JPH1176885A - スプレー容器 - Google Patents

スプレー容器

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Publication number
JPH1176885A
JPH1176885A JP9254087A JP25408797A JPH1176885A JP H1176885 A JPH1176885 A JP H1176885A JP 9254087 A JP9254087 A JP 9254087A JP 25408797 A JP25408797 A JP 25408797A JP H1176885 A JPH1176885 A JP H1176885A
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JP
Japan
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passage
trigger
liquid
sprayer
cylinder
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Withdrawn
Application number
JP9254087A
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English (en)
Inventor
Jiyunichi Amita
淳一 網田
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Publication of JPH1176885A publication Critical patent/JPH1176885A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/10Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
    • B05B11/1001Piston pumps
    • B05B11/1009Piston pumps actuated by a lever
    • B05B11/1011Piston pumps actuated by a lever without substantial movement of the nozzle in the direction of the pressure stroke

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  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプレー容器において、トリガー操作時に外
気を容器本体内に導入する空気置換に際し、空気置換経
路からの液漏れを防止すること。 【解決手段】 トリガー25の操作時に、外気を容器本
体11内に導く空気置換経路40を備えてなるスプレー
容器10において、上記空気置換経路40がポンプ15
のシリンダ26の中心回りの上部寄りに設けられてなる
もの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャンプー液、洗
剤、薬品、糊剤、乳液等の液状物のためのスプレー容器
に関する。
【0002】
【従来の技術】スプレー容器として、実公平7-16051 号
公報に記載のものがある。この従来技術のスプレー容器
は、トリガースプレイヤーを容器本体の口部に装着して
なり、トリガースプレイヤーが、スプレイヤー本体と、
スプレイヤー本体に設けられるポンプと、スプレイヤー
本体に回動自在に設けられるトリガーと、スプレイヤー
本体に設けられる通液チューブと、スプレイヤー本体に
設けられるノズル部とを有して構成されている。そし
て、ポンプがトリガーにより操作されるピストンをシリ
ンダ内に往復動自在に備え、トリガーの液状物吸引操作
により容器本体内の液状物をポンプのシリンダ内に吸引
し、該トリガーの液状物吐出操作によりシリンダ内の液
状物をノズル部から噴出可能としている。
【0003】この従来技術のスプレー容器では、トリガ
ーの液状物吸引操作により容器本体内の液状物がポンプ
のシリンダに吸引されたことによる容器本体内の負圧化
を解除するため、トリガーの操作時に、外気を容器本体
内に導く空気置換経路を備えている。この空気置換経路
は、スプレイヤー本体のシリンダ下部肉厚の内外に貫通
形成され、トリガーの操作によりピストンがシリンダ内
に一定以上引き込まれ、シリンダに貫通形成した上記置
換経路を外部空間に臨ませる状態で、外気を容器本体内
に導き入れることを可能とするものである。
【0004】また、従来技術のスプレー容器では、スプ
レイヤー本体が、ポンプを備えるポンプハウジングと、
ポンプハウジングの通液部に封着されるとともに容器本
体の口部に装着される通液体とを有して構成されてい
る。そして、前述の空気置換経路を、通液体側通路とポ
ンプハウジング側通路(ポンプハウジングが形成するシ
リンダ回り通路)とから構成し、この通液体側通路を通
液体とポンプハウジングの通液部との封着部(以下、こ
れを第1の封着部という)の外側で、この第1の封着部
に隣接する通液体とポンプハウジングとの第2の封着部
にて封着することとしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
には以下の問題点がある。 トリガーを引いて空気置換を行なうための空気置換経
路がスプレイヤー本体のシリンダ下部に設けられてい
る。従って、容器本体を前傾してトリガー操作すると
き、容器本体内の液状物の液面レベルはシリンダ下部の
空気置換経路の側にまで到達し、液状物が空気置換経路
から外部空間に液漏れする虞れがある。
【0006】スプレイヤー本体を、容器本体の口部に
装着される通液体と、ポンプハウジングとから構成する
とき、ポンプハウジングと通液体とは、ポンプハウジン
グの通液部をシールする第1の封着部と、空気置換経路
をシールする第2の封着部の2カ所で封着される。この
ため、2つの封着部をもつことによりスプレイヤー本体
の外観が大型化してコンパクト化が困難であること、2
つの封着部で液密構造を形成する必要があって構成複雑
になることの不都合がある。
【0007】本発明の課題は、スプレー容器において、
トリガー操作時に外気を容器本体内に導入する空気置換
に際し、空気置換経路からの液漏れを防止することにあ
る。
【0008】また、本発明の課題は、スプレイヤー本体
の液密構造の簡素化を図り、且つスプレイヤー本体の外
観のコンパクト化を図ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、トリガー付ポンプを容器本体の上部に設け、トリガ
ーの液状物吸引操作により容器本体内の液状物をポンプ
のシリンダ内に吸引し、該トリガーの液状物吐出操作に
よりシリンダ内の液状物をノズル部から噴出可能とする
とともに、トリガーの操作時に、外気を容器本体内に導
く空気置換経路を備えてなるスプレー容器であって、上
記空気置換経路の少なくとも一部が上記ポンプのシリン
ダ中心軸を含む水平面Hのレベル以上のレベルを通るよ
うに設けられてなるようにしたものである。
【0010】請求項2に記載の本発明は、トリガースプ
レイヤーを容器本体の口部に装着してなり、トリガース
プレイヤーが、スプレイヤー本体と、スプレイヤー本体
に設けられるポンプと、スプレイヤー本体に回動自在に
設けられるトリガーと、スプレイヤー本体に設けられる
通液チューブと、スプレイヤー本体に設けられるノズル
部とを有し、ポンプがトリガーにより操作されるピスト
ンをシリンダ内に往復動自在に備え、トリガーの液状物
吸引操作により容器本体内の液状物をポンプのシリンダ
内に吸引し、該トリガーの液状物吐出操作によりシリン
ダ内の液状物をノズル部から噴出可能とするとともに、
トリガーの操作時に、外気を容器本体内に導く空気置換
経路を備えてなるスプレー容器であって、上記空気置換
経路がスプレイヤー本体側通路とピストン側通路とから
なり、トリガーの操作によるピストンの移動過程でそれ
らのスプレイヤー本体側通路とピストン側通路とを導通
可能とし、且つ該空気置換経路の少なくとも一部が上記
ポンプのシリンダ中心軸を含む水平面Hのレベル以上の
レベルを通るように設けられてなるようにしたものであ
る。
【0011】請求項3に記載の本発明は、請求項2に記
載の本発明において更に、前記スプレイヤー本体側通路
が、シリンダの中心部に立設せしめられてピストンの中
心筒部を支持するピストンガイドに設けられ、前記ピス
トン側通路が、ピストンの中心筒部に設けられてなるよ
うにしたものである。
【0012】請求項4に記載の本発明は、請求項2又は
3に記載の本発明において更に、前記スプレイヤー本体
が、ポンプを備えるポンプハウジングと、ポンプハウジ
ングの通液部に封着されるとともに容器本体の口部に装
着される通液体とを有し、前記スプレイヤー本体側通路
が相連通する通液体側通路とポンプハウジング側通路と
からなり、上記通液体側通路が通液体とポンプハウジン
グの通液部との封着部に囲まれる通液体内の領域内を通
過するようにしたものである。
【0013】請求項1に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 トリガーを引いて空気置換を行なうための空気置換経
路の少なくとも一部がポンプのシリンダ中心軸を含む水
平面Hのレベル以上のレベルを通るように設けられてい
る。従って、容器本体を前傾して使用しても、容器本体
内の液状物の液面レベルはシリンダ中心軸を含む水平面
Hのレベル以上にある空気置換経路の部分にまで到達す
ることがない。これにより、容器本体の前傾使用時に、
空気置換経路からの液漏れを生ずることがない。
【0014】請求項2、3に記載の本発明によれば下記
、の作用がある。 トリガーの操作によるピストンの移動過程で、空気置
換経路を構成するスプレイヤー本体側通路とピストン側
通路とが導通し、容器本体に外気を導入することにて該
容器本体からの液状物吸引に基づく該容器本体内の負圧
化を解除する。このとき、空気置換経路の少なくとも一
部がポンプのシリンダ中心軸を含む水平面Hのレベル以
上のレベルを通るように設けられているから、容器本体
を前傾して使用しても、容器本体内の液状物の液面レベ
ルはシリンダ中心軸を含む水平面Hのレベル以上にある
空気置換経路の部分にまで到達することがない。これに
より、容器本体の前傾使用時に、空気置換経路からの液
漏れを生ずることがない。
【0015】容器本体をトリガーの非操作時に転倒さ
せたとき、空気置換経路を構成するスプレイヤー本体側
通路に容器本体から液状物が浸入しても、スプレイヤー
本体側通路はこの段階ではピストン側通路に導通してい
ないために外気側に対して閉塞状態にあり、液状物はス
プレイヤー本体側通路の中間に止まって外部への洩出を
生じない。そして、スプレイヤー本体側通路の中間部に
止まった液状物は、トリガーの操作による容器本体の負
圧時に容器本体側へと回収される。
【0016】請求項4に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 スプレイヤー本体を、容器本体の口部に装着される通
液体と、ポンプハウジングとから構成するとき、ポンプ
ハウジングと通液体とは、ポンプハウジングの通液部を
シールする唯一の封着部で封着される。即ち、通液体に
て空気置換経路を形成する通液体側通路は、ポンプハウ
ジングの通液部回りの上記封着部に囲まれる通液体内の
領域内を通過するため、別個の封着部を設けてシールす
る必要がない。このため、封着部が1か所だけで足りる
ことによりスプレイヤー本体の外観をコンパクトにで
き、1つの封着部で液密構造を形成すれば良くスプレイ
ヤー本体の液密構造の簡素化を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は第1実施形態を示す模式
図、図2は第1実施形態の空気置換経路導通状態を示す
模式図、図3は第1実施形態の空気置換経路遮断状態を
示す模式図、図4は第2実施形態を示す模式図、図5は
第3実施形態を示す模式図である。
【0018】(第1実施形態)(図1〜図3) スプレー容器10は、図1に示す如く、容器本体11の
開口部11Aに螺着されるキャップ12により、トリガ
ースプレイヤー13を装着している。トリガースプレイ
ヤー13は、スプレイヤー本体14を、ポンプ15を備
えるポンプハウジング16と、ポンプハウジング16の
通液部16Aに嵌合されて封着せしめられる通液体17
とから構成している。16Bはポンプハウジング16と
通液体17との液密封着部である。そして、通液体17
の下部フランジ部17Aを上述のキャップ12により、
容器本体11の開口部11Aに固定的に保持している。
【0019】通液体17は、通液路17Bの下端部に通
液チューブ18を嵌合せしめられ、通液路17Bの内部
にボール状入側逆止弁19と、2連空洞部を備えた弾性
体からなる伸縮自在の出側逆止弁20とを有している。
そして、通液体17は、入側逆止弁19と出側逆止弁2
0の間の通液路17Bをポンプ15の後述するシリンダ
26に連通する連通路21を備えるとともに、入側逆止
弁19の弁体19Aより出側の通液部16Aを出側逆止
弁20の弁体20Aを介して後述する吐出路29に連通
する連通路22を備えている。
【0020】入側逆止弁19は、(a) 自由状態において
重力によりボール状弁体19Aを通液体17に設けてあ
る入側弁座23Aに着座して通液路17Bを閉じ、(b)
ポンプ15の吸引圧によって通液路17Bを開き容器本
体11内の内容物をシリンダ26側に吸引可能とする。
出側逆止弁20は、2連空洞部の上部をポンプハウジン
グ16に固定されており、(a) 自由状態において2連空
洞部の弾発力により弁体20Aをポンプハウジング16
に設けてある出側弁座23Bに着座させて通液部16A
を閉じ、(b) ポンプ15の吐出圧によって通液部16A
を開きシリンダ26の側の内容物を吐出路29の側に吐
出して後述するノズル31から噴出可能とする。
【0021】トリガースプレイヤー13は、ポンプハウ
ジング16の前面側下部にトリガー25を有している。
そして、ポンプ15は、ポンプハウジング16内におけ
る通液体17の前部にシリンダ26を形成し、シリンダ
26に摺動可能に挿入されるピストン27をトリガー2
5によって加圧操作可能とされている。ピストン27
は、シリンダ26の中心部にポンプハウジング16から
立設せしめられるピストンガイド16Cに中心筒部27
Aを支持せしめられるとともに、シリンダ26の内面に
リップ部27Bを摺接し、先端連結部27Cをトリガー
25に連結せしめられている。28はシリンダ26に内
蔵されてピストン27をトリガー25の側に弾発するば
ねである。シリンダ26は前述の如く、連通路21を介
して、通液体17の通液路17Bに連通している。トリ
ガー25の加圧操作(液状物吐出操作)によりピストン
27はシリンダ26を圧縮し、シリンダ26に前述の吐
出圧を生成する。また、トリガー25の加圧操作解除
(液状物吸引操作)によりピストン27はシリンダ26
を拡張し、シリンダ26に前述の吸引圧を生成する。
【0022】トリガースプレイヤー13は、ポンプハウ
ジング16の上部に吐出路29を有している。吐出路2
9は前述の如く、連通路22を介して、ポンプハウジン
グ16の通液部16Aに連通している。そして、トリガ
ースプレイヤー13は、吐出路29の前面部に吐出ノズ
ル31を装着されている。
【0023】吐出ノズル31は、ポンプハウジング16
の前面に嵌合されているノズル取付部材32の突出リン
グ状支持筒部32Aに回動可能に係着されている。吐出
ノズル31は、支持筒部32A回りで回動し、(A) 泡吐
出位置、(B) 霧吐出位置、(C) 吐出停止位置のいずれか
に選択的に設定可能とされる。
【0024】然るに、トリガースプレイヤー13は、ト
リガー25の操作時に、容器本体11の内容物がポンプ
15のシリンダ26に吸引されたことによる容器本体1
1の負圧化を解除するため、外気を容器本体11に導入
する空気置換経路40を備えている。
【0025】空気置換経路40は、スプレイヤー本体1
4(ポンプハウジング16、通液体17)のスプレイヤ
ー本体側通路41と、ピストン27のピストン側通路4
2とからなる。スプレイヤー本体側通路41は、通液体
17の通液チューブ18が嵌合している部分に沿って容
器本体11に連通するように設けられる通液体側通路4
1Aと、ポンプハウジング16のピストンガイド16C
に設けられるポンプハウジング側通路41B、41Cと
からなる。また、ピストン側通路42は、ピストン27
の中心筒部27Aに穿設した。そして、トリガー25の
操作によるピストン27の移動過程で、スプレイヤー本
体側通路41とピストン側通路42とを導通可能とする
ように、通液体側通路41Aに連なるポンプハウジング
側通路41Bを一旦ピストン27の中心筒部27Aの筒
内空間に向けて開口し、中心筒部27Aの筒内空間に連
なるポンプハウジング側通路41Cをピストンガイド1
6Cの外周部に溝状をなすように設け、このポンプハウ
ジング側通路41Cを特定位置にあるピストン27のピ
ストン側通路42に導通せしめるようにしてある。図1
はトリガー25の引き始め側で空気置換経路40は不導
通、図2はトリガー25の中間特定位置で空気置換経路
40は導通、図3はトリガー25の引き終側で空気置換
経路40は不導通である。このスプレイヤー本体側通路
41とピストン側通路42の導通期間は、ピストン側通
路42が相接続するポンプハウジング側通路41Cの溝
長さL(図1)の調整により設定される。
【0026】このとき、空気置換経路40の一部である
ピストン側通路42等を、ポンプ15のシリンダ26の
中心軸を含む水平面Hのレベルより上のレベルに設けて
いる。尚、空気置換経路40のピストン側通路42が、
ピストンガイド16Cのポンプハウジング側通路41C
に必ず導通可能となるように、ピストン27のピストン
ガイド16Cを中心とした回転を防止する必要がある。
そのため、先端連結部27Cはトリガー25の回り止め
溝45Aにその回り止め突部45Bを係合せしめられる
状態で連結されている。
【0027】空気置換経路40の通液体側通路41A
は、前述した如く、通液体17の通液チューブ18が嵌
合している部分に沿って設けられており、通液体17に
おけるポンプハウジング16と通液体17との前述した
唯一の封着部16Bに囲まれる領域内にて延在されてい
る。
【0028】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。 トリガー25を引いて空気置換を行なうための空気置
換経路40の一部がポンプ15のシリンダ26の中心軸
を含む水平面Hのレベルより上部寄りに設けられてい
る。従って、容器本体11を前傾して使用しても、容器
本体11内の液状物の液面レベルはシリンダ26中心回
りの上部の空気置換経路40の側にまで到達することが
ない。これにより、容器本体11の前傾使用時に、空気
置換経路40からの液漏れを生ずることがない。
【0029】トリガー25の操作によるピストン27
の移動過程で、空気置換経路40を構成するスプレイヤ
ー本体側通路41とピストン側通路42とが導通し、容
器本体11に外気を導入することにて該容器本体11か
らの液状物吸引に基づく該容器本体11内の負圧化を解
除する。このとき、空気置換経路40がポンプ15のシ
リンダ26中心回りの上部寄りに設けられているから、
容器本体11を前傾して使用しても、容器本体11内の
液状物の液面レベルはシリンダ26中心回りの上部寄り
の空気置換経路40の側にまで到達することがない。こ
れにより、容器本体11の前傾使用時に、空気置換経路
40からの液漏れを生ずることがない。
【0030】容器本体11をトリガー25の非操作時
に転倒させたとき、空気置換経路を構成するスプレイヤ
ー本体側通路41に容器本体11から液状物が浸入して
も、スプレイヤー本体側通路41はこの段階ではピスト
ン側通路42に導通していないために外気側に対して閉
塞状態にあり、液状物はピストン27の中心筒部27A
の内圧の存在によりスプレイヤー本体側通路41の中間
に止まって外部への洩出を生じない。そして、スプレイ
ヤー本体側通路41の中間部に止まった液状物は、トリ
ガー25の操作による容器本体11の負圧時に容器本体
11側へと回収される。
【0031】スプレイヤー本体14を、容器本体11
の口部に装着される通液体17と、ポンプハウジング1
6とから構成するとき、ポンプハウジング16と通液体
17とは、ポンプハウジング16の通液部16Aをシー
ルする唯一の封着部16Bで封着される。即ち、通液体
17にて空気置換経路40を形成する通液体側通路41
Aは、ポンプハウジング16の通液部16A回りの上記
封着部16Bに囲まれる通液体17の領域内を通過する
ため、別個の封着部を設けてシールする必要がない。こ
のため、封着部16Bが1か所だけで足りることにより
スプレイヤー本体14の外観をコンパクトにでき、1つ
の封着部16Bで液密構造を形成すれば良くスプレイヤ
ー本体14の液密構造の簡素化を図ることができる。
【0032】(第2実施形態)(図4) 第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、ポンプ15
において、ピストン27をトリガー25の側に弾発する
ばね28Aを、シリンダ26に内蔵するものでなく、ポ
ンプハウジング16の外側に配設したことのみにある。
【0033】(第3実施形態)(図5) 第3実施形態が第1実施形態と異なる点は、空気置換経
路40の取り回しにある。第3実施形態の空気置換経路
40も、スプレイヤー本体14(ポンプハウジング1
6、通液体17)のスプレイヤー本体側通路51と、ピ
ストン27のピストン側通路52にて構成した。このと
き、スプレイヤー本体側通路51は、通液体17の通液
体側通路51A(第1実施形態の通液体側通路41Aと
同じ取り回し)と、ポンプハウジング16のシリンダ2
6回りに設けたポンプハウジング側通路51Bとから構
成した。また、ピストン側通路52は、ピストン27の
リップ部27Bに穿設した。そして、トリガー25の操
作によるピストン27の移動過程で、スプレイヤー本体
側通路51のポンプハウジング側通路51Bを特定位置
にあるピストン27のピストン側通路52に導通せしめ
るようにした。このスプレイヤー本体側通路51とピス
トン側通路52の導通期間は、ピストン側通路52が相
接続するポンプハウジング側通路51Bの溝長さL(図
5)の調整により設定される。
【0034】このとき、空気置換経路40のうちのポン
プハウジング側通路51B、ピストン側通路52等を、
ポンプ15のシリンダ26の中心軸を含む水平面Hより
上部に設けることとしている。尚、空気置換経路40の
ピストン側通路52がシリンダ26の上部に必ず位置付
けられて、ポンプハウジング16のポンプハウジング側
通路51Bに導通可能となるように、ピストン27の先
端連結部27Cはトリガー25の回り止め溝45Aにそ
の回り止め突部45Bを係合せしめられる状態で連結さ
れている。
【0035】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、スプレー
容器において、トリガー操作時に外気を容器本体内に導
入する空気置換に際し、空気置換経路からの液漏れを防
止することができる。
【0037】また、本発明によれば、スプレイヤー本体
の液密構造の簡素化を図り、且つスプレイヤー本体の外
観のコンパクト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施形態を示す模式図である。
【図2】図2は第1実施形態の空気置換経路導通状態を
示す模式図である。
【図3】図3は第1実施形態の空気置換経路遮断状態を
示す模式図である。
【図4】図4は第2実施形態を示す模式図である。
【図5】図5は第3実施形態を示す模式図である。
【符号の説明】 10 スプレー容器 11 容器本体 13 トリガースプレイヤー 14 スプレイヤー本体 15 ポンプ 16 ポンプハウジング 16A 通液部 16B 封着部 17 通液体 18 通液チューブ 25 トリガー 26 シリンダ 31 吐出ノズル 40 空気置換経路 41 スプレイヤー本体側通路 41A 通液体側通路 41B、41C ポンプハウジング側通路 42 ピストン側通路 51 スプレイヤー本体側通路 51A 通液体側通路 51B ポンプハウジング側通路 52 ピストン側通路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トリガー付ポンプを容器本体の上部に設
    け、トリガーの液状物吸引操作により容器本体内の液状
    物をポンプのシリンダ内に吸引し、該トリガーの液状物
    吐出操作によりシリンダ内の液状物をノズル部から噴出
    可能とするとともに、 トリガーの操作時に、外気を容器本体内に導く空気置換
    経路を備えてなるスプレー容器であって、 上記空気置換経路の少なくとも一部が上記ポンプのシリ
    ンダ中心軸を含む水平面のレベル以上のレベルを通るよ
    うに設けられてなることを特徴とするスプレー容器。
  2. 【請求項2】 トリガースプレイヤーを容器本体の口部
    に装着してなり、 トリガースプレイヤーが、スプレイヤー本体と、スプレ
    イヤー本体に設けられるポンプと、スプレイヤー本体に
    回動自在に設けられるトリガーと、スプレイヤー本体に
    設けられる通液チューブと、スプレイヤー本体に設けら
    れるノズル部とを有し、 ポンプがトリガーにより操作されるピストンをシリンダ
    内に往復動自在に備え、 トリガーの液状物吸引操作により容器本体内の液状物を
    ポンプのシリンダ内に吸引し、該トリガーの液状物吐出
    操作によりシリンダ内の液状物をノズル部から噴出可能
    とするとともに、 トリガーの操作時に、外気を容器本体内に導く空気置換
    経路を備えてなるスプレー容器であって、 上記空気置換経路がスプレイヤー本体側通路とピストン
    側通路とからなり、トリガーの操作によるピストンの移
    動過程でそれらのスプレイヤー本体側通路とピストン側
    通路とを導通可能とし、且つ該空気置換経路の少なくと
    も一部が上記ポンプのシリンダ中心軸を含む水平面のレ
    ベル以上のレベルを通るように設けられてなることを特
    徴とするスプレー容器。
  3. 【請求項3】 前記スプレイヤー本体側通路が、シリン
    ダの中心部に立設せしめられてピストンの中心筒部を支
    持するピストンガイドに設けられ、 前記ピストン側通路が、ピストンの中心筒部に設けられ
    てなる請求項2記載のスプレー容器。
  4. 【請求項4】 前記スプレイヤー本体が、ポンプを備え
    るポンプハウジングと、ポンプハウジングの通液部に封
    着されるとともに容器本体の口部に装着される通液体と
    を有し、 前記スプレイヤー本体側通路が相連通する通液体側通路
    とポンプハウジング側通路とからなり、 上記通液体側通路が通液体とポンプハウジングの通液部
    との封着部に囲まれる通液体内の領域内を通過する請求
    項2又は3記載のスプレー容器。
JP9254087A 1997-09-04 1997-09-04 スプレー容器 Withdrawn JPH1176885A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012096144A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Yoshino Kogyosho Co Ltd トリガー式液体噴出器
WO2017221732A1 (ja) * 2016-06-24 2017-12-28 キャニヨン株式会社 蓄圧式スプレー

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JP2012096144A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Yoshino Kogyosho Co Ltd トリガー式液体噴出器
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