JPH1180518A - 光学式ピックアップパーツ用樹脂組成物 - Google Patents
光学式ピックアップパーツ用樹脂組成物Info
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- JPH1180518A JPH1180518A JP26271397A JP26271397A JPH1180518A JP H1180518 A JPH1180518 A JP H1180518A JP 26271397 A JP26271397 A JP 26271397A JP 26271397 A JP26271397 A JP 26271397A JP H1180518 A JPH1180518 A JP H1180518A
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- Japan
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- optical pickup
- liquid crystal
- resin composition
- parts
- pts
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光学式ピックアップパーツ用樹脂組成物の弾
性率を高めると共に、内部損失を飛躍的に向上させ、音
による光学ピックアップパーツの高次共振、即ちビビリ
によるデータの読み誤りを防止する。 【解決手段】 液晶ポリマー１００重量部に対し、無機
質繊維状充填剤を５０〜４００重量部、アラミド繊維を
１〜１００重量部の割合で配合する。
性率を高めると共に、内部損失を飛躍的に向上させ、音
による光学ピックアップパーツの高次共振、即ちビビリ
によるデータの読み誤りを防止する。 【解決手段】 液晶ポリマー１００重量部に対し、無機
質繊維状充填剤を５０〜４００重量部、アラミド繊維を
１〜１００重量部の割合で配合する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオディスクプ
レーヤー、デジタルオーディオプレーヤー等の光ディス
ク装置における光学式ピックアップパーツ用の樹脂組成
物に関するものである。
レーヤー、デジタルオーディオプレーヤー等の光ディス
ク装置における光学式ピックアップパーツ用の樹脂組成
物に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】光学式ピックアップは、一般に発光素
子、受光素子、ミラー等の光学素子等を固定する光フレ
ームと、対物レンズ、対物レンズホルダーを光ディスク
の動きに追従させるためのアクチュエーター部と、この
アクチュエーター部を保持し光フレームとの光学路を形
成するベースフレームとから構成されている。〔例え
ば、実開平１−４５３１５号公報〕
子、受光素子、ミラー等の光学素子等を固定する光フレ
ームと、対物レンズ、対物レンズホルダーを光ディスク
の動きに追従させるためのアクチュエーター部と、この
アクチュエーター部を保持し光フレームとの光学路を形
成するベースフレームとから構成されている。〔例え
ば、実開平１−４５３１５号公報〕
【０００３】特にアクチュエーター部は、寸法安定性が
要求されるほか常に２０ｋＨｚまでの音に曝されている
ため、音による高次共振、即ちビビリによって、光ディ
スク上のデータを読み誤る虞が多分にある。この原因に
ついてはアクチュエーター部を形成する材料の内部損失
と比弾性率の不足と考えられており、その対策としてア
ルミニウムなどの金属ダイカストによりアクチュエータ
ー部を一体成形することにより、音による高次共振を未
然に防いでいた。
要求されるほか常に２０ｋＨｚまでの音に曝されている
ため、音による高次共振、即ちビビリによって、光ディ
スク上のデータを読み誤る虞が多分にある。この原因に
ついてはアクチュエーター部を形成する材料の内部損失
と比弾性率の不足と考えられており、その対策としてア
ルミニウムなどの金属ダイカストによりアクチュエータ
ー部を一体成形することにより、音による高次共振を未
然に防いでいた。
【０００４】近年、光学式ピックアップの軽量化、低コ
スト化が進み、金属を合成樹脂に代替する試みがなされ
ている。従来使用されている合成樹脂としては、ポリフ
ェニレンサルファイド樹脂（以下ＰＰＳ樹脂という）を
用い、これに充填剤を添加、混合することにより高弾性
化し、共振周波数帯域の高い成形品が得られるものであ
る。しかしながら、光ピックアップの高性能化に伴っ
て、共振周波数をさらに高周波側にシフトさせる場合、
ＰＰＳ樹脂では内部損失の改善が期待できないため、高
性能光ピックアップ部品の材料としては不十分なもので
あった。
スト化が進み、金属を合成樹脂に代替する試みがなされ
ている。従来使用されている合成樹脂としては、ポリフ
ェニレンサルファイド樹脂（以下ＰＰＳ樹脂という）を
用い、これに充填剤を添加、混合することにより高弾性
化し、共振周波数帯域の高い成形品が得られるものであ
る。しかしながら、光ピックアップの高性能化に伴っ
て、共振周波数をさらに高周波側にシフトさせる場合、
ＰＰＳ樹脂では内部損失の改善が期待できないため、高
性能光ピックアップ部品の材料としては不十分なもので
あった。
【０００５】また、樹脂の充填剤としては炭素繊維、ガ
ラス繊維等の長繊維や、チタン酸カリウムウイスカ、ホ
ウ酸アルミニウムウイスカ、炭酸カルシウム、塩基性硫
酸マグネシウム、炭化珪素、クリソタイル、ワラストナ
イト等の無機質繊維が用いられており、樹脂組成物の高
弾性化には炭素繊維やホウ酸アルミニウムウイスカ、窒
化珪素、炭化珪素等の弾性率の高い充填剤が多量に配合
されている。しかしながら、樹脂にこれら無機質充填剤
を多量に配合した場合、無機質充填剤の配合量と共に樹
脂組成物の弾性率が順次高くなり、共振周波数帯域を高
めることができるものの、逆に内部損失は充填剤の配合
量とともに小くなり共振ピークが大きくなる欠点を有し
ていた。
ラス繊維等の長繊維や、チタン酸カリウムウイスカ、ホ
ウ酸アルミニウムウイスカ、炭酸カルシウム、塩基性硫
酸マグネシウム、炭化珪素、クリソタイル、ワラストナ
イト等の無機質繊維が用いられており、樹脂組成物の高
弾性化には炭素繊維やホウ酸アルミニウムウイスカ、窒
化珪素、炭化珪素等の弾性率の高い充填剤が多量に配合
されている。しかしながら、樹脂にこれら無機質充填剤
を多量に配合した場合、無機質充填剤の配合量と共に樹
脂組成物の弾性率が順次高くなり、共振周波数帯域を高
めることができるものの、逆に内部損失は充填剤の配合
量とともに小くなり共振ピークが大きくなる欠点を有し
ていた。
【０００６】
【発明の解決しようとする課題】この発明は、このよう
な事情に鑑み樹脂組成物の弾性率を向上させると共に、
内部損失の極めて高い光学式ピックアップのパーツとし
て使用可能な樹脂組成物を提供することにある。
な事情に鑑み樹脂組成物の弾性率を向上させると共に、
内部損失の極めて高い光学式ピックアップのパーツとし
て使用可能な樹脂組成物を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明者等は所期の目的
を達成するため、鋭意試験研究を重ねた結果、液晶ポリ
マー１００重量部に対して、無機質繊維状充填剤を５０
〜４００重量部、アラミド繊維を１〜１００重量部の割
合で配合したことにより、本発明を完遂するに至った。
を達成するため、鋭意試験研究を重ねた結果、液晶ポリ
マー１００重量部に対して、無機質繊維状充填剤を５０
〜４００重量部、アラミド繊維を１〜１００重量部の割
合で配合したことにより、本発明を完遂するに至った。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明の実施に適する液晶ポリマ
ー（以下、ＬＣＰ樹脂という）の代表的なものとして
は、サーモトロピック液晶ポリマーと呼ばれるポリエス
テルであり、 （１）芳香族ジカルボン酸と芳香族ジオールと芳香族ヒ
ドロキシカルボン酸との組み合わせからなるもの （２）異種の芳香族ヒドロキシカルボン酸からなるもの （３）芳香族ジカルボン酸と核置換芳香族ジオールとの
組み合わせからなるもの （４）ポリエチレンテレフタレート等のポリエステルに
芳香族ヒドロキシカルボン酸を反応させたもの 等が挙げられ、４００℃以下の温度で異方性溶融体を形
成し、高い内部損失を有すると共に、溶融流動性が極め
て優れているため、０．１〜０．３ｍｍ程度の薄肉成形
品を容易に得ることができるので、精巧な光ピックアッ
プ部品の材料としては好適である。なお、これらの芳香
族カルボン酸、芳香族ジオール及び芳香族ヒドロキシカ
ルボン酸の代わりにそれらのエステル形成性誘導体が使
用されることもある。
ー（以下、ＬＣＰ樹脂という）の代表的なものとして
は、サーモトロピック液晶ポリマーと呼ばれるポリエス
テルであり、 （１）芳香族ジカルボン酸と芳香族ジオールと芳香族ヒ
ドロキシカルボン酸との組み合わせからなるもの （２）異種の芳香族ヒドロキシカルボン酸からなるもの （３）芳香族ジカルボン酸と核置換芳香族ジオールとの
組み合わせからなるもの （４）ポリエチレンテレフタレート等のポリエステルに
芳香族ヒドロキシカルボン酸を反応させたもの 等が挙げられ、４００℃以下の温度で異方性溶融体を形
成し、高い内部損失を有すると共に、溶融流動性が極め
て優れているため、０．１〜０．３ｍｍ程度の薄肉成形
品を容易に得ることができるので、精巧な光ピックアッ
プ部品の材料としては好適である。なお、これらの芳香
族カルボン酸、芳香族ジオール及び芳香族ヒドロキシカ
ルボン酸の代わりにそれらのエステル形成性誘導体が使
用されることもある。
【０００９】本発明の実施において使用する無機質充填
剤は、どのようなものを使用しても差し支えないが弾性
率を向上させるためには炭素繊維、ホウ酸アルミニウム
ウイスカ、ウオラストナイト、チタン酸カリウムウイス
カ、炭化珪素、窒化珪素等が好ましく、これらを２種以
上混合して使用しても差し支えない。
剤は、どのようなものを使用しても差し支えないが弾性
率を向上させるためには炭素繊維、ホウ酸アルミニウム
ウイスカ、ウオラストナイト、チタン酸カリウムウイス
カ、炭化珪素、窒化珪素等が好ましく、これらを２種以
上混合して使用しても差し支えない。
【００１０】本発明の実施において使用するアラミド繊
維は、芳香族ジアミンと芳香族ジカルボン酸の重合によ
って得られたものであればどのようなものを使用しても
差し支えなく、例えばポリパラフェニレンテレフタラミ
ド、コポリパラフェニレン・３．４’オキシジフェニレ
ン・テレフタラミド、ポリメタフェニレンイソフタラミ
ド等が使用できる。
維は、芳香族ジアミンと芳香族ジカルボン酸の重合によ
って得られたものであればどのようなものを使用しても
差し支えなく、例えばポリパラフェニレンテレフタラミ
ド、コポリパラフェニレン・３．４’オキシジフェニレ
ン・テレフタラミド、ポリメタフェニレンイソフタラミ
ド等が使用できる。
【００１１】本発明の実施において使用するアラミド繊
維は、径１０〜１５μｍ、長さ０．５〜６．０ｍｍの範
囲のチョップドファイバーであり、長さがこの範囲を逸
脱すると樹脂組成物の製造加工性が悪くなる欠点を有す
る。
維は、径１０〜１５μｍ、長さ０．５〜６．０ｍｍの範
囲のチョップドファイバーであり、長さがこの範囲を逸
脱すると樹脂組成物の製造加工性が悪くなる欠点を有す
る。
【００１２】本発明における光学式ピックアップ用パー
ツの樹脂組成物は、ＬＣＰ樹脂１００重量部に対し、無
機質繊維状充填剤を５０〜４００重量部、アラミド繊維
を１〜１００重量部の割合で配合されるものであり、好
ましくはＬＣＰ樹脂１００重量部に対し、無機質繊維状
充填剤を７０〜１５０重量部、アラミド繊維を３〜２５
重量部の範囲に調整すべきである。ＬＣＰ樹脂１００重
量部に対する無機質充填剤の使用量が５０重量部を下廻
ると、弾性率が低下して音による共振トラブルを回避し
難いものであり、逆に４００重量部を上廻ると、樹脂組
成物の成形性に障害が生じると共に、樹脂組成物の比重
が大きくなり実用に適さない。また、ＬＣＰ樹脂１００
重量部に対するアラミド繊維の使用量が１重量部を下廻
ると樹脂組成物の内部損失が低下し、本発明の目的を達
成し得ないものであり、逆に１００重量部を上廻ると樹
脂組成物の弾性率を低下させる。
ツの樹脂組成物は、ＬＣＰ樹脂１００重量部に対し、無
機質繊維状充填剤を５０〜４００重量部、アラミド繊維
を１〜１００重量部の割合で配合されるものであり、好
ましくはＬＣＰ樹脂１００重量部に対し、無機質繊維状
充填剤を７０〜１５０重量部、アラミド繊維を３〜２５
重量部の範囲に調整すべきである。ＬＣＰ樹脂１００重
量部に対する無機質充填剤の使用量が５０重量部を下廻
ると、弾性率が低下して音による共振トラブルを回避し
難いものであり、逆に４００重量部を上廻ると、樹脂組
成物の成形性に障害が生じると共に、樹脂組成物の比重
が大きくなり実用に適さない。また、ＬＣＰ樹脂１００
重量部に対するアラミド繊維の使用量が１重量部を下廻
ると樹脂組成物の内部損失が低下し、本発明の目的を達
成し得ないものであり、逆に１００重量部を上廻ると樹
脂組成物の弾性率を低下させる。
【００１３】本発明光学式ピックアップ用パーツの樹脂
組成物には、その性能を低下させず、樹脂組成物の２重
量％を超えない範囲で酸化防止剤、紫外線吸収剤、滑
剤、可塑剤等の安定化剤を配合することができる。
組成物には、その性能を低下させず、樹脂組成物の２重
量％を超えない範囲で酸化防止剤、紫外線吸収剤、滑
剤、可塑剤等の安定化剤を配合することができる。
【００１４】ＬＣＰ樹脂と無機質充填剤を混練りするに
は公知の方法を用いて行うことができる。例えば、リボ
ンブレンダー、タンブラーミキサ、ヘンシェルミキサ等
の混合機を使用して均一に混合した後に溶融混練する
か、あるいはバンバリミキサ、スクリュー混練機等を用
いて混合、混練を同時に行うこともできる。混練により
ペレットを成形し、このペレットを使用して各種の成形
法、通常は射出成形法によって成形品を造ることができ
る。
は公知の方法を用いて行うことができる。例えば、リボ
ンブレンダー、タンブラーミキサ、ヘンシェルミキサ等
の混合機を使用して均一に混合した後に溶融混練する
か、あるいはバンバリミキサ、スクリュー混練機等を用
いて混合、混練を同時に行うこともできる。混練により
ペレットを成形し、このペレットを使用して各種の成形
法、通常は射出成形法によって成形品を造ることができ
る。
【００１５】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例に基づいて
具体的に説明する。本発明の実施に用いられる無機質繊
維は、以下の実施例に限定されるものではない。なお、
実施例及び比較例において使用する原材料は次のとおり
である。 （１）ＬＣＰ樹脂（ユニチカ製、商品名〔ロッドランＬ
Ｃ−５０００〕） （２）炭素繊維（東邦レーヨン社製、商品名〔ベスファ
イトＨＴＡ−Ｃ６−ＳＲ〕） （３）ホウ酸アルミニウムウイスカ（四国化成工業製、
商品名〔アルボレックスＹＳ３Ａ〕） （４）チタン酸カリウムウイスカ（大塚化学製、商品名
〔ティスモ〕） （５）アラミド繊維（帝人製〔商品名テクノーラＴ−３
２２ＥＨ〕）
具体的に説明する。本発明の実施に用いられる無機質繊
維は、以下の実施例に限定されるものではない。なお、
実施例及び比較例において使用する原材料は次のとおり
である。 （１）ＬＣＰ樹脂（ユニチカ製、商品名〔ロッドランＬ
Ｃ−５０００〕） （２）炭素繊維（東邦レーヨン社製、商品名〔ベスファ
イトＨＴＡ−Ｃ６−ＳＲ〕） （３）ホウ酸アルミニウムウイスカ（四国化成工業製、
商品名〔アルボレックスＹＳ３Ａ〕） （４）チタン酸カリウムウイスカ（大塚化学製、商品名
〔ティスモ〕） （５）アラミド繊維（帝人製〔商品名テクノーラＴ−３
２２ＥＨ〕）
【００１６】〔実施例１〜４〕ＬＣＰ樹脂とアラミド繊
維を二軸押出機〔東芝機械（株）製、ＴＥＭ３５−Ｂ〕
を用いて混練し、サイドフィードによりホウ酸アルミニ
ウムウイスカ、チタン酸カリウムウイスカを投入し、２
９０℃で溶融押し出ししてペレット化した。また、炭素
繊維使用時にはＬＣＰ樹脂とアラミド繊維及び炭素繊維
を二軸押出機〔東芝機械（株）製、ＴＥＭ３５−Ｂ〕を
用いて混練し、サイドフィードによりホウ酸アルミニウ
ムウイスカを投入した。このようにして得られたペレッ
トを型締め圧３０トンの射出成形機を用いて、試験片お
よびピックアップ部品をそれぞれ作製した。試験片につ
いては、曲げ試験（ＡＳＴＭ Ｄ−７９０に準拠）を行
い、弾性率及び評価試験を行った。ピックアップ部品に
ついては、ピックアップのアクチュエーターを実際にＣ
Ｄプレーヤーに組み込み、共振周波数測定器にて共振周
波数及び共振ピークを計測した。これらの試験結果は、
表１に示したとおりであった。
維を二軸押出機〔東芝機械（株）製、ＴＥＭ３５−Ｂ〕
を用いて混練し、サイドフィードによりホウ酸アルミニ
ウムウイスカ、チタン酸カリウムウイスカを投入し、２
９０℃で溶融押し出ししてペレット化した。また、炭素
繊維使用時にはＬＣＰ樹脂とアラミド繊維及び炭素繊維
を二軸押出機〔東芝機械（株）製、ＴＥＭ３５−Ｂ〕を
用いて混練し、サイドフィードによりホウ酸アルミニウ
ムウイスカを投入した。このようにして得られたペレッ
トを型締め圧３０トンの射出成形機を用いて、試験片お
よびピックアップ部品をそれぞれ作製した。試験片につ
いては、曲げ試験（ＡＳＴＭ Ｄ−７９０に準拠）を行
い、弾性率及び評価試験を行った。ピックアップ部品に
ついては、ピックアップのアクチュエーターを実際にＣ
Ｄプレーヤーに組み込み、共振周波数測定器にて共振周
波数及び共振ピークを計測した。これらの試験結果は、
表１に示したとおりであった。
【００１７】〔比較例１〜４〕ＬＣＰ樹脂に炭素繊維及
びホウ酸アルミニウムウイスカ、チタン酸カリウムウイ
スカを用い、実施例１〜３と同様に押出、成形、評価し
たところ、その結果は表１に示したとおりであった。
びホウ酸アルミニウムウイスカ、チタン酸カリウムウイ
スカを用い、実施例１〜３と同様に押出、成形、評価し
たところ、その結果は表１に示したとおりであった。
【００１８】実施例１〜４のアラミド繊維を配合したも
のは比較例１〜４のアラミド繊維未配合のものに比べ、
弾性率や共振周波数を保持したまま良好な共振ピーク値
を示していることより、本発明の樹脂組成物により内部
損失が飛躍的に大きいピックアップ部品を得ることがで
きる。
のは比較例１〜４のアラミド繊維未配合のものに比べ、
弾性率や共振周波数を保持したまま良好な共振ピーク値
を示していることより、本発明の樹脂組成物により内部
損失が飛躍的に大きいピックアップ部品を得ることがで
きる。
【００１９】
【表１】
【００２０】〔実施例５〜７〕ＬＣＰ樹脂にアラミド繊
維及びホウ酸アルミニウムウイスカを用い、実施例１〜
４と同様に押出、成形、評価したところ、その結果は表
２に示したとおりであった。
維及びホウ酸アルミニウムウイスカを用い、実施例１〜
４と同様に押出、成形、評価したところ、その結果は表
２に示したとおりであった。
【００２１】〔比較例５〜７〕ＬＣＰ樹脂にアラミド繊
維及びホウ酸アルミニウムウイスカを用い、実施例１〜
４と同様に押出、成形、評価したところ、その結果は表
２に示したとおりであった。
維及びホウ酸アルミニウムウイスカを用い、実施例１〜
４と同様に押出、成形、評価したところ、その結果は表
２に示したとおりであった。
【００２２】実施例５〜７は、良好な共振特性並びに成
形性を有するものであった。一方、比較例５及び７は曲
げ弾性率が低く、共振周波数の低いものであった。さら
に、比較例６は曲げ弾性率並びに共振特性は良好な値を
示すものの、成形性が悪く実用には供し難いものであっ
た。
形性を有するものであった。一方、比較例５及び７は曲
げ弾性率が低く、共振周波数の低いものであった。さら
に、比較例６は曲げ弾性率並びに共振特性は良好な値を
示すものの、成形性が悪く実用には供し難いものであっ
た。
【００２３】
【表２】
【００２４】
【発明の効果】本発明の光学式ピックアップパーツ用樹
脂組成物によると、飛躍的に共振特性に優れた光学式ピ
ックアップ部品を提供することができる。
脂組成物によると、飛躍的に共振特性に優れた光学式ピ
ックアップ部品を提供することができる。
Claims (1)
- 【請求項１】 液晶ポリマー１００重量部に対して、無
機質繊維状充填剤を５０〜４００重量部、アラミド繊維
を１〜１００重量部の割合で配合したことを特徴とする
光学式ピックアップパーツ用樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26271397A JPH1180518A (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | 光学式ピックアップパーツ用樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26271397A JPH1180518A (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | 光学式ピックアップパーツ用樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1180518A true JPH1180518A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17379566
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26271397A Pending JPH1180518A (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | 光学式ピックアップパーツ用樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1180518A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10829634B2 (en) | 2017-12-05 | 2020-11-10 | Ticona Llc | Aromatic polymer composition for use in a camera module |
| US10941275B2 (en) | 2013-03-13 | 2021-03-09 | Ticona Llc | Compact camera module |
| CN114031910A (zh) * | 2021-11-18 | 2022-02-11 | 润华(江苏)新材料有限公司 | 一种tlcp-对位芳纶粉体共混树脂及其制备方法 |
| US11702539B2 (en) | 2020-02-26 | 2023-07-18 | Ticona Llc | Polymer composition for an electronic device |
| US11715579B2 (en) | 2020-02-26 | 2023-08-01 | Ticona Llc | Electronic device |
| US11729908B2 (en) | 2020-02-26 | 2023-08-15 | Ticona Llc | Circuit structure |
| US11728065B2 (en) | 2020-07-28 | 2023-08-15 | Ticona Llc | Molded interconnect device |
-
1997
- 1997-09-09 JP JP26271397A patent/JPH1180518A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10941275B2 (en) | 2013-03-13 | 2021-03-09 | Ticona Llc | Compact camera module |
| US11725095B2 (en) | 2013-03-13 | 2023-08-15 | Ticona Llc | Compact camera module |
| US10829634B2 (en) | 2017-12-05 | 2020-11-10 | Ticona Llc | Aromatic polymer composition for use in a camera module |
| US11725106B2 (en) | 2017-12-05 | 2023-08-15 | Ticona Llc | Aromatic polymer composition for use in a camera module |
| US11702539B2 (en) | 2020-02-26 | 2023-07-18 | Ticona Llc | Polymer composition for an electronic device |
| US11715579B2 (en) | 2020-02-26 | 2023-08-01 | Ticona Llc | Electronic device |
| US11729908B2 (en) | 2020-02-26 | 2023-08-15 | Ticona Llc | Circuit structure |
| US11728065B2 (en) | 2020-07-28 | 2023-08-15 | Ticona Llc | Molded interconnect device |
| CN114031910A (zh) * | 2021-11-18 | 2022-02-11 | 润华(江苏)新材料有限公司 | 一种tlcp-对位芳纶粉体共混树脂及其制备方法 |
| CN114031910B (zh) * | 2021-11-18 | 2023-02-28 | 润华(江苏)新材料有限公司 | 一种tlcp-对位芳纶粉体共混树脂及其制备方法 |
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