JPH1180797A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

液体洗浄剤組成物

Info

Publication number
JPH1180797A
JPH1180797A JP9237432A JP23743297A JPH1180797A JP H1180797 A JPH1180797 A JP H1180797A JP 9237432 A JP9237432 A JP 9237432A JP 23743297 A JP23743297 A JP 23743297A JP H1180797 A JPH1180797 A JP H1180797A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
weight
detergent composition
liquid detergent
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9237432A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomomichi Okano
知道 岡野
Yutaka Hara
豊 原
Hideo Amano
英男 天野
Masao Nishida
誠男 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP9237432A priority Critical patent/JPH1180797A/ja
Publication of JPH1180797A publication Critical patent/JPH1180797A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 皮膚に対する刺激が温和で高いマイルド性を
有し、しかも、洗浄力に優れ、更には低温安定性も良好
な洗浄剤組成物であり、特に台所用洗浄剤などの硬表面
用洗浄剤や、身体用洗浄剤、毛髪用洗浄剤として好適な
液体洗浄剤組成物が提供される。 【解決手段】 界面活性剤を30〜50重量%の範囲で
含有する液体洗浄剤組成物であって、該液体洗浄剤組成
物には、(a)高級脂肪酸モノ及び/又はジエタノール
アミド8〜25重量%と、(b)アルコールエトキシレ
ート8〜25重量%とを含有し、かつ、(c)低級アル
コール、ポリアルキレングリコール、水溶性ポリオール
の中から選ばれる少なくとも一種の化合物と、(d)芳
香族スルホン酸又はその塩の中から選ばれる少なくとも
一種の化合物とを含有することを特徴とする液体洗浄剤
組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、台所用を始めとす
る硬表面用洗浄剤や、身体または毛髪用洗浄剤として極
めて有用なコンパクトタイプの液体洗浄剤組成物に関
し、更に詳しくは、皮膚に対する刺激が極めて温和で高
いマイルド性を備えると共に、優れた洗剤力をも有し、
しかも低温での保存安定性に優れた液体洗浄剤組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、台所用を始めとする液体洗浄剤
や、身体または毛髪用の液体洗浄剤は、コンパクトタイ
プが主流となってきており、消費者及び流通業者等に多
大なメリットを与えている。
【0003】従来のコンパクトタイプの液体洗浄剤組成
物に配合される界面活性剤は、優れた洗浄作用を有する
点等からアニオン性界面活性剤を主要とした開発がこれ
まで数多くなされてきた。一般に、このアニオン性界面
活性剤を中心とした液体洗浄剤組成物を台所用洗浄剤と
して用いると、手荒れが生ずる点に問題があることが知
られている。
【0004】そこで、上記問題点を解決するために最近
の液体洗浄剤組成物は、アニオン性界面活性剤とアミン
オキシドとの併用が提案され、実用化されてきている。
しかしながら、台所用洗浄剤がコンパクト化され、直
接手に触れる洗剤中の界面活性剤濃度が高くなった今日
では、再び更なるマイルド性の向上が求められるように
なってきている。
【0005】マイルド性を更に向上せしめた液体洗浄剤
組成物としては、マイルド性の高いアミドプロピルベタ
イン等の両性界面活性剤の併用が知られているが(例え
ば、特開平4−253943号公報、及び特開平7−6
2388公報等)、両性界面活性剤も本質的には電荷を
有するものであり、皮膚や毛髪に吸着し、体内に進入し
てしまうと刺激を示すことがある点に課題がある。
【0006】この課題を解決するためには、電荷を本質
的に有さないノニオン性界面活性剤を多く利用すればよ
いことは容易に類推できるが、ノニオン性界面活性剤だ
けでは、起泡力や洗浄力といった、洗浄剤に本来求めら
れる機能を満足することはできなかった。
【0007】一方、本願出願人は、ノニオン性界面活性
剤であるにも拘らず、非常に高い洗浄力を有するアルカ
ノールアミドを配合した液体洗浄剤組成物を提案してい
る(特開昭63−112700号公報、特開平3−18
8195公報)。しかしながら、このアルカノールアミ
ドは、融点が高いため、液体洗浄剤の主成分として配合
すると、低温保存安定性が若干悪く、析出物が生じた
り、白濁や固化を生じやすい点に若干の課題があり、ま
た、ノニオン性であるため、蛋白変成は起こさないが、
皮膚に対する刺激性を若干有するものであった。
【0008】このため、アルカノールアミドを主成分と
する、皮膚に対する刺激が温和で高いマイルド性を有
し、しかも、洗浄力に優れ、更には低温安定性の良好な
液体洗浄剤組成物の開発が近年強く要望されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の課題に鑑み、これを解消しようとするものであり、
皮膚に対する刺激が温和で高いマイルド性を有し、しか
も、洗浄力に優れ、低温安定性も良好なコンパクトタイ
プの液体洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記従来
技術の課題を解決するため鋭意検討した結果、界面活性
剤を30〜50重量%の範囲で含有する液体洗浄剤組成
物において、特定のノニオン性界面活性剤と特定成分と
を特定量配合することにより、上記目的の液体洗浄剤組
成物が得られることを見い出し、本発明を完成するに至
ったのである。すなわち、本発明の液体洗浄剤組成物
は、界面活性剤を30〜50重量%の範囲で含有する液
体洗浄剤組成物であって、該液体洗浄剤組成物には、
(a)高級脂肪酸モノ及び/又はジエタノールアミド8
〜25重量%と、(b)アルコールエトキシレート8〜
25重量%とを含有し、かつ、上記(a)成分と(b)成
分の配合比率〔(a):(b)〕が1:2〜2:1であり、更
に、(a)成分と(b)成分の合計配合量が16〜40重
量%と、かつ、(c) 低級アルコール、ポリアルキレング
リコール、水溶性ポリオールの中から選ばれる少なくと
も一種の化合物と、(d) 芳香族スルホン酸又はその塩の
中から選ばれる少なくとも一種の化合物とを含有し、上
記(c)成分と(d)成分との配合比率〔(c):(d)〕が2
0:1〜1:5であり、該(c)成分と(d)成分の合計配
合量が5〜30重量%であることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
細に説明する。本発明で用いる高級脂肪酸モノ及び/又
はジエタノールアミド〔(a)成分〕は、ノニオン性界面
活性剤の一種であり、その構造や製造法などによって特
に限定されるものではないが、好ましくは、脂肪酸残基
の炭素数が8〜18、更に好ましくは、10〜14であ
ることが望ましい。具体的には、デカン酸モノエタノー
ルアミド、デカン酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モ
ノエタノールアミド、ラウリン酸ジエタノールアミド、
ミリスチン酸モノエタノールアミド、ミリスチン酸ジエ
タノールアミド、椰子脂肪酸モノエタノールアミド、椰
子脂肪酸ジエタノールアミド等が挙げられ、これらは単
独又は混合して使用することができる。これらの中で
も、ラウリン酸ジエタノールアミドは、洗浄力が特異的
に高いので特に好ましく、本発明で使用される高級脂肪
酸モノ及び/又はジエタノールアミドのうち、当該(a)
成分の量に対し、少なくとも50重量%以上、更に好ま
しくは、70重量%以上がラウリン酸ジエタノールアミ
ドであることが特に望ましい。
【0012】本発明における高級脂肪酸モノ及び/又は
ジエタノールアミドの配合量は、組成物全量に対し、8
〜25重量%、好ましくは、9〜20重量%である。配
合量が8重量%未満であると、十分な洗浄力を発揮する
ことができず、一方、25重量%を越えると、析出や固
化が生じやすくなり、好ましくない。
【0013】本発明で用いるアルコールエトキシレート
〔(b)成分〕は、アルコールのエチレンオキシド付加物
であり、ノニオン性界面活性剤の一種である。本発明に
おけるアルコールエトキシレートは、その構造や製造法
などによって特に限定されるものではなく、好ましく
は、アルキル疎水基の炭素数が8〜18、親水基のオキ
シエチレン基の平均重合度が1〜50であれば好まし
い。更に好ましくは、疎水基の炭素数が10〜14、親
水基の平均重合度が12以上であることが望ましい。具
体的には、ポリオキシエチレン(12)ラウリルエーテ
ル、ポリオキシエチレン(12)デシルエーテル、ポリ
オキシエチレン(15)ラウリルエーテル、ポリオキシ
エチレン(15)ミリスチルエーテル、ポリオキシエチ
レン(20)ラウリルエーテル、ポリオキシエチレン
(20)ミリスチルエーテル、ポリオキシエチレン(3
0)ラウリルエーテル等が挙げられ、これらは単独又は
混合して使用することができる。これらの中でも、ポリ
オキシエチレン(12)ラウリルエーテル及びポリオキ
シエチレン(15)ラウリルエーテルは、マイルド性と
低温安定性とを両立する点で特に好ましい。
【0014】本発明におけるアルコールエトキシレート
の配合量は、8〜25重量%、好ましくは、9〜20重
量%である。本発明において、この高EO付加型のアル
コールエトキシレートの配合が特にマイルド性に寄与す
ることとなるので、配合量が8重量%未満であると皮膚
刺激性を完全に緩和することができず、逆に、高EO付
加型のアルコールエトキシレートは洗浄力が低いので、
配合量が多すぎると、すなわち、配合量が25重量%を
越えると、洗浄力の低下を招き、好ましくない。また、
本発明においては、これら両者((a)成分、(b)成
分)の効果を最大限に発揮する組み合わせを特徴として
おり、具体的には、上記(a)成分と(b)成分の配合比
率〔(a):(b)、重量比〕は、1:2〜2:1であるこ
と、かつ、合計配合量〔(a)+(b)、重量%〕が組成物全
量に対し、16〜40重量%であることが必要である。
上記配合比率および配合量の範囲を超えると、目的とす
るマイルド性と洗浄力の両立ができなくなり、好ましく
ない。
【0015】本発明においては、上記(a)成分及び上記
(b)成分に、更に、低級アルコール、ポリアルキレング
リコール、水溶性ポリオールの中から選ばれる少なくと
も一種の化合物〔(c)成分〕と、芳香族スルホン酸の中
から選ばれる少なくとも一種の化合物〔(d)成分〕とが
必須成分として含有される。上記(c)成分及び(d)成分の
中から選ばれる少なくとも一種の化合物は、上記上記
(a)成分の低温安定性を効果的に改善するハイドロトロ
ープ剤としての役割を有する。
【0016】上記(c)成分となる低級アルコールとして
は、例えば、エタノール、イドプロパノール、エチレン
グリコールモノ低級アルキル(炭素数1〜4)エーテル
等が挙げられるが、これらに限定されるものでない。上
記(c)成分となるポリアルキレングリコールとしては、
例えば、エチレングリコール、分子量50〜10,00
0のポリエチレングリコール、プロピレングリコール、
分子量80〜10,000のポリプロピレングリコール
等が挙げられるが、これらに限定されるものでない。上
記(c)成分となる水溶性ポリオールとしては、例えば、
グリセリン、分子量100〜10,000のポリグリセ
リン、グルコース、ポリグルコース、マンノース、ガラ
クトース、フルクトース、ショ糖、低級アルキルグルコ
ース、ペンタエリスリトール等が挙げられるが、これら
に限定されるものでない。
【0017】また、上記(d)成分となる芳香族スルホン
酸としては、例えば、トルエンスルホン酸、キシレンス
ルホン酸、キュメンスルホン酸などが挙げられ、これら
は単独又は混合して使用することができる。
【0018】これらの上記(c)成分及び(d)成分の中か
ら選ばれる少なくとも一種のハイドロトロープ剤(化合
物)は、夫々単独で使用した場合よりも、特定の比率で
配合した場合の方がハイドロトロープ剤の効果が高いこ
とが判明した。すなわち、上記(c)成分及び(d)成分の
ハイドロトロープ剤としての両者の機能は、異なるもの
と推察される。具体的には、上記(c)成分の低級アルコ
ール等は、溶媒である水の水和構造を破壊し、水素結合
を弱めることでハイドロトロープ効果を発揮するのに対
し、上記(d)成分の芳香族スルホン酸は結晶化しやす
い有機化合物、本発明においてはアルカノールアミド等
の親水基近傍に配位することで、その合一を抑制し、水
からの相分離を抑制するものである。従って、本発明に
おいては、これら両者の効果を最大限に発揮する組み合
わせを特徴としており、具体的には、上記(c)成分と
(d)成分との配合比率〔(c):(d)、重量比〕は、2
0:1〜1:5、好ましくは、5:1〜1:4であり、
また、これらの混合ハイドロトロープ剤(上記(c)成分
+(d)成分)の合計配合量は、組成物全量に対し、5
〜30重量%、好ましくは、8〜20重量%であること
が必要である。上記配合比率が20:1未満及び合計配
合量が5重量%未満であると、ハイドロトロープ剤とし
ての効果が不十分となり、上記配合比率が1:5超過及
び合計配合量が30重量%超過であると、洗浄力の低下
を招くこととなり、好ましくない。
【0019】また、本発明の洗浄剤組成物には、その
他、従来から使用されてきた上記(a)成分及び(b)成分以
外の界面活性剤やその他の添加物を本発明の効果を損な
わない範囲で任意に組み合わせて使用してもよい。
【0020】本発明において、配合可能な上記(a)成分
及び(b)成分以外のノニオン性界面活性剤としては、例
えば、分子中に2つ以上の遊離水酸基を有する環状又は
非環状型ポリオールを親水基に有するノニオン性界面活
性剤が挙げられる。具体的には、アルキルポリグルコシ
ド、メチルグルコシド脂肪酸エステル、エチルグルコシ
ド脂肪酸エステル、しょ糖脂肪酸エステル、アルキルマ
ンノシド、アルキルフルクトシド、メチルグルカミン脂
肪酸アミド、アルキルポリグリセリドなどが挙げられる
が、これらには限定はされものではない。
【0021】更に、本発明の洗浄剤組成物には、アニオ
ン性界面活性剤、両性界面活性剤も本発明の効果を損な
わない範囲で好ましく配合可能である。使用できるアニ
オン性界面活性剤は、その種類や構造などによって特に
限定はされないが、具体的には、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル硫酸塩、αオレフィンスルホン酸塩、α
スルホ脂肪酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、脂肪
酸石鹸、スルホコハク酸塩、アルキルエーテルカルボン
酸塩等が挙げられるが、これらに限定されるものではな
い。
【0022】また、両性界面活性剤としては、例えば、
アミンオキサイド、アルキルベタイン、アルキルヒドロ
キシスルホベタイン、アルキルアミドベタイン、イミダ
ゾリニウムベタイン、アルキルアミノ酸等が挙げられる
が、これらに限定されるものではない。
【0023】これらの界面活性剤は、単独で又は適宜2
種以上の組み合わせて配合することができる。本発明に
おいては、上記各種界面活性剤及び上述の(a)成分、(b)
成分の合計重量が洗浄剤組成物全量に対し、30〜50
重量%の範囲で含有されることが必要であり、これによ
り目的のコンパクトタイプの液体洗浄剤組成物が提供さ
れることとなる。上記合計重量が50重量%を超える
と、皮膚への刺激性が高くなり好ましくない。また、3
0重量%未満だと、コンパクトタイプの液体洗浄剤とし
て洗浄力が低下し好ましくない。
【0024】本発明の洗浄剤組成物の溶媒としては、特
に限定されものではないが、好ましくは、水(精製水)
を使用することができる。また、他の好ましく配合可能
な添加成分としては、例えば、アルキルアミン塩酸塩や
第4級アンモニウム塩等の陽イオン性界面活性剤、クエ
ン酸などのキレート剤、無機塩などのビルダー、粘度調
整剤、着色剤、酸化防止剤、防腐剤、殺菌剤、消炎剤、
薬効成分および香料のような通常用いられる物質を添加
してもよい。
【0025】
【実施例】次に、実施例及び比較例により本発明を更に
詳細に説明する。なお、本発明は、これらの実施例に限
定されるものではない。
【0026】(実施例1〜8、比較例1〜18)下記表
1及び表2に示す配合組成にて液体洗浄剤組成物を調製
し、下記の試験方法により皮膚刺激性(官能評価)、洗
浄力、低温安定性について評価した。これらの結果を下
記表1及び表2に示す。なお、表中の配合量は、「重量
%」であり、組成物は、pHを6.5に調整したもので
ある。
【0027】(皮膚刺激性の評価)界面活性剤組成物1
%水溶液(35℃)を用いてテスター10名の手による
浸漬試験により評価を行った。すなわち、1分毎の浸漬
−乾燥操作を15回行い、24時間後の手の皮膚荒れの
程度を以下の評価基準で視覚判定した。 評価基準: ○:皮膚荒れが殆どない △:皮膚の角質表面の一部に乾燥落屑性や赤斑変化など
の手荒れ症状らしき兆候が認められる ×:乾燥落屑性や赤斑変化などの手荒れ症状が明確に認
められる
【0028】(洗浄力の評価)牛脂1gを10cm×1
5cmのタッパ容器に均一になるように塗布し、激しく
汚れた疎水表面汚垢とした。11.5cm×7.5cm
×3cmの食器洗い用スポンジに38gの水と2gの表
1の各種洗浄剤組成物をとり、数回手で揉んだ後、この
汚染したタッパ容器を25℃で通常家庭で行われるのと
同様にして洗浄した。洗浄後、水でよくすすぎ、その時
のタッパ容器の汚染されていた表面を手で触ったときの
感触で、下記の評価基準に基づき評価した。 評価基準: ○:タッパ容器のいずれの部位を触っても、キュッキュ
と音がするような摩擦感があり、油の残留によるぬるつ
きはまったく感じられない。 △:タッパ容器の平滑な表面を触ると摩擦感があり、油
の残留は認められないが、端や角の部位にはぬるつきが
残っている。 ×:タッパ容器全体にぬるつきが感じられ、明らかに油
が残留していることがわかる。
【0029】(低温安定性)組成物を100mlガラス
瓶に充填し、−20℃の恒温槽に1日保存し凍結させた
後、0℃の恒温槽に1日保存し解凍、復元させるサイク
ルを3回繰り返し、ついで、0℃での外観を下記評価基
準に従って判定した。下記の評価基準に基づき評価し
た。 評価基準: ○:均一透明 ×:白濁または固形物あり
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】(表1及び表2の考察)本発明範囲となる
実施例1〜8は、本発明範囲外となる比較例1〜18に
較べ、皮膚刺激性がなく、しかも、洗浄力及び低温安定
性に優れていることが判明した。具体的にみると、実施
例1〜8では、上記(a)成分、(b)成分、(c)成分及び
(d)成分の配合内容を有すると共に、上記(a)成分
及び(b)成分の配合比率及び合計配合量、並びに、上記
(c)成分及び(d)成分の配合比率及び合計配合量が本発
明範囲となる場合に、初めて皮膚刺激性がなく、しか
も、洗浄力及び低温安定性に優れているものとなる。こ
れに対し、比較例1〜18では、上記(a)成分、(b)成
分、(c)成分及び(d)成分の配合内容、上記(a)成分及び
(b)成分の配合比率及び合計配合量、並びに、上記(c)成
分及び(d)成分の配合比率及び合計配合量の何れか一
つ以上が本発明範囲外となる場合には、皮膚刺激性、洗
浄力及び低温安定性の全てを満足することができないこ
とが判明した。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、皮膚に対する刺激が温
和で高いマイルド性を有し、しかも、洗浄力に優れ、更
には低温安定性も良好な洗浄剤組成物であり、特に台所
用洗浄剤などの硬表面用洗浄剤や、身体用洗浄剤、毛髪
用洗浄剤として好適な液体洗浄剤組成物が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C11D 3:20 1:12) (72)発明者 西田 誠男 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 界面活性剤を30〜50重量%の範囲で
    含有する液体洗浄剤組成物であって、該液体洗浄剤組成
    物には、(a)高級脂肪酸モノ及び/又はジエタノール
    アミド8〜25重量%と、(b)アルコールエトキシレ
    ート8〜25重量%とを含有し、かつ、上記(a)成分
    と(b)成分の配合比率〔(a):(b)〕が1:2〜2:1
    であり、更に、(a)成分と(b)成分の合計配合量が1
    6〜40重量%と、かつ、(c) 低級アルコール、ポリア
    ルキレングリコール、水溶性ポリオールの中から選ばれ
    る少なくとも一種の化合物と、(d) 芳香族スルホン酸又
    はその塩の中から選ばれる少なくとも一種の化合物とを
    含有し、上記(c)成分と(d)成分との配合比率〔(c):
    (d)〕が20:1〜1:5であり、該(c)成分と(d)成
    分の合計配合量が5〜30重量%であることを特徴とす
    る液体洗浄剤組成物。
JP9237432A 1997-09-02 1997-09-02 液体洗浄剤組成物 Pending JPH1180797A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9237432A JPH1180797A (ja) 1997-09-02 1997-09-02 液体洗浄剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9237432A JPH1180797A (ja) 1997-09-02 1997-09-02 液体洗浄剤組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1180797A true JPH1180797A (ja) 1999-03-26

Family

ID=17015279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9237432A Pending JPH1180797A (ja) 1997-09-02 1997-09-02 液体洗浄剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1180797A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001302465A (ja) * 2000-04-18 2001-10-31 Kanebo Ltd 洗浄剤組成物
JP2001302449A (ja) * 2000-04-19 2001-10-31 Kanebo Ltd パール光沢状組成物
JP2005133020A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Teepol Diversey Kk 硬表面用中性洗浄剤組成物
JP2007146063A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Bunka Gakuen 新規洗浄剤
JP2012001512A (ja) * 2010-06-18 2012-01-05 Kao Corp 水性毛髪洗浄剤
JP2012207051A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Nof Corp 洗浄剤組成物
JP2017110214A (ja) * 2015-12-11 2017-06-22 旭化成株式会社 食器洗い用洗浄剤組成物

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001302465A (ja) * 2000-04-18 2001-10-31 Kanebo Ltd 洗浄剤組成物
JP2001302449A (ja) * 2000-04-19 2001-10-31 Kanebo Ltd パール光沢状組成物
JP2005133020A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Teepol Diversey Kk 硬表面用中性洗浄剤組成物
JP2007146063A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Bunka Gakuen 新規洗浄剤
JP2012001512A (ja) * 2010-06-18 2012-01-05 Kao Corp 水性毛髪洗浄剤
US8530398B2 (en) 2010-06-18 2013-09-10 Kao Corporation Aqueous hair cleansing agent
JP2012207051A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Nof Corp 洗浄剤組成物
JP2017110214A (ja) * 2015-12-11 2017-06-22 旭化成株式会社 食器洗い用洗浄剤組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH078991B2 (ja) 中性液体洗浄剤組成物
EP0633309A1 (en) High foaming nonionic surfactant based liquid detergent
AU663186B2 (en) High foaming nonionic surfactant based liquid detergent
JPH1180797A (ja) 液体洗浄剤組成物
JP4514436B2 (ja) 液体洗浄剤組成物
EP0633307A1 (en) High foaming nonionic surfactant based liquid detergent
JP4111779B2 (ja) 硬表面用液体洗浄剤組成物
JP2530215B2 (ja) 洗浄剤組成物
WO1999057234A1 (en) Hydrotrope and skin conditioning agents for use in liquid detergent compositions
JPH08311489A (ja) 洗浄剤組成物
JPH0356597A (ja) 液体洗浄剤組成物
JPH11246890A (ja) 洗浄剤組成物
JP3556441B2 (ja) 液体洗浄剤組成物
JPH1180784A (ja) 液体洗浄剤組成物
JPH0699710B2 (ja) 洗浄剤組成物
JP2000336392A (ja) 液体洗浄剤組成物
JP2745071B2 (ja) 液体洗浄剤組成物
JPH01297500A (ja) 液体洗浄剤組成物
JPH1180785A (ja) 液体洗浄剤組成物
JP3410916B2 (ja) 液体洗浄剤組成物
JPH08311498A (ja) 洗浄剤組成物
JPH11189797A (ja) 液体洗浄剤組成物
JPH08259991A (ja) 洗浄剤組成物
JP3556448B2 (ja) 硬質表面用液体洗浄剤組成物
JP2526102B2 (ja) 洗浄剤組成物