JPH1175015A - イメージセンサ - Google Patents

イメージセンサ

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JPH1175015A
JPH1175015A JP9234661A JP23466197A JPH1175015A JP H1175015 A JPH1175015 A JP H1175015A JP 9234661 A JP9234661 A JP 9234661A JP 23466197 A JP23466197 A JP 23466197A JP H1175015 A JPH1175015 A JP H1175015A
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JP
Japan
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light
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Application number
JP9234661A
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English (en)
Inventor
Toshiro Matsumoto
俊郎 松本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Priority to CN 98104407 priority patent/CN1210416A/zh
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、直線状に配置された複数の点発光
素子により均等なライン光源を得ることを目的とするも
のである。 【解決手段】 発光ダイオード5を覆う凹部21aを導
光体21に設け、かつ凹部21aを曲面とすることによ
り、発光ダイオード5からの光が導光体21に垂直に入
射されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばファクシ
ミリ装置の画像入力部等に使用されるイメージセンサに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は例えば特開平7−162586
号公報に示された従来のイメージセンサの要部を示す構
成図である。図において、各部品を位置決めするフレー
ム1には、ガラスプレート2が固定されている。ガラス
プレート2は、原稿3の走行面に位置している。また、
フレーム1には、LED基板4がガラスプレート2に対
して斜めに位置決め固定されている。LED基板4上に
は、点発光素子である複数の発光ダイオード5が直線状
に並べて配置され、全体でライン光源を構成している。
【0003】発光ダイオード5とガラスプレート2との
間には、発光ダイオード5から出射された放射光を集光
してガラスプレート2へ導く矩形板状の導光体6が固定
されている。さらに、フレーム1に位置決め固定されて
いるセンサ基板7には、イメージセンサの読取幅に合わ
せて複数のセンサIC8が直線状に並べて配置されてい
る。各イメージセンサ8は、それぞれ数mmの長さを有
している。ガラスプレート2とセンサIC8との間に
は、正立等倍結像用のロッドレンズアレイ9が設けられ
ている。このロッドレンズアレイ9は、複数のロッドレ
ンズ(図示せず)を有し、フレーム1に位置決め固定さ
れている。
【0004】次に、動作について説明する。発光ダイオ
ード5からの光は、導光体6及びガラスプレート2を通
して原稿3に照射される。このとき、発光ダイオード5
から放射された光が、図11及び図12の矢印に示すよ
うに、導光体6内で全反射されて進むため、光の拡散が
防止され、原稿3に照射される光の照度が高められる。
【0005】また、原稿3に照射された光は、原稿3の
画像の濃淡に応じて反射され、ロッドレンズアレイ9の
ロッドレンズ内を通過し、センサIC8に結像される。
センサIC8では、反射光の強さに応じて電荷が蓄積さ
れ、反射光の強さの情報がセンサ基板7を介して出力さ
れる。従って、原稿3がガラスプレート2上を送られる
ことにより、原稿3全体の画像情報が出力される。
【0006】次に、図13は例えば特開平7−1625
86号公報に示された従来のイメージセンサの要部を示
す構成図である。図において、フレーム11には、ガラ
スプレート2、基板12、反射ミラー13及びロッドレ
ンズアレイ9が位置決め固定されている。基板12上に
は、複数の発光ダイオード5及び複数のセンサIC8が
それぞれ直線状に並べて配置されている。
【0007】この例のイメージセンサでは、発光ダイオ
ード5がセンサIC8と同じ基板12上に実装されてお
り、発光ダイオード5からの光は、反射ミラー13で反
射されて原稿3上に照射される。
【0008】次に、図14は例えば特開平8−1633
20号公報に示された従来のイメージセンサの要部を示
す構成図である。図において、フレーム14には、ガラ
スプレート2、複数の発光ダイオード5が取り付けられ
ている導光体15、ロッドレンズアレイ9、及びセンサ
IC8が搭載されているセンサ基板16が位置決め固定
されている。導光体15は、出射面15aを除いてカバ
ー17により覆われている。また、導光体15の外周面
の一部には、導光体15内の光を出射面15aへ向けて
反射する光拡散層(図示せず)が設けられている。
【0009】このようなイメージセンサでは、発光ダイ
オード5から導光体15内に入射された光が、光拡散層
及びカバー17により反射され、出射面15aからやが
て出射される。導光体15から出射された光は、ガラス
プレート2を通して原稿3に照射される。また、原稿3
で反射された光は、ロッドレンズアレイ9のロッドレン
ズ内を通過し、センサIC8に結像される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来のイメージセンサのうち、図10に示されたもの
においては、図11に示すように、発光ダイオード5か
ら放射状に出射された光が導光体6に入射される際に内
側へ屈折するため、それぞれの発光ダイオード5の真上
が特に明るくなってしまい、均一なライン光源が得られ
ず、原稿3に照射される光が不均一になり、画質が低下
してしまう。
【0011】また、図13に示されたイメージセンサに
おいては、発光ダイオード5からの光を反射ミラー13
で反射させているため、光を集光して原稿3に照射する
ことができず、センサ基板12からの出力が小さくな
り、画質が低下してしまう。
【0012】さらに、図10及び図13に示されたイメ
ージセンサでは、ガラスプレート2とロッドレンズアレ
イ9との間に空間があるため、この空間内の光路上に異
物が入ることがある。このように、光路上に異物が入る
と、画像の濃淡情報に誤りが生じ、読取精度が低下して
画質が低下してしまう。
【0013】さらにまた、図10及び図14に示された
イメージセンサでは、導光体6,15から出射される光
が、導光体6,15の出射面について角度180°の広
がりを持っているため、原稿3へ向かう光の成分とは別
に、ガラスプレート2と平行にフレーム1,14へ向か
う光の成分があり、発光ダイオード5から出射された光
の使用効率が低下してしまう。ここで、イメージセンサ
では、センサIC8よりも、発光ダイオード5で消費さ
れる電力が大きいため、光の使用効率の低下は電力の無
駄につながってしまう。
【0014】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、画質を向上さ
せることができ、また読取精度の低下を防止することが
でき、さらに光源からの光を有効に利用することがで
き、省エネ化を図ることができるイメージセンサを得る
ことを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るイ
メージセンサは、直線状に配置され、原稿に照射するた
めの光を出射する複数の点発光素子と、原稿からの反射
光を受ける受光素子と、原稿からの反射光を上記受光素
子に結像するレンズ体と、点発光素子からの光が垂直に
入射されるような曲面を有し各点発光素子を覆う複数の
凹部が設けられており、点発光素子からの光を内部反射
により原稿へ導く導光体とを備えたものである。
【0016】請求項2の発明に係るイメージセンサは、
基板と、この基板上に設けられ、原稿に照射するための
光を出射するライン光源と、このライン光源から間隔を
おいて基板上に設けられ、原稿からの反射光を受ける受
光素子と、原稿からの反射光を受光素子に結像するレン
ズ体と、外周面のうちの少なくとも一面が曲面で構成さ
れており、ライン光源からの光を内部反射により原稿の
レンズ体に対向する部分へ導く導光体とを備えたもので
ある。
【0017】請求項3の発明に係るイメージセンサは、
ライン光源から原稿のレンズ体に対向する部分へ直進す
る光と平行な平面である第1面と、この第1面に対向す
る曲面である第2面とを有する導光体を用いたものであ
る。
【0018】請求項4の発明に係るイメージセンサは、
原稿に照射するための光を出射するライン光源と、原稿
からの反射光を受ける受光素子と、原稿からの反射光を
受光素子に結像するレンズ体と、レンズ体と原稿との間
の空間に介在されている出射側端部を有し、ライン光源
からの光を内部反射により原稿へ導く導光体とを備えた
ものである。
【0019】請求項5の発明に係るイメージセンサは、
導光体内を原稿と平行に進む光の成分を原稿へ向けて反
射する傾斜面を出射側端部に形成したものである。
【0020】請求項6の発明に係るイメージセンサは、
導光体を樹脂の成形品により構成したものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるイ
メージセンサの要部を示す構成図、図2は図1の導光体
を示す正面図である。図において、各部品を位置決めす
るフレーム1には、ガラスプレート2が固定されてい
る。ガラスプレート2は、原稿3の走行面に位置してい
る。また、フレーム1には、LED基板4がガラスプレ
ート2に対して斜めに位置決め固定されている。LED
基板4上には、点発光素子である複数の発光ダイオード
5が直線状に並べて配置され、全体でライン光源を構成
している。
【0022】発光ダイオード5とガラスプレート2との
間には、発光ダイオード5から出射された放射光を集光
してガラスプレート2へ導く矩形板状の導光体21が固
定されている。導光体21としては、例えばアクリル等
の透明な樹脂の成形品が用いられている。導光体21に
は、各発光ダイオード5をそれぞれ覆う断面半円状の複
数の凹部(溝)21aが設けられており、発光ダイオー
ド5から出射された光が導光体21に屈折せずに垂直に
入射されるようになっている。
【0023】さらに、フレーム1に位置決め固定されて
いるセンサ基板7には、イメージセンサの読取幅に合わ
せて受光素子としての複数のセンサIC8が直線状に並
べて配置されている。各イメージセンサ8は、それぞれ
数mmの長さを有している。ガラスプレート2とセンサ
IC8との間には、正立等倍結像用のレンズ体としての
ロッドレンズアレイ9が設けられている。このロッドレ
ンズアレイ9は、複数のロッドレンズ(図示せず)を有
し、フレーム1に位置決め固定されている。
【0024】次に、動作について説明する。発光ダイオ
ード5からの光は、導光体21及びガラスプレート2を
通して原稿3に照射される。このとき、発光ダイオード
5からの光は、導光体21内で全反射されて進むため、
光の拡散が防止され、原稿3に照射される光の照度が高
められる。
【0025】また、原稿3に照射された光は、原稿3の
画像の濃淡に応じて反射され、ロッドレンズアレイ9の
ロッドレンズ内を通過し、センサIC8に結像される。
センサIC8では、反射光の強さに応じて電荷が蓄積さ
れ、反射光の強さの情報がセンサ基板7を介して出力さ
れる。従って、原稿3がガラスプレート2上を送られる
ことにより、原稿3全体の画像情報が出力される。
【0026】このようなイメージセンサでは、導光体2
1に凹部21aが設けられているため、発光ダイオード
5から出射された光が屈折せずに導光体21に垂直に入
射される。従って、導光体21により発光ダイオード5
からの光を集光しても、導光体21がない場合と同様に
原稿3が均等に照明され、イメージセンサからの出力の
ばらつきが小さくなり、画質を向上させることができ
る。また、発光ダイオード5からの光は、凹部21aへ
の入射時に導光体21の厚さ方向へは屈折するが、この
屈折はライン光源を得る上で悪影響とはならない。従っ
て、導光体21の厚さ方向への屈折については無視して
いる。
【0027】なお、上記の例では、凹部21aを導光体
21の厚さ方向へ直線的に延びる溝状に形成したが、例
えば凹部を半球状の窪みとしてもよい。
【0028】実施の形態2.次に、図3はこの発明の実
施の形態2によるイメージセンサの要部を示す構成図で
ある。図において、フレーム11には、ガラスプレート
2、基板12、導光体22及びロッドレンズアレイ9が
位置決め固定されている。基板12上には、ライン光源
を構成する複数の発光ダイオード5、及び複数のセンサ
IC8が互いに間隔をおいてそれぞれ直線状に並べて配
置されている。導光体22は、発光ダイオード5からの
光を集光して原稿3へ導くためのものであり、外周面の
うちの第1面22a及び第2面22bが適当な曲率で湾
曲している。
【0029】このようなイメージセンサでは、湾曲した
導光体22を用いることにより、発光ダイオード5から
の光を集光しつつその方向を変化させることができる。
従って、同一の基板12上に発光ダイオード5とセンサ
IC8とを搭載することができ、しかもセンサ基板12
からの出力を大きくしてS/N比を向上させることがで
き、これにより画質を向上させることができる。また、
同一の基板12上に発光ダイオード5とセンサIC8と
を搭載することにより、部品点数が削減されるとともに
組立が容易になる。
【0030】なお、上記の例では、点発光素子である発
光ダイオード5を直線状に並べて使用したが、直線状の
発光部材をそのままライン光源として用いてもよい。ま
た、導光体22の曲面は、互いに鈍角をなす複数の平面
の組み合わせで多角形状に構成してもよいが、なるべく
滑らかに湾曲させた方が導光体22内を光が良好に全反
射する。
【0031】実施の形態3.次に、図4はこの発明の実
施の形態3によるイメージセンサの要部を示す構成図で
ある。図において、発光ダイオード5からの光を集光し
原稿3へ導く導光体23の出射側端部23aは、延長さ
れてガラスプレート2とロッドレンズアレイ9との間に
介在されている。また、導光体23は、ガラスプレート
2に対して傾斜した平面状の第1面23bと、この第1
面23bに対向し入射側端部で湾曲している第2面23
cとを有している。
【0032】このようなイメージセンサでは、ガラスプ
レート2とロッドレンズアレイ9との間の空間に導光体
23の出射側端部23aが介在されているため、この空
間への異物の侵入が防止される。従って、画像の濃淡情
報に誤りが生じることがなく、読取精度を向上させるこ
とができ、画質を向上させることができる。
【0033】また、発光ダイオード5から放射された光
のうち、原稿3の照射部へ直進する成分は、第1面23
bに沿って原稿3へ直進し、発光ダイオード5から真上
や照射部とは反対側へ放射された成分は、湾曲した第2
面23cにより反射されて導光体23内を進むため、発
光ダイオード5から出射された光全体の反射を少なくし
て、反射による損失を低減することができる。
【0034】実施の形態4.なお、上記実施の形態3で
は同一の基板12上に発光ダイオード5とセンサIC8
とが搭載されている例を示したが、例えば図5に示すよ
うに、発光ダイオード5がLED基板4に搭載されてい
る場合にも、導光体24の出射側端部24aを延長して
ガラスプレート2とロッドレンズアレイ9との間に介在
させることができ、画像の濃淡情報に誤りが生じること
がなく、読取精度を向上させることができる。
【0035】実施の形態5.次に、図6はこの発明の実
施の形態5によるイメージセンサの要部を示す構成図、
図7は図6の導光体を示す拡大図である。図において、
導光体25の出射側端部25aは、ガラスプレート2と
ロッドレンズアレイ9との間に介在されている。また、
出射側端部25aには、導光体25内をガラスプレート
2と平行に進む光の成分を原稿3へ向けて反射する傾斜
面25bが形成されている。
【0036】このようなイメージセンサでは、導光体2
5内をガラスプレート2と平行に進む光の成分が、図7
の矢印に示すように、傾斜面25bで原稿3へ向けて反
射されるため、発光ダイオード5からの光が効率良く利
用される。従って、イメージセンサの消費電力を低減し
て、省エネ化を図ることができる。
【0037】実施の形態6.図8はこの発明の実施の形
態6によるイメージセンサの要部を示す構成図である。
図において、発光ダイオード5からの光を集光し原稿3
へ導く導光体26の出射側端部26aは、延長されてガ
ラスプレート2とロッドレンズアレイ9との間に介在さ
れている。また、導光体26は、ガラスプレート2に対
して傾斜した平面状の第1面26bと、この第1面26
bに対向し入射側端部で湾曲している第2面26cとを
有している。さらに、出射側端部26aには、導光体2
6内をガラスプレート2と平行に進む光の成分を原稿3
へ向けて反射する傾斜面26dが形成されている。
【0038】このようなイメージセンサでは、ガラスプ
レート2とロッドレンズアレイ9との間の空間に導光体
26の出射側端部26aが介在されているため、この空
間への異物の侵入が防止される。従って、画像の濃淡情
報に誤りが生じることがなく、読取精度を向上させるこ
とができる。
【0039】また、発光ダイオード5から放射された光
のうち、原稿3の照射部へ直進する成分は、第1面26
bに沿って原稿3へ直進し、発光ダイオード5から真上
や照射部とは反対側へ放射された成分は、湾曲した第2
面26cにより反射されて導光体23内を進むため、発
光ダイオード5から出射された光全体の反射を少なくし
て、反射による損失を低減することができる。
【0040】さらに、導光体26内をガラスプレート2
と平行に進む光の成分が、傾斜面26dで原稿3へ向け
て反射されるため、発光ダイオード5からの光が効率良
く利用される。従って、イメージセンサの消費電力を低
減して、省エネ化を図ることができる。
【0041】実施の形態7.次に、図9はこの発明の実
施の形態7によるイメージセンサの要部を示す構成図で
ある。図において、フレーム14には、ガラスプレート
2、複数の発光ダイオード5が取り付けられている導光
体27、ロッドレンズアレイ9、及びセンサIC8が搭
載されているセンサ基板16が位置決め固定されてい
る。導光体27は、出射側端部27aを除いてカバー1
7により覆われている。
【0042】また、導光体27の出射側端部27aは、
ガラスプレート2とロッドレンズアレイ9との間に介在
されている。さらに、出射側端部27aには、導光体2
7内をガラスプレート2と平行に進む光の成分を原稿3
へ向けて反射する傾斜面27bが形成されている。さら
にまた、導光体27の外周面の一部には、導光体27内
の光を出射側端部27aへ向けて反射する光拡散層(図
示せず)が設けられている。
【0043】このようなイメージセンサでは、発光ダイ
オード5から導光体15内に入射された光が、光拡散層
及びカバー17により反射され、出射側端部27aから
やがて出射される。導光体27から出射された光は、ガ
ラスプレート2を通して原稿3に照射される。また、原
稿3で反射された光は、ロッドレンズアレイ9のロッド
レンズ内を通過し、センサIC8に結像される。
【0044】このとき、ガラスプレート2とロッドレン
ズアレイ9との間の空間に導光体27の出射側端部27
aが介在されているため、この空間への異物の侵入が防
止される。従って、画像の濃淡情報に誤りが生じること
がなく、読取精度を向上させることができる。また、導
光体27内をガラスプレート2と平行に進む光の成分
が、傾斜面27bで原稿3へ向けて反射されるため、発
光ダイオード5からの光が効率良く利用される。従っ
て、イメージセンサの消費電力を低減して、省エネ化を
図ることができる。
【0045】なお、上記実施の形態2〜7では、導光体
の入射側端面を平面状としたが、実施の形態1で示した
ような凹部を設けてもよいことは勿論である。また、上
記の例では、ガラスプレート2により原稿3の位置決め
を行うものを示したが、ガラスプレート2は省略しても
よい。さらに、上記の例では、樹脂の成形品により導光
体を構成したが、例えばガラス等の他の材料で構成して
もよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
イメージセンサは、点発光素子を覆う凹部を導光体に設
け、点発光素子からの光が導光体に垂直に入射されるよ
うにしたので、導光体により点発光素子からの光を集光
しても、導光体がない場合と同様に原稿が均等に照明さ
れ、出力のばらつきが小さくなり、画質を向上させるこ
とができる。
【0047】請求項2の発明のイメージセンサは、導光
体の外周面のうちの少なくとも一面を曲面で構成し、受
光素子と同一の基板上に設けられたライン光源からの光
を導光体により原稿のレンズ体に対向する部分へ導くよ
うにしたので、S/N比を向上させて画質を向上させつ
つ、部品点数を削減できるとともに組立を容易にするこ
とができる。
【0048】請求項3の発明のイメージセンサは、ライ
ン光源から原稿のレンズ体に対向する部分へ直進する光
と平行な平面である第1面と、この第1面に対向する曲
面である第2面とを有する導光体を用いたので、ライン
光源から放射された光のうち、原稿へ直進する成分は、
第1面に沿って原稿へ直進し、他の成分は湾曲した第2
面により反射されて導光体内を進むため、ライン光源か
ら出射された光全体の反射を少なくして、反射による損
失を低減することができ、S/N比を向上させて画質を
向上させることができる。
【0049】請求項4の発明のイメージセンサは、導光
体の出射側端部をレンズ体と原稿との間の空間に介在さ
せたので、上記の空間への異物の侵入が防止され、画像
の濃淡情報に誤りが生じるのを防止でき、読取精度を向
上させ、画質を向上させることができる。
【0050】請求項5の発明のイメージセンサは、導光
体内を原稿と平行に進む光の成分を原稿へ向けて反射す
る傾斜面を出射側端部に形成したので、ライン光源から
の光を効率良く利用することができ、これにより画質を
向上させることができるとともに、消費電力を低減し
て、省エネ化を図ることができる。
【0051】請求項6の発明のイメージセンサは、導光
体を樹脂の成形品により構成したので、複雑な形状の導
光体を容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるイメージセン
サの要部を示す構成図である。
【図2】 図1の導光体を示す正面図である。
【図3】 この発明の実施の形態2によるイメージセン
サの要部を示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態3によるイメージセン
サの要部を示す構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態4によるイメージセン
サの要部を示す構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態5によるイメージセン
サの要部を示す構成図である。
【図7】 図6の導光体を示す拡大図である。
【図8】 この発明の実施の形態6によるイメージセン
サの要部を示す構成図である。
【図9】 この発明の実施の形態7によるイメージセン
サの要部を示す構成図である。
【図10】 従来のイメージセンサの一例を示す構成図
である。
【図11】 図10の導光体を示す正面図である。
【図12】 図11の側面図である。
【図13】 従来のイメージセンサの他の例を示す構成
図である。
【図14】 従来のイメージセンサのさらに他の例を示
す構成図である。
【符号の説明】
3 原稿、5 発光ダイオード(点発光素子)、8 セ
ンサIC(受光素子)、9 ロッドレンズアレイ(レン
ズ体)、21,22,23,24,25,26,27
導光体、21a 凹部、23a,24a,25a,26
a,27a 出射側端部、23b,26b 第1面、2
3c,6c 第2面、25b,26d,27b 傾斜
面。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線状に配置され、原稿に照射するため
    の光を出射する複数の点発光素子と、 上記原稿からの反射光を受ける受光素子と、 上記原稿からの反射光を上記受光素子に結像するレンズ
    体と、 上記点発光素子からの光が垂直に入射されるような曲面
    を有し上記各点発光素子を覆う複数の凹部が設けられて
    おり、上記点発光素子からの光を内部反射により上記原
    稿へ導く導光体とを備えていることを特徴とするイメー
    ジセンサ。
  2. 【請求項2】 基板と、 この基板上に設けられ、原稿に照射するための光を出射
    するライン光源と、 このライン光源から間隔をおいて上記基板上に設けら
    れ、上記原稿からの反射光を受ける受光素子と、 上記原稿からの反射光を上記受光素子に結像するレンズ
    体と、 外周面のうちの少なくとも一面が曲面で構成されてお
    り、上記ライン光源からの光を内部反射により上記原稿
    の上記レンズ体に対向する部分へ導く導光体とを備えて
    いることを特徴とするイメージセンサ。
  3. 【請求項3】 導光体は、ライン光源から原稿のレンズ
    体に対向する部分へ直進する光と平行な平面である第1
    面と、この第1面に対向する曲面である第2面とを有し
    ていることを特徴とする請求項2記載のイメージセン
    サ。
  4. 【請求項4】 原稿に照射するための光を出射するライ
    ン光源と、 上記原稿からの反射光を受ける受光素子と、 上記原稿からの反射光を上記受光素子に結像するレンズ
    体と、 このレンズ体と上記原稿との間の空間に介在されている
    出射側端部を有し、上記ライン光源からの光を内部反射
    により上記原稿へ導く導光体とを備えていることを特徴
    とするイメージセンサ。
  5. 【請求項5】 出射側端部には、導光体内を原稿と平行
    に進む光の成分を原稿へ向けて反射する傾斜面が形成さ
    れていることを特徴とする請求項4記載のイメージセン
    サ。
  6. 【請求項6】 導光体は、樹脂の成形品により構成され
    ていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいず
    れかに記載のイメージセンサ。
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