JPH1171551A - フレキシブル回路オーバーコート用樹脂組成物 - Google Patents

フレキシブル回路オーバーコート用樹脂組成物

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JPH1171551A
JPH1171551A JP9234022A JP23402297A JPH1171551A JP H1171551 A JPH1171551 A JP H1171551A JP 9234022 A JP9234022 A JP 9234022A JP 23402297 A JP23402297 A JP 23402297A JP H1171551 A JPH1171551 A JP H1171551A
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JP
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polybutadiene
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Hiroshi Orikabe
宏 織壁
Tadahiko Yokota
忠彦 横田
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Ajinomoto Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 熱硬化のフレキシブル回路オーバーコート用樹脂組成物
であって、特定のポリブタジエンポリオール、特定のポ
リエステルポリオール及びポリブタジエンポリブロック
イソシアネートを含有する樹脂組成物。 【課題】柔軟性、硬化時の低収縮性、密着性、電気絶縁
性、耐薬品性、耐熱性などの諸特性を十分に満足できる
性能を有すること。 【構成】(A)数平均分子量が1000〜8000で1
分子当たり2〜10個の水酸基を持つポリブタジエンポ
リオール、(B)数平均分子量が13000〜3000
0で、1分子当たり2〜10個の水酸基を持つポリエス
テルポリオールと、(C)数平均分子量が1000〜8
000で1分子当たり2〜10個の水酸基を持つポリブ
タジエンポリブロックイソシアネートを含み、このうち
ポリオールの重量比が固形分において(A):(B)=
40:60〜90:10の範囲とし、ポリブロックイソ
シアネート(C)の量が、ポリオールの総水酸基当量に
対し、0.8〜3.5当量となるフレキシブル回路オー
バーコート用樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は特に柔軟性及び硬化時の
低収縮性の点で優れた熱硬化のフレキシブル回路オーバ
ーコート用樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来技術】従来、フレキシブル配線回路の表面保護膜
は、カバーレイフィルムと呼ばれるポリイミドフィルム
をパターンに合わせた金型をつくり打ち抜いたのち、接
着剤を用いて張り付けるタイプや、可とう性を持たせた
紫外線硬化型、または熱硬化型のオーバーコート剤をス
クリーン印刷法により塗布するタイプのものであり、特
に後者は作業性の点で有用であった。これら硬化タイプ
のオーバーコート剤には、主にエポキシ樹脂系、アクリ
ル樹脂系、あるいはこれらの複合系よりなる樹脂組成物
が知られている。これらは、特にブタジエン骨格やシロ
キサン骨格、長鎖脂肪族骨格の導入などの変成を行った
樹脂を主成分とすることが多く、これにより、本来ある
耐熱性や、耐薬品性、電気絶縁性の低下をなるべく押さ
えながら、柔軟性の向上や、硬化収縮による反りの発生
を抑制を行ってきた。しかしながら、近年、電子機器の
軽量小型化に伴いフレキシブル基板も軽薄化が進み、こ
れに伴い、オーバーコートする樹脂組成物の柔軟性や硬
化収縮の影響が、より顕著に現れるようになってきてい
る。このため、硬化タイプのオーバーコート剤では、柔
軟性や硬化収縮による反りの点で、要求性能を満足でき
なくなっているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの点で、フレキ
シブル回路用オーバーコート剤の特性として必要な、柔
軟性、硬化時の低収縮性、密着性、電気絶縁性、耐薬品
性、耐熱性などの諸特性を十分に満足できる性能を有す
る樹脂組成物は現在、見い出されていない。
【0004】
【課題を解決しようとする手段】本発明者らは、上記問
題点を解決するため鋭意検討した結果、数平均分子量が
1000〜8000で1分子当たり2〜10個の水酸基
を持つポリブタジエンポリオールと、数平均分子量が1
3000〜30000で、1分子当たり2〜10個の水
酸基を持つポリエステルポリオールと、数平均分子量が
1000〜8000で1分子当たり2〜10個の水酸基
を持つポリブタジエンポリブロックイソシアネートを所
定の比で混合することにより、柔軟性、硬化時の低収縮
性、密着性、電気絶縁性、耐薬品性、耐熱性などの諸特
性を十分に満足できる性能を有する樹脂組成物が得られ
ることを見いだし本発明を完成させた。
【0005】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明は成分として、
(A)数平均分子量が1000〜8000で、1分子当
たり2〜10個の水酸基を有するポリブタジエンポリオ
ール、(B)数平均分子量が13000〜30000
で、1分子当たり2〜10個の水酸基を有するポリエス
テルポリオール及び(C)数平均分子量が1000〜8
000で、1分子当たり2〜10個の水酸基を有するポ
リブタジエンポリブロックイソシアネートを必須成分と
し、ポリオールの重量比が固形分において(A):
(B)=40:60〜90:10であり、ポリブロック
イソシアネート(C)の量がポリオールの総水酸基当量
に対し、0.8〜3.5当量であるフレキシブル回路オ
ーバーコート用樹脂組成物である。以下、本発明を詳細
に説明する。
【0006】上記(A)成分である数平均分子量が10
00〜8000で、1分子当たり2〜10個の水酸基を
有するポリブタジエンポリオールは耐熱性、耐薬品性な
ど剛直性樹脂に見られる特性と、可とう性、低収縮性な
ど柔軟性樹脂に見られる特性の両方を付与させるのに重
要である。分子量がこの範囲よりも小さくなる場合や、
1分子当たりの水酸基の数がこの範囲よりも大きくなる
場合は、硬化時の架橋密度が高くなるため、より固い硬
化物となり、硬化塗膜の柔軟性や硬化時の低収縮性に関
して十分な物性は得られない。一方、分子量がこの範囲
よりも大きくなる場合や、1分子当たりの水酸基の数が
この範囲よりも小さくなる場合は、硬化時の架橋密度が
低くなるため、より柔軟な硬化物となる反面、硬化塗膜
の耐熱性や耐薬品性が著しく低下する。また、この成分
(A)がポリブタジエン骨格であることより、柔軟性や
硬化時の低収縮性をより向上させる効果がある。
【0007】(B)成分である数平均分子量が1300
0〜30000で、1分子当たり2〜10個の水酸基を
有するポリエステルポリオールは柔軟性向上、硬化時の
低収縮性など、柔軟性硬化物に見られる特性を付与させ
るとともに、樹脂骨格に含まれる極性の高いエステル結
合の影響から、下地との密着性を向上させるのに重要で
ある。
【0008】(C)成分である数平均分子量が1000
〜8000で、1分子当たり2〜10個のブロックイソ
シアネート基を有するポリブタジエンポリブロックイソ
シアネートは耐熱性、耐薬品性など剛直性樹脂に見られ
る特性と、可とう性、低収縮性など柔軟性樹脂に見られ
る特性の両方を付与させるのに重要である。分子量がこ
の範囲よりも小さくなる場合や、1分子当たりの水酸基
の数がこの範囲よりも大きくなる場合は、硬化時の架橋
密度が高くなるため、より固い硬化物となり、硬化塗膜
の柔軟性や硬化時の低収縮性に関して十分な物性は得ら
れない。一方、分子量がこの範囲よりも大きくなる場合
や、1分子当たりの水酸基の数がこの範囲よりも小さく
なる場合は、硬化時の架橋密度が低くなるため、より柔
軟な硬化物となる反面、硬化塗膜の耐熱性や耐薬品性が
著しく低下する。また、この成分(A)がポリブタジエ
ン骨格であることより、柔軟性や硬化時の低収縮性をよ
り向上させる効果がある。
【0009】ポリブタジエンポリオール(A)だけを単
独でポリブタジエンポリイソシアネート(B)で硬化さ
せる場合は、比較的、耐熱性、耐薬品性と柔軟性、硬化
時の低収縮性についてバランスの良い硬化物になるもの
の、完全には柔軟性、硬化時の低収縮性、下地との密着
性について十分に満足できる特性とは言えないレベルで
あるため、ポリエステルポリオール(B)と組み合わせ
ることが必要である。すなわち、(A):(B)=4
0:60〜90:10の範囲で混合して用いるのが好ま
しく、ポリオール(A)がこの範囲よりも少ない場合
は、架橋密度が下がりすぎるため、塗膜の耐熱性、耐薬
品性などの特性が著しく低下する。また、ポリブタジエ
ンポリブロックイソシアネート(C)の量は、ポリオー
ルの総水酸基当量に対し、0.8〜3.5当量となるこ
とが好ましく、これよりも多い場合も少ない場合もとも
に架橋密度が低下しすぎるため、塗膜の耐熱性、耐薬品
性などの特性が著しく低下する。
【0010】ポリブタジエンポリオール(A)として
は、数平均分子量が1000〜8000で、水酸基の数
が1分子当たり2〜10個であり、ブタジエン骨格を持
つものであるならばどのようなものでも良く、例えば、
G−1000、GI−1000、GQ−1000、(以
上、日本曹達(株)社製)、R−45EPI(出光石油
化学(株)社製)などが挙げられる。
【0011】ポリエステルポリオール(B)としては、
数平均分子量が13000〜30000で、水酸基の数
が1分子当たり2〜10個であり、ポリエステル骨格を
持つものであるならばどのようなものでも良く、例えば
バイロン−200、バイロン−103、バイロン−60
0(以上、東洋紡績(株)社製)、エリーテルUE34
00、UE3500、UE3600(以上、ユニチカ
(株)社製)、アロンメルトPES310−S30、P
ES340−S30、PES390−S30(東亞合成
化学工業(株)社製)などが挙げられる。
【0012】ポリブタジエンポリブロックイソシアネー
ト(C)は、イソシアネート基含有ポリブタジエンポリ
イソシアネートをブロック剤でブロックして得られるも
のであり、このポリブタジエンポリイソシアネートとし
ては、例えば、トルエン−2,4−ジイソシアネート、
トルエン−2,6−ジイソシアネート、ヘキサメチレン
ジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ジフ
ェニルメタンジイソシアネート、イソホロンジイソシア
ネートなどのジイソシアネートや、イソシアネート基の
環化3量化反応を利用し上記ジイソシアネートを3官能
以上にしたものや、イソシアネート基の一部を種々のポ
リオールと反応させ3官能以上にしたものと、数平均分
子量が600〜7000水酸基含有ポリブタジエンとを
反応させたものであり、例えば、TP−1002(日本
曹達(株)製)や、HTP−9、HTP−5MLD、ユ
ニマックスP(以上、出光石油化学(株)製)などが挙
げられる。またブロック剤としては、イソシアネート基
と反応しうる活性水素を1分子中に1個だけ有する化合
物で、イソシアネート基と反応した後も170℃以下の
温度で再び解離するものが好ましく、ε−カプロラクタ
ム、マロン酸ジエチル、アセト酢酸エチル、アセトオキ
シム、メチルエチルケトオキシム、フェノール、クレゾ
ールなどが挙げられる。
【0013】また、本発明は、以上の必須成分の他に必
要に応じて、ポリオールとイソシアネートの硬化促進剤
や、充填剤、添加剤、チキソ剤、溶剤等を添加しても差
し支えない。特に、耐折り曲げ性をより向上させるため
にはゴム微粒子を添加することが好ましく、また、下地
の銅回路や、ポリイミド、ポリエステルフィルムなどの
ベース基材、接着剤層との密着性をより向上させるため
にはポリアミド微粒子を添加することが好ましい。
【0014】ゴム微粒子としては、アクリロニトリルブ
タジエンゴム、ブタジエンゴム、アクリルゴムなどのゴ
ム弾性を示す樹脂に化学的架橋処理を行施し、有機溶剤
に不溶かつ不融とした樹脂の微粒子体であるものならば
どのようなものでも良く、例えば、XER−91(日本
合成ゴム(株)社製)、スタフィロイドAC3355、
AC3832、IM101(以上、武田薬品工業(株)
社製)パラロイドEXL2655、EXL2602(以
上、呉羽化学工業(株)社製)などが挙げられる。
【0015】ポリアミド微粒子としては、ナイロンのよ
うな脂肪族ポリアミドやケブラーのような芳香族ポリア
ミド、さらには、ポリアミドイミドなど、アミド結合を
有する樹脂の50ミクロン以下の微粒子であればどのよ
うなものでも良く、例えば、VESTOSINT 2070(ダイセ
ルヒュルス(株)社製)や、SP500(東レ(株)社
製)などが挙げられる
【0016】
【実施例】以下、本発明に用いられるポリオールとブロ
ックイソシアネートの製造例及び、本発明の実施例を比
較例とともに以下に挙げ、本発明をにより具体的に説明
する。
【0017】
【製造例】
<樹脂ワニスEの製造>反応容器にバイロン−200
(OH末端ポリエステル、Mn=約15000、OH当
量=7014g/eq.、固形分100w%:東洋紡績
(株)社製)2250gと、エチルジグリコールアセテ
ート(ダイセル化学工業(株)社製)1833g、イプ
ゾール150(出光石油化学(株)社製)917gを入
れ、130℃に加熱しながら撹拌し、溶解させて樹脂ワ
ニスEを得た。 樹脂ワニスEの性状:Mn=約15000、OH当量
(溶剤含)=15586g/eq.、固形分=45w%
【0018】<樹脂ワニスFの製造>反応容器にG−1
000(OH末端ポリブタジエン、Mn=約1600、
OH当量=801g/eq.、固形分=100w%:日
本曹達(株)社製)1000gと、イプゾール150
(出光石油化学(株)社製)591g、ジブチル錫ラウ
レート0.1gを混合し均一に溶解させる。均一になっ
たところで70℃に昇温し、更に撹拌しながら、トルエ
ン−2,4−ジイソシアネート(NCO当量=87.0
8g/eq.)97.8gを2時間かけて滴下し、更に
1時間保持、FT−IRより2250cm−1のNCO
ピークの消失が確認されたところで降温し、樹脂ワニス
Fを得た。 樹脂ワニスFの性状:Mn=約17000、OH当量
(溶剤含)=13532g/eq.、固形分=65w%
【0019】<樹脂ワニスGの製造>反応容器にHTP
−9(NCO末端ポリブタジエン、NCO当量=467
g/eq.、固形分=100w%:出光石油化学(株)
社製)1000gと、エチルジグリコールアセテート
(ダイセル化学工業(株)社製)216gと、ジブチル
錫ラウレート0.1gを混合し均一に溶解させる。均一
になったところで70℃に昇温し、更に撹拌しながら、
メチルエチルケトオキシム(分子量87.12)224
gを2時間かけて滴下し、更に1時間保持、FT−IR
より2250cm−1のNCOピークの消失が確認され
たところで降温し、樹脂ワニスGを得た。 樹脂ワニスGの性状:NCO当量=672.5g/e
q.、固形分=85w%
【0020】<塗膜の評価方法> 硬化収縮による反り量:35mm×60mm×75μ
mのポリイミドフィルム上に25mm×35mm×25
μmで塗布し、硬化後の反り量を測定。 耐折り曲げ性試験:マンドレル試験。1〜1/8イン
チ径の範囲で折り曲げ試験を行う。→表示はクラックの
発生しない最小径を示す。 鉛筆硬度:JIS D0202に準じる。 電気絶縁性:導体幅0.318mmのくし型電極に塗
布し、煮沸1時間後の電気抵抗を測定。 耐薬品性:アセトンあるいはイソプロパノールをしみ
込ませたウエスで、塗膜をラビング。→○:異常なし、
×:塗膜劣化 ハンダ耐熱性:塗膜にフラックスJS−64MS−S
を塗布し、それを260℃のハンダ浴に10秒間浸漬。
→ ○:異常なし、:膨れ発生 耐折り曲げ性:JIS C5016に準じて行った。
折り曲げ面の半径は0.38mmとし、クラックが入る
までの折り曲げ回数を測定。 →×:10回以下、△:10〜1000回、○:100
0〜2000回、◎:2000回以上 密着性:JIS D0202に準じる。基材として、
銅、ポリイミド、及び、フレキシブル基板の接着剤層上
で行った。 →×:0/100〜50/100、△:51/100〜
99/100、○:100/100
【0021】
【実施例1〜4】 <硬化性樹脂組成物の調整> (A)成分:ポリブタジエンポリオール ・G−1000(OH末端ポリブタジエン、Mn=約1
500、OH当量=801g/eq.、固形分=100
w%:日本曹達(株)社製) (B)成分:ポリエステルポリオール ・樹脂ワニスE(OH末端ポリエステル、Mn=約17
000、OH当量(溶剤含)=15586g/eq.、
固形分=45w%) (A),(B)成分以外のポリオール ・デスモフェンA665(アクリルポリオール、Mn=
約1000、OH当量(溶剤含)=607g/eq.、
固形分=65w%:住友バイエルウレタン(株)社製) ・樹脂ワニスF(OH末端ポリブタジエン、Mn=約1
7000、OH当量(溶剤含)=13532g/eq.
固形分65w%) (C)成分:ポリブタジエンポリブロックイソシアネー
ト ・樹脂ワニスG(NCO末端ポリブタジエン、NCO当
量=672.5g/eq.、固形分=85w%) (C)成分以外のポリブロックイソシアネート ・LS4265(イソホロンジイソシアネート3量化体
のオキシムブロック、NCO当量(溶剤含)=519g
/eq.、固形分=65w%:住友バイエルウレタン
(株)社製)
【0022】前記のポリオール及びポリブロックイソシ
アネートを表1に従い配合し、更にその他成分として、
硬化促進剤としてジブチル錫ラウレート、ダレ防止剤と
してアエロジル200(日本アエロジル(株)社製)、
粘度調整溶剤としてカルビトールアセテートを配合ごと
に適量加えて混合し、3本ロールを用いて混練りして、
表1に示した試料A1〜4を調整した。前記試料A1〜
A4を任意の基材に約25μm厚に塗布し、150℃×
60分の条件で硬化を行い、試験サンプルを作製した。
測定結果を表2に示す。これより、本発明の硬化性樹脂
組成物の塗膜は、反り量が特に小さく、柔軟性や、耐薬
品性、耐熱性、電気絶縁性、密着性にも優れ、各特性が
良くバランスしている。なお、表中の数値は、原料中の
溶剤分を含んだ重量部を表す。
【0023】
【表1】
【0024】
【比較例1〜3】実施例に準拠し、表1に示した配合で
各試料B1〜3を調整し、評価した。結果を表2に併せ
記載した。
【0025】
【表2】
【0026】
【発明の効果】実施例に示すように、本発明の樹脂組成
物は、特に柔軟性、硬化時の反りに優れ、かつ、耐薬品
性、耐熱性、電気絶縁性、密着性に優れた熱硬化性の樹
脂組成物であり、フレキシブル回路のオーバーコート剤
として適している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 75/04 C08L 75/04 H05K 3/28 H05K 3/28 F

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】成分 (A)数平均分子量が1000〜8000で、1分子当
    たり2〜10個の水酸基を有するポリブタジエンポリオ
    ール、(B)数平均分子量が13000〜30000
    で、1分子当たり2〜10個の水酸基を有するポリエス
    テルポリオール及び(C)数平均分子量が1000〜8
    000で、1分子当たり2〜10個のブロックイソシア
    ネート基を有するポリブタジエンポリブロックイソシア
    ネートを必須成分とし、ポリオールの重量比が固形分と
    して(A):(B)=40:60〜90:10であり、
    ポリブロックイソシアネートの量がポリオールの総水酸
    基当量に対し、0.8〜3.5当量であるフレキシブル
    回路オーバーコート用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】ゴム微粒子及び/又はポリアミド微粒子を
    含有してなる請求項1記載のフレキシブル回路オーバー
    コート用樹脂組成物。
JP9234022A 1997-08-14 1997-08-29 フレキシブル回路オーバーコート用樹脂組成物 Pending JPH1171551A (ja)

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