JPH1178593A - 横転検出装置 - Google Patents

横転検出装置

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JPH1178593A
JPH1178593A JP24994497A JP24994497A JPH1178593A JP H1178593 A JPH1178593 A JP H1178593A JP 24994497 A JP24994497 A JP 24994497A JP 24994497 A JP24994497 A JP 24994497A JP H1178593 A JPH1178593 A JP H1178593A
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JP
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vehicle
wheel
state
force
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JP24994497A
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English (en)
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Akira Takagi
明 高木
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両の横転状態を確度よく検出すること。 【解決手段】横転検出装置10は,車輪Dと車体(図略)との
間に設けられたショックアブソーバ5Dの歪みを検出する
ストレインゲージ2Dと, ゲージ2Dの検出値に基づいて車
両の横転過渡状態の有無を判定するCPU1とで構成されて
いる。図示しないが他の全ての車輪A,B及びC と車体と
の間にもアブソーバ5A,5B及び5Cが設けられそれらアブ
ソーバ5A〜5Cに貼着されたゲージ2A,2B及び2Cの検出値
もCPU1に入力される。アブソーバ5A〜5Dには, 車輪A〜D
が接地状態では車体重量による鉛直下向きの力と鉛直上
向きの反力とによる圧縮力が作用し, 車輪A〜Dが路面よ
り浮いた状態では車輪A〜Dの重量による引張力が作用す
るので, ゲージ2A〜2Dの検出値を用いることで, 車輪A
〜Dが接地状態であるか路面より浮いた状態であるかを
検出でき,それらの組み合わせより車両の横転過渡状態
の有無を判定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の横転過渡状
態(横転に至る前の過渡状態)を検出する横転検出装置
に関する。本横転検出装置は、例えば、車両の横転時に
乗員を保護する安全装置の起動タイミングの決定などに
用いられる。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の横転状態を検出する装置と
しては、例えば機械式の傾斜計を用いた装置がある。こ
の装置では、傾斜計に設けられたウェイトのバランスを
利用して、車両の左右方向での傾斜角を検出し、その検
出値に基づいて車両が横転過渡状態であるか否かを判定
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、車両の左右方向での傾斜角に基づいた判定
であるので、車両が傾斜した道路を走行しているのか、
実際に横転過渡状態にあるのかを識別できないという問
題がある。
【0004】従って、本発明の目的は、上記課題に鑑
み、車体と各車輪とを連結する連結部材の各々に作用す
る鉛直方向の力又はそれに関連する物理量を検出するこ
とで、車両の横転過渡状態を確度よく検出できる装置を
実現することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の手段によれば、検出手段によ
り、車両の各車輪と車体とを連結する連結部材の各々に
作用する力、又はその力に関連する物理量が検出され
る。この力に関連する物理量としては、例えば変位、歪
みなどが挙げられる。検出手段により検出された検出値
に基づいて、判定手段により、車両が横転過渡状態にあ
るか否かが判断される。傾斜した路面を走行する場合に
は、全ての車輪が接地しているので、連結部材には、車
体重量による鉛直方向下向きの力と、接地面より各車輪
を介して車体重量に対する鉛直方向上向きの反力とによ
る圧縮力が作用する。一方、横転過渡状態では片方の側
の2つの車輪に対してのみ車体重量による力とその反力
とによる圧縮荷重が作用するので、各車輪と車体とを連
結する連結部材の各々に作用する力又はその力に関連す
る物理量を検出することで、車両の横転過渡状態を確度
よく検出できる。
【0006】請求項2に記載の手段によれば、検出手段
により、連結部材の歪み又は変位、連結部材の内部に注
入された作動油の圧力、又は各車輪と車体との間の距離
が検出される。ここでいう変位とは、伸び、縮み、たわ
み量などの物理量を意味する。連結部材としては、例え
ば、車体重量を支持し、車輪を回転可能に支持する車
軸、制動力や路面からの衝撃力に耐えてホイールの動き
を規制するアーム、前後力を支持するストラットバー、
車軸を支持し、その軸方向の自由度を拘束するリンク、
ロッド、車体を支持し、路面からくる振動や衝撃力の車
体への伝播を防止するコイルバネ及びショックアブソー
バなどが挙げられる。又、検出手段としては、例えば、
連結部材の歪みを検出するストレインゲージや、車体と
車輪との間の相対的な変位量を検出する車高センサ、シ
ョックアブソーバ内の作動油の圧力を検出する圧力セン
サなどが挙げられる。車輪が接地しているときにはこれ
らの連結部材に対して車体重量による鉛直方向下向きの
力と、接地面より車輪を介して車体重量に対する鉛直方
向上向きの反力とによる圧縮力が作用するので、それら
部材の歪みや変位、作動油の圧力、又は車輪と車体との
間を距離を検出することで連結部材に作用する力をより
具体的に検出できる。
【0007】請求項3に記載の手段によれば、判定手段
により、車両の右側又は左側のいずれか一方の側の車輪
を車体に連結する連結部材が共に圧縮力の作用を受け、
且ついずれか他方の側の車輪を車体に連結する連結部材
が共に引張力の作用を受けた状態が所定時間以上継続し
たとき、車両が一方の側に横転過渡状態にあると判断さ
れる。走行中に路面の凹凸により、他方の側の車輪が共
に同時に路面から浮上した状態になり、短時間ではある
が連結部材への力の作用は横転過渡状態と同じ状態にな
る。よって、判定手段により、上記状態が所定時間以上
継続したときに横転と判定することにより、車両の横転
過渡状態をより確度よく検出できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的な実施例に
基づいて説明する。図1は、本発明の具体的な実施例に
係わる横転検出装置10の構成を示した模式図である。
まず、車輪D(後部左側)近傍の構造を説明する。車輪
Dには、図略の車体の重量を支持すると共に車輪Dを回
転可能に支持する車軸3、制動力や路面からの衝撃力に
耐えてホイール8の動きを規制するアーム4、前後力を
支持するストラットバー7、車体を支持し、路面からく
る振動や衝撃力の車体への伝播を緩和するコイルスプリ
ング6及びショックアブソーバ5Dなどが設けられてい
る。
【0009】横転検出装置10は、ショックアブソーバ
5Dの歪みを検出するストレインゲージ2Dと、ストレ
インゲージ2Dの検出値に基づいて横転過渡状態の有無
を判定するCPU(判定手段)1とで構成されている。
ストレインゲージ2Dは、ショックアブソーバ5Dの外
周面51D上に貼着されている。尚、図1は一例として
車輪Dに対応した構成図であり、他の全ての車輪A、B
及びC(図2参照)のショックアブソーバ5A、5B、
5C(図略)に対しても同様の位置関係にストレインゲ
ージ2A、2B及び2C(図略)が貼着され、それらの
検出値はCPU1に入力される構成となっている。
【0010】次に、図2及び図3を用いて本実施例にお
ける横転判定の原理を以下に説明する。図2は、車体9
と車輪A〜Dとの位置関係を示した模式図であり、図2
(a)が車体9の左側面図及びショックアブソーバ5A
〜5Dに作用する力の方向を示し、図2(b)が車体9
の平面図を示している。図2(b)に示されるように、
右前輪に車輪A、右後輪に車輪B、左前輪に車輪C、左
後輪に車輪Dが配置されている。これら車輪A〜Dが接
地していれば、車体9の重量による鉛直方向下向きの力
と、路面より車輪A〜Dを介して車体9の重量に対する
鉛直方向上向きの反力とがショックアブソーバ5A〜5
Dに作用するので、ショックアブソーバ5A〜5DはY
方向の力(圧縮力)を受ける。又、車輪A〜Dが接地し
ていなければ、車輪A〜Dは路面より反力を受けないの
で、ショックアブソーバ5A〜5Dには、車輪A〜Dの
重量による力が鉛直方向下向きに作用する。よって、シ
ョックアブソーバ5A〜5DはX方向の力(引張力)を
受ける。これより、図3に示される関係が得られる。
【0011】図3は、ショックアブソーバ5A〜5Dに
作用する力の方向と、車体9の状態を示した関係図であ
る。ケースNo.1のように全てのショックアブソーバ5A
〜5Dに対してY方向に力が作用した場合には、車輪A
〜Dは全て接地しているので、車体9は通常の走行状態
にあると推測される。又、ケースNo.2に示すように、右
側のショックアブソーバ5A、5Bに対して共にY方向
に力が作用し、左側のショックアブソーバ5C、5Dに
対して共にX方向に力が作用した場合は、右側の車輪
A、Bが接地し、左側の車輪C、Dが接地していない状
態であるから、車体9は右側に横転過渡状態にあると推
測される。又、ケースNo.3に示すように、右側のショッ
クアブソーバ5A、5Bに対して共にX方向に力が作用
し、左側のショックアブソーバ5C、5Dに対して共に
Y方向に荷重が作用した場合には、右側の車輪A、Bが
接地していなく、左側の車輪C、Dが接地している状態
であるから、車体9は左側に横転過渡状態にあると推測
される。又、ケースNo.4に示すように、全てのショック
アブソーバ5A〜5Dに対してX印方向に力が作用した
場合は、全ての車輪A〜Dが接地していない状態である
から、車体9はジャンプ状態にあると推測される。又、
ケースNo.5に示すように、4つのショックアブソーバ5
A〜5Dのうち1つのショックアブソーバ(この場合シ
ョックアブソーバ5D)のみ対してX印方向に力が作用
した場合は、他の3つの車輪A〜Cが接地状態で、車輪
Dのみが接地していない状態であるから、脱輪の状態に
あると推測される。
【0012】このように、ショックアブソーバ5A〜5
Dに作用する力の方向を検出することによって、車体9
の状態を検出することが可能である。本実施例では、図
1に示されるようにショックアブソーバ5A〜5Dにス
トレインゲージ2A〜2Dを貼着しているので、ショッ
クアブソーバ5A〜5Dに対してY方向に力が作用する
と、ストレインゲージ2A〜2Dにより圧縮歪みが検出
される。又、ショックアブソーバ5A〜5Dに対してX
印方向に荷重が作用すると、ストレインゲージ2A〜2
Dにより引張歪みが検出される。このように、ストレイ
ンゲージ2A〜2Dの検出値を用いて車体9の状態を知
ることが可能である。以下、図4及び図5を用いて車体
9の横転過渡状態の検出方法を説明する。
【0013】図4及び図5は、CPU1における処理手
順を示したフローチャートである。このフローは、車両
の走行中、例えばエンジンの始動後に実行される。ま
ず、ストレインゲージ2A〜2Dの検出値EA 〜ED
入力される(ステップ102)。この時、検出値EA
D は歪みがゼロの時、正の所定の出力値となるように
オフセットされており、圧縮応力が増加するときにこの
検出値EA 〜ED は正の値で増加し、引張応力が作用す
るとき、正の値で減少する。通常の走行状態では、車輪
A〜Dは接地状態にあるので、ショックアブソーバ5A
〜5Dには車体9の重量とその反力による圧縮力が作用
しているが、車輪A〜Dが路面が浮いた状態になると、
ショックアブソーバ5A〜5Dに対して路面からの反力
が作用せず、車輪A〜Dの重量による引張力が作用す
る。よって、検出値EA 〜ED を閾値Ethと比較するこ
とで、ショックアブソーバ5A〜5Dが引張力の作用を
受けたのか、圧縮力の作用を受けたのかの識別が可能と
なる。即ち、検出値EA 〜ED が閾値Eth以上の場合に
はショックアブソーバ5A〜5Dに対して圧縮力が作用
し、検出値EA 〜ED が閾値Ethより小さい場合にはシ
ョックアブソーバ5A〜5Dに対して引張力が作用して
いると判定できる。
【0014】次に、右側の車輪A、Bが共に接地状態で
あるか否かを判定する(ステップ104)。この場合に
は、ストレインゲージ2A、2Bの検出値EA 、EB
共に閾値Eth以上であるか否かが判定される。ステップ
104にて、ストレインゲージ2A、2Bの検出値
A 、EB が共に閾値Eth以上であるとき、ショックア
ブソーバ5A、5Bには圧縮力が作用しているので、C
PU1は車輪A、Bが共に接地状態であると判断し、ス
テップ106に移行する。ステップ106では、車輪
C、Dが共に路面より浮いた状態であるか否かを判定す
る。この場合、ストレインゲージ2C、2Dの検出値E
C 、ED が共に閾値Ethより小さいか否かが判定され
る。ステップ106にて、ストレインゲージ2C、2D
の検出値EC 、ED が共に閾値Ethより小さいとき、シ
ョックアブソーバ5C、5Dには引張力が作用している
ので、車輪C、Dが共に路面より浮いた状態であると判
断し、ステップ108に移行する。ステップ108で
は、横転過渡状態の継続時間を検出するための検出フラ
グをセットする。検出フラグがセットされると、カウン
タ値が計測される。
【0015】ここで、カウンタ値の計測方法について図
5を用いて説明する。図5は、カウンタ値計測の処理手
順を示したフローチャートである。このフローは、所定
の演算サイクル(例えば1ms)毎の割り込み処理によ
り実行される。まず検出フラグがセットされているか否
かが判定され(ステップ202)、検出フラグがセット
されている場合にはカウンタ値が1増分される(ステッ
プ204)。ステップ202において検出フラグがセッ
トされていない場合には、ステップ206にてカウンタ
値がゼロにリセットされる。このような処理により、検
出フラグが継続してセットされた時間が計測される。
【0016】ステップ108にて検出フラグがセットさ
れ、カウンタ値が所定の閾値Thに達したとき(ステッ
プ110)、右側の車輪A、Bが接地し、左側の車輪
C、Dが路面から離れた状態がTh(ms)だけ継続し
たので、車体が右側への横転過渡状態にあると判断して
その判定値を出力し(ステップ112)、処理を終了す
る。ステップ112で出力される判定値は、例えば、車
体の横転時に乗員を保護する安全装置の起動タイミング
の決定に用いられる。ステップ110にて、カウンタ値
がTh未満である場合には、路面の凹凸により車輪C、
Dが同時に路面より浮いたと判定し、横転過渡状態と見
なさず、ステップ102に戻る。ステップ106の条件
を満たさない場合は、車輪C、Dのうち少なくとも一方
が接地状態にあるので、検出フラグをリセットし(ステ
ップ114)、ステップ102に戻る。
【0017】上記ステップ104の条件を満たしていな
い場合には、ステップ116に移行し、車輪A、Bが共
に浮いているか否かを判定する。この場合には、ストレ
インゲージ2A、2Bの検出値EA 、EB が共に閾値E
thより小さいか否かが判定される。ステップ116にて
検出値EA 、EB が共に閾値Ethより小さいとき、ショ
ックアブソーバ5A、5Bには引張力が作用しているの
で、車輪A、Bが共に路面より浮いた状態にあると判断
し、ステップ118に移行する。ステップ118では、
車輪C、Dが共に接地状態にあるか否かを判定する。こ
の場合には、ストレインゲージ2C、2Dの検出値
C 、ED が共に閾値Eth以上であるか否かが判定され
る。ステップ118にて検出値EC 、ED が共に閾値E
th以上であるとき、ショックアブソーバ5C、5Dには
圧縮力が作用しているので、車輪C、Dが共に接地状態
にあると判断し、ステップ120に移行する。
【0018】ステップ120では、横転過渡状態の継続
時間を検出するための検出フラグをセットし、カウンタ
値が閾値Thに達したとき(ステップ122)、右側の
車輪A、Bが路面から離れた状態がTh(ms)だけ継
続したので、車体が左側への横転過渡状態にあると判断
してその判定値を出力し(ステップ124)、処理を終
了する。ステップ122にて、カウンタ値がTh未満で
ある場合には、路面の凹凸により車輪A、Bが同時に路
面より浮いたと判定し、横転過渡状態と見なさず、ステ
ップ102に戻る。ステップ116、118の条件を満
たさない場合は、検出フラグをリセットし(ステップ1
26)、ステップ102に戻る。
【0019】上記に示されるように、ショックアブソー
バ5A〜5Dの歪みを用いて、ショックアブソーバ5A
〜5Dに作用する力の方向を検出することによって、車
輪A〜Dが接地状態であるか路面より浮いた状態である
かを検出することができる。そして、一方の側の車輪が
共に接地し、他方の側の車輪が共に路面より浮いた状態
が所定時間以上継続したときに、車輪の接地している側
に車体が横転過渡状態にあると判定することで、傾斜し
た路面を走行している状態を横転過渡状態と誤判定する
ことがなく、横転過渡状態の判定の確度を高めることが
できる。
【0020】上記実施例では、ストレインゲージ2A〜
2Dを用いてショックアブソーバ5A〜5Dの歪みを検
出し、その歪みを用いて車輪A〜Dが接地状態であるか
浮いた状態であるかを検出したが、他の方法を用いて車
輪A〜Dの接地状態を検出してもよい。例えば、図1に
示す構成のうち、車軸3、アーム4、ストラットバー7
など車輪を支持する部材にストレインゲージを貼着し、
それらの歪みや変位を検出することで車輪A〜Dの状態
を検出してもよい。又、コイルスプリング6の歪みや変
位、ショックアブソーバ5内に注入された作動油の圧力
を検出することにより、車輪A〜Dの状態を検出しても
よい。又、車高センサなどを用いて、車体9と車輪A〜
Dとの相対変位を検出することで、車輪A〜Dの状態を
検出してもよい。又、リンクやロッドなどにより車体重
量を支持する構造では、それらの歪みや変位を用いて車
輪A〜Dの状態を検出してもよい。このように、車体と
各車輪とを連結する部材であれば、検出手段による検出
対象となり得る。
【0021】又、上記実施例では、エンジンの始動後
に、図4及び図5に示される処理が実行される構成とし
たが、傾斜計などの検出値を用いて、所定レベル以上の
傾斜角を生じたときに上記処理フローが起動される構成
としてもよい。又は、角速度センサの検出値を用いて、
所定レベル以上の旋回角速度が生じたときに上記フロー
が起動される構成としてもよい。このように傾斜計や角
速度センサを併用することで、横転過渡状態をより確度
よく検出できる。又、上記実施例では、一方の側の車輪
が共に接地状態で、他方の側の車輪が共に路面より浮い
た状態が所定時間以上継続したときに横転過渡状態にあ
るとしたが、1つの車輪のみが接地し、他の3つの車輪
が浮いた状態が所定時間以上継続したときに横転過渡状
態にあると判定してもよい。本発明は、例えばシートベ
ルトプリテンショナや、乗員に対してルーフの高さを確
保する装置などの安全装置に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的な実施例に係わる横転検出装置
の構成を示した模式図。
【図2】車体と車輪の位置関係を示した模式図。
【図3】車輪に作用する力の方向と車体の状態との関係
を示した関係図。
【図4】本発明の具体的な実施例に係わる横転検出装置
における処理手順を示したフローチャート。
【図5】本発明の具体的な実施例に係わる横転検出装置
におけるカウンタ値計測の処理手順を示したフローチャ
ート。
【符号の説明】
1 CPU 2D ストレインゲージ 3 車軸 4 アーム 5 ショックアブソーバ 6 コイルスプリング 7 ストラットバー 8 ホイール 10 横転検出装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の各車輪と車体とを連結する連結部
    材の各々に作用する力、又はその力に関連する物理量を
    検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された検出値に基づいて前記車
    両が横転過渡状態にあるか否かを判断する判定手段とを
    備えたことを特徴とする横転検出装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記各連結部材の歪み
    又は変位、前記各連結部材の内部に注入された作動油の
    圧力、又は前記各車輪と前記車体との間の距離を検出す
    ることを特徴とする請求項1に記載の横転検出装置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段は、前記車両の右側又は左
    側のいずれか一方の側の前記車輪を前記車体に連結する
    前記連結部材が共に圧縮力の作用を受け、且ついずれか
    他方の側の前記車輪を前記車体に連結する前記連結部材
    が共に引張力の作用を受けた状態が所定時間以上継続し
    たとき、前記車両が前記一方の側に横転過渡状態にある
    と判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の横
    転検出装置。
JP24994497A 1997-08-30 1997-08-30 横転検出装置 Pending JPH1178593A (ja)

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Cited By (4)

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