JPH1171297A - 癌細胞アポトーシス誘導能増強剤及び癌細胞アポトーシス誘導性組成物 - Google Patents

癌細胞アポトーシス誘導能増強剤及び癌細胞アポトーシス誘導性組成物

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JPH1171297A
JPH1171297A JP9250051A JP25005197A JPH1171297A JP H1171297 A JPH1171297 A JP H1171297A JP 9250051 A JP9250051 A JP 9250051A JP 25005197 A JP25005197 A JP 25005197A JP H1171297 A JPH1171297 A JP H1171297A
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JP
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cancer cell
cell apoptosis
inducing
apoptosis
protein polysaccharide
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JP9250051A
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Chikanari Takahata
京也 高畑
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Kureha Corp
Original Assignee
Kureha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来公知の癌細胞アポトーシス誘導性化合物
よりも高い誘導率で、癌細胞に対してアポトーシスを誘
導することができる、癌細胞アポトーシス誘導性化合物
の癌細胞アポトーシス誘導能増強剤、及び癌細胞アポト
ーシス誘導性組成物を提供する。 【解決手段】 前記癌細胞アポトーシス誘導能増強剤
は、有効成分として、カワラタケ属に属する担子菌の菌
糸体、培養物、又は子実体から得られるタンパク多糖体
を含有する。前記癌細胞アポトーシス誘導性組成物は、
有効成分として、前記タンパク多糖体と、癌細胞アポト
ーシス誘導性化合物とを含有する(但し、前記タンパク
多糖体と前記癌細胞アポトーシス誘導性化合物とが同一
である場合を除く)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、癌細胞アポトーシ
ス誘導性化合物の癌細胞アポトーシス誘導能の増強剤
(以下、単に癌細胞アポトーシス誘導能増強剤と称する
ことがある)、及びそれを含有する癌細胞アポトーシス
誘導性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】癌の基礎研究又は臨床研究において、ア
ポトーシスを癌治療に利用する試みが行なわれており、
癌細胞に対してアポトーシスを誘導する作用を有する種
々の化合物(以下、癌細胞アポトーシス誘導性化合物と
称する)における抗癌作用が検討されている。例えば、
制癌剤として用いられるエトポシド、5−フルオロウラ
シル、及びアドリアマイシン(ADM)や、癌のBRM
(biological response modi
fiers:生物学的応答調節剤)療法で用いられるP
SK、OK−432、及びレンチナンなどが、癌細胞に
対してアポトーシスを誘導することが知られている[日
本癌学会総会記事,第421頁(平成7年10月);日
本癌学会総会記事,第507頁(平成8年10月);及
び日本癌治療学会総会予稿集,第107頁(平成7年9
月)]。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、種々の化
合物の有するアポトーシス誘導能及びその投与方法を鋭
意研究したところ、癌細胞アポトーシス誘導性化合物を
投与する際に、カワラタケ属に属する担子菌由来のタン
パク多糖体を併用投与すると、前記タンパク多糖体が癌
細胞アポトーシス誘導性化合物の誘導能を増強すること
ができることを見出した。前記タンパク多糖体の中には
アポトーシス誘導能を有するものがあることは従来から
知られていたが、そのようなタンパク多糖体が他の癌細
胞アポトーシス誘導性化合物の誘導能を相乗的に増強す
ることは、従来全く知られておらず、本発明は、こうし
た知見に基づくものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、カワラタケ属
に属する担子菌の菌糸体、培養物、又は子実体から得ら
れるタンパク多糖体を有効成分として含有することを特
徴とする、癌細胞アポトーシス誘導性化合物(但し、前
記タンパク多糖体と前記癌細胞アポトーシス誘導性化合
物とが同一である場合を除く)の癌細胞アポトーシス誘
導能増強剤に関する。また、本発明は、カワラタケ属に
属する担子菌の菌糸体、培養物、又は子実体から得られ
るタンパク多糖体と、癌細胞アポトーシス誘導性化合物
とを有効成分として含有する(但し、前記タンパク多糖
体と前記癌細胞アポトーシス誘導性化合物とが同一であ
る場合を除く)ことを特徴とする、癌細胞アポトーシス
誘導性組成物にも関する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明による癌細胞アポトーシス誘導能増強剤、
又は本発明による癌細胞アポトーシス誘導性組成物にお
いて有効成分として用いるタンパク多糖体は、サルノコ
シカケ科(Basidiomycetes)のカワラタ
ケ属(Coriolus versicolor)に属
する担子菌から得られるタンパク多糖体である。本発明
において有効成分として用いることのできるカワラタケ
属に属する担子菌由来のタンパク多糖体は、例えば、特
公昭46−17149号、特公昭51−36322号、
特公昭56−14274号、特公昭56−14275
号、及び特公昭56−14276号各公報などに記載さ
れている。すなわち、カワラタケ属に属する天然の担子
菌、又はカワラタケ属に属する担子菌の人工培養によっ
て得た菌糸体、培養物、若しくは子実体を、水又は水系
溶媒によって抽出する。本明細書において、水系溶媒と
は、水を主体とした抽出溶媒であって、水に可溶性の
酸、塩基、塩、又は有機溶媒の1種以上を少量含む溶媒
を意味する。
【0006】人工培養は、例えば、カワラタケ属に属す
る担子菌が着生している腐朽植物体の一部、あるいはそ
の植物体上に発生している子実体の組織、又は胞子を適
当な寒天培地に移植し、数週間培養し、この培養操作を
更に2〜3回繰り返し行って、雑菌の混入が無いことを
確認した後、これを母菌として液体培地又は固形培地に
接種して培養を行う。液体培地における培養には、例え
ば、静置、振盪、通気、及び通気撹拌培養等が含まれ、
固形培地としては、例えば、寒天、ゼラチン、澱粉、鋸
屑、木材、パルプ、海綿、合成樹脂、ゴム、又は砂粒等
を挙げることができ、それらを適宜組み合わせることも
できる。前記の担子菌を培養するための培地は、固体又
は液体の何れでも使用可能であるが、液体の方が取り扱
い及び生産性の点から非常に便利である。
【0007】培養のための培地としては、通常の培養に
用いられる処方で十分であり、前記担子菌の発育に必要
な諸栄養素が含有されていればよい。すなわち、炭素源
としては、例えば、ブドウ糖、麦芽糖、乳糖、ショ糖、
デンプン、又は廃糖密などを使用することができ、窒素
源としては、例えば、ペプトン、肉エキス、酵母エキ
ス、酵母、コーンステイーブリカー、アンモニウム塩
類、若しくは尿素などをはじめとする有機又は無機の窒
素含有物を使用することができる。他の無機塩類として
は、例えば、リン酸塩、マグネシウム塩、鉄塩、又はそ
の他の無機塩類を使用することができる。この他に生長
に必要なビタミン等を適宜添加することができる。培養
の初発pHは約2〜7であり、20〜33℃において通
常2〜20日間培養を行うのが好ましい。通気撹拌培養
を行う場合には、通気量0.1〜2.0リットル/リッ
トル(培地)/min、撹拌速度30〜800rpmの
範囲で実施するのが適当である。
【0008】カワラタケ属に属する担子菌は、抽出に際
しては、そのまま用いることもできるが、通常、前処
理、例えば、蒸留水、生理食塩水、又は各種緩衝液など
にて洗浄を行った後、乾燥して、親油性有機溶媒(例え
ば、n−ヘキサン、ベンゼン、石油エーテル、クロロホ
ルム、又は四塩化炭素等)によって脱脂した後、細粉す
るか、あるいは細粉せずに抽出の原料とすることもでき
る。また、水性液体培地を用いてカワラタケ属に属する
担子菌の深部培養を行い、得られる培養混合物、すなわ
ち、菌体と培地における培養生成物との混合物であるブ
ロス(broth)を乾燥処理した後、水又は水系溶媒
により抽出し、さらに得られる抽出液より分子量500
0以下の物質を除去することによって精製することもで
きる。すなわち、一旦、前記培養物を乾燥した後、水又
は水系溶媒で抽出することにより、目的とするタンパク
多糖体を得ることができる。
【0009】前記の「深部培養法」とは、通気と撹拌と
を行いながら液中で培養する方法を意味し、菌体の増殖
は液体培地の表面ではなく、液層の深部において主とし
て行われる。この際の通気量は、一般には0.1〜2.
0リットル/リットル(培地)/minであり、撹拌速
度は30〜800rpmの範囲である。約7日間の培養
期間で、目的とするタンパク多糖体が十分に産生され
る。この培養物の乾燥は、好ましくは60℃〜150
℃、より好ましくは90℃〜130℃において、水分含
有率が約20重量%以下になるように実施することが好
ましい。この乾燥処理に用いる乾燥手段は特に限定され
ることはなく、例えば、ドラムドライアー、フラッシュ
ドライアー、又はザンバイ等の一般的な乾燥手段を使用
することができる。
【0010】カワラタケ属に属する天然の担子菌、ある
いはカワラタケ属に属する担子菌の人工培養によって得
た菌糸体及び/又は子実体、あるいは乾燥処理を施され
た培養混合物(broth)は、水又は水系溶媒によっ
て抽出することができる。抽出は撹拌下に行なうこと
も、又は撹拌せずに行なうこともできる。
【0011】抽出処理では、カワラタケ属に属する担子
菌(カワラタケ属に属する担子菌の子実体又は菌糸体)
を0.01N〜2Nのアルカリ水溶液を用いて抽出し、
得られる抽出液を限外濾過及び/又は逆浸透圧法により
処理することによって、その抽出液中に含有される分子
量5000以下の低分子物を除去する処理が、好まし
い。特に限定するものではないが、0.01N〜2Nの
アルカリ水溶液を、菌体原料(乾燥重量)に対して5〜
200倍の量で使用するのが好ましい。0.01N〜2
Nの濃度範囲のアルカリ水溶液を用いて上記担子菌を抽
出する場合、好ましくは50℃〜100℃、より好まし
くは80℃〜98℃の温度下で20分〜10時間程度の
処理で、充分に目的を達成することができる。また、上
記抽出操作は1回でもよいが、必要に応じ数回(2回〜
10回、好ましくは3〜8回)反復して行なうこともで
きる。
【0012】また、水又は希アルカリ水溶液により行
い、逐次高濃度のアルカリ水溶液を用いて多段階的に行
なうこともできる。すなわち、担子菌から目的物質を抽
出するには、水又は微量のアルカリを含む水系溶媒を最
初に使用し、ついで次第に高濃度のアルカリを含む水系
溶媒へと逐次高濃度のアルカリを含む水溶液を抽出溶媒
として使用することにより複数回抽出処理(すなわち、
多段的抽出)を行うものである。なお、上記抽出過程の
一部において、同一濃度の抽出液による抽出を反復する
ことも差し支えない。抽出操作を数回反復した際、抽出
の回数にかかわらず、上記温度下での加熱時間の合計は
20時間以下であることが、有効成分の分解を防止する
うえから好ましい。使用することのできるアルカリとし
ては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水
酸化カルシウム、又はアンモニア水などを挙げることが
できるが、特に水酸化ナトリウムが好ましい。このよう
にして得られる抽出液は、鉱酸(例えば、希塩酸)によ
り、常法通り中和した後、次の精製処理工程にかけるの
が好ましい。この場合、各抽出毎に抽出液を精製処理す
ることもできるが、また、各抽出液を合わせて精製処理
することもできる。
【0013】精製処理工程は、例えば、透析、限外濾
過、逆浸透圧処理、ゲル濾過、イオン交換樹脂処理、硫
安などによる塩析、及び有機溶媒による沈殿処理などの
1種又は2種以上の方法の適用によって行なうことがで
きる。これらの内、特に効果的に適用することができる
方法は、限外濾過及び/又は逆浸透圧処理である。
【0014】限外濾過法又は逆浸透圧法において用いる
ことのできる膜は、分画分子量5000〜15000表
示の膜であり、標準物質としてチトクロームc(分子量
13000)に対して阻止率98〜100%以上を有す
るものが有効である。また、上記膜を用いて本発明によ
る抽出液を精製するための操作条件に関しては、例え
ば、装置の形状、又は抽出液の処理量などにより、若干
の変動があることは当然であるが、限外濾過の場合に
は、圧力は好ましくは0.5〜5kg/cm2 、より好
ましくは1〜4kg/cm2 の加圧下で行い、操作温度
は、膜の性状により異なるが、通常5〜70℃で行うこ
とが一般的である。
【0015】一方、逆浸透圧法の場合には、圧力は、通
常、20〜35kg/cm2 、好ましくは20〜25k
g/cm2 の範囲において、操作温度は、膜の性状によ
り異なるが、5〜20℃の範囲で行なうのが一般的であ
る。上記抽出液を精製するに当たっては、限外濾過法又
は逆浸透圧法を各々単独で適用することもできるが、両
者を併用することもできる。上記精製処理によって前記
抽出液から分子量5000以下の低分子物質を除去した
後は、例えば、噴霧乾燥又は凍結乾燥した後、製品化す
るものである。
【0016】上記のように、前記タンパク多糖体は、担
子菌の一種であるカワラタケ属に属する菌類を培養して
得られる菌糸体、培養物(Broth)、又は子実体か
ら抽出により得ることができる。前記タンパク多糖体
は、約18〜38%のタンパク質を含み、超遠心分離測
定法により測定する分子量が5,000以上、好ましく
は5,000〜1,000,000である。
【0017】本発明の有効成分として用いることのでき
る、カワラタケ属に属する担子菌由来のタンパク多糖体
の代表例は、一般名でPSKと呼称されているものであ
って、クレスチンという商品名で三共株式会社から市販
されている。PSKは、すでに臨床的に用いられてお
り、癌患者の生存期間を延長させる効果のあることが実
証されている[Nakazato,H.,et a
l.,The Lancet,343,1122−11
26(1994)]。また、PSKについては、最近の
新薬(1977年)第28集第14〜16頁、最近の新
薬(1978年)第29集第96〜101頁、又は医薬
品要覧(昭和54年5月第6版、薬業時報社発行)第1
346頁等にも記載されている。その性状の一端を示す
と次のとおりである。
【0018】PSKは、カワラタケ
【外1】 CM−101株[FERM−P2412(ATCC 2
0547)]の菌糸体から得られるタンパク多糖体であ
って、その主要画分の糖部分はα−及びβ−D−グルカ
ンで、このグルカン部分の構造は、β1→3、β1→
4、及びβ1→6結合を含む分枝構造であり、主な構成
単糖は、グルコースやマンノースである。また、PSK
は約18〜38%のタンパク質を含む。タンパク質の構
成アミノ酸は、アスパラギン酸やグルタミン酸等の酸性
アミノ酸と、バリンやロイシン等の中性アミノ酸が多
く、リジンやアルギニン等の塩基性アミノ酸は少ない。
水に可溶であるが、メチルアルコール、ピリジン、クロ
ロホルム、ベンゼン、又はヘキサンには殆ど溶けない。
約120℃から徐々に分解する。
【0019】なお、本発明の出発原料に関しては、前記
のカワラタケ菌CM−101株のみならず、カワラタケ
属に属する他のカワラタケ菌株(例えば、FERM−P
No.2413〜2426)、ニクスバタケ[Cor
iolus consors(Berk.)Ima
z.]、ヤキフタケ
【外2】 ミノタケ[Coriolus biformis(Kl
otz.)Pat.]、アラゲカワラタケ
【外3】 サカズキカワラタケ[Coriolus conchi
fer(Schw.)Pat.]、又はハカワラタケ
[Coriolus pargamenus(Fr.)
Pat.]等の担子菌株も使用可能である。
【0020】本発明による癌細胞アポトーシス誘導能増
強剤によって、その癌細胞アポトーシス誘導能が増強さ
れる癌細胞アポトーシス誘導性化合物、あるいは、本発
明による癌細胞アポトーシス誘導性組成物において有効
成分として用いる癌細胞アポトーシス誘導性化合物とし
ては、それ自体単独で癌細胞にアポトーシスを誘導する
ことのできる化合物であって、しかも前記タンパク多糖
体でない限り特に限定されるものではなく、例えば、癌
治療に用いることのできる化学療法剤を挙げることがで
きる。前記化学療法剤としては、例えば、アルキル化剤
(例えば、メルファラン、カルボコン、又はシクロホス
ファミドなど)、抗生物質(例えば、アドリアマイシン
又はマイトマイシンCなど)、代謝拮抗剤(例えば、A
raC、フルオロウラシル、又はメソトレキセートな
ど)、植物製剤(例えば、ビンクリスチン又はビンブラ
スチンなど)、又はDNAトポイソメラーゼII阻害剤
(例えば、エトポシド)などを挙げることができる。こ
こで、「癌細胞アポトーシス誘導性」とは、DNAのヌ
クレオゾーム(nucleosome)単位の分断化を
意味し、例えば、フローサイトメトリーによる分断化D
NA含有細胞の検出によって簡単に確認することができ
る。本発明の癌細胞アポトーシス誘導性組成物において
有効成分として用いる癌細胞アポトーシス誘導性化合物
としては、前記代謝拮抗剤を用いることが好ましく、フ
ルオロウラシル又はエトポシドを用いることがより好ま
しい。
【0021】本発明において、前記の「カワラタケ属に
属する担子菌の菌糸体、培養物、又は子実体から得られ
るタンパク多糖体」は、仮にそのタンパク多糖体が癌細
胞アポトーシス誘導能を有している場合であっても、前
記の癌細胞アポトーシス誘導性化合物の癌細胞アポトー
シス誘導能を増強する目的で使用し、前記タンパク多糖
体自体を単独で癌細胞アポトーシス誘導性化合物として
用いることはない。
【0022】本発明による癌細胞アポトーシス誘導能増
強剤は、有効成分として、カワラタケ属に属する担子菌
由来のタンパク多糖体を含有し、所望により、製剤学的
若しくは獣医学的に許容することのできる通常の担体を
含有することができる。また、本発明による癌細胞アポ
トーシス誘導性組成物は、有効成分として、カワラタケ
属に属する担子菌由来のタンパク多糖体と癌細胞アポト
ーシス誘導性化合物とを含有し、所望により、製剤学的
若しくは獣医学的に許容することのできる通常の担体を
含有することができる。
【0023】本発明による癌細胞アポトーシス誘導能増
強剤、又は本発明による癌細胞アポトーシス誘導性組成
物の投与剤型としては、特に限定がなく、例えば、散
剤、細粒剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤、懸濁液、エマ
ルジョン剤、シロップ剤、エキス剤、若しくは丸剤等の
経口剤、又は注射剤、外用液剤、軟膏剤、坐剤、局所投
与のクリーム、若しくは点眼薬などの非経口剤を挙げる
ことができる。
【0024】これらの経口剤は、例えば、ゼラチン、ア
ルギン酸ナトリウム、澱粉、コーンスターチ、白糖、乳
糖、ぶどう糖、マンニット、カルボキシメチルセルロー
ス、デキストリン、ポリビニルピロリドン、結晶セルロ
ース、大豆レシチン、ショ糖、脂肪酸エステル、タル
ク、ステアリン酸マグネシウム、ポリエチレングリコー
ル、ケイ酸マグネシウム、無水ケイ酸、又は合成ケイ酸
アルミニウムなどの賦形剤、結合剤、崩壊剤、界面活性
剤、滑沢剤、流動性促進剤、希釈剤、保存剤、着色剤、
香料、矯味剤、安定化剤、保湿剤、防腐剤、又は酸化防
止剤等を用いて、常法に従って製造することができる。
【0025】非経口投与方法としては、注射(皮下、静
脈内等)、又は直腸投与等が例示される。これらのなか
で、注射剤が最も好適に用いられる。例えば、注射剤の
調製においては、有効成分としての、カワラタケ属に属
する担子菌由来のタンパク多糖体、又は前記タンパク多
糖体及び癌細胞アポトーシス誘導性化合物の他に、例え
ば、生理食塩水若しくはリンゲル液等の水溶性溶剤、植
物油若しくは脂肪酸エステル等の非水溶性溶剤、ブドウ
糖若しくは塩化ナトリウム等の等張化剤、溶解補助剤、
安定化剤、防腐剤、懸濁化剤、又は乳化剤等を任意に用
いることができる。
【0026】また、本発明による癌細胞アポトーシス誘
導能増強剤、又は本発明の癌細胞アポトーシス誘導性組
成物は、徐放性ポリマーなどを用いた徐放性製剤の手法
を用いて投与してもよい。例えば、本発明による癌細胞
アポトーシス誘導能増強剤、又は本発明の癌細胞アポト
ーシス誘導性組成物をエチレンビニル酢酸ポリマーのペ
レットに取り込ませて、このペレットを治療すべき組織
中に外科的に移植することができる。
【0027】本発明の癌細胞アポトーシス誘導性組成物
は、有効成分として、これに限定されるものではない
が、例えば、カワラタケ属に属する担子菌由来のタンパ
ク多糖体を、50〜98重量%、好ましくは70〜98
重量%の量で含有することができ、癌細胞アポトーシス
誘導性化合物を、2〜50重量%、好ましくは2〜30
重量%の量で含有することができる。
【0028】本発明による癌細胞アポトーシス誘導性組
成物は、動物、好ましくは哺乳動物(特にはヒト)に単
独で投与することができる。本発明の癌細胞アポトーシ
ス誘導性組成物を用いる場合の投与量は、投与対象であ
る動物の種類、年齢、性別、若しくは体重、疾病の種
類、又は投与方法などにより異なり、特に制限はない
が、本発明による癌細胞アポトーシス誘導性組成物を、
通常、1個体当り、癌細胞アポトーシス誘導能増強剤で
あるカワラタケ属に属する担子菌由来のタンパク多糖体
30mg〜30g程度と、癌細胞アポトーシス誘導性化
合物として1日常用量とを含む組成物の形で、1日1〜
4回程度にわけて、経口的に又は非経口的に投与するこ
とができる。更に、形態も医薬品に限定されるものでは
なく、種々の形態、例えば、機能性食品や健康食品、又
は飼料として飲食物の形で与えることも可能である。
【0029】本発明による癌細胞アポトーシス誘導能増
強剤においては、(1)癌細胞アポトーシス誘導性化合
物の癌細胞アポトーシス誘導能を増強することのでき
る、カワラタケ属に属する担子菌由来のタンパク多糖体
と、癌細胞アポトーシス誘導性化合物とを、有効成分と
して一緒に含有する単一製剤(すなわち、本発明による
癌細胞アポトーシス誘導性組成物)として投与すること
もできるし、あるいは、(2)癌細胞アポトーシス誘導
性化合物の癌細胞アポトーシス誘導能を増強することの
できる、カワラタケ属に属する担子菌由来のタンパク多
糖体のみを有効成分として含む製剤として、本発明によ
る癌細胞アポトーシス誘導能増強剤を調製し、これとは
別に調製した癌細胞アポトーシス誘導性化合物を含有す
る製剤と一緒に、実質的に同時に投与することもでき
る。
【0030】本発明による癌細胞アポトーシス誘導能増
強剤において、前記癌細胞アポトーシス誘導能増強剤と
癌細胞アポトーシス誘導性化合物とを別々の製剤として
調製する場合には、これに限定されるものではないが、
本発明による癌細胞アポトーシス誘導能増強剤は、カワ
ラタケ属に属する担子菌由来のタンパク多糖体を、10
〜100重量%、好ましくは50〜100重量%の量で
含有することができる。本発明による癌細胞アポトーシ
ス誘導能増強剤において、前記癌細胞アポトーシス誘導
能増強剤と癌細胞アポトーシス誘導性化合物とを別々の
製剤として調製する場合には、動物、好ましくは哺乳動
物(特にはヒト)に、癌細胞アポトーシス誘導性化合物
を含有する製剤と、本発明による癌細胞アポトーシス誘
導能増強剤とを一緒に投与することができる。この場合
に、癌細胞アポトーシス誘導性化合物、及び本発明の癌
細胞アポトーシス誘導能増強剤の投与量は、投与対象で
ある動物の種類、年齢、性別、若しくは体重、疾病の種
類、又は投与方法などにより異なり、特に制限はない
が、通常、1個体当り、カワラタケ属に属する担子菌由
来のタンパク多糖体量として300mg〜30g程度
を、1日1〜4回程度にわけて、経口的に又は非経口的
に投与することができ、一方、癌細胞アポトーシス誘導
性化合物としては1日常用量を、所定の方法に従って経
口的に又は非経口的に投与することができる。更に、形
態も医薬品に限定されるものではなく、種々の形態、例
えば、機能性食品や健康食品、又は飼料として飲食物の
形で与えることも可能である。
【0031】動物、好ましくは哺乳動物(特にはヒト)
に、本発明による癌細胞アポトーシス誘導性組成物を単
独投与するか、あるいは、本発明による癌細胞アポトー
シス誘導能増強剤を癌細胞アポトーシス誘導性化合物と
一緒に投与すると、従来公知の癌細胞アポトーシス誘導
性化合物よりも高い誘導率で、癌細胞に対してアポトー
シスを誘導することができる。本発明においては、カワ
ラタケ属に属する担子菌由来のタンパク多糖体が、癌細
胞アポトーシス誘導能を有するだけでなく、癌細胞アポ
トーシス誘導性化合物それ自体が有する癌細胞アポトー
シス誘導能を増強する作用を有する。本発明による癌細
胞アポトーシス誘導性組成物の癌細胞アポトーシス誘導
率は、公知の癌細胞アポトーシス誘導性化合物のみを単
独投与した場合の癌細胞アポトーシス誘導率、又はカワ
ラタケ属に属する担子菌由来のタンパク多糖体のみを単
独投与した場合の癌細胞アポトーシス誘導率よりも高い
のはもちろんのこと、それらの誘導率の単なる総和より
も高い値を示す。本発明による癌細胞アポトーシス誘導
性組成物においては、有効成分の1つとして含有される
カワラタケ属に属する担子菌由来のタンパク多糖体が、
もう1つの有効成分である癌細胞アポトーシス誘導性化
合物のアポトーシス誘導能を相乗的に高めることができ
る。
【0032】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
するが、これらは本発明の範囲を限定するものではな
い。
【実施例1】ヒト急性前骨髄性白血病細胞HL−60
(ATCC CCL 240)を、10%非働化ウシ胎
児血清(FBS)、50u/mlペニシリン、及び50
μg/mlストレプトマイシンを含有するRPMI16
40培地(Gibco社)を用いて継代培養した。前記
継代培養においては、細胞の植え継ぎを1週間に一度の
頻度で実施し、更に、培地の交換を1週間に一度の頻度
で実施した。なお、細胞の植え継ぎは、新鮮培地で1/
5に希釈すること、すなわち、培養細胞を含む培地を一
部取り出し、その培地量の4倍量の新鮮培地を加えるこ
とにより実施した。また、培地の交換は、前記の植え継
ぎを実施した日から3日後に実施した。以下の実験に
は、培地交換を実施してから2日目の対数増殖期の細胞
を使用した。
【0033】対数増殖期の前記HL−60細胞をリン酸
緩衝生理食塩水(phosphate buffere
d saline,以下、PBSと称する)で洗浄し、
細胞数が1×106 個/mlになるように無血清完全合
成培地[10μg/mlインシュリン−トランスフェリ
ン−セレンナトリウムサプリメント(Gibco社)、
20nMプロゲステロン、及び5mg/mlウシ血清ア
ルブミンを含有するRPMI1640培地]に懸濁し
た。次に、滅菌したプラスチックチューブに前記細胞懸
濁液1mlを分注し、癌細胞アポトーシス誘導性化合物
であるエトポシド(ラステット;日本化薬)、及びPB
Sに溶解したPSK(商品名:クレスチン;三共株式会
社)を同時に添加した。エトポシドは最終濃度が10μ
g/mlとなるように、そして、PSKは最終濃度が1
00μg/mlとなるようにそれぞれ添加した。エトポ
シド及びPSKを添加した後に、37℃で6時間インキ
ュベートし、続いて、以下に述べるフローサイトメトリ
ー法によって、アポトーシス誘導率を決定した。なお、
比較例として、エトポシド及びPSKを同時に添加する
代わりに、エトポシドのみを添加(最終濃度=10μg
/ml:比較例1)、又はPSKのみを添加(最終濃度
=100μg/ml:比較例2)すること以外は、前記
の操作を繰り返した。また、対照試験として、エトポシ
ド及びPSKを同時に添加する代わりに、エトポシド及
びPSKのいずれも添加しないこと以外は、前記の操作
を繰り返した。
【0034】フローサイトメトリー法による解析は、以
下のようにして実施した。すなわち、エトポシド及び/
又はPSKを添加した後に、37℃で6時間インキュベ
ートしたHL−60細胞を、PBSで2回洗浄し、70
%エタノール200μlに懸濁して脱水固定した。次
に、脱水固定された細胞を4mMクエン酸含有0.2M
リン酸緩衝液で洗浄し、分断化された低分子DNAを漏
出させた。続いて、得られた低分子化DNA漏出細胞
を、0.1mg/mlリボヌクレアーゼA(ウシ膵臓由
来RNase A;ベーリンガー社)を用いて37℃で
1時間処理し、RNAを分解した。PBSで洗浄した後
に、50μg/mlプロピジウムイオダイド(Sigm
a社)で30分間処理することによって、DNA染色を
行なった。DNA染色を実施してから4時間以内に、フ
ローサイトメーター(CoulterEPICS;Co
ulter社)を用いて、細胞内DNA含有量を測定し
た。対照試験についても、エトポシド及び/又はPSK
を添加する代わりに、エトポシド及びPSKのいずれも
添加しないこと以外は、前記の操作を繰り返した。
【0035】実施例1、比較例1、比較例2、及び対照
試験について、フローサイトメーターを用いて測定した
細胞内DNA含有量から全アポトーシス誘導率を求め、
実施例1、比較例1、及び比較例2における全アポトー
シス誘導率から、対照試験における全アポトーシス誘導
率を差し引いて、薬剤依存アポトーシス誘導率を算出し
た。結果を表1に示す。本発明による癌細胞アポトーシ
ス誘導性組成物の薬剤依存アポトーシス誘導率(49.
3%)は、公知の癌細胞アポトーシス誘導性化合物であ
るエトポシドの単独投与による薬剤依存アポトーシス誘
導率(22.6%)と、PSKの単独投与による薬剤依
存アポトーシス誘導率(10.8%)との単なる総和よ
りも明らかに高く、本発明による癌細胞アポトーシス誘
導性組成物の有効成分の1つとして含有されるPSK
が、もう1つの有効成分であるエトポシドのアポトーシ
ス誘導能を相乗的に増強する効果を有することを確認し
た。
【0036】
【表1】 エトポシド添加濃度 PSK添加濃度 薬剤依存アポトー (μg/ml) (μg/ml) シス誘導率(%) 実施例1 10 100 49.3 比較例1 10 0 22.6比較例2 0 100 10.8
【0037】
【発明の効果】動物、好ましくは哺乳動物(特にはヒ
ト)に、本発明による癌細胞アポトーシス誘導性組成物
を単独投与するか、あるいは、本発明による癌細胞アポ
トーシス誘導能増強剤を癌細胞アポトーシス誘導性化合
物と一緒に投与すると、従来公知の癌細胞アポトーシス
誘導性化合物よりも高い誘導率で、癌細胞に対してアポ
トーシスを誘導することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カワラタケ属に属する担子菌の菌糸体、
    培養物、又は子実体から得られるタンパク多糖体を有効
    成分として含有することを特徴とする、癌細胞アポトー
    シス誘導性化合物(但し、前記タンパク多糖体と前記癌
    細胞アポトーシス誘導性化合物とが同一である場合を除
    く)の癌細胞アポトーシス誘導能増強剤。
  2. 【請求項2】 カワラタケ属に属する担子菌の菌糸体、
    培養物、又は子実体から得られるタンパク多糖体と、癌
    細胞アポトーシス誘導性化合物とを有効成分として含有
    する(但し、前記タンパク多糖体と前記癌細胞アポトー
    シス誘導性化合物とが同一である場合を除く)ことを特
    徴とする、癌細胞アポトーシス誘導性組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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