JPH1171060A - 線条体の巻取り方法及び装置 - Google Patents

線条体の巻取り方法及び装置

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JPH1171060A
JPH1171060A JP24750897A JP24750897A JPH1171060A JP H1171060 A JPH1171060 A JP H1171060A JP 24750897 A JP24750897 A JP 24750897A JP 24750897 A JP24750897 A JP 24750897A JP H1171060 A JPH1171060 A JP H1171060A
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JP
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winding
bobbin
cover
filament
terminal cover
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JP24750897A
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Inventor
Koji Sasaki
宏治 佐々木
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H54/00Winding, coiling, or depositing filamentary material
    • B65H54/70Other constructional features of yarn-winding machines
    • B65H54/72Framework; Casings; Coverings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/32Optical fibres or optical cables

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Guides For Winding Or Rewinding, Or Guides For Filamentary Materials (AREA)
  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 線条体の巻き終り端が端末カバーの切り欠き
開口を通過した後、巻取りボビンの線条体巻き終り層に
激突するのを防止して線条体の歩留を向上する。 【解決手段】 満巻きされた巻取りボビン10の上に端
末カバー24を被せた後で線条体1の巻き終り端1aが
端末カバー24の切り欠き開口24aに導入される前
に、端末カバー24の内側にオーバラップしてボビンカ
バー40を巻取りボビン12を覆うように移動する。線
条体1の巻き終り端1aは、ボビンカバー40の外側で
端末カバー24内を蛇行しながら引き込まれるが、この
蛇行部分は巻取りボビン12の鍔12aとボビンカバー
40との間の隙間を通過する際にボビンカバー40の端
部40aに衝突し、巻取りボビン12上の線条体巻取り
層1Aの表面に向かって衝突しようとする勢いが減少す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、光ファイ
バ、電線等の種々の線条体を複数の巻取り部上の巻取り
ボビンに順次巻取って線条体を連続的に巻取る方法及び
この方法に用いる装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ等の細い線径の線条体を連続
的に巻取るために、図9(A)及び図9(B)に示すよ
うな複数(通常は2つ)の巻取り部10、10’が用い
られ、線条体1は、これらの巻取り部10、10’に順
次巻き移して連続して巻取られる。1つの巻取り部10
上の巻取りボビン12に線条体1を満巻した後、線条体
シフト手段30を図9(A)の点線位置から実線位置に
移動して次の巻取り部10’上の巻取りボビン12’に
線条体1を巻き移す。この巻取り方法において、満巻き
側の巻取りボビン12上の線条体巻取り層1Aに連続す
る線条体1を次の巻取り部10’上の巻取りボビン1
2’の線条体捕捉部材28’上の捕捉爪28’aに引っ
掛けて次の巻取り部10’上の巻取りボビン12’に巻
き始め端を固定すると共に満巻き側の巻取りボビン12
上の線条体1から切り離して線条体1を満巻き側の巻取
りボビン12から次の巻取り部10’上の巻取りボビン
12’に巻き移している。
【0003】この場合、次の巻取り部10’上の巻取り
ボビン12’に巻取られている線条体1から切り離され
て形成された線条体1の巻き終り端1aが満巻き側の巻
取りボビン12上で暴れるのを防止するために、次の巻
取り部10’上の空の巻取りボビン12’に巻き移され
る前に、満巻き側の巻取りボビン12を部分的に覆うよ
うに端末カバー24を移動してこの端末カバー24で線
条体1の巻き終り端1aを受け止めることが行われてい
る(特公昭62−25053号公報、特公昭62−27
888号公報、特公昭62−132691号公報及び特
願平6−170458号参照)。
【0004】これらの先行技術に用いられている端末カ
バー24は、その一部に切り欠き開口24aを有し、満
巻き側の巻取りボビン12上の線条体巻取り層1Aに連
続する線条体部分は、この切り欠き開口24aを経て次
の巻取り部10’上の巻取りボビン12’に導かれ、次
の巻取り部10’上の巻取りボビン12’の線条体捕捉
部材28’上の捕捉爪28’aに捕捉されると共にこの
捕捉部分より満巻き側の線条体部分が切り離されて満巻
き側の巻取りボビン12上の線条体巻取り層1Aの巻き
終り端1aとなり、この巻き終り端1aは、巻取りボビ
ン12の回転と共に端末カバー24の切り欠き開口24
aを経て満巻き側の巻取りボビン12上に巻き込まれ
る。尚、図9に示すように、特願平6−170458号
の発明では、両巻取り部10、10’の間に線条体1が
切り離される際に、満巻き側の巻取りボビン12側に切
り離し時の張力が線条体巻取り層1Aに悪影響を与える
ことがないようにするために、線条体1を挟み込むピン
チロールの形態の線条体挟持手段34を有する。
【0005】端末カバー24は、図10及び図11に示
すように、その内面に螺旋状の誘導通路25を有し、線
条体1の巻き終り端1aをこの螺旋状の誘導通路25に
沿って巻取りボビン12の一方の鍔12aに向けて誘導
してこの巻き終り端1aが巻取りボビン12上の線条体
巻取り層1A上で暴れるのを防止している(例えば特願
平7−167163号の図2及び図3参照)。尚、この
螺旋状の誘導通路25は、満巻き側の巻取りボビン12
に巻き込まれた巻き終り端1aが満巻き側の巻取りボビ
ン12の停止前の回転によって端末カバー24の切り欠
き開口24aから飛び出るのを防止するために、この巻
き終り端1aを切り欠き開口24aから外れた位置に誘
導するように形成されている。
【0006】このように、端末カバー24は、満巻き側
の巻取りボビン12上の線条体1の巻き終り端1aが遠
心力を受けても端末カバー24の内周面に沿って満巻き
側の巻取りボビン12と共に回転し、この巻取りボビン
12上に巻取られた線条体1の巻取り層1Aを傷つける
のを防止する機能を有する。
【0007】この巻取り方法において、線条体1の巻き
終り端1aは、図12乃至図15に示すようにして端末
カバー24内に誘導される。先ず、図12に示すよう
に、線条体1の巻き終り端1aが線条体挟持手段34及
びガイドロール35を通過した後、端末カバー24の切
り欠き開口24aを経てその内部に誘導されようとする
が、図13に示すように、この巻き終り端1aが切り欠
き開口24aの下縁に激突して束1bとなり、次いでこ
の束1bは、図14に示すように、端末カバー24内に
導入される。
【0008】線条体1の巻取り速度が高くなってその線
速が増大するにつれて線条体1の巻き終り端1aの束1
bが端末カバー24の切り欠き開口24aを経て巻き込
まれる際の勢いが増大すると、図14に示すように、巻
き終り端1aを含む束1bが遠心力によって端末カバー
24の内壁に向かう力よりも、満巻き側の巻取りボビン
12上の線条体1の線条体巻取り層1Aの表面に向かう
力の方が強くなり、この巻き終り端1aが満巻き側巻取
りボビン12上の線条体1の巻取り層1Aの表面に激突
し、線条体を傷付ける虞があった。尚、その後、線条体
1の巻き終り端1aの束1bは、図15に示すように、
この激突によってほぐされつつ端末カバー24の内周面
に跳ね返され、その後螺旋状の誘導通路25によって案
内される。
【0009】本出願人は、このように、線条体1の巻き
終り端1aが巻取りボビン12上の線条体巻取り層1A
に激突するのを防止するために、図16(A)及び図1
6(B)に示すように、端末カバー24の切り欠き開口
24aを線条体1の巻き終り端1aが導入される直前に
符号60で示すように絞ることを提案している(特願平
7−167163号参照)。
【0010】このように、線条体1の巻き終り端1aが
端末カバー24の切り欠き開口24aに導入される直前
にこの切り欠き開口24aを絞ると、線条体1の巻き終
り端1aが束ねられることもないし、またこの巻き終り
端1aが巻取りボビン12上の線条体巻取り層1Aに向
けて進行しようとする力が弱められ、従って巻取りボビ
ン12の回転による遠心力が線条体巻取り層1Aに向け
て進行しようとする力に打ち勝って巻き終り端1aが巻
取りボビン12上の線条体巻取り層1Aに激突すること
がなく、この線条体巻取り層1Aを傷つけることがな
い。
【0011】この先行技術では、端末カバー24の切り
欠き開口24aを絞るために、図16に示すように、端
末カバー24の周壁に沿って変位して切り欠き開口24
aを部分的に閉じて線条体1の巻き終り端1aが通過す
る絞り通路60を形成する2つの円弧状の可動蓋62、
64と、これらの可動蓋62、64を開閉するように駆
動する蓋駆動手段(図示せず)とを備えている。
【0012】しかし、絞り通路60は、巻き終り端1a
の暴れを減衰するのに必要な程度の長さを有することが
要求されるので、可動蓋62、64に大きなストローク
長さの円弧運動を付与する必要があり、従って蓋駆動手
段は、これらの可動蓋62、64を円弧運動するように
駆動する複雑なリンク機構を必要とするので、全体的に
構造が複雑であり、設備が高価となる欠点がある。尚、
1つの可動蓋で絞り通路60を形成してもよいが、この
絞り通路60は、端末カバー24の周壁との間で形成す
るので、所定長さの絞り通路60を得るために可動蓋の
ストロークが大きくなる欠点がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する1つの課題は、複雑な構造を必要とすることなく、
線条体の巻き終り端が端末カバー内で暴れることがな
く、巻取りボビン上の線条体巻取り層を傷つけることが
ないようにして線条体を巻き取ることができる線条体の
巻取り方法を提供することにある。
【0014】本発明が解決しようとする他の課題は、線
条体の巻き終り端が端末カバー内で暴れることがなく、
巻取りボビン上の線条体巻き取り層を傷つけることがな
いように線条体を巻き取ることができ、且つ構造を複雑
にすることがない線条体の巻取り装置を提供することに
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の課題解決
手段は、複数の巻取り部の一方の巻取り部上で線条体が
満巻きされた巻取りボビンから他方の巻取り部上の空の
巻取りボビンに線条体をシフトして線条体を連続的に巻
取る場合に、満巻き側の巻取りボビンに端末カバーを被
せ線条体の巻き終り端を端末カバーの切り欠き開口を通
してこの端末カバー内に導いて線条体の巻き終り端の暴
れを防止する線条体巻取り方法において、端末カバーの
内側にボビンカバーをオーバラップするように配置し、
線条体の巻き終り端をボビンカバーの外側で端末カバー
内を誘導することを特徴とする線条体の巻取り方法を提
供することにある。
【0016】本発明の第2の課題解決手段は、複数の巻
取り部の一方の巻取り部上で線条体が満巻きされた巻取
りボビンから他方の巻取り部上の空の巻取りボビンに線
条体をシフトして線条体を連続的に巻取る場合に、満巻
き側の巻取りボビンに端末カバーを被せ線条体の巻き終
り端を端末カバーの切り欠き開口を通してこの端末カバ
ー内に導いて線条体の巻き終り端の暴れを防止する線条
体巻取り方法において、端末カバーを被せた後であって
線条体の巻き終り端が端末カバーの切り欠き開口に導入
される前に、端末カバーの内側にオーバラップして巻取
りボビンを覆うようにボビンカバーを移動し、線条体の
巻き終り端をボビンカバーの外側で端末カバー内を誘導
することを特徴とする線条体の巻取り方法を提供するこ
とにある。
【0017】本発明の第3の課題解決手段は、第1又は
第2の課題解決手段による線条体の巻取り方法であっ
て、線条体の巻き終り端を巻取りボビンの鍔とボビンカ
バーの端部との間の軸線方向の隙間を通して巻取りボビ
ンの径方向から巻取りボビンに巻き込むことを特徴とす
る線条体の巻取り方法を提供することにある。
【0018】本発明の第4の課題解決手段は、第1又は
第2の課題解決手段による線条体の巻取り方法であっ
て、線条体の巻き終り端を巻取りボビンの鍔とボビンカ
バーの端部との間の径方向の隙間を通して巻取りボビン
の径方向から軸線方向に屈曲して巻取りボビンに巻き込
むことを特徴とする線条体の巻取り方法を提供すること
にある。
【0019】本発明の第5の課題解決手段は、線条体を
巻取るべき巻取りボビンを着脱自在に支持する複数の巻
取り部と、一方の巻取り部上で線条体が満巻きされた巻
取りボビンから他方の巻取り部上の空の巻取りボビンに
線条体をシフトして線条体を連続的に巻取る線条体シフ
ト手段と、各巻取り部に設けられ相応する巻取りボビン
に線条体が満巻きされた後端末カバーを被せ線条体の巻
き終り端をこの端末カバーの切り欠き開口を通して端末
カバー内に導き線条体の巻き終り端が暴れるのを防止す
る線条体暴れ防止手段とを備えた線条体巻取り装置にお
いて、端末カバーを被せた後であって線条体の巻き終り
端が端末カバーの切り欠き開口に導入される前に、端末
カバーの内側にオーバラップして巻取りボビンを覆うよ
うに移動するボビンカバーと、このボビンカバーを端末
カバーの内側に前進したり、端末カバーから外れた位置
に後退したりするボビンカバー進退手段とを備えたこと
を特徴とする線条体の巻取り装置を提供することにあ
る。
【0020】本発明の第6の課題解決手段は、第5の課
題解決手段による線条体の巻取り装置であって、ボビン
カバー進退手段は、ボビンカバーを端末カバーの軸線方
向に運動する軸線運動機構と、ボビンカバーが端末カバ
ーから軸線方向に離れた位置でボビンカバーを昇降する
ボビンカバー昇降機構とから成っていることを特徴とす
る線条体巻取り装置を提供することにある。
【0021】このように、満巻きされた巻取りボビンの
上に被せられた端末カバーの内側にオーバラップしてボ
ビンカバーを巻取りボビンを覆うように配置すると、線
条体の巻き終り端は、ボビンカバーの外側で端末カバー
内を誘導されるので、線条体の線速が増大しても線条体
の巻き終り端は、満巻き側の巻取りボビン上の線条体巻
取り層を傷つけることがない。
【0022】このボビンカバーは、端末カバーを被せた
後であって線条体の巻き終り端が端末カバーの切り欠き
開口に導入される前に、端末カバーの内側に移動する
が、このボビンカバーは、端末カバーを被せる動きと合
わせて同時に前進するように動いてもよいし、また端末
カバーを被せる動きの前に前進するように動いてもよ
い。
【0023】特に、線条体の巻き終り端は、巻取りボビ
ンの回転につれて表面に向かって蛇行しながら回転する
が、この蛇行部分は巻取りボビンの鍔とボビンカバーと
の間の隙間を通過する際にボビンカバーに衝突するた
め、巻取りボビン上の線条体巻取り層の表面に向かって
衝突しようとする勢いが減少するので、線条体の巻き終
り端は、巻取りボビンの回転による遠心力を受けて端末
カバーの内周面に押し付けられ、端末カバーとボビンカ
バとの間で暴れることなく、巻取りボビンの回転が停止
するまでこれらの間で安定する。
【0024】また、線条体の巻き終り端が巻取りボビン
の鍔とボビンカバーの端部との間の径方向の隙間を通し
て巻取りボビンの直径方向から軸線方向に屈曲しながら
巻き込まれると、線条体の巻き終り端は屈曲運動と隙間
での絞りとを受けるため、単に巻き終り端を絞る場合に
比べて線条体の巻き終り端の暴れを一層効率よく防止す
ることができる。
【0025】更に、ボビンカバーは、巻取りボビンに対
して軸線運動と昇降運動との直線運動によって移動する
だけであるので、複雑な構造を必要とすることがなく、
設備を全般的に経済的に提供することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して詳細に述べると、図1乃至図3は本発明に係る線条
体の巻取り方法に用いられる装置の動作をこの方法の工
程順に示している。光ファイバ、電線等の線条体1は、
2つの巻取り部10、10’に交互に連続的に巻取られ
るが、図面では一方の巻取り部10の巻取りボビン12
上に満巻きされてこの一方の巻取り部10から他方の巻
取り部10’の巻取りボビン12’上に線条体1を巻き
移す状態を示している。
【0027】各巻取り部10、10’は、トラバースモ
ータ14、14’によって駆動されるスクリュー16、
16’によって前後にトラバースする可動枠18、1
8’と、各可動枠18、18’に取付けられ巻取りボビ
ン12、12’をそれぞれ保持する巻取り軸20、2
0’と、この巻取り軸20、20’を駆動する駆動モー
タ22、22’とから成っている。
【0028】各巻取り部10、10’は、巻終わり時
に、巻取りボビン12、12’上の線条体1の巻き終り
端1a(図5乃至図8参照)が暴れるのを防止するため
に巻取りボビン12、12’を覆うように巻取り軸2
0、20’上を摺動して進退する端末カバー24、2
4’から成る線条体暴れ防止手段26を更に備えてい
る。これらの端末カバー24、24’は、線条体1が貫
通して導出する切り欠き開口24a、24’aをそれぞ
れ有する。これらの端末カバー24、24’は、図示し
ないカバー進退手段によって進退される。尚、端末カバ
ー24、24’内に引き込まれた線条体1の巻き終り端
1aは、図10及び図11に示すように、端末カバー2
4、24’の螺旋通路25によって巻取りボビン12、
12’の鍔12a、12’aに向けて誘導されるが、こ
の巻き終り端1aは、本発明の方法の説明と共に述べる
ように、後に述べるボビンカバーによって巻取りボビン
12、12’の鍔12a、12’a側に寄せられるの
で、この螺旋通路は省略してもよい。
【0029】巻取り軸20、20’には捕捉爪28a、
28’aを有する円板状の線条体捕捉部材28、28’
を一体に有し、線条体1は、その巻き始め端がこの捕捉
爪28a、28’aに捕捉された状態で各巻取りボビン
12、12’に巻取られる。
【0030】線条体1は、一方の巻取り部、図示の例で
は巻取り部10側で線条体1が満巻きされた際に、この
一方の巻取り部10から他方の巻取り部10’へ線条体
1を卷移すために、巻取り装置は、線条体1を一方の巻
取り部10上の巻取りボビン12から他方の巻取り部1
0’上の巻取りボビン12’にシフトするガイドプーリ
の形態の線条体シフト手段30と、線条体1の巻き移し
時に線条体1を巻取り部10’の線条体捕捉部材28’
に向けて寄せるロッド状の線条体寄せ手段32(図3
(A)参照)と、両巻取り部10、10’の間に配置さ
れて線条体1の巻き移し時に線条体1を挟み込む線条体
挟持手段34(図2及び図3参照)とを備えている。
【0031】線条体挟持手段34は、1対のピンチロー
ルの形態の抑えロール36、36’から成り、これらの
抑えロール36、36’は、線条体1の巻き移し部から
後退した位置(図1にはこの位置は示されていない)と
線条体1の巻き移し部(図2及び図3参照)との間を進
退する。この線条体挟持手段34は、線条体1を満巻き
側の巻取り部10から次の巻取り部10’に移してこの
巻取り部10’上の巻取りボビン12’の線条体捕捉部
材28’の捕捉爪28’aに線条体1を捕捉する際に線
条体1の張力が満巻き側の巻取り部10に悪影響を与え
ることがないように機能するが、この線条体挟持手段3
4の詳細は特願平6−170458号の明細書に記載さ
れているので省略する。
【0032】図3に示すように、図示の形態の巻取り装
置は、線条体挟持手段34と巻取り部10又は10’と
の間に配置されて抑えロール36、36’の下流側で発
生する線条体1のたるみを吸収するルーパ38を更に備
えている。線条体1のこのたるみは、例えば、抑えロー
ル36、36’の周速を線条体1の巻取り速度よりも高
くして線条体挟持手段34の機能を補助する際に発生す
る。
【0033】本発明の方法に用いられる装置は、端末カ
バー24(又は24’)を被せた後であって遅くとも線
条体1の巻き終り端1aが端末カバー24(又は2
4’)の切り欠き開口24a(又は24’a)に導入さ
れる前に、端末カバー24(又は24’)の内側にオー
バラップして巻取りボビン12(又は12’)を覆うよ
うに移動するボビンカバー40(又は40’)と、この
ボビンカバー40(又は40’)を端末カバー24の内
側に前進したり、端末カバー24から外れた位置に後退
したりするボビンカバー進退手段42(図4参照)とを
備えている。
【0034】図1乃至図4から解るように、ボビンカバ
ー40、40’は、巻取りボビン12、12’の鍔の外
径よりも大きな内径を有し、このボビンカバー40、4
0’は、巻取りボビン12、12’に同軸的に軸線方向
に前進して巻取りボビン12、12’を覆う。従って、
特に、図4乃至図6に示すように、ボビンカバー40、
40’が巻取りボビン12、12’を覆うように前進す
ると、ボビンカバー40、40’は、巻取りボビン1
2、12’の鍔よりも外側に位置する。
【0035】また、ボビンカバー40、40’は、図4
乃至図8に示すように、その端部40a、40’aが端
末カバー24、24’が被せられる側の巻取りボビン1
2、12’の鍔12a、12’aから最小隙間gをあけ
て鍔12a、12’aに相対する位置まで前進する。こ
の最小間隙gは、線条体1の巻き終り端1aの蛇行部分
1bの勢いを減少させるのに必要な程度の間隙であり、
従ってこの最小間隙gは、線条体1の外径doと巻き終
り端1aの蛇行部分の幅wとの間の寸法(do<g<
w)に設定される。
【0036】図4乃至図6の形態では、ボビンカバー4
0、40’と巻取りボビン12、12’の鍔12a、1
2’aとの間の最小間隙gは、ボビンカバー40、4
0’の端部40a、40’aと巻取りボビン12、1
2’の鍔12a、12’aとの間の軸線方向の間隙であ
るのが示され、また図7及び図8の形態では、ボビンカ
バー40、40’と巻取りボビン12、12’の鍔12
a、12’aとの間の最小間隙gは、ボビンカバー4
0、40’の内面と巻取りボビン12、12’の鍔12
a、12’aの外周との間の径方向の間隙であるのが示
されている。
【0037】ボビンカバー進退手段42は、図4に示す
ように、ボビンカバー40を端末カバー24と同心的に
その軸線方向に運動するボビンカバー軸線運動機構44
と、ボビンカバー40が端末カバー24から軸線方向に
離れた位置でボビンカバー40を昇降するボビンカバー
昇降機構46とから成っている。ボビンカバー軸線運動
機構44は、床48上に設けられたロッドレスシリンダ
50から成り、またボビンカバー昇降機構46は、ロッ
ドレスシンリンダ50上に設けられたロッドレスシンダ
52から成っている。図示の形態では、ボビンカバー軸
線運動機構44は、ボビンカバー40が巻取りボビン1
2の軸線と同心状にある上昇位置と巻取りボビン12の
下方にある下降位置との両方でボビンカバー40を軸線
運動するが、上昇位置でのみ軸線運動してもよい。尚、
ボビンカバー40’を進退するボビンカバー進退手段4
2も全く同様に構成されている。
【0038】端末カバー24、24’に導入される線条
体1は、ボビンカバー40、40’の前進によって巻取
りボビン12、12’の鍔12a、12’a側に引き寄
せられるので、端末カバー24、24’は、既に述べた
ように、図10乃至図13に示すような螺旋状の誘導通
路25を有していなくてもよい。
【0039】次に、本発明の巻取り方法の一つの形態を
図1乃至図6を参照しながら説明すると、図1(A)及
び図1(B)に示すように、第1の巻取り部10上の巻
取りボビン12上の線条体1が満巻き近くなると、今ま
で図1(B)の点線位置で線条体1を巻取りボビン12
に導いていた線条体シフト手段30は、この点線位置か
ら線条体1を第1の巻取り部10の巻取りボビン12に
導きながら第2の巻取り部10’上の空の巻取りボビン
12’の上方でそれよりもやや第1の巻取り部10とは
反対側の図1(B)の実線位置まで移動する。線条体シ
フト手段30は、この実線位置でも、第1の巻取り部1
0に未だ線条体1を誘導しているが、第2の巻取り部1
0’上の空の巻取りボビン12’にいつでも線条体1を
捕捉することができるように線条体1を維持している。
【0040】次いで、図2(A)及び図2(B)に示す
ように、満巻き側の第1の巻取り部10側のカバー進退
手段(図示せず)を駆動して巻取りボビン12に端末カ
バー24を被せ、一方第2の巻取り部10’側の空の巻
取りボビン12’を線条体1の線速に同期するように回
転し始めるが、線条体1は、未だ巻取りボビン12’に
捕捉されていないので、線条体1が巻取りボビン12’
に巻取られることはない。端末カバー24が被せられる
際、端末カバー24は、その切り欠き開口24aで線条
体1の通過部分を逃げるように前進するので、線条体1
は端末カバー24に干渉することなく巻取られる。
【0041】その後、線条体挟持手段34が第1の巻取
り部10と線条体シフト手段30との間の線条体部分ま
で前進し、上下のピンチロール36、36’が閉じてこ
の線条体1を挟む。また、この線条体挟持手段34のピ
ンチロール36、36’の周速は、線条体1の線速(巻
取り速度)よりも速くなるように設定されているので、
線条体挟持手段34の下流側(第1の巻取り部10側)
では線条体1は、図2(B)に示すように、弛ませられ
る。この線条体挟持手段34は、後に述べるように、線
条体1が第2の巻取り部10’に捕捉されて切断される
際に発生する張力が第1の巻取り部10側にかかること
がないように遮断する機能を有する。
【0042】その後、図3(A)に示すように、線条体
1は、線条体挟持手段34と線条体シフト手段30との
間で線条体寄せ手段32によって第2の巻取り部10’
側の線条体捕捉部材22’に向けて寄せられ、この線条
体捕捉部材22’は、既に、巻取りドラム12’と共に
回転しているので、その捕捉爪22’aが線条体1を横
切る時に、線条体1を咬み込むと同時に線条体1を引き
ちぎる。従って、線条体1は、第1の巻取り部10から
第2の巻取り部10’に切り替えられて引き続き巻取ら
れる。このようにして引きちぎられて形成された線条体
1の巻き終り端1aは、従来技術に関連して図12を参
照しながら述べたように、第1の巻取り部10の未だ回
転している巻取りボビン12に向けて端末カバー24内
に引き込まれる。
【0043】一方、ボビンカバー40は、図3及び図4
に示すように、端末カバー24が巻取りボビン12を覆
うように前進した後で、線条体1の巻き終り端1aが端
末カバー24の切り欠き開口24aに導入される前に、
端末カバー24の内側にオーバラップして巻取りボビン
12を覆うように移動する。このボビンカバー40は、
図4の二点鎖線で示すように、当初は、相応する巻取り
ボビン12の下方に位置(図4の位置A参照)している
が、巻取りボビン12上の線条体1が満巻き状態に近付
くと、ボビンカバー進退手段42のボビンカバー軸線運
動機構44によって図1(A)に示すように巻取りボビ
ン12から軸線方向にずれた位置(図4の位置B参照)
に移動し、次いでボビンカバー進退手段42のボビンカ
バー昇降機構46によって図2(B)に示す位置(図4
の位置C参照)まで上昇し、その後、ボビンカバー進退
手段42のボビンカバー軸線運動機構44によって図3
(A)に示す位置(図4の位置D参照)まで前進する。
この位置Dは、ボビンカバー40が端末カバー24の内
側にオーバラップして覆う位置である。
【0044】このように、ボビンカバー40が端末カバ
ー24の内側にオーバラップして覆うと、線条体1の巻
き終り端1aが端末カバー24内に引き込まれる際に図
14に示すように暴れようとしても、端末カバー24の
内側で巻取りボビン12を覆うように配置されているボ
ビンカバー40によってこの巻き終り端1aが巻取りボ
ビン12上の線条体巻取り層1Aに叩き付けられること
がない。また、ボビンカバー40が前進すると、このボ
ビンカバー40の端部40aが線条体1を巻取りボビン
12の軸線方向にその鍔12aに向けて寄せるので、巻
き終り端は、巻取りボビン12上の線条体巻取り層1A
から外され、従ってこのボビンカバー40は、端末カバ
ー24の螺旋通路と同様の機能を合わせて有することが
解る。
【0045】また、線条体1の巻き終り端1aは、既に
述べたように、真っ直ぐではなく、蛇行した状態で端末
カバー24内に引き込まれるが、この蛇行部分1bは、
巻取りボビン12の鍔12aとボビンカバー40の端部
40aとの間の隙間(gで示された部分)を通過する前
に、ボビンカバー40の端部40aに衝突し、巻取りボ
ビン12の上の線条体巻取り層1Aに向かって衝突しよ
うとする勢いが減少し、巻き終り端1aは、巻取りボビ
ン12の回転による遠心力によって端末カバー24の内
周面に押し付けられ、従って端末カバー24内で暴れる
ことなく安定する。
【0046】巻取りボビン12の回転が停止した後、ボ
ビンカバー40をボビンカバー進退手段42によって図
4の位置C、B、Aの順に後退し、端末カバー24も図
1の位置まで後退し、巻取り部10から満巻きの巻取り
ボビン12を取り外し、この巻取り部10に新しい空の
巻取りボビン12を支持し、巻取り部10’での満巻き
後の線条体1の巻き移しに備えて待機している。
【0047】巻取り部10’で線条体1が満巻きされる
と、今度は、前と逆に、巻取り部10’から巻取り部1
0へ線条体1を巻き移し、巻取り部10’での線条体1
の巻き終り端1aは、端末カバー24’とボビンカバー
40’とによって上記と同様の方法で安定させることが
できる。
【0048】上記の方法では、巻取りボビン12の鍔1
2aとボビンカバー40の端部40との間の最小隙間g
が図4乃至図6に示すように、巻取りボビン12の軸線
方向である場合ついて述べたが、図7及び図8に示すよ
うに、この最小隙間gが巻取りボビン12の径方向であ
る場合も同様に適用することができる。
【0049】この方法では、特に図8に示すように、ボ
ビンカバー40が巻取りボビン12のほぼ全長を覆うの
で、巻き終り端1aが巻取りボビン12上の線条体巻取
り層1Aに叩き付けられる余地が全くない上に、巻き終
り端1aは端末カバー24の切り欠き開口24aを経て
径方向から引き込まれた後、径方向の隙間g内を軸線方
向に屈曲して巻き込まれるので、巻き終り端1aの蛇行
部分 1bの勢いが一層減少し、図4乃至図6の形態より
も巻き終り端1aの暴れを一層有効に抑制することがで
きる。
【0050】尚、上記実施の形態では、ボビンカバー4
0、40’は、周方向に完全に閉じられた円筒形の形態
であったが、線条体の巻き終り端1aが線条体巻取り層
1Aを叩き付けるのを遮断し、また巻き終り端1aの暴
れを減衰することができる間隙gを形成することができ
れば、他の任意の形態とすることができる。例えば、籠
状又はその他これに類した形態とすることができる。
【0051】また、本発明の方法は、既に述べたよう
に、巻き終り端1aの暴れを有効に抑制することができ
るが、図16に示す先行技術と併用してもよいことはも
ちろんである。
【0052】更に、上記実施の形態では、 ボビンカバ
ー40、40’は、端末カバー24、24’を被せた後
であって線条体1の巻き終り端1aが端末カバー24、
24’の切り欠き開口24a、247aに導入される前
に、端末カバー24、24’の内側に移動するが、この
ボビンカバー40、40’は、端末カバー24、24’
を被せる動きと合わせて同時に前進するように動いても
よいし、また線条体1が次の巻取り部10’へのシフト
に備えて線条体寄せ手段32によって端末カバーを有す
る側の鍔側に寄せられた後であれば、端末カバー24、
24’を被せる動きの前に前進するように動いてもよ
い。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように、満巻き
された巻取りボビンの上に端末カバーを被せた後線条体
の巻き終り端が端末カバーの切り欠き開口に導入される
前に、端末カバーの内側にオーバラップしてボビンカバ
ーを巻取りボビンを覆うように移動すると、線条体の巻
き終り端は、ボビンカバーの外側で端末カバー内を誘導
されるので、線条体の線速が増大しても線条体の巻き終
り端は、満巻き側の巻取りボビン上の線条体巻取り層を
傷つけることがない。
【0054】特に、線条体の巻き終り端は、巻取りボビ
ンの回転につれて表面に向かって蛇行しながら回転する
が、この蛇行部分は巻取りボビンの鍔とボビンカバーと
の間の隙間を通過する際にボビンカバーに衝突するた
め、巻取りボビン上の線条体巻取り層の表面に向かって
衝突しようとする勢いが減少するので、線条体の巻き終
り端は、巻取りボビンの回転による遠心力を受けて端末
カバーの内周面に押し付けられ、端末カバーとボビンカ
バとの間で暴れることなく、巻取りボビンの回転が停止
するまでこれらの間で安定する。
【0055】また、線条体の巻き終り端が巻取りボビン
の鍔とボビンカバーの端部との間の径方向の隙間を通し
て巻取りボビンの直径方向から軸線方向に屈曲しながら
巻き込まれると、線条体の巻き終り端は屈曲運動と隙間
での絞りとを受けるため、単に巻き終り端を絞る場合に
比べて線条体の巻き終り端の暴れを一層効率よく防止す
ることができる。
【0056】更に、ボビンカバーは、巻取りボビンに対
して軸線運動と昇降運動との直線運動によって移動する
だけであるので、複雑な構造を必要とすることがなく、
設備を全般的に経済的に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る線条体の巻取り方法を実施する装
置の線条体巻き移し直前の状態を概略的に示し、同図
(A)はその装置の上面図、同図(B)は巻取りボビン
とボビンカバーと線条体との位置関係を示す正面図であ
る。
【図2】本発明に係る線条体の巻取り方法を実施する装
置の両巻取り部の間で線条体が挟持されている状態を概
略的に示し、同図(A)はその装置の上面図、同図
(B)は巻取りボビンとボビンカバーと線条体との位置
関係を示す正面図である。
【図3】本発明に係る線条体の巻取り方法を実施する装
置の両巻取り部の間で線条体が切り離される直前の状態
を概略的に示し、同図(A)はその装置の上面図、同図
(B)は巻取りボビンとボビンカバーと線条体との位置
関係を示す正面図である。
【図4】1つの巻取り部に端末カバーとボビンカバーと
が被せられる状態をボビンカバーの動きと共に拡大して
示す側断面図である。
【図5】1つの巻取り部に端末カバーとボビンカバーと
が被せられている状態の一例の拡大側断面図である。
【図6】図5の例で線条体が引き込まれる状態を拡大し
て示す断面図である。
【図7】1つの巻取り部に端末カバーとボビンカバーと
が被せられている状態の他の例の拡大側断面図である。
【図8】図7の例で線条体が引き込まれる状態を拡大し
て示す断面図である。
【図9】従来技術によって線条体が一方の巻取り部から
他方の巻取り部へ巻き移しされる状態を示し、同図
(A)はその正面図、同図(B)はその上面図である。
【図10】従来技術によって線条体の巻き終り端が端末
カバーに入り込んだ状態を示す側面図である。
【図11】図10の状態から線条体の巻き終り端が端末
カバーの螺旋通路に沿って誘導されている状態を示す側
面図である。
【図12】従来技術によって線条体の巻き終り端が端末
カバーに入り込む前の状態を示す正面図である。
【図13】図12の状態よりも更に線条体の巻き終り端
が端末カバーに向かって進んだ状態を示す正面図であ
る。
【図14】図13の状態から線条体の巻き終り端が端末
カバーに入り込んだ直後の状態を示す正面図である。
【図15】図14の状態から線条体の巻き終り端が端末
カバー内で安定し始めた状態を示す正面図である。
【図16】本発明の先行技術によって線条体の巻き終り
端が端末カバー内で暴れるのを防止する状態を示し、同
図(A)は端末カバーの切り欠き開口を開いた状態の正
断面図、同図(B)は端末カバーの切り欠き開口を絞っ
た状態の正断面図である。
【符号の説明】
1 線条体 1A 線条体巻取り層 1a 巻き終り端 10 巻取り部 10’ 巻取り部 12 巻取りボビン 12a 鍔 12’ 巻取りボビン 12’a 鍔 14 トラバースモータ 14’ トラバースモータ 16 スクリュー 16’ スクリュー 18 可動枠 18’ 可動枠 20 巻取り軸 20’ 巻取り軸 22 駆動モータ 22’ 駆動モータ 24 端末カバー 24’ 端末カバー 24a 切り欠き開口 24’a 切り欠き開口 25 螺旋通路 26 線条体暴れ防止手段 28 円板状の線条体捕捉部材 28a 捕捉爪 28’ 円板状の線条体捕捉部材 28’a 捕捉爪 30 線条体シフト手段 32 ロッド状の線条体寄せ手段 34 線条体挟持手段 35 ガイドロール 36 抑えロール 36’ 抑えロール 38 ルーパ 40 ボビンカバー 42 ボビンカバー進退手段 44 ボビンカバー軸線運動機構 46 ボビンカバー昇降機構 48 床 50 ロッドレスシリンダ 52 ロッドレスシンダ 60 絞り通路 62 可動蓋 64 可動蓋

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の巻取り部の一方の巻取り部上で線
    条体が満巻きされた巻取りボビンから他方の巻取り部上
    の空の巻取りボビンに線条体をシフトして線条体を連続
    的に巻取る場合に、満巻き側の巻取りボビンに端末カバ
    ーを被せ前記線条体の巻き終り端を前記端末カバーの切
    り欠き開口を通して前記端末カバー内に導いて前記線条
    体の巻き終り端の暴れを防止する線条体巻取り方法にお
    いて、前記端末カバーの内側にボビンカバーをオーバラ
    ップするように配置し、前記線条体の巻き終り端を前記
    ボビンカバーの外側で前記端末カバー内を誘導すること
    を特徴とする線条体の巻取り方法。
  2. 【請求項2】 複数の巻取り部の一方の巻取り部上で線
    条体が満巻きされた巻取りボビンから他方の巻取り部上
    の空の巻取りボビンに線条体をシフトして線条体を連続
    的に巻取る場合に、満巻き側の巻取りボビンに端末カバ
    ーを被せ前記線条体の巻き終り端を前記端末カバーの切
    り欠き開口を通して前記端末カバー内に導いて前記線条
    体の巻き終り端の暴れを防止する線条体巻取り方法にお
    いて、前記端末カバーを被せた後であって前記線条体の
    巻き終り端が前記端末カバーの切り欠き開口に導入され
    る前に、前記端末カバーの内側にオーバラップして前記
    巻取りボビンを覆うようにボビンカバーを移動し、前記
    線条体の巻き終り端を前記ボビンカバーの外側で前記端
    末カバー内を誘導することを特徴とする線条体の巻取り
    方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の線条体の巻取り
    方法であって、前記線条体の巻き終り端を前記巻取りボ
    ビンの鍔と前記ボビンカバーの端部との間の軸線方向に
    平行な方向の隙間を通して前記巻取りボビンの径方向か
    ら前記巻取りボビンに巻き込むことを特徴とする線条体
    の巻取り方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の線条体の巻取り
    方法であって、前記線条体の巻き終り端を前記巻取りボ
    ビンの鍔と前記ボビンカバーの端部との間の径方向の隙
    間を通して前記巻取りボビンの径方向から軸線方向に屈
    曲して前記巻取りボビンに巻き込むことを特徴とする線
    条体の巻取り方法。
  5. 【請求項5】 線条体を巻取るべき巻取りボビンを着脱
    自在に支持する複数の巻取り部と、一方の巻取り部上で
    線条体が満巻きされた巻取りボビンから他方の巻取り部
    上の空の巻取りボビンに線条体をシフトして線条体を連
    続的に巻取る線条体シフト手段と、各巻取り部に設けら
    れ相応する巻取りボビンに線条体が満巻きされた後端末
    カバーを被せ前記線条体の巻き終り端を前記端末カバー
    の切り欠き開口を通して前記端末カバー内に導き前記線
    条体の巻き終り端が暴れるのを防止する線条体暴れ防止
    手段とを備えた線条体巻取り装置において、前記端末カ
    バーを被せた後であって前記線条体の巻き終り端が前記
    端末カバーの切り欠き開口に導入される前に、前記端末
    カバーの内側にオーバラップして前記巻取りボビンを覆
    うように移動するボビンカバーと、前記ボビンカバーを
    前記端末カバーの内側に前進したり、前記端末カバーか
    ら外れた位置に後退したりするボビンカバー進退手段と
    を備えたことを特徴とする線条体の巻取り装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の線条体の巻取り装置で
    あって、前記ボビンカバー進退手段は、前記ボビンカバ
    ーを前記端末カバーの軸線に沿って運動する軸線運動機
    構と、前記ボビンカバーが前記端末カバーから軸線方向
    に離れた位置で前記ボビンカバーを昇降するボビンカバ
    ー昇降機構とから成っていることを特徴とする線条体巻
    取り装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3912944A4 (en) * 2019-01-15 2022-03-09 Sumitomo Electric Industries, Ltd. WINDING DEVICE AND WINDING METHOD

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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