JPH0975800A - スプレー容器 - Google Patents

スプレー容器

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JPH0975800A
JPH0975800A JP7229519A JP22951995A JPH0975800A JP H0975800 A JPH0975800 A JP H0975800A JP 7229519 A JP7229519 A JP 7229519A JP 22951995 A JP22951995 A JP 22951995A JP H0975800 A JPH0975800 A JP H0975800A
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JP
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outside air
spray container
pipe
container
check valve
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JP7229519A
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Katsumi Takasaki
勝己 高崎
Katsumi Saegusa
克己 三枝
Takashi Okuno
隆史 奥野
Shin Akasaka
神 赤坂
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/0005Components or details
    • B05B11/0059Components or details allowing operation in any orientation, e.g. for discharge in inverted position
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/10Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
    • B05B11/1001Piston pumps
    • B05B11/1009Piston pumps actuated by a lever
    • B05B11/1011Piston pumps actuated by a lever without substantial movement of the nozzle in the direction of the pressure stroke
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/0005Components or details
    • B05B11/0027Means for neutralising the actuation of the sprayer ; Means for preventing access to the sprayer actuation means
    • B05B11/0032Manually actuated means located downstream the discharge nozzle for closing or covering it, e.g. shutters
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正立状態でも倒立状態でも容器本体内に充填
された液状物を好適に噴出することができるスプレー容
器の提供。 【解決手段】 容器本体2にプレイヤー3が装着されて
なり、スプレイヤー3は、水平管路4及び垂直管路5が
設けられると共にピストン・シリンダー機構12が配設
された本体6と、トリガー7と、インテイク10とを備
えているスプレー容器において、インテイク10に、外
気導入用逆止弁13及び吸引パイプ装置27を配設して
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅用洗剤等の液
状物を倒立状態でも噴出することができるスプレー容器
に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、容器本体の口部にトリガ
ー式スプレイヤーが装着されたスプレー容器(トリガー
式スプレー容器)には、トリガーを引いて、シリンダー
内の空気を外に排出し、トリガーを戻した際に液状物内
に浸したパイプを通じて該液状物を吸引され、上記シリ
ンダー内に液状物を満たし、再びトリガーを引くことに
より、該シリンダー内の液状物を押し出して垂直管路に
導き、更に水平管路、スピンエレメントを通じて最後に
ノズルから噴出するタイプのものがある。
【0003】斯るスプレー容器は、衣料用仕上げ剤、衣
料用糊剤、住宅用洗剤等の液状物を充填する容器として
幅広く使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来のスプレー容器は、通常、正立状態での使用を想
定して作製されており、倒立状態で使用すると、エア置
換用の通気孔を通じて液状物が漏れ出してしまうため、
斯る倒立状態での使用は不可能であった。従って、バス
タブやトイレ等の手前側に洗剤を噴出する場合には、手
首を返した状態で噴出しなければならず、非常に使い辛
かった。
【0005】本発明の目的は、正立状態でも倒立状態で
も容器本体内に充填された液状物を好適に噴出すること
ができるスプレー容器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、液状物を充填する容器本体の口部に、トリガ
ースプレイヤーが装着されてなり、該トリガースプレイ
ヤーは、互いに連通する水平管路及び垂直管路が設けら
れると共に該水平管路及び垂直管路に液状物を供給する
ピストン・シリンダー機構が配設されたスプレイヤー本
体と、該スプレイヤー本体に回動自在に装着されたトリ
ガーと、上記垂直管路に装着されたインテイクとを備え
たスプレー容器において、上記インテイクに、正立状態
において上記容器本体内への外気の流入を遮断せず、倒
立状態において上記容器本体内への外気の流入を遮断
し、更に上記容器本体内が負圧となったときに該容器本
体内に外気を流入させる外気導入用逆止弁を配設し、且
つ倒立状態でも正立状態でも上記容器本体内の液状物を
吸引する吸引パイプ装置を配設したことを特徴とするス
プレー容器を提供することにより、上記目的を達成した
ものである。
【0007】また、本発明の請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載のスプレー容器において、上記吸引パイ
プ装置は、上記インテイクに装着されて上記垂直管路内
に液状物を供給するパイプと、該パイプの中間部に介装
された液供給用逆止弁とからなり、上記液供給用逆止弁
は、スプレー容器の正立状態において、上記パイプの先
端部から液状物を吸引可能とするとともに、スプレー容
器の倒立させたときに該パイプの先端部からの液状物の
流入を遮断して上記垂直管路内に上記容器本体の口部側
から液状物を流入させるようになしてあることを特徴と
するスプレー容器を提供するものである。
【0008】また、本発明の請求項3に記載の発明は、
請求項1に記載のスプレー容器において、上記吸引パイ
プ装置は、上記インテイクに装着されて上記垂直管路内
に液状物を供給するパイプからなり、該パイプは、屈曲
自在の蛇腹部を有するとともに、先端部にアンカーを備
えていることを特徴とするスプレー容器を提供するもの
である。
【0009】また、本発明の請求項4に記載の発明は、
請求項1〜3のいずれかに記載のスプレー容器におい
て、上記外気導入用逆止弁は、上記スプレー容器を倒立
させた状態において、外気を上方に向けて流入させた後
に下方に向けて流入させるように画成されていることを
特徴とするスプレー容器を提供するものである。
【0010】また、本発明の請求項5に記載の発明は、
請求項1〜4のいずれかに記載のスプレー容器におい
て、上記外気導入用逆止弁の弁体がボール弁体であるこ
とを特徴とするスプレー容器を提供するものである。
【0011】また、本発明の請求項6に記載の発明は、
請求項5に記載のスプレー容器において、上記ボール弁
体がコイルバネを介して配設されていることを特徴とす
るスプレー容器を提供するものである。
【0012】本発明の請求項1〜3のいずれかに記載の
スプレー容器においては、当該スプレー容器が正立状態
のときには、上記外気導入用逆止弁によって外気の流入
は遮断されないため、容器本体内に外気が流入し、容器
本体の変形が抑えられる。当該スプレー容器が倒立状態
のときには、上記外気導入用逆止弁によって外気の流入
が遮断されるため、この状態では、液状物の漏れは確実
に抑えられている。この状態で上記トリガーを操作する
と、該容器本体内の液状物が、該容器本体内から液状物
を吸引する吸引パイプ装置を通じて上記垂直管路に供給
される。そして、更にトリガーを操作すると、上記水平
管路を通じて液状物が外部に噴出される。トリガーの操
作に伴って上記容器本体内が負圧となったときには、上
記外気導入用逆止弁が開き、容器本体内に外気が流入す
るので、容器本体の変形が抑えられる。
【0013】本発明の請求項4に記載のスプレー容器に
おいては、上記外気導入用逆止弁が、上記スプレー容器
を倒立させた状態において、外気を上方に向けて流入さ
せた後に下方に向けて流入させるように画成されている
ので、液状物の粘性が低い場合にも、スプレー容器を倒
立させたときの液洩れを確実に抑えることができる。
【0014】本発明の請求項5に記載のスプレー容器に
おいては、上記外気導入用逆止弁の弁体がボール弁体で
あるので、スプレー容器が正立状態のときには、外気の
流入を遮断せず、倒立状態のときに外気の流入を遮断す
る機構を容易に作製することができる。
【0015】本発明の請求項6に記載のスプレー容器に
おいては、上記ボール弁体がコイルバネを介して配設さ
れているので、液状物の粘性が低い場合にも、スプレー
容器を倒立させたときの液洩れを確実に抑えることがで
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】図1及び図2は、本発明に係るスプレー容
器の一実施形態を示したものである。図において、符号
1はスプレー容器を示している。
【0018】図1に示したように、上記スプレー容器A
は、液状物を充填する有底の容器本体2の口部に、上記
液状物を噴出するトリガースプレイヤー(以下、単に
「スプレイヤー」という)3が装着された構成とされて
いる。
【0019】上記スプレイヤー3は、水平管路4及びこ
の水平管路4に連通する垂直管路5を内部に有したスプ
レイヤー本体6と、スプレイヤー本体6に回動自在に装
着されたトリガー7と、上記水平管路4の前方部に装着
されたスピンエレメント8と、スピンエレメント8の前
方部に装着されたノズル部材9と、上記垂直管路5に装
着されたインテイク10とを備えている。
【0020】上記スプレイヤー本体6の上記水平管路4
の下方部には、上記トリガー7によって作動するピスト
ン・シリンダー機構12が配設されている。
【0021】また、上記インテイク10には、正立状態
において上記外気導入路6a、10aからの外気の流入
を遮断せずに、倒立状態において上記外気導入路6a、
10aからの外気の流入を遮断し、上記トリガー7を引
いて上記容器本体2内が負圧となったときに上記外気導
入孔6a、10aを通じて上記容器本体2内に外気を流
入させる外気導入用逆止弁13が配設されており、ま
た、インテイク10には上記容器本体2内から液状物を
吸引する吸引パイプ装置27が配設されている。
【0022】本第1実施形態のスプレー容器Aにおい
て、上記吸引パイプ装置27は、パイプ11と、パイプ
11の中間部に介装された液供給逆止弁装置14とで構
成されている。この液供給逆止弁装置14には、上記ス
プレイヤー本体6の正立状態において上記トリガー7を
操作したときに上記垂直管路5に液状物を供給する正立
時液供給用の逆止弁14a、及び、上記スプレイヤー本
体6の倒立状態において上記トリガー7を操作したとき
に上記垂直管路5に液状物を供給する倒立時液供給用の
逆止弁14bが配設されている。ここで、本発明におけ
る吸引パイプ装置とは、スプレー容器Aの正立、倒立に
依らずスプレイヤー本体に液を供給するために、液状物
がパイプを通してスプレイヤー本体6の垂直管路5に流
路を形成するものをいう。
【0023】上記スプレー容器Aを更に詳しく説明する
と、上記スプレイヤー本体6の前方部であって、上記水
平管路4の先端部には、挿嵌部4aが設けられており、
この挿嵌部4aに、上記スピンエレメント8が嵌着され
ている。そして、このスピンエレメント8の先端部に、
ノズルチップ9aを備えた上記ノズル部材9が嵌着され
ている。
【0024】上記水平管路5の下方位置には、上記ピス
トン・シリンダー機構12のシリンダーSを構成する二
重の筒状壁部12a、12bが設けられており、この筒
状壁部12aの下方には、容器本体2内に外気を流入さ
せる外気導入孔6aが形成されている。
【0025】上記筒状壁部12a、12bで構成される
シリンダー内には、ピストン・シリンダー機構12のピ
ストンPを構成するピストン部材15がコイルバネ16
を介して配設されている。上記ピストン部材15の摺動
部15aは、トリガー7を引いていない状態では、上記
外気導入孔6aを塞いでいる。
【0026】上記トリガー7は、上記スプレイヤー本体
6の側壁部内側に回動自在に嵌着されている。このトリ
ガー7の背面部には、上記ピストン部材15の前端部に
当接する押圧突起7aが設けられており、トリガー7を
回動操作することによって、ピストン部材15が上記シ
リンダーS内を往復摺動できるようになしてある。
【0027】一方、上記スプレイヤー本体6の下方部に
は、上記垂直管路5の下端部を囲繞する二重の挿嵌壁部
17、18が設けられており、これら挿嵌壁部17、1
8及び垂直管路5内に、上記インテイク10が嵌着され
ている。
【0028】上記インテイク10は、基板部10bを境
として、上方部に、上記挿嵌壁部18に嵌着される嵌着
壁部10cと、上記垂直管路5及び上記挿嵌壁部17に
嵌着される管部10dとを備えており、また、下方部
に、上記管部10dに連通し且つ上記パイプ11の上端
部が嵌着される管部10eを備えている。そして、上記
挿嵌壁部10cの天板部に、外気導入孔10aが形成さ
れている。
【0029】更にインテイク10には、上記挿嵌壁部1
0c内の上記外気導入孔10aに連通する孔(図示せ
ず)が形成されている。この孔には、内部に筒状空間を
形成する有底の筒状部材19が嵌着固定されており、筒
状部材19の底面部には上下方向の通気孔19aが形成
されている。そして、これら挿嵌壁部10c及び筒状部
材19で形成される空間内に、上記外気導通孔10aを
塞ぐボール弁体19bが配設されて、上記外気導入用逆
止弁13が設けられている。上記通気孔19aは、スプ
レー容器Aが正立状態のときに、上記ボール弁体19b
で塞がれた状態においても外気を通す程度に細く形成さ
れている。
【0030】上記管部10dには、上記水平管路4及び
上記シリンダーS内に連通する連通孔10f、10gが
それぞれ形成されている。また、管部10dの内部の上
方には、バルブ20が配設されている。このバルブ20
は、そのフランジ部20aが支持壁部10hで支持され
ており、水平管路4からの液状物の逆流を防ぐととも
に、支持壁部10hの下方における液圧が所望の圧力に
高まったときに管部10d内と上記水平管路4とを連通
させて該水平管路4に液状物を供給するようになしてあ
る。バルブ20の下方には、ボール弁体21が配設され
ている。このボール弁体21は、管部10d内に張り出
した支持壁部10iで支持されており、上記シリンダー
S内からの液状物の逆流を防ぐとともに、支持壁部10
iの下方における液圧が所望の圧力に高まったときに液
状物が上方に供給されるようになしてある。
【0031】インテイク10の上方には、上下方向の挿
通孔を有するキャップ体22が装着されており、このキ
ャップ体22の雌ねじ22aと、容器本体2の口部外周
の雄ねじ(図示せず)とを螺合させることによって、上
記スプレイヤー3を容器本体2に装着できるようになし
てある。なお、キャップ体22の内面と容器本体の口部
の上端との間には液洩れを防止するパッキン28が介装
されている。
【0032】上記液供給逆止弁14は、天板部に2つの
挿通孔23a、23bを有する筒状部材23と、底板部
に挿通孔24aを有する筒状部材24とが嵌着されると
ともに、上記挿通孔23bの開口部を囲繞するように筒
状部材25が嵌着され、更に上記挿通孔24aの開口部
を囲繞するように筒状部材26が嵌着され、これら筒状
部材25、26内にボール弁体25a、26aが配設さ
れた構成とされている。
【0033】本第1実施形態のスプレー容器Aにおい
て、上記吸引パイプ装置27の上記液供給逆止弁14内
の容積V(図1参照)は、一回のトリガー7の操作によ
る液状物の噴出量(上記シリンダーSの容積)よりも大
きく設定されており、これによって、安定した噴出を可
能としている。
【0034】上記スプレー容器Aは、正立状態のときに
は、図1のように、上記外気導入用逆止弁13によって
上記外気導入孔6a、10aを通じての外気の流入が遮
断されず、また、上記逆止弁14a、14bは閉じてい
る。この状態で上記トリガー7を操作すると、上記ピス
トン・シリンダー機構12が作動し、上記垂直管路5内
が次第に負圧となって上記逆止弁14aのボール弁体2
6aが上方に移動し、上記パイプ11の下端部から液状
物が吸引されてインテイク10の管部10dに供給され
る(図中矢印X)。更にトリガー7を操作すると、上記
垂直管路5、上記水平管路4、上記スピンエレメント8
及び上記ノズル部材9を通じて液状物が外部に噴出され
る。上記トリガー7の操作に伴って上記ピストン部材1
5の摺動部15aが上記外気導入孔6aより後方に移動
すると、上記外気導入孔6a、10aを通じて外気が容
器本体2内に流入するので、容器本体2の変形が抑えら
れる。
【0035】当該スプレー容器Aは、倒立状態のときに
は、図2のように、上記外気導入用逆止弁13によって
上記外気導入孔6a、10aを通じた容器本体2内への
外気の流入が遮断され、また、上記逆止弁14a、14
bは閉じている。従って、この状態では、上記外気導入
孔10aからの液状物の漏れは確実に抑えられている。
この状態で上記トリガー7を操作すると、上記ピストン
・シリンダー機構12が作動し、上記垂直管路5内が負
圧となって上記逆止弁14bのボール弁体25aが開
き、上記筒状部材25から液状物が吸引されてインテイ
ク10の管部10dに供給される(図中矢印Y)。そし
て、更にトリガーを操作すると、上記垂直管路5、上記
水平管路4、上記スピンエレメント8及び上記ノズル部
材9を通じて液状物が外部に噴出される。上記トリガー
7の操作に伴って上記ピストン部材15の摺動部15a
が上記外気導入孔6aより後方に移動すると、外気導入
用逆止弁13のボール弁体19bが開いて、上記外気導
入孔6a、10aを通じて外気が容器本体2内に流入す
るので、容器本体2の変形が抑えられる。また、この
際、上記外気導入用逆止弁13におけるボール弁体19
bと外気導入孔10aとの間は、容器本体2内が負圧に
なることによって外気を流入できる程度にしか開かない
ため、上記外気導入孔6a、10aを通じた液状物の洩
れは確実に抑えられる。
【0036】このように、上記スプレー容器Aによれ
ば、スプレー容器Aが正立状態でも倒立状態でも容器本
体2内に充填された液状物を好適に噴出することができ
る。
【0037】また、上記外気導入用逆止弁13の弁体を
ボール弁体19bとしたので、スプレー容器Aが正立状
態のときには、外気の流入を遮断せず、倒立状態のとき
に外気の流入を遮断する機構を容易に作製することがで
きる。
【0038】図3及び図4は、本発明にスプレー容器の
第2実施形態を示したものである。これらの図におい
て、符号Bは、スプレー容器を示している。なお、上記
第1実施形態のスプレー容器Aと共通する部分には同一
符号を付し、その説明は省略する。
【0039】上記第2実施形態のスプレー容器Bは、外
気導入用逆止弁13のボール弁体19bがコイルスプリ
ング19cを介して配設されている点を除いて、上記第
1実施形態のスプレー容器Aと同様の構成を有してい
る。そして、このコイルスプリング19cの弾性力によ
って、上記ボール弁体19bを、上記外気導入孔10a
側に付勢して該外気導入孔10aを塞いでおき、容器本
体2内が負圧となったときにコイルスプリング19cが
収縮してが外気導入孔10aから外気が容器本体2内に
流入するようになしてある。
【0040】上記スプレー容器Bは、正立状態のときに
は、図3のように、上記外気導入用逆止弁13によって
上記外気導入孔6a、10aを通じての外気の流入が遮
断され、また、上記逆止弁14a、14bは閉じてい
る。この状態で上記トリガー7を操作すると、上記ピス
トン・シリンダー機構12が作動し、上記垂直管路5内
が次第に負圧となって上記逆止弁14aのボール弁体2
6aが上方に移動し、上記パイプ11の下端部から液状
物が吸引されてインテイク10の管部10dに供給され
る(図中矢印X)。更にトリガー7を操作すると、上記
垂直管路5、上記水平管路4、上記スピンエレメント8
及び上記ノズル部材9を通じて液状物が外部に噴出され
る。上記トリガー7の操作に伴って上記ピストン部材1
5の摺動部15aが上記外気導入孔6aより後方に移動
すると、外気導入用逆止弁13のボール弁体19bは容
器本体2内の負圧がコイルスプリング19の収縮力より
大きくなったときのみ上記外気導入用逆止弁13のボー
ル弁体19bが開いて、上記外気導入孔6a、10aを
通じて外気が容器本体2内に流入するので、容器本体2
の変形が抑えられる。
【0041】当該スプレー容器Bは、倒立状態のときに
は、図4のように、上記外気導入用逆止弁13によって
上記外気導入孔6a、10aを通じた容器本体2内への
外気の流入が遮断され、また、上記逆止弁14a、14
bは閉じている。従って、この状態では、上記外気導入
孔10aからの液状物の漏れは確実に抑えられている。
この状態で上記トリガー7を操作すると、上記ピストン
・シリンダー機構12が作動し、上記垂直管路5内が負
圧となって上記逆止弁14bのボール弁体25aが開
き、上記筒状部材25から液状物が吸引されてインテイ
ク10の管部10dに供給される(図中矢印Y)。そし
て、更にトリガー7を操作すると、上記垂直管路5、上
記水平管路4、上記スピンエレメント8及び上記ノズル
部材9を通じて液状物が外部に噴出される。上記トリガ
ー7の操作に伴って上記ピストン部材15の摺動部15
aが上記外気導入孔6aより後方に移動すると、外気導
入用逆止弁13のボール弁体19bは容器本体2内の負
圧がコイルスプリング19の収縮力より大きくなったと
きのみ、外気導入用逆止弁13のボール弁体19bが開
いて、上記外気導入孔6a、10aを通じて外気が容器
本体2内に流入するので、容器本体2の変形が抑えられ
る。また、この際、外気導入用逆止弁13におけるボー
ル弁体19bと外気導入孔10aとの間は、容器本体2
内の負圧がコイルスプリング19cの収縮力より大きく
なることによって外気を流入できる程度にしか開かない
ため、上記外気導入孔6aを通じて液状物が洩れること
はない。
【0042】本実施形態のスプレー容器Bによれば、上
記第1実施形態のスプレー容器Aと同様に、スプレー容
器Bが正立状態でも倒立状態でも容器本体2内に充填さ
れた液状物を好適に噴出することができる。また、本実
施形態のスプレー容器Bでは、外気導入孔10aを塞ぐ
ボール弁体19bがコイルスプリング19cによって付
勢されているため、液状物の粘性が低い場合に、スプレ
ー容器Bを倒立状態にしても、外気導入孔6a、10a
を通じた液状物の洩れをより確実に抑えることができ
る。
【0043】図5及び図6は、本発明に係るスプレー容
器の第3実施形態を示したものである。図において符号
Cは、スプレー容器を示している。なお、上記第1実施
形態のスプレー容器Aと共通する部分は同一符号を付
し、その説明を省略する。
【0044】上記スプレー容器Cは、上記第1実施形態
のスプレー容器Aにおけるパイプ装置27に変えて、吸
引パイプ装置27’を備えている点を除いて、上記第1
実施形態のスプレー容器Aと同様の構成を有している。
【0045】上記吸引パイプ装置27’は、上記インテ
イク10の管部10d、10eに装着されて上記垂直管
路5内に液状物を供給するパイプ31からなり、このパ
イプ31は、屈曲自在の蛇腹部32を有するとともに、
先端部31aに球状のアンカー33が取り付けられてい
る。そして、当該スプレー容器Cが正立状態でも倒立状
態でもパイプ31の先端部31aが常に容器本体2内の
液状物に浸漬できるようになしてある。パイプ31の先
端部31aは、上記アンカー33に対応したシェル状に
設けられている。また、上記アンカー33と先端開口部
の内面との間には、所定の間隔が設けられており、液状
物の吸引がスムーズに行われるようになしてある。
【0046】本第3実施形態のスプレー容器Cは、正立
状態のときには、図5のように、上記外気導入用逆止弁
13によって上記外気導入孔6a、10aを通じての外
気の流入が遮断されず、また、上記パイプ31の先端部
31aは、アンカー33によって下方に向いている。こ
の状態で上記トリガー7を操作すると、上記ピストン・
シリンダー機構12が作動し、上記垂直管路5内が次第
に負圧となり、上記パイプ31の先端部31aから液状
物が吸引され、インテイク10の管部10dに供給され
る(図中矢印X)。更にトリガー7を操作すると、上記
垂直管路5、上記水平管路4、上記スピンエレメント8
及び上記ノズル部材9を通じて液状物が外部に噴出され
る。上記トリガー7の操作に伴って上記ピストン部材1
5の摺動部15aが上記外気導入孔6aより後方に移動
すると、上記外気導入孔6a、10aを通じて外気が容
器本体2内に流入するので、容器本体2の変形が抑えら
れる。
【0047】当該スプレー容器Cは、倒立状態のときに
は、図6のように、上記外気導入用逆止弁13のボール
弁体19bが外気導入孔10aを塞ぐため、上記外気導
入孔10aからの液状物の漏れが確実に抑えられ、上記
外気導入孔6a、10aを通じた容器本体2内への外気
の流入も遮断される。また、パイプ31の先端部31a
は、アンカー33の重みによって蛇腹部32が屈曲する
ので、容器本体2の口部側において液状物に浸漬され
る。この状態で上記トリガー7を操作すると、上記ピス
トン・シリンダー機構12が作動し、上記垂直管路5内
が負圧となり、上記パイプ31の先端部31aから液状
物が吸引され、インテイク10の管部10dに供給され
る(図中矢印Y)。そして、更にトリガーを操作する
と、上記垂直管路5、上記水平管路4、上記スピンエレ
メント8及び上記ノズル部材9を通じて液状物が外部に
噴出される。上記トリガー7の操作に伴って上記ピスト
ン部材15の摺動部15aが上記外気導入孔6aより後
方に移動すると、外気導入用逆止弁13のボール弁体1
9bが開いて、上記外気導入孔6a、10aを通じて外
気が容器本体2内に流入するので、容器本体2の変形が
抑えられる。また、この際、外気導入用逆止弁13にお
けるボール弁体19bと外気導入孔10aとの間は、容
器本体2内が負圧になることによって外気を流入できる
程度にしか開かないため、上記外気導入孔6aを通じて
液状物が洩れることはない。
【0048】本実施形態のスプレー容器Cによれば、上
記第1実施形態のスプレー容器Aと同様に、正立状態で
も倒立状態でも容器本体2内に充填された液状物を好適
に噴出することができる。また、スプレー容器Cでは、
吸引パイプ装置27’が上記パイプ31で構成されてい
るため、容器本体2の口部が小さい場合にも、スプレイ
ヤー3を支障なく装着することができる。
【0049】図7及び図8は、本発明に係るスプレー容
器の第4実施形態を示したものである。図において符号
Dはスプレー容器を示している。なお、上記第1実施形
態のスプレー容器Aと共通する部分については、第1実
施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0050】本第4実施形態のスプレー容器Dは、上記
第1実施形態のスプレー容器Aにおけるインテイク10
に代えて、インテイク10’を備えている。インテイク
10’は、管部10dを備えた部品101と、この部品
101の下方部に挿嵌された部品102と、上記インテ
イク10’における基板部10b及び管部10eを備え
た部品103とを組み立てたものである。
【0051】そして、このインテイク10’をスプレイ
ヤー本体6に装着し、管部10d内に逆止弁14a’を
配設するとともにパイプ11’を嵌着することによっ
て、外気導入用逆止弁13’及び吸引パイプ装置27’
が、当該スプレイヤー本体6及びインテイク10’に一
体的に配設されるようになっている。
【0052】インテイク10’は、スプレイヤー本体6
に装着した際に上記嵌着壁部18及び部品102の前方
部の間に弁室10jが形成されるようになしてあり、こ
の弁室10jに外気導入孔6aを開閉させるボール弁体
19b’を配設することによって、外気導入用逆止弁1
3’が設けられるようになしてある。
【0053】また、インテイク10’の管部10eの上
端部の内面は上方に向けて漸次縮径するように形成され
おり、その内部にボール弁体26a’を配設し且つパイ
プ11’を装着することによって、スプレー容器Dを倒
立状態にしたときに、当該パイプ11’からの液状物の
流入を遮断する逆止弁14a’が形成されるようになっ
ている。本実施形態のスプレー容器Dでは、上記スプレ
ー容器Aにおけるボール弁体19b及び25aの機能を
ボール弁体19b’のみで行うようになしてある。
【0054】基板10bの前方部には上記外気導入孔6
aに連通する外気導入孔10a’が設けられている。ま
た、部品102における上記外気導入孔6aの下方に位
置する部分には、連通孔10kが設けられており、この
連通孔10kを通じて後述する管路10mに液状物が供
給されるようになっている。この孔10kの内面は、上
方に向けて漸次拡径するように形成されており、当該ス
プレー容器Dが正立状態のときには、ボール弁体19
b’によって確実に密閉できるようになっている。イン
テイク10’内には、上記管部10d及び10eに連通
する管路10mを備えており、当該スプレー容器Dを倒
立状態にして使用する場合には、この管路10mを通じ
て上記管部10dへ液状物を供給できるようになしてあ
る。
【0055】本第4実施形態のスプレー容器Dは、正立
状態のときには、図7のように、上記外気導入用逆止弁
13’のボール弁体19b’によって、上記連通孔10
kは塞がれている。この状態で上記トリガー7を操作す
ると、上記ピストン・シリンダー機構12が作動し、上
記垂直管路5内が次第に負圧となって上記ボール弁体2
6a’が移動し、逆止弁14a’が開く。そして、上記
パイプ11’の下端部から液状物が吸引されてインテイ
ク10’の管部10dに供給される(図中矢印X)。更
にトリガー7を操作すると、上記垂直管路5、上記水平
管路4、上記スピンエレメント8及び上記ノズル部材9
を通じて液状物が外部に噴出される。上記トリガー7の
操作に伴って上記ピストン部材15の摺動部15aが上
記外気導入孔6aより後方に移動すると、上記外気導入
孔6a、10a’を通じて外気が容器本体2内に流入す
るので、容器本体2の変形が抑えられる。
【0056】当該スプレー容器Dは、倒立状態のときに
は、図8のように、上記外気導入用逆止弁13’のボー
ル弁体19b’によって上外気導入孔6a、10a’を
通じた容器本体2内への外気の流入が遮断され、上記外
気導入孔6aからの液状物の洩れは確実に抑えられてい
る。この状態で上記トリガー7を操作すると、上記ピス
トン・シリンダー機構12が作動し、上記垂直管路5内
が負圧となって液状物が上記連通孔10k及び管路10
mを通じてインテイク10’の管部10dに供給される
(図中矢印Y)。そして、更にトリガーを操作すると、
上記垂直管路5、上記水平管路4、上記スピンエレメン
ト8及び上記ノズル部材9を通じて液状物が外部に噴出
される。上記トリガー7の操作に伴って上記ピストン部
材15の摺動部15aが上記外気導入孔6aより後方に
移動すると、外気導入用逆止弁13’のボール弁体19
b’が開いて、上記外気導入孔6a、10a’を通じて
外気が容器本体2内に流入するので、容器本体2の変形
が抑えられる。この際、外気導入用逆止弁13’におけ
るボール弁体19b’と外気導入孔10a’との間は、
容器本体2内が負圧になることによって外気を流入でき
る程度にしか開かないため、上記外気導入孔6aを通じ
て液状物が洩れることはない。
【0057】本実施形態のスプレー容器Dによれば、上
記第1実施形態のスプレー容器Aと同様に、正立状態で
も倒立状態でも容器本体内に充填された液状物を好適に
噴出することができる。
【0058】また、本実施形態のスプレー容器Dでは、
外気導入用逆止弁13’及び吸引パイプ装置27’がス
プレイヤー本体6及びインテイク10’に一体的に配設
されているので、容器本体2の口部が小さい場合にも、
スプレイヤー3を支障なく装着することができる。
【0059】図9及び図10は、本発明に係るスプレー
容器の第5実施形態を示したものである。図において符
号Eはスプレー容器を示している。なお、上記第1実施
形態のスプレー容器A及び上記第3実施形態のスプレー
容器Cと共通する部分については、第1実施形態及び第
3実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0060】本第5実施形態のスプレー容器Eにおいて
は、上記外気導入用逆止弁13’が、インテイク10の
嵌着壁部10c嵌着されたパイプ40を介して配設され
ており、それ以外の点については、上記第3実施形態の
スプレー容器Cと略同様の構成を有している。
【0061】上記スプレー容器Eにおける外気導入用逆
止弁13’は、当該スプレー容器Eを倒立させた状態に
おいて、外気を上方に向けて流入させた後に下方に向け
て流入させるように画成されている。
【0062】上記外気導入用逆止弁13’は、外観六面
体形状若しくは円筒形状に形成されており、その上面部
41には、外気導入孔42、43が設けられている。外
気導入孔42の開口縁部には上記パイプ40の下端部に
嵌着するための嵌着壁部42aが設けられている。外気
導入用逆止弁13’の内部は、断面L字状の隔壁44で
外気導入室45、46に画成されており、外気導入室4
5内には、ボール弁体19b’が配設されている。ま
た、隔壁44の水平部には、これら画成された外気導入
室45、46を連通させる連通孔47が設けられてい
る。なお、上記外気導入逆止弁13’は三つの部品から
組み立てられている。
【0063】本実施形態のスプレー容器Eは、正立状態
のときには、図9のように、上記外気導入用逆止弁1
3’のボール弁体19b’によって上記外気導入孔6
a、10a、42、43を通じての外気の流入は遮断さ
れておらず、また、上記パイプ31の先端部31aは、
アンカー33によって下方に向いている。この状態で上
記トリガー7を操作すると、上記ピストン・シリンダー
機構12が作動し、上記垂直管路5内が次第に負圧とな
って上記パイプ11の先端部31aから液状物が吸引さ
れ、インテイク10の管部10dに供給される(図中矢
印X)。更にトリガー7を操作すると、上記垂直管路
5、上記水平管路4、上記スピンエレメント8及び上記
ノズル部材9を通じて液状物が外部に噴出される。上記
トリガー7の操作に伴って上記ピストン部材15の摺動
部15aが上記外気導入孔6aより後方に移動すると、
上記外気導入孔6a、10a、42、43を通じて外気
が容器本体2内に流入するので、容器本体2の変形が抑
えられる。
【0064】当該スプレー容器Eは、倒立状態のときに
は、図10のように、上記外気導入用逆止弁13’のボ
ール弁体19’が外気導入孔42を塞ぐので、上外気導
入孔6a、10aを通じた容器本体2内への外気の流入
が遮断され、上記外気導入孔10aからの液状物の漏れ
は確実に抑えられている。また、パイプ31は、蛇腹部
32が屈曲し、先端部31aのアンカー33が容器本体
2の口部側において液状物に浸漬される。この状態で上
記トリガー7を操作すると、上記ピストン・シリンダー
機構12が作動し、上記垂直管路5内が負圧となり、液
状物はインテイク10の管部10dに供給される(図中
矢印Y)。そして、更にトリガーを操作すると、上記垂
直管路5、上記水平管路4、上記スピンエレメント8及
び上記ノズル部材9を通じて液状物が外部に噴出され
る。上記トリガー7の操作に伴って上記ピストン部材1
5の摺動部15aが上記外気導入孔6aより後方に移動
すると、外気導入用逆止弁13’のボール弁体19b’
が開いて、上記外気導入孔6a、10aを通じて外気が
容器本体2内に流入するので、容器本体2の変形が抑え
られる。この際、外気導入用逆止弁13’におけるボー
ル弁体19b’と外気導入孔10aとの間は、容器本体
2内が負圧になることによって外気を流入できる程度に
しか開かないため、上記外気導入孔6aを通じて液状物
が洩れることはない。また、外気導入6a、10aを通
じて流入してきた外気は、外気導入室45内を上昇した
後、外気導入室46内を降下して通気孔43から流入す
るので、粘性の低い液状物でも逆止弁13’内への流入
を防ぐことができ、これに伴う外気導入孔6aからの液
状物の洩れも確実に抑えることができる。
【0065】本実施形態のスプレー容器Eによれば、上
記第1実施形態のスプレー容器Aと同様に、正立状態で
も倒立状態でも容器本体内に充填された液状物を好適に
噴出することができる。また、本実施形態のスプレー容
器Eでは、外気導入用逆止弁13’が、スプレー容器E
を倒立させた状態において、外気を上方に向けて流入さ
せた後に下方に向けて流入させるように画成されている
ので、液状物の粘性が低い場合にも、その洩れを確実に
抑えることができる。
【0066】図11及び図12は、本発明にスプレー容
器の第6実施形態を示したものである。これらの図にお
いて、符号Fは、スプレー容器を示している。なお、上
記第1実施形態のスプレー容器Aと共通する部分は同一
符号を付しその説明を省略する。
【0067】上記第6実施形態のスプレー容器Fは、イ
ンテイク10’に外気導入逆用逆止弁13’が一体的に
配設されている点を除いて、上記第1実施形態のスプレ
ー容器Aと同様の構成を有している。
【0068】上記外気導入用逆止弁13’は、上記スプ
レー容器Fを倒立させた状態において、上記外気導入孔
6aを通じて流入される外気を上方に向けて流入させた
後に下方に向けて流入させるように画成されている。
【0069】上記外気導入用逆止弁13’は、インテイ
ク10’の前方部に一体的に設けられており、その上面
部51には、上記外気導入孔6aに通じる外気導入孔1
0a’が形成されている。また外気導入用逆止弁13’
の内部は、断面L字状の隔壁で外気導入室52、53に
画成されており、外気導入室52内には、ボール弁体1
9b’が配設されている。上記隔壁の水平部には、これ
ら画成された外気導入室52、53を連通させる連通孔
54が設けられており、外気は、外気導入用逆止弁1
3’とインテイク10’との間の空間56を通って容器
本体2内に流入するように設けられている。また、外気
導入室53の上面部には外気導入孔55が設けられてい
る。なお、上記外気導入逆止弁13’は二つの部品から
組み立てられている。
【0070】上記スプレー容器Fは、正立状態のときに
は、図11のように、上記外気導入用逆止弁13’のボ
ール弁体19b’によって上記外気導入孔6a、10
a’、連通孔54を通じての外気の流入が遮断されず、
また、上記逆止弁14a、14bは閉じている。この状
態で上記トリガー7を操作すると、上記ピストン・シリ
ンダー機構12が作動し、上記垂直管路5内が次第に負
圧となって上記逆止弁14aのボール弁体26aが上方
に移動し、上記パイプ11の下端部から液状物が吸引さ
れてインテイク10’の管部10dに供給される(図中
矢印X)。更にトリガー7を操作すると、上記垂直管路
5、上記水平管路4、上記スピンエレメント8及び上記
ノズル部材9を通じて液状物が外部に噴出される。上記
トリガー7の操作に伴って上記ピストン部材15の摺動
部15aが上記外気導入孔6aより後方に移動すると、
上記外気導入孔6a、10a’を通じて外気が容器本体
2内に流入するので、容器本体2の変形が抑えられる。
【0071】当該スプレー容器Fが倒立状態のときに
は、図12のように、上記外気導入用逆止弁13’のボ
ール弁体19b’によって上記外気導入孔6a、10
a’を通じた容器本体2内への外気の流入が遮断され、
また、上記逆止弁14a、14bは閉じている。従っ
て、この状態では、上記外気導入孔10a’からの液状
物の漏れは確実に抑えられている。この状態で上記トリ
ガー7を操作すると、上記ピストン・シリンダー機構1
2が作動し、上記垂直管路5内が負圧となって上記筒状
部材25から液状物が吸引され、上記逆止弁14bのボ
ール弁体25aが開いてインテイク10’の管部10d
に供給される(図中矢印Y)。そして、更にトリガー7
を操作すると、上記垂直管路5、上記水平管路4、上記
スピンエレメント8及び上記ノズル部材9を通じて液状
物が外部に噴出される。上記トリガー7の操作に伴って
上記ピストン部材15の摺動部15aが上記外気導入孔
6aより後方に移動すると、外気導入用逆止弁13’の
ボール弁体19b’が開いて、上記外気導入孔6a、1
0a’を通じて外気が容器本体2内に流入するので、容
器本体2の変形が抑えられる。この際、外気導入用逆止
弁13’におけるボール弁体19b’と外気導入孔10
a’との間は、容器本体2内が負圧になることによって
外気を流入できる程度にしか開かないため、上記外気導
入孔6aを通じて液状物が洩れることはない。また、外
気導入孔10a’を通じて流入してきた外気は、外気導
入室52内を上昇した後、外気導入室53内を降下して
外気導入孔55から流入するので、粘性の低い液状物で
も逆止弁13’内への流入を防ぐことができ、これに伴
う外気導入孔6aからの液状物の洩れも抑えることがで
きる。
【0072】本実施形態のスプレー容器Fによれば、上
記第1実施形態のスプレー容器Aと同様に、正立状態で
も倒立状態でも容器本体2内に充填された液状物を好適
に噴出することができる。また、本実施形態のスプレー
容器Fでは、外気導入用逆止弁13’が、スプレー容器
Fを倒立させた状態において、外気を上方に向けて流入
させた後に下方に向けて流入させるように画成されてい
るので、液状物の粘性が低い場合にも、その洩れを確実
に抑えることができる。
【0073】本発明に係るスプレー容器は、上記各実施
形態のスプレー容器に限定されるものではなく、本発明
の目的を逸脱しない範囲において、その寸法、形状等を
適宜変更することができる。
【0074】例えば、上記第3〜第6実施形態における
ボール弁体19b’を上記第2実施形態のボール弁体1
9bのように、コイルバネで付勢させることによって、
液状物の洩れをさらに確実に抑えるようにしても良い。
【0075】また、上記第5実施形態における吸引パイ
プ装置27’を上記第1実施形態における吸引パイプ装
置27に、上記第6実施形態における吸引パイプ装置2
7’を、上記第3実施形態における吸引パイプ装置27
に変更してもよい。
【0076】また、上記第1実施形態のスプレー容器A
におけるインテイク10に代えて、図13に示したよう
な、外気導入用逆止弁13’を設けたインテイク10’
を採用することによっても、上記スプレー容器Aと同様
の効果を得ることができる。
【0077】また、上記第1実施形態のスプレー容器A
における吸引パイプ装置27の液供給用逆止弁14に代
えて、図14に示したような、逆止弁14a’及び14
b’を備えた液供給用逆止弁14’を、パイプ11に介
装させることによっても、上記スプレー容器Aと同様の
効果を得ることができる。
【0078】
【発明の効果】本発明に係るスプレー容器によれば、正
立状態でも倒立状態でも容器本体内に充填された液状物
を好適に噴出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスプレー容器の第1実施形態の正
立状態を示す要部側断面図である。
【図2】同第1実施形態のスプレー容器の倒立状態を示
す要部側断面図である。
【図3】本発明に係るスプレー容器の第2実施形態の正
立状態を示す要部側断面図である。
【図4】同第2実施形態のスプレー容器の倒立状態を示
す要部側断面図である。
【図5】本発明に係るスプレー容器の第3実施形態の正
立状態を示す要部側断面図である。
【図6】同第3実施形態のスプレー容器の倒立状態を示
す要部側断面図である。
【図7】本発明に係るスプレー容器の第4実施形態の正
立状態を示す要部側断面図である。
【図8】同第4実施形態のスプレー容器の倒立状態を示
す要部側断面図である。
【図9】本発明に係るスプレー容器の第5実施形態の正
立状態を示す要部側断面図である。
【図10】同第5実施形態のスプレー容器の倒立状態を
示す要部側断面図である。
【図11】本発明に係るスプレー容器の第6実施形態の
正立状態を示す要部側断面図である。
【図12】同第6実施形態のスプレー容器の倒立状態を
示す要部側断面図である。
【図13】本発明に係るスプレー容器におけるインテイ
クの他の実施形態を示す要部側断面図である。
【図14】本発明に係るスプレー容器における吸引パイ
プ装置の他の実施形態を示す要部側断面図である。
【符号の説明】
2 容器本体 3 トリガースプレイヤー 4 水平管路 5 垂直管路 6 スプレイヤー本体 6a 外気導入孔 7 トリガー 10、10’ インテイク 11 パイプ 12 ピストン・シリンダー機構 13、13’ 外気導入用逆止弁 14、14’ 液供給用逆止弁 19b、19b’ ボール弁体 19c コイルバネ 27、27’ 吸引パイプ装置 31 パイプ 31a 先端部 32 蛇腹部 33 アンカー A、B、C、D、E、F スプレー容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤坂 神 東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会 社研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液状物を充填する容器本体の口部に、ト
    リガースプレイヤーが装着されてなり、 該トリガースプレイヤーは、互いに連通する水平管路及
    び垂直管路が設けられると共に該水平管路及び垂直管路
    に液状物を供給するピストン・シリンダー機構が配設さ
    れたスプレイヤー本体と、該スプレイヤー本体に回動自
    在に装着されたトリガーと、上記垂直管路に装着された
    インテイクとを備えたスプレー容器において、 上記インテイクに、正立状態において上記容器本体内へ
    の外気の流入を遮断せず、倒立状態において上記容器本
    体内への外気の流入を遮断し、更に上記容器本体内が負
    圧となったときに該容器本体内に外気を流入させる外気
    導入用逆止弁を配設し、且つ倒立状態でも正立状態でも
    上記容器本体内の液状物を吸引する吸引パイプ装置を配
    設したことを特徴とするスプレー容器。
  2. 【請求項2】 上記吸引パイプ装置は、上記インテイク
    に装着されて上記垂直管路内に液状物を供給するパイプ
    と、該パイプの中間部に介装された液供給用逆止弁とか
    らなり、上記液供給用逆止弁は、スプレー容器の正立状
    態において、上記パイプの先端部から液状物を吸引可能
    とするとともに、スプレー容器の倒立させたときに該パ
    イプの先端部からの液状物の流入を遮断して上記垂直管
    路内に上記容器本体の口部側から液状物を流入させるよ
    うになしてあることを特徴とする請求項1に記載のスプ
    レー容器。
  3. 【請求項3】 上記吸引パイプ装置は、上記インテイク
    に装着されて上記垂直管路内に液状物を供給するパイプ
    からなり、該パイプは、屈曲自在の蛇腹部を有するとと
    もに、先端部にアンカーを備えていることを特徴とする
    請求項1に記載のスプレー容器。
  4. 【請求項4】 上記外気導入用逆止弁は、上記スプレー
    容器を倒立させた状態において、外気を上方に向けて流
    入させた後に下方に向けて流入させるように画成されて
    いることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    スプレー容器。
  5. 【請求項5】 上記外気導入用逆止弁の弁体がボール弁
    体であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
    載のスプレー容器。
  6. 【請求項6】 上記ボール弁体がコイルバネを介して配
    設されていることを特徴とする請求項5に記載のスプレ
    ー容器。
JP7229519A 1995-09-06 1995-09-06 スプレー容器 Pending JPH0975800A (ja)

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