JPH1178247A - 感熱記録材料 - Google Patents

感熱記録材料

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JPH1178247A
JPH1178247A JP9245744A JP24574497A JPH1178247A JP H1178247 A JPH1178247 A JP H1178247A JP 9245744 A JP9245744 A JP 9245744A JP 24574497 A JP24574497 A JP 24574497A JP H1178247 A JPH1178247 A JP H1178247A
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JP
Japan
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recording material
compound
group
leuco dye
alkyl group
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Withdrawn
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JP9245744A
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English (en)
Inventor
Yasuhisa Tsutsumi
安久 堤
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Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地肌のかぶりが少なく、保存安定性に優れた
感熱記録材料を提供する。 【解決手段】 常温で無色又は淡色のロイコ染料と、加
熱により該ロイコ染料と反応して発色させる電子受容性
物質とを含有する感熱発色層を支持体上に設けてなる感
熱記録材料において、電子受容性物質として、下記一般
式(1)で表されるアミック酸誘導体又はその金属塩の
少なくとも1種を該感熱発色層に含有させてなる感熱記
録材料。 【化1】 (式中、R1 は水素原子又はアルキル基を表し、R2
水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ニトロ基、カル
ボキシル基又はハロゲン原子を表し、m及びnは独立に
0〜4の整数を表す)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感熱記録材料に関
し、さらに詳しくは地肌かぶりが少なく、記録像の保存
安定性に優れた感熱記録材料に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報の多様化に伴って情報量が増
大し、これらの情報を記録するための情報記録の分野に
おいても、種々の記録方式及び記録材料が研究され実用
に供されている。なかでも、感熱記録方式は、1)ハー
ドが安価、コンパクトである、2)感熱記録材料を単に
加熱するだけで記録画像を得ることができ、煩雑な現像
工程を必要としない、3)感熱記録材料の製造や保存管
理は他の記録材料に比較して容易かつ安価である、4)
感熱記録材料の支持体として多くの場合に安価な紙が使
用されるが、この場合には得られた記録材料が普通紙に
近い感触になる等の利点があり、コンピューターのアウ
トプット、電卓等のプリンター、各種計測機器のレコー
ダー、ファクシミリ、自動発券機、感熱複写機、ラベル
等の多くの分野で採用されている。
【0003】特に、最近ではラベル、カード、レシート
等へ感熱記録材料が使用されるようになり、従来の機能
と差別化した高機能が求められるようになった。従来、
ロイコ染料を発色させる電子受容性物質として、フェノ
ール化合物、例えば、ビスフェノールA、ビスフェノー
ルS誘導体、ヒドロキシ安息香酸エステル等が広く用い
られている。これらの電子受容性物質を用いた感熱記録
材料を、POSシステムなどでラベル、レシート等に利
用される場合、特にスーパーマーケット等で使用される
ラベル、レシートは、水、ラップフィルム類、油類に接
触することが多く、記録画像が著しく褪色してしまうと
いう欠点があった。
【0004】そこで、このような従来の感熱記録材料に
おける問題点を解決するための試みとして、特公昭63
−46067号公報、特開昭63−176181号公
報、特公平3−39474号公報には顕色剤としてフェ
ノール骨格を持つジフェニルスルホン誘導体を含有せし
める方法で、特開昭62−282972号公報、特開平
7−96674号公報には顕色剤として安息香酸誘導体
を含有せしめる方法で、保存安定化を図ることが提案さ
れている。しかしながら、いずれの方法も保存安定性は
向上するものの満足できるものとは言えなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、地肌のかぶりが少なく、保存安定性に優れた感
熱記録材料を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、常
温で無色又は淡色のロイコ染料と、加熱により該ロイコ
染料と反応して発色させる電子受容性物質とを含有する
感熱発色層を支持体上に設けてなる感熱記録材料におい
て、電子受容性物質として、下記一般式(1)で表され
るアミック酸誘導体又はその金属塩の少なくとも1種を
該感熱発色層に含有させてなることを特徴とする感熱記
録材料である。
【化2】 (式中、R1 は水素原子又はアルキル基を表し、R2
水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ニトロ基、カル
ボキシル基又はハロゲン原子を表し、m及びnは独立に
0〜4の整数を表す)
【0007】本発明において、発色剤として使用される
ロイコ染料は、常温において無色又は淡色であり、加熱
により電子受容性物質と反応して発色する物質であり、
3,3’−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−
ジメチルアミノフタリド等のトリアリルメタン系染料
や、4,4’−ビスジメチルアミノベンズヒドリドベン
ジルエーテル等のジフェニルメタン系染料や、ベンゾイ
ルロイコメチレンブルー等のチアジン系染料や、3−メ
チルスピロジナフトピラン等のスピロ系染料や、フルオ
ラン系染料、その他のロイコオーラミン系、インドリン
系、インジゴ系等の各染料などを挙げることができる。
これらの発色剤は単独で用いてもよいし、2種以上を併
用してもよい。
【0008】また、上記ロイコ染料と共に使用される電
子受容性物質は、加熱によりロイコ染料と反応して顕色
剤となる物質であり、本発明では一般式(1)で表され
るアミック酸誘導体又はその金属塩の少なくとも1種を
用いる。式中、R1 、R2 、m及びnは前記したものを
表すが、m又はnが2以上のとき、R1 又はR2 は同一
又は異なってもよく、m及びnは0〜2が好ましい。ま
た、R1 又はR2 がアルキル基又はアルコキシ基のと
き、このアルキル基又はアルコキシ基の炭素数は1〜3
であることが好ましい。
【0009】一般式(1)で表されるアミック酸誘導体
の具体例としては、下記の(化合物1)〜(化合物8)
などが挙げられるが、これらに限定されるものではな
い。 (化合物1)
【化3】 (化合物2)
【化4】 (化合物3)
【化5】 (化合物4)
【化6】 (化合物5)
【化7】 (化合物6)
【化8】 (化合物7)
【化9】 (化合物8)
【化10】
【0010】これらのアミック酸誘導体は、シクロヘキ
センジカルボン酸無水物とアミノフェノール類とをテト
ラヒドロフラン(THF)やアセトニトリル等の溶媒中
で反応させて得ることができる。例えば、シクロヘキセ
ンジカルボン酸無水物を溶解したアセトニトリル溶液に
3−アミノフェノールのアセトニトリル溶液を室温で滴
下し、反応させることにより、2−(3’−ヒドロキシ
フェニルアミノカルボニル)−4−シクロヘキセンカル
ボン酸を得ることができる。
【0011】これらのアミック酸フェノール誘導体の金
属塩としては、例えば亜鉛塩、アルミニウム塩、ニッケ
ル塩、鉄塩等のルイス酸性の金属塩、マグネシウム塩、
カルシウム塩等の2A族金属塩などが挙げられる。
【0012】これらのアミック酸誘導体の金属塩は、こ
れらのアミック酸誘導体のアルカリ金属塩と無機酸の金
属塩との金属交換反応、あるいはこれらのアミック酸誘
導体と金属水酸化物、金属酸化物との酸塩基反応で得る
ことができる。例えば、2−(3’−ヒドロキシフェニ
ルアミノカルボニル)−4−シクロヘキセンカルボン酸
を、メタノール−水の混合溶媒中に当量の水酸化ナトリ
ウムと共に溶解し、これに当量の塩化亜鉛を溶解した水
溶液を滴下し、金属交換することにより、2−(3’−
ヒドロキシフェニルアミノカルボニル)−4−シクロヘ
キセンカルボン酸の亜鉛塩を得ることができる。
【0013】さらに、本発明の感熱記録材料には、電子
受容性物質として、これらのアミック酸誘導体又はその
金属塩に加え、4−tert−ブチルフェノール、4−
フェニルフェノール等のフェノール誘導体、1−ナフト
ール、2−ナフトール等のナフトール誘導体、2,2’
−ジヒドロキシビフェニル、2,2−ビス(4’−ヒド
ロキシフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)スルホン、2,4’−ジヒドロキシジフェニルス
ルホン、ビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)
スルホン、4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフ
ェニルスルホン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スル
ホキサイド、ビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニ
ル)スルホキサイド、4−ヒドロキシ−4’−イソプロ
ポキシジフェニルスルホキサイド、ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)スルフィド、ビス(3−アリル−4−ヒド
ロキシフェニル)スルフィド、ビス(3−メチル−4−
ヒドロキシフェニル)スルフィド、4−ヒドロキシ−
4’−イソプロポキシジフェニルスルフィド、1,7−
ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−3,5−ジオキ
サヘプタン等のビスフェノール誘導体、4−ヒドロキシ
安息香酸ベンジルエステル、4−ヒドロキシフェネチル
エステル等のヒドロキシ安息香酸エステル誘導体、3−
イソプロピルサリチル酸、3,5−ジ−tert−ブチ
ルサリチル酸等のサリチル酸誘導体又はその金属塩、2
−カルボキシ−安息香酸ベンジル、4−カルボキシ−安
息香酸ベンジル、4−ニトロ安息香酸、4−クロロ安息
香酸等の安息香酸誘導体又はその金属塩、ジフェニルウ
レア、ジフェニルチオウレア等のウレア誘導体、酸性白
土、活性白土、塩化アルミニウム、塩化亜鉛、臭化亜鉛
等の無機電子受容性化合物などを併用することもでき
る。
【0014】本発明の感熱記録材料には、感熱発色層に
一般式(1)で表されるアミック酸誘導体又はその金属
塩と共に、発色感度を向上させる目的で熱可塑性化合物
を増感剤として配合することが好ましい。かかる熱可塑
性化合物の具体例としては、ステアリン酸アミド、パル
ミチン酸アミド、オレイン酸アミド、カプリン酸アミ
ド、リノール酸アミド、アテアリン酸アニリド等の含窒
素化合物、4−ヒドロキシ安息香酸ベンジルエステル、
4−ベンジルオキシ安息香酸ベンジルエステル、2−ナ
フトエ酸フェニルエステル、2−ナフトエ酸ベンジルエ
ステル、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸フェニルエス
テル、シュウ酸ジベンジルエステル、シュウ酸ジ(4−
メチルベンジル)エステル、テレフタル酸ジベンジルエ
ステル、イソフタル酸−n−ブチルエステル、p−トル
エンスルホン酸フェニルエステル等のエステル化合物、
4−ベンジルビフェニル、m−ターフェニル、フルオレ
ン、フルオランテン、2,6−ジイソプロピルナフタレ
ン、3−ベンジルアセナフテン、1,2−ビス(3,4
−ジメチルフェニル)エタン、1,2−ビス(2,4−
ジメチルフェニル)エタン、1,2−ビス(2,4,5
−トリメチルフェニル)エタン等の芳香族炭化水素化合
物、2−ベンジルオキシナフタレン、1,4−ジエトキ
シナフタレン、1,2−ジフェノキシエタン、1,2−
ビス(3’−メチルフェノキシ)エタン、1,2−ジフ
ェノキシベンゼン、1,4−ジフェノキシベンゼン、4
−(4’−メチルフェノキシ)ビフェニル、ジフェニル
スルホン、4,4’−ジイソプロポキシジフェニルスル
ホン、4,4’−ジフェノキシジフェニルチオエーテ
ル、ベンジル−4−メチルチオフェニルエーテル等のエ
ーテル化合物、含硫黄化合物などが挙げられる。
【0015】また、これらの他、発色部の保存安定性を
図ることを目的に添加されるもので、エポキシ化合物、
エポキシ樹脂、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸鉄、サ
リチル酸亜鉛等の添加剤を併用してもよい。
【0016】さらに、本発明の感熱記録材料には、その
用途等に応じて種々の添加剤を配合することができる。
この様な添加剤としては、例えば、微粒子上に分散した
ロイコ染料と電子受容性物質とを互いに隔離した状態で
固着させるポリビニルアルコール、ラテックス、メチル
セルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリ
ル酸ガゼイン、ゼラチン、デンプン又はこれらの誘導体
等の結着剤や、感熱発色層の白色度、筆記具の滑り性、
スティッキングを目的に添加される炭酸カルシウム、シ
リカ、カオリン、クレー、タルク、酸化チタン等の白色
顔料などが挙げられる。これらの添加剤は、混合され又
は別個に紙やフィルム等の支持体上に塗布されて感熱発
色層を形成する。また、この感熱発色層は、保護層など
の他の層を有していてもよい。
【0017】本発明の感熱記録材料は、この感熱発色層
を構成するロイコ染料が電子受容性物質により発色した
際、その感熱発色層中に含有されている一般式(1)で
表されるアミック酸誘導体又はその金属塩が、印字画像
の堅牢性を生じさせるものと考えられる。
【0018】
【実施例】以下、実施例及び比較例に基づいて、本発明
を具体的に説明する。
【0019】実施例1 (1)A液の調製 前記(化合物1)11.5重量部、ステアリン酸アミド
11.5重量部、5重量%ポリビニルアルコール水溶液
46重量部及び水46重量部とをサンドミルを用いて粉
砕混合、分散し、平均粒径約1μmのA液を調製した。 (2)B液の調製 7’−アニリノ−3’−(ジブチルアミノ)−6’−メ
チルフルオラン5.5重量部及び5重量%ポリビニルア
ルコール水溶液49.5重量部をペイントシェーカーを
用いて粉砕混合、分散し、平均粒径0.8μmのB液を
調製した。 (3)感熱記録紙の調製 A液20重量部、B液10重量部、パラフィンワックス
エマルジョン(中京油脂製:ハイドリンZ−7)1重量
部、パラフィンワックスエマルジョン(中京油脂製:ハ
イドリンP−7)4重量部及び10重量%ポリビニルア
ルコール水溶液11.5重量部を混合して塗液を調製
し、この塗液を基紙上に塗布して乾燥し、乾燥後の塗布
量6g/m2 の感熱記録紙を得た。このようにして得ら
れた感熱記録紙について、印字試験機(大倉電気製)を
使用して27V、1.9msで得られた発色画像のもの
について、以下に示す方法で耐可塑剤性試験を行った。 (4)耐可塑剤性試験 上記の条件で印字した感熱記録紙に塩化ビニルラップを
印字面全面に密着させ、乾燥器(50度)に10時間保
存し、その後印字部及び地肌部の発色濃度をマクベス反
射濃度計RD−914を使用して測定する方法で行っ
た。残存率は下記式により算出した。 残存率=(A−B)/ C (式中、Aは耐可塑剤性試験後の印字部及び地肌部の濃
度を示し、Bは耐可塑剤性試験後の地肌部の発色濃度か
ら耐可塑剤性試験前の地肌部の発色濃度を差し引いた値
を示し、Cは耐可塑剤性試験前の27V、1.9msの
条件で印字した発色濃度を示す) 試験前の地肌部の発色濃度、試験後の地肌部の発色濃
度、印字部の残存率の結果を表1に示す。
【0020】実施例2 実施例1のA液の調製の際に、前記(化合物1)に代え
て前記(化合物1)の亜鉛塩を用いた以外は、実施例1
と全く同様にして感熱記録紙を調製し、実施例1の場合
と同様に耐可塑剤性試験を行った。結果を表1に示す。
【0021】実施例3 実施例1のA液の調製の際に、前記(化合物1)に代え
て前記(化合物2)を用いた以外は、実施例1と全く同
様にして感熱記録紙を調製し、実施例1の場合と同様に
耐可塑剤性試験を行った。結果を表1に示す。
【0022】実施例4 実施例1のA液の調製の際に、前記(化合物1)に代え
て前記(化合物2)の亜鉛塩を用いた以外は、実施例1
と全く同様にして感熱記録紙を調製し、実施例1の場合
と同様に耐可塑剤性試験を行った。結果を表1に示す。
【0023】実施例5 実施例1のA液の調製の際に、前記(化合物1)に代え
て前記(化合物4)を用いた以外は、実施例1と全く同
様にして感熱記録紙を調製し、実施例1の場合と同様に
耐可塑剤性試験を行った。結果を表1に示す。
【0024】実施例6 実施例1のA液の調製の際に、前記(化合物1)に代え
て前記(化合物4)の亜鉛塩を用いた以外は、実施例1
と全く同様にして感熱記録紙を調製し、実施例1の場合
と同様に耐可塑剤性試験を行った。結果を表1に示す。
【0025】実施例7 実施例1のA液の調製の際に、前記(化合物1)に代え
て前記(化合物6)を用いた以外は、実施例1と全く同
様にして感熱記録紙を調製し、実施例1の場合と同様に
耐可塑剤性試験を行った。結果を表1に示す。
【0026】実施例8 実施例1のA液の調製の際に、前記(化合物1)に代え
て前記(化合物7)を用いた以外は、実施例1と全く同
様にして感熱記録紙を調製し、実施例1の場合と同様に
耐可塑剤性試験を行った。結果を表1に示す。
【0027】比較例1 実施例1のA液の調製の際に、前記(化合物1)に代え
てビスフェノールAを用いた以外は、実施例1と全く同
様にして感熱記録紙を調製し、実施例1の場合と同様に
耐可塑剤性試験を行った。結果を表1に示す。
【0028】比較例2 実施例1のA液の調製の際に、前記(化合物1)に代え
て安息香酸亜鉛を用いた以外は、実施例1と全く同様に
して感熱記録紙を調製し、実施例1の場合と同様に耐可
塑剤性試験を行った。結果を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】
【発明の効果】電子受容性物質として、一般式(1)で
表されるアミック酸誘導体又はその金属塩を含有する本
発明の感熱記録材料は、地肌のかぶりが少なく、感熱記
録材料の画像安定性を改善したものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常温で無色又は淡色のロイコ染料と、加
    熱により該ロイコ染料と反応して発色させる電子受容性
    物質とを含有する感熱発色層を支持体上に設けてなる感
    熱記録材料において、電子受容性物質として、下記一般
    式(1)で表されるアミック酸誘導体又はその金属塩の
    少なくとも1種を該感熱発色層に含有させてなることを
    特徴とする感熱記録材料。 【化1】 (式中、R1 は水素原子又はアルキル基を表し、R2
    水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ニトロ基、カル
    ボキシル基又はハロゲン原子を表し、m及びnは独立に
    0〜4の整数を表す)
JP9245744A 1997-09-10 1997-09-10 感熱記録材料 Withdrawn JPH1178247A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012029276A1 (ja) * 2010-09-01 2012-03-08 日本曹達株式会社 フェノール性化合物を用いた記録材料

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