JPH1178305A - 隠蔽葉書 - Google Patents
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- JPH1178305A JPH1178305A JP27056597A JP27056597A JPH1178305A JP H1178305 A JPH1178305 A JP H1178305A JP 27056597 A JP27056597 A JP 27056597A JP 27056597 A JP27056597 A JP 27056597A JP H1178305 A JPH1178305 A JP H1178305A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 開封後に整理容易な隠蔽葉書を提供する。
【解決手段】 隠蔽紙片４の一部周縁を葉書紙片２に剥
離不能に接合するようにした隠蔽葉書１であり、このた
め、隠蔽紙片４に、葉書紙片２に記載された情報と関係
する情報が記載されているような場合に、その剥離後
も、隠蔽紙片４と葉書紙片２とが一体化されており、従
って、紙片２，４の整理又は管理が容易となる。
離不能に接合するようにした隠蔽葉書１であり、このた
め、隠蔽紙片４に、葉書紙片２に記載された情報と関係
する情報が記載されているような場合に、その剥離後
も、隠蔽紙片４と葉書紙片２とが一体化されており、従
って、紙片２，４の整理又は管理が容易となる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、葉書紙片の秘匿面
に隠蔽紙片を剥離可能に疑似接合してなる隠蔽葉書に関
する。
に隠蔽紙片を剥離可能に疑似接合してなる隠蔽葉書に関
する。
【０００２】
【従来の技術】葉書紙片に記載された所定の情報の秘密
性を保持するために、その秘匿面に隠蔽紙片を剥離可能
に疑似接合してなる隠蔽葉書は種々提案されている。こ
のものは、葉書紙片の秘匿面と、隠蔽紙片間に疑似接合
された二層の剥離フィルム対を介装して、隠蔽紙片によ
り葉書紙片の秘匿面を剥離可能に覆ってなる。
性を保持するために、その秘匿面に隠蔽紙片を剥離可能
に疑似接合してなる隠蔽葉書は種々提案されている。こ
のものは、葉書紙片の秘匿面と、隠蔽紙片間に疑似接合
された二層の剥離フィルム対を介装して、隠蔽紙片によ
り葉書紙片の秘匿面を剥離可能に覆ってなる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の隠蔽
葉書は、隠蔽紙片を剥すと、葉書紙片から完全に分離し
てしまう。このため、隠蔽紙片の表裏には、前記秘密情
報と関係付けられた情報や記述が示されている場合が多
く、完全分離すると、その整理が面倒となる。
葉書は、隠蔽紙片を剥すと、葉書紙片から完全に分離し
てしまう。このため、隠蔽紙片の表裏には、前記秘密情
報と関係付けられた情報や記述が示されている場合が多
く、完全分離すると、その整理が面倒となる。
【０００４】本発明は、かかる従来の問題点を解決し得
る隠蔽葉書の提供を目的とするものである。
る隠蔽葉書の提供を目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、隠蔽紙片の一
部周縁を葉書紙片に剥離不能に接合するようにしたこと
を特徴とする隠蔽葉書である。
部周縁を葉書紙片に剥離不能に接合するようにしたこと
を特徴とする隠蔽葉書である。
【０００６】ここで、この隠蔽葉書の例として、葉書紙
片の秘匿面と、隠蔽紙片間に疑似接合された二層の剥離
フィルム対を介装して、隠蔽紙片により葉書紙片の秘匿
面を剥離可能に覆ってなるものにあって、前記葉書紙片
の秘匿面と、隠蔽紙片の内面間の一部周縁に剥離フィル
ム対の無い縁部を形成して、該縁部に介在させた粘着剤
層により、前記隠蔽紙片の一部周縁を葉書紙片に剥離不
能に接合するようにした構成が提案される。または、前
記二層の剥離フィルム対のうち、いずれか一方の剥離フ
ィルムが無い縁部を形成して、該縁部に介在させた粘着
剤により、前記隠蔽紙片の一部周縁を葉書紙片に剥離不
能に接合するように構成が提案される。
片の秘匿面と、隠蔽紙片間に疑似接合された二層の剥離
フィルム対を介装して、隠蔽紙片により葉書紙片の秘匿
面を剥離可能に覆ってなるものにあって、前記葉書紙片
の秘匿面と、隠蔽紙片の内面間の一部周縁に剥離フィル
ム対の無い縁部を形成して、該縁部に介在させた粘着剤
層により、前記隠蔽紙片の一部周縁を葉書紙片に剥離不
能に接合するようにした構成が提案される。または、前
記二層の剥離フィルム対のうち、いずれか一方の剥離フ
ィルムが無い縁部を形成して、該縁部に介在させた粘着
剤により、前記隠蔽紙片の一部周縁を葉書紙片に剥離不
能に接合するように構成が提案される。
【０００７】さらには、隠蔽紙片の主面に、剥離可能に
疑似接合された二層の剥離フィルム対を粘着剤層を介し
て接合し、かつ剥離フィルム対の他面に粘着剤層を介し
て主剥離紙を接合すると共に、前記隠蔽紙片の一部周縁
に、剥離フィルム対が無い縁部を形成して、該縁部に粘
着剤を介して剥離小片を接合してなるマスクシールを、
剥離小片を除去して、部分粘着剤によりその一部周縁
を、前記葉書紙片に接合し、さらに、前記主剥離紙を接
合して、粘着剤層により、剥離フィルム対を葉書紙片の
主面に接合してなり、前記部分粘着剤により隠蔽紙片の
一部周縁を葉書紙片に剥離不能に接合するようにしてな
る構成も提案される。
疑似接合された二層の剥離フィルム対を粘着剤層を介し
て接合し、かつ剥離フィルム対の他面に粘着剤層を介し
て主剥離紙を接合すると共に、前記隠蔽紙片の一部周縁
に、剥離フィルム対が無い縁部を形成して、該縁部に粘
着剤を介して剥離小片を接合してなるマスクシールを、
剥離小片を除去して、部分粘着剤によりその一部周縁
を、前記葉書紙片に接合し、さらに、前記主剥離紙を接
合して、粘着剤層により、剥離フィルム対を葉書紙片の
主面に接合してなり、前記部分粘着剤により隠蔽紙片の
一部周縁を葉書紙片に剥離不能に接合するようにしてな
る構成も提案される。
【０００８】かかる構成にあっては、前記剥離小片を除
去して、部分粘着剤層により、マスクシ−ルを仮止めし
てから、前記主剥離紙を除去して、全面張りを行なうこ
とができ、その接合処理を容易に行なうことができる。
従って、開封後に隠蔽紙片が分離しない隠蔽葉書を、容
易に形成することができる。
去して、部分粘着剤層により、マスクシ−ルを仮止めし
てから、前記主剥離紙を除去して、全面張りを行なうこ
とができ、その接合処理を容易に行なうことができる。
従って、開封後に隠蔽紙片が分離しない隠蔽葉書を、容
易に形成することができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施例を、図１〜
図５について説明する。図３，４は、本発明を適用した
隠蔽葉書１を示し、葉書紙片２の秘匿面ｆに隠蔽紙片４
を剥離可能に疑似接合してなるものである。
図５について説明する。図３，４は、本発明を適用した
隠蔽葉書１を示し、葉書紙片２の秘匿面ｆに隠蔽紙片４
を剥離可能に疑似接合してなるものである。
【００１０】ここで、この隠蔽葉書１は、葉書紙片２
に、図１，２で示すマスクシール３ａを被着することに
より形成される。すなわち、このマスクシール３ａは、
隠蔽紙片４の主面に、剥離可能に疑似接合された二層の
剥離フィルム対５，６を粘着剤層７を介して接合し、か
つ該剥離フィルム対５，６の他面に粘着剤層８を介し
て、隠蔽紙片４とほぼ同一形状の剥離紙９を接合してい
る。剥離フィルム対５，６のうち、剥離フィルム６は、
開封状態で秘匿面ｆを被覆するから、透光性フィルムが
適用される。
に、図１，２で示すマスクシール３ａを被着することに
より形成される。すなわち、このマスクシール３ａは、
隠蔽紙片４の主面に、剥離可能に疑似接合された二層の
剥離フィルム対５，６を粘着剤層７を介して接合し、か
つ該剥離フィルム対５，６の他面に粘着剤層８を介し
て、隠蔽紙片４とほぼ同一形状の剥離紙９を接合してい
る。剥離フィルム対５，６のうち、剥離フィルム６は、
開封状態で秘匿面ｆを被覆するから、透光性フィルムが
適用される。
【００１１】一方、二層の剥離フィルム対５，６の幅
は、前記隠蔽紙片４の幅よりも狭く、これにより、隠蔽
紙片４と剥離紙９の一側縁は、二層の剥離フィルム対
５，６から食出しており、該剥離フィルム５，６の無い
縁部１０が形成されている。また、この縁部１０には部
分粘着剤層１１が介在し、これによって、隠蔽紙片４と
主剥離紙８の側縁相互が接合されている。尚、実際に
は、粘着剤層８と部分粘着剤層１１とは、同一工程で同
一層として形成される。
は、前記隠蔽紙片４の幅よりも狭く、これにより、隠蔽
紙片４と剥離紙９の一側縁は、二層の剥離フィルム対
５，６から食出しており、該剥離フィルム５，６の無い
縁部１０が形成されている。また、この縁部１０には部
分粘着剤層１１が介在し、これによって、隠蔽紙片４と
主剥離紙８の側縁相互が接合されている。尚、実際に
は、粘着剤層８と部分粘着剤層１１とは、同一工程で同
一層として形成される。
【００１２】そして、前記剥離紙９を剥離して、図３，
４で示すように、葉書紙片２の秘匿面ｆをマスクシール
３ａで覆うと、粘着剤層８，部分粘着剤層１１により該
マスクシール３ａは被着され、隠蔽紙片４により秘匿面
ｆが隠蔽されることとなる。
４で示すように、葉書紙片２の秘匿面ｆをマスクシール
３ａで覆うと、粘着剤層８，部分粘着剤層１１により該
マスクシール３ａは被着され、隠蔽紙片４により秘匿面
ｆが隠蔽されることとなる。
【００１３】かかる構成の隠蔽葉書１にあって、図５で
示すように、配達先で、隠蔽紙片４が、二層の剥離フィ
ルム対５，６間で分離することにより開封され、葉書紙
片２上の秘匿面ｆに記載された秘密情報が、剥離フィル
ム６を介して読取り可能となる。ところで、この剥離さ
れた隠蔽紙片４は、縁部１０に介在する部分粘着剤層１
１により、側縁が葉書紙片２に接合されており、従っ
て、剥離フィルム対５，６を完全に分離しても、該隠蔽
紙片４は葉書紙片２に対して接合された状態が維持さ
れ、隠蔽紙片４は、葉書紙片２から分離することがな
い。
示すように、配達先で、隠蔽紙片４が、二層の剥離フィ
ルム対５，６間で分離することにより開封され、葉書紙
片２上の秘匿面ｆに記載された秘密情報が、剥離フィル
ム６を介して読取り可能となる。ところで、この剥離さ
れた隠蔽紙片４は、縁部１０に介在する部分粘着剤層１
１により、側縁が葉書紙片２に接合されており、従っ
て、剥離フィルム対５，６を完全に分離しても、該隠蔽
紙片４は葉書紙片２に対して接合された状態が維持さ
れ、隠蔽紙片４は、葉書紙片２から分離することがな
い。
【００１４】このため、隠蔽紙片４の表裏面には葉書紙
片２の秘匿面ｆに記載された秘密情報と関係する情報が
記載されている場合が多く、従って、葉書紙片２と、隠
蔽紙片４を完全に分離すると、一方を紛失する等、整理
上不都合な場合がある。しかるに、上述の構成にあって
は、隠蔽紙片４の一側縁は、葉書紙片２に接合された状
態となっているから、その一体性を確保することがで
き、整理，保管が容易となる。
片２の秘匿面ｆに記載された秘密情報と関係する情報が
記載されている場合が多く、従って、葉書紙片２と、隠
蔽紙片４を完全に分離すると、一方を紛失する等、整理
上不都合な場合がある。しかるに、上述の構成にあって
は、隠蔽紙片４の一側縁は、葉書紙片２に接合された状
態となっているから、その一体性を確保することがで
き、整理，保管が容易となる。
【００１５】かかる構成にあって、隠蔽紙片４の折込み
を容易とするように、図８，９で示すように、縁部１０
の内側で、該縁部１０に沿ってプレスミシン，ハーフカ
ット，分断容易なミシン等の脆弱線１２を形成するよう
にしても良い。かかる構成により、該脆弱線１２で折込
まれて、隠蔽紙片４は容易に見開き状とすることができ
る。
を容易とするように、図８，９で示すように、縁部１０
の内側で、該縁部１０に沿ってプレスミシン，ハーフカ
ット，分断容易なミシン等の脆弱線１２を形成するよう
にしても良い。かかる構成により、該脆弱線１２で折込
まれて、隠蔽紙片４は容易に見開き状とすることができ
る。
【００１６】また、脆弱線１２として分断容易なミシン
を適用した場合には、隠蔽紙片４の記載内容が、保管を
要しないような場合には、該ミシンで分離して捨てるこ
とができ、必要であれば葉書紙片２を切り離さずにし
て、保管すれば良く、選択性を生ずる利点がある。
を適用した場合には、隠蔽紙片４の記載内容が、保管を
要しないような場合には、該ミシンで分離して捨てるこ
とができ、必要であれば葉書紙片２を切り離さずにし
て、保管すれば良く、選択性を生ずる利点がある。
【００１７】図７は、図６で示す他の構成のマスクシー
ル３ｂを用いた隠蔽葉書１を示すものである。このマス
クシール３ｂは、剥離フィルム対５，６のうち、剥離フ
ィルム５のみを幅方向へ延出して、前記隠蔽紙片４とほ
ぼ同一形状として、前記隠蔽紙片４，剥離フィルム５及
び剥離紙９の一側縁を、剥離フィルム６から食出すよう
にして、部分粘着剤層１１を剥離フィルム６の無い縁部
１０に介在させ、粘着剤層１１により剥離フィルム５
と、葉書紙片２とを接合するようにしたものである。こ
の構成にあっても、隠蔽紙片４を引き剥すと、剥離フィ
ルム対５，６間では剥離するものの、剥離フィルム５と
葉書紙片２間では部分粘着剤層１１により接合されて剥
離不能となる。尚、剥離フィルム５に代えて、剥離フィ
ルム６のみを幅方向へ延出して、剥離フィルム６と葉書
紙片２間に部分粘着剤層１１を介在させて、接合するよ
うにしても良い。
ル３ｂを用いた隠蔽葉書１を示すものである。このマス
クシール３ｂは、剥離フィルム対５，６のうち、剥離フ
ィルム５のみを幅方向へ延出して、前記隠蔽紙片４とほ
ぼ同一形状として、前記隠蔽紙片４，剥離フィルム５及
び剥離紙９の一側縁を、剥離フィルム６から食出すよう
にして、部分粘着剤層１１を剥離フィルム６の無い縁部
１０に介在させ、粘着剤層１１により剥離フィルム５
と、葉書紙片２とを接合するようにしたものである。こ
の構成にあっても、隠蔽紙片４を引き剥すと、剥離フィ
ルム対５，６間では剥離するものの、剥離フィルム５と
葉書紙片２間では部分粘着剤層１１により接合されて剥
離不能となる。尚、剥離フィルム５に代えて、剥離フィ
ルム６のみを幅方向へ延出して、剥離フィルム６と葉書
紙片２間に部分粘着剤層１１を介在させて、接合するよ
うにしても良い。
【００１８】図８〜１０は、さらに他の構成のマスクシ
ール３ｃを用いた実施例を示すものである。このマスク
シール３ｃは、図８，９で示すように、隠蔽紙片４の主
面に粘着剤層７を介して接合された二層の剥離フィルム
対５，６の他面に、前記フィルム対５，６とほぼ同形の
主剥離紙２０を接着剤層２１を介して接合すると共に、
隠蔽紙片４の一側縁をフィルム５，６よりも延出し、こ
の剥離フィルム対５，６に覆われていない縁部１０に、
部分粘着剤層１１を介してテープ状の剥離小片２２を接
合するようにしている。この縁部１０の内側には、該縁
部１０に沿って、上述したように、プレスミシン，ハー
フカット，分断容易なミシン等からなる折込み容易な脆
弱線１２が形成されている。
ール３ｃを用いた実施例を示すものである。このマスク
シール３ｃは、図８，９で示すように、隠蔽紙片４の主
面に粘着剤層７を介して接合された二層の剥離フィルム
対５，６の他面に、前記フィルム対５，６とほぼ同形の
主剥離紙２０を接着剤層２１を介して接合すると共に、
隠蔽紙片４の一側縁をフィルム５，６よりも延出し、こ
の剥離フィルム対５，６に覆われていない縁部１０に、
部分粘着剤層１１を介してテープ状の剥離小片２２を接
合するようにしている。この縁部１０の内側には、該縁
部１０に沿って、上述したように、プレスミシン，ハー
フカット，分断容易なミシン等からなる折込み容易な脆
弱線１２が形成されている。
【００１９】この構成にあっては、葉書紙片２の秘匿面
ｆにマスクシール３ｃを被着する場合には、図１０イで
示すように、剥離小片２２のみを除去して、部分粘着剤
層１１により、マスクシール３ｃを葉書紙片２上に仮止
めして、整一に配置し、しかる後に、脆弱線１２で折り
返してから、主剥離紙２０を除去して（図１０ロ参
照）、剥離フィルム対５，６を葉書紙片２上に完全接合
し（図１０ハ参照）、これにより、隠蔽紙片４で葉書紙
片２上の秘匿面ｆを隠蔽紙片４で覆うことができる。従
って、部分粘着剤層１１により、軽く接続して位置決め
した後、完全接合するものであるから、接合作業が容易
となる利点がある。
ｆにマスクシール３ｃを被着する場合には、図１０イで
示すように、剥離小片２２のみを除去して、部分粘着剤
層１１により、マスクシール３ｃを葉書紙片２上に仮止
めして、整一に配置し、しかる後に、脆弱線１２で折り
返してから、主剥離紙２０を除去して（図１０ロ参
照）、剥離フィルム対５，６を葉書紙片２上に完全接合
し（図１０ハ参照）、これにより、隠蔽紙片４で葉書紙
片２上の秘匿面ｆを隠蔽紙片４で覆うことができる。従
って、部分粘着剤層１１により、軽く接続して位置決め
した後、完全接合するものであるから、接合作業が容易
となる利点がある。
【００２０】この隠蔽葉書１にあっても、配達先で、図
１０ニで示すように、隠蔽紙片４が、二層の剥離フィル
ム対５，６間で分離して開封され、葉書紙片２上の秘匿
面ｆに記載された秘密情報が、剥離フィルム６を介して
読取り可能となると共に、剥離された隠蔽紙片４は、前
記縁部１０に介在する部分粘着剤層１１により、葉書紙
片２から分離しない。このとき縁部１０に沿って、折込
み容易な脆弱線１２が形成されているから、開封状態で
の見開きが容易となる。
１０ニで示すように、隠蔽紙片４が、二層の剥離フィル
ム対５，６間で分離して開封され、葉書紙片２上の秘匿
面ｆに記載された秘密情報が、剥離フィルム６を介して
読取り可能となると共に、剥離された隠蔽紙片４は、前
記縁部１０に介在する部分粘着剤層１１により、葉書紙
片２から分離しない。このとき縁部１０に沿って、折込
み容易な脆弱線１２が形成されているから、開封状態で
の見開きが容易となる。
【００２１】上述の各構成は、マスクシール３ａ，３
ｂ，３ｃを用いるものであるから、その剥離紙を除去し
て、葉書紙片２の秘匿面ｆに接合するだけで、開封後に
隠蔽紙片４が分離しない隠蔽葉書１を容易に形成するこ
とができ、このため、マスクシールそのものを市場に供
することにより、一般家庭，小規模事業所等において
も、随意に隠蔽葉書を形成することができる利点があ
る。
ｂ，３ｃを用いるものであるから、その剥離紙を除去し
て、葉書紙片２の秘匿面ｆに接合するだけで、開封後に
隠蔽紙片４が分離しない隠蔽葉書１を容易に形成するこ
とができ、このため、マスクシールそのものを市場に供
することにより、一般家庭，小規模事業所等において
も、随意に隠蔽葉書を形成することができる利点があ
る。
【００２２】また、上述の構成は隠蔽紙片４を葉書紙片
２に接合する縁部１０を、葉書紙片２，隠蔽紙片４の側
縁に沿って形成して、横開き状としたものであるが、図
１１で示すように、上縁に形成して縦開き状としても良
く、図１２で示すように、角縁に形成して斜め開き状と
しても良い。
２に接合する縁部１０を、葉書紙片２，隠蔽紙片４の側
縁に沿って形成して、横開き状としたものであるが、図
１１で示すように、上縁に形成して縦開き状としても良
く、図１２で示すように、角縁に形成して斜め開き状と
しても良い。
【００２３】上述の各構成にかかる葉書紙片２及び隠蔽
紙片４は、一般紙に比して、インキの乾燥性及び浸透性
が良いインクジェットプリンタ専用紙で形成することが
できる。これにより、前記葉書紙片２，隠蔽紙片４に、
インクジェットプリンタで印字した場合に、インキのに
じみ等が防止される。またトナー転写性，トナー転着性
が良く、用紙のカールが少ないレーザープリンタ専用
紙、受理層として熱溶融性塗料が塗布されており、平滑
性が高い熱転写プリンター用紙、同じく受理層として昇
華性染料が塗布されており、平滑性が高い昇華転写プリ
ンター専用紙が良好に用いられ得る。
紙片４は、一般紙に比して、インキの乾燥性及び浸透性
が良いインクジェットプリンタ専用紙で形成することが
できる。これにより、前記葉書紙片２，隠蔽紙片４に、
インクジェットプリンタで印字した場合に、インキのに
じみ等が防止される。またトナー転写性，トナー転着性
が良く、用紙のカールが少ないレーザープリンタ専用
紙、受理層として熱溶融性塗料が塗布されており、平滑
性が高い熱転写プリンター用紙、同じく受理層として昇
華性染料が塗布されており、平滑性が高い昇華転写プリ
ンター専用紙が良好に用いられ得る。
【００２４】上述の構成にあって、葉書紙片２は一枚紙
形状が適用されているが、二つ折形状のもので良く、そ
の秘匿面ｆに前記隠蔽紙片４が剥離可能に被着されるこ
ととなる。
形状が適用されているが、二つ折形状のもので良く、そ
の秘匿面ｆに前記隠蔽紙片４が剥離可能に被着されるこ
ととなる。
【００２５】
【発明の効果】本発明は上述のように、隠蔽紙片の一部
周縁を葉書紙片に剥離不能に接合するようにしたもので
あり、このため、隠蔽紙片に、葉書紙片に記載された情
報と関係する情報が記載されているような場合に、その
剥離後も、隠蔽紙片と葉書紙片とが一体化されており、
従って、紙片の整理又は管理が容易となる優れた効果が
ある。
周縁を葉書紙片に剥離不能に接合するようにしたもので
あり、このため、隠蔽紙片に、葉書紙片に記載された情
報と関係する情報が記載されているような場合に、その
剥離後も、隠蔽紙片と葉書紙片とが一体化されており、
従って、紙片の整理又は管理が容易となる優れた効果が
ある。
【図１】マスクシール３ａの平面図である。
【図２】マスクシール３ａの縦断側面図である。
【図３】マスクシール３ａを用いた隠蔽葉書１の一部切
欠平面図である。
欠平面図である。
【図４】同上の隠蔽葉書１の縦断面図である。
【図５】同上の隠蔽葉書１の開封過程を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図６】マスクシール３ｂの縦断側面図である。
【図７】マスクシール３ｂを用いた隠蔽葉書１における
隠蔽紙片４の剥離過程を示す縦断面図である。
隠蔽紙片４の剥離過程を示す縦断面図である。
【図８】マスクシール３ｃの平面図である。
【図９】マスクシール３ｃの縦断側面図である。
【図１０】マスクシール３ｃを用いた隠蔽葉書１の取扱
い過程を示し、イは、マスクシール３ｃの一部接合過
程、ロは、主剥離紙２０の剥離過程、ハは全面接合状
態、ニは、開封状態を夫々示す。
い過程を示し、イは、マスクシール３ｃの一部接合過
程、ロは、主剥離紙２０の剥離過程、ハは全面接合状
態、ニは、開封状態を夫々示す。
【図１１】隠蔽紙片４が縦開きされる構成の隠蔽葉書１
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図１２】隠蔽紙片４が斜め開きされる構成の隠蔽葉書
１を示す平面図である。
１を示す平面図である。
１ 隠蔽葉書 ２ 葉書紙片 ３ａ，３ｂ，３ｃ マスクシール ４ 隠蔽紙片 ５，６ 剥離フィルム ９ 剥離紙 １０ 部分 １１ 部分粘着剤層 １２ 脆弱線 ２０ 主剥離紙 ２２ 剥離小片
Claims (4)
- 【請求項１】隠蔽紙により葉書紙片の秘匿面を剥離可能
に覆ってなる隠蔽葉書において、 前記隠蔽紙片の一部周縁を葉書紙片に剥離不能に接合す
るようにしたことを特徴とする隠蔽葉書。 - 【請求項２】葉書紙片の秘匿面と、隠蔽紙片間に疑似接
合された二層の剥離フィルム対を介装して、隠蔽紙片に
より葉書紙片の秘匿面を剥離可能に覆ってなる隠蔽葉書
において、 前記葉書紙片の秘匿面と、隠蔽紙片の内面間の一部周縁
に剥離フィルム対の無い縁部を形成して、該縁部に介在
させた粘着剤層により、前記隠蔽紙片の一部周縁を葉書
紙片に剥離不能に接合するようにしたことを特徴とする
隠蔽葉書。 - 【請求項３】葉書紙片の秘匿面と、隠蔽紙片間に疑似接
合された二層の剥離フィルム対を介装して、隠蔽紙片に
より葉書紙片の秘匿面を剥離可能に覆ってなる隠蔽葉書
において、 前記葉書紙片の秘匿面と、隠蔽紙片の内面間に、二層の
剥離フィルム対のうち、いずれか一方の剥離フィルムの
みが無い縁部を形成して、該縁部に介在させた粘着剤層
により、前記隠蔽紙片の一部周縁を葉書紙片に剥離不能
に接合するようにしたことを特徴とする隠蔽葉書。 - 【請求項４】葉書紙片の秘匿面と、隠蔽紙片間に疑似接
合された二層の剥離フィルム対を介装して、隠蔽紙片に
より葉書紙片の秘匿面を剥離可能に覆ってなる隠蔽葉書
において、 隠蔽紙片の主面に、剥離可能に疑似接合された二層の剥
離フィルム対を粘着剤層を介して接合し、かつ剥離フィ
ルム対の他面に粘着剤層を介して主剥離紙を接合すると
共に、前記隠蔽紙片の一部周縁に、剥離フィルム対が無
い縁部を形成して、該縁部に粘着剤を介して剥離小片を
接合してなるマスクシールを、剥離小片を除去して、部
分粘着剤によりその一部周縁を、前記葉書紙片に接合
し、さらに、前記主剥離紙を接合して、粘着剤層によ
り、剥離フィルム対を葉書紙片の主面に接合してなり、
前記部分粘着剤により隠蔽紙片の一部周縁を葉書紙片に
剥離不能に接合するようにしてなることを特徴とする隠
蔽葉書。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27056597A JPH1178305A (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | 隠蔽葉書 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27056597A JPH1178305A (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | 隠蔽葉書 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1178305A true JPH1178305A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17487939
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27056597A Pending JPH1178305A (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | 隠蔽葉書 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1178305A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006263994A (ja) * | 2005-03-22 | 2006-10-05 | Dainippon Printing Co Ltd | 隠蔽ハガキ |
| JP2007190707A (ja) * | 2006-01-17 | 2007-08-02 | Daio Paper Corp | 情報隠蔽用シート |
-
1997
- 1997-09-16 JP JP27056597A patent/JPH1178305A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006263994A (ja) * | 2005-03-22 | 2006-10-05 | Dainippon Printing Co Ltd | 隠蔽ハガキ |
| JP2007190707A (ja) * | 2006-01-17 | 2007-08-02 | Daio Paper Corp | 情報隠蔽用シート |
| JP4500271B2 (ja) * | 2006-01-17 | 2010-07-14 | 大王製紙株式会社 | 情報隠蔽用シート |
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