JPH1174348A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH1174348A
JPH1174348A JP21765697A JP21765697A JPH1174348A JP H1174348 A JPH1174348 A JP H1174348A JP 21765697 A JP21765697 A JP 21765697A JP 21765697 A JP21765697 A JP 21765697A JP H1174348 A JPH1174348 A JP H1174348A
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groove
insulating film
dielectric constant
film
semiconductor device
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JP21765697A
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Katsumi Tsunoda
勝己 角田
Hirobumi Fukumoto
博文 福本
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低比誘電率物質を配線間絶縁膜として用いた
半導体装置が配線の腐食や信頼性が十分でないといった
問題があった。本発明は、この問題を回避しながら、配
線間の容量を低減し、テバイスの配線遅延を低減する半
導体装置およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 金属配線と該金属配線間を絶縁する絶縁
膜を有する半導体装置において、前記絶縁膜が少なくと
もSiO2 よりなる絶縁膜と、比誘電率が1.2〜3.
0の数値の低い比誘電率を有する低比誘電率絶縁膜とを
備えていることを特徴とする半導体装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属配線と金属配
線の間の容量(配線間容量)の少ない半導体装置及びそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】LSI製造プロセスの微細化が進み、金
属配線ピッチが狭くなるにつれ、配線とその間の誘電体
(層間絶縁膜)で形成される配線間容量や配線抵抗によ
って引き起こされる配線遅延がデバイスの高速動作に与
える影響は深刻な問題となりつつある。その対策とし
て、従来のシリコン酸化膜よりも比誘電率の低い物質を
層間絶縁膜として利用する、あるいは現在用いられてい
る金属配線のアルミよりも低抵抗の材料(銅など)を配
線に使用する試みがなされてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、低比誘電率物
質を配線間絶縁膜として用いた場合の配線材料との相
性、配線の信頼性の確保は、未だ研究の域をでていな
い。低比誘電率物質に溝を形成し、直接金属膜を埋め込
むことによって配線を形成する方法(ダマシン法)が現
在検討されているが、低比誘電率物質上に形成された配
線の腐食も懸念され、配線の信頼性が問題となってい
る。つまり、現在LSIに応用が考えられている低比誘
電率物質は以下の理由により問題となっている。
【0004】(1)従来、層間絶縁膜として使用されて
きたシリコン酸化膜と比較して熱的安定性にかける(熱
履歴による膨張、収縮)。 (2)アウトガスや配線物質との化学反応等の影響で配
線の腐食を招く可能性がある。 (3)熱伝導率が従来のシリコン酸化膜と比較して小さ
いため(プラズマTEOS酸化膜:11.5mW/cm
℃、ポリイミド、Spin−on−Polymerなど
ノ低比誘電率物質:2.4〜3.7mW/cm℃)、配
線にから発生するジュール熱が上層の配線温度を上昇さ
せ、配線寿命が短くなることが考えられる為である。
【0005】他の方法として、配線を形成した後に、線
間に低比誘電率の物質を埋め込む技術は既に成されてい
るが、Cuのようなエッチングによる配線形成が困難な
物質では、このような方法は使えない。配線を形成した
後に低比誘電率の物質を埋め込む方法を用いた場合、薄
い下地層(酸化膜等)を形成することによって低比誘電
率と配線の接触を回避することも考えられるが下地層形
成には高いスデップカバレージが要求されるため、配線
ピッチが狭くなるにつれ困難さが増すことになる。本発
明は、このような問題を回避しながら、配線間の容量を
低減し、デバイスの配線遅延を低減する半導体装置およ
びその製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、請求項1の半導体装置は、金属配線と該金属配線
間を絶縁する絶縁膜を有する半導体装置であって、前記
絶縁膜が少なくともSiO2 よりなる絶縁膜と、比誘電
率が1.2〜3.0の数値の低い比誘電率を有する低比
誘電率絶縁膜とを備えていることを特徴とするものであ
る。また、請求項2の半導体装置は、請求項1の半導体
装置であって、前記金属配線間のピッチが0.2〜1.
0μmであることを特徴とするものである。
【0007】また、請求項3の半導体装置は、請求項1
または請求項2の半導体装置であって、前記比誘電率
1.2〜3.0の数値の低い比誘電率を有する低比誘電
率絶縁膜が前記金属配線間のSiO2 よりなる絶縁膜に
設けられた溝に埋設されていることを特徴とするもので
ある。また、請求項4の半導体装置は、請求項1の半導
体装置であって、前記SiO 2 よりなる絶縁膜が前記低
比誘電率絶縁膜の溝に埋設されていることを特徴とする
ものである。また、請求項5の半導体装置の製造方法
は、絶縁膜を有する半導体装置の製造方法であって、該
絶縁膜に所望の領域に第一の溝を形成し、前記絶縁膜の
比誘電率よりも低い比誘電率を有する低比誘電率絶縁膜
を前記第一の溝に埋設し、その後CMP(化学的機械的
研磨)で表面を平坦にすることを特徴とするものであ
る。
【0008】また、請求項6の半導体装置の製造方法
は、金属配線と該金属配線間を絶縁する絶縁膜を有する
半導体装置の製造方法であって、前記絶縁膜に所望の領
域に第一の溝を形成し、前記絶縁膜の比誘電率よりも低
い比誘電率を有する低比誘電率絶縁膜を前記第一の溝に
埋設し、前記第一の溝以外の領域に前記第一の溝との間
に一部絶縁膜を残して第二の溝を形成し、配線材料を該
第二の溝に埋設し、CMPで前記配線材料を少なくとも
第二の溝まで表面を露出させ平坦にすることを特徴とす
るものである。
【0009】また、請求項7の半導体装置の製造方法
は、金属配線と該金属配線間を絶縁する絶縁膜を有する
半導体装置の製造方法であって、低比誘電率絶縁膜の所
望の領域に溝を形成し、該溝にSiO2 よりなる絶縁膜
を埋設し、該埋設したSiO2よりなる絶縁膜に前記溝
より小さい溝を形成し、該小さい溝に金属配線材料を埋
設することを特徴とするものである。また、請求項8の
半導体装置の製造方法は、請求項5乃至請求項7のいず
れかに記載の半導体装置の製造方法であって、前記低比
誘電率絶縁膜の比誘電率が1.2〜3.0の数値の低い
比誘電率を有する低比誘電率絶縁膜であることを特徴と
するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明を詳細に説明する。本発明
の半導体装置は、金属配線と金属配線の間の絶縁膜が、
SiO2 よりなる絶縁膜と、比誘電率が1.2〜3.0
の数値の低い比誘電率を有する低比誘電率絶縁膜とを備
えている。SiO2 よりなる絶縁膜は、Si(シリコ
ン)の熱酸化膜、CVD法による酸化膜、プラズマCV
D法による酸化膜、スパッタ法による酸化膜、回転塗布
法による酸化膜等である。
【0011】そして、低比誘電率絶縁膜は表1に示す物
質で構成される絶縁膜で比誘電率が1.2〜3.0の数
値を示す。比誘電率の数値は、低い程好ましい。特に
3.0以下が好ましい。低比誘電率の絶縁膜の形成方法
は、金属配線間の絶縁膜の一部に第一の溝を形成し、上
記の物質をCVD法あるいはスパッタリング法等を利用
して埋設することができる。ここで、先に通常のCMP
法によって表面研磨して平坦にして、さらに金属配線上
の領域に一部絶縁膜を残して第二の溝を形成して、配線
材料を第二の溝に埋設して、再度CMP法で表面研磨す
る場合と、先に第二の溝を形成し、配線材料を第二の溝
に埋設して、CMP法で表面研磨して平坦にする方法が
ある。いずれの場合も可能である。第二の溝を形成する
方法はドライエッチング法が適している。また、第二の
溝に配線材料を埋設する方法はCVD法、スパッタリン
グ法が用いられる。配線材料を埋設する前に、バリヤメ
タルを形成してもよい。バリヤメタルとしては、Ti、
Ta、TiNが好適である。配線材料としては、Al、
Cu、Au、Pt、Ag、Mo、W、Ti、Cr、Z
r、Zn、Si、Geあるいはこれらの合金が考えられ
る。
【0012】本発明では、層間絶縁膜上に溝を形成し、
その層間絶縁膜よりも比誘電率が低い誘電体を埋め込む
構造を形成し、しかる後に第2の溝を形成し配線材料を
埋め込む構造を形成することによって、低比誘電率物質
上に配線を形成する際に懸念される問題点(信頼性、密
着性、腐食)を回避することができ、簡単に配線間の容
量を低減でき、より高性能な半導体装置の製造が可能に
なる。
【0013】
【表1】
【0014】
【実施例1】以下、本発明を実施例に基づいて説明す
る。図1は、本発明の半導体装置の製造方法に使用する
層間絶縁膜の断面図である。まず、メタル配線形成後
(図示せず)、層間絶縁膜として、プラズマTEOS
(テトラエトキシシラン)酸化膜1をプラズマCVD法
によって形成し、CMP法によって平坦化した。次に、
図2に示すように、平坦化したプラズマTEOS酸化膜
1上に、ドライエッチング法によって第1の溝を形成し
た。次いで、図3に示すように、BCB(表1参照、比
誘電率2.7)を回転塗布法によって膜厚1μmのBC
B膜2を成膜し、完全に第一の溝に埋め込んだ後、25
0℃下で30分キュアする。BCB膜2を埋め込んだ
後、図4に示すように、BCB膜2が埋め込まれていな
い領域に第二の溝を、ドライエッチング法によって形成
した。
【0015】次いで、図5に示すように、スパッタリン
グ法によってバリヤメタルとしてTa層3を50nm形
成した。バリヤメタル形成後、図6に示すようにスパッ
タリング法によって膜厚2μmのCu薄膜4を成膜し
た。Cu薄膜4成膜後、CMP法によって、溝以外に形
成されたBCB膜2、Cu薄膜4、バリヤメタル層とし
てのTa層3を除去する。研磨剤としてはアルミナを硝
酸ベースの水溶液に分散させたものを、研磨パッドとし
てはポリウレタンを発泡させたものを用いた。
【0016】本実施例では、配線幅は0.4μm、配線
ピッチは0.8μm、BCB膜の埋め込まれた長さは
0.2μmで実施した。本実施例の配線間を測定し、従
来と比較した。図7に示す埋め込み構造形成後、配線間
の容量を測定したところ、BCB膜2の埋め込み構造を
形成しない場合と比較して80%に低減した。また形成
された配線には腐食は見られず、エレクトロマイグレー
ション耐性は、従来のシリコン酸化膜上にダマシン法に
よって形成されたCu配線と同等であった。
【0017】
【実施例2】以下に、他の実施例について説明する。図
8は、本発明の半導体装置の製造方法に使用する層間絶
縁膜の断面図である。まず、メタル配線形成後(図示せ
ず)、層間絶縁膜として、プラズマTEOS酸化膜1を
プラズマCVD法によって形成し、CVD法によって平
坦化した。次に、図9に示すように、平坦化したプラズ
マTEOS酸化膜1上に、ドライエッチング法によって
第一の溝を形成した。次いで、図10に示すように、ポ
リイミド膜(PI−2611、デュポン製、比誘電率
3.0)を回転塗布法によって約1μmのポリイミド膜
5を成膜し、第一の溝を埋め込んだ。
【0018】次いで、図11に示すように、CMP法に
よって、溝以外に形成されたポリイミド膜5を除去し
た。研磨剤としては、シリカをアンモニアベースの水溶
液に分散させたものを、研磨パッドとしてはポリウレタ
ンを発泡させた、上層がハード(硬度95)、下層がソ
フト(硬度35)の2層パッドを用いた。ポリイミド膜
5の埋め込み構造を形成後、CMP後洗浄を施し、図1
2に示すように、埋め込み構造が形成されていない領域
に、ドライエッチング法によって第二の溝を形成し、図
13に示すように、スパッタリング法によってTiN層
6を500Å形成した。しかる後に高温Alスパッタリ
ング法によってAl薄膜7を2μm形成した。
【0019】しかる後に、CMP法によってバリヤ層と
してのTiN層6、Al薄膜7を除去した。研磨剤とし
てはアルミナを硝酸ベースの水溶液に分散させたもの、
研磨パッドとしてはフッ素樹脂パッドをもちいた。本実
施例の配線幅は0.4μm、配線ピッチは0.8μm、
ポリイミドの埋め込まれた長さは0.2μmで実施し
た。本実施例の配線間容量を測定し、従来と比較した。
図14の構造形成後、配線間の容量を測定したところ、
配線間容量が従来と比較して86%に低減した。また、
形成された配線には腐食は見られず、エレクトロマイグ
レーション耐性は、従来のシリコン酸化膜上に、ダマシ
ン法で形成されたAl配線と同等であった。
【0020】
【実施例3】以下に他の実施例について説明する。図1
5は、本発明の半導体装置の製造方法に使用する層間絶
縁膜の断面図である。まず、メタル配線形成後(図示せ
ず)、層間絶縁膜としてプラズマTEOS酸化膜1をプ
ラズマCVD法によって形成し、CMP法によって平坦
化した。次に、図16に示すように、平坦化したプラズ
マTEOS酸化膜1上に、BCB(表1参照、比誘電率
2.7)を回転塗布法によって膜厚約1μmのBCB膜
2を成膜し、250℃で30分キュアする。次いで、図
17の様にBCB膜2上にドライエッチング法によって
溝を形成し、その上にECR−CVD法によってシリコ
ン酸化膜8を8000Å堆積し、溝を完全に埋め込ん
だ。
【0021】次いで、図18に示す様に溝以外の部分に
形成されたシリコン酸化膜8をCMP法で除去した。研
磨パッドはポリウレタンを発泡させたもの、研磨剤はア
ンモニア水溶液にシリカ(基本粒径300〜400Å)
を分散させたものを用いた。次いで、図19に示す様
に、埋め込まれたシリコン酸化膜8上にドライエッチン
グ法によって前記溝より小さい溝を形成した。この時、
溝の内壁にはシリコン酸化膜8の一部が残る。
【0022】溝の中にスパッタリング法によってバリヤ
メタルとしてTa層3を50nm形成した。その後、図
20に示す様にCVD法によってCu薄膜4を1μm成
膜した。Cu薄膜4成膜後、CMP法によって溝以外に
形成されたCu薄膜4、バリヤメタル層としてのTa層
3を除去した。研磨剤としてはアルミナを硝酸ベースの
水溶液に分散させたものを使用した。研磨パッドとして
はポリウレタンを発泡させたものを用いた。その結果図
21のようになった。
【0023】本実施例の配線幅は0.4μm、配線ピッ
チは0.8μm、BCB膜2の埋め込まれた長さは0.
2μmで実施した。図21に示す埋込み構造形成後、配
線間の容量を測定したところ、BCB膜の埋込み構造を
形成しない場合と比較して80%に低減した。また、形
成された配線には腐食は見られず、エレクトロマイグレ
ーション耐性は、従来のシリコン酸化膜上に、ダマシン
法で形成されたCu配線と同等であった。
【0024】
【実施例4】以下に他の実施例について説明する。図2
2は、本発明の半導体装置の製造方法に使用する層間絶
縁膜を示す断面図である。まず、メタル配線形成後(図
示せず)、層間絶縁膜としてプラズマTEOS酸化膜1
をプラズマCVD法によって形成し、CMP法によって
平坦化した。次に、図23に示すように、平坦化したプ
ラズマTEOS酸化膜1上に、ポリイミド膜(PI−2
611、DuPont製)を回転塗布法によって約0.
8μmのポリイミド膜5を成膜し、250℃で30分キ
ュアする。
【0025】次いで、図24に示す様にドライエッチン
グ法によってポリイミド膜5に溝を形成し、しかる後に
その上にECR−CVD法によってシリコン酸化膜8を
8000Å形成した。そして、図25の様に溝以外の領
域に形成されたシリコン酸化膜8をCMP法によって除
去した。研磨パッドはポリウレタンを発泡させた上層が
ハード(硬度95)、下層がソフト(硬度35)の2層
パッドを用いた。研磨剤としてはシリカ(基本粒径30
0〜400Å)をカリウムベースの水溶液に分散させた
ものを用いた。
【0026】次いで、図26に示す様に、シリコン酸化
膜8が埋め込まれた領域にドライエッチング法によって
前記溝より小さい溝を形成した。この時、溝の内壁にシ
リコン酸化膜8の一部が残っている。次いで、スパッタ
リング法によってバリヤ層としてTiN層6を500Å
形成した。その後、高温Alスパッタリング法によって
Al薄膜7を1μm形成した。
【0027】しかる後、図27に示す様に、CMP法に
よってバリヤ層としてのTiN層6、Al薄膜7を除去
した。研磨剤としてはアルミナを硝酸ベースの水溶液に
分散させたものを使用した。研磨パッドとしてはフッ素
樹脂パッドを用いた。本実施例の配線幅は0.4μm、
配線ピッチは0.8μm、ポリイミド膜の埋め込まれた
長さは0.2μmで実施した。図27に示す埋込み構造
形成後、配線間の容量を測定したところ、配線間容量が
86%に低減した。また、形成された配線には腐食は見
られず、エレクトロマイグレーション耐性は、従来のシ
リコン酸化膜上に、ダマシン法で形成されたAl配線と
同等であった。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、低比誘
電率物質を層間絶縁膜に埋め込む構造を形成し、さらに
低比誘電率物質を埋め込んでいない領域に金属配線を形
成することによって、ステップカバレージ性の高いCV
D技術を使用せずに、低比誘電率物質と配線の接触を避
けることができ、低比誘電率物質と配線の接触の際懸念
される配線の腐食や信頼性劣化などの問題を回避できる
他に、配線間の容量を低減し、デバイスの配線遅延を低
減することができ、高性能な半導体装置の製造が可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における、平坦化されたプラズマTE
OS酸化膜である。
【図2】実施例1において、第一の溝を形成した構造を
示したものである。
【図3】実施例1において、第一の溝にBCBを埋め込
んだ構造を示した図である。
【図4】実施例1において、第二の溝を形成した構造を
示した図である。
【図5】実施例1において、第二の溝にバリヤ層を形成
した構造を示す図である。
【図6】実施例1において、第二の溝に、Cu膜を形成
した構造を示す図。
【図7】実施例1において、CMPによって、表面を平
坦にした図。
【図8】実施例2における、平坦化されたプラズマTE
OS酸化膜である。
【図9】実施例2において、第一の溝を形成した構造を
示したものである。
【図10】実施例2において、第一の溝にポリイミドを
埋め込んだ構造の図。
【図11】実施例2において、CMPによって、表面を
平坦にした図。
【図12】実施例2において、第二の溝を形成した構造
を示す。
【図13】実施例2において、第二の溝にバリヤ層とA
l薄膜を形成した図を示す。
【図14】実施例2において、CMPによって溝以外の
TiN、Al薄膜を除去した図。
【図15】実施例3における、平坦化されたプラズマT
EOS酸化膜である。
【図16】実施例3において、酸化膜上にBCBを成膜
した構造を示したものである。
【図17】実施例3において、BCBの溝にシリコン酸
化膜を埋め込んだ構造である。
【図18】実施例3において、CMPによって溝以外の
シリコン酸化膜を除去した図。
【図19】実施例3において、シリコン酸化膜の溝にバ
リヤ層を形成した構造の図。
【図20】実施例3において、シリコン酸化膜の溝にC
u膜を形成した構造を示す図。
【図21】実施例3において、CMPによって、溝以外
を除去し表面を平坦にした図。
【図22】実施例4における、平坦化されたプラズマT
EOS酸化膜である。
【図23】実施例4において、酸化膜上にポリイミド膜
を成膜した図である。
【図24】実施例4において、ポリイミド膜の溝にシリ
コン酸化膜を埋め込んだ図。
【図25】実施例4において、CMPによって溝以外の
シリコン酸化膜を除去した図。
【図26】実施例4において、シリコン酸化膜の溝にバ
リヤ層とAl膜を埋めた図。
【図27】実施例4において、CMPによって、溝以外
を除去し表面を平坦にした図。
【符号の説明】
1 プラズマTEOS酸化膜 2 BCB膜 3 Ta層 4 Cu薄膜 5 ポリイミド膜 6 TiN層 7 Al薄膜 8 シリコン酸化膜

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属配線と該金属配線間を絶縁する絶縁
    膜を有する半導体装置において、前記絶縁膜が少なくと
    もSiO2 よりなる絶縁膜と、比誘電率が1.2〜3.
    0の数値の低い比誘電率を有する低比誘電率絶縁膜とを
    備えていることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の半導体装置において、前記金
    属配線間のピッチが0.2〜1.0μmであることを特
    徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2の半導体装置にお
    いて、前記比誘電率1.2〜3.0の数値の低い比誘電
    率を有する低比誘電率絶縁膜が前記金属配線間のSiO
    2 よりなる絶縁膜に設けられた溝に埋設されていること
    を特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1の半導体装置において、前記S
    iO2 よりなる絶縁膜が前記低比誘電率絶縁膜の溝に埋
    設されていることを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 絶縁膜を有する半導体装置の製造方法に
    おいて、該絶縁膜に所望の領域に第一の溝を形成し、前
    記絶縁膜の比誘電率よりも低い比誘電率を有する低比誘
    電率絶縁膜を前記第一の溝に埋設し、その後CMP(化
    学的機械的研磨)で表面を平坦にすることを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 金属配線と該金属配線間を絶縁する絶縁
    膜を有する半導体装置の製造方法において、前記絶縁膜
    に所望の領域に第一の溝を形成し、前記絶縁膜の比誘電
    率よりも低い比誘電率を有する低比誘電率絶縁膜を前記
    第一の溝に埋設し、前記第一の溝以外の領域に前記第一
    の溝との間に一部絶縁膜を残して第二の溝を形成し、配
    線材料を該第二の溝に埋設し、CMPで前記配線材料を
    少なくとも第二の溝まで表面を露出させ平坦にすること
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 金属配線と該金属配線間を絶縁する絶縁
    膜を有する半導体装置の製造方法において、低比誘電率
    絶縁膜の所望の領域に溝を形成し、該溝にSiO2 より
    なる絶縁膜を埋設し、該埋設したSiO2 よりなる絶縁
    膜に前記溝より小さい溝を形成し、該小さい溝に金属配
    線材料を埋設することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項5乃至請求項7のいずれかに記載
    の半導体装置の製造方法において、前記低比誘電率絶縁
    膜の比誘電率が1.2〜3.0の数値の低い比誘電率を
    有する低比誘電率絶縁膜であることを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
JP21765697A 1996-08-16 1997-08-12 半導体装置およびその製造方法 Withdrawn JPH1174348A (ja)

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