JPH1174825A - 一方向性チャンネル送信用のダイバーシティアンテナを有する基地局及び、基地局による一方向性チャンネルの送信方法 - Google Patents
一方向性チャンネル送信用のダイバーシティアンテナを有する基地局及び、基地局による一方向性チャンネルの送信方法Info
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- JPH1174825A JPH1174825A JP10176205A JP17620598A JPH1174825A JP H1174825 A JPH1174825 A JP H1174825A JP 10176205 A JP10176205 A JP 10176205A JP 17620598 A JP17620598 A JP 17620598A JP H1174825 A JPH1174825 A JP H1174825A
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- H04B7/04—Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
- H04B7/06—Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station
- H04B7/0602—Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using antenna switching
- H04B7/0604—Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using antenna switching with predefined switching scheme
- H04B7/0606—Random or pseudo-random switching scheme
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- Radio Transmission System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 基地局のダイバーシティアンテナから送信さ
れる信号を、移動局で最良の品質で受信する。 【解決手段】 基地局は、少なくとも二個のアンテナ
（Ａ，Ｂ）とこれらのアンテナの一方を選択する手段
（２）とを含む。該選択手段は、少なくとも一つの移動
局（５1〜５3）に送信すべきチャンネルが一方向性であ
るかどうか決定する手段（３）と、送信すべきチャンネ
ルが一方向性であることを該決定手段が切り換え手段に
示す場合、ランダム又は疑似ランダムである所定の規則
に従って一方のアンテナから他方のアンテナに切り換え
る手段（４）とを含む。
れる信号を、移動局で最良の品質で受信する。 【解決手段】 基地局は、少なくとも二個のアンテナ
（Ａ，Ｂ）とこれらのアンテナの一方を選択する手段
（２）とを含む。該選択手段は、少なくとも一つの移動
局（５1〜５3）に送信すべきチャンネルが一方向性であ
るかどうか決定する手段（３）と、送信すべきチャンネ
ルが一方向性であることを該決定手段が切り換え手段に
示す場合、ランダム又は疑似ランダムである所定の規則
に従って一方のアンテナから他方のアンテナに切り換え
る手段（４）とを含む。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信システム
に関する。無線通信システムは、ここでは、例えばＤＥ
ＣＴ（欧州デジタルコードレス通信）又はＣＴ２（第二
世代コードレス電話）規格などの一般に「コードレス」
と呼ばれるシステム、ならびにＧＳＭ（グローバル移動
体システム）又はＤＣＳ１８００（デジタル通信システ
ム）規格などの一般に「セルラ」と呼ばれるシステムを
意味する。さらに、これらの無線通信システムは、この
場合、アナログでもデジタルでもよい。
に関する。無線通信システムは、ここでは、例えばＤＥ
ＣＴ（欧州デジタルコードレス通信）又はＣＴ２（第二
世代コードレス電話）規格などの一般に「コードレス」
と呼ばれるシステム、ならびにＧＳＭ（グローバル移動
体システム）又はＤＣＳ１８００（デジタル通信システ
ム）規格などの一般に「セルラ」と呼ばれるシステムを
意味する。さらに、これらの無線通信システムは、この
場合、アナログでもデジタルでもよい。
【０００２】より詳しくは、本発明は、このような無線
通信システムの基地局に関する。
通信システムの基地局に関する。
【０００３】
【従来の技術】各基地局は、移動局が移動可能な所定の
地理的ゾーン（又はセル）をカバーするものであり、各
移動局は、提供される通信サービスにアクセスするため
にネットワークの利用者が利用する物理的な機器であ
る。
地理的ゾーン（又はセル）をカバーするものであり、各
移動局は、提供される通信サービスにアクセスするため
にネットワークの利用者が利用する物理的な機器であ
る。
【０００４】システムに応じて、基地局は時には、無線
固定部（ＲＦＰ）、基地又はターミナルとも呼ばれる。
同様に移動局は時には移動電話、無線端末又は携帯電話
とも呼ばれる。
固定部（ＲＦＰ）、基地又はターミナルとも呼ばれる。
同様に移動局は時には移動電話、無線端末又は携帯電話
とも呼ばれる。
【０００５】各基地局は、そのカバー域にある移動局が
無線ネットワークに（コードレスで）アクセスできるよ
うにする。そのために、基地局及び移動局は、無線チャ
ンネルを介して情報を交換する。これらのチャンネル
は、音声又はデータの伝送が可能であればトラフィック
チャンネル、信号の伝送が可能であれば制御チャンネル
である。
無線ネットワークに（コードレスで）アクセスできるよ
うにする。そのために、基地局及び移動局は、無線チャ
ンネルを介して情報を交換する。これらのチャンネル
は、音声又はデータの伝送が可能であればトラフィック
チャンネル、信号の伝送が可能であれば制御チャンネル
である。
【０００６】チャンネル（トラフィックチャンネルであ
ろうと制御チャンネルであろうと）のうち、一般に双方
向性チャンネルと一方向性チャンネルとを区別する。一
つの双方向性チャンネルは、上り方向の伝送路（移動局
から基地局向け）及び下り方向の伝送路（基地局から移
動局向け）をサポートする。一方、一方向性チャンネル
は一つの伝送路（上り又は下り方向）のみをサポートす
る。
ろうと制御チャンネルであろうと）のうち、一般に双方
向性チャンネルと一方向性チャンネルとを区別する。一
つの双方向性チャンネルは、上り方向の伝送路（移動局
から基地局向け）及び下り方向の伝送路（基地局から移
動局向け）をサポートする。一方、一方向性チャンネル
は一つの伝送路（上り又は下り方向）のみをサポートす
る。
【０００７】本発明は、基地局から送信される一方向性
チャンネル（トラフィック又は制御チャンネル）、すな
わち下り方向しか含まないチャンネルのみに係わる。し
かしながら、ここでは一方向性チャンネルは、「真の」
一方向性チャンネル（すなわち下り方向の伝送路だけで
構成されるチャンネル）のみならず、同様に「偽の」一
方向性チャンネル（すなわち上り及び下り方向の伝送路
により構成されるが、上り方向にトラブルがあると一時
的に一方向性型の機能を有するチャンネル）を意味する
ことに留意されたい。
チャンネル（トラフィック又は制御チャンネル）、すな
わち下り方向しか含まないチャンネルのみに係わる。し
かしながら、ここでは一方向性チャンネルは、「真の」
一方向性チャンネル（すなわち下り方向の伝送路だけで
構成されるチャンネル）のみならず、同様に「偽の」一
方向性チャンネル（すなわち上り及び下り方向の伝送路
により構成されるが、上り方向にトラブルがあると一時
的に一方向性型の機能を有するチャンネル）を意味する
ことに留意されたい。
【０００８】また、基地局から送信される一方向性チャ
ンネルの中でも、同報チャンネルと単信チャンネルとを
区別する。同報チャンネルは、基地局から複数の移動局
宛に送信されるが（一地点から多数地点型の構成）、単
信チャンネルは基地局から単一の移動局宛に送信される
（一地点から一地点型の構成）。
ンネルの中でも、同報チャンネルと単信チャンネルとを
区別する。同報チャンネルは、基地局から複数の移動局
宛に送信されるが（一地点から多数地点型の構成）、単
信チャンネルは基地局から単一の移動局宛に送信される
（一地点から一地点型の構成）。
【０００９】基地局から送信される無線信号は、一つ又
は複数の移動局によって受信される前に、伝送される情
報の一部又は全部の喪失につながる急速なフェーディン
グを被ることがある。
は複数の移動局によって受信される前に、伝送される情
報の一部又は全部の喪失につながる急速なフェーディン
グを被ることがある。
【００１０】特にＤＥＣＴ型のシステムでは、伝搬媒体
（フェーディング、複数の伝送路など）による歪みを軽
減するために、基地局にダイバーシティアンテナ装置を
追加することが知られている。
（フェーディング、複数の伝送路など）による歪みを軽
減するために、基地局にダイバーシティアンテナ装置を
追加することが知られている。
【００１１】双方向性チャンネルの場合、受信時には、
基地局が、どのアンテナで受信するか選択し、送信時に
は、移動局が基地局を制御することにより、基地局のい
ずれかのアンテナで送信させる。換言すれば、移動局
は、基地局の複数アンテナで受信した信号（同時ではな
い）の品質を比較し、最良の品質で信号を受信したアン
テナで送信するよう基地局に要求する。
基地局が、どのアンテナで受信するか選択し、送信時に
は、移動局が基地局を制御することにより、基地局のい
ずれかのアンテナで送信させる。換言すれば、移動局
は、基地局の複数アンテナで受信した信号（同時ではな
い）の品質を比較し、最良の品質で信号を受信したアン
テナで送信するよう基地局に要求する。
【００１２】基地局が一方向性チャンネルを送信する場
合、移動局は、送信アンテナを変えるように基地局に対
し命令することができない。
合、移動局は、送信アンテナを変えるように基地局に対
し命令することができない。
【００１３】ダイバーシティアンテナ機構を実現するた
めに、この場合、アンテナを交互に周期的に切り換える
ことが提案されている。こうした周期的な切換は、基地
局が二個のアンテナを含んでいる場合は交互規則として
実行され、基地局が二個より多いアンテナを含んでいる
場合は循環的な規則として実行される。
めに、この場合、アンテナを交互に周期的に切り換える
ことが提案されている。こうした周期的な切換は、基地
局が二個のアンテナを含んでいる場合は交互規則として
実行され、基地局が二個より多いアンテナを含んでいる
場合は循環的な規則として実行される。
【００１４】この様に、例えば基地局が二個のアンテナ
を含み、システムがＴＤＭＡ（時分割多重接続）型、即
ち、一方向性チャンネルが各フレームにおける特定の時
間スリットの繰り返しからなる場合、周期的な切換は、
二つのフレーム中の一つのフレームに一つのアンテナを
用いることからなる。言い換えれば、この例では、半分
のフレーム（従って一方向性チャンネルに割り当てられ
た時間スリットの半分）が一方のアンテナによって伝送
され、他の半分のフレーム（従って一方向性チャンネル
に割り当てられた時間スリットのもう半分）が他方のア
ンテナによって伝送される。
を含み、システムがＴＤＭＡ（時分割多重接続）型、即
ち、一方向性チャンネルが各フレームにおける特定の時
間スリットの繰り返しからなる場合、周期的な切換は、
二つのフレーム中の一つのフレームに一つのアンテナを
用いることからなる。言い換えれば、この例では、半分
のフレーム（従って一方向性チャンネルに割り当てられ
た時間スリットの半分）が一方のアンテナによって伝送
され、他の半分のフレーム（従って一方向性チャンネル
に割り当てられた時間スリットのもう半分）が他方のア
ンテナによって伝送される。
【００１５】周期的プロセスによる上記の従来の切り換
えプロセスは、移動局が、半分の時間は片方のアンテナ
から、もう半分は別のアンテナから一方向性チャンネル
を受信するようにすることを可能にする。従って、一方
のアンテナから送られる信号が、該信号を利用不可能に
するフェーディングを被っても、他方のアンテナから送
られる信号は乱されないであろう。その結果、このよう
な従来の技術により、大抵の場合、時間の半分の間はフ
ェーディング（あるいは伝搬媒体による他の歪み）を避
けることが可能になる。
えプロセスは、移動局が、半分の時間は片方のアンテナ
から、もう半分は別のアンテナから一方向性チャンネル
を受信するようにすることを可能にする。従って、一方
のアンテナから送られる信号が、該信号を利用不可能に
するフェーディングを被っても、他方のアンテナから送
られる信号は乱されないであろう。その結果、このよう
な従来の技術により、大抵の場合、時間の半分の間はフ
ェーディング（あるいは伝搬媒体による他の歪み）を避
けることが可能になる。
【００１６】しかし、周期的プロセスによる従来の切り
換え技術は、移動局は連続的に基地局から受信している
と仮定しており、全ての状況には適合しない。
換え技術は、移動局は連続的に基地局から受信している
と仮定しており、全ての状況には適合しない。
【００１７】特に移動局が、定期的な時間スリットで断
続的に受信する場合には適合しない。実際、受信の周期
性及びアンテナ間の切換の周期性が互いに倍数の関係で
ある場合、移動局は常に同一アンテナから受信する（あ
るいは「考慮する」）。移動局が考慮するアンテナから
送信される信号が歪む場合、移動局と基地局との間のリ
ンクバランスは著しく劣化し、さらには解除されること
もある。この場合、ダイバーシティアンテナは無益であ
る。
続的に受信する場合には適合しない。実際、受信の周期
性及びアンテナ間の切換の周期性が互いに倍数の関係で
ある場合、移動局は常に同一アンテナから受信する（あ
るいは「考慮する」）。移動局が考慮するアンテナから
送信される信号が歪む場合、移動局と基地局との間のリ
ンクバランスは著しく劣化し、さらには解除されること
もある。この場合、ダイバーシティアンテナは無益であ
る。
【００１８】こうした状況は、例えば移動局が“アイド
ル”であり、呼び出しが入ると基地局から検索メッセー
ジを受信することを可能にするページングチャンネル
（特定の制御チャンネル）を受信中の場合に相当する。
このような受信は、一般に、消費電力を抑えるためにペ
ージングチャンネルの時間スリットの一部のみを受信す
る所定の規則に従って行われる。基地局が、二個のアン
テナを交互に用いてページングチャンネルの連続する時
間スリットを送信し、移動局が、ページングチャンネル
のＮ（Ｎは偶数）個の時間スリット毎に一個の時間スリ
ットだけを受信する場合、移動局は常に、同一アンテナ
から送信される時間スリットを受信し、ダイバーシティ
アンテナの効果がなくなることが分かる。
ル”であり、呼び出しが入ると基地局から検索メッセー
ジを受信することを可能にするページングチャンネル
（特定の制御チャンネル）を受信中の場合に相当する。
このような受信は、一般に、消費電力を抑えるためにペ
ージングチャンネルの時間スリットの一部のみを受信す
る所定の規則に従って行われる。基地局が、二個のアン
テナを交互に用いてページングチャンネルの連続する時
間スリットを送信し、移動局が、ページングチャンネル
のＮ（Ｎは偶数）個の時間スリット毎に一個の時間スリ
ットだけを受信する場合、移動局は常に、同一アンテナ
から送信される時間スリットを受信し、ダイバーシティ
アンテナの効果がなくなることが分かる。
【００１９】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、特に、先行
技術のこのような欠点を解消することを目的とする。
技術のこのような欠点を解消することを目的とする。
【００２０】より詳しくは、本発明の目的の一つは、移
動局による上述の一方向性チャンネルの受信をさらに改
善する、一方向性チャンネル送信用のダイバーシティア
ンテナを有する基地局を提供することである。
動局による上述の一方向性チャンネルの受信をさらに改
善する、一方向性チャンネル送信用のダイバーシティア
ンテナを有する基地局を提供することである。
【００２１】本発明はまた、特に移動局のページングチ
ャンネルの受信規則がどのようなものであれ、あらゆる
状況に適するアンテナ間の通信技術を使用する基地局を
提供することを目的とする。
ャンネルの受信規則がどのようなものであれ、あらゆる
状況に適するアンテナ間の通信技術を使用する基地局を
提供することを目的とする。
【００２２】
【課題を解決するための手段】これらの様々な目的なら
びに後述する他の目的は、本発明によれば、少なくとも
二個のアンテナとこれらのアンテナの一方を選択する手
段とを含む無線通信システムの基地局を用いて達せられ
る。該選択手段は、少なくとも一つの移動局に送信すべ
きチャンネルが一方向性であるかどうか決定する手段
と、送信すべきチャンネルが一方向性であることを該決
定手段が切り換え手段に示す場合、ランダム又は疑似ラ
ンダムである所定の規則に従って前記アンテナの一方か
ら他方に切り換える手段とを含む。
びに後述する他の目的は、本発明によれば、少なくとも
二個のアンテナとこれらのアンテナの一方を選択する手
段とを含む無線通信システムの基地局を用いて達せられ
る。該選択手段は、少なくとも一つの移動局に送信すべ
きチャンネルが一方向性であるかどうか決定する手段
と、送信すべきチャンネルが一方向性であることを該決
定手段が切り換え手段に示す場合、ランダム又は疑似ラ
ンダムである所定の規則に従って前記アンテナの一方か
ら他方に切り換える手段とを含む。
【００２３】本発明によれば、アンテナ間の切換の規則
は、ランダム又は疑似ランダム規則であって、現状の場
合のように周期的ではない。
は、ランダム又は疑似ランダム規則であって、現状の場
合のように周期的ではない。
【００２４】従って移動局は、その受信法則がいかなる
ものであろうと、全てのアンテナを「考慮」し、ダイバ
ーシティアンテナの利点を有効に享受することができ
る。また基地局と移動局との間のリンクバランスは１０
ｄＢ増加する。
ものであろうと、全てのアンテナを「考慮」し、ダイバ
ーシティアンテナの利点を有効に享受することができ
る。また基地局と移動局との間のリンクバランスは１０
ｄＢ増加する。
【００２５】有利には、一方向性のチャンネルは、一方
向性になるように構成されたチャンネルと、一方向性に
なるように構成されていないが一時的に一方向性の性質
を有するチャンネルとを含むグループに属する。
向性になるように構成されたチャンネルと、一方向性に
なるように構成されていないが一時的に一方向性の性質
を有するチャンネルとを含むグループに属する。
【００２６】本発明はまた、「真の」一方向性チャンネ
ル（下り方向の伝送路だけを含む）と、「偽の」一方向
性チャンネル（上り及び下り方向の伝送路を含むが、一
時的に下り方向の伝送路のみで動作するチャンネル）と
に適用される。換言すれば、本発明は、基地局は移動局
にコンタクト可能であるが、反対に移動局は基地局にコ
ンタクト不可能である全てのチャンネルに適用される。
ル（下り方向の伝送路だけを含む）と、「偽の」一方向
性チャンネル（上り及び下り方向の伝送路を含むが、一
時的に下り方向の伝送路のみで動作するチャンネル）と
に適用される。換言すれば、本発明は、基地局は移動局
にコンタクト可能であるが、反対に移動局は基地局にコ
ンタクト不可能である全てのチャンネルに適用される。
【００２７】有利には、一方向性になるように構成され
た各チャンネルは、複数の移動局宛にそれぞれ送信され
る同報チャンネルと、単一の移動局宛にそれぞれ送信さ
れる単信チャンネルとを含むグループに属するように構
成される。
た各チャンネルは、複数の移動局宛にそれぞれ送信され
る同報チャンネルと、単一の移動局宛にそれぞれ送信さ
れる単信チャンネルとを含むグループに属するように構
成される。
【００２８】好適には、各々の同報又は単信チャンネル
は、トラフィックチャンネルと、制御チャンネルと、ダ
ミー運搬チャンネルと、ビーコンチャンネルとを含むグ
ループに属する。
は、トラフィックチャンネルと、制御チャンネルと、ダ
ミー運搬チャンネルと、ビーコンチャンネルとを含むグ
ループに属する。
【００２９】好適には、無線通信システムは、ＤＥＣＴ
（デジタルヨーロッパコードレス通信方式）型システム
と、ＣＴ１（第一世代コードレス電話）型システムと、
ＣＴ２（第二世代コードレス電話）型システムと、ＰＣ
Ｎ（パーソナル通信）型システムと、ＧＳＭ（グローバ
ル移動体システム）型システムと、ＤＣＳ１８００（デ
ジタル通信システム）型システムとを含むグループに属
する。
（デジタルヨーロッパコードレス通信方式）型システム
と、ＣＴ１（第一世代コードレス電話）型システムと、
ＣＴ２（第二世代コードレス電話）型システムと、ＰＣ
Ｎ（パーソナル通信）型システムと、ＧＳＭ（グローバ
ル移動体システム）型システムと、ＤＣＳ１８００（デ
ジタル通信システム）型システムとを含むグループに属
する。
【００３０】本発明はまた、無線通信システムの少なく
とも二個のアンテナを含む基地局による一方向性チャン
ネルの送信方法に関する。該方法は、送信すべきチャン
ネルが一方向性であるか否かの性質を決定するステップ
と、送信すべきチャンネルが一方向性である場合、ラン
ダム又は疑似ランダムである所定の規則に従って一方の
アンテナから他方のアンテナに切り換えるステップとを
含む。
とも二個のアンテナを含む基地局による一方向性チャン
ネルの送信方法に関する。該方法は、送信すべきチャン
ネルが一方向性であるか否かの性質を決定するステップ
と、送信すべきチャンネルが一方向性である場合、ラン
ダム又は疑似ランダムである所定の規則に従って一方の
アンテナから他方のアンテナに切り換えるステップとを
含む。
【００３１】本発明の特徴ならびに利点は、本発明の好
適な実施形態及び添付図の下記説明を読めば明らかにな
ろう。
適な実施形態及び添付図の下記説明を読めば明らかにな
ろう。
【００３２】
【発明の実施の形態】本発明は、無線通信システムの一
部をなすダイバーシティアンテナ型の基地局１に関す
る。
部をなすダイバーシティアンテナ型の基地局１に関す
る。
【００３３】図１に示した実施形態において、基地局１
は、二個のアンテナＡ，Ｂと、これらの二個のアンテナ
Ａ，Ｂの一方の送信を選択する手段２とを含む。これら
の選択手段は、一つ又は複数の移動局５1〜５3に送信す
べきチャンネルが一方向性であるかどうか決定する手段
３と、送信すべきチャンネルが一方向性であることを決
定手段３が切り換え手段４に示す場合、所定の規則に従
って二個のアンテナの一方（例えばＡ）から他方（例え
ばＢ）に切り換える手段４とを含む。
は、二個のアンテナＡ，Ｂと、これらの二個のアンテナ
Ａ，Ｂの一方の送信を選択する手段２とを含む。これら
の選択手段は、一つ又は複数の移動局５1〜５3に送信す
べきチャンネルが一方向性であるかどうか決定する手段
３と、送信すべきチャンネルが一方向性であることを決
定手段３が切り換え手段４に示す場合、所定の規則に従
って二個のアンテナの一方（例えばＡ）から他方（例え
ばＢ）に切り換える手段４とを含む。
【００３４】本発明によれば、アンテナＡ，Ｂの間の所
定の切り換え規則は、ランダム又は疑似ランダム規則で
ある。実際には、簡易化及びコスト上の理由から、当業
者に周知の疑似ランダム発生器を使用する疑似ランダム
規則が好ましい。しかしながら本発明は、規則が完全に
ランダムな、より複雑な場合にも関する。
定の切り換え規則は、ランダム又は疑似ランダム規則で
ある。実際には、簡易化及びコスト上の理由から、当業
者に周知の疑似ランダム発生器を使用する疑似ランダム
規則が好ましい。しかしながら本発明は、規則が完全に
ランダムな、より複雑な場合にも関する。
【００３５】本発明は、各基地局が、少なくとも一つの
移動局に、少なくとも一つの一方向性チャンネル（ある
いは少なくとも一時的に一方向性の性質を有するチャン
ネル）を送信する、あらゆるタイプの無線通信システム
に適用される。従って本発明はＤＥＣＴ、ＣＴ１、ＣＴ
２、ＰＣＮ、ＧＳＭ及びＤＣＳ１８００といったタイプ
のシステムに関する（このリストに限定されるものでな
い。）。
移動局に、少なくとも一つの一方向性チャンネル（ある
いは少なくとも一時的に一方向性の性質を有するチャン
ネル）を送信する、あらゆるタイプの無線通信システム
に適用される。従って本発明はＤＥＣＴ、ＣＴ１、ＣＴ
２、ＰＣＮ、ＧＳＭ及びＤＣＳ１８００といったタイプ
のシステムに関する（このリストに限定されるものでな
い。）。
【００３６】一般に、本発明は、あらゆるタイプの同報
又は単信制御、あるいはトラフィック一方向性チャンネ
ルに適用される。制御チャンネルは、ここではダミー運
搬チャンネル又はビーコンチャンネルを意味する。
又は単信制御、あるいはトラフィック一方向性チャンネ
ルに適用される。制御チャンネルは、ここではダミー運
搬チャンネル又はビーコンチャンネルを意味する。
【００３７】次に、図２を参照して、本発明による、ア
ンテナＡ，Ｂ間の切り換え規則を用いて図１の基地局か
ら送信される一方向性チャンネルの例を説明する。
ンテナＡ，Ｂ間の切り換え規則を用いて図１の基地局か
ら送信される一方向性チャンネルの例を説明する。
【００３８】この例では、基地局から送られる一方向性
チャンネルは、複数の移動局５1〜５3に向けて同報され
るページングチャンネルである。
チャンネルは、複数の移動局５1〜５3に向けて同報され
るページングチャンネルである。
【００３９】さらに、システムはＤＥＣＴ型で、ＴＤＭ
Ａ／ＦＤＭＡ混合多重接続モードを使用している。基地
局１及び移動局５1〜５3は、所定の搬送波でＴＤＭＡに
より交互に送受信を行う。各フレームＴ１，Ｔ２，Ｔ
３，Ｔ４は、２４個の時間スロットＩＴ０〜ＩＴ２３か
らなる。最初の１２個の時間スロットＩＴ０〜ＩＴ１１
は、例えば下り方向（基地局から移動局向け）に割り当
てられ、後の１２個の時間スロットＩＴ１２〜ＩＴ２３
は、上り方向（移動局から基地局向け）に割り当てられ
る。物理的なチャンネルは、特定のスロットの繰り返し
を特徴とする。
Ａ／ＦＤＭＡ混合多重接続モードを使用している。基地
局１及び移動局５1〜５3は、所定の搬送波でＴＤＭＡに
より交互に送受信を行う。各フレームＴ１，Ｔ２，Ｔ
３，Ｔ４は、２４個の時間スロットＩＴ０〜ＩＴ２３か
らなる。最初の１２個の時間スロットＩＴ０〜ＩＴ１１
は、例えば下り方向（基地局から移動局向け）に割り当
てられ、後の１２個の時間スロットＩＴ１２〜ＩＴ２３
は、上り方向（移動局から基地局向け）に割り当てられ
る。物理的なチャンネルは、特定のスロットの繰り返し
を特徴とする。
【００４０】この例では、ページングチャンネルは、各
フレームＴ１，Ｔ２，Ｔ３，Ｔ４．．．の二番目の時間
スロットＩＴ１の繰り返しから構成される。
フレームＴ１，Ｔ２，Ｔ３，Ｔ４．．．の二番目の時間
スロットＩＴ１の繰り返しから構成される。
【００４１】本発明によれば、各フレームの二番目の時
間スロットＩＴ１を送信するためのアンテナＡ，Ｂの一
方の選択は、疑似ランダムである。図２は、二番目の時
間スロットＩＴ１が、どのアンテナＡ，Ｂで送信される
かを示す。最初の４個のフレームでは、送信順は例えば
Ａ，Ａ，Ｂ，Ａである。
間スロットＩＴ１を送信するためのアンテナＡ，Ｂの一
方の選択は、疑似ランダムである。図２は、二番目の時
間スロットＩＴ１が、どのアンテナＡ，Ｂで送信される
かを示す。最初の４個のフレームでは、送信順は例えば
Ａ，Ａ，Ｂ，Ａである。
【００４２】従って、移動局５１〜５３が二個につき一
個のフレームだけを受信していても、移動局は常に同じ
アンテナを「考慮」しているわけではない。図２に示さ
れた例において、移動局５１〜５３は、奇数列のフレー
ムＴ１，Ｔ３．．．だけを受信していても基地局の二個
のアンテナＡ，Ｂを「考慮」するが、これは、第一のフ
レームＴ１ではアンテナの一方Ａから送信される二番目
の時間スロットＩＴ１を受信し、第三のフレームＴ３で
は、アンテナの他方Ｂから送られる二番目の時間スロッ
トＩＴ１を受信するからである。
個のフレームだけを受信していても、移動局は常に同じ
アンテナを「考慮」しているわけではない。図２に示さ
れた例において、移動局５１〜５３は、奇数列のフレー
ムＴ１，Ｔ３．．．だけを受信していても基地局の二個
のアンテナＡ，Ｂを「考慮」するが、これは、第一のフ
レームＴ１ではアンテナの一方Ａから送信される二番目
の時間スロットＩＴ１を受信し、第三のフレームＴ３で
は、アンテナの他方Ｂから送られる二番目の時間スロッ
トＩＴ１を受信するからである。
【００４３】従来技術で用いられている周期的な切り換
え規則によれば、送信順はＡ，Ｂ，Ａ，Ｂ、（又はＢ，
Ａ，Ｂ，Ａ）となって二個のアンテナＡ，Ｂの間で完全
に交互に行われる。この結果、移動局５1〜５3が奇数列
のフレームＴ１，Ｔ３．．．だけを受信すると、この移
動局はアンテナの一方Ａだけしか「考慮」しない。
え規則によれば、送信順はＡ，Ｂ，Ａ，Ｂ、（又はＢ，
Ａ，Ｂ，Ａ）となって二個のアンテナＡ，Ｂの間で完全
に交互に行われる。この結果、移動局５1〜５3が奇数列
のフレームＴ１，Ｔ３．．．だけを受信すると、この移
動局はアンテナの一方Ａだけしか「考慮」しない。
【００４４】次に図３を参照しながら、基地局による一
方向性チャンネルの本発明による送信方法の簡単なフロ
ーチャートを説明する。
方向性チャンネルの本発明による送信方法の簡単なフロ
ーチャートを説明する。
【００４５】上記の基地局１で実行されるプロセスは、
送信すべきチャンネルが一方向性であるか否かの性質を
決定するステップ（３１）と、送信すべきチャンネルが
一方向性である場合、ランダム又は疑似ランダム規則に
従ってアンテナＡ，Ｂの一方から他方に切り換えるステ
ップ（３２）とを含む。
送信すべきチャンネルが一方向性であるか否かの性質を
決定するステップ（３１）と、送信すべきチャンネルが
一方向性である場合、ランダム又は疑似ランダム規則に
従ってアンテナＡ，Ｂの一方から他方に切り換えるステ
ップ（３２）とを含む。
【図１】複数の移動局に一方向性チャンネルを送信す
る、本発明による基地局の特定の実施形態を示す概略図
である。
る、本発明による基地局の特定の実施形態を示す概略図
である。
【図２】本発明によるアンテナ間の通信規則を説明する
ための一方向性チャンネルの例を示す図である。
ための一方向性チャンネルの例を示す図である。
【図３】基地局から一方向性チャンネルを送信する本発
明による方法を示すフローチャートである。
明による方法を示すフローチャートである。
１ 基地局 ２ 選択手段 ３ 決定手段 ４、３２ 切り換え手段 ５１、５２、５３ 移動局 Ａ、Ｂ アンテナ ＩＴ０〜ＩＴ２３ 時間スロット Ｔ１、Ｔ２、Ｔ３、Ｔ４ フレーム
フロントページの続き (72)発明者 クリスチヤン・マシー フランス国、92310・セーブル、リユ・エ ルネスト・ルナン・３、バテイマン・７ (72)発明者 ミツシエル・リユピユ フランス国、91380・シリー・マザラン、 リユ・デ・ビオレツト・23
Claims (6)
- 【請求項１】 少なくとも二個のアンテナ（Ａ，Ｂ）と
これらのアンテナの一方を選択する手段（２）とを含
み、該選択手段が、 少なくとも一つの移動局（５1〜５3）に送信すべきチャ
ンネルが一方向性であるかどうか決定する手段（３）
と、 送信すべきチャンネルが一方向性であることを該決定手
段が切り換え手段に示す場合、ランダム又は疑似ランダ
ムである所定の規則に従って一方のアンテナから他方の
アンテナに切り換える手段（４）とを含むことを特徴と
する無線通信システムの基地局。 - 【請求項２】 一方向性のチャンネルは、 一方向性になるように構成されたチャンネルと、 一方向性になるように構成されておらず一時的に一方向
性の性質を有するチャンネルとを含むグループに属する
ことを特徴とする、請求項１に記載の基地局。 - 【請求項３】 一方向性になるように構成された各チャ
ンネルは、 それぞれ複数の移動局に送信される同報チャンネルと、 それぞれ単一の移動局に送信される単信チャンネルとを
含むグループに属することを特徴とする、請求項２に記
載の基地局。 - 【請求項４】 同報又は単信チャンネルの各々は、 トラフィックチャンネルと、 制御チャンネルと、 ダミー運搬チャンネルと、 ビーコンチャンネルとを含むグループに属することを特
徴とする、請求項２に記載の基地局。 - 【請求項５】 前記無線通信システムは、 ＤＥＣＴ（デジタルヨーロッパコードレス通信）型シス
テムと、 ＣＴ１（第一世代コードレス電話）型システムと、 ＣＴ２（第二世代コードレス電話）型システムと、 ＰＣＮ（パーソナル通信システム）型システムと、 ＧＳＭ（グローバル移動体システム）型システムと、 ＤＣＳ１８００（デジタル通信システム）型システムと
を含むグループに属することを特徴とする、請求項１か
ら４のいずれか一項に記載の基地局。 - 【請求項６】 無線通信システムの基地局（１）による
一方向性チャンネルの送信方法であって、該基地局は少
なくとも二個のアンテナ（Ａ，Ｂ）を含み、 送信すべきチャンネルの一方向性又は非一方向性を決定
するステップ（３１）と、 送信すべきチャンネルが一方向性である場合、ランダム
又は疑似ランダムである所定の規則に従って前記アンテ
ナの一方から他方に切り換えるステップ（３２）とを含
む一方向性チャンネルの送信方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FR9707773A FR2765063B1 (fr) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | Station de base a diversite d'antennes pour l'emission de canaux unidirectionnels, et procede correspondant d'emission d'un canal unidirectionnel par une station de base |
| FR9707773 | 1997-06-23 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1174825A true JPH1174825A (ja) | 1999-03-16 |
Family
ID=9508291
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10176205A Pending JPH1174825A (ja) | 1997-06-23 | 1998-06-23 | 一方向性チャンネル送信用のダイバーシティアンテナを有する基地局及び、基地局による一方向性チャンネルの送信方法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6522896B2 (ja) |
| EP (1) | EP0887950A1 (ja) |
| JP (1) | JPH1174825A (ja) |
| FR (1) | FR2765063B1 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000324020A (ja) * | 1999-04-08 | 2000-11-24 | Texas Instr Inc <Ti> | Ｗｃｄｍａのためのダイバーシティ検出 |
| JP2002532949A (ja) * | 1998-12-10 | 2002-10-02 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | チャネルインタリーバ用デマルチプレクサ及びデジタル無線通信システムの送信部及び要素を逆多重化する方法 |
| JP2008524971A (ja) * | 2004-12-21 | 2008-07-10 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 多数の送信信号経路を備えた無線デバイスのための送信電力低減 |
| JP2019149653A (ja) * | 2018-02-26 | 2019-09-05 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | ワイヤレスマイクシステム及び無線通信方法 |
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|---|---|---|---|---|
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| DE50211550D1 (de) * | 2002-06-21 | 2008-03-06 | Nokia Siemens Networks Gmbh | Positionsbestimmung eines Nutzers in einem Funkkommunikationssystem mit sendeseitiger Diversity |
| WO2004002012A1 (de) * | 2002-06-21 | 2003-12-31 | Siemens Aktiengesellschaft | Positionsbestimmung eines nutzers in einem funkkommunikationssystem mit sendeseitigem diversity |
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| WO2020191588A1 (zh) * | 2019-03-25 | 2020-10-01 | 北京小米移动软件有限公司 | 信道检测方法、装置及存储介质 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4864641A (en) * | 1987-02-16 | 1989-09-05 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Radio data transmission system |
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| US5459873A (en) * | 1993-08-21 | 1995-10-17 | Motorola, Inc. | Method and communication system for improved channel scanning and link establishment determinations |
| US6385464B1 (en) * | 1996-11-26 | 2002-05-07 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Base station for mobile communication system |
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-
1997
- 1997-06-23 FR FR9707773A patent/FR2765063B1/fr not_active Expired - Lifetime
-
1998
- 1998-06-22 US US09/102,002 patent/US6522896B2/en not_active Expired - Lifetime
- 1998-06-22 EP EP98401520A patent/EP0887950A1/fr not_active Withdrawn
- 1998-06-23 JP JP10176205A patent/JPH1174825A/ja active Pending
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| FR2765063B1 (fr) | 1999-09-24 |
| FR2765063A1 (fr) | 1998-12-24 |
| US6522896B2 (en) | 2003-02-18 |
| US20020022502A1 (en) | 2002-02-21 |
| EP0887950A1 (fr) | 1998-12-30 |
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