JPH1170378A - 廃品回収情報処理システム - Google Patents

廃品回収情報処理システム

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JPH1170378A
JPH1170378A JP23435197A JP23435197A JPH1170378A JP H1170378 A JPH1170378 A JP H1170378A JP 23435197 A JP23435197 A JP 23435197A JP 23435197 A JP23435197 A JP 23435197A JP H1170378 A JPH1170378 A JP H1170378A
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Yasuo Yoshimura
康男 吉村
Yasuhiro Ban
泰浩 伴
Takayuki Suematsu
孝之 末松
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/82Recycling of waste of electrical or electronic equipment [WEEE]

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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃品のリサイクル回収を効率的に行なうとと
もに製造者が自身の製造した機器について廃品回収の状
況を把握できるようにする。 【解決手段】 機器21を使用済みにするときに、通報
指示手段34によって機器21自身が機器情報aを機器
情報記憶手段31から、使用実態情報bを使用実態計測
手段32から情報集計装置3に通信回線を用いて発信す
る(d)。これを受信した情報集計装置3では、使用者
情報データベース部52を備えて使用者判別手段51で
機器情報a’から使用者の住所や連絡先を判別し
(e)、機器の故障情報や寿命情報を蓄えた故障情報デ
ータベース部54を備えて修理・廃品判断手段53で使
用実態情報b’から機器を中古品として再使用するかあ
るいは廃棄して再生利用するかを判断して(f)、配信
判断手段55が中古品回収受付装置24あるいは廃品回
収受付装置23に機器情報a’と使用者情報eとを配信
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエアコンや冷蔵庫、
テレビや洗濯機等の家庭内にある家電機器の廃品回収の
情報を集中管理するもので、特に回収した機器を有効利
用するための情報を扱い、機器の回収状況を把握するた
めの情報を扱う廃品回収情報処理システムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境を守るという意識が製造
者である企業、使用者である消費者ともに高まってきて
いる。そのため、不法廃棄をなくし廃品を確実に回収す
る、回収した廃品を中古品として再利用する、あるいは
部品や材料として再生使用するといったリサイクルの考
えが重要になってきている。
【0003】ここで廃品回収のための情報処理システム
に関する例をいくつかあげる。まず不法廃棄を監視する
ことを目的としたものとして、特開平6−166416
号公報等がある。これには廃棄者である医療機関が中心
となって廃棄物を収集運搬する中間業者から廃品処理者
への廃棄物の流れを管理監視する物流監視システムの記
載がある。
【0004】また回収した廃品を効率的にリサイクルす
ることを目的としたものとして特開平5−342224
号公報がある。これには回収した廃品を需要家である廃
品処理者に継続して安定して供給するリサイクルシステ
ムの記載がある。そして特開平8−194898号公報
には回収した廃品を廃品処理者のところへ効率的に配送
するルートを決定するシステムの記載がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】エアコンや冷蔵庫、テ
レビ、洗濯機をはじめとして家庭内にある家電機器の廃
品回収義務が製造者に求められつつある。本発明の目的
は、廃品のリサイクル回収を効率的に行なうシステム、
そのために使用者に廃品を処理する際に協力してもらい
やすいシステムをつくることである。そして製造者が自
身の製造した機器について廃品回収の状況を把握できる
システム、製造者の廃品回収への取り組み度合いを客観
的に示すような数値、例えば廃品の回収率を得られるシ
ステムを構築することである。
【0006】使用者が家電機器を廃棄する状況として次
の二つがある。故障したので廃棄するときと故障してい
ないが不要になったので廃棄するときである。それぞれ
の現状の課題を説明する。
【0007】機器の故障時について言えば使用者はその
機器を購入した販売店、あるいは修理業者に連絡をとっ
ていた。しかしながら、販売店に連絡をした場合、まだ
修理すれば使用できる機器であってもこれを捨てて新し
い機器の購入を勧められることがある。あるいは修理業
者に連絡した場合、機器の寿命が近くて仮に故障箇所を
修理してもまたすぐに別の箇所が故障するのが予想され
る機器であっても修理を勧められることがある。
【0008】いずれもそれぞれの商売を優先するもの
で、使用者はそれを承知でどちらに修理依頼するかを悩
むことがあった。つまり買い換えるか修理するかを使用
者がある程度事前に決めて連絡先を選択することにな
る。そのため、使用者の判断が的確でないときには、修
理すればまだ十分使えるのに廃品にしたり逆に修理して
もあまり意味がないのに修理するという非効率的な結果
を招いていた。これらは機器の寿命を知らない使用者に
修理品の判断を強いることに課題があり、買い換えか修
理かを商売行為とは離れて客観的な判断を行うシステム
が必要である。
【0009】また引越しなどで機器が不要となった場合
について言えば、中古品としてまだ使用できるにも関わ
らずその引き取り相手が見つからないために廃品として
つぶしてしまうことが多い。また引き取り相手が見つか
ったとして、機器の寿命としてあとどのくらい使えるか
わからないため中古品の良し悪しをなかなか判断しにく
い。その結果、家電品の中古市場は自家用車に比較して
なかなか成立しにくいが現状である。これらは機器の寿
命を知らない使用者や中古品回収者に中古品の判断を強
いることに課題があり、廃品とするか中古品とするかを
商売行為とは離れて客観的な判断を行うシステムが必要
である。
【0010】さらに、廃品回収者、中古品回収者からす
れば自分が希望する機器、都合のよい機器だけを必ずし
も回収できるわけではない。例えばフロンの回収設備を
持っているか否かにか関わらず廃品回収者のもとにはエ
アコンや冷蔵庫が持ち込まれる。また中古品回収者は捜
している機器が容易に見つからず、廃品回収者には廃品
処理が困難なためにできれば扱いたくないと思う機器が
入ってくる。もしこれらを拒否すれば廃品を持ち込んだ
使用者への負担となり、引き取ってくれる回収者を捜さ
ねばならず、廃品処理が困難で重要なものほど不法廃棄
されやすいという悪循環へとつながる恐れがある。以上
から、今後廃品回収の量が増加し、またリサイクル処理
が複雑になることに対してこれを活性化するようなシス
テム、廃品回収者、中古品回収者から見て作業しやすい
システムが必要である。
【0011】上にあげた従来のシステムでは上記の目的
を満足するものではなく、またそれを原点にして発想さ
れるものではない。これを以下に説明する。
【0012】上述の不法廃棄を監視するための物流監視
システムでは医療廃品と家電機器廃品の点でいくつかの
相違があるため家電機器廃品にはなじまないものであ
る。例えば、医療廃品は廃棄する者と廃棄の管理者とが
同一であるが、家電機器においては廃棄者は使用者であ
り監視者は例えば製造者であり同一でない。また医療廃
品では廃品を再利用することはないが家電機器では中古
品の再利用というかたちが存在する。加えて、家電機器
の場合では廃品処理者は各市町村に存在するため、特開
平6−166416号公報のようにそれら廃品処理者の
もとにオンライン端末機を設置するのは容易ではない。
【0013】次に回収した廃品を効率的にリサイクルに
のせるためのシステムでは廃品を回収した後の処理シス
テムであって、使用者とは直接関係しない。したがって
廃品の回収率を高めたい、そのために使用者がそれに協
力しやすいシステムをつくるという本発明の目的は存在
しないし、また解決されない。
【0014】家電機器と同様に、廃品回収とリサイクル
の注目が高い自家用車とで比較する。最も特徴的な差異
は自家用車では家電機器とは異なり不法廃棄が困難であ
ることである。その理由として自家用車は大型であるの
で不法廃棄したときに発見されやすい、また所有者と所
有物とがナンバープレートによって社会的に管理されて
いるため廃棄物が発見されたときに不法廃棄者が容易に
特定できる。したがって自家用車はほとんどが処理業者
に回収されており、自動車業界ではリサイクル可能率と
いった廃品回収後のリサイクル処理を重視して取り組ん
でいる。
【0015】これと比較して家電製品では小型で捨てや
すい、また廃棄物が見つかっても誰のものであるかわか
らない。したがって、家電機器の製造者は使用済み家電
機器をどうやって100%回収するかという点をも重要
視する必要がある。
【0016】以上のような点を顧みて、本発明が解決し
ようとする課題は、廃品のリサイクル回収を効率的に行
なうシステム、そのために使用者に廃品を処理する際に
協力してもらいやすいシステムをつくることである。そ
して製造者が自身の製造した機器について廃品回収の状
況を把握できるシステム、製造者の廃品回収への取り組
み度合いを客観的に示すような数値、例えば廃品の回収
率を得られるシステムを構築することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、エアコンや冷蔵庫等の家庭にある機器と、
機器と通信回線を通じて接続して機器の使用情報を集計
し廃棄時に使用状態に応じて中古品回収受付装置や廃品
回収受付装置に機器の情報を配信する情報集計装置と、
情報集計装置から機器の情報を受け取って中古品や廃品
を回収する中古品回収受付装置や廃品回収受付装置とか
らなり、機器は、機器の機種番号や製造番号などの識別
情報を機器情報として記憶しておく機器情報記憶手段
と、機器の使用時間など使用実態情報を計測して記憶す
る使用実態計測記憶手段と、機器の廃棄時に通報指示信
号を発信手段に出力する通報指示手段と、通報指示信号
によって機器情報記憶手段と使用実態計測記憶手段から
の情報とを発信する発信手段を有し、情報集計装置は、
機器の発信手段から発信された情報を受信する受信手段
と、機器使用者の住所や連絡先など使用者情報を記憶す
る使用者情報データベース部と、受信手段からの機器情
報を使用者情報データベース部に入力して受信信号の発
信源である機器の使用者情報を出力する使用者判別手段
と、機器毎の故障情報や寿命情報を蓄えた故障情報デー
タベース部と、受信手段から使用実態情報を故障情報デ
ータベース部に入力して受信信号の発信源である機器を
中古品として再使用するかあるいは廃棄して再生利用す
るかを判断する廃品判断手段と、廃品判断手段からの信
号に応じて中古品回収受付装置あるいは廃品回収受付装
置に機器情報と使用者情報とを配信する配信判断手段と
を備えた廃品回収情報処理システムである。
【0018】上記発明によれば、使用者が使用している
機器を使用済みにするときに、通報指示手段によって機
器自身が機器の機種番号や製造番号などの機器情報と機
器の使用時間など使用実態情報とを情報集計装置に通信
回線を用いて発信する。これを受信した情報集計装置で
は、使用者情報データベース部を備えて機器情報から使
用者の住所や連絡先を判別し、機器の故障情報や寿命情
報を蓄えた故障情報データベース部を備えて使用実態情
報から機器を中古品として再使用するかあるいは廃棄し
て再生利用するかを判断して、中古品回収受付装置ある
いは廃品回収受付装置に機器情報と使用者情報とを配信
するものである。そして中古品回収受付装置や廃品回収
受付装置は機種番号や製造番号、使用者の住所や連絡先
がわかるので迅速にかつ確実に対応でき機器を回収でき
る。以上によって使用者が手配しなくても使用状態に応
じて中古品回収受付装置あるいは廃品回収受付装置に自
動的に手配されるので廃品の回収率を高めることができ
る。また、使用状態に応じて再使用するか再生利用する
かを適切に判断できるので機器の寿命の点から効率的で
ある。さらにこのシステムを原点にして製造者が自身の
製造した機器について廃品回収の状況を把握できるシス
テムを構築することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明は各請求項記載の形態で実
施することができるものである。
【0020】すなわち、請求項1記載の発明のように、
エアコンや冷蔵庫等の家庭にある機器と、機器と通信回
線を通じて接続して機器の使用情報を集計し廃棄時に使
用状態に応じて中古品回収受付装置や廃品回収受付装置
に機器の情報を配信する情報集計装置と、情報集計装置
から機器の情報を受け取って中古品や廃品を回収する中
古品回収受付装置や廃品回収受付装置とからなり、機器
は、機器の機種番号や製造番号などの識別情報を機器情
報として記憶しておく機器情報記憶手段と、機器の使用
時間など使用実態情報を計測して記憶する使用実態計測
記憶手段と、機器の廃棄時に通報指示信号を発信手段に
出力する通報指示手段と、通報指示信号によって機器情
報記憶手段と使用実態計測記憶手段からの情報とを発信
する発信手段を有し、情報集計装置は、機器の発信手段
から発信された情報を受信する受信手段と、機器使用者
の住所や連絡先など使用者情報を記憶する使用者情報デ
ータベース部と、受信手段からの機器情報を使用者情報
データベース部に入力して受信信号の発信源である機器
の使用者情報を出力する使用者判別手段と、機器毎の故
障情報や寿命情報を蓄えた故障情報データベース部と、
受信手段から使用実態情報を故障情報データベース部に
入力して受信信号の発信源である機器を中古品として再
使用するかあるいは廃棄して再生利用するかを判断する
廃品判断手段と、廃品判断手段からの信号に応じて中古
品回収受付装置あるいは廃品回収受付装置に機器情報と
使用者情報とを配信する配信判断手段とを備えるもので
ある。
【0021】そして、使用者が使用している機器を使用
済みにするときに、通報指示手段によって機器自身が機
器の機種番号や製造番号などの機器情報と機器の使用時
間など使用実態情報とを情報集計装置に通信回線を用い
て発信する。これを受信した情報集計装置では、使用者
情報データベース部を備えて機器情報から使用者の住所
や連絡先を判別し、機器の故障情報や寿命情報を蓄えた
故障情報データベース部を備えて使用実態情報から機器
を中古品として再使用するかあるいは廃棄して再生利用
するかを判断して、中古品回収受付装置あるいは廃品回
収受付装置に機器情報と使用者情報とを配信するもので
ある。そして中古品回収受付装置や廃品回収受付装置は
機種番号や製造番号、使用者の住所や連絡先がわかるの
で迅速にかつ確実に対応できる。以上によって使用者が
手配しなくても使用状態に応じて中古品回収受付装置あ
るいは廃品回収受付装置に自動的に手配されるので廃品
の回収率を高めることができる。また、使用状態に応じ
て再使用するか再生利用するかを適切に判断できるので
機器の寿命の点から効率的である。さらにこのシステム
を原点にして製造者が自身の製造した機器について廃品
回収の状況を把握できるシステムを構築することができ
る。
【0022】また、請求項2記載の発明のように、機器
の通報指示手段は、機器の廃棄時に通報指示信号を発信
手段に出力するとともに、通報した後に使用実態計測記
憶手段に記憶した使用実態情報の一部を消去して初期化
する初期化信号を出力するものである。
【0023】そして、通報指示手段によって機器の廃棄
時に使用実態情報の一部が消去されるので使用者のプラ
イバシーを守ることができる。以上によって使用者が通
報指示手段の有用性をあらためて認識し、通報指示手段
の起動を行なわずして機器を廃棄することを防ぐことが
可能である。
【0024】また、請求項3記載の発明のように、エア
コンや冷蔵庫等の家庭にある機器と、機器と通信回線を
通じて接続して機器の故障情報を集計し故障の状態に応
じて修理受付装置や廃品回収受付装置に故障情報を配信
する情報集計装置と、情報集計装置から機器の情報を受
け取って修理品や廃品を回収する修理受付装置や廃品回
収受付装置からなり、機器は、機器の機種番号や製造番
号などの識別情報を機器情報として記憶しておく機器情
報記憶手段と、機器の使用時間など使用実態情報を計測
して記憶する使用実態計測記憶手段と、機器の故障箇所
など故障状態情報を調べる故障状態調査手段と、故障状
態調査手段によって故障を発見したときに機器情報記憶
手段と使用実態計測記憶手段と故障状態調査手段からの
情報とを発信する発信手段を有し、情報集計装置は、機
器の発信手段から発信された情報を受信する受信手段
と、機器使用者の住所や連絡先など使用者情報を記憶す
る使用者情報データベース部と、受信手段からの機器情
報を使用者情報データベース部に入力して受信信号の発
信源である機器の使用者情報を出力する使用者判別手段
と、機器の修理情報や寿命情報を蓄えた故障情報データ
ベース部と、受信手段から使用実態情報と故障状態情報
を故障情報データベース部に入力して受信信号の発信源
である機器を修理するかあるいは廃棄してリサイクルす
るかを判断する修理判断手段と、修理判断手段からの信
号に応じて修理受付装置あるいは廃品回収受付装置に機
器情報と故障状態情報と使用者情報とを配信する配信判
断手段とを備えるものである。
【0025】そして、使用者が使用している機器が故障
したときに機器自身が通信回線を用いて機器の故障箇所
など故障状態情報を情報集計装置に発信する。このとき
機器の機種番号や製造番号などの機器情報と機器の使用
時間など使用実態情報もあわせて情報集計装置に発信す
る。これを受信した情報集計装置では、使用者情報デー
タベース部を備えて機器情報から使用者の住所や連絡先
を判別し、機器の修理情報や寿命情報を蓄えた故障情報
データベース部を備えて故障状態情報と使用実態情報と
から機器を修理するかあるいは廃棄してリサイクルする
かを判断して、修理受付装置あるいは廃品回収受付装置
に機器情報と故障状態情報と使用者情報とを配信するも
のである。そして修理受付装置や廃品回収受付装置は機
種番号や製造番号、使用者の住所や連絡先、修理する場
合には故障箇所もあわせてわかるので迅速にかつ確実に
対応でき機器の修理や回収ができる。以上によって使用
者が手配しなくても故障状態によって修理受付装置また
は廃品回収受付装置に自動的に通報されるので廃品の回
収率を高めることができる。また、故障状態に応じて修
理するか廃棄するかを適切に判断できるので機器の寿命
の点から効率的である。さらにこのシステムを基本とし
て製造者が自身の製造した機器について廃品回収の状況
を把握できるシステムを構築することができる。
【0026】また、請求項4記載の発明のように、情報
集計装置は、製造者が市場に出荷した機器の識別情報を
蓄えた出荷機器データベース部と、廃品回収受付装置に
配信した機器の識別情報を出荷機器データベース部に入
力して未回収機器リストや回収率を求める第一の廃品回
収報告手段とを備えるものである。
【0027】そして、情報集計装置は製造者が市場に出
荷した機器の機種番号と製造番号を蓄えた出荷機器デー
タベース部を備えて、廃品回収受付装置に配信した機器
の機器番号と製造番号とから市場に出荷した機器のうち
で未回収の機器リストや市場出荷台数に対する廃品回収
率を得ることができるものである。以上によって製造者
が自身の製造した機器について廃品回収の状況を把握で
きるシステムを構築することができ、そのために製造者
の廃品回収への取り組み度合いを客観的に示すような数
値、例えば廃品の回収率を得られるシステムを構築する
ことができる。
【0028】また、請求項5記載の発明のように、情報
集計装置の出荷機器データベース部は、市場に出荷した
機器の識別情報と販売ルート情報とを蓄え、第一の廃品
回収報告手段は販売ルートを考慮して未回収機器リスト
や回収率を求めるものである。
【0029】そして、出荷機器データベース部が市場に
出荷した機器の機種番号と製造番号と販売ルートを蓄え
て販売ルート毎に未回収機器リストや回収率を得ること
ができるので、回収が思うようにならない場合に販売ル
ートに原因がないかを分析することができるものであ
る。以上によって販売ルートを含めて廃品回収への取り
組み度合いを客観的に示すような数値、例えば廃品の回
収率を得られるシステムを構築することができる。
【0030】また、請求項6記載の発明のように、家庭
にある機器は、通信回線が情報集計装置に接続されてい
ることを確認するための接続確認信号を機器の設置時に
機器情報記憶手段に出力する信号発生手段を備え、発信
手段は機器情報記憶手段からの機器情報を通信回線を通
じて発信し、情報集計装置は受信手段で受信した機器情
報から通信回線の接続が確認された機器の識別情報を記
憶する通信回線接続機器データベース部と、廃品回収受
付装置に配信した機器の識別情報を通信回線接続機器デ
ータベース部に入力して未回収機器リストや回収率を求
める第二の廃品回収報告手段とを備えるものである。
【0031】そして、信号発生手段によって機器の機種
番号や製造番号などの機器情報を機器自身が情報集計装
置に通信回線を用いて発信する。これを受信した情報集
計装置では受信した機器情報から通信回線の接続が確認
された機器の機種番号と製造番号を記憶する通信回線接
続機器データベース部を備えて、廃品回収受付装置に配
信した機器の機器番号と製造番号とから通信回線の接続
が確認された機器のうちで未回収の機器リストや廃品回
収率を得ることができるものである。以上によって販売
ルート中で在庫となっているような使用者がまだ使用し
ていない機器を考慮して製造者の廃品回収への取り組み
度合いを客観的に示すような数値、例えば廃品の回収率
を得られるシステムを構築することができる。
【0032】また、請求項7記載の発明のように、家庭
にある機器は、所定の期間毎に信号発生手段に接続確認
信号を出力させるタイマー手段を備え、情報集計装置の
第二の廃品回収報告手段は、通信回線接続機器データベ
ース部において以前は機器からの信号を受信していたが
所定の期間を過ぎても受信しない機器を使用済み機器と
見なして未回収機器リストや回収率を求めるものであ
る。
【0033】そして、第二の廃品回収報告手段において
以前は機器からの信号を受信していたが現在は受信して
いない機器を使用済み機器と見なし、廃品回収受付装置
に配信した機器の機器番号と製造番号とから使用済み機
器のうちで未回収の機器リストや廃品回収率を得ること
ができるものである。以上によって使用者がまだ使用中
である機器、情報集計装置に通報することなしに廃棄し
た機器を区別して製造者の廃品回収への取り組み度合い
を客観的に示すような数値、例えば廃品の回収率を得ら
れるシステムを構築することができる。
【0034】また、請求項8記載の発明のように、情報
集計装置は、市場に出荷した機器の識別情報と販売ルー
ト情報とを蓄えた出荷機器データベース部と、通信回線
の接続が確認された機器の識別情報を記憶した通信回線
接続機器データベース部とから販売ルートを考慮して通
信回線の未接続機器のリストや未接続率を求める第三の
廃品回収報告手段を備えるものである。
【0035】そして、第三の廃品回収報告手段において
市場に出荷した機器の機種番号と製造番号毎に販売ルー
トを蓄えた出荷機器データベース部と通信回線の接続が
確認された機器の機種番号と製造番号を記憶した通信回
線接続機器データベース部とを比較して販売ルート毎に
通信回線の未接続機器のリストや接続率を求めるもので
ある。以上によって販売ルート別に通信回線の接続率が
わかり、接続工事など本システムへの取り組み度合いを
客観的に示すような数値を得ることができる。
【0036】また、請求項9記載の発明のように、情報
集計装置の通信回線接続機器データベース部は、未記憶
の機器からはじめて機器情報を受信したときに使用者情
報の新規登録を要求する登録要求信号を出力して前記機
器に通知するものである。
【0037】そして、通信回線接続機器データベース部
は今まで接続が確認されていなかった機器から機器情報
を受け取ったときに機器使用者の住所や連絡先など使用
者情報を要求する登録要求信号を出力し、機器側の使用
者に通知する。以上によって使用者情報データベース部
のメンテナンスを完全なものとすることができ、本発明
のシステムの信頼性を高めることができる。
【0038】また、請求項10記載の発明のように、情
報集計装置は、中古品回収受付装置や廃品回収受付装置
に配信した機器の識別情報を記憶する回収機器データベ
ース部を備え、前記回収機器データベース部に記憶した
機器から機器情報をはじめて受信したときに通信回線接
続機器データベース部は、前記回収機器データベース部
に前記機器に関する情報の登録削除を要求する登録削除
信号を出力するとともに、前記機器使用者情報の再登録
を要求する登録要求信号を出力して前記機器に通知する
ものである。
【0039】そして、情報集計装置は中古品回収受付装
置や廃品回収受付装置に配信した機器の機種番号と製造
番号を記憶した回収機器データベース部を備えて、通信
回線接続機器データベース部は一度中古品や廃品として
処理した機器から機器情報を再び受け取ったときに今ま
での使用者情報を登録削除するとともに、機器使用者の
住所や連絡先など使用者情報を要求する登録要求信号を
出力し、機器側の使用者に通知する。以上によって中古
品市場を考慮して使用者情報データベース部のメンテナ
ンスを完全なものとすることができ、本発明のシステム
の信頼性を高めることができる。
【0040】また、請求項11記載の発明のように、情
報集計装置の第一または第二の廃品回収報告手段は、使
用者情報データベース部に記憶された使用者の居住地区
を考慮して未回収機器リストや回収率を求めるものであ
る。
【0041】そして、第一または第二の廃品回収報告手
段において機器使用者の住所や連絡先など使用者情報を
記憶する使用者情報データベース部から使用者の居住地
区毎に未回収機器リストや回収率を得ることができるの
で、回収が思うようにならない場合に回収地域に原因が
ないかを分析することができるものである。以上によっ
て回収地域を含めて廃品回収への取り組み度合いを客観
的に示すような数値、例えば廃品の回収率を得られるシ
ステムを構築することができる。
【0042】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0043】(実施例1)図1は本発明の実施例1であ
る廃品回収情報処理システムの概念図である。図1にお
いて、ある家庭に冷蔵庫1がある。冷蔵庫1は電話回線
2を使って情報集計装置3に接続され、故障したときに
自身の機種番号、故障状態や故障箇所といった故障情
報、使用期間や通電時間といった使用実態情報を情報集
計装置3に発信する(故障通報)。また、老朽化や引越
しなどで使用済みとなり廃品処理したいときに、例えば
使用者が冷蔵庫本体についている押しボタンスイッチを
押すことで自身の機種番号と使用実態情報を情報集計装
置3に発信する(廃品処理通報)。なお冷蔵庫1と情報
処理集計装置3との接続は電話回線に限らずケーブルテ
レビなど同軸ケーブル網や光ファイバー網のように家と
外部通信者とを結ぶものであればよい。
【0044】故障通報や廃品処理通報を受けた情報集計
装置3は、おのおのの通報の内容をを判断して処理すべ
きところへ転送する。例えば、故障通報であれば、機器
の製造メーカーのサービス窓口4の修理受付装置であっ
たり、県内の修理業者5の修理受付装置であったり、近
くの電器店6の修理受付装置である。いずれに通報する
かは故障情報からわかる故障状況やその修理費用、使用
実態情報からわかる機器の寿命によって判断し、例えば
修理するよりも買い換えた方がよいと情報集計装置3が
判断した場合には電器店6へ優先的に転送する。
【0045】このとき情報集計装置3は、機器の使用者
の名前、住所、連絡先などの使用者情報を持っていて、
通報先にこれを併せて転送する。情報集計装置3から連
絡を受けた各業者は、これを参照してまず使用者に連絡
し交渉して機器を修理・受け取りに行く。使用者情報は
冷蔵庫1が持っていて故障通報や廃品処理通報の中に含
めて発信してもよいが、使用者情報を冷蔵庫1に記憶・
消去させる手段と手間が必要であるし、また例えば故障
通報や廃品処理通報を盗聴すると使用者情報が得られる
点でプライバシー漏洩の可能性がある。
【0046】そこで、使用者情報は情報集計装置3に蓄
え、通報の中に含まれる機種番号を用いて使用者情報を
検索する方式が望ましい。その結果、情報集計装置3に
は機器の機種番号と使用者情報とを扱うデータベースが
存在するが、これについては後で詳しく述べる。
【0047】従来、機器が故障したときに製造メーカー
のサービス窓口4に電話連絡するか、修理業者5に連絡
するか、あるいは電器店6に連絡するかの判断に使用者
は悩んでいた。例えば修理業者5に連絡すると、修理業
者も商売であるから修理することを中心に考える。その
結果たとえば機器の寿命が近くて、長い目で見ると修理
するよりも買い換えた方がいいような機器でも修理する
ことがある。一方製造メーカーのサービス窓口4では電
器店6を紹介され、電器店6では販売を中心に考えてま
だ修理して使える機器でも買い替えを勧めることがあ
る。
【0048】このように本発明によれば、使用者が修理
するか廃棄して買い換えるかを悩まなくても最適の相手
に自動的に通報することができる。一方、情報集計装置
から通報を受けた修理業者等は機種番号や故障状態、使
用者の住所など必要な情報が通報時と同時に正確に得ら
れるので迅速に対応することができる。買い換えの場合
には通報を受けた販売店は新規購入の客を得ることがで
きる。
【0049】同様に、廃品処理通報であれば、近くの電
器店6の廃品回収受付装置や廃品回収者7の廃品回収受
付装置、中古品売買者8の中古品回収受付装置に通報内
容を転送する。電器店6では前述の修理受付装置と廃品
回収受付装置とを兼ねてもよい。機器によって廃品処理
の扱い先が違うことがあるので情報集計装置3は機種番
号でこれを判別する。例えば冷蔵庫であればフロン回収
が可能な廃品回収者7へ転送する。加えて機器の使用状
況によって廃品として分解し部品や材料として再利用す
るか、中古品として機器のまま再使用するか判断する。
廃品処理通報に含まれる機器の使用状態情報を参照し、
いずれのところへ通報するのがよいかを情報集計装置3
が判断する。例えば、冷蔵庫であれば機器の使用期間が
3年未満のものは中古品売買者8に、それ以上であれば
電器店6や廃品回収者7に転送する。従来は、まだ中古
品として使えるような機器でも電器店6や廃品回収者7
に持ち込まれ、中古品売買者8にわたらずに機器を分解
することがあった。
【0050】この点本発明によれば、使用者が中古品利
用か廃品処理かを考えなくても、また廃品処理の事情を
知らなくても最適の相手に自動的に通報することができ
る。すなわちリサイクルを積極的に行なうことができ
る。一方、情報集計装置から通報を受けた廃品回収者等
は自分が回収したい機器を情報集計装置に予め登録して
おくことで、処理可能なもの、自身が希望するものを効
率的に回収することができる。
【0051】(実施例2)図2は図1をさらに発展させ
た廃品回収情報処理システムの概念図である。機器とし
て冷蔵庫1のほかにテレビジョン10、洗濯乾燥機1
1、エアコン12、照明機器13がある。電話回線2に
つながる情報発信装置14が一家に1台あり、各機器か
らの通報は無線信号によって情報発信装置14に伝送さ
れ、情報発信装置14から電話回線2を使って情報集計
装置3に送られる。
【0052】図1のように各機器から故障通報や廃品処
理通報が発信されるほか、情報発信装置14から使用異
常通報が発信される。これは情報発信装置14が家庭内
の機器の使用状況を監視して通常の使用では考えにくい
と判断したときに異常通報するもので一種のセキュリテ
ィである。例えば図2ではテレビジョン10がオンした
ままであるのに照明機器13が夜になってもオンされな
い、トイレや水道の使用が半日以上見られないなどの生
活必需品の使用監視から使用異常通報の発信の判断を行
なう。情報集計装置3は受け取った通報内容が使用異常
通報であれば、同時に受信している他の家庭の通報処理
よりもこれを優先してセキュリティ会社9のセキュリテ
ィ受付装置に使用者の氏名、住所、電話番号とともに異
常通報を伝える。
【0053】以上のように、情報集計装置3が通報内容
をみて転送先を判断するので、発信側である機器の通信
処理を複雑にすることなく廃品回収処理システムを基盤
にセキュリティのような新たなサービスを付加すること
が可能である。例えば、情報発信装置14は通報先電話
番号を1つ(情報集計装置3の電話番号)だけ持てばよ
く、通信するための通信手順も複数の相手毎に用意する
必要がない。
【0054】(実施例3)図1、図2記載の廃品回収情
報処理システムの構成ブロック図を図3に示す。図3に
は冷蔵庫などの機器21と情報集計装置3、情報集計装
置3からの転送先として修理受付装置22、廃品回収受
付装置23とで説明する。
【0055】まず機器21は、三つの信号発信源と一つ
の発信手段30とから構成される。信号発信源として、
機器21自身の機種番号や製造番号などの識別情報を機
器情報として記憶しておく機器情報記憶手段31、機器
21の使用時間や通電時間など使用実態情報を計測して
記憶する使用実態計測手段32、機器の故障箇所など故
障状態情報を調べる故障状態調査手段33がある。そし
て発信手段30は、故障状態調査手段33によって故障
を発見したときに機器情報記憶手段31からの機器情報
aと使用実態計測手段32からの使用実態情報bと故障
状態調査手段33からの故障状態情報cとを情報集計装
置3に発信する(d)。
【0056】そのため機器情報は製造時に工場で機器情
報記憶手段31に記憶させる。これは書き換える必要が
ないのでROMでよい。使用実態計測手段32は、図示
していないが機器を制御する制御部から運転信号を得て
計測する。計測するのは、機器の使用時間や通電時間で
あり、洗濯機の洗濯回数など使用回数である。また機器
に与えるストレスの大きい要素があれば、それを計測す
るセンサを備えて、そのセンサから計測値を得る使用実
態情報でもよい。例えば、周囲環境の温度や振動などで
ある。また、故障状態調査手段33は機器を制御する制
御部に自己診断プログラムを実行させ、そのときのモニ
タ信号から動作結果が所定の範囲内にあることを確認す
る。このとき所定の範囲内からはずれたときに故障と判
断し、より詳細に故障部分、故障内容を調べるための自
己診断プログラムを実行させて詳細な故障状態情報を得
る。
【0057】次に情報集計装置3について説明する。情
報集計装置3は一つの受信手段、三組のデータベース部
と判断手段とから構成される。
【0058】受信手段50は機器21の発信手段30か
ら発信された情報dを受信して機器情報a’と使用実態
情報b’と故障状態情報c’を出力する。
【0059】まず使用者判別手段51では機器情報a’
を検索語として受信信号の発信源である機器の使用者の
住所や連絡先など使用者情報を検索して出力する
(e)。そのために複数の機器の機種番号と製造番号な
ど機器情報とその使用者の情報を記憶した使用者情報デ
ータベース部52を備える。
【0060】ここで機器情報a’は機種番号や製造番号
に限らず使用者が使用している機器を識別できるもので
あればよい。また使用者情報データベース部50に記憶
された使用者情報は例えば購入時に使用者からの電話や
はがきによって住所や連絡先と機器情報とを教えてもら
い登録して構築する。
【0061】また修理・廃品判断手段53では機器情報
a’と使用実態情報b’と故障状態情報c’を検索語と
して受信信号の発信源である機器を修理するかあるいは
廃棄するかを判断して出力する(修理・廃品判断情報
f)。そのため機器の修理情報や寿命情報を蓄えた故障
情報データベース部53を利用する。
【0062】すなわち、機器情報a’から対象となる機
種がわかる。故障情報データベース部54によってその
機種において使用実態情報b’から機器の寿命まであと
どのくらい使えるかわかる。また故障状態情報c’から
故障を修理するのに必要な作業や金額がわかる。修理判
断部53はこれら機器の寿命と修理金額とを考慮して修
理すべきか、そうでないかを総合的に判断する。
【0063】配信判断手段55は以上の機器情報a’、
使用実態情報b’、故障状態情報c’、使用者情報e、
修理・廃品判断情報fを入力して、最適な転送先部門を
選択しその情報を伝える。すなわち、機器情報a’から
対象となる機器がわかり、修理・廃品判断情報fによっ
て修理するか廃品にするかがわかり、使用者情報eから
使用者の住む地域がわかる。配信判断手段55はこれら
を検索語として最適な請け負い者を検索する。そのため
に請け負い者の業種、担当地区、設備、希望する機器、
希望しない機器を記憶した連絡先データベース部56を
備える。
【0064】このようにして情報集計装置3から通報を
受けた修理受付装置22や廃品回収受付装置23は機器
情報a’、使用実態情報b’、故障状態情報c’、使用
者情報e、修理・廃品判断情報fを受け取り、どのよう
な機器がどのような状態であるのか、またその使用者
(所有者)に連絡をとる方法がわかる。したがって修理
者や廃品回収者は自分が望む機器であったり自分が修理
可能な機器、廃品回収可能な機器について、通報と同時
に必要十分な情報が確実に得られ修理業務や廃品回収業
務が促進される。
【0065】なお、配信判断手段55はどの機器をどの
請け負い者に任せたかの記録してもよい。回収機器デー
タベース部57に機器情報と配信先である請け負い者と
のデータベースを構築する。これによって請け負い者別
に今までの実績がわかり、それに応じて請け負い者の検
索に反映させることができる。その結果、請け負い者の
中で競争意識を生み活性化を図ることができる。また不
法廃棄など処理が不適当な機器があればこの回収機器デ
ータベース57を用いてその機種番号と製造番号とから
どの請け負い者が担当したものか割り出せる。したがっ
て万一、役割を十分に果たさない請け負い者がいたとき
にこれをチェックすることができる。
【0066】以上によって使用者が手配しなくても故障
状態によって修理受付装置または廃品回収受付装置に自
動的に通報されるので廃品の回収率を高めることができ
る。また、故障状態に応じて修理するか廃棄するかを適
切に判断できるので機器の寿命の点から効率的である。
【0067】(実施例4)別の実施例を図4で説明す
る。図3と同じものは同じ番号をつけて詳細な説明を省
略する。図4には冷蔵庫などの機器21と情報集計装置
3、情報集計装置3からの転送先として廃品回収受付装
置23、中古回収受付装置24とで説明する。
【0068】機器21は、図3同様に機器情報記憶手段
31、使用実態計測手段32、故障状態調査手段33、
発信手段30とから構成される。加えて、機器情報記憶
手段31に機器情報aを出力させ、使用実態計測手段3
2に使用実態情報bを出力させ、発信手段30から情報
集計装置3に発信させる通報指示手段34と、その通報
指示手段を起動させる入力手段35を備える。
【0069】使用者は機器21が不要になって廃棄した
いときに入力手段35を用いて通報指示手段34を起動
する。そして通報指示手段34によって発信手段30か
ら情報集計装置3に機器情報aと使用実態情報bとを発
信する。入力手段35は押しボタンなどのスイッチで、
間違って押したりすることがないよう扉などによって普
段は隠されている。
【0070】これを受信する情報集計装置3は、図3同
様に受信手段50、使用者判別手段51と使用者情報デ
ータベース部52、修理・廃品判断手段53と故障情報
データベース部54、配信判断手段55と連絡先データ
ベース部56と回収機器データベース部57とから構成
される。加えて第一の廃品回収報告手段58と出荷機器
データベース部59とを備える。
【0071】発信手段30からの通報を受信した受信手
段50は機器情報a’を使用者判別手段51に、また機
器情報a’と使用実態情報b’を出力する。
【0072】使用者判別手段51では使用者情報データ
ベース部52を用い機器情報a’を検索語として受信信
号の発信源である機器の使用者の住所や連絡先など使用
者情報を検索して出力する(e)。また、修理・廃品判
断手段53では故障情報データベース部53を利用して
機器情報a’と使用実態情報b’とを検索語として受信
信号の発信源である機器を中古品として再使用するかあ
るいは廃棄して再生利用するかを判断して出力する(修
理・廃品判断情報f)。
【0073】すなわち、機器情報a’から対象となる機
種がわかる。故障情報データベース部54によってその
機種において使用実態情報b’から機器の寿命まであと
どのくらい使えるかわかる。修理判断部53はこれら機
器の寿命を考慮して中古品として再使用すべきか、解体
して部品や材料レベルで再利用すべきかを総合的に判断
する。
【0074】配信判断手段55は以上の機器情報a’、
使用実態情報b’、使用者情報e、修理・廃品判断情報
fを入力して、最適な転送部門を選択しその情報を伝え
る。すなわち、機器情報a’から対象となる機器がわか
り、修理・廃品判断情報fによって中古品か廃品にする
かがわかり、使用者情報eから使用者の住む地域がわか
る。配信判断手段55は連絡先データベース部56を利
用してこれらを検索語として最適な請け負い者を検索す
る。そのために連絡先データベース部56には請け負い
者の業種、担当地区、設備、希望する機器、希望しない
機器を記憶しておく。
【0075】このように情報集計装置3から通報を受け
た廃品回収受付装置23や中古品回収受付装置24は機
器情報a’、使用実態情報b’、使用者情報e、修理・
廃品判断情報fを受け取り、どのような機器がどのよう
な状態であるのか、その使用者(所有者)に連絡をとる
方法がわかる。特に中古品の場合、今までにどのくらい
使った、寿命まであとどのくらい見積もれるかが修理・
廃品判断情報fによってわかるので中古品の品質を判断
する目安が得られる。したがって廃品回収者や中古回収
者は自分が望む機器であったり自分が扱える機器、廃品
回収可能な機器について、通報と同時に必要十分な情報
が確実に得られる。また中古品としての再使用と部品や
材料レベルの再生利用とが情報集計装置3によって分別
されるのでリサイクル業務が促進される。
【0076】以上によって使用者が手配しなくても使用
状態に応じて中古品回収受付装置あるいは廃品回収受付
装置に自動的に手配されるので廃品の回収率を高めるこ
とができる。また、使用状態に応じて再使用するか再生
利用するかを適切に判断できるので機器の寿命の点から
効率的である。
【0077】さらにこのシステムを利用して製造者が自
身の製造した機器について廃品回収の状況を把握できる
システムを構築することができる。これを説明する。
【0078】情報集計装置3では、製造者が市場に出荷
した機器すべての機種番号と製造番号などの機器情報を
出荷機器データベース部59に蓄積している。そして、
廃品回収へ廻された機器の機器情報と比較することで市
場に出荷したうちのどのくらいが回収されたかを調査す
ることが可能となる。
【0079】すなわち、第一の廃品回収報告手段58は
修理・廃品判断手段53から機器情報a’と修理・廃品
判断情報fとを入力し、廃品回収と判断された機器につ
いて機器情報を検索語に出荷機器データベース部59へ
照合する。そして、市場に出荷した機器のうちで未回収
の機器リストや市場出荷台数に対する廃品回収率を算出
して出力手段63に出力する。いつごろ出荷したかは製
造番号で管理できるので、機器を出荷して例えば7年後
で評価すれば店頭在庫などの影響を小さくして廃品回収
率を見ることができる。なお、中古品として再使用と判
断したものは再び回収されるものなので回収率には含ま
ない。
【0080】以上によって廃品の回収率を高めるために
使用者が廃品を処理する際に協力してもらいやすいシス
テムをつくることができる。すなわち、地球環境を守る
ため廃品を効率的にリサイクルするという意識が使用者
に高まるほどこのシステムに賛同し協力してもらえ、そ
のため廃品回収率がより正確になり、その回収率によっ
て製造者や廃品回収者に企業努力を要求することができ
る。使用者と製造者、回収者が結びついた廃品回収のシ
ステムをもたらすことができる。
【0081】さらに、第一の廃品回収報告手段58は使
用者情報a’から機器使用者の住所を得てや使用者の居
住地区毎に未回収機器リストや回収率を算出して出力手
段63に出力する。その結果、廃品の回収が思うように
ならない場合にその地域の廃品処理体制や使用者に対す
る廃品処理教育に原因がないかを分析することができ
る。
【0082】現状では今まで使っていた機器が不要にな
って廃棄するときに、その市町村の廃品処理場に持ち込
まれていた。しかし、リサイクルが複雑になってくると
廃品処理場による一括処理ではなく専門業者による廃品
処理が望ましい。すなわち一括処理する廃品処理場が独
断で廃品の処理を決めるのではなく、情報集計装置に通
報し廃品回収と処理を専門者に任せるという考え方を市
町村などの行政や使用者に浸透させる必要があるわけ
で、そのための指標が本発明によって得られる。
【0083】以上によって回収地域を含めて廃品回収へ
の取り組み度合いを客観的に示すような数値、例えば廃
品の回収率を得られるシステムを構築することができ
る。
【0084】また、出荷機器データベース部59には機
器毎に販売ルート情報を併せて蓄えておく。販売ルート
情報として例えば、機器をどの販売社、販売店に納入し
たのかである。そして第一の廃品回収報告手段58は販
売ルートや販売店別に廃品回収率を算出して出力手段6
3に出力する。その結果、廃品の回収が思うようになら
ない場合に販売ルートに原因がないかを分析することが
できる。
【0085】現状では今まで使っていた機器の廃品回収
は新しい機器の購入とセットになっており販売店が行な
うことが多い。したがって販売ルートは廃品回収におい
ても責任を負う。リサイクルが複雑になってくると販売
店による廃品回収から専門業者による廃品回収が望まし
い。本発明は販売店別に廃品回収率を提示するのでこれ
を促進することができる。すなわち販売店が独断で廃品
の処理を決めるのではなく、情報集計装置に通報し廃品
回収と処理を専門者に任せるという考え方を販売店や使
用者に浸透させる必要があるわけで、そのための指標が
本発明によって得られる。
【0086】以上によって販売ルートを含めて廃品回収
への取り組み度合いを客観的に示すような数値、例えば
廃品の回収率を得られるシステムを構築することができ
る。
【0087】なお、機器21の使用実態計測手段32に
は使用者のプライバシー情報が含まれることがある。使
用した時刻帯などの情報でこれらは廃品回収する前に消
去することが望ましい。使用時間の総計などは中古品の
判断処理に必要であるから消去せずに残しておく。そこ
で通報指示手段34を起動したときに初期化信号を出力
して一部の使用実態情報を消去し使用者のプライバシー
を守る。このようにすれば、使用者はプライバシーを守
る為に入力手段35を通じて通報指示手段34を起動し
て廃棄することが促進される。その結果、情報集計装置
3に通報され、適切な廃品回収が行なわれ廃品回収率に
含まれることになる。
【0088】以上によって使用者が通報指示手段の有用
性をあらためて認識し、通報指示手段の起動を行なわず
して機器を廃棄することを防ぐことが可能である。
【0089】(実施例5)別の実施例を図5で説明す
る。図3、図4と同じものは同じ番号をつけて詳細な説
明を省略する。図5には冷蔵庫などの機器21と情報集
計装置3、情報集計装置3からの転送先として修理受付
装置22、廃品回収受付装置23、中古回収受付装置2
4とで説明する。
【0090】機器21は、図3、図4同様に機器情報記
憶手段31、使用実態計測手段32、故障状態調査手段
33、通報指示手段34、入力手段35、発信手段30
とから構成される。加えて、通信回線が情報集計装置3
に接続されていることを確認するための接続確認信号を
所定の時期に出力する信号発生手段36と、その所定の
時期を計時するタイマー手段37を備える。
【0091】接続確認信号は機器情報記憶手段31に機
器情報aを出力させ、発信手段30から情報集計装置3
に発信させる。これを情報集計装置3が正常に受信する
ことで情報集計装置3は通信回線によってつながってい
る機器がわかる。また、図示していないが機器21と情
報集計装置3とは双方向通信可能で、情報集計装置3は
正常に受信したときに応答信号を発信元の機器に返信す
ることで機器21側でも通信回線の接続が正常であるこ
とが確認できる。
【0092】以上のような接続確認は、機器を設置した
ときに必要である。またその後も定期的に行なってこの
システムの動作保証をしてもよい。この場合は設置時に
1度接続確認を行なった後もタイマー手段37によって
例えば半年間隔で機器情報を発信して接続確認を行な
う。
【0093】本発明はこのような接続確認を行なうだけ
でなくこれを用いて以下のような廃品回収の報告を行な
うことができる。
【0094】(1)一度も通報がない機器を在庫品と見
なし、通報がある機器のみをを対象にして使用者が使用
している、あるいは使用した機器の廃品の回収率を得
る。
【0095】(2)また、以前は通報を受信していたが
現在は受信していない機器を使用済み機器と見なし、使
用済みの機器をの廃品の回収率を得る。
【0096】以下にこれを説明する。機器21から通報
を受信する情報集計装置3は、図3、図4同様に受信手
段50、使用者判別手段51と使用者情報データベース
部52、修理・廃品判断手段53と故障情報データベー
ス部54、配信判断手段55と連絡先データベース部5
6と回収機器データベース部57、第一の廃品回収報告
手段58と出荷機器データベース部59とからなる。こ
れに加えて、通信回線に接続されている機器、すなわち
通報を受け取った機器の機器情報を蓄える通信回線接続
機器データベース部60、通信回線接続機器データベー
ス部を利用して廃品回収率などを算出して出力手段63
に出力する第二の廃品回収報告手段61とを備える。
【0097】発信手段30からの通報を受信した受信手
段50は機器情報a’を通信回線接続機器データベース
部60に出力する。これは定期通報に限らず機器情報を
含んだ通報、例えば故障通報などを受信したときも機器
情報a’を出力してもよい。
【0098】通信回線接続機器データベース部60は受
信した機器情報a’を検索語として、受信した機器情報
が未登録であれば新たにこれを登録する。既に登録済み
であれば登録する必要はない。これによって通信回線に
接続して使用されている、あるいは過去に使用されてい
た機器、すなわち使用者のもとで使用されている機器に
関する情報が通信回線接続機器データベース部60に構
築される。
【0099】第二の廃品回収報告手段61は回収機器デ
ータベース部57から今までに廃品回収した機器の機器
情報を取り寄せ、それら機器と通信回線接続機器データ
ベース部60に登録されている機器情報とを比較参照し
て使用機器のうちで未回収の機器リストや廃品回収率を
算出して出力手段63に出力する。あるいは第二の廃品
回収報告手段61は修理・廃品判断手段53から機器情
報a’と修理・廃品判断情報fとを入力し、廃品回収と
判断された機器について機器情報を検索語に通信回線接
続機器データベース部60へ照合して使用機器のうちで
未回収の機器リストや廃品回収率を出力してもよい。
【0100】以上によって販売店で在庫になっている機
器を区別して使用者のもとで使用されている機器に関し
て、製造者の廃品回収への取り組み度合いを客観的に示
すような数値、例えば廃品の回収率を得られるシステム
を構築することができる。これによって販売がうまく行
かずに市場在庫の多い機器について精度の高い廃品回収
率を得ることができる。
【0101】さらに、図示していないが通信回線接続機
器データベース部60はカレンダーを備えて通報を受信
した日付を併せて記録する。まず受信した機器情報a’
を検索語として、受信した機器情報が未登録であればこ
のときの年月日情報とともにこれを登録する。既に登録
済みの機器からであれば受信した年月日情報を追加登録
する。
【0102】そして、機器21のタイマー手段37が半
年間隔で定期通報するとすれば通信回線接続機器データ
ベース部60はこれ以上の間隔、例えば1年以上通報が
ない機器をリストアップして第二の廃品回収報告手段6
1に出力する。これらの機器は以前は通信回線に接続さ
れて使用されていたが、現在は通信回線に接続されてお
らずその背景として使用済みになって廃棄されたと見な
すことができる。
【0103】第二の廃品回収報告手段61は回収機器デ
ータベース部57から今までに廃品回収した機器の機器
情報を取り寄せ、それら機器と上述の使用済み機器とを
比較参照して使用済み機器のうちで未回収の機器リスト
や廃品回収率を得ることができる。
【0104】以上によって使用者がまだ使用中である機
器を区別して使用済みとされる機器に関して、製造者の
廃品回収への取り組み度合いを客観的に示すような数
値、例えば廃品の回収率を得られるシステムを構築する
ことができる。加えてこの方法であれば、販売店の在庫
や機器の寿命を考慮なしに現時点における廃棄した機器
の回収率を得ることができる。
【0105】なお、これらは通信回線に接続された機器
を対象にして廃品を回収しその回収率を算出しているの
で、家庭で使用されている各機器が通信回線に接続され
ていないとあまり効果がない。そこでこれらの機器を販
売、設置する販売店に対してこれを促進するシステムを
説明する。
【0106】情報集計装置3は第三の廃品回収報告手段
62を備えて、市場に出荷した機器の識別情報と販売ル
ート情報とを蓄えた出荷機器データベース部59と、通
信回線の接続が確認された機器の識別情報を記憶した通
信回線接続機器データベース部60とから販売ルートを
考慮して通信回線の未接続機器のリストや未接続率を求
める。これによって販売ルート別に通信回線の接続率が
わかりこのシステムへの取り組み度合いを客観的に示す
ような数値を得ることができる。
【0107】すなわち、販売には力を入れるが廃品回収
のことは自分の商売にあまり関係ないので力を入れない
という考えの販売店では通信回線の接続工事は積極的に
なりにくい。このような販売店は本発明のシステムを普
及させるうえで障害となる。また逆に廃品回収に理解を
示す販売店では通信回線に接続できる機器を中心に販売
し、またその接続工事にも力を入れてくれる。そこで販
売店毎に出荷台数と通信確認台数とを比較して通信回線
の接続率、その販売店の取り組みを評価する。売れてい
る機器であれば在庫台数が少ないので出荷台数と販売台
数とではほぼ一致するものである。また売れている機器
が市場の代表機器であるから出荷台数を販売台数と見な
して評価することができる。以上のように通信回線の接
続率から本システムの普及に対して販売店の協力度合い
を得ることができる。
【0108】ここで今までのまとめを図6を用いて説明
し、その課題を説明する。図6は本発明の廃品回収率を
求めるための流れ図である。機器は製造者70から販売
者71、使用者72、廃品処理者73へと流れる。その
過程の中で上述のように情報集計装置3には次のような
データベースが構築される。
【0109】(1)製造者から販売者への流れにおい
て、出荷した機器の機種番号や製造番号、ならびにその
販売ルートなどの情報を蓄積した出荷機器データベース
59。
【0110】(2)販売者から使用者への流れにおい
て、通信回線に接続したことが確認された機器の機種番
号や製造番号をなどの情報を蓄積した通信回線接続機器
データベース52。またその使用者の氏名や住所、連絡
先などの情報を蓄積した使用者情報データベース52。
さらに通信回線接続機器52に蓄積した情報は、機器の
設置時に通報があった「機器の設置が確認された機器=
使用者が使用した機器」と、機器から定期的な通報がな
くなった「現在未設置の機器=使用済みの機器」とに分
けることができる。
【0111】(3)使用者から廃品処理者への流れにお
いて、廃品回収した機器の機種番号や製造番号ならびに
その廃品処理者をなどの情報を蓄積した回収機器データ
ベース57。
【0112】以上のデータベースを用いて、以下のよう
な数値を例えば販売店別に、あるいは使用者の地域別求
める。
【0113】(A)出荷機器データベース59と回収機
器データベース57とを比較して、出荷した機器に対す
る廃品回収率。
【0114】(B)通信回線接続機器データベース60
と回収機器データベース57とを比較して、「機器の設
置が確認された機器=使用者が使用した機器」に対する
廃品回収率。あるいは「現在未設置の機器=使用済みの
機器」出荷した機器に対する廃品回収率。
【0115】(C)出荷機器データベース59と通信回
線接続機器データベース60とを比較して、出荷した機
器に対する通信回線の接続率。
【0116】このような本システムでは使用者情報デー
タベースの精度が重要である。すなわち、故障通報を受
け取った修理者や廃品回収者が確実に回収するためには
正しい使用者の連絡先が必要である。廃品回収率も使用
者情報が正確でなければ意味がない。
【0117】それは、機器情報は工場で登録して以後変
更する必要がないので正確である。また故障状態情報の
計測は製造者が精度の高いセンサを用いれば解決でき
る。あるいは故障情報データベース部や出荷機器データ
ベース部も製造者の努力で精度を高めることができる。
しかしながら、使用者情報に関しては販売した後のこと
であり製造者は直接関与できない。せっかく通信回線に
接続されているのに使用者情報がない、また家電機器特
有であるが、中古品や譲与によって情報集計装置に登録
した使用者が知らない間に変わることがある。これらを
できる限りなくすことが本質的に必要である。
【0118】そこで、通信回線接続機器データベース部
60は今まで接続が確認されていなかった機器から機器
情報をはじめて受け取ったときに機器使用者の住所や連
絡先などの使用者情報を要求する登録要求信号を出力す
る。この登録要求信号は情報集計装置3から機器21に
対して返信される応答信号の中に含めて送信され、機器
21側で例えば表示や音声によって通知する。これを見
て使用者や機器設置者が使用者情報を連絡してくる。以
上によって新規購入者を確実にフォローし使用者情報デ
ータベース部52のメンテナンスを完全なものとするこ
とができ、本発明のシステムの信頼性を高めることがで
きる。
【0119】また、情報集計装置3は中古品回収受付装
置24や廃品回収受付装置23に配信した機器の機種番
号と製造番号を記憶した回収機器データベース部57を
備える。そして通信回線接続機器データベース部57は
一度中古品や廃品として処理した機器から機器情報を再
び受け取ったときに既に登録してある使用者情報を削除
するとともに、新たに機器使用者の住所や連絡先など使
用者情報を要求する登録要求信号を出力する。この登録
要求信号は情報集計装置3から機器21に対して返信さ
れる応答信号の中に含めて送信され、機器21側で例え
ば表示や音声によって通知する。これを見て使用者や機
器設置者が使用者情報を連絡してくる。以上によって中
古品市場を確実にフォローし使用者情報データベース部
52のメンテナンスを完全なものとすることができ、本
発明のシステムの信頼性を高めることができる。
【0120】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
機器の廃品回収情報処理システムによれば次の効果が得
られる。
【0121】使用者が使用している機器を使用済みにす
るときに、通報指示手段によって機器自身が機器の機種
番号や製造番号などの機器情報と機器の使用時間など使
用実態情報とを情報集計装置に通信回線を用いて発信す
る。これを受信した情報集計装置では、使用者情報デー
タベース部を備えて機器情報から使用者の住所や連絡先
を判別し、機器の故障情報や寿命情報を蓄えた故障情報
データベース部を備えて使用実態情報から機器を中古品
として再使用するかあるいは廃棄して再生利用するかを
判断して、中古品回収受付装置あるいは廃品回収受付装
置に機器情報と使用者情報とを配信する。そして中古品
回収受付装置や廃品回収受付装置は機種番号や製造番
号、使用者の住所や連絡先がわかるので迅速にかつ確実
に対応でき機器を回収できる。以上によって使用者が手
配しなくても使用状態に応じて中古品回収受付装置ある
いは廃品回収受付装置に自動的に手配されるので廃品の
回収率を高めることができる。また、使用状態に応じて
再使用するか再生利用するかを適切に判断できるので機
器の寿命の点から効率的である。さらにこのシステムを
原点にして製造者が自身の製造した機器について廃品回
収の状況を把握できるシステムを構築することができ
る。
【0122】そして、通報指示手段によって機器の廃棄
時に使用実態情報の一部が消去されるので使用者のプラ
イバシーを守ることができる。以上によって使用者が通
報指示手段の有用性をあらためて認識し、通報指示手段
の起動を行なわずして機器を廃棄することを防ぐことが
可能である。
【0123】また、使用者が使用している機器が故障し
たときに機器自身が通信回線を用いて機器の故障箇所な
ど故障状態情報を情報集計装置に発信する。このとき機
器の機種番号や製造番号などの機器情報と機器の使用時
間など使用実態情報も併せて情報集計装置に発信する。
これを受信した情報集計装置では、使用者情報データベ
ース部を備えて機器情報から使用者の住所や連絡先を判
別し、機器の修理情報や寿命情報を蓄えた故障情報デー
タベース部を備えて故障状態情報と使用実態情報とから
機器を修理するかあるいは廃棄してリサイクルするかを
判断して、修理受付装置あるいは廃品回収受付装置に機
器情報と故障状態情報と使用者情報とを配信する。そし
て修理受付装置や廃品回収受付装置は機種番号や製造番
号、使用者の住所や連絡先、修理する場合には故障箇所
もあわせてわかるので迅速にかつ確実に対応でき機器の
修理や回収ができる。以上によって使用者が手配しなく
ても故障状態によって修理受付装置または廃品回収受付
装置に自動的に通報されるので廃品の回収率を高めるこ
とができる。また、故障状態に応じて修理するか廃棄す
るかを適切に判断できるので機器の寿命の点から効率的
である。さらにこのシステムを基本として製造者が自身
の製造した機器について廃品回収の状況を把握できるシ
ステムを構築することができる。
【0124】また、情報集計装置は製造者が市場に出荷
した機器の機種番号と製造番号を蓄えた出荷機器データ
ベース部を備えて、廃品回収受付装置に配信した機器の
機器番号と製造番号とから市場に出荷した機器のうちで
未回収の機器リストや市場出荷台数に対する廃品回収率
を得ることができるものである。以上によって製造者が
自身の製造した機器について廃品回収の状況を把握でき
るシステムを構築することができ、そのために製造者の
廃品回収への取り組み度合いを客観的に示すような数
値、例えば廃品の回収率を得られるシステムを構築する
ことができる。
【0125】そして、出荷機器データベース部が市場に
出荷した機器の機種番号と製造番号と販売ルートを蓄え
て販売ルート毎に未回収機器リストや回収率を得ること
ができるので、回収が思うようにならない場合に販売ル
ートに原因がないかを分析することができるものであ
る。以上によって販売ルートを含めて廃品回収への取り
組み度合いを客観的に示すような数値、例えば廃品の回
収率を得られるシステムを構築することができる。
【0126】あるいは、信号発生手段によって機器の設
置時に機器の機種番号や製造番号などの機器情報を機器
自身が情報集計装置に通信回線を用いて発信する。これ
を受信した情報集計装置では受信した機器情報から通信
回線の接続が確認された機器の機種番号と製造番号を記
憶する通信回線接続機器データベース部を備えて、廃品
回収受付装置に配信した機器の機器番号と製造番号とか
ら通信回線の接続が確認された機器のうちで未回収の機
器リストや廃品回収率を得ることができるものである。
以上によって販売ルート中で在庫となっているような使
用者がまだ使用していない機器を区別して使用者のもと
で使用されている機器に関して、製造者の廃品回収への
取り組み度合いを客観的に示すような数値、例えば廃品
の回収率を得られるシステムを構築することができる。
【0127】そして、第二の廃品回収報告手段において
以前は接続確認信号を受信していたが現在は受信してい
ない機器を使用済み機器と見なし、廃品回収受付装置に
配信した機器の機器番号と製造番号とから使用済み機器
のうちで未回収の機器リストや廃品回収率を得ることが
できるものである。以上によって使用者がまだ使用中で
ある機器を区別して使用済みとされる機器に関して、製
造者の廃品回収への取り組み度合いを客観的に示すよう
な数値、例えば廃品の回収率を得られるシステムを構築
することができる。
【0128】あるいは、第三の廃品回収報告手段におい
て市場に出荷した機器の機種番号と製造番号毎に販売ル
ートを蓄えた出荷機器データベース部と通信回線の接続
が確認された機器の機種番号と製造番号を記憶した通信
回線接続機器データベース部とを比較して販売ルート毎
に通信回線の未接続機器のリストや接続率を求めるもの
である。以上によって販売ルート別に通信回線の接続率
がわかり、接続工事など本システムへの取り組み度合い
を客観的に示すような数値を得ることができる。
【0129】そして、通信回線接続機器データベース部
は今まで接続が確認されていなかった機器から機器情報
を受け取ったときに機器使用者の住所や連絡先など使用
者情報を要求する登録要求信号を出力し、機器側の使用
者に通知する。以上によって使用者情報データベース部
のメンテナンスを完全なものとすることができ、本発明
のシステムの信頼性を高めることができる。
【0130】また、情報集計装置は中古品回収受付装置
や廃品回収受付装置に配信した機器の機種番号と製造番
号を記憶した回収機器データベース部を備えて、通信回
線接続機器データベース部は一度中古品や廃品として処
理した機器から機器情報を再び受け取ったときに今まで
の使用者情報を登録削除するとともに、機器使用者の住
所や連絡先など使用者情報を要求する登録要求信号を出
力し、機器側の使用者に通知する。以上によって中古品
市場を考慮して使用者情報データベース部のメンテナン
スを完全なものとすることができ、本発明のシステムの
信頼性を高めることができる。
【0131】また、第一または第二の廃品回収報告手段
において機器使用者の住所や連絡先など使用者情報を記
憶する使用者情報データベース部から使用者の居住地区
毎に未回収機器リストや回収率を得ることができるの
で、回収が思うようにならない場合に回収地域に原因が
ないかを分析することができるものである。以上によっ
て回収地域を含めて廃品回収への取り組み度合いを客観
的に示すような数値、例えば廃品の回収率を得られるシ
ステムを構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における廃品回収情報処理シ
ステムを説明する概念構成図
【図2】本発明の実施例2における廃品回収情報処理シ
ステムを説明する概念構成図
【図3】本発明の実施例3における廃品回収情報処理シ
ステムの機能ブロック図
【図4】本発明の実施例4における廃品回収情報処理シ
ステムの機能ブロック図
【図5】本発明の実施例5における廃品回収情報処理シ
ステムの機能ブロック図
【図6】本発明の実施例6における廃品回収情報処理シ
ステムを説明する概念構成図
【符号の説明】
1、10、11、12、13、21 家庭内の電気機器 2 通信回線 3 情報集計装置 14 情報発信装置 22 修理受付装置 23 廃品回収受付装置 24 中古品回収受付装置 31 機器情報記憶手段 32 使用実態計測手段 33 故障状態調査手段 34 通報指示手段 36 信号発生手段 50 受信手段 51 使用者判別手段 52 使用者情報データベース部 53 修理・廃品判断手段 54 故障情報データベース部 55 配信判断手段 56 連絡先データベース部 57 回収機器データベース部 58、61、62 廃品回収報告集手段 59 出荷機器データベース部 60 通信回線接続機器データベース部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアコンや冷蔵庫等の家庭にある機器と、
    前記機器と通信回線を通じて接続され前記機器の使用情
    報を集計する情報集計装置と、前記機器が廃棄される
    際、前記情報集計装置からの前記機器の情報が伝達され
    る中古品回収受付装置及び廃品回収受付装置とからな
    り、前記機器は、前記機器の機種番号や製造番号などの
    識別情報を機器情報として記憶しておく機器情報記憶手
    段と、前記機器の使用時間など使用実態情報を計測して
    記憶する使用実態計測記憶手段と、前記機器の廃棄時に
    通報指示信号を発信手段に出力する通報指示手段と、前
    記通報指示信号によって前記機器情報記憶手段と前記使
    用実態計測記憶手段からの情報とを発信する発信手段を
    有し、前記情報集計装置は、前記機器の発信手段から発
    信された情報を受信する受信手段と、機器使用者の住所
    や連絡先など使用者情報を記憶する使用者情報データベ
    ース部と、前記受信手段からの機器情報を前記使用者情
    報データベース部に入力して前記受信信号の発信源であ
    る機器の使用者情報を出力する使用者判別手段と、機器
    毎の故障情報や寿命情報を蓄えた故障情報データベース
    部と、前記受信手段から使用実態情報を前記故障情報デ
    ータベース部に入力して前記受信信号の発信源である機
    器を中古品として再使用するかあるいは廃棄して再生利
    用するかを判断する廃品判断手段と、前記廃品判断手段
    からの信号に応じて中古品回収受付装置あるいは廃品回
    収受付装置に前記機器情報と前記使用者情報とを配信す
    る配信判断手段とを備えた廃品回収情報処理システム。
  2. 【請求項2】機器の通報指示手段は、前記機器の廃棄時
    に通報指示信号を発信手段に出力するとともに、通報し
    た後に使用実態計測記憶手段に記憶した使用実態情報の
    一部を消去して初期化する初期化信号を出力する請求項
    2記載の廃品回収情報処理システム。
  3. 【請求項3】エアコンや冷蔵庫等の家庭にある機器と、
    前記機器と通信回線を通じて接続され前記機器の故障情
    報を集計する情報集計装置と、前記機器の修理の際、前
    記情報集計装置からの前記機器の情報が伝達される修理
    受付装置及び廃品回収受付装置とからなり、前記機器
    は、前記機器の機種番号や製造番号などの識別情報を機
    器情報として記憶しておく機器情報記憶手段と、前記機
    器の使用時間など使用実態情報を計測して記憶する使用
    実態計測記憶手段と、前記機器の故障箇所など故障状態
    情報を調べる故障状態調査手段と、前記故障状態調査手
    段によって故障を発見したときに前記機器情報記憶手段
    と前記使用実態計測記憶手段と前記故障状態調査手段か
    らの情報とを発信する発信手段を有し、前記情報集計装
    置は、前記機器の発信手段から発信された情報を受信す
    る受信手段と、機器使用者の住所や連絡先など使用者情
    報を記憶する使用者情報データベース部と、前記受信手
    段からの機器情報を前記使用者情報データベース部に入
    力して前記受信信号の発信源である機器の使用者情報を
    出力する使用者判別手段と、機器の修理情報や寿命情報
    を蓄えた故障情報データベース部と、前記受信手段から
    使用実態情報と故障状態情報を前記故障情報データベー
    ス部に入力して前記受信信号の発信源である機器を修理
    するかあるいは廃棄してリサイクルするかを判断する修
    理判断手段と、前記修理判断手段からの信号に応じて修
    理受付装置あるいは廃品回収受付装置に前記機器情報と
    前記故障状態情報と前記使用者情報とを配信する配信判
    断手段とを備えた廃品回収情報処理システム。
  4. 【請求項4】情報集計装置は、製造者が市場に出荷した
    機器の識別情報を蓄えた出荷機器データベース部と、廃
    品回収受付装置に配信した機器の識別情報を前記出荷機
    器データベース部に入力して未回収機器リストや回収率
    を求める第一の廃品回収報告手段とを備えた請求項1ま
    たは3記載の廃品回収情報処理システム。
  5. 【請求項5】情報集計装置の出荷機器データベース部
    は、市場に出荷した機器の識別情報と販売ルート情報と
    を蓄え、第一の廃品回収報告手段は販売ルートを考慮し
    て未回収機器リストや回収率を求める請求項4記載の廃
    品回収情報処理システム。
  6. 【請求項6】家庭にある機器は、通信回線が情報集計装
    置に接続されていることを確認するための接続確認信号
    を機器の設置時に機器情報記憶手段に出力する信号発生
    手段を備え、発信手段は前記機器情報記憶手段からの機
    器情報を通信回線を通じて発信し、前記情報集計装置は
    受信手段で受信した前記機器情報から通信回線の接続が
    確認された機器の識別情報を記憶する通信回線接続機器
    データベース部と、廃品回収受付装置に配信した機器の
    識別情報を前記通信回線接続機器データベース部に入力
    して未回収機器リストや回収率を求める第二の廃品回収
    報告手段とを備えた請求項1または3記載の廃品回収情
    報処理システム。
  7. 【請求項7】家庭にある機器は、所定の期間毎に信号発
    生手段に接続確認信号を出力させるタイマー手段を備
    え、情報集計装置の第二の廃品回収報告手段は、通信回
    線接続機器データベース部において以前は前記機器から
    の信号を受信していたが前記所定の期間を過ぎても受信
    しない機器を使用済み機器と見なして未回収機器リスト
    や回収率を求める請求項6記載の廃品回収情報処理シス
    テム。
  8. 【請求項8】情報集計装置は、市場に出荷した機器の識
    別情報と販売ルート情報とを蓄えた出荷機器データベー
    ス部と、通信回線の接続が確認された機器の識別情報を
    記憶した通信回線接続機器データベース部とから販売ル
    ートを考慮して通信回線の未接続機器のリストや未接続
    率を求める第三の廃品回収報告手段を備えた請求項6記
    載の廃品回収情報処理システム。
  9. 【請求項9】情報集計装置の通信回線接続機器データベ
    ース部は、未記憶の機器からはじめて機器情報を受信し
    たときに使用者情報の新規登録を要求する登録要求信号
    を出力して前記機器に通知する請求項6記載の廃品回収
    情報処理システム。
  10. 【請求項10】情報集計装置は、中古品回収受付装置や
    廃品回収受付装置に配信した機器の識別情報を記憶する
    回収機器データベース部を備え、前記回収機器データベ
    ース部に記憶した機器から機器情報をはじめて受信した
    ときに通信回線接続機器データベース部は、前記回収機
    器データベース部に前記機器に関する情報の登録削除を
    要求する登録削除信号を出力するとともに、前記機器使
    用者情報の再登録を要求する登録要求信号を出力して前
    記機器に通知する請求項6記載の廃品回収情報処理シス
    テム。
  11. 【請求項11】情報集計装置の第一または第二の廃品回
    収報告手段は、使用者情報データベース部に記憶された
    使用者の居住地区を考慮して未回収機器リストや回収率
    を求める請求項4または6記載の廃品回収情報処理シス
    テム。
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