JPH1176027A - 折込紐付き寝具 - Google Patents
折込紐付き寝具Info
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- JPH1176027A JPH1176027A JP10039498A JP3949898A JPH1176027A JP H1176027 A JPH1176027 A JP H1176027A JP 10039498 A JP10039498 A JP 10039498A JP 3949898 A JP3949898 A JP 3949898A JP H1176027 A JPH1176027 A JP H1176027A
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- Japan
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- futon
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、矩形状の掛け布団を基本材料と
し、これの上辺部の一部を折り込むことにより首周りの
Ｕ字形を形成せしめ、もって就寝者の肩部を十分に被覆
できるように工夫した寝具、およびそれら一式を布団カ
バーで被覆して、見栄えを損なわないように工夫した寝
具の提供を目的とする。 【構成】 布団１の中央付近に固定部２を設け、表側固
定部に表側紐３−Ａを、裏側固定部に裏側紐３−Ｂをそ
れぞれ取り付け、布団上辺部を跨って双方の紐を連結
し、これを引っ張ることによって布団上部の一部を折り
込み、首周りをＵ字形にすることを第一の特徴とする。
これにより首周りにＵ字形を形成した寝具を、上部内側
にループ７を設けた布団カバー８に挿入し、紐３をルー
プ７に挿通して引張し、布団カバー上部首周りのだぶつ
きを上辺部に折り畳んで係止具１１で固定し、布団上辺
部輪郭に沿わせて被覆することを第二の特徴とする。
し、これの上辺部の一部を折り込むことにより首周りの
Ｕ字形を形成せしめ、もって就寝者の肩部を十分に被覆
できるように工夫した寝具、およびそれら一式を布団カ
バーで被覆して、見栄えを損なわないように工夫した寝
具の提供を目的とする。 【構成】 布団１の中央付近に固定部２を設け、表側固
定部に表側紐３−Ａを、裏側固定部に裏側紐３−Ｂをそ
れぞれ取り付け、布団上辺部を跨って双方の紐を連結
し、これを引っ張ることによって布団上部の一部を折り
込み、首周りをＵ字形にすることを第一の特徴とする。
これにより首周りにＵ字形を形成した寝具を、上部内側
にループ７を設けた布団カバー８に挿入し、紐３をルー
プ７に挿通して引張し、布団カバー上部首周りのだぶつ
きを上辺部に折り畳んで係止具１１で固定し、布団上辺
部輪郭に沿わせて被覆することを第二の特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、就寝者の肩部を保温す
るために、布団上部の一部を折り込んで首周りをＵ字形
にできることを特徴とする折込紐付き寝具、およびその
首周りにＵ字形を形成した寝具を、その輪郭に沿うよう
布団カバーで被覆したことを特徴とする折込紐付き寝具
に関するものである。
るために、布団上部の一部を折り込んで首周りをＵ字形
にできることを特徴とする折込紐付き寝具、およびその
首周りにＵ字形を形成した寝具を、その輪郭に沿うよう
布団カバーで被覆したことを特徴とする折込紐付き寝具
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】最も一般的な掛け布団は矩形状である
が、寒期には就寝者の肩部を十分被覆することができ
ず、冷えることがある。かといって掛け布団を過度に引
き上げると、上辺部は口辺りまで達し、その結果布団を
吐息で濡らしたり、汚すことが多々ある。この欠点を補
うため、着物の形をした掻い巻や上辺部をＵ字形にした
掛け布団が市販されているが、加工費等で高価となるな
どから広く普及するに至っていない。
が、寒期には就寝者の肩部を十分被覆することができ
ず、冷えることがある。かといって掛け布団を過度に引
き上げると、上辺部は口辺りまで達し、その結果布団を
吐息で濡らしたり、汚すことが多々ある。この欠点を補
うため、着物の形をした掻い巻や上辺部をＵ字形にした
掛け布団が市販されているが、加工費等で高価となるな
どから広く普及するに至っていない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような欠
点を解消し、通常の矩形状掛け布団（以下、単に「布
団」と称する）を基本材料とし、これの上辺部の一部を
折り込むことにより首周りのＵ字形を形成せしめ、それ
によって就寝者の肩部を十分に被覆できるようにし、寒
さが厳しくない時期には元の形状に容易に戻せるように
した寝具、およびこのために必要な紐や固定部等の諸具
を全て布団カバーで被覆して、見栄えを損なわないよう
に工夫した寝具（以下、本発明に掛かる構成部品の一部
または全部を装着した布団を「寝具」と称する）の提供
を目的とするものである。
点を解消し、通常の矩形状掛け布団（以下、単に「布
団」と称する）を基本材料とし、これの上辺部の一部を
折り込むことにより首周りのＵ字形を形成せしめ、それ
によって就寝者の肩部を十分に被覆できるようにし、寒
さが厳しくない時期には元の形状に容易に戻せるように
した寝具、およびこのために必要な紐や固定部等の諸具
を全て布団カバーで被覆して、見栄えを損なわないよう
に工夫した寝具（以下、本発明に掛かる構成部品の一部
または全部を装着した布団を「寝具」と称する）の提供
を目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明は、布団１にその中央付近に糸を表裏貫通し
縫いつけて固定部２を設け、表側固定部２−Ａに表側紐
３−Ａを、裏側固定部２−Ｂに裏側紐３−Ｂをそれぞれ
取り付け、いずれかの紐頭部にバックル等の固定具４を
設け、布団上辺部を跨って裏側紐３−Ｂと表側紐３−Ａ
とを連結し、これを引張することによって布団上部の一
部を折り込み、首周りをＵ字形にできることを特徴とす
る。
めの本発明は、布団１にその中央付近に糸を表裏貫通し
縫いつけて固定部２を設け、表側固定部２−Ａに表側紐
３−Ａを、裏側固定部２−Ｂに裏側紐３−Ｂをそれぞれ
取り付け、いずれかの紐頭部にバックル等の固定具４を
設け、布団上辺部を跨って裏側紐３−Ｂと表側紐３−Ａ
とを連結し、これを引張することによって布団上部の一
部を折り込み、首周りをＵ字形にできることを特徴とす
る。
【０００５】上記寝具を布団カバーを施さずに使用する
場合、就寝中に就寝者の体の一部が紐３と絡む可能性が
あるため、これを防止するため布団１中心線上の裏側固
定部２−Ｂから上辺付近に至る間に細長ループ６を設
け、裏側紐３−Ｂを細長ループ６内に挿通して表側固定
部２−Ａと裏側固定部２−Ｂとを連結するようにするこ
とが望ましい。
場合、就寝中に就寝者の体の一部が紐３と絡む可能性が
あるため、これを防止するため布団１中心線上の裏側固
定部２−Ｂから上辺付近に至る間に細長ループ６を設
け、裏側紐３−Ｂを細長ループ６内に挿通して表側固定
部２−Ａと裏側固定部２−Ｂとを連結するようにするこ
とが望ましい。
【０００６】上記した装置によって首周りにＵ字形を形
成した寝具の見栄えを良くし、かつ寝具の汚れを防止す
るために、上部に横方向の、または側辺部に縦方向の開
口部９を有する布団カバー８に布団１を挿入し、少なく
とも１個のループ７を布団カバー８中心線上の上部内側
に設け、裏側紐３−Ｂをループ７に挿通させた後、布団
カバー上部首周りのだぶつきを上辺部に折り畳んで数個
のスナップ、面ファスナー等の係止具１１で固定し、こ
れによりＵ字形になった布団上辺部輪郭に沿わせて寝具
を被覆することが望ましい。
成した寝具の見栄えを良くし、かつ寝具の汚れを防止す
るために、上部に横方向の、または側辺部に縦方向の開
口部９を有する布団カバー８に布団１を挿入し、少なく
とも１個のループ７を布団カバー８中心線上の上部内側
に設け、裏側紐３−Ｂをループ７に挿通させた後、布団
カバー上部首周りのだぶつきを上辺部に折り畳んで数個
のスナップ、面ファスナー等の係止具１１で固定し、こ
れによりＵ字形になった布団上辺部輪郭に沿わせて寝具
を被覆することが望ましい。
【０００７】いずれの場合も、寒さが厳しくない時期に
は裏側紐３−Ｂの引っ張りを緩め、布団カバーの係止具
１１を外せば、寝具を通常の形状に戻して使用すること
ができる。
は裏側紐３−Ｂの引っ張りを緩め、布団カバーの係止具
１１を外せば、寝具を通常の形状に戻して使用すること
ができる。
【０００８】
【作用】本発明は上記の手段を講じたので、寝具の上辺
部の一部を折り込むことにより首周りのＵ字形を形成せ
しめ、就寝者の肩部を十分に被覆するようにできるので
あり、一方、寒さが厳しくない時期には元の形状に容易
に戻して使用できる作用を有するのである。
部の一部を折り込むことにより首周りのＵ字形を形成せ
しめ、就寝者の肩部を十分に被覆するようにできるので
あり、一方、寒さが厳しくない時期には元の形状に容易
に戻して使用できる作用を有するのである。
【０００９】また、本発明による布団カバー８を施せ
ば、本発明を構成する布団カバー８以外の諸具は全て被
覆されるとともに、裏側紐３−Ｂをループ７に挿通し引
張するので、布団カバー上部８−Ａは布団上辺部輪郭に
強制的に密着され、また、布団首周りのＵ字形を形成し
たことにより生ずる布団カバー上部８−Ａのだぶつき
は、内側に折り畳まれて係止具１１で固定されるので、
寝具としての見栄えを損なうことがない。
ば、本発明を構成する布団カバー８以外の諸具は全て被
覆されるとともに、裏側紐３−Ｂをループ７に挿通し引
張するので、布団カバー上部８−Ａは布団上辺部輪郭に
強制的に密着され、また、布団首周りのＵ字形を形成し
たことにより生ずる布団カバー上部８−Ａのだぶつき
は、内側に折り畳まれて係止具１１で固定されるので、
寝具としての見栄えを損なうことがない。
【００１０】
【実施例】以下、図面に示す実施例についてさらに詳細
に説明する。
に説明する。
【００１１】図１は布団カバーを施さないまま使用に供
する実施例１の折込紐付き寝具の外観図、図２は図１Ｘ
−Ｘ線における断面図、図３は表側固定部２−Ａに表側
紐３−Ａを固着した後、裏側紐３−Ｂと連結した状態の
詳細図、図４は裏側紐３−Ｂを裏側固定部２−Ｂに固着
して、細長ループ６内に挿通した状態の詳細図、図５は
ループ７に裏側紐３−Ｂを挿通した状態の詳細図、図６
は開口部が縦方向の布団カバー８内に寝具を装着しＵ字
形を形成した状態の折込紐付き寝具の外観図、図７は実
施例２の図６Ｙ−Ｙ線における断面図、図８は実施例３
の図６Ｙ−Ｙ線における断面図である。
する実施例１の折込紐付き寝具の外観図、図２は図１Ｘ
−Ｘ線における断面図、図３は表側固定部２−Ａに表側
紐３−Ａを固着した後、裏側紐３−Ｂと連結した状態の
詳細図、図４は裏側紐３−Ｂを裏側固定部２−Ｂに固着
して、細長ループ６内に挿通した状態の詳細図、図５は
ループ７に裏側紐３−Ｂを挿通した状態の詳細図、図６
は開口部が縦方向の布団カバー８内に寝具を装着しＵ字
形を形成した状態の折込紐付き寝具の外観図、図７は実
施例２の図６Ｙ−Ｙ線における断面図、図８は実施例３
の図６Ｙ−Ｙ線における断面図である。
【００１２】先ず、布団カバーを施さないまま使用に供
する折込紐付き寝具の実施例１について述べる。図１お
よび２において、まず布団１の中心線***よりやや上
側付近に、凧糸程度の太くて丈夫な糸を幅約５ｃｍほど
に表裏数回貫通して固定部２を設ける。固定部２はこの
ようにしてできた糸の束でも良いし、また、適当な大き
さの布を縫合したものでも良い。次に図３に示すよう
に、テープ状の表側紐３−Ａを布団の表側固定部２−Ａ
に通し、スナップ等の係止具５で固定する。同様に、図
４に示すように裏側紐３−Ｂを布団の裏側の固定部２−
Ｂに通し、係止具５で固定する。更に、図２および図４
に示すように布団１中心線上の裏側固定部２−Ｂから布
団上辺付近に至る間には、就寝者と紐との接触を防止す
るために、細長ループ６を設けておく。これに裏側紐３
−Ｂを挿通し、布団上辺部を跨いで表側に至り、表側紐
３−Ａと合する。裏側紐３−Ｂの頭部には図３に示すよ
うにバックル４などの固定具が設けられているので、表
側紐３−Ａをバックルに絡ませて引っ張ることにより、
図１および図２に示すように布団上部中央の一部を折り
込んでＵ字形を形成するとともに、表側紐３−Ａと裏側
紐３−Ｂを連結固定する。この時、形成するＵ字形の深
さは表側紐３−Ａを引っ張る量によって若干の調節がで
きるのであり、寒さが厳しくない時期には表側紐３−Ａ
を完全に緩めることにより、元の形状に戻すことができ
る。このようにして得られた首周りのＵ字形を形成した
寝具は、裏側紐３−Ｂが細長ループ６により被覆されて
いるので、布団カバーを施さなくても就寝者の体の一部
が裏側紐３−Ｂと絡むようなことも無く、使用すること
ができる。
する折込紐付き寝具の実施例１について述べる。図１お
よび２において、まず布団１の中心線***よりやや上
側付近に、凧糸程度の太くて丈夫な糸を幅約５ｃｍほど
に表裏数回貫通して固定部２を設ける。固定部２はこの
ようにしてできた糸の束でも良いし、また、適当な大き
さの布を縫合したものでも良い。次に図３に示すよう
に、テープ状の表側紐３−Ａを布団の表側固定部２−Ａ
に通し、スナップ等の係止具５で固定する。同様に、図
４に示すように裏側紐３−Ｂを布団の裏側の固定部２−
Ｂに通し、係止具５で固定する。更に、図２および図４
に示すように布団１中心線上の裏側固定部２−Ｂから布
団上辺付近に至る間には、就寝者と紐との接触を防止す
るために、細長ループ６を設けておく。これに裏側紐３
−Ｂを挿通し、布団上辺部を跨いで表側に至り、表側紐
３−Ａと合する。裏側紐３−Ｂの頭部には図３に示すよ
うにバックル４などの固定具が設けられているので、表
側紐３−Ａをバックルに絡ませて引っ張ることにより、
図１および図２に示すように布団上部中央の一部を折り
込んでＵ字形を形成するとともに、表側紐３−Ａと裏側
紐３−Ｂを連結固定する。この時、形成するＵ字形の深
さは表側紐３−Ａを引っ張る量によって若干の調節がで
きるのであり、寒さが厳しくない時期には表側紐３−Ａ
を完全に緩めることにより、元の形状に戻すことができ
る。このようにして得られた首周りのＵ字形を形成した
寝具は、裏側紐３−Ｂが細長ループ６により被覆されて
いるので、布団カバーを施さなくても就寝者の体の一部
が裏側紐３−Ｂと絡むようなことも無く、使用すること
ができる。
【００１３】つぎに、布団カバー８で被覆して使用に供
する折込紐付き寝具の実施例について述べる。これには
前記細長ループ６を布団１に設けず、図７に示すように
布団カバー８の上部内側に少なくとも１個のループ７の
みを設ける実施例２と、図８に示すように細長ループ６
とループ７の両方を設ける実施例３とを示す。実施例２
では、布団１には固定部２以外に何も設ける必要がない
という利点がある代りに、布団カバー無しでは使用し難
いが、実施例３では布団カバー８を使用するまたはしな
いに関わらず寝具を使用できるという利点がある。
する折込紐付き寝具の実施例について述べる。これには
前記細長ループ６を布団１に設けず、図７に示すように
布団カバー８の上部内側に少なくとも１個のループ７の
みを設ける実施例２と、図８に示すように細長ループ６
とループ７の両方を設ける実施例３とを示す。実施例２
では、布団１には固定部２以外に何も設ける必要がない
という利点がある代りに、布団カバー無しでは使用し難
いが、実施例３では布団カバー８を使用するまたはしな
いに関わらず寝具を使用できるという利点がある。
【００１４】実施例２について述べると、まず、固定部
２、表側紐３−Ａおよび裏側紐３−Ｂを実施例１で述べ
たと全く同様にして布団１に設ける。また、布団カバー
８中心線上の上部内側には図７に示すように、少なくと
も１個（図では２個）のループ７を設ける。図６におい
て９は布団カバー８の側辺部に設けられた、ファスナー
によって開閉自在の縦方向開口部、１０は布団カバー８
の上部に設けられた線状の飾りであるが、開口部９の代
りに、飾り１０の位置に横方向開口部を設ける構造とす
ることもできる。いずれにしても、布団１の下部を布団
カバーの開口部９から袋状の布団カバー下部へ挿入す
る。つぎに、その頭部にバックルなどの固定具４を縫合
した裏側紐３−Ｂを図５に示すようにループ７に挿通
し、布団上辺部を跨いで表側に至り、表側紐３−Ａと合
し、図３に示すように固定具４で双方の紐頭部同士を連
結固定する。表側紐３−Ａを引っ張ることにより布団上
部にＵ字形を形成し、つぎに布団カバー上部８−Ａの中
に布団上部を挿入し、Ｕ字形を形成した結果として生ず
る布団カバー８のだぶつきを半分に折り畳み、図６に示
すように、布団カバー８の上部稜線付近にはスナップ等
の数個の係止具１１が縫いつけられているので、これに
よって固定する。最後にファスナーによって開口部９を
閉じれば、首周りのＵ字形を形成した寝具の輪郭に沿い
つつ、布団カバー８による被覆を完成する。図６は以上
の手順によって、布団上部にＵ字形を形成し、布団カバ
ー上部首周りのだぶつきを上辺部に折り畳んで、布団カ
バー８を布団１に装着し完成した折込紐付き寝具の外観
図である。尚、上記の係止具１１としては、スナップの
代わりに面ファスナー等も使用できる。
２、表側紐３−Ａおよび裏側紐３−Ｂを実施例１で述べ
たと全く同様にして布団１に設ける。また、布団カバー
８中心線上の上部内側には図７に示すように、少なくと
も１個（図では２個）のループ７を設ける。図６におい
て９は布団カバー８の側辺部に設けられた、ファスナー
によって開閉自在の縦方向開口部、１０は布団カバー８
の上部に設けられた線状の飾りであるが、開口部９の代
りに、飾り１０の位置に横方向開口部を設ける構造とす
ることもできる。いずれにしても、布団１の下部を布団
カバーの開口部９から袋状の布団カバー下部へ挿入す
る。つぎに、その頭部にバックルなどの固定具４を縫合
した裏側紐３−Ｂを図５に示すようにループ７に挿通
し、布団上辺部を跨いで表側に至り、表側紐３−Ａと合
し、図３に示すように固定具４で双方の紐頭部同士を連
結固定する。表側紐３−Ａを引っ張ることにより布団上
部にＵ字形を形成し、つぎに布団カバー上部８−Ａの中
に布団上部を挿入し、Ｕ字形を形成した結果として生ず
る布団カバー８のだぶつきを半分に折り畳み、図６に示
すように、布団カバー８の上部稜線付近にはスナップ等
の数個の係止具１１が縫いつけられているので、これに
よって固定する。最後にファスナーによって開口部９を
閉じれば、首周りのＵ字形を形成した寝具の輪郭に沿い
つつ、布団カバー８による被覆を完成する。図６は以上
の手順によって、布団上部にＵ字形を形成し、布団カバ
ー上部首周りのだぶつきを上辺部に折り畳んで、布団カ
バー８を布団１に装着し完成した折込紐付き寝具の外観
図である。尚、上記の係止具１１としては、スナップの
代わりに面ファスナー等も使用できる。
【００１５】実施例３について述べると、図８におい
て、ループ７は上辺部の１個のみを設け、代りに細長ル
ープ６が布団１裏側に設けられている以外は、図７と全
く同じである。固定部２、表側紐３−Ａ、裏側紐３−Ｂ
および細長ループ６を実施例１と同様に布団１に、ルー
プ７を実施例２と同様に布団カバー８中心線上の上部内
側に設ける。そして、布団１の下部を布団カバーの開口
部９から袋状の布団カバー下部へ挿入する。つぎに裏側
紐３−Ｂの頭部を細長ループ６、次いでループ７に挿通
し、後は実施例２で述べた手順と同様にして、布団カバ
ー８による被覆を完成する。完成した実施例３の折込紐
付き寝具の外観は、図６と同じである。
て、ループ７は上辺部の１個のみを設け、代りに細長ル
ープ６が布団１裏側に設けられている以外は、図７と全
く同じである。固定部２、表側紐３−Ａ、裏側紐３−Ｂ
および細長ループ６を実施例１と同様に布団１に、ルー
プ７を実施例２と同様に布団カバー８中心線上の上部内
側に設ける。そして、布団１の下部を布団カバーの開口
部９から袋状の布団カバー下部へ挿入する。つぎに裏側
紐３−Ｂの頭部を細長ループ６、次いでループ７に挿通
し、後は実施例２で述べた手順と同様にして、布団カバ
ー８による被覆を完成する。完成した実施例３の折込紐
付き寝具の外観は、図６と同じである。
【発明の効果】以上述べたように、本発明は矩形状掛け
布団１を基本材料とし、これの上辺部の一部を折り込む
ことにより容易に首周りのＵ字形を形成せしめ、それに
よって就寝者の肩部を十分に被覆するようにできるので
あり、一方、寒さが厳しくない時期には元の形状に容易
に戻して使用できる作用を有するのである。また、これ
に布団カバー８を施せば、本発明を構成する布団カバー
８以外の諸具は全て被覆されるので、寝具としての見栄
えを損なうことがない。
布団１を基本材料とし、これの上辺部の一部を折り込む
ことにより容易に首周りのＵ字形を形成せしめ、それに
よって就寝者の肩部を十分に被覆するようにできるので
あり、一方、寒さが厳しくない時期には元の形状に容易
に戻して使用できる作用を有するのである。また、これ
に布団カバー８を施せば、本発明を構成する布団カバー
８以外の諸具は全て被覆されるので、寝具としての見栄
えを損なうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は布団カバーを施さずに使用に供する実施
例１の折込紐付き寝具の外観図である。
例１の折込紐付き寝具の外観図である。
【図２】図２は図１Ｘ−Ｘ線における断面図である。
【図３】図３は表側固定部２−Ａに表側紐３−Ａを固定
した後、裏側紐３−Ｂと連結した状態の詳細図である。
した後、裏側紐３−Ｂと連結した状態の詳細図である。
【図４】図４は裏側紐３−Ｂを細長ループ６内に挿通し
た後、裏側固定部２−Ｂに固定した状態の詳細図であ
る。
た後、裏側固定部２−Ｂに固定した状態の詳細図であ
る。
【図５】図５はループ７に裏側紐３−Ｂを挿通した状態
の詳細図である。
の詳細図である。
【図６】図６は開口部９が縦方向の布団カバー８内に寝
具を装着しＵ字形を形成した状態の折込紐付き寝具の外
観図である。
具を装着しＵ字形を形成した状態の折込紐付き寝具の外
観図である。
【図７】図７は実施例２の図６Ｙ−Ｙ線における断面図
である。
である。
【図８】図８は実施例３の図６Ｙ−Ｙ線における断面図
である。
である。
１ 布団 １−Ａ 布団上部（布団１の一部であって、その上
部） ２ 固定部 ２−Ａ 表側固定部（固定部２の一部であって、その
表側） ２−Ｂ 裏側固定部（固定部２の一部であって、その
裏側） ３ 紐 ３−Ａ 表側紐（紐３を分割した場合、表側に設けた
紐） ３−Ｂ 裏側紐（紐３を分割した場合、裏側に設けた
紐） ４ 固定具 ５ 係止具 ６ 細長ループ ７ ループ ８ 布団カバー ８−Ａ 布団カバー上部（布団カバー８の一部であっ
て、その上部） ９ ファスナーで開閉自在の開口部 １０ 布団カバーの上部に設けられた線状の飾り １１ 係止具
部） ２ 固定部 ２−Ａ 表側固定部（固定部２の一部であって、その
表側） ２−Ｂ 裏側固定部（固定部２の一部であって、その
裏側） ３ 紐 ３−Ａ 表側紐（紐３を分割した場合、表側に設けた
紐） ３−Ｂ 裏側紐（紐３を分割した場合、裏側に設けた
紐） ４ 固定具 ５ 係止具 ６ 細長ループ ７ ループ ８ 布団カバー ８−Ａ 布団カバー上部（布団カバー８の一部であっ
て、その上部） ９ ファスナーで開閉自在の開口部 １０ 布団カバーの上部に設けられた線状の飾り １１ 係止具
Claims (3)
- 【請求項１】 矩形状掛け布団の中央付近表裏に貫通し
て固定部を設け、布団上辺部を跨いで表側固定部と裏側
固定部とを連結する紐を設け、これを引っ張ることによ
って布団上部の一部を折り込み、それによって首周りを
Ｕ字形にできることを特徴とする、折込紐付き寝具。 - 【請求項２】 布団中心線上の裏側固定部から布団上部
に至る間に細長ループを設け、紐をこの細長ループ内に
挿通して表側固定部と裏側固定部とを連結することを特
徴とする請求項１の折込紐付き寝具。 - 【請求項３】 布団カバーの片側側辺部に縦方向の、ま
たは布団カバー上部に横方向のファスナーで開閉自在の
開口部を設け、上辺部付近には布団にＵ字形を形成した
ために生ずる布団カバー上部のだぶつきを折り畳んで固
着するための数個のスナップ、面ファスナー等の係止具
を設け、少なくとも１個のループを布団カバー中心線上
の上部内側に設けた袋状布団カバーにより寝具を被覆す
るとともに、紐をループ内に挿通して布団表側固定部と
裏側固定部とを連結することにより、布団の首周りをＵ
字形にした時もその輪郭に沿って布団カバーにより被覆
することを特徴とする、請求項１または請求項２の折込
紐付き寝具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10039498A JPH1176027A (ja) | 1997-07-07 | 1998-01-16 | 折込紐付き寝具 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21539397 | 1997-07-07 | ||
| JP9-215393 | 1997-07-07 | ||
| JP10039498A JPH1176027A (ja) | 1997-07-07 | 1998-01-16 | 折込紐付き寝具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1176027A true JPH1176027A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=26378914
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10039498A Pending JPH1176027A (ja) | 1997-07-07 | 1998-01-16 | 折込紐付き寝具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1176027A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8778096B2 (en) | 2009-09-30 | 2014-07-15 | Jfe Steel Corporation | Low yield ratio, high strength and high toughness steel plate and method for manufacturing the same |
| US8926766B2 (en) | 2009-09-30 | 2015-01-06 | Jfe Steel Corporation | Low yield ratio, high strength and high uniform elongation steel plate and method for manufacturing the same |
-
1998
- 1998-01-16 JP JP10039498A patent/JPH1176027A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8778096B2 (en) | 2009-09-30 | 2014-07-15 | Jfe Steel Corporation | Low yield ratio, high strength and high toughness steel plate and method for manufacturing the same |
| US8926766B2 (en) | 2009-09-30 | 2015-01-06 | Jfe Steel Corporation | Low yield ratio, high strength and high uniform elongation steel plate and method for manufacturing the same |
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