JPH1171881A - コーナー外壁およびコーナーテープ貼り装置 - Google Patents

コーナー外壁およびコーナーテープ貼り装置

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JPH1171881A
JPH1171881A JP11920698A JP11920698A JPH1171881A JP H1171881 A JPH1171881 A JP H1171881A JP 11920698 A JP11920698 A JP 11920698A JP 11920698 A JP11920698 A JP 11920698A JP H1171881 A JPH1171881 A JP H1171881A
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adhesive tape
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Takaaki Kaneko
貴昭 金子
Kenji Takahashi
賢司 高橋
Tomotaka Katayama
等貴 片山
Yuichiro Okamoto
雄一郎 岡本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接合部のクラックの発生を少なくすると同時
に、クラックが発生しても外観と防水性を損なわないコ
ーナー外壁を提供することである。 【解決手段】 本発明は、外壁2と外壁2とを180°
以下の角度に接合し、この接合部Sを接着剤3、4で接
着してなるコーナー外壁1において、前記接合部Sに沿
い両外壁2、2に跨がって突出側外壁面に粘着テープ5
が貼着されているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、コーナー外壁およ
びコーナーテープ貼り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコーナー外壁は、例えば、特公平
7−119514号公報に記載されている。上記公報記
載のコーナー外壁は、外壁と外壁とを180°以下の角
度に接合し、この接合部を接着剤で接着し、この接合部
周辺の突出外面を削り、接合部の中の接着剤を突出外面
まで露出させるものである。
【0003】上記コーナー外壁を建物のコーナー部に取
り付けることによって、外壁の膨張、収縮の力がコーナ
ー外壁の接合部に集中的に働き、接合部にクラックが発
生するという問題を解決しようとするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のコーナー外壁において、接着剤の接着強度や塗布量
が不足したり、接着剤が経時により劣化すると、外壁の
膨張、収縮により接合部にクラックが発生するという問
題を解消するに至らなかった。
【0005】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、本発明の目的は、接合部のクラッ
クの発生を少なくすると同時に、クラックが発生しても
外観と防水性を損なわないコーナー外壁を提供すること
である。
【0006】また、上記コーナー外壁を施工するのに用
いられるコーナーテープ貼り装置を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、外壁と外壁とを180°以下の角度に接合し、この
接合部を接着剤で接着してなるコーナー外壁において、
前記接合部に沿い両外壁に跨がって突出側外壁面に粘着
テープが貼着されているものである。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載のコ
ーナー外壁において、前記粘着テープが伸縮性を有し、
接合部とその直近に接する部分の粘着テープの粘着側面
が非粘着になされているものである。
【0009】上記請求項2記載の発明において、粘着テ
ープが伸縮性を有するものとは、例えば、ポリエチレン
やポリウレタン等の合成樹脂発泡シートの如き伸縮性を
有する基材に粘着剤を塗布したもの、或いは、適度に架
橋されたアクリル系発泡粘着剤をシート状に形成したも
の等を挙げることができる。
【0010】また、接合部とその直近に接する部分の粘
着テープの粘着側面が非粘着になされているものとして
は、部分的に粘着剤を塗布するか、或いは、部分的に離
型紙を取り付けたままにして非粘着にするのがよい。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1記載のコ
ーナー外壁において、前記粘着テープが、伸縮性の小さ
い基材と、この基材の一側面に塗布された粘着剤とから
なるものである。
【0012】上記請求項3記載の発明において、伸縮性
の小さい基材としては、例えば、アルミニウムやステン
レス鋼等の箔が好適に使用できる。
【0013】請求項4記載の発明は、粘着テープを装着
するためのテープホルダーと、テープホルダーから繰出
された粘着テープをコーナー部分に貼るためのテープ押
え部と、コーナー部分に沿って案内するためのガイド部
とを本体に備え、テープ押え部が、漸次角度が小さくな
る凹みを中央に有する複数本の押えロールを含むもので
ある。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項4記載のコ
ーナーテープ貼り装置において、前記本体が、離型紙巻
取部を備えたものである。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項4または請
求項5記載のコーナーテープ貼り装置において、前記テ
ープ押さえ部が、軟質材からなる押さえロールを備えた
ものである。
【0016】請求項7記載の発明は、請求項4ないし請
求項6いずれかに記載のコーナーテープ貼り装置におい
て、前記テープ押さえ部が、コーナー部分に折曲げて貼
り付けられた粘着テープの両側縁部に集中荷重を掛ける
押えロールを備えたものである。
【0017】(作用)請求項1記載のコーナー外壁は、
接合部に沿い両外壁に跨がって突出側外壁面に粘着テー
プが貼着されているものであるから、接合部の接合強度
や接着剤の塗布量不足を補うことにより、接合部のクラ
ックの発生を少なくできる。
【0018】また、この粘着テープが貼着されたコーナ
ー外壁の外面を塗装して仕上げると、接合部にクラック
が発生しても、接合部が粘着テープで覆われているの
で、外観および防水性が損なわれることはない。
【0019】請求項2記載のコーナー外壁は、粘着テー
プが伸縮性を有し、接合部とその直近に接する部分の粘
着テープの粘着側面が非粘着になされているものである
から、コーナー外壁の接合部に集中的に働く膨張、収縮
の力を緩和し、接合部のクラックの発生を少なくでき
る。
【0020】請求項3記載のコーナー外壁は、粘着テー
プが、伸縮性の小さい基材と、この基材の一側面に塗布
された粘着剤とからなるものであるから、接合部の接合
強度や接着剤の塗布量不足を補うことにより、接合部の
クラックの発生を一層少なくできる。
【0021】請求項4記載のコーナーテープ貼り装置で
は、ガイド部により、コーナー部分に合うように注意し
ながら、本体を前方へ移動させる。こうして本体を移動
すると、テープホルダーに装着された粘着テープが繰出
され、テープ押え部の各押えロールによって粘着テープ
がコーナー外壁へ貼られて行くこととなる。この際、ガ
イド部を設けることにより、方向がずれることなく、コ
ーナー部分に沿って本体を移動させることが可能とな
る。また、漸次中央の凹みの角度が小さくなって行くよ
うに設定された押えロールを設けることにより、粘着テ
ープの曲げを徐々に大きくしコーナー外壁と粘着テープ
との間から空気を外へ押出しつつ粘着テープをコーナー
外壁へ沿って接着させて行くことができる。
【0022】請求項5記載のコーナーテープ貼り装置で
は、離型紙巻取部を備えることにより、粘着テープが両
面テープである場合に、離型紙を巻取って行くことが可
能となる。
【0023】請求項6のコーナーテープ貼り装置では、
軟質材で作られた押えロールが弾性変形して幅方向に対
して均一に粘着テープを圧着させることができるように
なるので、コーナー部分と粘着テープとの間の空気を外
へ押出す効果が一層高められる。
【0024】請求項7のコーナーテープ貼り装置では、
コーナー部分に折曲げて貼り付けられた粘着テープの両
側縁部に集中荷重を掛けることにより、粘着テープの両
側縁部の浮きを完全に無くすことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。
【0026】(第1実施例)図1〜図3は、請求項1に
係る本発明の一実施例であって、図1(イ)図はコーナ
ー外壁の斜視図、(ロ)図は(イ)図のコーナー外壁の
拡大横断面図、図2は製造過程のコーナー外壁の断面
図、図3はコーナー外壁の試験方法を示す説明図であ
る。
【0027】図1において、1はコーナー外壁であっ
て、このコーナー外壁1は、外壁2と外壁2とを90°
の角度に接合してなる長尺体で、その接合部Sを接着剤
3で接着すると共に、頂点を削り、頂点部にさらに接着
剤4を塗布してなるものである。そして、前記接合部S
の長手方向に沿い両外壁2、2に跨がる突出外壁面に粘
着テープ5が貼着され、その上に塗膜6が形成されてい
る。
【0028】上記コーナー外壁1の製造方法を、図2を
参照して説明する。
【0029】先ず、平板状外壁2の中央部に、表面側が
直角で裏面側が斜辺となる二等辺三角形状のVカット2
1を入れ(図2(イ)図参照)、このVカット面に接着
剤3を塗布して折り曲げ、外壁2、2を90°の角度に
接合する(図2(ロ)図参照)。
【0030】つぎに、接合された外壁2、2の頂点(突
出側角部)を削り、面取りされた頂点部22を形成する
(図2(ハ)図参照)。
【0031】上記頂点部22に、円弧を形成するように
接着剤4を塗布する(図2(ニ)図参照)。そして、こ
の接着剤4が塗布された表面を覆うように粘着テープ5
を貼付し(図2(ホ)図参照)、最後に粘着テープ5が
貼付された外側面と、外壁2表面にスプレー塗装して塗
膜6を形成する。
【0032】上記のコーナー外壁1を図3に示す試験装
置によりクラックの促進試験を実施した。
【0033】上記試験装置は、図に示すように、コーナ
ー外壁1の両端部に角パイプPを取り付け、この角パイ
プP、P間にターンバックルTを溶接して取り付けたも
のである。このターンバックルTを回転させて引っ張
り、(ロ)図に示すように、角度Kを1°として矯正
し、コーナー外壁1の角部に引張応力が作用するように
した。
【0034】上記試験装置に取り付けられたコーナー外
壁1を、温度60℃、湿度95%の試験室に2週間放置
した後試験室から取り出し、コーナー外壁1を観察した
ところ、接着剤3、4の内部にクラックが発生したが、
コーナー外壁1の表面外観には何ら異常は見られなかっ
た。
【0035】本実施例のコーナー外壁1は、接合部Sに
沿い両外壁2、2に跨がる突出外壁面に粘着テープ5が
貼着されているものであるから、接合部Sにクラックが
発生しても、接合部Sが粘着テープ5で覆われているの
で、外観および防水性が損なわれることはない。
【0036】なお、上記の実施例と比較のため、図2
(ニ)図に示すような粘着テープ5を貼着していないコ
ーナー外壁を、上記と同様の試験をしたところ、2週間
経過時において、塗装表面に通じる上記実施例より大き
なクラックが発生し、外観ならびに防水性に支障を来す
ものであった。
【0037】(第2実施例)図4、図5は、請求項2に
係る本発明の別の実施例であって、図4は粘着テープの
断面図、図5はコーナー外壁の要部を拡大して示す断面
図である。
【0038】以下の実施例において、前記実施例と同じ
ものは同符合を付けて説明を省略する。
【0039】10は、コーナー外壁であって、このコー
ナー外壁10に貼着されている粘着テープ50は、図4
に示すように、発泡ポリエチレンシート製の伸縮性を有
する基材51に粘着剤52が塗布され、両側部を除く中
央部に離型紙53が貼着され、非粘着になされている。
【0040】上記粘着テープ50が、両外壁2、2に跨
がる接合部の突出側外壁面に貼着され、接合部とその直
近に接する部分の粘着テープ50の粘着側面が、上記離
型紙53により非粘着になされているものである。
【0041】上記のコーナー外壁10を、第1実施例と
同様の条件で、図3に示すクラックの促進試験を実施し
たところ、接着剤3、4の内部に小さなクラックが発生
したが、このコーナー外壁10の表面外観には何ら異常
は見られなかった。
【0042】本実施例のコーナー外壁10は、粘着テー
プ50が伸縮性を有し、接合部とその直近に接する部分
の粘着テープ50の粘着側面が離型紙53により非粘着
になされているものであるから、コーナー外壁10の接
合部に集中的に働く膨張、収縮の力を粘着テープ50が
その一部を吸収して緩和し、接合部のクラックの発生を
少なくできる。
【0043】また、外壁2、2間の寸法変化に対して、
粘着テープ50の非粘着部分全体の伸縮で対応するの
で、塗膜6の寸法変化が小さく、塗膜6にクラックが発
生し難い。
【0044】さらに、外壁2、2間でクラックが発生し
ても、粘着テープ50がクラックを覆い、外観、防水性
が損なわれない。
【0045】(第3実施例)図6は、本発明の他の実施
例であって、粘着テープの断面図である。
【0046】55は、粘着テープであって、この粘着テ
ープ55は前記第1実施例のコーナー外壁1に使用した
粘着テープ5に替えて使用するものであって、これ以外
は第1実施例と同じであるので、説明を省略する。
【0047】上記粘着テープ55は、図に示すように、
伸縮性の小さいアルミニウム箔でなる基材56と、この
基材56の一側面に塗布された粘着剤57とからなり、
厚さが300μmになされている。
【0048】この粘着テープ55を、接着剤4が塗布さ
れた表面を覆うように貼付し(図2(ホ)図参照)、そ
の後粘着テープ55が貼付された外側面に塗装して塗膜
6を形成した。なお、粘着テープ55を貼着することに
より生じる段差を隠すため、この部分の塗装を多少厚塗
りする。
【0049】上記の粘着テープ55が貼着されたコーナ
ー外壁(不図示)を、前記第1実施例と同様の条件で、
クラックの促進試験を実施したところ、1か月経過後に
おいても接着剤3、4に何らのクラックの発生がなかっ
た。また、このコーナー外壁の表面外観には、勿論何ら
異常は見られなかった。
【0050】本実施例によると、粘着テープ55が、伸
縮性の小さい基材56と、この基材56の一側面に塗布
された粘着剤57とからなるものであるから、接合部の
接合強度や接着剤の塗布量不足を補うことにより、接合
部のクラックの発生を一層少なくできる。
【0051】(第4実施例)図7〜図10は、粘着テー
プ5、50、55をコーナー外壁に貼るためのコーナー
テープ貼り装置の実施例である。
【0052】該コーナーテープ貼り装置は、上部および
側部(図示せず)にグリップ60を有する本体61に、
粘着テープ5、50、55を装着するためのリール状を
したテープホルダー62と、粘着テープ5、50、55
が両面テープである場合に離型紙53を巻取るためのリ
ール状をした離型紙巻取部63とを備えている。このテ
ープホルダー62と離型紙巻取部63とは、シーブ6
4、65およびベルト66を用いて回転力が伝達される
ように接続されている。好ましくは、離型紙巻取部63
側のシーブ65をテープホルダー62側のシーブ64よ
りも小径にして、離型紙巻取部63側のシーブ65の回
転速度がテープホルダー62側のシーブ64の回転速度
よりも早くなるようにするのが良い。
【0053】そして、本体61のテープホルダー62と
離型紙巻取部63との間で、且つ、コーナー外壁に面し
た位置には、コーナー外壁に沿って並ぶ複数本の(図で
は8本となっている)押えロール67〜74からなるテ
ープ押え部75が設けられている。該テープ押え部75
を構成する複数本の押えロール67〜74には、中央に
凹みを有するものが含まれている。そして、中央の凹み
の角度は漸次小さくなっていくように設定されている。
この際、最終の一つ手前の押えロール73(仕上げ押さ
えロール73)の中央の凹みの角度をコーナー外壁のコ
ーナー部分の角度よりも小さくなるようにして、コーナ
ー部分に折曲げて貼り付けられた粘着テープ5、50、
55の両側縁部に集中荷重が掛かるようにする。
【0054】例えば、図8の場合、第二番目の押えロー
ル68の中央の凹みの角度は150゜、第四番目の押え
ロール70の中央の凹みの角度は120゜、第六番目の
押えロール72の中央の凹みの角度はコーナー部分の角
度と同じ90゜、第七番目の押えロール73の中央の凹
みの角度は80゜となっている。
【0055】また、テープ押え部75は、軟質材で作ら
れた押えロールと硬質材で作られた押えロールとを混在
させるようにする。例えば、図のコーナーテープ貼り装
置の場合、第三番目の押えロール69と第五番目の押え
ロール71とがスポンジやウレタンなどの軟質材で形成
され、残りの押えロール67、68、70、72〜74
が硬質材で形成されている。
【0056】更に、各押えロール67〜74は、中央の
凹み、即ち、最細部が同一径となるように形成され、且
つ、最細部が同一レベルに位置するように配列されてい
る。
【0057】また、テープホルダー62とテープ押え部
75の第一番目の押えロール67との間の部分には、テ
ープガイド76が設けられている。同様に、テープ押え
部75の最終の押えロール74と離型紙巻取部63との
間の部分には、テープガイド77が設けられている。な
お、テープガイド76、77は、なるべく大径のものを
使用する方が、位置出しのためには好ましい。
【0058】更に、本体61の前部には、テープ押え部
75の各押えロール67〜74に対して直列に、複数本
のセンター目印ロール78、79からなるガイド部80
が設けられている。センター目印ロール78、79は、
図9に示すように、中央に90゜の凹みを有するロール
で構成されている。図では、センター目印ロール78、
79は、2本設けられている。
【0059】加えて、本体61の後部には、テープ切断
部81が設けられている。該テープ切断部81は、図1
0に示すように、C字断面を有するスライドガイド82
に、カッター歯83を交換可能に取付けられた操作レバ
ー84が移動自在に嵌合され、スライドガイド82と操
作レバー84との間には、カッター歯83が引込む方向
へ操作レバー84を付勢するスプリング85が介装され
ている。
【0060】かかる構成によれば、先ず、リール状をし
たテープホルダー62に粘着テープ5、50、55を装
着し、粘着テープ5、50、55を、テープガイド76
を介してテープ押え部75の各押えロール67〜74の
下へ通し、更に、粘着テープ5、50、55から離型紙
53を剥がして、離型紙53のみをテープガイド77を
介して離型紙巻取部63へ巻付けさせようにする。
【0061】この状態で、本体61をコーナー外壁の上
へ移動し、テープ押え部75の各押えロール67〜74
およびガイド部80のセンター目印ロール78、79の
中央の凹みがコーナー外壁の頂点に合うように、本体6
1をコーナー外壁の上へ置く。この際、テープガイド7
6、77を大径とすると、粘着テープ5、50、55が
安定して支持されるようになるので、本体61のコーナ
ー外壁に対する位置出しが容易となる。
【0062】そして、センター目印ロール78、79の
中央の凹みがコーナー外壁の頂点に合うように注意しな
がら、グリップ60を持って本体61を前方へ移動させ
る。このように、センター目印ロール78、79などの
ガイド部80を設けることにより、方向がずれることな
く、コーナー外壁の頂点に沿って本体61を移動させる
ことが可能となる。
【0063】このように本体61を移動すると、テープ
ホルダー62から粘着テープ5、50、55が繰出さ
れ、テープ押え部75の各押えロール67〜74によっ
て粘着テープ5、50、55がコーナー外壁へ貼られて
行くこととなる。
【0064】この際、テープ押え部75の各押えロール
67〜74のうち第一番目の押えロール67が粘着テー
プ5、50、55をコーナー外壁の頂点へ接着させる。
そして、中央に凹みを有する押えロール68、70,7
2,73が粘着テープ5、50、55に、後ろ側へ行く
に従い徐々に大きくなる曲げを与えつつ粘着テープ5、
50、55をコーナー外壁へ接着させて行く。
【0065】なお、中央に凹みのある押えロール68、
70,72,73が粘着テープ5、50、55の曲げを
徐々に大きくして行く際には、同時に、コーナー外壁と
粘着テープ5、50、55との間から空気が外へ押出さ
れることになる。また、テープ押え部75に、軟質材で
作られた押えロールと硬質材で作られた押えロールとを
混在させることにより、軟質材で作られた押えロール6
9、71が弾性変形して幅方向に対して均一に粘着テー
プ5、50、55を圧着させることができるようになる
ので、コーナー外壁と粘着テープ5、50、55との間
の空気を外へ押出す効果が一層高められる。
【0066】更に、最終の一つ手前の押えロール73の
中央の凹みの角度をコーナー外壁のコーナー部分の角度
よりも小さくすることにより、粘着テープ5、50、5
5の両側縁部に集中荷重が掛かるようにすることができ
るので、粘着テープ5、50、55の両側縁部の浮きを
完全に無くすことができる。
【0067】一方、テープホルダー62と離型紙巻取部
63とは、シーブ64、65およびベルト66を用いて
接続されているので、粘着テープ5、50、55の繰出
しに応じて離型紙巻取部63も回転駆動されることとな
り、粘着テープ5、50、55が両面テープである場合
に離型紙53は離型紙巻取部63へ自動的に巻取られて
行く。離型紙巻取部63側のシーブ65をテープホルダ
ー62側のシーブ64よりも小径にして、離型紙巻取部
63側のシーブ65の回転速度がテープホルダー62側
のシーブ64の回転速度よりも早くなるようにすれば、
離型紙53をたるませずに巻取って行くことができる。
【0068】最後に、粘着テープ5、50、55をテー
プ切断部81で切断する。即ち、スプリング85の付勢
力に抗して操作レバー84を押すことにより、カッター
歯83が出て来て粘着テープ5、50、55を切断し、
操作レバー84を離すとスプリング85の付勢力によっ
てカッター歯83が引込むようになっている。このよう
に、テープ切断部81を本体61と一体に設けることに
より、簡単且つきれいに粘着テープ5、50、55を切
断することが可能となる。しかも、粘着テープ5、5
0、55を切断する際にいちいちナイフなどの切断具を
探す手間がなくなり、且つ、ナイフなどの切断具を無く
したりするおそれもない。
【0069】このように、本実施例のコーナーテープ貼
り装置を使用することにより、短時間のうちに、粘着テ
ープ5、50、55をきれいにコーナー外壁へ貼ること
が可能となる。例えば、手作業で粘着テープ5、50、
55を貼る場合に数分掛っていたところが、本実施例の
コーナーテープ貼り装置を用いると、十数秒できれいに
仕上げることが可能となる。
【0070】(第5実施例)図11は、粘着テープ5、
50、55をコーナー外壁に貼るためのコーナーテープ
貼り装置の他の実施例である。
【0071】本実施例では、粘着テープ5、50、55
が両面テープでない場合(粘着テープの片面に事前に塗
膜を形成したものなどの場合)に、離型紙巻取部63を
省略したものである。このようにしても、上記第4実施
例と同様の効果を得ることができる。
【0072】上記以外については、前記第4実施例と同
様の構成を備えており、同様の作用・効果を得ることが
できる。
【0073】
【発明の効果】請求項1記載のコーナー外壁は、接合部
に沿い両外壁に跨がって突出側外壁面に粘着テープが貼
着されているものであるから、接合部の接合強度や接着
剤の塗布量不足を補うことにより、接合部のクラックの
発生を少なくできる。
【0074】また、この粘着テープが貼着されたコーナ
ー外壁の外面を塗装して仕上げると、接合部にクラック
が発生しても、接合部が粘着テープで覆われているの
で、外観および防水性が損なわれることはない。
【0075】請求項2記載のコーナー外壁は、粘着テー
プが伸縮性を有し、接合部とその直近に接する部分の粘
着テープの粘着側面が非粘着になされているものである
から、コーナー外壁の接合部に集中的に働く膨張、収縮
の力を緩和し、接合部のクラックの発生を少なくでき
る。
【0076】請求項3記載のコーナー外壁は、粘着テー
プが、伸縮性の小さい基材と、この基材の一側面に塗布
された粘着剤とからなるものであるから、接合部の接合
強度や接着剤の塗布量不足を補うことにより、接合部の
クラックの発生を一層少なくできる。
【0077】請求項4のコーナーテープ貼り装置では、
ガイド部により、コーナー部分に合うように注意しなが
ら、本体を前方へ移動させる。こうして本体を移動する
と、テープホルダーに装着された粘着テープが繰出さ
れ、テープ押え部の各押えロールによって粘着テープが
コーナー外壁へ貼られて行くこととなる。この際、ガイ
ド部を設けることにより、方向がずれることなく、コー
ナー部分に沿って本体を移動させることが可能となる。
また、漸次中央の凹みの角度が小さくなって行くように
設定された押えロールを設けることにより、粘着テープ
の曲げを徐々に大きくしコーナー外壁と粘着テープとの
間から空気を外へ押出しつつ粘着テープをコーナー外壁
へ沿って接着させて行くことができる。
【0078】請求項5のコーナーテープ貼り装置では、
離型紙巻取部を備えることにより、粘着テープが両面テ
ープである場合に、離型紙を巻取って行くことが可能と
なる。
【0079】請求項6のコーナーテープ貼り装置では、
軟質材で作られた押えロールが弾性変形して幅方向に対
して均一に粘着テープを圧着させることができるように
なるので、コーナー部分と粘着テープとの間の空気を外
へ押出す効果が一層高められる。
【0080】請求項7のコーナーテープ貼り装置では、
コーナー部分に折曲げて貼り付けられた粘着テープの両
側縁部に集中荷重を掛けることにより、粘着テープの両
側縁部の浮きを完全に無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であって、(イ)図はコーナ
ー外壁の斜視図、(ロ)図は(イ)図のコーナー外壁の
拡大横断面図である。
【図2】(イ)〜(ホ)は製造過程のコーナー外壁の断
面図である。
【図3】(イ)及び(ロ)はコーナー外壁の試験方法を
示す説明図である。
【図4】本発明の別の実施例であって、粘着テープの断
面図である。
【図5】コーナー外壁の要部を拡大して示す断面図であ
る。
【図6】本発明の他の実施例であって、粘着テープの断
面図である。
【図7】本発明のコーナーテープ貼り装置の一実施例の
概略側面図である。
【図8】図7のテープ押え部の押えロールの配置図であ
る。
【図9】図7のガイド部のセンター目印ロールの配置図
である。
【図10】図7のテープ切断部の概略斜視図である。
【図11】本発明のコーナーテープ貼り装置の他の実施
例の概略側面図である。
【符号の説明】
1 コーナー外壁 2 外壁 3、4 接着剤 5、50、55 粘着テープ 6 塗膜 51、56 基材 52、57 粘着剤 53 離型紙 61 本体 62 テープホルダー 63 離型紙巻取部 68〜74 押えロール 75 テープ押え部 80 ガイド部 81 テープ切断部 S 接合部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E04B 2/56 644 E04B 2/56 644B E04F 13/06 E04F 13/06 A // B23P 21/00 302 B23P 21/00 302A B65H 35/07 B65H 35/07 Q (72)発明者 岡本 雄一郎 群馬県佐波郡境町下淵名54 積水化学工業 株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁と外壁とを180°以下の角度に接
    合し、この接合部を接着剤で接着してなるコーナー外壁
    において、前記接合部に沿い両外壁に跨がって突出側外
    壁面に粘着テープが貼着されていることを特徴とするコ
    ーナー外壁。
  2. 【請求項2】 前記粘着テープが伸縮性を有し、接合部
    とその直近に接する部分の粘着テープの粘着側面が非粘
    着になされていることを特徴とする請求項1記載のコー
    ナー外壁。
  3. 【請求項3】 前記粘着テープが、伸縮性の小さい基材
    と、この基材の一側面に塗布された粘着剤とからなるこ
    とを特徴とする請求項1記載のコーナー外壁。
  4. 【請求項4】 粘着テープを装着するためのテープホル
    ダーと、テープホルダーから繰出された粘着テープをコ
    ーナー部分に貼るためのテープ押え部と、コーナー部分
    に沿って案内するためのガイド部とを本体に備え、テー
    プ押え部が、漸次角度が小さくなる凹みを中央に有する
    複数本の押えロールを含むことを特徴とするコーナーテ
    ープ貼り装置。
  5. 【請求項5】 前記本体が、離型紙巻取部を備えたこと
    を特徴とする請求項4記載のコーナーテープ貼り装置。
  6. 【請求項6】 前記テープ押さえ部が、軟質材からなる
    押さえロールを備えたことを特徴とする請求項4または
    請求項5記載のコーナーテープ貼り装置。
  7. 【請求項7】 前記テープ押さえ部が、コーナー部分に
    折曲げて貼り付けられた粘着テープの両側縁部に集中荷
    重を掛ける押えロールを備えたことを特徴とする請求項
    4ないし請求項6いずれかに記載のコーナーテープ貼り
    装置。
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