JPH1173203A - 電子制御装置 - Google Patents

電子制御装置

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JPH1173203A
JPH1173203A JP9235154A JP23515497A JPH1173203A JP H1173203 A JPH1173203 A JP H1173203A JP 9235154 A JP9235154 A JP 9235154A JP 23515497 A JP23515497 A JP 23515497A JP H1173203 A JPH1173203 A JP H1173203A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主マイクロコンピュータ(メインマイコン)
に異常が生じた場合の、アクチュエータに対する副マイ
クロコンピュータ(サブマイコン)によるバックアップ
制御を、簡単な構成で実現できる電子制御装置(EC
U)を提供する。 【解決手段】 通常時には、モータMを駆動する駆動回
路7の信号入力部41に接続された入出力ポートP00〜
P03を出力ポートに設定して、駆動回路7へモータMの
駆動信号を出力し、リセット端子INITにリセット信号が
与えられると入出力ポートP00〜P03が入力ポートにな
るメインマイコン3と、自己の入出力ポートP10〜P13
が上記ポートP00〜P03にワイヤードオア形式で接続さ
れたサブマイコン5とを備え、サブマイコン5は、メイ
ンマイコン3の異常を検知すると、メインマイコン3の
リセット端子INITにリセット信号を与え続けると共に、
入出力ポートP10〜P13を出力ポートに切替えて駆動回
路7へ駆動信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主マイクロコンピ
ュータと副マイクロコンピュータとを備え、主マイクロ
コンピュータに異常が生じた場合に、副マイクロコンピ
ュータが主マイクロコンピュータに代わってアクチュエ
ータを駆動する、バックアップ制御機能を備えた電子制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】従来
より、例えば自動車に搭載される車両制御用の電子制御
装置においては、CPU,ROM,RAM,入力ポー
ト,及び出力ポート等を備えたマイクロコンピュータ
(以下、マイコンともいう)が搭載され、そのマイコン
が、ROMに格納されたプログラムに従って、アクチュ
エータを駆動する駆動回路へ駆動信号を出力するように
している。
【0003】そして、この種の電子制御装置では、プロ
グラム暴走によるマイコンの異常な動作を防止するため
に、図6に例示する如く、マイコン51がプログラムの
実行に伴い所謂ウォッチドックパルスWDを定期的に出
力するようにしておくと共に、マイコン51からのウォ
ッチドックパルスWDを監視する監視回路53を設け、
マイコン51からウォッチドックパルスWDが出力され
なくなると、上記監視回路53が、マイコン51の動作
が異常であると判断してマイコン51のリセット端子に
リセット信号RSTを所定時間与え、これにより、マイ
コン51の動作を正常復帰させるようにしている。
【0004】ところで、マイコン51へのリセット信号
RSTの付与を解除しても、マイコン51の動作が正常
復帰しないような故障(例えば、プログラム暴走以外の
ハードウエア上の故障)も考えられる。また近年、この
種の電子制御装置に対しては、より高い制御安全性が要
求されている。
【0005】そこで、制御安全性を一層高めるために
は、制御の中枢を成すマイコンを主マイコンとして設け
ると共に、それとは別のマイコンを副マイコンとして追
加し、主マイコンに異常が生じた場合に、副マイコンが
主マイコンに代わってアクチュエータを駆動する、所謂
バックアップ制御を行うように構成することが考えられ
ている。
【0006】そして、その具体的な構成としては、例え
ば図6に示すものが考えられる。即ち、まず、主マイコ
ン(メインマイコン)51における駆動信号の出力ポー
トPM と、副マイコン(サブマイコン)55における駆
動信号の出力ポートPSとの何れか一方を、アクチュエ
ータ(この例では、アクチュエータのコイルL1〜L
4)を駆動する駆動回路57の信号入力部57aに切り
替えて接続する出力切替回路59を設ける。
【0007】そして、例えば、副マイコン55が、主マ
イコン51からのウォッチドックパルスWDを監視し、
そのウォッチドックパルスWDの出力が停止すると、主
マイコン51の動作が異常であると判断して、自己の出
力ポートPS が主マイコン51の出力ポートPM に代わ
って駆動回路57の信号入力部57aと接続されるよう
に出力切替回路59へ切替信号を出力する。そして更
に、その状態で、副マイコン55が、自己の出力ポート
PS から駆動回路57へアクチュエータを駆動するため
の駆動信号を出力するのである。
【0008】しかしながら、上記図6のような構成で
は、出力切替回路59が不可欠であるため、高い制御安
全性を達成することはできるものの、装置の小型化と低
コスト化を実現するには不利である。本発明は、こうし
た問題に鑑みなされたものであり、主マイクロコンピュ
ータに異常が生じた場合の、アクチュエータに対する副
マイクロコンピュータによるバックアップ制御を、簡単
な構成で実現することのできる電子制御装置を提供する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段、及び発明の効果】かかる
目的を達成するためになされた請求項1に記載の本発明
の電子制御装置においては、ソフトウェアにより入力ポ
ートと出力ポートとに切替可能な入出力ポートを夫々有
した主マイクロコンピュータと副マイクロコンピュータ
とを備えている。
【0010】そして、主マイクロコンピュータの入出力
ポートは、信号入力部に入力される駆動信号に応じてア
クチュエータを駆動する駆動回路の上記信号入力部に接
続され、また、副マイクロコンピュータの入出力ポート
は、主マイクロコンピュータの入出力ポートと駆動回路
の信号入力部との間の信号経路にワイヤードオア形式で
接続されている。そして更に、両マイクロコンピュータ
のうち、少なくとも主マイクロコンピュータは、そのリ
セット端子にリセット信号が与えられて初期化(リセッ
ト)されると、自己の入出力ポートが入力ポートになる
ものである。
【0011】ここで、主マイクロコンピュータは、通常
動作時には、自己の入出力ポートを出力ポートに設定し
て、その出力ポートとしての入出力ポートから駆動回路
へ、アクチュエータを駆動するための駆動信号を出力す
る。そして、監視手段が、主マイクロコンピュータの動
作が正常であるか否かを監視し、この監視手段により主
マイクロコンピュータの動作が異常であると判断される
と、初期化手段が、主マイクロコンピュータのリセット
端子にリセット信号を継続して与える。
【0012】また、副マイクロコンピュータは、監視手
段により主マイクロコンピュータの動作が異常であると
判断されて、初期化手段により主マイクロコンピュータ
のリセット端子にリセット信号が与えられている間、自
己の入出力ポートを出力ポートに設定して、その出力ポ
ートとしての入出力ポートから駆動回路へアクチュエー
タを駆動するための駆動信号を出力し、それ以外の場合
には、自己の入出力ポートを入力ポートに設定する。
【0013】このため、監視手段により主マイクロコン
ピュータの動作が異常であると判断されていない場合
(即ち正常時)には、副マイクロコンピュータの入出力
ポートが入力ポートに設定されて、主マイクロコンピュ
ータの入出力ポートから出力される駆動信号が、副マイ
クロコンピュータの入出力ポートに影響されることなく
駆動回路の信号入力部に入力され、その結果、アクチュ
エータは、駆動回路により主マイクロコンピュータから
の駆動信号に応じて駆動されることとなる。
【0014】一方、監視手段により主マイクロコンピュ
ータの動作が異常であると判断されると、主マイクロコ
ンピュータが初期化手段により継続して初期化(リセッ
ト)され、その間、主マイクロコンピュータの入出力ポ
ートは強制的に入力ポートになると共に、副マイクロコ
ンピュータが、自己の入出力ポートを出力ポートに設定
して駆動回路へ駆動信号を出力することとなる。
【0015】よって、主マイクロコンピュータに異常が
生じると、副マイクロコンピュータの入出力ポートから
出力される駆動信号が、主マイクロコンピュータの入出
力ポートに影響されることなく駆動回路の信号入力部に
入力され、その結果、アクチュエータは、駆動回路によ
り副マイクロコンピュータからの駆動信号に応じて駆動
されることとなる。
【0016】このように本発明の電子制御装置では、主
マイクロコンピュータの異常時に、主マイクロコンピュ
ータのリセット端子へリセット信号を継続して与えるこ
とにより、主マイクロコンピュータの入出力ポートを強
制的に入力ポートとし、更に、その状態で、副マイクロ
コンピュータが、自己の入出力ポートを出力ポートに切
り替えて、そのポートから駆動回路へバックアップ制御
用の駆動信号を出力するようにしている。
【0017】従って、本発明の電子制御装置によれば、
図6に示したような出力切替回路59を設けることな
く、主マイクロコンピュータの入出力ポートと副マイク
ロコンピュータの入出力ポートとをワイヤードオア形式
で接続して、その両マイクロコンピュータからの駆動信
号を駆動回路に切り替えて与えることができるため、主
マイクロコンピュータに異常が生じた場合のアクチュエ
ータに対する副マイクロコンピュータによるバックアッ
プ制御を、非常に簡単な構成で実現することができる。
よって、本発明の電子制御装置によれば、制御安全性と
装置の小型化及び低コスト化とを、高次元で両立させる
ことができる。
【0018】尚、ソフトウェアにより入力ポートと出力
ポートとに切替可能な入出力ポートを有したマイクロコ
ンピュータは、例えば特公昭60−54682号公報等
に記載されているように周知のものである。具体的に
は、この種のマイクロコンピュータは、入出力ポートを
入力ポートと出力ポートとの何れに設定するかを決める
ための入出力設定用レジスタを内蔵しており、ソフトウ
ェアによって(プログラムの実行によって)上記入出力
設定用レジスタの値を書き替えることにより、入出力ポ
ートを入力ポートと出力ポートとの何れかに任意に設定
することができるようになっている。
【0019】また、この種の切替可能な入出力ポートを
有するマイクロコンピュータは、一般に、リセット端子
にリセット信号が与えられて初期化されると、上記入出
力設定用レジスタの値が、入出力ポートを入力ポートに
設定する方の値に初期化されるように構成されている。
よって、このようなマイクロコンピュータは、リセット
端子にリセット信号が与えられると、その入出力ポート
が強制的に(ハードウェア的に)入力ポートとなるた
め、本発明の電子制御装置における主マイクロコンピュ
ータとして用いることができる。
【0020】次に、請求項2に記載の電子制御装置で
は、副マイクロコンピュータが、駆動系異常検出手段を
備えている。そして、この駆動系異常検出手段は、監視
手段により主マイクロコンピュータの動作が異常である
と判断されていない場合に、主マイクロコンピュータか
ら駆動回路へ出力されている駆動信号を当該副マイクロ
コンピュータの入出力ポートを介して監視すると共に、
駆動回路からアクチュエータに至る電流経路の電圧レベ
ルを当該副マイクロコンピュータの他の入力ポートを介
して監視し、更に、前記駆動信号の監視結果と前記電圧
レベルの監視結果とに基づき、駆動回路及びその駆動回
路からアクチュエータに至る電流経路の異常を検出す
る。
【0021】つまり、請求項2に記載の電子制御装置で
は、主マイクロコンピュータから駆動回路へ出力されて
いる駆動信号と、駆動回路からアクチュエータに至る電
流経路の電圧レベルとに基づき、例えば、駆動信号に応
じて前記電圧レベルが変化しているか否かといった手順
で、駆動回路及びその駆動回路からアクチュエータに至
る電流経路の異常を検出するようにしており、特に、そ
の異常検出を副マイクロコンピュータ側で行うようにし
ている。
【0022】そして、このような請求項2に記載の電子
制御装置によれば、主マイクロコンピュータのポート数
を節約することができるという点で有利である。つま
り、例えば図6に示すように、主マイコン51が、駆動
回路57からアクチュエータに至る電流経路の電圧レベ
ル(図6では、駆動回路57とアクチュエータとを接続
する端子J1〜J4の電圧レベル)を入力回路61を介
して監視し、その電流経路の電圧レベルと自己の出力ポ
ートPM から出力している駆動信号とを比較すること
で、駆動回路57及び上記電流経路の異常を検出するよ
うに構成することも考えられるが、一般に、主マイコン
51は、センサやスイッチなどからの様々な情報を入力
する必要がある。
【0023】よって、図6のように構成すると、主マイ
コン51が上記電流経路の電圧レベルを監視するために
用いる入力ポートPK の分だけ、主マイコン51でのポ
ート不足を招き易くなるのであるが、請求項2に記載の
如く構成すれば、そのような問題を回避することができ
るのである。
【0024】次に、請求項3に記載の電子制御装置で
は、初期化手段が、監視手段により主マイクロコンピュ
ータの動作が異常であると判断されると、当該電子制御
装置への電源供給が遮断されるまでの間、主マイクロコ
ンピュータのリセット端子にリセット信号を与え続ける
ように構成されている。
【0025】このため、請求項3に記載の電子制御装置
においては、主マイクロコンピュータの動作に異常が生
じると、その後、当該電子制御装置への電源供給が遮断
されるまでの間、主マイクロコンピュータがリセットさ
れ続けて、主マイクロコンピュータの入出力ポートが強
制的に入力ポートになると共に、副マイクロコンピュー
タが、自己の入出力ポートを出力ポートに設定して駆動
回路へバックアップ制御用の駆動信号を出力し続けるこ
ととなる。
【0026】よって、この請求項3に記載の電子制御装
置によれば、主マイクロコンピュータにリセット信号に
よるリセット(初期化)をかけても正常復帰しないよう
な故障(例えば、プログラム暴走以外のハードウェア上
の故障)が生じた場合でも、副マイクロコンピュータか
らの駆動信号によって、アクチュエータの異常な動作を
確実に防止できるという点で有利である。
【0027】一方、請求項4に記載の電子制御装置で
は、初期化手段が、監視手段により主マイクロコンピュ
ータの動作が異常であると判断されると、予め定められ
た所定時間の間、主マイクロコンピュータのリセット端
子にリセット信号を与え続けるように構成されている。
【0028】このため、請求項4に記載の電子制御装置
においては、主マイクロコンピュータの動作に異常が生
じると、予め定められた所定時間の間だけ、主マイクロ
コンピュータがリセットされ続けて、主マイクロコンピ
ュータの入出力ポートが強制的に入力ポートになると共
に、その間だけ、副マイクロコンピュータが、自己の入
出力ポートを出力ポートに設定して駆動回路へ駆動信号
を出力することとなる。
【0029】よって、このような請求項4に記載の電子
制御装置によれば、主マイクロコンピュータに生じた異
常が、リセット信号によるリセットを解除すれば正常復
帰するような異常(プログラム暴走)であった場合に
は、主マイクロコンピュータのリセット中にのみ、アク
チュエータが副マイクロコンピュータからの駆動信号に
よってバックアップ制御され、リセットの解除後は、ア
クチュエータが正常復帰した主マイクロコンピュータか
らの駆動信号によって制御されることとなり、システム
全体の正常復帰を速やかに行うことができるという点で
有利である。
【0030】ところで、前述した請求項1〜4に記載の
電子制御装置において、監視手段と初期化手段は、請求
項5に記載のように、副マイクロコンピュータに備えら
れるように構成することができる。つまり、請求項5に
記載の電子制御装置では、副マイクロコンピュータが、
プログラムを実行することにより、監視手段と初期化手
段との機能を果たすようにしている。
【0031】そして、請求項5に記載のように構成すれ
ば、監視手段と初期化手段を副マイクロコンピュータと
は別に設けた場合よりも、当該電子制御装置を小型で且
つ低コストなものとすることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された実施形
態について図面を用いて説明する。尚、本発明は、下記
の実施形態に限定されることなく、本発明の技術的範囲
に属する限り、種々の形態を採り得ることは言うまでも
ない。
【0033】[第1実施形態]まず図1は、自動車のエ
ンジンを制御する第1実施形態の電子制御装置(以下、
ECUという)1の構成を表す構成図である。尚、本実
施形態のECU1は、エンジンに対する燃料噴射量及び
点火時期や、エンジンの吸気経路に設けられたスロット
ル弁(延いては、エンジンの吸入空気量)等を制御する
ものであるが、ここでは、主にスロットル弁の制御に関
する部分について説明する。
【0034】図1に示すように、ECU1は、エンジン
を制御するための様々な制御処理を実行する主マイクロ
コンピュータとしてのメインマイコン3と、メインマイ
コン3に異常が生じた場合に、メインマイコン3に代わ
って、少なくとも上記スロットル弁を制御する副マイク
ロコンピュータとしてのサブマイコン5と、メインマイ
コン3とサブマイコン5との何れか一方から出力される
駆動信号に応じて、上記スロットル弁の開度を調節する
アクチュエータとしてのステッピングモータMを駆動す
る駆動回路7と、自動車に搭載されたバッテリBTのバ
ッテリ電圧VB(通常12V)がイグニッションスイッ
チIGSを介して入力され、そのバッテリ電圧VB を当
該ECU1が動作するための電源電圧(本実施形態では
5V)に変換して、上記両マイコン3,5や駆動回路7
等に供給する電源回路9とを備えている。
【0035】そして、本実施形態においては、上記ステ
ッピングモータMの4つの励磁コイルL1,L2,L
3,L4の一端が、ECU1の外部でバッテリ電圧VB
に接続されており、その各励磁コイルL1〜L4のバッ
テリ電圧VB とは反対側の端部が、夫々、ECU1に設
けられた4つのコネクタ端子J1,J2,J3,J4を
介して駆動回路7の後述する信号出力部43に接続され
ている。
【0036】また、ECU1は、上記コネクタ端子J1
〜J4の各々に一端が接続され、他端がバッテリBTの
マイナス側である接地電位(=0V)に接続された、4
つのプルダウン用抵抗器R1,R2,R3,R4と、上
記各コネクタ端子J1〜J4の電圧レベル(即ち、駆動
回路7からステッピングモータMの4つの励磁コイルL
1〜L4に至る各電流経路の電圧レベル)を、0Vから
5Vまでの論理信号レベルに夫々変換してサブマイコン
5に入力させる入力回路11とを備えている。
【0037】尚、プルダウン用抵抗器R1〜R4は、励
磁コイルL1〜L4が断線したり、或いは、励磁コイル
L1〜L4がコネクタ端子J1〜J4から外れた場合
に、各コネクタ端子J1〜J4の電圧レベルを0Vに安
定させるためのものである。また、入力回路11は、各
コネクタ端子J1〜J4の電圧レベルが5Vよりも大き
い場合に、その電圧レベルを5Vにクランプしてサブマ
イコン5へ出力する。
【0038】ここで、メインマイコン3とサブマイコン
5との各々は、CPU,ROM,及びRAMと、入力専
用の入力ポート(入力専用ポート)と、出力専用の出力
ポート(出力専用ポート)と、ソフトウェアにより入力
ポートと出力ポートとに切替可能な入出力ポートと、そ
の入出力ポートを入力ポートと出力ポートとの何れに設
定するかを決めるための入出力設定用レジスタとを備え
た周知のシングルチップマイクロコンピュータであり、
ソフトウェアにより(プログラムの実行により)上記入
出力設定用レジスタの値を書き替えることで、上記入出
力ポートを入力ポートと出力ポートとの何れかに任意に
設定することができるようになっている。
【0039】具体的に説明すると、両マイコン3,5の
入出力ポートは、図2に示すように、上記入出力設定用
レジスタの値に対応した入出力切替信号SC がハイレベ
ルの時(つまり、入出力設定用レジスタの値が「1」の
時)に、マイコンの内部で生成された出力信号SO を当
該ポートの端子Pへ出力する出力バッファ21と、上記
入出力切替信号SC がロウレベルの時(つまり、入出力
設定用レジスタの値が「0」の時)に、当該ポートの端
子Pに入力される信号をマイコンの内部へ入力信号SI
として取り込む入力バッファ23と、その入力バッファ
23と端子Pとの間に直列に設けられた入力保護抵抗2
5とから構成されている。よって、ソフトウェアによっ
て上記入出力設定用レジスタに「0」を書き込めば、そ
のレジスタに対応する入出力ポートを入力ポートに設定
することができ、また、上記入出力設定用レジスタに
「1」を書き込めば、そのレジスタに対応する入出力ポ
ートを出力ポートに設定することができる。
【0040】また、少なくともメインマイコン3は、そ
のリセット端子INITにロウレベルのリセット信号R
STが与えられて初期化(リセット)されると、上記入
出力設定用レジスタの値が、入出力ポートを入力ポート
に設定する方の「0」に初期化されるように構成されて
いる。このため、メインマイコン3では、リセット端子
INITにロウレベルのリセット信号RSTが与えられ
ると、全ての入出力ポートが強制的に(ハードウェア的
に)入力ポートとなる。
【0041】そして、本実施形態のECU1において
は、メインマイコン3の入出力ポートのうち、4つの入
出力ポートP00,P01,P02,P03が、駆動回路7の後
述する信号入力部41に接続されている。そして更に、
サブマイコン5の入出力ポートのうち、4つの入出力ポ
ートP10,P11,P12,P13が、夫々、4つの抵抗器R
5,R6,R7,R8を介して、メインマイコン3の各
入出力ポートP00,P01,P02,P03に接続されてい
る。つまり、サブマイコン5の入出力ポートP10,P1
1,P12,P13は、メインマイコン3の入出力ポートP0
0,P01,P02,P03と駆動回路7の信号入力部41と
の間の信号経路にワイヤードオア形式で接続されてい
る。また、サブマイコン5の入出力ポートのうちの、他
の4つの入出力ポートP20,P21,P22,P23には、入
力回路11からの信号が入力されている。
【0042】一方、駆動回路7は、図3に示すように、
電源回路9から供給される電源電圧(5V)の電源ライ
ンLV にエミッタが接続されたPNPトランジスタ31
と、電源ラインLV とPNPトランジスタ31のベース
との間に接続された誤動作防止用の抵抗器33と、PN
Pトランジスタ31のベースに一端が接続された電流制
限用の抵抗器35と、エミッタが接地電位に接続された
出力用のNPNトランジスタ37と、接地電位とNPN
トランジスタ37のベースとの間に接続された誤動作防
止用の抵抗器38と、PNPトランジスタ31のコレク
タとNPNトランジスタ37のベースとの間に接続され
た電流制限用の抵抗器39と、からなる単位駆動回路
を、ステッピングモータMの各励磁コイルL1〜L4に
対応して4組備えている。尚、図3では1つの単位駆動
回路のみ示している。
【0043】そして、駆動回路7では、抵抗器35のP
NPトランジスタ31とは反対側の端部が、メインマイ
コン3の入出力ポートP00,P01,P02,P03の何れか
に接続される信号入力部41となっており、また、NP
Nトランジスタ37のコレクタが、上記各励磁コイルL
1〜L4のバッテリ電圧VB とは反対側の端部の何れか
(即ち、コネクタ端子J1〜J4の何れか)に接続され
る信号出力部43となっている。
【0044】つまり、駆動回路7では、信号入力部41
にロウレベルの駆動信号が入力されると、PNPトラン
ジスタ31とNPNトランジスタ37がオンして、対応
する励磁コイルL1〜L4にNPNトランジスタ37を
介して駆動電流が流れ、逆に、信号入力部41にハイレ
ベルの駆動信号が入力されると、PNPトランジスタ3
1とNPNトランジスタ37がオフして、対応する励磁
コイルL1〜L4への通電が停止される。
【0045】次に、図1にて図示はされていないが、メ
インマイコン3には、エンジンの回転数を検出する回転
数センサ、アクセルペダルの開度を検出するペダル開度
センサ、及びエンジンの冷却水温を検出する水温センサ
等、エンジンを制御するために必要な様々なセンサから
の信号が入力されている。
【0046】そして、メインマイコン3は、自己のリセ
ット端子INITにロウレベルのリセット信号RSTが
与えられていない(入力されていない)通常動作時に
は、まず動作開始の直後に、自己のROMに格納されて
いる初期化処理用のプログラムを実行して、上記入出力
ポートP00〜P03を前述した手順で出力ポートに設定
し、その後、自己のROMに格納されているエンジン制
御用のプログラム(以下、制御プログラムという)を繰
り返し実行することにより、上記各センサからの信号に
基づきスロットル弁の制御開度を算出して、その算出し
た制御開度に応じた駆動信号を出力ポートとしての入出
力ポートP00〜P03から駆動回路7へ出力する。
【0047】また、メインマイコン3は、上記制御プロ
グラムを実行することに伴って、ウォッチドックパルス
WD1を定期的(本実施形態では、16ms以内毎)に
出力するようになっている。一方、図1に示すように、
サブマイコン5には、メインマイコン3からのウォッチ
ドックパルスWD1と、エンジンを始動させるためのス
タータスイッチがオンしているか否かを示すスタータ信
号STAとが入力されている。
【0048】そして、サブマイコン5は、後述するフェ
イルセーフ処理(図4)を実行することにより、駆動回
路7及び駆動回路7からステッピングモータMの各励磁
コイルL1〜L4に至る電流経路が正常であるか否かを
判断すると共に、メインマイコン3からのウォッチドッ
クパルスWD1を監視して、メインマイコン3の動作が
正常であるか否かを判断する。そして更に、サブマイコ
ン5は、上記フェイルセーフ処理の実行により、メイン
マイコン3の動作が異常であると判断すると、メインマ
イコン3のリセット端子INITにリセット信号RST
を与えるためのハイレベルのリセット指令信号RST2
をポートPR から出力すると共に、メインマイコン3に
代わって入出力ポートP10〜P13から駆動回路7へバッ
クアップ制御用の駆動信号を出力する。
【0049】このため、図1に示すように、ECU1に
は、上記リセット指令信号RST2に応じてメインマイ
コン3にリセットをかけるための回路として、コレクタ
がメインマイコン3のリセット端子INITに接続さ
れ、エミッタが接地電位に接続され、ベースが電流制限
用の抵抗器R9を介してサブマイコン5の上記ポートP
R に接続されたNPNトランジスタTr1と、そのNP
NトランジスタTr1のベースと接地電位との間に接続
された誤動作防止用の抵抗器R10とからなる、レベル
反転回路13が設けられている。
【0050】つまり、レベル反転回路13では、サブマ
イコン5のポートPR からハイレベルのリセット指令信
号RST2が出力されると、NPNトランジスタTr1
がオンし、これにより、メインマイコン3のリセット端
子INITにロウレベルのリセット信号RSTが与えら
れて、メインマイコン3がリセットされる。
【0051】また、ECU1に設けられた電源回路9
は、イグニッションスイッチIGSがオンされてから、
自己が供給する5Vの電源電圧が安定するまでの間、メ
インマイコン3とサブマイコン5とにリセットをかける
所謂パワーオンリセット機能と、メインマイコン3から
ウォッチドックパルスWD1が定期的に出力されている
か否かを監視して、ウォッチドックパルスWD1の出力
が停止すると、メインマイコン3のリセット端子INI
Tにロウレベルのリセット信号RSTを微小時間(例え
ば100ms)出力する監視機能とを備えている。つま
り、本実施形態において、メインマイコン3の動作は、
サブマイコン5と電源回路9との両方によって監視され
ている。
【0052】一方更に、本実施形態のECU1では、サ
ブマイコン5も、自己のROMに格納されたプログラム
を実行することに伴って、ウォッチドックパルスWD2
を定期的に出力するようになっている。そして、メイン
マイコン3が、サブマイコン5からウォッチドックパル
スWD2が定期的に出力されているか否かを監視して、
ウォッチドックパルスWD2の出力が停止すると、サブ
マイコン5に異常が生じたと判断するようになってい
る。つまり、メインマイコン3とサブマイコン5は、互
いの動作を監視し合うようになっている。
【0053】尚、本実施形態では、メインマイコン3に
おいて、ウォッチドックパルスWD1を出力するための
ポートは出力専用ポートであり、センサからの信号を入
力するためのポートと、サブマイコン5からのウォッチ
ドックパルスWD2を入力するためのポートと、サブマ
イコン5から後述するように出力される報知信号CMP
を入力するためのポートは、入力専用ポートである。ま
た、サブマイコン5において、リセット指令信号RST
2を出力するためのポートPR と、ウォッチドックパル
スWD2を出力するためのポートと、上記報知信号CM
Pを出力するためのポートは、出力専用ポートであり、
メインマイコン3からのウォッチドックパルスWD1を
入力するためのポートと、スタータ信号STAを入力す
るためのポートは、入力専用ポートである。
【0054】次に、サブマイコン5で実行されるフェイ
ルセーフ処理について、図4に示すフローチャートに沿
って説明する。尚、サブマイコン5は、イグニッション
スイッチIGSがオンされて電源回路9からの電源電圧
(5V)を受けると動作を開始し、まず最初に、図示し
ない初期化処理を実行して、前述した入出力ポートP10
〜P13,P20〜P23を入力ポートに設定する。そして、
その後、図4のフェイルセーフ処理を、メインマイコン
3がウォッチドックパルスWD1を出力する最大周期
(16ms)よりも短い所定時間毎(例えば1ms毎)
に繰り返し実行する。また、サブマイコン5は、図4の
フェイルセーフ処理と並行して、メインマイコン3から
ウォッチドックパルスWD1が出力される時間間隔を計
時するための計時処理を実行している。
【0055】図4に示すように、サブマイコン5がフェ
イルセーフ処理の実行を開始すると、まず、ステップ
(以下単に「S」と記す)100にて、メインマイコン
3に対する異常検出動作(後述するS110の動作)を
行うべき条件である異常検出条件が成立しているか否か
を判断する。尚、この異常検出条件は、前述したスター
タ信号STAに基づきスタータスイッチがオン状態から
オフ状態に変化したことが検出され、更に、その時点か
ら電源回路9により供給される電源電圧が十分に安定す
ると見なされる時間が経過している場合に成立する。つ
まり、バッテリ電圧VB 及び電源回路9からの電源電圧
が不安定なエンジン始動直後の期間は、メインマイコン
3に対する異常検出動作を行わないようにしている。
【0056】そして、S100にて異常検出条件が成立
していると判断した場合には、次のS110に進んで、
前述した計時処理の実行により計時されているウォッチ
ドックパルスWD1の出力時間間隔が16ms以内であ
るか否かを判定することにより、メインマイコン3の動
作が正常であるか否かを判断し、ウォッチドックパルス
WD1の出力時間間隔が16ms以内であれば、メイン
マイコン3の動作が正常である(異常ではない)と判断
して、S120に進む。
【0057】また、上記S100にて異常検出条件が成
立していないと判断した場合には、そのままS120に
移行する。S120では、入力ポートとして設定されて
いる入出力ポートP10〜P13の入力状態、即ちメインマ
イコン3の入出力ポートP00〜P03から駆動回路7へ出
力されている各駆動信号を読み込む。そして、続くS1
30にて、入力ポートとして設定されている入出力ポー
トP20〜P23の入力状態、即ち各コネクタ端子J1〜J
4の電圧レベル(駆動回路7から励磁コイルL1〜L4
に至る各電流経路の電圧レベル)を0Vから5Vまでの
論理信号レベルに変換した入力回路11からの各信号を
読み込む。そして更に、続くS140にて、入出力ポー
トP10〜P13の入力状態と、それに対応する入出力ポー
トP20〜P23の入力状態とを比較し、次のS150に
て、両入力状態が一致しているか否かを判定する。
【0058】ここで、入出力ポートP10〜P13の入力状
態と入出力ポートP20〜P23の入力状態とが一致してい
れば、駆動回路7及び駆動回路7からステッピングモー
タMの各励磁コイルL1〜L4に至る電流経路(以下、
これらを駆動系ともいう)が正常であると判断して、S
160に進み、メインマイコン3へ、駆動系が正常であ
ることを報知するために、前述した報知信号CMPを一
定周期(例えば8ms)のパルスで出力する。そして、
その後、当該フェイルセーフ処理を一旦終了する。
【0059】これに対して、入出力ポートP10〜P13の
入力状態と入出力ポートP20〜P23の入力状態とが一致
していなければ、上記駆動系に異常が生じていると判断
して、S170へ移行し、メインマイコン3へ、駆動系
が異常であることを報知するために、前述した報知信号
CMPをハイレベル(5V)で出力する。そして、その
後、当該フェイルセーフ処理を一旦終了する。
【0060】つまり、本実施形態において、駆動系が正
常であれば、駆動回路7の信号入力部41にロウレベル
の駆動信号を出力すると、その信号入力部41に対応す
る入力回路11からの信号もロウレベルとなり、また、
駆動回路7の信号入力部41にハイレベルの駆動信号を
出力すると、その信号入力部41に対応する入力回路1
1からの信号もハイレベルとなる。そこで、上記S15
0では、メインマイコン3から駆動回路7への各駆動信
号と、それに夫々対応する入力回路11からの各信号と
が一致しているか否かを判定し、両信号が一致していな
ければ、駆動系に異常が生じていると判断して、S17
0の処理により、異常の発生を示すハイレベルの報知信
号CMPをメインマイコン3に出力するようにしてい
る。
【0061】尚、上記S170で出力されるハイレベル
の報知信号CMPを受けたメインマイコン3は、エンジ
ンに対する燃料噴射或いは点火の制御を止めて、エンジ
ンを速やか且つ滑らかに停止させる。そして更に、車両
の運転者に異常を報知するための警告ランプを点灯させ
ると共に、当該メインマイコン3内に設けられているバ
ックアップRAM(電源電圧の供給が停止されても記憶
内容を保持可能なRAM)に、駆動系に異常が生じたこ
とを示すコードを記憶する。
【0062】一方、上記S110にて、メインマイコン
3からのウォッチドックパルスWD1の出力時間間隔が
16ms以内ではなく、メインマイコン3の動作が異常
であると判断した場合には、S180に移行する。そし
て、このS180にて、前述したポートPR からハイレ
ベルのリセット指令信号RST2を出力して、メインマ
イコン3のリセット端子INITにロウレベルのリセッ
ト信号RSTを与える。
【0063】すると、メインマイコン3がリセットされ
て、メインマイコン3の入出力ポートP00〜P03が強制
的に入力ポートとなるため、その状態で、次のS190
に進み、自己の入出力ポートP10〜P13を入力ポートか
ら出力ポートに設定する。そして、続くS200にて、
上記出力ポートに切り替えた入出力ポートP10〜P13か
ら駆動回路7へ、スロットル弁を速やかに且つ滑らかに
閉じるためのバックアップ制御用の駆動信号を出力す
る、フェイルセーフ出力を実施する。
【0064】その後は、イグニッションスイッチIGS
がオフされて電源回路9による電源電圧の供給が遮断さ
れるまでの間、上記S180〜S200の処理を繰り返
す。つまり、本第1実施形態のECU1では、サブマイ
コン5が、メインマイコン3の動作が正常であるか否か
を監視し(S110)、メインマイコン3の動作が異常
であると判断すると(S110:NO)、レベル反転回
路13にハイレベルのリセット指令信号RST2を出力
して、メインマイコン3のリセット端子INITにリセ
ット信号RSTを与え、これにより、メインマイコン3
の入出力ポートP00〜P03を強制的に入力ポートとする
ようにしている(S180)。そして更に、サブマイコ
ン5は、上記リセット指令信号RST2を出力している
間、自己の入出力ポートP10〜P13を出力ポートに設定
して(S190)、その入出力ポートP10〜P13から駆
動回路7へ、ステッピングモータMをバックアップ制御
するための駆動信号を出力するようにしている(S20
0)。また、サブマイコン5は、上記以外の場合には
(S100:NO,S110:YES)、自己の入出力
ポートP10〜P13を入力ポートに設定して、メインマイ
コン3の入出力ポートP00〜P03から出力される駆動信
号が、当該サブマイコン5の入出力ポートP10〜P13に
影響されることなく駆動回路7の信号入力部41に入力
されるようにしている。
【0065】尚、本第1実施形態においては、図4のS
110が監視手段としての処理に相当しており、図4の
S180が初期化手段としての処理に相当している。ま
た、図4のS120〜S150が駆動系異常検出手段と
しての処理に相当している。以上詳述したように、本第
1実施形態のECU1では、メインマイコン3の異常時
に、メインマイコン3のリセット端子INITへリセッ
ト信号RSTを継続して与えることにより、メインマイ
コン3の入出力ポートP00〜P03を強制的に入力ポート
とし、更に、その状態で、サブマイコン5が、自己の入
出力ポートP10〜P13を出力ポートに切り替えて、その
ポートP10〜P13から駆動回路7へバックアップ制御用
の駆動信号を出力するようにしている。
【0066】従って、このECU1によれば、図6に示
したような出力切替回路59を設けることなく、メイン
マイコン3の入出力ポートP00〜P03とサブマイコン5
の入出力ポートP10〜P13とをワイヤードオア形式で接
続して、その両マイコン3,5からの駆動信号を駆動回
路7に切り替えて与えることができるため、メインマイ
コン3に異常が生じた場合のステッピングモータMに対
するサブマイコン5によるバックアップ制御を、非常に
簡単な構成で実現することができる。よって、このEC
U1によれば、制御安全性と装置の小型化及び低コスト
化とを、高次元で両立させることができる。
【0067】また、本第1実施形態のECU1では、サ
ブマイコン5が、メインマイコン3の動作が異常である
と判断していない場合に(S100:NO,S110:
YES)、メインマイコン3から駆動回路7へ出力され
ている駆動信号を入力ポートとしての入出力ポートP10
〜P13を介して監視すると共に(S120)、駆動回路
7からステッピングモータMの励磁コイルL1〜L4に
至る各電流経路の電圧レベルを入力ポートとしての他の
入出力ポートP20〜P23を介して監視し(S130)、
その監視結果に基づいて、ステッピングモータMの駆動
系(駆動回路7及び駆動回路7からステッピングモータ
Mの各励磁コイルL1〜L4に至る電流経路)の異常を
検出するようにしている(S140,S150)。
【0068】よって、このECU1によれば、駆動系の
異常検出を行う上で、メインマイコン3が入力回路11
からの信号を入力して上記各電流経路の電圧レベルを監
視する必要が無いため、メインマイコン3のポート数を
節約することができるという点で非常に有利である。つ
まり、メインマイコン3は、様々なセンサからの信号を
入力する必要があり、ポートの不足を招き易いのである
が、本実施形態のECU1の如く構成すれば、そのよう
な問題を回避することができるのである。
【0069】そして更に、本第1実施形態のECU1で
は、メインマイコン3の動作が異常であると判断する
と、イグニッションスイッチIGSがオフされて電源回
路9による電源電圧の供給が遮断されるまでの間、メイ
ンマイコン3のリセット端子INITにリセット信号R
STを与え続けるようにしており、その間、サブマイコ
ン5から駆動回路7へバックアップ制御用の駆動信号を
継続して出力するようにしている(S180〜S20
0)。
【0070】よって、メインマイコン3にリセット信号
RSTによるリセットをかけても正常復帰しないような
故障(例えば、プログラム暴走以外のハードウェア上の
故障)が生じた場合でも、サブマイコン5からの駆動信
号によって、ステッピングモータM(延いてはスロット
ル弁)の異常な動作を確実に防止できるという点で有利
である。
【0071】また、本第1実施形態のECU1では、バ
ックアップ制御用の駆動信号を出力するサブマイコン5
が、メインマイコン3の動作の監視と、異常検出時にお
けるメインマイコン3へのリセット信号RSTの付与と
を行うようにしているため、当該ECU1を、一層小型
で且つ低コストなものにすることができる。
【0072】[第2実施形態]次に、第2実施形態のE
CUについて説明する。本第2実施形態のECUは、前
述した第1実施形態のECU1と比較して、サブマイコ
ン5が実行するフェイルセーフ処理だけが異なってい
る。
【0073】即ち、図5に示すように、第2実施形態の
サブマイコン5で実行されるフェイルセーフ処理では、
第1実施形態のフェイルセーフ処理(図4)に対して、
S210〜S230の処理が追加されており、S200
でフェイルセーフ出力の実施(駆動回路7へのバックア
ップ制御用の駆動信号の出力)を開始した後、続くS2
10にて、予め定められた所定時間t(例えば5秒間)
が経過したか否かを判定する。そして、所定時間tが経
過していなければS180に戻る。
【0074】また、上記S210で所定時間tが経過し
たと判断すると、S220に進んで、ポートPR からハ
イレベルのリセット指令信号RST2を出力することを
止めて、メインマイコン3に対するリセットを解除し、
続くS230にて、自己の入出力ポートP10〜P13を出
力ポートから入力ポートに戻す。そして、その後、当該
フェイルセーフ処理を一旦終了する。
【0075】つまり、本第2実施形態のECUでは、サ
ブマイコン5が、メインマイコン3の動作が異常である
と判断すると、所定時間tの間だけ、メインマイコン3
のリセット端子INITにリセット信号RSTを与え続
けて、メインマイコン3の入出力ポートP00〜P03を強
制的に入力ポートとし、その間だけ、サブマイコン5
が、自己の入出力ポートP10〜P13を出力ポートに設定
して駆動回路7へ駆動信号を出力するようにしてる。
【0076】そして、このような第2実施形態のECU
によれば、メインマイコン3に生じた異常が、リセット
信号RSTによるリセットを解除すれば正常復帰するよ
うな異常(プログラム暴走)であった場合には、メイン
マイコン3のリセット中にのみ、ステッピングモータM
がサブマイコン5からの駆動信号によってバックアップ
制御され、リセットの解除後は、ステッピングモータM
が正常復帰したメインマイコン3からの駆動信号によっ
て制御されることとなり、システム全体の正常復帰を速
やかに行うことができるという点で有利である。
【0077】[その他]ところで、上記第1及び第2実
施形態では、メインマイコン3において、ウォッチドッ
クパルスWD1を出力するためのポートが出力専用ポー
トであり、センサからの信号を入力するためのポート
と、サブマイコン5からのウォッチドックパルスWD2
を入力するためのポートと、サブマイコン5からの報知
信号CMPを入力するためのポートとが入力専用ポート
であったが、それら各ポートとして、切替可能な入出力
ポートを用いても良い。
【0078】同様に、上記第1及び第2実施形態では、
サブマイコン5において、リセット指令信号RST2を
出力するためのポートPR と、ウォッチドックパルスW
D2を出力するためのポートと、報知信号CMPを出力
するためのポートとが出力専用ポートであり、メインマ
イコン3からのウォッチドックパルスWD1を入力する
ためのポートと、スタータ信号STAを入力するための
ポートとが入力専用ポートであったが、それら各ポート
として、切替可能な入出力ポートを用いても良い。
【0079】また、上記第1及び第2実施形態では、サ
ブマイコン5において、入力回路11からの信号を入力
するためのポートが入出力ポートP20〜P23であった
が、その入出力ポートP20〜P23に代えて、切替不能な
入力専用ポートを用いても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の電子制御装置(ECU)の構
成を表す構成図である。
【図2】 入出力ポートの構成を表す回路図である。
【図3】 駆動回路を表す回路図である。
【図4】 第1実施形態の電子制御装置(ECU)のサ
ブマイコンで実行されるフェイルセーフ処理を表すフロ
ーチャートである。
【図5】 第2実施形態の電子制御装置(ECU)のサ
ブマイコンで実行されるフェイルセーフ処理を表すフロ
ーチャートである。
【図6】 従来の電子制御装置の構成を表す構成図であ
る。
【符号の説明】
1…電子制御装置(ECU) M…ステッピングモー
タ L1〜L4…励磁コイル 3…メインマイコン(主マ
イクロコンピュータ) 5…サブマイコン(副マイクロコンピュータ) IN
IT…リセット端子 P00〜P03,P10〜P13 …入出力ポート 7…駆動
回路 9…電源回路 11…入力回路 13…レベル反転回路 41…信
号入力部 43…信号出力部 BT…バッテリ IGS…イグ
ニッションスイッチ J1〜J4…コネクタ端子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号入力部に入力される駆動信号に応じ
    てアクチュエータを駆動する駆動回路と、 ソフトウェアにより入力ポートと出力ポートとに切替可
    能な入出力ポートを有すると共に、該入出力ポートが前
    記駆動回路の信号入力部に接続され、通常動作時には、
    前記入出力ポートを出力ポートに設定して、該出力ポー
    トとしての入出力ポートから前記駆動回路へ前記アクチ
    ュエータを駆動するための駆動信号を出力し、リセット
    端子にリセット信号が与えられて初期化されると、前記
    入出力ポートが入力ポートになるよう構成された主マイ
    クロコンピュータと、 該主マイクロコンピュータの動作が正常であるか否かを
    監視する監視手段と、 該監視手段により前記主マイクロコンピュータの動作が
    異常であると判断されると、前記主マイクロコンピュー
    タのリセット端子に前記リセット信号を継続して与える
    初期化手段と、 ソフトウェアにより入力ポートと出力ポートとに切替可
    能な入出力ポートを有すると共に、該入出力ポートが前
    記主マイクロコンピュータの入出力ポートと前記駆動回
    路の信号入力部との間の信号経路にワイヤードオア形式
    で接続され、前記監視手段により前記主マイクロコンピ
    ュータの動作が異常であると判断されて前記初期化手段
    により前記主マイクロコンピュータのリセット端子に前
    記リセット信号が与えられている間、自己の前記入出力
    ポートを出力ポートに設定して、該出力ポートとしての
    入出力ポートから前記駆動回路へ前記アクチュエータを
    駆動するための駆動信号を出力し、それ以外の場合に
    は、自己の前記入出力ポートを入力ポートに設定する副
    マイクロコンピュータと、 を備えたことを特徴とする電子制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子制御装置におい
    て、 前記副マイクロコンピュータは、 前記監視手段により前記主マイクロコンピュータの動作
    が異常であると判断されていない場合に、前記主マイク
    ロコンピュータから前記駆動回路へ出力されている前記
    駆動信号を当該副マイクロコンピュータの前記入出力ポ
    ートを介して監視すると共に、前記駆動回路から前記ア
    クチュエータに至る電流経路の電圧レベルを当該副マイ
    クロコンピュータの他の入力ポートを介して監視し、前
    記駆動信号の監視結果と前記電圧レベルの監視結果とに
    基づき、前記駆動回路及び前記電流経路の異常を検出す
    る駆動系異常検出手段を備えていること、 を特徴とする電子制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の電子制御
    装置において、 前記初期化手段は、 前記監視手段により前記主マイクロコンピュータの動作
    が異常であると判断されると、当該電子制御装置への電
    源供給が遮断されるまでの間、前記主マイクロコンピュ
    ータのリセット端子に前記リセット信号を与え続けるよ
    う構成されていること、 を特徴とする電子制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2に記載の電子制御
    装置において、 前記初期化手段は、 前記監視手段により前記主マイクロコンピュータの動作
    が異常であると判断されると、予め定められた所定時間
    の間、前記主マイクロコンピュータのリセット端子に前
    記リセット信号を与え続けるよう構成されていること、 を特徴とする電子制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4の何れかに記載
    の電子制御装置において、 前記監視手段と前記初期化手段は、前記副マイクロコン
    ピュータに備えられていること、 を特徴とする電子制御装置。
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