JPH1182412A - 作業機の油圧制御装置 - Google Patents

作業機の油圧制御装置

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Publication number
JPH1182412A
JPH1182412A JP24933997A JP24933997A JPH1182412A JP H1182412 A JPH1182412 A JP H1182412A JP 24933997 A JP24933997 A JP 24933997A JP 24933997 A JP24933997 A JP 24933997A JP H1182412 A JPH1182412 A JP H1182412A
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JP
Japan
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actuator
pressure
pilot
oil pressure
pilot oil
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Application number
JP24933997A
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English (en)
Inventor
Masanori Ikari
政典 碇
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業機レバー21,22の操作指令に対する
パイロット油圧を調整することにより、作業機レバー2
1,22の不感域を少なくすると共に、作動条件により
異なる作業機レバー21,22の操作量の差を減少させ
て操作感覚を向上させる作業機の油圧制御装置を提供す
る。 【解決手段】 メータイン開始点Omiからブリードオフ
閉止点Oboまでの操作区間内の所定の操作指令Lsのと
きに、操作区間で操作指令Lsの一次増加関数となる基
準パイロット油圧より大きく設定したパイロット油圧
と、メータイン開始点Omiのパイロット油圧と、ブリー
ドオフ閉止点Oboのパイロット油圧とを含み、かつ、操
作指令の増加関数となるパイロット油圧を演算して比例
電磁式制御弁25〜28に出力するコントローラ20を
有することを特徴とする作業機の油圧制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷役車両のような
作業機の油圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ポンプからの流量を、方向制御弁の
センタバイパス管路を介してタンクにブリードオフする
ことにより、アクチュエータの速度を制御するブリード
オフ制御は、作業機の油圧制御装置に広く使用されてい
る。ブリードオフ制御の方向制御弁は、アクチュエータ
に接続されたメータイン開口を開き始めるメータイン開
始点から、タンクに接続されたブリードオフ開口を全閉
し、油圧ポンプからの流量を全量アクチュエータに供給
するブリードオフ閉止点まで、スプールストロークに応
じてメータイン開口を増加すると共に、ブリードオフ開
口を減少させる。作業機レバーの操作量に応じた操作指
令に対して一次の増加関数となるパイロット油圧を、パ
イロット比例制御弁から方向制御弁のパイロット部に供
給すると、方向制御弁のスプールはパイロット油圧に応
じてストロークする。そのため、パイロット油圧に応じ
てアクチュエータに供給される圧油の流量が変化しアク
チュエータの速度が制御される。
【0003】図7によりブリードオフ制御の方向制御弁
の特性を説明する。横軸に作業機レバーの操作指令LS
をとると、メータイン開口Amiを全閉し、油圧ポンプか
らの流量を全量ブリードオフする中立点の操作指令O
(以後、中立点Oと記す)から、ブリードオフ開口Abo
を全閉するブリードオフ閉止点の操作指令Obo(以後、
ブリードオフ閉止点Oboと記す)まで、実線で示すよう
に、方向制御弁のスプールストロークに応じてメータイ
ン開口Amiを増加すると共に、ブリードオフ開口Aboを
減少させる。パイロット比例制御弁の発生するパイロッ
ト油圧F0 は、横軸に作業機レバーの操作指令LS をと
り縦軸にパイロット油圧pをとると、メータイン開始点
の操作指令Omi(以後、メータイン開始点Omiと記す)
時のパイロット油圧pmiと、フリードオフ閉止点Oboの
パイロット油圧pboとを満足し、操作指令LS に対する
一次の増加関数で示される。
【0004】このように、パイロット油圧F0 は、実線
で示すように、操作指令LS に対して一次の増加関数で
示されるため、方向制御弁のスプールストロークも操作
指令LS に対して一次の増加関数となり、図7の横軸で
は操作指令LS とスプールストロークとを同一尺度で示
してある。そのため、中立点O、メータイン開始点Om
i、ブリードオフ閉止点Obo等は、操作指令LS とスプ
ールストロークとに共通している。エンジン定格回転数
で、積荷時と空荷時のアクチュエータ流量Q、およびロ
ーアイドルで積荷時と空荷時のアクチュエータ流量Qを
それぞれ実線で示す。また、バケット等の荷役作業機上
昇の際には、アクチュエータ駆動圧Pは、破線で示すよ
うに、空荷時のアクチュエータ起動点m1 のアクチュエ
ータ駆動圧P1 と、積荷時のアクチュエータ起動点m2
のアクチュエータ駆動圧P2 を通るように変化する。
【0005】(1)ブリードオフ開口Aboを通過する圧
油の流量をQ、ブリードオフ開口Abo前後の圧力差をΔ
P、ブリードオフ開口の流量係数をCとすると、次の関
係式が成立することが知られている。 Q=CAbo√P・・・・・式 エンジンのローアイドル時にエンジン回転数が減少し
て、油圧ポンプの吐出量、即ち、ブリードオフ開口Abo
に流入する圧油の流量Qが減少する。流量Qが減少して
も所定のアクチュエータ駆動圧P(空荷時はP1 、積荷
時はP2 )を保持するには、式から分かるようにブリ
ードオフ開口Aboを減少させる必要がある。即ち、アク
チュエータ起動点は、空荷時にはエンジン定格回転数の
時のアクチュエータ起動点m1 からローアイドル時のア
クチュエータ起動点n1 に、積荷時にはエンジン定格回
転数の時のアクチュエータ起動点m2 からローアイドル
時のアクチュエータ起動点n2 に、作業機レバーの操作
指令Lsが増加する。
【0006】(2)エンジン回転数が一定で、ブリード
オフ開口Aboを通過する圧油の流量Qが一定のとき、作
業機が空荷状態から積荷状態になると、アクチュエータ
が起動するためのアクチュエータ駆動圧Pが空荷時のP
1 から積荷時のP2 まで増加するため、式から分かる
ようにブリードオフ開口Aboが減少するようにスプール
をストロークさせる必要がある。即ち、アクチュエータ
起動点は、エンジン定格回転数の時にはアクチュエータ
起動点m1 からアクチュエータ起動点m2 まで、また、
ローアイドル時にはアクチュエータ起動点n1 からアク
チュエータ起動点n2 まで増加する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
(1)エンジンが定格回転数からローアイドルになり、
エンジン回転数が低下して油圧ポンプの吐出量が減少
し、方向制御弁に流入する圧油の流量Qが減少すると、
空荷時のアクチュエータ起動点はm1 からn1 に、積荷
時のアクチュエータ起動点はm2 からn2 に作業機レバ
ーの操作指令Lsが増加する。また、作業機が空荷状態
から積荷状態になり、アクチュエータ駆動圧Pが空荷時
のP1 から積荷時のP2 まで増加すると、アクチュエー
タ起動点は、エンジン定格回転数の時にはm1 からm2
に、ローアイドル時にはn1 からn2 まで増加する。そ
のため、アクチュエータ起動点までの作業機レバーの不
感域が増大する問題がある。 (2)エンジン回転数により油圧ポンプの吐出量が変化
して、方向制御弁に流入する圧油の流量Qが変化した
り、作業機の作業状態によりアクチュエータ駆動圧Pが
変化すると、アクチュエータ起動点は、エンジン定格回
転数時のm1 ,m2、ローアイドル時のn1 ,n2 と大
きく変化するため、オペレータは作業機の動作を見なが
ら、エンジン回転数やアクチユエータの負荷圧によっ
て、作業機レバーの操作を頻繁に補正する必要があり、
操作性を低下させる問題がある。
【0008】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たもので、作業機レバーの操作指令に対するパイロット
油圧を調整することにより、作業機レバーの不感域を少
なくすると共に、作動条件により異なる作業機レバーの
操作量(この操作量に応じて操作指令が出力する)の差
を減少させて操作感覚を向上させる作業機の油圧制御装
置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段、作用および効果】上記の
目的を達成するために、本発明に係る作業機の油圧制御
装置の第1発明は、作業機を駆動するアクチュエータ
と、アクチュエータに圧油を供給する油圧ポンプと、油
圧ポンプとアクチュエータを接続する管路に介設され、
アクチュエータに接続されたメータイン開口を開き始め
るメータイン開始点から、タンクに接続されたブリード
オフ開口を全閉し、油圧ポンプからの流量を全量アクチ
ュエータに供給するブリードオフ閉止点まで、スプール
ストロークに応じてメータイン開口を増加すると共に、
ブリードオフ開口を減少させる方向制御弁と、作業機レ
バーの操作量に応じたパイロット油圧を発生し、このパ
イロット油圧を方向制御弁のパイロット部に供給する比
例電磁式制御弁とを有する作業機の油圧制御装置におい
て、メータイン開始点からブリードオフ閉止点までの操
作区間内の所定の操作指令のときに、操作区間で操作指
令の一次増加関数となる基準パイロット油圧より大きく
設定したパイロット油圧と、メータイン開始点のパイロ
ット油圧と、ブリードオフ閉止点のパイロット油圧とを
含み、かつ、操作指令の増加関数となるパイロット油圧
を演算して比例電磁式制御弁に出力するコントローラを
有することを特徴とする。
【0010】第1発明によれば、所定の操作指令のとき
のパイロット油圧と同じ値になる基準パイロット油圧の
操作指令は、所定の操作指令より所定量だけ大きい操作
指令となる。そのため、作業機レバーの操作量も少なく
なり、操作不感域が減少して操作感覚が向上する。
【0011】また、スプールストロークがメータイン開
始点となるときは、パイロット油圧と基準パイロット油
圧とが等しく設定してあり、また、所定の操作指令のと
きのパイロット油圧は基準パイロット油圧より大きく設
定してあるため、所定の操作指令のときのパイロット油
圧以下では、操作指令に対するパイロット油圧の変化率
は、操作指令に対する基準パイロット油圧の変化率より
大きい。そのため、アクチュエータ負荷やポンプ吐出量
によって操作指令がばらついても、基準パイロット油圧
のときの操作指令のばらつきより少なくなる。従って、
作業機レバーの操作量のばらつきによる違和感が減少し
て操作感覚が向上する。さらに、作業機レバーの操作量
に対する作業機の速度(スプールストローク、即ち、パ
イロット油圧)の変化率、およびアクチュエータ駆動力
の変化率を調整できることからも操作性が向上する。
【0012】本発明に係る作業機の油圧制御装置の第2
発明は、第1発明において、所定の操作指令はアクチュ
エータ起動点であり、基準パイロット油圧より所定量だ
け大きいパイロット油圧は、予め知られているアクチュ
エータ起動点のパイロット油圧であることを特徴とす
る。
【0013】第2発明によれば、測定または計算により
予め知られているアクチュエータ起動点のパイロット油
圧を、所定の操作指令として設定したアクチュエータ起
動点のときのパイロット油圧とし、このパイロット油圧
を含む、操作指令の増加関数となるパイロット油圧によ
り方向制御弁が制御される。そのため、第1発明と同様
にして、基準パイロット油圧のときに比べてアクチュエ
ータ起動点までの作業機レバーの操作量が少なくなり操
作不感域が減少する。また、アクチュエータ負荷やポン
プ吐出量によるアクチュエータ起動点のばらつきも少な
くなるため、作業機レバーの操作量の差による違和感が
減少して操作感覚が向上する。
【0014】本発明に係る作業機の油圧制御装置の第3
発明は、第2発明において、油圧ポンプの吐出量を検出
するポンプ吐出量センサー、およびアクチュエータ負荷
圧を検出する負荷圧センサーのうち少なくとも一方を備
え、これらセンサーからの検出信号を受けて、ポンプ吐
出量やアクチュエータ負荷圧によって異なるアクチュエ
ータ起動点が、相互に所望量だけ近付づき、ばらつきが
少なくなるようパイロット油圧を演算して比例電磁式制
御弁に出力するコントローラを有することを特徴とす
る。
【0015】第3発明によれば、コントローラはポンプ
吐出量センサーおよび負荷圧センサーの少なくとも一方
からの検出信号を受けて、ポンプ吐出量やアクチュエー
タ負荷圧による各アクチュエータ起動点のばらつきが少
なくなるように、パイロット油圧により方向制御弁が制
御される。そのため、ポンプ吐出量やアクチュエータ負
荷圧が変化しても、アクチュエータ起動点までに必要な
作業機レバーの各操作量が近づくことにより、作業機レ
バーの操作量の差による違和感が減少して操作感覚が向
上する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る作業機の油圧
制御装置の各実施例について、図1〜図6の図面を参照
して詳述する。
【0017】図1は、本発明に係る作業機の油圧制御装
置の各実施例に共通する制御回路図であり、図2は、本
発明に係る作業機の油圧制御装置を搭載した荷役車両の
前部側面図である。図2において、前方車体1にはブー
ム2がブームシリンダ3により回動自在に装着されてい
る。また、ブーム2にはバケット6がバケットリンク4
を介してバケットシリンダ5により回動自在に装着され
ている。図1において、エンジン13により駆動される
油圧ポンプ9と作業機2,6を駆動するアクチュエータ
3,6を接続する管路には、図3で後述する方向制御弁
7,8(第1方向制御弁7とタンデム回路で接続した第
2方向制御弁8)が介設される。方向制御弁7,8から
ブリードオフした圧油は、中立位置を流れ、ブリードオ
フ管路10を介してドレンされる。
【0018】コントローラ20には、ポンプ吐出量セン
サー23が検出するポンプ吐出量信号、負荷圧センサー
24が検出するアクチュエータ負荷圧信号、および作業
機レバー21,22の操作量Lsに応じた操作指令Ls
が入力する。コントローラ20は、記憶されている複数
のパイロット油圧指令(詳細は後述する)のうちから、
ポンプ吐出量信号やアクチュエータ負荷圧信号に応じ
て、アクチュエータ起動点のばらつきが少なくなるよう
に設定した複数のパイロット油圧指令から選択して、操
作指令に対応するパイロット油圧指令を各比例電磁式制
御弁25〜28それぞれに出力する。各比例電磁式制御
弁25〜28は、リリーフ弁12により一定圧に保持さ
れたパイロット元圧を入力し、コントローラ20から入
力したパイロット油圧指令に応じて発生したパイロット
油圧を各方向制御弁7,8のパイロット部に供給する。
【0019】図1の構成によれば次のように作用する。
コントローラ20が、ポンプ吐出量信号、アクチュエー
タ負荷圧信号および操作指令Lsを入力すると、記憶さ
れている複数のパイロット油圧指令のうちから、図6に
示すようなフロー(アクチュエータ負荷圧信号を検出し
ていない例)に従って、比例電磁式制御弁25〜28が
出力する各パイロット油圧に対応するパイロット油圧指
令を選択して、このパイロット油圧指令から操作指令L
sに対応するパイロット油圧指令を各比例電磁式制御弁
25〜28に出力する。比例電磁式制御弁25〜28か
ら発生したパイロット油圧が方向制御弁7,8のパイロ
ット部に供給されると、方向制御弁7,8は、パイロッ
ト油圧に応じて油圧ポンプ9から吐出された圧油をアク
チュエータ3,6に供給し、余分な圧油はブリードオフ
管路10を介してドレンする。
【0020】図3により、本発明に係る作業機の油圧制
御装置に関する第1実施例(エンジン定格回転数の時)
について説明する。方向制御弁7,8については、図7
と同じであるため説明を省略する。コントローラ20に
は、操作指令Lsに対して一次の増加関数となる基準パ
イロット油圧F0 に対応する基準パイロット油圧指令が
記憶されている。基準パイロット油圧F0 は、メータイ
ン開始点Omiではpmi、ブリードオフ閉止点Oboではp
boであり、また、基準パイロット油圧F0 により方向制
御弁7,8を制御するときに、エンジン定格回転数ので
空荷時のアクチュエータ起動点m1 と、積荷時のアクチ
ュエータ起動点m2 とは、計算または測定により予め知
られている。
【0021】(1)第1、2パイロット油圧指令の記憶
方法;コントローラ20は、次の各処理により第1、2
パイロット油圧F1 ,F2 に対応する第1、2パイロッ
ト油圧指令を記憶する。(i)ポンプ吐出量およびアク
チュエータ負荷圧によって生ずる、アクチュエータ起動
点のばらつきが少なくなるように、アクチュエータ起動
点m2 より所望量だけ小さいアクチュエータ起動点m2a
を設定する。(ii)アクチュエータ起動点m2 の基準パ
イロット油圧pm2を演算し、これと同じ値をアクチュエ
ータ起動点m2aにおけるパイロット油圧pm2a として設
定する。(iii)アクチュエータ起動点m2aにおけるパイ
ロット油圧pm2a と、メータイン開始点Omiにおけるパ
イロット油圧pmiと、ブリードオフ閉止点Oboにおける
パイロット油圧pboとを含む、操作指令Lsに関する一
次増加関数となる第1パイロット油圧F1 に対応する第
1パイロット油圧指令と、アクチュエータ起動点m2aに
おけるパイロット油圧pm2a と、ブリードオフ閉止点O
boにおけるパイロット油圧pboとを含む、操作指令Ls
に関する一次増加関数となる第2パイロット油圧F2に
対応する第2パイロット油圧指令とを記憶する。なお、
基準パイロット油圧F0 によりタンテムセンタ弁7,8
を制御したときのアクチュエータ流量を二点鎖線で示
す。
【0022】(2)第1、2パイロット油圧F1 ,F2
による制御方法;コントローラ20が、ポンプ吐出量信
号を入力してエンジン定格回転数の時であると判断する
と、記憶されている第1、2パイロット油圧指令を読み
込んで、操作指令Lsに対応するパイロット油圧指令を
演算して各比例電磁式制御弁25〜28に出力する。比
例電磁式制御弁25〜28は、入力したパイロット油圧
指令に応じたパイロット油圧により方向制御弁7,8を
制御する。即ち、作業機2,6は、第1、2パイロット
油圧F1 ,F2 により、作業機レバー21,22の操作
指令Lsに応じて制御される。
【0023】図3において、積荷時のアクチュエータ起
動点m2aにおけるパイロット油圧pm2a と、空荷時のア
クチュエータ起動点m1aにおけるパイロット油圧pm1a
との差をΔpとし、基準パイロット油圧による空荷時の
アクチュエータ起動点をm1,積荷時のアクチュエータ
起動点をm2 、第1パイロット油圧F1 の操作指令に対
する変化率をα、基準パイロット油圧F0 の操作指令に
対する変化率をβとすると、(m2a−m1a)=Δp/t
anα、(m2 −m1 )=Δp/tanβとなる。従っ
て、α>βであるため、(m2a−m1a)<(m2 −m1
)となり、第1、2パイロット油圧F1 ,F2 で方向
制御弁7,8を制御すると、積荷時のアクチュエータ起
動点m2aと空荷時のアクチュエータ起動点m1aとの差
が、基準パイロット油圧F0 による積荷時のアクチュエ
ータ起動点m2 と空荷時のアクチュエータ起動点m1 と
の差より減少して操作感覚が向上すると共に、空荷時の
アクチュエータ起動点m1a、積荷時のアクチュエータ起
動点m2aは両方共、メータイン開始点Omi方向に移動す
るため操作不感域が減少する。
【0024】積荷時のアクチュエータ起動点m2aは必要
に応じて任意に設定できると共に、第1パイロット油圧
F1 を一次関数に限定しなければ、空荷時のアクチュエ
ータ起動点m1aも必要に応じて任意に設定できるため、
操作感覚を向上できる自由度がより広範囲になる。ま
た、操作指令Lsに対するアクチュエータ流量Q(作業
機速度)、およびアクチュエータ駆動圧P(作業機駆動
力)の各変化率を調整することからも操作性を向上でき
る。さらに、アクチュエータ駆動圧Pは、空荷時のアク
チュエータ起動点m1aにおけるアクチュエータ駆動圧P
1 と、積荷時のアクチュエータ起動点m2aにおけるアク
チュエータ駆動圧P2 とを通る破線で示すように変化す
るためアクチュエータ付加に対する操作感覚が得られ
る。
【0025】以上については、図1に示す方向制御弁
7,8によりブームシリンダ3、またはバケットシリン
ダ5を単独に操作した場合の説明であるが、方向制御弁
7によりブームシリンダ3を上昇中に、方向制御弁8に
よりバケットシリンダ5を同時操作する場合について説
明する。方向制御弁8は方向制御弁7に対しタンデム回
路を構成しており、ブリードオフ開口Aboにはブームシ
リンダ3の負荷圧が背圧として作用している。一般にブ
ームの負荷圧はバケットの負荷圧よりも高いことから、
バケットシリンダ5の起動点はメータイン開始点Omiと
なり、方向制御弁8のメータイン開口量に応じて、操作
指令Lsの増加と共に、バケットシリンダ5に供給され
るアクチュエータ流量Q(バケット速度)が増大する。
このときには、アクチュエータ流量Qが最大となる操作
指令mb の基準パイロット油圧pbと等しくなり、パイ
ロット油圧Pboでの操作指令mbaでアクチュエータ流量
Qが最大となる。
【0026】図4により、本発明に係る作業機の油圧制
御装置に関する第2実施例(エンジンローアイドル時)
について説明する。方向制御弁7,8については、図7
と同じであるため説明を省略する。コントローラ20に
は、操作指令Lsに対して一次の増加関数となる基準パ
イロット油圧F0 に対応する基準パイロット油圧指令が
記憶されている。基準パイロット油圧F0 は、メータイ
ン開始点Omiではpmi、ブリードオフ閉止点Oboではp
boであり、また、基準パイロット油圧F0 により方向制
御弁7,8を制御するときに、ローアイドルで空荷時の
アクチュエータ起動点n1 と、積荷時のアクチュエータ
起動点n2 とは、計算または測定により予め知られてい
る。
【0027】(1)第3、4パイロット油圧指令の記憶
方法;コントローラ20は、次の各処理により第3、4
パイロット油圧F3 ,F4 に対応する第3、4パイロッ
ト油圧指令を記憶する。(i)アクチュエータ起動点の
ばらつきが少なくなるように、アクチュエータ起動点n
2 より、所定量だけ小さい設定操作指令アクチュエータ
起動点n2aを設定する。(ii)アクチュエータ起動点n
2 の基準パイロット油圧pn2を演算し、これと同じ値を
アクチュエータ起動点n2aにおけるパイロット油圧pn
a として設定する。(iii)アクチュエータ起動点n2aに
おけるパイロット油圧pn2a と、メータイン開始点Omi
におけるパイロット油圧pmiと、ブリードオフ閉止点O
boにおけるパイロット油圧pboとを含む、操作指令Ls
に関する一次増加関数となる第3パイロット油圧F3 に
対応する第3パイロット油圧指令と、アクチュエータ起
動点n2aにおけるパイロット油圧pn2a と、ブリードオ
フ閉止点Oboにおけるパイロット油圧pboとを含む、操
作指令Lsに関する一次増加関数となる第4パイロット
油圧F4 に対応する第4パイロット油圧指令とを記憶す
る。なお、基準パイロット油圧F0 によりタンテムセン
タ弁7,8を制御したときのアクチュエータ流量を二点
鎖線で示す。
【0028】(2)第3、4パイロット油圧F3 ,F4
による制御方法;コントローラ20が、ポンプ吐出量信
号を入力してローアイドル時であると判断すると、記憶
されている第3、4設定パイロット油圧指令を読み込ん
で、操作指令Lsに対応するパイロット油圧指令を演算
して各比例電磁式制御弁25〜28に出力する。比例電
磁式制御弁25〜28は、入力したパイロット油圧指令
に応じたパイロット油圧により方向制御弁7,8を制御
する。即ち、作業機2,6は、第3、4パイロット油圧
F3 ,F4 により、作業機レバー21,22の操作指令
Lsに応じて制御される。
【0029】図4において、積荷時のアクチュエータ起
動点n2aにおけるパイロット油圧pn2a と、空荷時のア
クチュエータ起動点n1aにおけるパイロット油圧pn1a
との差をΔpとし、基準パイロット油圧による空荷時の
アクチュエータ起動点をn1,積荷時のアクチュエータ
起動点をn2 、第3パイロット油圧F3 の操作指令に対
する変化率をα、基準パイロット油圧F0 の操作指令に
対する変化率をβとすると、(n2a−n1a)=Δp/t
anα、(n2 −n1 )=Δp/tanβとなる。従っ
て、α>βであるため、(n2a−n1a)<(n2 −n1
)となり、第3、4パイロット油圧F3 ,F4 で方向
制御弁7,8を制御すると、積荷時のアクチュエータ起
動点n2aと空荷時のアクチュエータ起動点n1aとの差
が、基準パイロット油圧F0 のときの積荷時のアクチュ
エータ起動点n2 と空荷時のアクチュエータ起動点n1
の差より減少して操作感覚が向上すると共に、積荷時の
アクチュエータ起動点n2aと空荷時のアクチュエータ起
動点n1aは両方共、メータイン開始点Omi方向に移動す
るため操作不感域が減少する。
【0030】積荷時のアクチュエータ起動点n2aは必要
に応じて任意に設定できると共に、第3パイロット油圧
F3 を一次関数に限定しなければ空荷時のアクチュエー
タ起動点n1aも必要に応じて任意に設定できるため、操
作感覚を向上できる自由度がより広範囲になる。また、
操作指令Lsに対するアクチュエータ流量Q(作業機速
度)、およびアクチュエータ駆動圧P(作業機駆動力)
の各変化率を調整することからも操作性を向上できる。
さらに、アクチュエータ駆動圧Pは、空荷時のアクチュ
エータ起動点n1aにおけるアクチュエータ駆動圧P1
と、積荷時のアクチュエータ起動点n2aにおけるアクチ
ュエータ駆動圧P2 とを通る破線で示すように変化する
ためアクチュエータ付加に対する操作感覚が得られる。
【0031】以上については、図1に示す方向制御弁
7,8によりブームシリンダ3、またはバケットシリン
ダ5を単独に操作した場合の説明であるが、方向制御弁
7によりブームシリンダ3を上昇中に、方向制御弁8に
よりバケットシリンダ5を同時操作する場合について説
明する。方向制御弁8のブリードオフ開口Aboにはブー
ムシリンダ3の負荷圧が背圧として作用しているため、
メータイン開始点Omiがバケットシリンダ5の起動点と
なる。そして、方向制御弁8のメータイン開口量に応じ
て、操作指令Lsの増加と共に、バケットシリンダ5に
供給されるアクチュエータ流量Q(バケット速度)が増
大する。このときには、アクチュエータ流量Qが最大と
なる操作指令nb の基準パイロット油圧pnbと等しくな
り、パイロット油圧Pboでの、操作指令nbaでアクチュ
エータ流量Qが最大となる。
【0032】図5により、本発明に係る作業機の油圧制
御装置に関する第3実施例(エンジンローアイドルでブ
リードオフ閉止点Oboを中立点O方向に移動する場合)
について説明する。方向制御弁7,8については、図7
と同じであるため説明を省略する。コントローラ20に
は、操作指令Lsに対して一次の増加関数となる基準パ
イロット油圧F0 に対応する基準パイロット油圧指令が
記憶されている。基準パイロット油圧F0 は、メータイ
ン開始点Omiではpmi、ブリードオフ閉止点Oboではp
boであり、また、基準パイロット油圧F0 により方向制
御弁7,8を制御するときに、ローアイドルで空荷時の
アクチュエータ起動点n1 と、積荷時のアクチュエータ
起動点n2 とは、計算または測定により予め知られてい
る。
【0033】(1)第5、6パイロット油圧指令の記憶
方法;コントローラ20は、次の各処理により第5、6
パイロット油圧F5 ,F6 のための第5、6パイロット
油圧指令を記憶する。(i)アクチュエータ起動点のば
らつきが少なくなるように、アクチュエータ起動点n2
より所定量だけ小さい設定操作指令アクチュエータ起動
点n2aを設定する。(ii)アクチュエータ起動点n2 の
基準パイロット油圧pn2を演算し、これと同じ値をアク
チュエータ起動点n2aにおけるパイロット油圧pna と
して設定する。(iii)ブリードオフ閉止点Oboより所定
量だけ小さいブリードオフ閉止点Oboa が設定される
と、ブリードオフ閉止点Oboの基準パイロット油圧pbo
を演算し、ブリードオフ閉止点Oboa におけるパイロッ
ト油圧pboaとして設定する。(iv)アクチュエータ起
動点n2aにおけるパイロット油圧pn2a と、メータイン
開始点Omiにおけるパイロット油圧pmiとを含む、操作
指令Lsに関する一次増加関数となる第5パイロット油
圧F5 に対応する第5パイロット油圧指令と、アクチュ
エータ起動点n2aにおけるパイロット油圧pn2a と、ブ
リードオフ閉止点Oboa におけるパイロット油圧pboa
とを含む、操作指令Lsに関する一次増加関数となる第
6パイロット油圧F6 に対応する第6パイロット油圧指
令とを記憶する。なお、基準パイロット油圧F0 により
タンテムセンタ弁7,8を制御したときのアクチュエー
タ流量を二点鎖線で示す。
【0034】(2)第5、6パイロット油圧F5 ,F6
による制御方法;コントローラ20が、ポンプ吐出量信
号を入力してローアイドル時であると共に、ブリードオ
フ閉止点Oboの移動信号を入力すると、記憶されている
第5、6パイロット油圧指令を読み込んで、操作指令L
sに対応するパイロット油圧指令を演算して各比例電磁
式制御弁25〜28に出力する。比例電磁式制御弁25
〜28は、入力したパイロット油圧指令に応じたパイロ
ット油圧により方向制御弁7,8を制御する。即ち、作
業機2,6は、第5、6パイロット油圧F5 ,F6 によ
り、作業機レバー21,22の操作指令Lsに応じて制
御される。
【0035】図5において、アクチュエータ起動点n2a
におけるパイロット油圧pn2a と、アクチュエータ起動
点n1aにおけるパイロット油圧pn1a との差をΔpと
し、基準パイロット油圧による空荷時のアクチュエータ
起動点をn1 ,積荷時のアクチュエータ起動点をn2 、
第5パイロット油圧F5 の操作指令に対する変化率を
α、基準パイロット油圧F0 の操作指令に対する変化率
をβとすると、(n2a−n1a)=Δp/tanα、(n
2 −n1 )=Δp/tanβとなる。従って、α>βで
あるため、(n2a−n1a)<(n2 −n1 )となり、第
5、6パイロット油圧F5 ,F6 で方向制御弁7,8を
制御すると、積荷時のアクチュエータ起動点n2aと空荷
時のアクチュエータ起動点n1aとの差が、基準パイロッ
ト油圧F0 のときの積荷時のアクチュエータ起動点n2
と空荷時のアクチュエータ起動点n1の差より減少して
操作感覚が向上すると共に、積荷時のアクチュエータ起
動点n2a,空荷時のアクチュエータ起動点n1aは両方
共、メータイン開始点Omi方向に移動するため操作不感
域が減少する。また、ブリードオフ閉止点Oboa は、基
準パイロット油圧のときのブリードオフ閉止点Oboか
ら、(Obo−Oboa )だけメータイン開始点Omi方向に
移動する。
【0036】ブリードオフ閉止点Oboa 、および積荷時
のアクチュエータ起動点n2aは必要に応じて設定できる
と共に、第5パイロット油圧F5 を一次関数に限定しな
ければアクチュエータ起動点n1aも必要に応じて設定で
きるため、操作感覚を向上できる自由度が一層広範囲に
なる。また、操作指令Lsに対するアクチュエータ流量
Q(作業機速度)、およびアクチュエータ駆動圧P(作
業機駆動力)の各変化率を調整することからも操作性を
向上できる。特に、操作指令Lsに対するアクチュエー
タ流量Q(作業機速度)の変化率を、第2実施例のよう
に大きく減少させたくない場合に適用される。さらに、
アクチュエータ駆動圧Pは、空荷時のアクチュエータ起
動点n1aにおけるアクチュエータ駆動圧P1 と、積荷時
のアクチュエータ起動点n2aにおけるアクチュエータ駆
動圧P2 とを通る破線で示すように変化するためアクチ
ュエータ付加に対する操作感覚が得られる。
【0037】なお、方向制御弁7によりブームシリンダ
3を上昇中に、方向制御弁8によりバケットシリンダ5
を同時操作する場合については、図4に示す第2実施例
と同様のため説明を省略する。
【0038】以上、第1〜3実施例では説明を分かり易
くするために各実施例について別々に説明したが、実用
上は、第1〜6パイロット油圧F1 〜F6 に対応する各
パイロット油圧指令がコントローラ20に記憶されてお
り、図6に示すフローチャートにより制御される。即
ち、ステップS1で、コントローラ20がポンプ吐出量
信号と操作指令Lsを入力すると、ステップS2で、エ
ンジンが定格回転数かどうかを判断して、エンジン定格
回転数の時にはステップS3で、コントローラ20に記
憶されている第1〜6パイロット油圧指令から第1,2
パイロット油圧指令を選択して、ステップS4で、操作
指令Lsに対応するパイロット油圧指令を演算して、ス
テップS5で、各比例電磁式制御弁25〜28に出力す
る。ステップS2で、エンジンが定格回転数以下の時に
は、ステップS6で、ブリードオフ閉止点を移動するか
どうかを判断して、移動しない場合はステップS6で、
第3,4パイロット油圧指令を選択し、また、ステップ
S6で、ブリードオフ閉止点を移動する場合はステップ
S10で、第5,6パイロット油圧指令を選択して、ス
テップS8,9およびステップS11,12で、ステッ
プS4,5と同様にして各比例電磁式制御弁25〜28
に出力する。
【0039】なお、以上の各実施例では、エンジン定格
回転数で積荷時のアクチュエータ起動点m2a,ローアイ
ドルで積荷時のアクチュエータ起動点n2aと、その設定
パイロット油圧pm2a ,pn2a を設定すると、エンジン
が定格回転数で空荷時のアクチュエータ起動点m1a,ロ
ーアイドルで空荷時のアクチュエータ起動点n1aと、そ
のパイロット油圧pm1a ,pn1a が一義的に決まる。そ
のため、作業機が空荷であるか、積荷であるかを検出す
る負荷圧センサー24(図1に示す)は不要である。し
かし、エンジン定格回転数で積荷時のアクチュエータ起
動点m2a,ローアイドルで積荷時のクチュエータ起動点
n2aと、その設定パイロット油圧pm2a,pn2a とは独
立に、エンジン定格回転数で空荷時のアクチュエータ起
動点m1a,ローアイドルで空荷時のアクチュエータ起動
点n1aと、その設定パイロット油圧pm1a ,pn1a を設
定して、第1〜6設定パイロット油圧F1 〜F6 と同様
な各パイロット油圧指令をコントローラ20に記憶する
こともできる。このときには、負荷圧センサー24によ
り作業機が空荷であるか、積荷であるかを検出して、空
荷時のパイロット油圧指令か、積荷時のパイロット油圧
指令のいずれかを選択する必要がある。従って、図6の
ステップS1でアクチュエータ負荷圧を追加して読み込
み、ステップS2,S6の次に空荷か、積荷かを判断し
て空荷のパイロット油圧指令か、積荷のパイロット油圧
指令のいずれかを選択するステップが追加される。
【0040】また、以上の各実施例では、第1〜6パイ
ロット油圧指令をコントローラ20に記憶して、読み出
すパイロット油圧指令をポンフ吐出量信号に応じて選択
したが、第1〜6パイロット油圧指令の記憶方法で説明
した各処理を、ポンプ吐出量信号、アクチュエータ負荷
圧信号および操作指令Lsを入力する度に演算してもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る作業機の油圧制御装置に関する各
実施例の制御回路図である。
【図2】本発明に係る作業機の油圧制御装置を搭載した
荷役車両の前部側面図である。
【図3】本発明に係る作業機の油圧制御装置に関する第
1実施例(エンジン定格回転数の時)の説明図である。
【図4】本発明に係る作業機の油圧制御装置に関する第
2実施例(ローアイドル時)の説明図である。
【図5】本発明に係る作業機の油圧制御装置に関する第
3実施例(ローアイドルで、ブリードオフ閉止点移動
時)の説明図である。
【図6】本発明に係る作業機の油圧制御装置に関する各
実施例のフローチャートを示す図である。
【図7】従来技術における作業機の油圧制御装置の説明
図である。
【符号の説明】
1 車体 2 ブーム 3 ブームシリンダ 4 バケットリンク 5 バケットシリンダ 6 バケット 7 第1方向制御弁 8 第2方向制御弁 9 油圧ポンプ 10 ブリードオフ管路 11 パイロットポンプ 12 リリーフ弁 13 エンジン 20 コントローラ 21 ブームレバー 22 バケットレバー 23 ポンプ吐出量センサー 24 負荷圧センサー 25〜28 比例電磁式制御弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機を駆動するアクチュエータと、ア
    クチュエータに圧油を供給する油圧ポンプと、油圧ポン
    プとアクチュエータを接続する管路に介設され、アクチ
    ュエータに接続されたメータイン開口を開き始めるメー
    タイン開始点から、タンクに接続されたブリードオフ開
    口を全閉し、油圧ポンプからの流量を全量アクチュエー
    タに供給するブリードオフ閉止点まで、スプールのスト
    ロークに応じてメータイン開口を増加すると共に、ブリ
    ードオフ開口を減少させる方向制御弁と、作業機レバー
    の操作量に応じたパイロット油圧を発生し、このパイロ
    ット油圧を方向制御弁のパイロット部に供給する比例電
    磁式制御弁とを有する作業機の油圧制御装置において、 メータイン開始点からブリードオフ閉止点までの操作区
    間内の所定の操作指令のときに、操作区間で操作指令の
    一次増加関数となる基準パイロット油圧より大きく設定
    したパイロット油圧と、メータイン開始点のパイロット
    油圧と、ブリードオフ閉止点のパイロット油圧とを含
    み、かつ、操作指令の増加関数となるパイロット油圧を
    演算して比例電磁式制御弁に出力するコントローラを有
    することを特徴とする作業機の油圧制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の作業機の油圧制御装置に
    おいて、所定の操作指令はアクチュエータ起動点であ
    り、基準パイロット油圧より所定量だけ大きいパイロッ
    ト油圧は、予め知られているアクチュエータ起動点のパ
    イロット油圧であることを特徴とする作業機の油圧制御
    装置。
  3. 【請求項3】 油圧ポンプの吐出量を検出するポンプ吐
    出量センサー、およびアクチュエータ負荷圧を検出する
    負荷圧センサーのうち少なくとも一方を備え、これらセ
    ンサーからの検出信号を受けて、ポンプ吐出量やアクチ
    ュエータ負荷圧によって異なるアクチュエータ起動点
    が、相互に所望量だけ方向制御弁の中立点に近付づくパ
    イロット油圧を演算して比例電磁式制御弁に出力するコ
    ントローラを有することを特徴とする請求項2記載の作
    業機の油圧制御装置。
JP24933997A 1997-08-29 1997-08-29 作業機の油圧制御装置 Pending JPH1182412A (ja)

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