JPH1174640A - プリント配線基板の製造方法 - Google Patents

プリント配線基板の製造方法

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JPH1174640A
JPH1174640A JP23205997A JP23205997A JPH1174640A JP H1174640 A JPH1174640 A JP H1174640A JP 23205997 A JP23205997 A JP 23205997A JP 23205997 A JP23205997 A JP 23205997A JP H1174640 A JPH1174640 A JP H1174640A
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Akio Ochi
昭夫 越智
Osamu Toyama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種電子機器に使用される、安価で各種板厚
を容易に実現でき、かつ高密度化が可能なプリント配線
基板の製造方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 両面に銅箔2を有する基材1の少なくと
も片面に離型性フィルム3を貼着して貫通孔4を設け、
次に貫通孔4内に導電性ペースト5を充填した後に離型
性フィルム3を剥離し、両面に耐熱性フィルム6を載置
して加熱加圧後、銅箔2に所定の配線パターン7をエッ
チングなどにより形成することで、両面プリント配線基
板9を形成するもので、厚み設定の自由度が大きくな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種電子機器に使用
される両面および多層のプリント配線基板の製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種電子機器は小型化、軽量化、
さらに多機能化の傾向にあり、それに用いられるプリン
ト配線基板にも高密度化が要求されてきており、このよ
うな要求に対するプリント配線基板として、例えば特開
平6−268345号公報に開示されたものが知られて
いる。
【0003】図7(a)〜(i)はこの従来のプリント
配線基板の製造方法を要部断面で示した製造工程図であ
り、まず図7(a)に示すようにアラミドエポキシシー
トなどのプリプレグ102の両面に、ポリエチレンテレ
フタレート材などのフィルム材101を貼り合わせて積
層体103を形成する。
【0004】次に、図7(b)に示すように、この積層
体103にレーザ加工などにより貫通孔104を形成し
て図7(c)に示すように前記貫通孔104に導電性ペ
ースト105をスキージなどの操作により充填する。
【0005】続いて、図7(d)に示すようにフィルム
材101を剥離して後、図7(e)に示すように両面に
導電層としての銅箔106を貼り合わせて、図7(f)
に示すように加熱加圧することによりビアホール107
を形成する。
【0006】さらに、図7(g)に示すように片面ある
いは両面の銅箔106をエッチングなどにより所定の配
線パターン108を形成することにより、両面の配線パ
ターン108がビアホール107によって電気的に接続
された両面プリント配線基板109が得られる。
【0007】次に、図7(h)に示すように、両面プリ
ント配線基板109の両面に図7(d)に示す貫通孔1
04に導電性ペースト105が充填されたプリプレグ1
02と、銅箔106を上下それぞれ貼り合わせて加熱加
圧後、片面あるいは両面の銅箔106を所定の外層配線
パターン110にエッチングなどにより形成することに
より、図7(i)に示すような多層プリント配線基板1
11を得るようにしていたものであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一般に、プリント配線
基板はその用途により各種板厚が要求されるが、前記従
来の構成ではアラミドエポキシシートなどのプリプレグ
の板厚などに制限され、板厚を増やすためにはアラミド
エポキシシートを何層にも重ねるしかなく、しかもアラ
ミドエポキシシートは流通量が少なくて一般的なガラス
エポキシ基材と比べると比較的高価であるという課題を
有していた。
【0009】本発明は各種板厚を容易に実現でき、かつ
高密度化が可能なプリント配線基板を安価に得ることが
可能なプリント配線基板の製造方法を提供することを目
的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、両面に銅箔を有してプリント配線基板を構
成する基材の少なくとも片方の表面に離型性フィルムを
貼着してから貫通孔を設け、この貫通孔内に導電性ペー
ストを充填した後に前記離型性フィルムを剥離し、続い
て導電性ペーストが貫通孔内に充填された基材を加熱加
圧することにより導電性ペーストを硬化させると共に基
材の両面に設けられた銅箔と導電性ペーストを電気的に
接続した後、基材の両面に設けられた銅箔を所定の配線
パターンに形成するようにしたものである。
【0011】この本発明によれば、各種板厚を有する高
密度化可能な両面プリント配線基板を容易に形成するこ
とができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、両面に銅箔を有してプリント配線基板を構成する基
材の少なくとも片方の表面に離型性フィルムを貼着して
から貫通孔を設け、この貫通孔内に導電性ペーストを充
填した後に前記離型性フィルムを剥離し、続いて導電性
ペーストが貫通孔内に充填された基材を加熱加圧するこ
とにより導電性ペーストを硬化させると共に基材の両面
に設けられた銅箔と導電性ペーストを電気的に接続した
後、基材の両面に設けられた銅箔を所定の配線パターン
に形成するようにしたプリント配線基板の製造方法とい
うものであり、各種板厚を有する高密度化が可能な両面
プリント配線基板を容易に形成することができるという
作用を有する。
【0013】請求項2に記載の発明は、両面に銅箔を有
してプリント配線基板を構成する基材に貫通孔を設け、
この貫通孔に対応する貫通孔を有するマスクを前記基材
に密着させ、このマスクの貫通孔を介して導電性ペース
トを基材の貫通孔内に充填し、続いて導電性ペーストが
貫通孔内に充填された基材を加熱加圧することにより導
電性ペーストを硬化させると共に基材の両面に設けられ
た銅箔と導電性ペーストを電気的に接続した後、基材の
両面に設けられた銅箔を所定の配線パターンに形成する
ようにしたプリント配線基板の製造方法というものであ
り、貫通孔内への導電性ペーストの充填が確実で、かつ
複数回の使用が可能で、各種板厚を有する高密度化が可
能な両面プリント配線基板を容易に形成することができ
るという作用を有する。
【0014】請求項3に記載の発明は、両面に銅箔を有
してプリント配線基板を構成する基材に貫通孔と表面に
所定の配線パターンを形成した後、前記貫通孔に対応す
る貫通孔を有するマスクを基材に密着させ、このマスク
の貫通孔を介して導電性ペーストを基材の貫通孔内に充
填し、続いて導電性ペーストが貫通孔内に充填された基
材を加熱加圧することにより導電性ペーストを硬化させ
ると共に基材の両面に設けられた銅箔と導電性ペースト
を電気的に接続するようにしたプリント配線基板の製造
方法というものであり、請求項2に記載の発明による作
用に加えて導電性ペーストにエッチングなどの影響がな
いという作用を有する。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか一つに記載の発明において、両面に銅箔を有し
てプリント配線基板を構成する基材の貫通孔内に充填す
る導電性ペーストの量を、この貫通孔の容積より多くし
たプリント配線基板の製造方法というものであり、導電
性ペーストの充填率にバラツキがあっても、プリント配
線基板のビアホールの抵抗値を安定させることができる
という作用を有する。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項2または
3に記載の発明において、基材に接する面のマスクの貫
通孔の孔径を、基材の貫通孔の孔径と同じか、あるいは
小さくしたプリント配線基板の製造方法というものであ
り、マスクの伸びやマスクと基材の位置決めにバラツキ
が有っても、基材の貫通孔からマスクの貫通孔がはみ出
さない範囲では基材の貫通孔内にのみ導電性ペーストを
充填できるという作用を有する。
【0017】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれか一つに記載の発明において、導電性ペーストが
貫通孔内に充填された基材を加熱加圧することにより導
電性ペーストを硬化させる際に、基材の両面に弾性を有
する耐熱性フィルムを載置して行うようにしたプリント
配線基板の製造方法というものであり、加熱加圧する際
に導電性ペーストを基材の貫通孔内に閉じ込めて確実に
加圧した状態のまま硬化させ、形成されたビアホールの
抵抗値を安定させることができるという作用を有する。
【0018】請求項7に記載の発明は、プリント配線基
板を構成する基材の両面に形成された配線パターンをス
ルーホールあるいはビアホールにより接続した内層基板
の両面に、もしくは内層基板が複数枚の時は交互に、貫
通孔内に導電性ペーストを充填したアラミドエポキシシ
ートからなるプリプレグを配置すると共に、このプリプ
レグの最外層にそれぞれ導電層を配設して加熱加圧する
ことにより積層した後、前記プリプレグの最外層の導電
層を所定の配線パターンに形成するようにしたプリント
配線基板の製造方法というものであり、各種板厚の高密
度化が可能な多層プリント配線基板を容易に形成するこ
とができるという作用を有する。
【0019】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の発明において、請求項1〜6のいずれか一つに記載の
プリント配線基板の製造方法により製作したプリント配
線基板を内層基板として用いるようにしたプリント配線
基板の製造方法というものであり、接続性能に優れ、各
種板厚の高密度化が可能な多層プリント配線基板を安価
に提供することができるという作用を有する。
【0020】請求項9に記載の発明は、請求項1〜6の
いずれか一つに記載のプリント配線基板の製造方法によ
り製作したプリント配線基板を内層基板として用い、こ
の内層基板の両面に、もしくは内層基板が複数枚の時は
交互に、プリプレグを配置すると共に、このプリプレグ
の最外層にそれぞれ導電層を配設して加熱加圧すること
により積層した後、貫通孔を形成し、この貫通孔に銅メ
ッキによりスルーホールを形成後、表面の導電層を所定
の配線パターンに形成するようにしたプリント配線基板
の製造方法というものであり、各種板厚を有する高密度
化が可能な多層プリント配線基板を容易に形成すること
ができるという作用を有する。
【0021】以下、本発明の実施の形態について図面を
用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の第1の実施の形態にお
ける両面プリント配線基板の製造方法を要部断面で示し
た製造工程図であり、まず図1(a)において、1はガ
ラスエポキシ、ポリアミドあるいは紙フェノールなどよ
りなるプリント配線基板を構成する基材であり、両面に
銅箔2を貼り付けており、この銅箔2を有する基材1
は、一般に銅張り積層板として市販されており、各種板
厚のものが入手可能である。
【0022】次に、図1(b)に示すようにこの銅箔2
の両面に接着剤(図示せず)を塗布したポリエステルフ
ィルムなどの離型性フィルム3を貼着し、図1(c)に
示すようにドリルやレーザ加工による孔製作手段により
貫通孔4を設ける。
【0023】次に、図1(d)に示すようにスキージ操
作などの充填手段によりこの貫通孔4内に金属粉、エポ
キシ樹脂および硬化剤などからなる導電性ペースト5を
充填した後、図1(e)に示すように離型性フィルム3
を剥離して分離する。
【0024】この時、導電性ペースト5の量が貫通孔4
の容積より多くなるように、離型性フィルム3の厚みと
導電性ペースト5の量の充填条件を決定する。
【0025】さらに、図1(f)に示すように基材1の
両面にポリイミド、ポリファニレンスルファイドあるい
はポリエーテルエーテルケトンなどの弾性を有する耐熱
性フィルム6を載置した状態で、加熱プレスなどによ
り、160〜200℃で20〜60kg/cm2の条件
下で30〜180分間加熱加圧することにより、導電性
ペースト5を硬化させると共に、基材1の両面に設けら
れた銅箔2と導電性ペースト5を電気的に接続する。
【0026】その後、耐熱性フィルム6を除去して、エ
ッチングなどにより最外層の銅箔2を所定の配線パター
ン7に形成することにより、図1(g)に示すように両
面の配線パターン7がビアホール8により電気的に接続
された両面プリント配線基板9を形成するようにしたも
のである。
【0027】(実施の形態2)図2は本発明の第2の実
施の形態における両面プリント配線基板の製造方法を要
部断面で示した製造工程図であり、まず図2(a)にお
いて、上記実施の形態1と同じく1は基材、2は銅箔で
あり、これに図2(b)に示すようにドリルやレーザ加
工などの孔製作手段により貫通孔4を設ける。
【0028】次に、図2(c)に示すようにこの貫通孔
4に対応する貫通孔10を設けた金属材あるいは樹脂材
などでなるマスク11を前記基材1に密着させ、図2
(d)に示すように、このマスク11の貫通孔10を介
してスキージ操作などの充填手段により導電性ペースト
5を貫通孔4に充填する。
【0029】この際、マスク11の伸びやマスク11と
基材1の位置決めにバラツキが有っても、貫通孔4以外
に導電性ペースト5が付着しないように、マスク11の
貫通孔10の基材1に接する面の孔径は基材1の貫通孔
4の孔径と同じか、あるいは小さく設定する。
【0030】また、この時、導電性ペースト5の量が貫
通孔4の容積より多くなるように、マスク11の厚みと
導電性ペースト5の量の充填条件を設定する。
【0031】次に、図2(e)に示すようにマスク11
を除去した後、図2(f)に示すように基材1の上下両
面にポリイミド、ポリファニレンスルファイドあるいは
ポリエーテルエーテルケトンなどの弾性を有する耐熱性
フィルム6を載置した状態で、加熱プレスなどにより、
160〜200℃で20〜60kg/cm2の条件下で
30〜180分間加熱加圧することにより、導電性ペー
スト5を硬化させると共に基材1の両面に設けられた銅
箔2と導電性ペースト5を電気的に接続する。
【0032】その後、耐熱性フィルム6を除去して、エ
ッチングなどにより最外層の銅箔2を所定の配線パター
ン7に形成することにより、図2(g)に示すように両
面の配線パターン7がビアホール8により電気的に接続
された両面プリント配線基板9を形成するようにしたも
のである。
【0033】(実施の形態3)図3は本発明の第3の実
施の形態における両面プリント配線基板の製造方法を要
部断面で示した製造工程図であり、まず図3(a)にお
いて、上記実施の形態1と同じく1は基材、2は銅箔で
あり、この基材1に、図3(b)に示すようにエッチン
グなどにより両面の銅箔2を所定の配線パターン7に形
成する。
【0034】続いて、図3(c)に示すようにドリルや
レーザ加工などの孔製作手段により貫通孔4を設ける。
なおこの場合、順序は貫通孔4を設けてから配線パター
ン7を形成しても良い。
【0035】次に、図3(d)に示すようにこの貫通孔
4に対応する貫通孔10を設けた金属材あるいは樹脂材
などでなるマスク11を前記基材1に密着させ、図3
(e)に示すようにマスク11の貫通孔10を介してス
キージ操作などの充填手段により導電性ペースト5を貫
通孔4に充填する。
【0036】この際、前記と同じくマスク11の伸びや
マスク11と基材1の位置決めにバラツキが有っても、
貫通孔4以外に導電性ペースト5が付着しないように、
マスク11の貫通孔10の基材1に接する面の孔径は基
材1の貫通孔4の孔径と同じか、あるいは小さく設定す
る。
【0037】また、この時、導電性ペースト5の量が貫
通孔4の容積より多くなるように、マスク11の厚みと
導電性ペースト5の量の充填条件を設定する。
【0038】次に、図3(f)に示すようにマスク11
を除去した後、図3(g)に示すように基材1の両面に
ポリイミド、ポリファニレンスルファイドあるいはポリ
エーテルエーテルケトンなどの弾性を有する耐熱性フィ
ルム6を載置し、加熱プレスなどにより、160〜20
0℃で20〜60kg/cm2の条件下で30〜180
分間加熱加圧した後に上記耐熱性フィルム6を除去する
ことにより、図3(h)に示すように両面の配線パター
ン7がビアホール8により電気的に接続された両面プリ
ント配線基板9を形成するようにしたものである。
【0039】(実施の形態4)図4は本発明の第4の実
施の形態における多層プリント配線基板の製造方法を要
部断面で示した製造工程図であり、まず図4(a)に示
すように、両面プリント配線基板12は一般に銅張り積
層板として市販されている両面に銅箔を有する基材にド
リルやレーザ加工などの孔製作手段により貫通孔を設け
た後、銅メッキによるスルーホール28とエッチングな
どによる配線パターン7を形成した一般的なものであ
り、各種板厚のものが製作可能である。
【0040】次に、図4(b)に示すように、両面プリ
ント配線基板12のスルーホール28内にエポキシ樹脂
などの孔埋め樹脂13により孔埋めを行って内層基板1
4を形成する。
【0041】次に、図4(c)に示すように内層基板1
4の両面、もしくは図4(e)に示すように内層基板1
4が複数枚の時は内層基板14と交互に、貫通孔に導電
性ペースト15を充填したアラミドエポキシシートから
なるプリプレグ16を配置すると共に、最外層にそれぞ
れ導電層としての銅箔17を配設する。
【0042】続いて、加熱プレスなどにより、160〜
200℃で20〜60kg/cm2の条件下で30〜1
80分間加熱加圧することにより、プリプレグ16と導
電性ペースト15を硬化させると共に、配線パターン7
と銅箔17を導電性ペースト15により電気的に接続す
る。
【0043】その後、エッチングなどにより最外層の銅
箔17を所定の配線パターン18に形成することによ
り、図4(d)、図4(f)に示すように最外層の配線
パターン18と内層基板14、または内層基板14どう
しがビアホール19により電気的に接続された多層プリ
ント配線基板20がそれぞれ形成されるようにしたもの
である。
【0044】(実施の形態5)図5は本発明の第5の実
施の形態における多層プリント配線基板の製造方法を要
部断面で示した製造工程図であり、図5において、内層
基板21は、前記実施の形態1〜3によるプリント配線
基板の製造方法により製作した各種板厚の両面プリント
配線基板9であり、まず、図5(a)に示すように、前
記内層基板21の両面、もしくは図5(c)に示すよう
に内層基板21が複数枚の時は内層基板21と交互に、
貫通孔に導電性ペースト15を充填したアラミドエポキ
シシートからなるプリプレグ16を配置すると共に、最
外層にそれぞれ導電層としての銅箔17を配設する。
【0045】続いて、加熱プレスなどにより、160〜
200℃で20〜60kg/cm2の条件下で30〜1
80分間加熱加圧することによりプリプレグ16と導電
性ペースト15を硬化させると共に、配線パターン7、
もしくは内層基板21のビアホール8と銅箔17をそれ
ぞれ導電性ペースト15により電気的に接続する。
【0046】その後、エッチングなどにより最外層の銅
箔17を所定の配線パターン18に形成することによ
り、図5(b)、図5(d)に示すように最外層の配線
パターン18と内層基板21、または内層基板21どう
しがビアホール19により電気的に接続された多層プリ
ント配線基板22がそれぞれ形成されるようにしたもの
である。
【0047】(実施の形態6)図6は本発明の第6の実
施の形態における多層プリント配線基板の製造方法を要
部断面で示した製造工程図であり、図6において、内層
基板21は、前記実施の形態1〜3によるプリント配線
基板の製造方法により製作した各種板厚の両面プリント
配線基板9であり、まず図6(a)に示すように、この
内層基板21の上下両面、もしくは図6(e)に示すよ
うに内層基板21が複数枚の時は内層基板21と交互
に、ガラスエポキシなどのプリプレグ23を配置すると
共に、最外層にそれぞれ導電層としての銅箔17を配設
して、加熱プレスなどにより、160〜200℃で20
〜60kg/cm2の条件下で30〜180分間加熱加
圧することにより、図6(b)、図6(f)に示すよう
にプリプレグ23を硬化させる。
【0048】次に、図6(c)、図6(g)に示すよう
に、これらにそれぞれ貫通孔24をドリルあるいはレー
ザ加工などにより設け、これらの貫通孔24の内壁と銅
箔17表面に銅メッキを施してスルーホール25を形成
した後、最外層の銅箔17を所定の配線パターン26に
エッチングなどで形成することにより、図6(d)、図
6(h)に示すような多層プリント配線基板27をそれ
ぞれ形成するようにしたものである。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、各種板厚
を有する高密度化可能な両面プリント配線基板を容易に
形成することが可能になるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における両面プリン
ト配線基板の製造方法を要部断面で示す製造工程図
【図2】同第2の実施の形態における両面プリント配線
基板の製造方法を要部断面で示す製造工程図
【図3】同第3の実施の形態における両面プリント配線
基板の製造方法を要部断面で示す製造工程図
【図4】同第4の実施の形態における多層プリント配線
基板の製造方法を要部断面で示す製造工程図
【図5】同第5の実施の形態における多層プリント配線
基板の製造方法を要部断面で示す製造工程図
【図6】同第6の実施の形態における多層プリント配線
基板の製造方法を要部断面で示す製造工程図
【図7】従来の両面プリント配線基板の製造方法を要部
断面で示す製造工程図
【符号の説明】
1 基材 2 銅箔 3 離型性フィルム 4 貫通孔 5 導電性ペースト 6 耐熱性フィルム 7 配線パターン 8 ビアホール 9 両面プリント配線基板 10 貫通孔 11 マスク 12 両面プリント配線基板 13 孔埋め樹脂 14 内層基板 15 導電性ペースト 16 プリプレグ 17 銅箔 18 配線パターン 19 ビアホール 20 多層プリント配線基板 21 内層基板 22 多層プリント配線基板 23 プリプレグ 24 貫通孔 25、28 スルーホール 26 配線パターン 27 多層プリント配線基板

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両面に銅箔を有してプリント配線基板を
    構成する基材の少なくとも片方の表面に離型性フィルム
    を貼着してから貫通孔を設け、この貫通孔内に導電性ペ
    ーストを充填した後に前記離型性フィルムを剥離し、続
    いて導電性ペーストが貫通孔内に充填された基材を加熱
    加圧することにより導電性ペーストを硬化させると共に
    基材の両面に設けられた銅箔と導電性ペーストを電気的
    に接続した後、基材の両面に設けられた銅箔を所定の配
    線パターンに形成するようにしたプリント配線基板の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 両面に銅箔を有してプリント配線基板を
    構成する基材に貫通孔を設け、この貫通孔に対応する貫
    通孔を有するマスクを前記基材に密着させ、このマスク
    の貫通孔を介して導電性ペーストを基材の貫通孔内に充
    填し、続いて導電性ペーストが貫通孔内に充填された基
    材を加熱加圧することにより導電性ペーストを硬化させ
    ると共に基材の両面に設けられた銅箔と導電性ペースト
    を電気的に接続した後、基材の両面に設けられた銅箔を
    所定の配線パターンに形成するようにしたプリント配線
    基板の製造方法。
  3. 【請求項3】 両面に銅箔を有してプリント配線基板を
    構成する基材に貫通孔と表面に所定の配線パターンを形
    成した後、前記貫通孔に対応する貫通孔を有するマスク
    を前記基材に密着させ、このマスクの貫通孔を介して導
    電性ペーストを基材の貫通孔内に充填し、続いて導電性
    ペーストが貫通孔内に充填された基材を加熱加圧するこ
    とにより導電性ペーストを硬化させると共に基材の両面
    に設けられた銅箔と導電性ペーストを電気的に接続する
    ようにしたプリント配線基板の製造方法。
  4. 【請求項4】 両面に銅箔を有してプリント配線基板を
    構成する基材の貫通孔内に充填する導電性ペーストの量
    を、この貫通孔の容積より多くした請求項1〜3のいず
    れか一つに記載のプリント配線基板の製造方法。
  5. 【請求項5】 基材に接する面のマスクの貫通孔の孔径
    を、基材の貫通孔の孔径と同じか、あるいは小さくした
    請求項2または3に記載のプリント配線基板の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 導電性ペーストが貫通孔内に充填された
    基材を加熱加圧することにより導電性ペーストを硬化さ
    せる際に、基材の両面に弾性を有する耐熱性フィルムを
    載置して行うようにした請求項1〜5のいずれか一つに
    記載のプリント配線基板の製造方法。
  7. 【請求項7】 プリント配線基板を構成する基材の両面
    に形成された配線パターンをスルーホールあるいはビア
    ホールにより接続した内層基板の両面に、もしくは内層
    基板が複数枚の時は交互に、貫通孔内に導電性ペースト
    を充填したアラミドエポキシシートからなるプリプレグ
    を配置すると共に、このプリプレグの最外層にそれぞれ
    導電層を配設して加熱加圧することにより積層した後、
    前記プリプレグの最外層の導電層を所定の配線パターン
    に形成するようにしたプリント配線基板の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6のいずれか一つに記載のプ
    リント配線基板の製造方法により製作したプリント配線
    基板を内層基板として用いるようにした請求項7に記載
    のプリント配線基板の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜6のいずれか一つに記載のプ
    リント配線基板の製造方法により製作したプリント配線
    基板を内層基板として用い、この内層基板の両面に、も
    しくは内層基板が複数枚の時は交互に、プリプレグを配
    置すると共に、このプリプレグの最外層にそれぞれ導電
    層を配設して加熱加圧することにより積層した後、貫通
    孔を形成し、この貫通孔に銅メッキによりスルーホール
    を形成後、表面の導電層を所定の配線パターンに形成す
    るようにしたプリント配線基板の製造方法。
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