JPH1184145A - プラスチック光ファイバの線引装置における加熱炉 - Google Patents

プラスチック光ファイバの線引装置における加熱炉

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JPH1184145A
JPH1184145A JP9246789A JP24678997A JPH1184145A JP H1184145 A JPH1184145 A JP H1184145A JP 9246789 A JP9246789 A JP 9246789A JP 24678997 A JP24678997 A JP 24678997A JP H1184145 A JPH1184145 A JP H1184145A
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heater
melting
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preheating
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Shinichi Matsumoto
慎一 松本
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    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラスチック光ファイバの外径精度を悪化さ
せることなく、線引ライン速度の向上が図れるプラスチ
ック光ファイバの線引装置における加熱炉を提供する。 【解決手段】 このプラスチック光ファイバの線引装置
における加熱炉23は、その内部が前記母材21および
その母材21から形成されたプラスチック光ファイバ2
7の進行方向上流側と下流側とで個別に温度調節可能な
予熱部23aと加熱溶融部23bとに分割されており、
その予熱部23aおよび加熱溶融部23bにはそれぞれ
予熱ヒータ31および溶融ヒータ33が備えられてい
る。母材供給装置25によって加熱炉23内に供給され
た母材21は、予熱部23aで予熱された後、加熱溶融
部23bで加熱溶融されて繊維状に引き伸ばされるよう
になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック光フ
ァイバの線引装置における加熱炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の加熱炉が用いられたプラス
チック光ファイバの線引装置の断面図であり、この線引
装置は、大略的に母材1を加熱溶融させて繊維状に線引
きするための加熱炉3と、母材1を加熱炉3内に供給す
るための母材供給装置5と、母材1が繊維状に引き伸ば
されてなるプラスチック光ファイバ7を引取る引取機9
とを備えている。その加熱炉3内には、母材1を加熱溶
融する円筒状の単一の輻射熱ヒータ11が設置されてい
る。ヒータ11のプラスチック光ファイバ7の引出し方
向に沿った長さLは、60mmに設定されている。
【0003】ヒータ11により母材1に与えられる熱量
は、母材1がヒータ11内を通過するのに要する時間、
即ちヒータ11の長さLおよび母材1の供給速度(線引
ライン速度)に関係しているので、線引ライン速度はヒ
ータ11の長さLによって限界がある。この長さLが6
0mmのヒータ11では、ライン速度は5m/分が限界
であり、これ以上ライン速度を速くすると、母材1への
熱伝達が遅れ、溶け切っていない母材1を線引きするこ
ととなり断線が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プラスチッ
ク母材1の線引において、採算性の取れるレベルは、1
0m/分のライン速度が必要であるのであるが、上述の
従来の加熱炉3を用いた線引装置では、ヒータ11から
母材1に与えられる熱量が十分でないため、5m/分の
ライン速度しか得られず採算性の面で問題がある。
【0005】ライン速度を上げる方法として、ヒータ1
1の長さLをより長くする方法が考えられるが、単にヒ
ータ11を長くしたのでは、ヒータ11の長さ方向に関
してヒータ11内の温度変動が大きくなり、これによっ
て母材1の溶融部(ネックダウン部)のネックダウン形
状が不安定になり、プラスチック光ファイバ7の外径精
度が悪化するという問題がある。
【0006】例えば、ヒータ11の長さLを2倍の12
0mmにし、10m/分のライン速度を実現した場合、
ヒータ11の長さ方向での温度変動の大きさが±10℃
から±20℃になり、これに伴ってプラスチック光ファ
イバ7の外径変動の大きさが±30μmから±50μm
に悪化した。
【0007】そこで、本発明は前記問題点に鑑み、プラ
スチック光ファイバの外径精度を悪化させることなく、
線引ライン速度の向上が図れるプラスチック光ファイバ
の線引装置における加熱炉を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の技術的手段は、プラスチックで形成された母材を加熱
炉に導入して加熱溶融させ、繊維状に引き伸ばすプラス
チック光ファイバの線引装置における加熱炉であって、
前記加熱炉内を前記母材およびその母材から形成された
プラスチック光ファイバの進行方向上流側と下流側とで
個別に温度調節可能な予熱部と加熱溶融部とに分割する
とともに、前記予熱部内に前記母材の予熱用の予熱ヒー
タを備え、前記加熱溶融部内に前記母材の加熱溶融用の
溶融ヒータを備え、前記加熱炉内に導入され、前記予熱
部で予熱された前記母材を前記加熱溶融部に送り込んで
加熱溶融して繊維状に引き伸ばすことを特徴する。
【0009】好ましくは、前記予熱ヒータおよび前記溶
融ヒータは、通電により発熱する金属製の発熱体と、内
部に前記発熱体が埋め込まれ、中央部に母材挿通用の貫
通孔が設けられた金属製の熱伝導体とを備えて構成され
るのがよい。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態に係る
加熱炉が用いられたプラスチック光ファイバの線引装置
を示す断面図である。この線引装置は、大略的に母材2
1を加熱溶融させて繊維状に線引きするための加熱炉2
3と、加熱炉23内に母材21を導入するための母材供
給装置25と、母材21が繊維状に引き伸ばされてなる
プラスチック光ファイバ27を引取る引取機29とを備
えて構成されている。ここで、母材21は、屈折率の高
いコアが、コアよりも屈折率の低いクラッドで覆われた
棒状の形状を有しており、この母材21を加熱炉23内
にて加熱溶融させつつ引き伸ばすことによって光ファイ
バ27を形成している。
【0011】加熱炉23は、予熱ヒータ(輻射熱ヒー
タ)31および溶融ヒータ(輻射熱ヒータ)33と、そ
のヒータ31,33の周囲を覆う断熱性を有する外囲部
材35とを備えて構成されている。外囲部材35の内部
は、母材21およびその母材21から引き出されたプラ
スチック光ファイバ27の進行方向(ここでは上下方
向)に対して上流側と下流側とに断熱性を有する仕切部
材37によって2分割されており、これによって外囲部
材35内には、予熱部23aとその下側の加熱溶融部2
3bとが形成されている。その予熱部23a内には予熱
ヒータ31が設置されており、加熱溶融部23bには溶
融ヒータ33が設置されている。
【0012】外囲部材35の上下の壁部35a,35b
および仕切部材37には、母材21およびプラスチック
光ファイバ27の挿通用の開口部39,41,43が上
下方向に一列になるようにそれぞれ形成されている。
【0013】予熱ヒータ31および溶融ヒータ33は、
同様な構成を有しており、図2に示されるように、外囲
部材35を介して加熱炉3内に挿入された電極41,4
3に接続されたニッケルクロムからなる電熱線45(発
熱体)と、この電熱線45が内部に埋め込まれ、中心部
に貫通孔47を有する円筒形状の熱伝導体49とを備え
て構成されている。
【0014】前記電熱線45は、コイル状に前記貫通孔
47の周りを周回するようにして熱伝導体49の上端部
から下端部に渡って埋め込まれており、熱伝導体49が
電熱線45によって均一に加熱されるようになってい
る。また、熱伝導体49は、電熱線45からの熱を効率
良く伝えるために熱伝導率の高い金属、ここではアルミ
ニウムによって形成されており、このため、電熱線45
の周囲は絶縁処理が施されている。なお、ここでは、熱
伝導体45の材料としてアルミニウムを用いたが、銅、
ステンレス等の他の金属を用いてもよい。また、このよ
うな構成のヒータ31,33は、予め鋳型内に電熱線4
5を配置しておき、その鋳型内に溶融したアルミニウム
を流し込む鋳込み成形によって成形されている。このよ
うに構成される予熱ヒータ31および溶融ヒータ33
は、100V400Wの容量を持っている。
【0015】予熱ヒータ31および溶融ヒータ33の貫
通孔47は、外囲部材35および仕切部材37に設けら
れた開口部39,41,43の内径とほぼ同様な大きさ
の内径を有しており、予熱ヒータ31および溶融ヒータ
33は、その貫通孔47が開口部39,41,43と同
軸となるように、かつヒータ31,33が仕切部材37
を挟んで上下に連なるように加熱炉23の予熱部23a
内および加熱溶融部23b内にそれぞれ備えられてい
る。
【0016】溶融ヒータ33の内周部には、貫通孔47
の上端部から、貫通孔47の下端部を超えて、さらに外
囲部材35の下側の開口部41を超えて加熱炉23外部
に突出するガラス製の炉心管51(図1参照)が備えら
れており、この炉心管51を備えることにより、溶融ヒ
ータ33から母材21に与えられる熱のむらが軽減さ
れ、母材21が溶融ヒータ33によって周囲より均一に
加熱されるようになっている。また、開口部41の内周
面は、炉心管51の外周に密着しており、炉内の熱が外
部に逃げないようになっている。
【0017】また、加熱炉23の外囲部材35の上側の
開口部39が設けられた部分、および仕切部材37の開
口部43が設けられた部分には、母材21の外径よりも
やや大きな内径の開口部53a,55aを有する蓋部材
53,55が、外囲部材35および仕切部材37の開口
部39,43の内周部と母材21との間の隙間を塞ぐよ
うにして備えられており、この蓋部材53によって予熱
部23aの熱が外部に逃げるのが防止され、蓋部材55
によって予熱部23aと加熱溶融部23bとの間の断熱
が図られている。
【0018】このように構成される加熱炉23は、断熱
性の仕切部材37および蓋部材55により予熱部23a
と加熱溶融部23bとに分割されており、その予熱部2
3および加熱溶融部23bにはそれぞれ予熱ヒータ31
および溶融ヒータ33が備えられているので、予熱部2
3と加熱溶融部23bとは互いに独立してその内部の温
度制御が可能となっている。
【0019】予熱部23a内の温度は、母材21の予熱
が目的であるので、母材21のガラス転移点以下の母材
21が溶融しない温度に設定されており、加熱溶融部2
3b内の温度は、母材21を加熱溶融するため母材21
のガラス転移点以上の温度に設定されている。ここで、
予熱ヒータ31の長さ方向(上下方向)の温度変動は±
30℃以下になるようにしてあり、溶融ヒータ33の長
さ方向の温度変動は±10℃以下になるようにしてあ
る。
【0020】母材供給装置25によって加熱炉23内に
供給された母材21は、加熱炉23の予熱部23a内に
備えられた予熱ヒータ31の貫通孔47内に通され、予
熱ヒータ31によって所定の予熱温度まで加熱された
後、加熱溶融部23b内に備えられた溶融ヒータ33の
内周部に備えられた炉心管51内に通され、加熱溶融ヒ
ータ33によって加熱溶融されつつ、引取機29によっ
て引取られ繊維状のプラスチック光ファイバ27へと引
き伸ばされるようになっている。
【0021】以上のように、本実施形態に係る加熱炉2
3によれば、加熱炉23内を断熱性の仕切部材37およ
び蓋部材55によって個別に温度制御が可能な予熱部2
3aと加熱溶融部23bとに分割し、その予熱部23a
と加熱溶融部23bとにそれぞれ予熱ヒータ31と溶融
ヒータ33とを備え、母材21を予熱ヒータ31で予熱
した後、溶融ヒータ33によって加熱溶融するようにし
てあるので、従来のように溶融ヒータ33の長さを長く
して溶融ヒータ33の長さ方向の温度変動を悪化させる
ことなく、母材21に単位時間あたりに与えることがで
きる熱量を増大させることができる。その結果、線引ラ
イン速度を増大させるために母材21の供給速度を増大
させても、母材21への熱伝達の遅れによるプラスチッ
ク光ファイバ27の断線や、ヒータ31,33の長さ方
向の温度変動の悪化によるプラスチック光ファイバ27
の外径精度の悪化を生じることなく、線引ライン速度を
向上させて採算性を向上させることができる。
【0022】また、予熱ヒータ31と溶融ヒータ33と
は個別に温度制御が可能な予熱部23aと加熱溶融部2
3bとにそれぞれ備えられているので、互いに影響され
ることなく、ヒータ31,33の温度管理が容易であ
り、その長さ方向の温度変動を小さく抑制することがで
き、外径精度の高いプラスチック光ファイバ27を製造
できるようになっている。
【0023】さらに、母材加熱用のヒータに、アルミニ
ウム製の熱伝導体49に電熱線45を埋め込んだヒータ
31,33を使用しているので、例えばカーボン製のヒ
ータのように、煤が発生することがなく、煤を遮断する
ための保護管等の特別な設備が必要ない。また、このヒ
ータ31,33は、カーボン製のヒータ等に比べて寿命
が長いので、交換頻度が少なくなり、交換コストの低コ
スト化、および作業性の向上を図ることができる。
【0024】本実施形態に係る加熱炉23を用いてプラ
スチック光ファイバ27の線引きを行った結果、線引ラ
イン速度を5m/分から10m/分まで速度アップした
場合、断線を生じることなく、要求水準を十分に満たし
た外径精度(±30μm)のプラスチック光ファイバ2
7を製造することができた。
【0025】図3(a)および図3(b)は、本実施形
態に係る加熱炉23に備えられる予熱ヒータ31および
溶融ヒータ33の変形例を示す図である。この変形例に
係るヒータ31,33は、貫通孔47を有する円筒形状
の熱伝導体83が、円筒形を縦方向に2分割した形状の
2つの部分体83a、83bが組み合わされて形成され
ており、各部分体83a、83bには、それぞれ電熱線
85a、85bが埋め込まれている。各部分体83a、
83bにおいて、電熱線85a、85bは、部分体83
a、83bの周方向の両端部の間を往復しつつ、部分体
83a、83bの上端部から下端部に渡って埋め込まれ
ている。このように埋め込まれた各電熱線85a、85
bは、それぞれ各部分体83a、83bの上端部および
下端部より外部に引き出され、上端部にて電極87a、
87bに、下端部にて電極89a、89bにそれぞれ接
続される。ここで、部分体83a、83bおよび電熱線
85a、85bの材質は、前記熱伝導体49および電熱
線45の材質と同一であり、部分体83a、83bの製
法も熱伝導体43と同様に鋳込み成形によって作製され
ている。
【0026】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載のプラスチ
ック光ファイバの線引装置における加熱炉によれば、加
熱炉内を母材およびその母材から形成されたプラスチッ
ク光ファイバの進行方向上流側と下流側とで個別に温度
調節可能な予熱部と加熱溶融部とに分割するとともに、
その予熱部および加熱溶融部にそれぞれ予熱ヒータおよ
び溶融ヒータを備え、母材を予熱部で予熱した後加熱溶
融部に送り込んで加熱溶融して繊維状に引き伸ばすよう
にしてあるので、従来のように溶融ヒータの長さを長く
して溶融ヒータの長さ方向の温度変動を悪化させること
なく、母材に単位時間あたりに与えることができる熱量
を増大させることができる。その結果、線引ライン速度
を増大させるために母材の供給速度を増大させても、母
材への熱伝達の遅れによるプラスチック光ファイバの断
線や、予熱ヒータおよび溶融ヒータの長さ方向の温度変
動の悪化によるプラスチック光ファイバの外径精度の悪
化を生じることなく、線引ライン速度を向上させて採算
性を向上させることができる。
【0027】また、予熱ヒータと溶融ヒータとは個別に
温度制御が可能な予熱部と加熱溶融部とにそれぞれ備え
られているので、互いに影響されることなく、各ヒータ
の温度管理が容易であり、その長さ方向の温度変動を小
さく抑制することができ、外径精度の高いプラスチック
光ファイバを製造できるようになっている。
【0028】請求項2記載の発明によれば、予熱ヒータ
および溶融ヒータに金属製の熱伝導体に発熱体が埋め込
まれた構成の母材加熱用ヒータを用いているので、例え
ばカーボン製のヒータを用いた場合のように、煤が発生
することがなく、煤を遮断するための保護管等の特別な
設備が必要なく、設備の簡略化を図ることができる。ま
た、本発明に係るヒータは、カーボン製のヒータ等に比
べて寿命が長いので、交換頻度が少なくなり、低コスト
化、および作業性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る加熱炉が用いられた
プラスチック光ファイバの線引装置の断面図である。
【図2】図2(a)は本実施形態に係る加熱炉に備えら
れる予熱ヒータおよび溶融ヒータの平面図であり、図2
(b)はその正面図である。
【図3】図3(a)は図2の予熱ヒータおよび溶融ヒー
タの変形例の平面図であり、図3(b)はその正面図で
ある。
【図4】従来の加熱炉が用いられたプラスチック光ファ
イバの線引装置の断面図である。
【符号の説明】
21 母材 23 加熱炉 23a 予熱部 23b 加熱溶融部 25 母材供給装置 27 プラスチック光ファイバ 29 引取機 31 予熱ヒータ 33 溶融ヒータ 45,85a,85b 電熱線 49,83 熱伝導体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックで形成された母材を加熱炉
    に導入して加熱溶融させ、繊維状に引き伸ばすプラスチ
    ック光ファイバの線引装置における加熱炉であって、 前記加熱炉内を前記母材およびその母材から形成された
    プラスチック光ファイバの進行方向上流側と下流側とで
    個別に温度調節可能な予熱部と加熱溶融部とに分割する
    とともに、前記予熱部内に前記母材の予熱用の予熱ヒー
    タを備え、前記加熱溶融部内に前記母材の加熱溶融用の
    溶融ヒータを備え、 前記加熱炉内に導入され、前記予熱部で予熱された前記
    母材を前記加熱溶融部に送り込んで加熱溶融して繊維状
    に引き伸ばすことを特徴するプラスチック光ファイバの
    線引装置における加熱炉。
  2. 【請求項2】 前記予熱ヒータおよび前記溶融ヒータ
    は、通電により発熱する金属製の発熱体と、内部に前記
    発熱体が埋め込まれ、中央部に母材挿通用の貫通孔が設
    けられた金属製の熱伝導体とを備えて構成されることを
    特徴とする請求項1に記載のプラスチック光ファイバの
    線引装置における加熱炉。
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