JPH1178944A - 車両の可変舵角比操舵装置 - Google Patents

車両の可変舵角比操舵装置

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JPH1178944A
JPH1178944A JP24844197A JP24844197A JPH1178944A JP H1178944 A JPH1178944 A JP H1178944A JP 24844197 A JP24844197 A JP 24844197A JP 24844197 A JP24844197 A JP 24844197A JP H1178944 A JPH1178944 A JP H1178944A
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steering
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Osamu Tsurumiya
修 鶴宮
Takao Kurosawa
孝夫 黒澤
Nobuo Sugitani
伸夫 杉谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転者の意志による車両の運転操作状況に応
じて好適な舵角比(ハンドルの操舵角に対する転舵角の
比)を自動的に設定できるようにした車両の可変舵角比
操舵装置を提供する。 【解決手段】 操作状況決定手段50は、ハンドルの操
作角の大小、ハンドルの操作頻度、アクセル操作,ブレ
ーキ操作,シフトチェンジ操作の頻度に基づいて運転者
による運転操作状況を判断し、クイック,ノーマル,ス
ローの3モードの中のいずれか一つを指定するモード指
定情報50aを出力する。制御装置60は、クイック,
ノーマル,スローの3モードに対応して、舵角比が高
め,標準,低めにそれぞれ設定された3種類の舵角比設
定部61〜63を備える。制御モード切替部64は、モ
ード指定情報50aに基づいて使用する舵角比特性(車
速−舵角比特性)を切替える。駆動部65は、目標舵角
比64aとなるように可変舵角比装置10を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、運転者による車
両の運転操作状況に応じて好適な舵角比(ハンドルの操
舵角に対する転舵角の比)を自動的に設定できるように
した車両の可変舵角比操舵装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平4−283168号公報には、車
速検出手段と路面状態検出手段からの信号に基づいて目
標伝達比を演算し、現実の伝達比を目標伝達比に近似さ
せるべくアクチュエ−タの作動を制御することにより、
車速及び路面状態に拘らず常に適正な旋回性能が得られ
るようにした車両用ステアリング装置が提案されてい
る。この車両用ステアリング装置は、ホイ−ル操舵角に
対する車輪転舵角の比をアクチュエ−タの作動によつて
増減可能な伝達比可変機構と、車両の車速を検出する車
速検出手段と、タイヤと路面との摩擦係数を検出する路
面状態検出手段と、両検出手段からの信号に基づいて目
標伝達比を演算する伝達比演算手段と、伝達比可変機構
の現実の伝達比を検出する伝達比検出手段とを備え、制
御手段により伝達比可変機構の現実の伝達比を目標伝達
比に近似させるべくアクチュエ−タの作動を制御するよ
うにしている。
【0003】特開平5−77751号公報には、車両に
作用する横加速度と、慣性力の横方向成分とから演算さ
れる外乱による車両挙動の変化を予測し、その変化を打
ち消すのに必要な補正操舵角を演算することにより、直
進走行時の横風等の外乱に対する修正操舵を不要にする
ようにした車両用ステアリング制御装置が提案されてい
る。この車両用ステアリング制御装置は以下のように構
成されている。車両走行中、車両の運転状態を検出する
各種センサの出力信号を入力する外乱横gコントロ−ラ
において、まずタイヤ転舵角、横加速度、車体に作用す
る慣性力の横方向成分とから外乱による横gを演算す
る。またこの外乱による横gに基づく車両挙動の変化を
予測すると共に、その変化を打ち消すのに必要な補正舵
角を演算し、その演算結果に基づき伝達率可変制御装置
の電動モ−タを駆動して外乱による車両挙動の変化を解
消させる。また、電動モ−タを駆動した時の操舵反力を
打ち消すのに必要な操舵補助力の補正量を算出し、その
演算結果により操舵用電動モ−タを駆動させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の車両用ステアリ
ング装置は、車両の周辺環境(路面状態や横風等の外
乱)に対応して舵角比を自動的に設定することができる
が、運転者の意思(運転者による車両の運転状況)に応
じて舵角比を自動的に設定することはできない。舵角比
を手動で設定できるようにすることも考えられるが、車
両の運転状況が変化するたびに舵角比を変更する操作が
必要となり、その操作が煩わしい。運転者の意思(運転
者による車両の運転状況)に応じて舵角比が自動的に設
定されれば便利である。例えば、カーブが連続する山道
等を軽快に走行する際には舵角比が大きく設定され、高
速道路等をほぼ定速で走行(クルージング走行)する際
にはそれに適して舵角比が設定されれば、便利である。
【0005】この発明はこのような課題を解決するため
なされたもので、運転者による車両の運転操作状況に応
じて好適な舵角比(ハンドルの操舵角に対する転舵角の
比)を自動的に設定できるようにし、運転者の意志に応
じて最適な操舵フィーリングが得られる車両の可変舵角
比操舵装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明に係る車両の可変舵角比操舵装置は、運転者に
よる車両の操作状況を決定する操作状況決定手段を設
け、制御装置は、操作状況決定手段からの信号に基づい
て可変舵角比装置を制御することを特徴とする。
【0007】操作状況決定手段は、運転者によるハンド
ル操作頻度を検出し、制御装置は、ハンドル操作頻度が
高いほど舵角比を大きく設定するようにしてもよい。
【0008】また、操作状況決定手段は、運転者による
アクセル操作頻度およびブレーキ操作頻度を検出し、制
御装置は、アクセル操作頻度およびブレーキ操作頻度が
高いほど舵角比を大きく設定するようにしてもよい。
【0009】さらに、制御装置は舵角比を設定するため
の複数の制御モードを有し、操作状況決定手段で判断し
た操作状況に適した制御モードを選択するようにしても
よい。
【0010】この発明に係る車両の可変舵角比操舵装置
は、運転者による車両の運転操作状況に基づいて舵角比
を自動的に設定することができる。例えば、カーブが連
続する山道等を軽快に走行する際には大きな舵角比を設
定し、高速道路等をほぼ定速で走行(クルージング走
行)する際には小さな舵角比を設定し、それ以外の通常
走行時には中程度の舵角比を設定することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る車両
の可変舵角比操舵装置の全体構成を示す模式構造図であ
る。この発明に係る車両の可変舵角比操舵装置は、ハン
ドル(ステアリングホイール)1から操舵輪9に至るス
テアリング系に設けられた可変舵角比装置10と、ハン
ドルの操作角度,操作速度、アクセルペダル,ブレーキ
ペダルの操作等の運転者による車両の運転操作情報に基
づいて操作状況を判断する操作状況決定手段50と、操
作状況決定手段50からの信号に基づいて可変舵角比装
置10を制御する制御装置60とからなる。
【0012】ハンドル1に一体的に設けられたステアリ
ング軸2は、自在継ぎ手3,3を有する連結軸4を介し
て可変舵角比装置10の入力軸へ連結される。可変舵角
比装置10は、入力軸の回転角度(α)に対する出力軸
の回転角度(β)の比(β/α)を連続的に可変できる
ものを用いている。可変舵角比装置10の出力軸に設け
られたピニオン5とラック軸6のラック歯とを噛合させ
ることで、出力軸の回転運動をラック軸6の直線運動
(L)へ変換し、ラック6の直線運動をタイロッド7お
よびナックルアーム8を介して操舵輪9の転舵運動
(T)へ変換する。
【0013】図2〜図4は可変舵角比装置の一具体例を
示すもので、図2は可変舵角比装置の断面図、図3は可
変舵角比装置の軸部の分解斜視図、図4は図2のA−A
線に沿う断面図である。
【0014】図2に示すように、入力軸11は、玉軸受
12を介して上部ケーシング13aに回動自在に支持さ
れた支持部材14の偏心位置に、玉軸受15を介して回
転自在に支持されている。入力軸11の下部ケーシング
13b内に突入した端部には、出力軸17に回転力を伝
達するカプリング16が形成されている。
【0015】ラック6に噛合したピニオン5を一体形成
した出力軸17は、一対の玉軸受18a,18bを介し
て下部ケーシング13bに回動自在に支持されている。
この出力軸17の下部ケーシング13b内に突入した端
部には、中間軸19が、出力軸17の中心から偏心した
位置に突設されている。この中間軸19と入力軸11に
一体形成されたカプリング16との間が、平型ニードル
軸受20を介在させたスライダ21と円錐ころ軸受22
とを介して互いに連結されている。また、入力軸11と
上部ケーシング13aとの間には、可撓性の筒状部を有
するシール部材Sが設けられており、これによって可変
舵角比装置10内の気密が保持されるようになってい
る。
【0016】図3に示すように、カプリング16の下面
には、下方が拡開し、かつ開放した台形断面の溝23が
凹設されている。そして、前述した一対の平型ニードル
軸受20を介在させたスライダ21が、この溝23の互
いに対向する斜面を摺動するように、溝23内に係合し
ている。また、スライダ21の下面の中心部には、円錐
ころ軸受22を介して相対回動可能なように、中間軸1
9が係合している。
【0017】図2に示すように、下部ケーシング13b
には、出力軸17の下端を支持する玉軸受18bのアウ
タレースに当接するアジャストねじ24が螺着されてい
る。このアジャストねじ24を適宜に締め込むことによ
り、ピニオン5が軸線方向に押圧され、カプリング16
を介した入力軸11と出力軸17との間に適度なプリロ
ードが与えられる。これによってカプリング16のがた
を除去して連結剛性を向上させることができる。
【0018】図4に示すように、支持部材14の外周部
の一部には、扇型の部分的ウォームホイル25が形成さ
れている。この部分的ウォームホイル25には、ウォー
ム減速機構26を介してモータ27にて駆動されるウォ
ーム28が噛合しており、支持部材14に対して所定の
角度範囲に亘って回転運動を与えることができるように
なっている。なお、ウォーム28は、偏心カムを応用し
たバックラッシュ除去部材29を介して上部ケーシング
13aに支持されており、バックラッシュ除去部材29
の端部に設けられた六角孔30に六角棒レンチを係合さ
せてこれを上部ケーシング13aに対して回動させるこ
とにより、その軸芯が移動して部分的ウォームホイル2
5との噛み合いが変化するようになっている。また、ウ
ォーム28の軸芯の移動を許容するために、ウォーム2
8とウォーム減速機構26との間は、オルダム継手31
を介して連結されている。
【0019】上部ケーシング13aには、支持部材14
の上面に突設されたピン32に係合して支持部材14の
回動角度を検出するために、差動トランス等からなる変
位センサ33が取り付けられている。これにより、変位
センサ33から支持部材14の回動量、即ち、これに支
持された入力軸11の偏心量信号(実偏心量)33aを
出力するようにしている。
【0020】制御装置60内の駆動部65は、車両の運
転操作状態と車速とに基づいて設定した舵角比(目標舵
角比)に対応する目標偏心量と、変位センサ33によっ
て検出した実偏心量(実舵角比に相当)33aとを一致
させるように、フィードバック制御にてモータ27の運
転を行なう。
【0021】図5は可変舵角比装置の作動原理を示す説
明図、図6は可変舵角比装置の舵角比特性を示すグラ
フ、図7は可変舵角比装置を用いて実現される舵角比特
性の一例を示す舵角比特性線図である。
【0022】図5に示すように、入力軸11の回転中心
をA、出力軸17の回転中心をB、中間軸19の作用点
をCとし、BC間寸法をb、入力軸11と出力軸17と
の間の偏位量(AB間寸法)をa、入力軸11の回転角
度(ハンドル操舵角)をα、出力軸17の回転角度(ピ
ニオン回転角)をβとすると、 b・sinβ=(b・cosβ−a)tanα であるから、 α=tan-1(b・sinβ/(b・cosβ−a)) で表わされる。
【0023】入力軸11を回転させると、中間軸19
は、入力軸11のカプリング16のスライダ21との係
合により、出力軸17の軸心回りでクランク回転する。
ここで支持部材14を回動させると、支持部材14の偏
心カム作用により、図3ならびに図4で符号A0〜A2
で示した範囲で入力軸11の軸心が変化する。これによ
り、入出力軸間の偏位量aを適宜に定めて入力軸11と
出力軸17との軸心同士を互いに偏心させると、入力軸
11と出力軸17との回転角が不一致となる。しかも、
入力軸11を等角度ずつ回転させた際の出力軸17の角
度変化が漸進的に増大することとなる(図6の太線(a
1)ならびに細線(a2)参照)。
【0024】ここで、入力軸11と出力軸17との軸心
の偏位量aを、a2〜a0(a2>a1>a0=0)の
範囲で連続的に変化させることにより、入力軸11の回
転角度に対する出力軸17の回転角度の割合(β/
α)、即ち実用上の舵角比を連続的に変化させることが
でき、入出力軸間の偏位量aを大きくすると、入力角α
に対する出力角βの変化率漸進性が高まり、入出力軸間
の偏位量aを0にすれば、図6に一点鎖線(a0)で示
すように、入力角αと出力角βとは等しくなる。
【0025】この舵角比の変化を、例えば低速走行域で
はa0側に、高速走行域ではa2側になるように制御す
ると、図7に太線で示した範囲で舵角比特性を変化させ
ることが可能となり、低速走行域ではハンドル(ステア
リングホイール)の操舵角度αに対するラックストロー
クLを在来の操舵装置に比して大きく設定してより一層
敏感(シャープ)な特性を実現でき、高速走行域ではハ
ンドル(ステアリングホイール)の操舵角度αに対する
ラックストロークLを在来の操舵装置に比して小さくし
てより一層鈍感(安定)な特性を実現できる。従って、
実用上のハンドル(ステアリングホイール)操舵角と走
行速度との関係を、フラットな特性とすることができ
る。また、車速に対応して舵角比を変化させるだけでな
く、運転者による車両の操作状況に応じてより好適な舵
角比を設定することで、運転者による車両の操作状況に
応じた操舵特性・操舵フィーリングを得るようにするこ
とができる。
【0026】図8はこの発明に係る可変舵角比操舵装置
の全体ブロック構成図である。可変舵角比操舵装置は、
操作状況決定手段50と、操作状況決定手段50から供
給されるモード指定情報50aならびに車速検出器75
から供給される車速に係る信号(以下、車速と記す)7
5aに基づいて可変舵角装置10の舵角比を制御する制
御装置60とを備える。符号BATはバッテリ電源であ
る。
【0027】操作状況決定手段50は、ハンドル操作角
検出器71で検出したハンドル操作角に係る信号(以
下、ハンドル操作角と記す)71a,アクセルペダル位
置検出器72で検出したアクセルペダル位置に係る信号
(以下、アクセルペダル位置と記す)72a,ブレーキ
ペダル位置検出器73で検出したブレーキペダル位置に
係る信号(以下、ブレーキペダル位置と記す)73a,
シフトレバー位置検出器74で検出したシフトレバー位
置に係る信号(以下、シフトレバー位置と記す)74a
等の車両の運転操作に係る信号に基づいて運転者による
車両の操作状況が、モード1(クイックモード),モー
ド2(ノーマルモード),モード3(スローモード)の
いずれに該当するか判断し、判断したモードを指定する
ためのモード指定情報50aを出力する。
【0028】制御装置60は、制御モード(車速−舵角
比特性)が異なる3種類の舵角比設定部61,62,6
3と、モード指定情報50aに基づいて使用する制御モ
ードを切替える制御モード切替部64と、制御モード切
替部64を介して供給される目標舵角比に係る信号(以
下、目標舵角比と記す)64aに基づいて可変舵角比装
置10を駆動する駆動部65とを備える。
【0029】各舵角比設定部61,62,63は、車速
に対して舵角比を設定する車速対応型の舵角比設定テー
ブルを備え、車速75aに対応して予め登録した舵角比
を出力する。モード1(クイック)用の舵角比設定部6
1は大きい舵角比と、モード2(ノーマル)用の舵角比
設定部62は中程度舵角比と、モード3(スローモー
ド)用の舵角比設定部63は小さい舵角比を設定するよ
う構成している。なお、極低車速時の舵角比の値(最大
舵角比)は、各舵角比設定テーブルで同一の値としてい
る。極高車速時の舵角比の値(最小舵角比)は、各舵角
比設定テーブルで同一の値としている。そして、中間車
速領域での舵角比の変化特性を異ならしめることで、舵
角比が比較的高いモード1(クイックモード)と、舵角
比が中程度のモード2(ノーマルモード)と、舵角比が
比較的小さいモード3(スローモード)の3種類の制御
モードを設けている。
【0030】図9は操作状況決定手段の一具体例を示す
機能ブロック構成図である。操作状況決定手段50は、
モード判定用カウンタ部51と、操舵速度演算部52
と、アクセル頻度演算部53と、ブレーキ頻度演算部5
4と、シフトチェンジ頻度演算部55と、モード判定部
56と、モード判定基準値補正部57とを備える。
【0031】モード判定用カウンタ部51は、ハンドル
操作角71aに基づいてハンドル操作角(中立位置から
右または左への操作角度)の大きさを複数段階に亘って
判断し、ハンドル操作角が大きい場合はモード判定用カ
ウンタのカウンタ値Nを増加させ、ハンドル操作角が小
さい場合はモード判定用カウンタのカウンタ値Nを減少
させる。モード判定用カウンタのカウンタ値Nはモード
判定部56へ供給される。
【0032】操舵速度演算部52は、所定の時間間隔で
ハンドル操作角71aを取り込むとともに、取り込んだ
ハンドル操作角71aを所定期間に亘って一時記憶し、
ハンドル操作角71aの変化量から操舵速度(ハンドル
の操作速度)dθを求める。操舵速度dθはモード判定
基準値補正部57へ供給される。
【0033】アクセル頻度演算部53は、所定の時間間
隔でアクセルペダル位置72aを取り込むとともに、取
り込んだアクセルペダル位置72aを所定期間に亘って
一時記憶し、所定期間でのアクセル頻度(アクセルの操
作頻度)Aを求める。アクセル頻度Aはモード判定基準
値補正部57へ供給される。
【0034】ブレーキ頻度演算部54は、所定の時間間
隔でブレーキペダル位置73aを取り込むとともに、取
り込んだブレーキペダル位置73aを所定期間に亘って
一時記憶し、所定期間でのブレーキ頻度(ブレーキの操
作頻度)Bを求める。ブレーキ頻度Bはモード判定基準
値補正部57へ供給される。
【0035】シフトチェンジ頻度演算部55は、所定の
時間間隔でシフトレバー位置74aを取り込むととも
に、取り込んだシフトレバー位置74aを所定期間に亘
って一時記憶し、所定期間でのシフトチェンジ頻度(シ
フトチェンジの操作頻度)Sを求める。シフトチェンジ
頻度Sはモード判定基準値補正部57へ供給される。
【0036】モード判定部56は、モード判定用カウン
タのカウンタ値Nと、モード判定基準値補正部57から
供給されるモード1判定値TH1およびモード3判定値
TH3とを比較して、モード1〜モード3のいずれかの
モードを決定し、モード指定情報50aを出力する。具
体的には、カウンタ値Nがモード1判定値TH1よりも
大きい場合はモード1(クイック)と判定し、カウンタ
値Nがモード3判定値TH3よりも小さい場合はモード
3(スロー)と判定し、それ以外はモード2(ノーマ
ル)と判定する。
【0037】モード判定基準値補正部57は、操舵速度
dθ,アクセル頻度A,ブレーキ頻度B,シフトチェン
ジ頻度Sに基づいて、モード1判定値TH1ならびにモ
ード3判定値を設定する。モード判定基準値補正部57
は、操舵速度dθが早い場合,アクセル頻度Aが高い場
合、ブレーキ頻度Bが高い場合、ならびに、シフトチェ
ンジ頻度Sが高い場合には、モード1(クイック)が選
択されやすくなるようにモード1判定値TH1を小さく
するとともに、モード3(スロー)が選択されにくくな
るようにモード3判定値を小さくする。逆に、モード判
定基準値補正部57は、操舵速度dθが遅い場合,アク
セル頻度Aが低い場合、ブレーキ頻度Bが低い場合、な
らびに、シフトチェンジ頻度Sが低い場合には、モード
1(クイック)が選択されにくくなるようにモード1判
定値TH1を大きくするとともに、モード3(スロー)
が選択されやすくなるようにモード3判定値を大きくす
る。
【0038】図10は図9に示した操作状況決定手段の
全体動作を示すフローチャートである。車両のイグニッ
ションスイッチ(図示しない)等が操作され可変舵角比
操舵装置に電源が供給されると、ステップS1に示す初
期化処理で、カウンタ値Nが100に、モード1判定値
TH1が200に、モード3判定値TH3が0にそれぞ
れ初期設定される。初期化処理が完了した後は、ステッ
プS2以降の処理が所定の時間間隔(例えば0.5秒ま
たは1秒)で繰り返される。
【0039】ステップS2〜S5はモード判定用カウン
タ部51の動作を示している。ステップS2で、モード
判定用カウンタ部51は、ハンドル操作角71aの大き
さを判定する。ハンドル操作角71a(ハンドル操作角
の絶対値)が小さい場合(例えば20度未満)、モード
判定用カウンタ部51はカウンタ値Nを微少量(例えば
0.05)減少させる(ステップS3)。ハンドル操作
角71aが中程度(例えば20度から30または40
度)である場合、モード判定用カウンタ部51はカウン
タ値Nを第1の所定量(例えば1)増加させる(ステッ
プS4)。ハンドル操作角71aが大きい場合(例えば
30または40度以上)、モード判定用カウンタ部51
はカウンタ値Nを第1の所定量よりも大きき第2の所定
量(例えば2)増加させる(ステップS5)。
【0040】ステップS6では、モード判定基準値補正
部55によってモード判定基準値TH1,TH3の補正
処理がなされる。モード判定基準値補正処理について
は、図11に基づいて後述する。
【0041】ステップS7〜S11はモード判定部56
の動作を示している。モード判定部56は、カウンタ値
Nがモード3(スローモード)判定値TH3よりも小さ
い場合は(ステップS9)、モード3(スローモード)
を選択し、モード3を指定するモード指定情報50aを
出力する(ステップS9)。モード判定部56は、カウ
ンタ値Nがモード3(スローモード)判定値TH3より
も大きい場合は、ステップS8で、カウンタ値Nとモー
ド1(クイックモード)判定値TH1との大小関係を判
断する。カウンタ値Nがモード1(クイックモード)判
定値TH1よりも小さい場合、モード判定部56はモー
ド2(ノーマルモード)を選択し、モード2を指定する
モード指定情報50aを出力する(ステップS10)。
カウンタ値Nがモード1(クイックモード)判定値TH
1よりも大きい場合、モード判定部56はモード1を選
択し、モード1を指定するモード指定情報50aを出力
する(ステップS11)。
【0042】図11はモード判定基準値補正部の動作を
示すフローチャートである。モード判定基準値補正部5
7は、操舵速度dθと予め設定した操舵速度しきい値T
Hdθとの大小関係を比較することで、ハンドルの操作
速度が早いか否かを判断する(ステップS21)。モー
ド判定基準値補正部57は、操舵速度dθが操舵速度し
きい値THdθよりも大きい場合、すなわち、早いハン
ドル操作がなされている場合、モード1(クイックモー
ド)判定値TH1を所定値(例えば1)減少させるとと
もに、モード3(スローモード)判定値TH3を所定値
(例えば1)減少させる(ステップS22)。モード判
定基準値補正部57は、操舵速度dθが操舵速度しきい
値THdθよりも小さい場合、すなわち、ゆっくりとし
たハンドル操作がなされている場合、モード1(クイッ
クモード)判定値TH1を所定値(例えば1)増加させ
るとともに、モード3(スローモード)判定値TH3を
所定値(例えば1)増加させる(ステップS23)。
【0043】次に、モード判定基準値補正部57は、ア
クセル頻度Aと予め設定したアクセル頻度しきい値TH
Aとの大小関係を比較することで、アクセル操作が頻繁
になされているか否かを判断する(ステップS24)。
モード判定基準値補正部57は、アクセル頻度Aがアク
セル頻度しきい値THAよりも大きい場合、すなわち、
アクセル操作の頻度が高い場合、モード1(クイックモ
ード)判定値TH1を所定値(例えば1)減少させると
ともに、モード3(スローモード)判定値TH3を所定
値(例えば1)減少させる(ステップS25)。モード
判定基準値補正部57は、アクセル頻度Aがアクセル頻
度しきい値THAよりも小さい場合、すなわち、アクセ
ル操作の頻度が低い場合、モード1(クイックモード)
判定値TH1を所定値(例えば1)増加させるととも
に、モード3(スローモード)判定値TH3を所定値
(例えば1)減少させる(ステップS26)。
【0044】次に、モード判定基準値補正部57は、ブ
レーキ頻度Bと予め設定したブレーキ頻度しきい値TH
Bとの大小関係を比較することで、ブレーキ操作が頻繁
になされているか否かを判断する(ステップS27)。
モード判定基準値補正部57は、ブレーキ頻度Bがブレ
ーキ頻度しきい値THBよりも大きい場合、すなわち、
ブレーキ操作の頻度が高い場合、モード1(クイックモ
ード)判定値TH1を所定値(例えば1)減少させると
ともに、モード3(スローモード)判定値TH3を所定
値(例えば1)減少させる(ステップS28)。モード
判定基準値補正部57は、ブレーキ頻度Bがブレーキ頻
度しきい値THBよりも小さい場合、すなわち、ブレー
キ操作の頻度が低い場合、モード1(クイックモード)
判定値TH1を所定値(例えば1)増加させるととも
に、モード3(スローモード)判定値TH3を所定値
(例えば1)減少させる(ステップS29)。
【0045】次に、モード判定基準値補正部57は、シ
フトチェンジ頻度Sと予め設定したシフトチェンジ頻度
しきい値THSとの大小関係を比較することで、シフト
チェンジ操作が頻繁になされているか否かを判断する
(ステップS30)。モード判定基準値補正部57は、
シフトチェンジ頻度Sがシフトチェンジ頻度しきい値T
HSよりも大きい場合、すなわち、シフトチェンジ操作
の頻度が高い場合、モード1(クイックモード)判定値
TH1を所定値(例えば1)減少させるとともに、モー
ド3(スローモード)判定値TH3を所定値(例えば
1)減少させる(ステップS31)。モード判定基準値
補正部57は、シフトチェンジ頻度Sがシフトチェンジ
頻度しきい値THSよりも小さい場合、すなわち、シフ
トチェンジ操作の頻度が低い場合、モード1(クイック
モード)判定値TH1を所定値(例えば1)増加させる
とともに、モード3(スローモード)判定値TH3を所
定値(例えば1)減少させる(ステップS32)。
【0046】図10のステップS1で示した初期化処理
によって、カウンタ値を100に、モード1(クイック
モード)判定値TH1を200に、モード3(スローモ
ード判定値)を0にそれぞれ初期設定しているので、操
作状況決定手段50は初期状態でモード2(ノーマルモ
ード)を指定するモード指定情報50aを出力する。そ
して、操作状況決定手段50は、所定時間間隔でハンド
ルの操作角の大小を判断して、大きなハンドル操作がな
されている場合はカウンタ値Nを大きく増加させ(例え
ば+2)、中程度の操作角でハンドル操作がなされてい
る場合はカウンタ値Nを細かく増加させ(例えば+
1)、ハンドル操作角が小さい場合はカウンタ値Nを微
少量(例えば0.05)ずつ減少させることで、ハンド
ルの操作角の大きさとハンドルの操作頻度に対応したカ
ウンタ値Nを得るとともに、カウンタ値Nと各モード判
定値TH1,TH3とを比較することで、モード1(ク
イックモード),モード3(スローモード)へ移行する
ようにしている。
【0047】さらに、操作状況決定手段50は、操舵速
度dθ,アクセル頻度A,ブレーキ頻度B,シフトチェ
ンジ頻度Sに基づいて各モード判定値TH1,TH3を
変更することで、モード1(クイックモード),モード
3(スローモード)への移行が速やかに行なえるように
している。すなわち、早いハンドル操作がなされている
場合やアクセル,ブレーキ操作が頻繁になされている場
合、ならびに、シフトチェンジが頻繁になされている場
合は、モード1(クイックモード)判定値TH1を減少
させることで、モード1(クイックモード)へ移行しや
すくしている。また、ゆっくりとしたハンドル操作がな
されており、アクセル,ブレーキ,シフトチェンジの頻
度が低い場合は、モード3(スローモード)判定値TH
3を増加させることで、モード3(スローモード)へ移
行しやすくしている。
【0048】なお、本実施の形態では、ハンドル操作角
に応じてモード判定用カウンタのカウンタ値Nを増減さ
せるとともに、ハンドルの操作速度やアクセル,ブレー
キ,シフトチェンジの頻度に基づいてモード判定値TH
1,TH3を可変しながら、運転者による車両の操作状
況(運転状況)を判断する構成の操作状況決定手段50
を例示したが、操作状況決定手段50はファジィ推論を
利用して運転者による車両の操作状況(運転状況)を判
断する構成としてもよい。
【0049】図12は駆動部の一具体例を示すブロック
構成図である。駆動部65は、目標偏心量決定部81
と、偏差演算部82と、PID制御部83と、PWM信
号生成部84と、ゲート駆動回路部85と、4個の電力
用電界効果トランジスタをブリッジ接続したモータ駆動
回路86とからなる。
【0050】目標偏心量決定部81は、目標舵角比64
aを目標偏心量81aに変換する変換テーブルを備え、
制御モード切替部64を介して供給される目標舵角比6
4aに対してその目標舵角比64aを得るための可変舵
角装置10の目標偏心量81aを出力する。偏差演算部
82は、目標偏心量81aと変位センサ33によって検
出された実偏心量(実舵角比に相当)33aとの偏差を
求め偏差信号82aを出力する。PID制御部83は、
偏差信号82aに対して比例,積分,微分等の処理を施
し、偏差をゼロに近づけるためにモータ27に供給する
電流の向きと電流値とを示す駆動制御信号83aを生成
して出力する。PWM信号生成部84は、駆動制御信号
83aに基づいてモータ27をPWM運転するためのP
WM(パルス幅変調)信号84aを生成して出力する。
ゲート駆動回路部85は、PWM信号84aに基づいて
モータ駆動回路86の各電界効果トランジスタのゲート
を駆動して各電界効果トランジスタをスイッチング駆動
する。
【0051】以上の構成であるから、この発明に係る車
両の可変舵角比操舵装置は、運転者による車両の運転操
作状況(ハンドルの操作角度,ハンドルの操作速度,ア
クセル,ブレーキ,シフトチェンジの操作頻度)に基づ
いて、例えば山道等を軽快に運転をしているか、市街地
等を普通に運転しているか、高速道路等をクルージング
(ほぼ定速で運転)運転しているか等の操作状況を、操
作状況決定手段50によって判断し、判断した操作状況
に応じて舵角比の制御モードを選択するようにしたの
で、運転者の意志による運転状況に適した舵角比を自動
的に設定することができる。例えば、山道等を軽快に運
転している際には、舵角比を比較的高めに設定すること
で軽快な運転操作を可能にし、高速道路等を走行してい
る際には舵角比を比較的小さめに設定することで安定し
運転操作を行なわせることができる。
【0052】なお、本実施の形態では、アクセルペダル
位置に基づいてアクセル操作を検出する構成を示した
が、スロットルバルブの開度に基づいてアクセル操作を
検出するようにしてもよい。また、ブレーキペダル位置
に基づいてブレーキ操作を検出する構成を示したが、ブ
レーキ油圧やブレーキランプの点灯情報に基づいてブレ
ーキ操作を検出するようにしてもよい。さらに、ハンド
ル操作角,アクセル操作,ブレーキ操作を検出するので
はなく、車速の変化度合(減速度,加速度),車速の変
化頻度、車両の横加速度等の変化やその変化頻度等に基
づいて運転者による運転状況を判断するようにしてもよ
い。
【0053】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係る車両
の可変舵角比操舵装置は、運転者による車両の運転操作
状況に基づいて操作状況を判断する操作状況決定手段
と、操作状況決定手段で判断した操作状況に基づいて可
変舵角比装置の舵角を制御する制御装置とを備える構成
とし、運転者の意志による車両の運転操作状況に応じて
舵角比を自動的に制御することができる。
【0054】例えば、カーブが連続する山道等を軽快に
走行する際には大きな舵角比を設定し、高速道路等をほ
ぼ定速で走行(クルージング走行)する際には小さな舵
角比を設定し、それ以外の通常走行時には中程度の舵角
比を設定することができるので、運転者の運転状態に応
じて最適の操舵フィーリングを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る可変舵角比操舵装置の全体構成
を示す模式構造図
【図2】可変舵角比装置の断面図
【図3】可変舵角比装置の軸部の分解斜視図
【図4】図2のA−A線に沿う断面図
【図5】可変舵角比装置の作動原理を示す説明図
【図6】可変舵角比装置の舵角比特性を示すグラフ
【図7】可変舵角比装置を用いて実現される舵角比特性
の一例を示す舵角比特性線図
【図8】この発明に係る可変舵角比操舵装置の全体ブロ
ック構成図
【図9】操作状況決定手段の一具体例を示す機能ブロッ
ク構成図
【図10】図9に示した操作状況決定手段の全体動作を
示すフローチャート
【図11】モード判定基準値補正部の動作を示すフロー
チャート
【図12】制御装置内の駆動部の一具体例を示すブロッ
ク構成図
【符号の説明】
1…ハンドル(ステアリングホイール)、10…可変舵
角比装置、27…モータ、33…変位センサ、50…操
作状況決定手段、51…モード判定用カウンタ部、52
…操舵速度演算部、53…アクセル頻度演算部、54…
ブレーキ頻度演算部、55…シフトチェンジ頻度演算
部、56…モード判定部、57…モード判定基準値補正
部、60…制御装置、61…モード1(クイックモー
ド)用舵角比設定部、62…モード2(ノーマルモー
ド)用舵角比設定部、63…モード3(スローモード)
用舵角比設定部、64…制御モード切替部、65…駆動
部、71…ハンドル操作角検出器、72…アクセルペダ
ル位置検出器、73…ブレーキペダル位置検出器、74
…シフトレバー位置検出器、75…車速検出器。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B62D 113:00 125:00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルから操舵輪に至るステアリング
    系にハンドルに対する転舵輪の回転量を変更可能な可変
    舵角比装置を設けるとともに、この可変舵角比装置を制
    御する制御装置を設けてなる成る車両の可変舵角比操舵
    装置において、 運転者による車両の操作状況を決定する操作状況決定手
    段を設け、前記制御装置は、前記操作状況決定手段から
    の信号に基づいて前記可変舵角比装置を制御することを
    特徴とする車両の可変舵角比操舵装置。
  2. 【請求項2】 前記操作状況決定手段は、運転者のハン
    ドル操作頻度を検出し、前記制御装置は、前記操作状況
    決定手段からの信号を受けて、ハンドル操作頻度が大き
    いほど可変舵角比装置の舵角比を大きくすることを特徴
    とする請求項1記載の車両の可変舵角比操舵装置。
  3. 【請求項3】 前記操作状況決定手段は、運転者のアク
    セルペダルおよびブレーキペダルの操作頻度を検出し、
    前記制御装置は、前記操作状況決定手段からの信号を受
    けて、アクセルペダルおよびブレーキペダルの操作頻度
    が大きいほど可変舵角比装置の舵角比を大きくすること
    を特徴とする請求項1記載の車両の可変舵角比操舵装
    置。
  4. 【請求項4】 前記制御装置は、複数の制御モードを有
    し、前記操作状況決定手段からの信号に基づいて複数の
    制御モードの中から1つを選択することを特徴とする請
    求項1記載の車両の可変舵角比操舵装置。
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