄って廃トナー搬送パイプ306の内周壁に接触
し、両者の接触面積が大きくなると廃トナーが受けるス
トレスが必然的に増加し、廃トナーが凝集固化する所謂
トナーブロッキングが発生し易かった。
【0008】又、廃トナー搬送スクリュー306の片寄
り方向によって廃トナー搬送パイプ306との間に隙間
が形成される箇所が異なるが、図9乃至図11に示した
何れの系においてもクリーナ302の廃トナー排出口直
下付近においては、廃トナー搬送パイプ305の内壁下
面に少なくとも隙間が発生していた。
【0009】ところで、従来の廃トナー搬送装置におい
ては、クリーナ302の排出口から排出される廃トナー
量よりも廃トナー搬送量の方が大きくなるように廃トナ
ー搬送パイプ305内の廃トナー搬送スクリュー306
を駆動しているが、特にクリーナ排出口の鉛直下部分に
おいては、装置を作動させる環境等によっては廃トナー
が廃トナー搬送パイプ305の内部で溜ってブロッキン
グを起こすことがある。その原因の一つとしては、廃ト
ナー搬送パイプ305の内径よりも廃トナー搬送スクリ
ュー306の外径を小さく設定しているため、廃トナー
搬送パイプ305の内壁下面に廃トナーの層が形成さ
れ、この層の上に溜った廃トナーとの間に廃トナー搬送
スクリュー306が挟まれ、温度変化等で廃トナーが固
まったときに駆動トルクの負荷が大きくなって廃トナー
の搬送不良を起こしていることが考えられる。
【0010】従って、本発明の目的とする処は、廃トナ
ー搬送パイプにおけるトナーブロッキングの発生を防ぐ
ことができる画像形成装置の廃止トナー搬送装置を提供
することにある。
【0011】又、図13乃至図16に廃トナー搬送装置
の別の従来例を示す。尚、図13乃至図15は従来の廃
トナー搬送装置の断面図、図16は図15のd−d線断
面図である。
【0012】図13に示す廃トナー搬送パイプ305は
ストレートであり、内部の廃トナー搬送スクリュー30
6もストレートであって、この廃トナー搬送スクリュー
306にはハードタイプのスクリューが用いられてい
た。
【0013】しかし、近年、画像形成装置本体の内部構
造の複雑化や省スペース化に伴って廃トナー搬送パイプ
305をストレートに配置することが困難となってき
た。そのため、一部の画像形成装置では、図14に示す
ように一部が湾曲したタイプの廃トナー搬送パイプ30
5が用いられ、この内部に配される廃トナー搬送スクリ
ュー306としては湾曲しても回動可能な捩りコイルバ
ネ状のものが使用されている。
【0014】ところが、図16の矢印A方向に廃トナー
搬送スクリュー306を回転させると、湾曲した廃トナ
ー搬送パイプ305の壁面及び搬送する廃トナーから受
ける抵抗のために廃トナー搬送スクリュー306自身が
回転中心方向Cに収縮してしまう。
【0015】又、廃トナー搬送スクリュー306は廃ト
ナー搬送方向Hと逆方向Jに力を受けるためにその自由
端部が押し縮められ、図15に示すように、該廃トナー
搬送スクリュー306は湾曲した廃トナー搬送パイプ3
05内で更に湾曲され、バネの特性上から廃トナー搬送
パイプ305の内面の最も長い軌跡を描く。そのため、
廃トナー搬送パイプ305の壁面近辺の廃トナーtaに
搬送力を作用させることが困難であり、特に図15に示
すように廃トナー搬送パイプ305の湾曲部305aに
ある廃トナーtbは搬送されないで残留する傾向があ
り、廃トナーが廃トナー搬送パイプ305の壁面に固着
し易い。この状態が長期間続くと、固着した廃トナーt
bに更に廃トナーが固着していくため、廃トナーの搬送
能力が徐々に低下して廃トナー搬送パイプ305が詰ま
り、廃トナーがクリーナに逆流して画像形成に悪影響を
及ぼす。
【0016】従来、廃トナー搬送パイプが詰まってしま
うと、その清掃或は交換が必要であったが、廃トナー搬
送パイプの清掃は装置本体から該パイプを取り外して行
わなければならないために煩雑であり、更に廃トナーの
飛散等により清掃作業者の手等が汚れる他、パイプの交
換にはコストが掛かってしまう。
【0017】又、特に高速・ネットワーク対応の画像形
成装置においては、パイプの清掃・交換に要するダウン
タイムはユーザーの不満の原因となる。特に、突発的な
トラブルを修理するにはサービスマンコール・原因追究
・交換部品準備等のためにダウンタイムが大きくなる。
近年、画像形成装置の高速化、ハイボリューム化、使用
するトナーの多色化に伴って廃トナーの堆積スピードも
高まる傾向にあるため、廃トナー搬送パイプの詰まりを
防止し、画像形成装置本体を長寿命化することは更に重
要となってきている。
【0018】従って、本発明の目的とする処は、廃トナ
ーパイプの清掃・交換を要することなく廃トナーパイプ
の詰まりを長期間防ぐことができる画像形成装置の廃ト
ナー搬送装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、クリーナにおいて発生した
廃トナーを廃トナー容器に搬送する装置であって、廃ト
ナー搬送パイプと、該廃トナー搬送パイプ内に配された
回転可能な廃トナー搬送スクリュー及び該廃トナー搬送
スクリューを回転駆動する駆動手段とで構成される画像
形成装置の廃トナー搬送装置において、前記廃トナー搬
送パイプの内面に、廃トナー搬送方向に連続した凸部又
は所定長さを有する凸部を形成したことを特徴とする。
【0020】請求項2記載の発明は、クリーナにおいて
発生した廃トナーを廃トナー容器に搬送する装置であっ
て、廃トナー搬送パイプと、該廃トナー搬送パイプ内に
配された回転可能な廃トナー搬送スクリュー及び該廃ト
ナー搬送スクリューを回転駆動する駆動手段とで構成さ
れる画像形成装置の廃トナー搬送装置において、前記ク
リーナの廃トナー排出口の略鉛直下部分の前記廃トナー
搬送パイプの曲げ方向を重力方向に凸となるように設定
したこと特徴とする。
【0021】請求項3記載の発明は、クリーナにおいて
発生した廃トナーを廃トナー容器に搬送する装置であっ
て、廃トナー搬送パイプと、該廃トナー搬送パイプ内に
配された回転可能な廃トナー搬送スクリュー及び該廃ト
ナー搬送スクリューを回転駆動する駆動手段とで構成さ
れる画像形成装置の廃トナー搬送装置において、前記廃
トナー容器に収容された廃トナーの重量を検知する重量
検知手段を設け、該重量検知手段によって検知された廃
トナー重量と入力されるビデオ情報に基づいて廃トナー
搬送パイプ詰まり防止シーケンスを実行するようにした
ことを特徴とする。
【0022】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記重量検知手段によって検知された廃ト
ナー重量と、前記入力されるビデオ情報に基づいて想定
される廃トナー重量との差が所定の量を超えたときに前
記廃トナー搬送パイプ詰まり防止シーケンスを実行する
ようにしたことを特徴とする。
【0023】請求項5記載の発明は、請求項3又は4記
載の発明において、前記廃トナー搬送パイプ詰まり防止
シーケンスは、画像形成動作を停止した状態で前記駆動
手段を駆動して前記廃トナー搬送スクリューを所定時間
だけ回転駆動することを特徴とする。
【0024】請求項6記載の発明は、請求項3,4又は
5記載の発明において、前記駆動手段を正転及び逆転可
能なモータで構成し、前記廃トナー搬送パイプ詰まり防
止シーケンス実行時に前記廃トナー搬送スクリューを所
定時間だけ逆転させることを特徴とする。
【0025】請求項7記載の発明は、請求項3記載の発
明において、画像形成装置本体に設けられた本体状況報
告手段からサービスマンに報告される情報に基づいて前
記廃トナー搬送パイプ詰まり防止シーケンスを実行する
ことを特徴とする。
【0026】従って、請求項1記載の第1発明によれ
ば、廃トナー搬送パイプ内で廃トナー搬送スクリューが
回転して廃トナーを廃トナー容器に搬送する際、廃トナ
ー搬送スクリューは廃トナー搬送パイプの内面に面当た
りすることなく、廃トナー搬送パイプの内面に形成され
た凸部のみの微小な範囲で接触するため、廃トナーが過
大なストレスを受けることなく搬送され、廃トナー搬送
パイプ内での廃トナーのブロッキングが防がれる。
【0027】請求項2記載の第2発明によれば、クリー
ナの廃トナー排出口鉛直下付近のような廃トナーが溜っ
てブロッキングが発生し易い部分の廃トナー搬送パイプ
形状を重力方向に凸となるように曲げることによって該
廃トナー搬送パイプ内に廃トナー搬送スクリューがパイ
プの内壁下面に付勢されるため、簡単な構成でパイプ内
壁のトナー層を確実に掻き取ることができ、廃トナー搬
送パイプ内での廃トナーのブロッキングを確実に防ぐこ
とができる。
【0028】請求項3〜7記載の第3発明によれば、重
量検知手段によって検知された廃トナー重量と入力され
るビデオ情報に基づいて廃トナー搬送パイプ詰まり防止
シーケンスを実行するようにしたため、廃トナー搬送パ
イプの清掃・交換を要することなく廃トナーパイプの詰
まりを長期間防ぐことができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
[第1発明]以下に第1発明の実施の形態を添付図面に
基づいて説明する。
【0030】図1は第1発明に係る廃トナー搬送装置の
断面図、図2は図1のa−a線断面図、図3は廃トナー
搬送パイプの斜視図である。
【0031】図1に示す廃トナー搬送装置はクリーナ2
で発生した廃トナーtを廃トナー容器10まで搬送する
装置であって、これは廃トナー搬送パイプ5と、該廃ト
ナーパイプ5内に設けられた廃トナー搬送スクリュー6
及び該廃トナー搬送スクリュー6を回転駆動するための
駆動手段であるモータ9で構成されている。
【0032】而して、上記廃トナー搬送パイプ5の内面
には、図2及び図3に示すように、4つの凸部5aが軸
方向に連続して形成されている。このように構成される
廃トナー搬送パイプ5の内部において、廃トナーtが廃
トナー搬送スクリュー6によって搬送される際、廃トナ
ー搬送パイプ5には複数の凸部5aが形成されているた
め、廃トナー搬送スクリュー6と廃トナー搬送パイプ5
とは面当たりすることなく凸部5aの部分のみで接触す
る。このため、廃トナーtは、廃トナー搬送スクリュー
6に押し潰されるようなストレスを受けることなくクリ
ーナ2から廃トナー容器10まで搬送される。従って、
廃トナーtが受けるダメージが軽減され、廃トナー搬送
パイプ5内における廃トナーtの固着や溶解によるブロ
ッキングが防がれる。
【0033】尚、廃トナー搬送パイプ5に形成される凸
部5aを軸方向の途中で切って不連続とすれば、廃トナ
ー搬送スクリュー6が凸部5aの切れ目に引っ掛かり、
それが開放される際に発生する振動によって該廃トナー
搬送スクリュー6に付着した廃トナーtが脱落するた
め、廃トナー搬送パイプ5内での廃トナーtのブロッキ
ングが更に確実に防がれる。
【0034】又、廃トナー搬送パイプ5内の凸部5aは
パイプ5の全域にある必要はなく、パイプ5の屈曲部
等、特に廃トナーtが廃トナー搬送スクリュー6等から
ストレスを受け易い場所のみに設けてもその効果は十分
発揮される。 [第2発明]以下に第2発明の実施の形態を添付図面に
基づいて説明する。
【0035】図4は第2発明に係る廃トナー搬送装置の
断面図であり、図5は同廃トナー搬送装置要部の拡大断
面図である。
【0036】図4において、1は感光ドラム、2はクリ
ーニング手段であるクリーナ、3はクリーナ2内に溜っ
た廃トナーを容器外部へ排出するためのスクリュー、4
はクリーナ2の廃トナー排出口を覆って廃トナーを廃ト
ナー搬送経路へ導くためのキャップ、5は前記キャップ
4に対して一体若しくは着脱可能に配設されてクリーナ
2から排出された廃トナーを廃トナー容器10まで搬送
するための廃トナー搬送パイプ、6は廃トナー搬送パイ
プ5内の廃トナーを搬送する手段である廃トナー搬送ス
クリュー、7は軸受、8はギヤ列、9は廃トナー搬送ス
クリュー6を回転駆動するための駆動源であるモータ、
10は廃トナーを蓄積しておくための廃トナー容器であ
る。
【0037】以上の構成において、記録シートにトナー
像を転写した後に感光ドラム1に残留した廃トナーは、
クリーナ2によって除去される。そして、クリーナ2内
に溜った廃トナーは、クリーナ容器内に回転可能に軸支
されたスクリュー3によって排出口から容器外部へ排出
される。
【0038】而して、クリーナ2の前記排出口の鉛直下
付近から廃トナー容器10までの廃トナー搬送経路とし
て配設された前記廃トナー搬送パイプ5内に落下する廃
トナーは、バネ性を有するコイルスプリング状の前記廃
トナー搬送スクリュー6によって廃トナー搬送パイプ5
の内壁を回転及び摺擦しながら搬送される。
【0039】ところで、通常、廃トナー搬送スクリュー
6の外径寸法は部品寸法精度のバラツキや回転負荷トル
クを考慮して廃トナー搬送パイプ5の内径寸法よりも小
さく設定されているため、廃トナー搬送スクリュー6の
片寄り方向によってその対向部に隙間が生じる。
【0040】そこで、本実施の形態では、クリーナ2の
廃トナー排出口直下のような廃トナーが溜り易い部分の
廃トナー搬送パイプ5の曲げ方向を重力方向に凸となる
ように設定している。このため、スプリング状の廃トナ
ー搬送スクリュー6はバネ力によって廃トナー搬送パイ
プ5の内壁面の下面側に付勢され、その結果、廃トナー
搬送パイプ5の内径下面の廃トナーを確実に掻き取って
これを確実に搬送することができる。
【0041】尚、本実施の形態ではクリーナ2の廃トナ
ー排出口鉛直下付近においてのみ廃トナー搬送パイプ5
を曲げているが、例えば、パイプ5全体がバナナ状に下
に凸であっても、排出口鉛直下付近のパイプ5の内壁下
面にスクリュー6が付勢される構成であれば同様の効果
が得られることは言うまでもない。
【0042】従って、本実施の形態によれば、廃トナー
が溜り易い部分の廃トナー搬送パイプ5の形状を重力方
向に凸となるように曲げることにより、廃トナー搬送パ
イプ5内の廃トナー搬送スクリュー6をパイプ5の下面
に付勢することができ、安価な構成で確実に廃トナー搬
送パイプ5内壁のトナー層を掻き取ってこれを確実に搬
送することが可能となる。[第3発明]以下に第3発明
の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0043】<実施の形態1>図6は第3発明に係る廃
トナー搬送装置の断面図、図7は図6のb−b線断面
図、図8は廃トナー搬送パイプの詰まり防止シーケンス
を示すフローチャートである。
【0044】図6において、5は廃トナー搬送パイプ、
6は廃トナー搬送スクリューであり、この廃トナー搬送
スクリュー6は湾曲しても回転可能な捩りコイルバネ状
に成形され、不図示のクリーナの廃トナー排出口14か
ら排出される廃トナーを不図示の廃トナー容器へと搬送
するための搬送経路を構成している。又、8はギヤ列、
9は廃トナー搬送スクリュー6を回転駆動するための駆
動手段であるモータである。
【0045】而して、モータ9を駆動して廃トナー搬送
スクリュー6を廃トナー搬送回転方向(図7の矢印A方
向)に回転駆動すると、廃トナーは廃トナー搬送スクリ
ュー6による搬送力を受けて不図示の廃トナー容器へと
搬送される。
【0046】ところで、本実施の形態では、図8のフロ
ーチャートに示すように、不図示の廃トナー容器内に設
けられた廃トナー重量検知手段によって検知された所定
時間t内にトナー容器に蓄積される廃トナー重量をX、
ビデオ情報に基づいて所定時間t内に廃トナー容器内に
蓄積されると想定される廃トナー重量をY、所定時間t
内に廃トナー搬送パイプ5内に滞留して廃トナー搬送ス
クリュー6によって搬送可能な限界滞留廃トナー重量を
Zとするとき、Y−X>Zの関係になると画像形成装置
本体がこれを検知して画像形成動作を停止し、廃トナー
搬送スクリュー6のみを図7の矢印A方向に回転させる
ようにしている。
【0047】従って、廃トナー搬送パイプ5内に残留し
ている廃トナーは廃トナー容器へと排出され、このと
き、画像形成動作は停止しているために上流であるクリ
ーナ側から廃トナーが廃トナー搬送パイプ5内に搬送さ
れず、廃トナー搬送パイプ5内に残留している廃トナー
は殆ど排出される。このため、廃トナー搬送スクリュー
6が廃トナーから受ける抵抗が減少し、収縮していた廃
トナー搬送スクリュー6は廃トナー搬送パイプ5の壁面
方向(図7の矢印D方向)へと拡大してパイプ5の壁面
に残留する廃トナーを掻き落とし、廃トナー搬送パイプ
5の内壁の清掃を行う。
【0048】以上のように、本実施の形態では、画像形
成停止中において一定時間tだけ清掃シーケンスを加え
ることによって、特別な装置を用いることなく、又、廃
トナー搬送パイプ5の清掃・交換を行うことなく、廃ト
ナー搬送パイプ5の詰まりを長期間に亘って防ぐことが
できる。
【0049】<実施の形態2>次に、第3発明の実施の
形態2について説明する。
【0050】本実施の形態においても、前記実施の形態
1と同様に、不図示の廃トナー容器内に設けられた廃ト
ナー重量検知手段によって検知された所定時間t内にト
ナー容器に蓄積される廃トナー重量をX、ビデオ情報に
基づいて所定時間t内に廃トナー容器内に蓄積されると
想定される廃トナー重量をY、所定時間t内に廃トナー
搬送パイプ5内に滞留して廃トナー搬送スクリュー6に
よって搬送可能な限界滞留廃トナー重量をZとすると
き、Y−X>Zの関係になると画像形成装置本体がこれ
を検知して画像形成動作を停止するが、本実施の形態で
はモータ9を逆転させて廃トナー搬送スクリュー6を廃
トナーパイプ清掃回転方向(図7の矢印B方向)に回転
させるようにしている。
【0051】すると、湾曲した廃トナー搬送パイプ5の
壁面及び搬送される廃トナーから受ける抵抗によって廃
トナー搬送スクリュー6は今度は逆に廃トナー搬送パイ
プ5の壁面方向(図7の矢印D方向)へと拡大し、壁面
に残留した廃トナーが掻き落とされ、廃トナー搬送パイ
プ5の内壁の清掃が行われる。
【0052】以上のように、本実施の形態においても、
画像形成停止中において一定時間tだけ清掃シーケンス
を加えることによって、特別な廃トナー搬送パイプ5の
清掃・交換を行うことなく、廃トナー搬送パイプ5の詰
まりを長期間に亘って防ぐことができる。
【0053】又、本実施の形態によれば、廃トナー搬送
パイプ5の内面に対する清掃作用が実施の形態1よりも
強力なため、廃トナー搬送パイプ5の詰まりを一層効果
的に防ぐことができる。
【0054】<実施の形態3>次に、第3発明の実施の
形態3について説明する。
【0055】本実施の形態においては、画像形成装置本
体に不図示の本体状況報告手段が設けられており、この
本体状況報告手段によって本体の状況の変化が定期的に
サービスマンに連絡される。
【0056】而して、本実施の形態においては、不図示
の廃トナー容器内に設けられた廃トナー重量検知手段に
よって検知された所定時間t内にトナー容器に蓄積され
る廃トナー重量X、ビデオ情報に基づいて所定時間t内
に廃トナー容器内に蓄積されると想定される廃トナー重
量Y、所定時間t内に廃トナー搬送パイプ5内に滞留し
て廃トナー搬送スクリュー6によって搬送可能な限界滞
留廃トナー重量をZが本体状況報告手段によってサービ
スマンに定期的に報告される。
【0057】すると、報告を受けたサービスマンがこの
情報に基づいて廃トナー搬送パイプ5の適切な交換時期
を予測することができるため、廃トナー搬送パイプ5が
詰まって突発的なトラブルが発生する前にサービスマン
が定期メンテナンス時に廃トナー搬送パイプ5を交換す
ることができる、本体のダウンタイムを最小限に抑える
ことができ、又、実施の形態1及び2で説明した廃トナ
ー詰まり防止シーケンスで清掃不可能な廃トナーに対し
ても対応可能となる。
【0058】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
記載の第1発明によれば、廃トナー搬送パイプ内で廃ト
ナー搬送スクリューが回転して廃トナーを廃トナー容器
に搬送する際、廃トナー搬送スクリューは廃トナー搬送
パイプの内面に面当たりすることなく、廃トナー搬送パ
イプの内面に形成された凸部のみの微小な範囲で接触す
るため、廃トナーが過大なストレスを受けることなく搬
送され、廃トナー搬送パイプ内での廃トナーのブロッキ
ングが防がれるという効果が得られる。
【0059】請求項2記載の第2発明によれば、クリー
ナの廃トナー排出口鉛直下付近のような廃トナーが溜っ
てブロッキングが発生し易い部分の廃トナー搬送パイプ
形状を重力方向に凸となるように曲げることによって該
廃トナー搬送パイプ内で廃トナー搬送スクリューがパイ
プの内壁下面に付勢されるため、簡単な構成でパイプ内
壁のトナー層を確実に掻き取ることができ、廃トナー搬
送パイプ内での廃トナーのブロッキングを確実に防ぐこ
とができるという効果が得られる。
【0060】請求項3〜7記載の第3発明によれば、重
量検知手段によって検知された廃トナー重量と入力され
るビデオ情報に基づいて廃トナー搬送パイプ詰まり防止
シーケンスを実行するようにしたため、廃トナー搬送パ
イプの清掃・交換を要することなく廃トナーパイプの詰
まりを長期間防ぐことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明に係る廃トナー搬送装置の断面図であ
る。
【図2】図1のa−a線断面図である。
【図3】第1発明に係る廃トナー搬送装置の廃トナー搬
送パイプの斜視図である。
【図4】第2発明に係る廃トナー搬送装置の断面図であ
る。
【図5】第2発明に係る廃トナー搬送装置要部の拡大断
面図である。
【図6】第3発明に係る廃トナー搬送装置の断面図であ
る。
【図7】図6のb−b線断面図である。
【図8】第3発明に係る廃トナー搬送装置における廃ト
ナー搬送パイプの詰まり防止シーケンスを示すフローチ
ャートである。
【図9】従来の廃トナー搬送装置の断面図である。
【図10】従来の廃トナー搬送装置の断面図である。
【図11】従来の廃トナー搬送装置の断面図である。
【図12】図9のc−c線断面図である。
【図13】従来の廃トナー搬送装置の断面図である。
【図14】従来の廃トナー搬送装置の断面図である。
【図15】従来の廃トナー搬送装置の断面図である。
【図16】図15のd−d線断面図である。
【符号の説明】 2 クリーナ 5 廃トナー搬送パイプ 5a 凸部 6 廃トナー搬送スクリュー 9 モータ(駆動手段) 10 廃トナー容器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリーナにおいて発生した廃トナーを廃
    トナー容器に搬送する装置であって、廃トナー搬送パイ
    プと、該廃トナー搬送パイプ内に配された回転可能な廃
    トナー搬送スクリュー及び該廃トナー搬送スクリューを
    回転駆動する駆動手段とで構成される画像形成装置の廃
    トナー搬送装置において、 前記廃トナー搬送パイプの内面に、廃トナー搬送方向に
    連続した凸部又は所定長さを有する凸部を形成したこと
    を特徴とする画像形成装置の廃トナー搬送装置。
  2. 【請求項2】 クリーナにおいて発生した廃トナーを廃
    トナー容器に搬送する装置であって、廃トナー搬送パイ
    プと、該廃トナー搬送パイプ内に配された回転可能な廃
    トナー搬送スクリュー及び該廃トナー搬送スクリューを
    回転駆動する駆動手段とで構成される画像形成装置の廃
    トナー搬送装置において、 前記クリーナの廃トナー排出口の略鉛直下部分の前記廃
    トナー搬送パイプの曲げ方向を重力方向に凸となるよう
    に設定したこと特徴とする画像形成装置の廃トナー搬送
    装置。
  3. 【請求項3】 クリーナにおいて発生した廃トナーを廃
    トナー容器に搬送する装置であって、廃トナー搬送パイ
    プと、該廃トナー搬送パイプ内に配された回転可能な廃
    トナー搬送スクリュー及び該廃トナー搬送スクリューを
    回転駆動する駆動手段とで構成される画像形成装置の廃
    トナー搬送装置において、 前記廃トナー容器に収容された廃トナーの重量を検知す
    る重量検知手段を設け、該重量検知手段によって検知さ
    れた廃トナー重量と入力されるビデオ情報に基づいて廃
    トナー搬送パイプ詰まり防止シーケンスを実行するよう
    にしたことを特徴とする画像形成装置の廃トナー搬送装
    置。
  4. 【請求項4】 前記重量検知手段によって検知された廃
    トナー重量と、前記入力されるビデオ情報に基づいて想
    定される廃トナー重量との差が所定の量を超えたときに
    前記廃トナー搬送パイプ詰まり防止シーケンスを実行す
    るようにしたことを特徴とする請求項3記載の画像形成
    装置の廃トナー搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記廃トナー搬送パイプ詰まり防止シー
    ケンスは、画像形成動作を停止した状態で前記駆動手段
    を駆動して前記廃トナー搬送スクリューを所定時間だけ
    回転駆動することを特徴とする請求項3又は4記載の画
    像形成装置の廃トナー搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動手段を正転及び逆転可能なモー
    タで構成し、前記廃トナー搬送パイプ詰まり防止シーケ
    ンス実行時に前記廃トナー搬送スクリューを所定時間だ
    け逆転させることを特徴とする請求項3,4又は5記載
    の画像形成装置の廃トナー搬送装置。
  7. 【請求項7】 画像形成装置本体に設けられた本体状況
    報告手段からサービスマンに報告される情報に基づいて
    前記廃トナー搬送パイプ詰まり防止シーケンスを実行す
    ることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置の廃ト
    ナー搬送装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006139156A (ja) * 2004-11-15 2006-06-01 Kyocera Mita Corp 画像形成装置の廃トナー搬送機構
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